JPH0722058U - 排気ブレーキ付き車両のegr装置 - Google Patents
排気ブレーキ付き車両のegr装置Info
- Publication number
- JPH0722058U JPH0722058U JP5060093U JP5060093U JPH0722058U JP H0722058 U JPH0722058 U JP H0722058U JP 5060093 U JP5060093 U JP 5060093U JP 5060093 U JP5060093 U JP 5060093U JP H0722058 U JPH0722058 U JP H0722058U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egr
- pipe
- valve
- exhaust
- exhaust brake
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- Pending
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- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、排気ブレーキが搭載された車両に
おいて、排気ガスの一部を吸気路に還流させることによ
り燃焼ガスの温度の温度を低下させ、高温の燃焼時に空
気中の窒素および酸素が化合して生成される窒素酸化物
の排気量を低減するEGR装置に関し、排気ブレーキ作
動時におけるスモークの発生を防止すると共に、排気ブ
レーキの制動効果の減少を回避することを目的とする。 【構成】 排気ブレーキバルブを設けた排気管と吸気管
とをEGR管で連結し、そのEGR管にEGR時開放す
るEGRバルブを設けた排気ブレーキ付き車両のEGR
装置において、上記EGR管のEGRバルブ上流側とE
GRに接続するバルブ駆動エア管とを分岐管で連結して
その分岐管に倍力手段を設け、上記バルブ駆動エア管の
分岐管接続上流部に、EGRバルブ閉塞状態で排気ブレ
ーキ作動時にバルブ駆動エア管を閉塞する補助バルブを
設けて構成される。
おいて、排気ガスの一部を吸気路に還流させることによ
り燃焼ガスの温度の温度を低下させ、高温の燃焼時に空
気中の窒素および酸素が化合して生成される窒素酸化物
の排気量を低減するEGR装置に関し、排気ブレーキ作
動時におけるスモークの発生を防止すると共に、排気ブ
レーキの制動効果の減少を回避することを目的とする。 【構成】 排気ブレーキバルブを設けた排気管と吸気管
とをEGR管で連結し、そのEGR管にEGR時開放す
るEGRバルブを設けた排気ブレーキ付き車両のEGR
装置において、上記EGR管のEGRバルブ上流側とE
GRに接続するバルブ駆動エア管とを分岐管で連結して
その分岐管に倍力手段を設け、上記バルブ駆動エア管の
分岐管接続上流部に、EGRバルブ閉塞状態で排気ブレ
ーキ作動時にバルブ駆動エア管を閉塞する補助バルブを
設けて構成される。
Description
【0001】
本考案は、排気ブレーキが搭載された車両において、排気ガスの一部を吸気路 に還流させることにより燃焼ガスの温度の温度を低下させ、高温燃焼時に空気中 の窒素および酸素が化合して生成される窒素酸化物の排気量を低減するEGR装 置に関する。
【0002】
排気ガスに含まれる窒素酸化物の量を低減する方法には点火時期を遅延させる 方法や還元触媒を採用する方法があるが、排気ガスの一部を吸気路に還流させる ことにより燃焼ガスの温度を低下させるEGR(排気再循環法)は、他の方法に 比べて効率的に窒素酸化物の排出量が低減されるために、ディーゼルエンジンを 搭載した車両に多く用いられている。
【0003】 図2は、従来のEGR装置の構成例を示す図である。 図において、制御ユニット(CNT)21の入力には、図示されない温度セン サ、回転数センサおよびアクセル開度センサの出力信号が与えられる。制御ユニ ット21の第一の出力はEGRバルブソレノイド22の制御入力に接続され、制 御ユニット21の第二の出力はスロットルチャンバソレノイド23の制御入力に 接続される。
【0004】 一方、一端が空気の採り入れ口として開口したエアクリーナ24の他端は吸気 管25を介してエンジン26の吸気口に連結され、そのエンジン26の排気口は 排気管27に連結される。吸気管25内に形成される吸気路の途中には、スロッ トルチャンバソレノイド23およびスロットルチャンバ28によって駆動される スロットルバルブ29が内設される。排気管27のエンジン26に近い上流の位 置はEGR管(還流管)30を介して吸気管25のエンジン26より上流側の位 置に連結され、そのEGR管30の途中にはEGRバルブソレノイド22とその ソレノイドに直列に連設されたバルブ駆動エア管31とにより駆動されるEGR バルブ32が配置される。排気管27の開口部から上流側に所定の距離隔たった 位置にはソレノイド33によって駆動される排気ブレーキバルブ34が内設され る。なお、スロットルチャンバソレノイド23およびEGRバルブソレノイド2 2は、共に図示されない吸引ポンプによって駆動される。
【0005】 このような構成のEGR装置では、制御ユニット21は、上述した各センサか ら与えられる情報を取り込んでエンジン26の運転状況を把握し、その運転状況 に適応させてスロットルチャンバソレノイド23およびEGRバルブソレノイド 22を通過する空気の量を可変する。このような空気の可変制御の下で、スロッ トルバルブ29はエアクリーナ24および吸気管25を介してエンジン26に供 給される空気の量を増減し、かつEGRバルブ32は排気管27からEGR管3 0を介して吸気管25に循環する排気ガスの量を増減する。
【0006】 したがって、その排気ガスに含有する黒煙の量と、吸気路に対する排気ガスの 循環によってブローバイガスやエンジンオイルに混入するカーボン粒子とは、上 述した制御ユニット21の制御の下でエンジン26に要求される耐久性、出力レ ベルその他の性能の範囲に設定される。また、エンジン26の燃焼室内における 燃焼ガスの温度は、吸気路に循環される排気ガスの量に応じて吸気の酸素濃度が 低下するので、大気に排出される排気ガスに含まれる窒素酸化物の量が低減され る。
【0007】 また、従来、EGR装置については、例えば、本願と同じ出願人にかかわる実 開平4−57661号、実開平4−109459号の各公報に開示されるように 、種々の構成が提案されている。
【0008】
ところで、このような従来のEGR装置では、排気ブレーキの作動時にソレノ イド33を介して排気ブレーキバルブ34が駆動され、排気管27が閉塞される と、排気管27内の排気ガスの圧力が増大する。このようにして増大した排気ガ スの圧力はEGR管30を介してEGRバルブ32に与えられ、そのEGRバル ブ32は制御ユニット21が行う制御に反して強制的に開かれるために、吸気路 に多くの排気ガスが循環される。したがって、エンジン26に吸入される酸素の 量が大幅に低下して排気ガスに大量のスモークが含まれ、かつ排気ガスの圧力が 低下して排気ブレーキの制動効果が低下した。
【0009】 本考案は、排気ブレーキ作動時におけるスモークの発生を防止すると共に、排 気ブレーキの制動効果の減少を回避することを目的とする。
【0010】
本考案は、排気ブレーキバルブを設けた排気管と吸気管とをEGR管で連結し 、そのEGR管にEGR時開放するEGRバルブを設けた排気ブレーキ付き車両 のEGR装置において、上記EGR管のEGRバルブ上流側とEGRに接続する バルブ駆動エア管とを分岐管で連結してその分岐管に倍力手段を設け、上記バル ブ駆動エア管の分岐管接続上流部に、EGRバルブ閉塞状態で排気ブレーキ作動 時に前記バルブ駆動エア管を閉塞する補助バルブを設けたことを特徴とする。
【0011】
本考案にかかわる排気ブレーキ付き車両のEGR装置では、EGRバルブが閉 塞された状態で排気ブレーキが作動すると、排気ガスはEGR管から分岐管を通 って倍力手段に至る。その際、バルブ駆動エア管に設けられた補助バルブが閉塞 されて前記倍力手段の倍力作用が分岐管を通してEGRバルブに達し、EGRバ ルブ閉塞状態がより強く維持されてEGRバルブの開放が防止される。
【0012】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す図である。
【0013】 本実施例と図2に示す従来例と相違点は、制御ユニット21に代えてその機能 と本考案にかかわる機能とを併せて有する制御ユニット10(CNT)を備え、バ ルブ駆動エア管31とEGRバルブ32との間に制御ユニット10によって制御 される補助バルブ11とT字状の分岐管12とが直列に連設され、EGR管30 のEGRバルブ32より上流側と分岐管12との間に倍力手段であるダイヤフラ ム13が連設された点にある。なお、図2に示す従来例と機能および構成が同じ ものについては、同じ参照番号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0014】 このような構成のEGR装置では、制御ユニット10は、排気ブレーキの作動 時に排気ブレーキバルブ34に併せて補助バルブ11を閉塞状態に設定する。こ のような状態では、排気管27内において排気ガスの圧力が上昇するので、ダイ ヤフラム13は、図中に点線で示すように、EGR管30を介してこのような排 気ガスの圧力を受け、かつその圧力を倍力する。
【0015】 すなわち、EGRバルブ32のチャンバ室内には、ダイヤフラム13から一端 が補助バルブ11によって閉塞された分岐管12を介して上述した排気ガスの圧 力より大きな圧力が与えられる。したがって、EGRバルブ32は従来例のよう に排気ブレーキが作動して上昇した排気ガスの圧力によって開かれることはなく 、エンジン26に供給される酸素が不足して多くのスモークが排気ガスに含まれ たり、排気ガスの圧力が低下して排気ブレーキの制動効果が低下することことが 防止される。
【0016】
以上説明したように、本考案では、排気ブレーキが作動して排気管内の排気ガ スの圧力が上昇した状態において、EGRバルブが確実に閉塞状態に保たれるの で、従来例のように、そのEGRバルブを介して吸気管に循環される排気ガスの 量が不正規に増大し、吸気に含まれる酸素が不足して排気ガスに含有するスモー クが増大したり、排気ガスの圧力が低下して排気ブレーキの制動効果が低下する ことが回避される。
【0017】 したがって、本考案を適用した車両では、排気ガスに含まれる有害物質の量を 抑圧しつつ排気ブレーキの制動力が保持されて性能および走行時の安全性が高め られる。
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】従来のEGR装置の構成例を示す図である。
10,21 制御ユニット(CNT) 11 補助バルブ 12 分岐管 13 ダイヤフラム 22 EGRバルブソレノイド 23 スロットルチャンバソレノイド 24 エアクリーナ 25 吸気管 26 エンジン 27 排気管 28 スロットルチャンバ 29 スロットルバルブ 30 EGR管 31 バルブ駆動エア管 32 EGRバルブ 33 ソレノイド 34 排気ブレーキバルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 排気ブレーキバルブを設けた排気管と吸
気管とをEGR管で連結し、そのEGR管にEGR時開
放するEGRバルブを設けた排気ブレーキ付き車両のE
GR装置において、上記EGR管のEGRバルブ上流側
とEGRに接続するバルブ駆動エア管とを分岐管で連結
してその分岐管に倍力手段を設け、上記バルブ駆動エア
管の分岐管接続上流部に、EGRバルブ閉塞状態で排気
ブレーキ作動時に前記バルブ駆動エア管を閉塞する補助
バルブを設けたことを特徴とする排気ブレーキ付き車両
のEGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060093U JPH0722058U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 排気ブレーキ付き車両のegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060093U JPH0722058U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 排気ブレーキ付き車両のegr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722058U true JPH0722058U (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=12863467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5060093U Pending JPH0722058U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 排気ブレーキ付き車両のegr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722058U (ja) |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5060093U patent/JPH0722058U/ja active Pending
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