JPH0722064A - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH0722064A JPH0722064A JP5159808A JP15980893A JPH0722064A JP H0722064 A JPH0722064 A JP H0722064A JP 5159808 A JP5159808 A JP 5159808A JP 15980893 A JP15980893 A JP 15980893A JP H0722064 A JPH0722064 A JP H0722064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- plates
- sealed lead
- cathode
- acid battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】酸素ガスの陰極吸収反応が極板群の最も外側に
位置する陰極板の外側面で集中的に起こるのを防止し
て、密閉形鉛蓄電池の熱的安定性を高める。 【構成】陽極板3枚、陰極板4枚の構成で極板群を組立
てた。この極板群の最も外側には両側とも陰極板が位置
しており、その外側面(セパレータで覆われていない)
にエポキシ樹脂の皮膜(耐酸性で酸素ガス不透過性)を
形成する。この皮膜は、2液混合型のエポキシ樹脂を塗
布し、60℃の窒素ガス雰囲気中にて40分間加熱して
硬化させることにより形成できる。
位置する陰極板の外側面で集中的に起こるのを防止し
て、密閉形鉛蓄電池の熱的安定性を高める。 【構成】陽極板3枚、陰極板4枚の構成で極板群を組立
てた。この極板群の最も外側には両側とも陰極板が位置
しており、その外側面(セパレータで覆われていない)
にエポキシ樹脂の皮膜(耐酸性で酸素ガス不透過性)を
形成する。この皮膜は、2液混合型のエポキシ樹脂を塗
布し、60℃の窒素ガス雰囲気中にて40分間加熱して
硬化させることにより形成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池の改良
に関し、殊にその熱的特性を改善するものである。
に関し、殊にその熱的特性を改善するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池の極板群は、n枚の陽極
板とn+1枚の陰極板をセパレータを介して交互に重ね
て組立てたものであり、極板群の最も外側には陰極板が
位置する構成が一般的である。極板群の最も外側に位置
する陰極板の外側面の陰極活物質は、電池の放電反応に
はあまり関与しない。しかし、充電末期、あるいは、ト
リクル充電、フロート充電中に陽極板から発生した酸素
ガスを陰極板で吸収するいわゆる陰極吸収反応は、極板
群の最も外側に位置する陰極板の外側面で起こりやす
い。この傾向は、電槽の壁面あるいは隔壁と極板群の最
も外側に位置する陰極板の外側面とが密着していないと
一層顕著になる。酸素ガスの陰極吸収反応は発熱反応で
あるため、陰極吸収反応が極板群の最も外側に位置する
陰極板の外側面で集中的に起こるとその部分の温度上昇
が著しくなり、充電電流を増加させる惧れがある。この
充電電流の増加は、温度上昇と共にさらに激しくなり、
極端な場合には熱逸走現象を引き起こす。陰極吸収反応
が極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面で集中的
に起こるのを防ぐために、極板群の最も外側に位置する
陰極板のみ、その厚さを薄くしたり活物質量を減らした
りする提案がなされているが、その効果は小さい。
板とn+1枚の陰極板をセパレータを介して交互に重ね
て組立てたものであり、極板群の最も外側には陰極板が
位置する構成が一般的である。極板群の最も外側に位置
する陰極板の外側面の陰極活物質は、電池の放電反応に
はあまり関与しない。しかし、充電末期、あるいは、ト
リクル充電、フロート充電中に陽極板から発生した酸素
ガスを陰極板で吸収するいわゆる陰極吸収反応は、極板
群の最も外側に位置する陰極板の外側面で起こりやす
い。この傾向は、電槽の壁面あるいは隔壁と極板群の最
も外側に位置する陰極板の外側面とが密着していないと
一層顕著になる。酸素ガスの陰極吸収反応は発熱反応で
あるため、陰極吸収反応が極板群の最も外側に位置する
陰極板の外側面で集中的に起こるとその部分の温度上昇
が著しくなり、充電電流を増加させる惧れがある。この
充電電流の増加は、温度上昇と共にさらに激しくなり、
極端な場合には熱逸走現象を引き起こす。陰極吸収反応
が極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面で集中的
に起こるのを防ぐために、極板群の最も外側に位置する
陰極板のみ、その厚さを薄くしたり活物質量を減らした
りする提案がなされているが、その効果は小さい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、酸素ガスの陰極吸収反応が極板群の最も外
側に位置する陰極板の外側面で集中的に起こるのを防止
して、密閉形鉛蓄電池の熱的安定性を高めることであ
る。
する課題は、酸素ガスの陰極吸収反応が極板群の最も外
側に位置する陰極板の外側面で集中的に起こるのを防止
して、密閉形鉛蓄電池の熱的安定性を高めることであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る密閉形鉛蓄電池は、極板群の最も外側
に位置する陰極板の外側面に、耐酸性で酸素ガス不透過
性の皮膜を形成したことを特徴とする。
に、本発明に係る密閉形鉛蓄電池は、極板群の最も外側
に位置する陰極板の外側面に、耐酸性で酸素ガス不透過
性の皮膜を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面に
耐酸性で酸素ガス不透過性の皮膜を形成することによ
り、この面で陰極吸収反応が起こらなくなり、熱逸走現
象のような電池の異常温度上昇はなくなる。極板群の最
も外側に位置する陰極板の外側面は、電池の放電反応に
あまり関与していないため、電池容量や電池寿命への悪
影響はほとんどない。
耐酸性で酸素ガス不透過性の皮膜を形成することによ
り、この面で陰極吸収反応が起こらなくなり、熱逸走現
象のような電池の異常温度上昇はなくなる。極板群の最
も外側に位置する陰極板の外側面は、電池の放電反応に
あまり関与していないため、電池容量や電池寿命への悪
影響はほとんどない。
【0006】
【実施例】極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面
に形成する皮膜の材料は、樹脂や油脂である。6.5A
h−12Vの密閉形鉛蓄電池について、極板群の最も外
側に位置する陰極板の外側面に皮膜を有するもの(実施
例)とそうでないもの(従来例)の熱的特性を比較し
た。以下、詳細に説明する。
に形成する皮膜の材料は、樹脂や油脂である。6.5A
h−12Vの密閉形鉛蓄電池について、極板群の最も外
側に位置する陰極板の外側面に皮膜を有するもの(実施
例)とそうでないもの(従来例)の熱的特性を比較し
た。以下、詳細に説明する。
【0007】陽極板3枚、陰極板4枚の構成で極板群を
組立てた。この極板群の最も外側には両側とも陰極板が
位置しており、その外側面(セパレータで覆われていな
い)にエポキシ樹脂の皮膜を形成した。この皮膜は、2
液混合型のエポキシ樹脂を塗布し、60℃の窒素ガス雰
囲気中にて40分間加熱して硬化させることにより形成
したものである。上記極板群を用いて組立てた密閉形鉛
蓄電池と皮膜を形成していない極板群を用いて組立てた
密閉形鉛蓄電池に、14.7V定電圧充電と1.3A放
電の操作を3回繰り返した後、熱特性試験を行なった。
尚、前記1.3A放電の容量は、両電池とも6.4Ah
で差はなかった。熱特性試験は、25℃、40℃、55
℃の各温度雰囲気において、密閉形鉛蓄電池に13.6
5Vのトリクル電圧を印加して行ない、1週間後の電流
値により特性を比較した。図1はその結果を示したもの
であるが、実施例の密閉形鉛蓄電池の電流値は従来例の
約1/3になっている。これは、エポキシ樹脂の皮膜に
より陰極活物質の量が見かけ上減少したこと、極板群を
構成している陰極板4枚に流れる電流が均一になったこ
とにより電池の局部的な温度上昇が回避されたこと、お
よび、陰極電位がより卑の方向にシフトしたことにより
陽極板からの酸素ガス発生量が少なくなったことに起因
するものである。トリクル充電電流は、密閉形鉛蓄電池
においてはほとんどが電池の発熱に向けられるため、電
流値が小さいほど熱的安定性があると判断することがで
きる。
組立てた。この極板群の最も外側には両側とも陰極板が
位置しており、その外側面(セパレータで覆われていな
い)にエポキシ樹脂の皮膜を形成した。この皮膜は、2
液混合型のエポキシ樹脂を塗布し、60℃の窒素ガス雰
囲気中にて40分間加熱して硬化させることにより形成
したものである。上記極板群を用いて組立てた密閉形鉛
蓄電池と皮膜を形成していない極板群を用いて組立てた
密閉形鉛蓄電池に、14.7V定電圧充電と1.3A放
電の操作を3回繰り返した後、熱特性試験を行なった。
尚、前記1.3A放電の容量は、両電池とも6.4Ah
で差はなかった。熱特性試験は、25℃、40℃、55
℃の各温度雰囲気において、密閉形鉛蓄電池に13.6
5Vのトリクル電圧を印加して行ない、1週間後の電流
値により特性を比較した。図1はその結果を示したもの
であるが、実施例の密閉形鉛蓄電池の電流値は従来例の
約1/3になっている。これは、エポキシ樹脂の皮膜に
より陰極活物質の量が見かけ上減少したこと、極板群を
構成している陰極板4枚に流れる電流が均一になったこ
とにより電池の局部的な温度上昇が回避されたこと、お
よび、陰極電位がより卑の方向にシフトしたことにより
陽極板からの酸素ガス発生量が少なくなったことに起因
するものである。トリクル充電電流は、密閉形鉛蓄電池
においてはほとんどが電池の発熱に向けられるため、電
流値が小さいほど熱的安定性があると判断することがで
きる。
【0008】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る密閉形鉛蓄
電池は、極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面で
の酸素ガス吸収反応が抑制され、局部的な温度上昇が防
止されるため、熱的安定性が高くなる。
電池は、極板群の最も外側に位置する陰極板の外側面で
の酸素ガス吸収反応が抑制され、局部的な温度上昇が防
止されるため、熱的安定性が高くなる。
【図1】実施例と従来例の密閉形鉛蓄電池のトリクル電
流値の比較図である。
流値の比較図である。
Claims (1)
- 【請求項1】陰極板と陽極板の間にセパレータを介在さ
せて組立てた極板群の最も外側に位置する陰極板の外側
面に、耐酸性で酸素ガス不透過性の皮膜を形成したこと
を特徴とする密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159808A JPH0722064A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159808A JPH0722064A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722064A true JPH0722064A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15701712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5159808A Pending JPH0722064A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6890193B2 (en) | 2003-04-23 | 2005-05-10 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Electrical connector improving both functions of magnetic shielding and ground connection |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5159808A patent/JPH0722064A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6890193B2 (en) | 2003-04-23 | 2005-05-10 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Electrical connector improving both functions of magnetic shielding and ground connection |
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