JPH07222138A - 被撮影物の周囲撮影装置 - Google Patents
被撮影物の周囲撮影装置Info
- Publication number
- JPH07222138A JPH07222138A JP6007990A JP799094A JPH07222138A JP H07222138 A JPH07222138 A JP H07222138A JP 6007990 A JP6007990 A JP 6007990A JP 799094 A JP799094 A JP 799094A JP H07222138 A JPH07222138 A JP H07222138A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- mirror
- camera
- photographed
- television camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １台のテレビカメラで被撮影体のほぼ全周を
常時観察する。 【構成】 被撮影体１の正面にテレビカメラ２を設置
し、裏面には第１鏡５と第２鏡６を被撮影体１に対して
対称に配置し、それぞれの反射像と正面像がテレビカメ
ラ２に入射される。
常時観察する。 【構成】 被撮影体１の正面にテレビカメラ２を設置
し、裏面には第１鏡５と第２鏡６を被撮影体１に対して
対称に配置し、それぞれの反射像と正面像がテレビカメ
ラ２に入射される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は１台のテレビカメラで被
撮影物のほぼ全周を撮影する撮影装置に関する。
撮影物のほぼ全周を撮影する撮影装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】円筒や多角柱などの外面をテレビカメラ
などでほぼ全周にわたって常時観察する場合は最低２台
のテレビカメラが必要となる。図３はこのような例を示
したもので、円筒の表面をほぼ全周にわたり常時観察す
る場合のテレビカメラの配置と撮影した撮像を表示装置
に表示して観察する状態を示す。
などでほぼ全周にわたって常時観察する場合は最低２台
のテレビカメラが必要となる。図３はこのような例を示
したもので、円筒の表面をほぼ全周にわたり常時観察す
る場合のテレビカメラの配置と撮影した撮像を表示装置
に表示して観察する状態を示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】被撮影体の周囲を観察
する場合、一つの方向からしか観察できない場合があ
る。例えばルツボの割れを検出するため、その周囲を観
察する場合、観察窓が１つしかなく、一方からしか観察
できないことが多い。また被撮影体が放射線を出す場合
なども、観察窓は１方向にしか設けられない場合が多
い。宇宙基地などの場合、電源容量を制限されるため、
スペース的には全周から撮影できる場合でも１台のテレ
ビカメラしか使えない場合が多い。
する場合、一つの方向からしか観察できない場合があ
る。例えばルツボの割れを検出するため、その周囲を観
察する場合、観察窓が１つしかなく、一方からしか観察
できないことが多い。また被撮影体が放射線を出す場合
なども、観察窓は１方向にしか設けられない場合が多
い。宇宙基地などの場合、電源容量を制限されるため、
スペース的には全周から撮影できる場合でも１台のテレ
ビカメラしか使えない場合が多い。
【０００４】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、１台のテレビカメラで被撮影体のほぼ全周を常時
観察できる撮影装置を提供することを目的とする。
ので、１台のテレビカメラで被撮影体のほぼ全周を常時
観察できる撮影装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、被撮影体の正面に設置したテレビカメラと、被撮影
体の裏面の一部の反射像を前記テレビカメラに入射する
ように配置された第１鏡と、被撮影体の裏面の他の一部
の反射像を前記テレビカメラに入射するよう配置された
第２鏡とを備えたものである。
め、被撮影体の正面に設置したテレビカメラと、被撮影
体の裏面の一部の反射像を前記テレビカメラに入射する
ように配置された第１鏡と、被撮影体の裏面の他の一部
の反射像を前記テレビカメラに入射するよう配置された
第２鏡とを備えたものである。
【０００６】また、前記テレビカメラはその焦点深度内
に正面の像、一部の反射像および他の一部の反射像が結
像するように被撮影体、第１鏡、第２鏡とテレビカメラ
との距離が設定されたものである。
に正面の像、一部の反射像および他の一部の反射像が結
像するように被撮影体、第１鏡、第２鏡とテレビカメラ
との距離が設定されたものである。
【０００７】また、前記第１鏡と前記第２鏡は凹面鏡で
あり、前記正面の像と、前記一部の反射像、前記一部の
他の反射像はテレビカメラの撮像素子上に結像されるよ
う凹面鏡の半径およびテレビカメラと被撮影体、第１
鏡、第２鏡との距離が設定されたものである。
あり、前記正面の像と、前記一部の反射像、前記一部の
他の反射像はテレビカメラの撮像素子上に結像されるよ
う凹面鏡の半径およびテレビカメラと被撮影体、第１
鏡、第２鏡との距離が設定されたものである。
【０００８】
【作用】被撮影体の正面の撮像はテレビカメラに直接入
射される。被撮影体の裏面の一部の反射像は第１鏡によ
りテレビカメラに入射される。また被撮影体の裏面の他
の一部の反射像は第２鏡によりテレビカメラに入射され
る。これらを表示画面に表示することにより、正面像、
裏面の一部および他の一部の反射像を同時に観察するこ
とができる。
射される。被撮影体の裏面の一部の反射像は第１鏡によ
りテレビカメラに入射される。また被撮影体の裏面の他
の一部の反射像は第２鏡によりテレビカメラに入射され
る。これらを表示画面に表示することにより、正面像、
裏面の一部および他の一部の反射像を同時に観察するこ
とができる。
【０００９】正面像と鏡による反射像とはテレビカメラ
の対物レンズに対する距離が異なるのでいずれかに焦点
を合わせると他の像はぼやける。しかし、正面像、鏡に
よる反射像が焦点深度内に入るようテレビカメラ、第１
鏡、第２鏡を設定することにより、鮮明な正面像、鏡に
よる反射像が得られる。
の対物レンズに対する距離が異なるのでいずれかに焦点
を合わせると他の像はぼやける。しかし、正面像、鏡に
よる反射像が焦点深度内に入るようテレビカメラ、第１
鏡、第２鏡を設定することにより、鮮明な正面像、鏡に
よる反射像が得られる。
【００１０】第１鏡、第２鏡を凹面鏡とし、正面の像
と、第１鏡の一部の反射像、第２鏡の一部の他の反射像
がテレビカメラの撮像素子上に結像されるよう凹面鏡の
半径、テレビカメラと被撮影体、第１鏡、第２鏡の距離
を定めることにより、これら３つの像の鮮明な画像が得
られる。
と、第１鏡の一部の反射像、第２鏡の一部の他の反射像
がテレビカメラの撮像素子上に結像されるよう凹面鏡の
半径、テレビカメラと被撮影体、第１鏡、第２鏡の距離
を定めることにより、これら３つの像の鮮明な画像が得
られる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明の第１実施例の構成を示す。
１は被撮影体で、例えば円筒形のるつぼとする。のぞき
窓が１つで、そこから被撮影体１の全周を観察するもの
とする。被撮影体１の正面側には、テレビカメラ２が設
けられ、このテレビカメラ２で撮影された撮像は画像処
理部３で処理され、表示部４に表示される。テレビカメ
ラ２内では入射した像は対物レンズ７によって撮像素子
８上に結像され、撮像素子８により電気信号に変換さ
れ、画像処理部３でこの電気信号を画像処理部３内のメ
モリに一旦格納され、このメモリより読み出されて表示
部４に画像表示される。被撮影体１の裏面側には平面鏡
よりなる第１鏡５と第２鏡６が、被撮影体１に対して対
称に設けられ、被撮影体１の裏面の半分ずつの面を写す
ように配置されている。
て説明する。図１は本発明の第１実施例の構成を示す。
１は被撮影体で、例えば円筒形のるつぼとする。のぞき
窓が１つで、そこから被撮影体１の全周を観察するもの
とする。被撮影体１の正面側には、テレビカメラ２が設
けられ、このテレビカメラ２で撮影された撮像は画像処
理部３で処理され、表示部４に表示される。テレビカメ
ラ２内では入射した像は対物レンズ７によって撮像素子
８上に結像され、撮像素子８により電気信号に変換さ
れ、画像処理部３でこの電気信号を画像処理部３内のメ
モリに一旦格納され、このメモリより読み出されて表示
部４に画像表示される。被撮影体１の裏面側には平面鏡
よりなる第１鏡５と第２鏡６が、被撮影体１に対して対
称に設けられ、被撮影体１の裏面の半分ずつの面を写す
ように配置されている。
【００１２】テレビカメラ２には被撮影体１の正面像、
第１鏡５および第２鏡６からの反射像が入射するように
テレビカメラ２、第１鏡５、第２鏡６の位置および向き
を設定する。正面像および２つの反射像がテレビカメラ
２のレンズの焦点深度内に入るようにするため、テレビ
カメラ２と被撮影体１との距離を大きくし、第１鏡５、
第２鏡６と被撮影体１との距離は小さくする。テレビカ
メラ２で撮影された画像は画像処理部３で一旦メモリに
格納し、これを読み出して表示部４に表示する。これに
より被撮影体１のほぼ全周を１台のテレビカメラ２で常
時鮮明に観察することができる。
第１鏡５および第２鏡６からの反射像が入射するように
テレビカメラ２、第１鏡５、第２鏡６の位置および向き
を設定する。正面像および２つの反射像がテレビカメラ
２のレンズの焦点深度内に入るようにするため、テレビ
カメラ２と被撮影体１との距離を大きくし、第１鏡５、
第２鏡６と被撮影体１との距離は小さくする。テレビカ
メラ２で撮影された画像は画像処理部３で一旦メモリに
格納し、これを読み出して表示部４に表示する。これに
より被撮影体１のほぼ全周を１台のテレビカメラ２で常
時鮮明に観察することができる。
【００１３】次に第２実施例を説明する。図２は第２実
施例の構成を示す。第２実施例は、第１鏡５、第２鏡６
を球面よりなる凹面鏡としたもので、他は第１実施例と
同じである。凹面鏡とすることにより、反射像と正面像
をテレビカメラ２対物のレンズ７によってテレビカメラ
２の撮像素子８上に結像させることができる。このため
には、凹面鏡の半径ｒを適切に定め、位置、据付角度お
よびテレビカメラ２と被撮影体１との距離を調整すれば
よい。これにより被撮影体１のほぼ全周を表示部４に鮮
明な画像として写し出すことができる。
施例の構成を示す。第２実施例は、第１鏡５、第２鏡６
を球面よりなる凹面鏡としたもので、他は第１実施例と
同じである。凹面鏡とすることにより、反射像と正面像
をテレビカメラ２対物のレンズ７によってテレビカメラ
２の撮像素子８上に結像させることができる。このため
には、凹面鏡の半径ｒを適切に定め、位置、据付角度お
よびテレビカメラ２と被撮影体１との距離を調整すれば
よい。これにより被撮影体１のほぼ全周を表示部４に鮮
明な画像として写し出すことができる。
【００１４】本発明は宇宙船などのようにスペース的に
余裕がなく、電気容量も制限されており、このため、１
台のテレビカメラで被撮影体１のほぼ全周を常時観察す
るような場合に適している。また、被撮影体１が高温で
あるとか高放射性物体である場合、周囲が熱遮蔽壁や放
射線遮蔽壁で囲われ、１個の観察窓しかないような場合
の全周の常時観察にも適している。
余裕がなく、電気容量も制限されており、このため、１
台のテレビカメラで被撮影体１のほぼ全周を常時観察す
るような場合に適している。また、被撮影体１が高温で
あるとか高放射性物体である場合、周囲が熱遮蔽壁や放
射線遮蔽壁で囲われ、１個の観察窓しかないような場合
の全周の常時観察にも適している。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は被撮影体の正面にテレビカメラを設け、裏面に２つの
鏡を設けることにより被撮影体のほぼ全周を常時観察す
ることができる。鏡を凹面鏡として所定の寸法、配置と
することにより、正面像と鏡の反射像をテレビカメラの
撮像素子上に結像させることができ鮮明な画像が得られ
る。
は被撮影体の正面にテレビカメラを設け、裏面に２つの
鏡を設けることにより被撮影体のほぼ全周を常時観察す
ることができる。鏡を凹面鏡として所定の寸法、配置と
することにより、正面像と鏡の反射像をテレビカメラの
撮像素子上に結像させることができ鮮明な画像が得られ
る。
【図１】第１実施例の構成を示す図である。
【図２】第２実施例の構成を示す図である。
【図３】従来例の構成を示す図である。
１ 被撮影体 ２ テレビカメラ ３ 画像処理部 ４ 表示部 ５ 第１鏡 ６ 第２鏡 ７ 対物レンズ ８ 撮像素子
Claims (3)
- 【請求項１】 被撮影体の正面に設置したテレビカメラ
と、被撮影体の裏面の一部の反射像を前記テレビカメラ
に入射するように配置された第１鏡と、被撮影体の裏面
の他の一部の反射像を前記テレビカメラに入射するよう
配置された第２鏡とを備えることを特徴とする被撮影物
の周囲撮影装置。 - 【請求項２】 前記テレビカメラはその焦点深度内に正
面の像、一部の反射像および他の一部の反射像が結像す
るように被撮影体、第１鏡、第２鏡とテレビカメラとの
距離が設定されていることを特徴とする請求項１記載の
被撮影物の周囲撮影装置。 - 【請求項３】 前記第１鏡と前記第２鏡は凹面鏡であ
り、前記正面の像と、前記一部の反射像、前記一部の他
の反射像はテレビカメラの撮像素子上に結像されるよう
凹面鏡の半径およびテレビカメラと被撮影体、第１鏡、
第２鏡との距離が設定されていることを特徴とする請求
項１記載の被撮影物の周囲撮影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6007990A JPH07222138A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 被撮影物の周囲撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6007990A JPH07222138A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 被撮影物の周囲撮影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07222138A true JPH07222138A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11680856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6007990A Pending JPH07222138A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 被撮影物の周囲撮影装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07222138A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017110914A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 新日鐵住金株式会社 | 表面温度分布測定装置および測定方法 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP6007990A patent/JPH07222138A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017110914A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 新日鐵住金株式会社 | 表面温度分布測定装置および測定方法 |
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