JPH07220347A - カートリッジ誤挿入防止機構を具えた記録再生装置 - Google Patents

カートリッジ誤挿入防止機構を具えた記録再生装置

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JPH07220347A
JPH07220347A JP6006819A JP681994A JPH07220347A JP H07220347 A JPH07220347 A JP H07220347A JP 6006819 A JP6006819 A JP 6006819A JP 681994 A JP681994 A JP 681994A JP H07220347 A JPH07220347 A JP H07220347A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジの装置本体への誤挿入を簡易な
機構で防ぐ。 【構成】 左右一対の保持板7、8間に、カートリッジ6
が挿入される挿入孔9が開設されている。一方の保持板7
には、自由端部がカートリッジ6隅部に当接して回動し
カートリッジ6の通過を許す第1回動体2と、第1回動体
2の該回動に連動して、突片3aがスリット溝63から脱出
する第2回動体3が設けられている。第1回動体2の突片
2aよりカートリッジ排出側には、第3回動体4の突片4a
が位置し、第3回動体4はカートリッジ挿入待機状態で
は、スライド板5により回動が規制されている。第1回
動体2の回動により、スライド板5は摺動し、第3回動体
4のカートリッジ6通過方向の回動を許す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録又は再生可能なデ
ィスクを収納したカートリッジの誤挿入を防ぐカートリ
ッジ誤挿入防止機構を具えた記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カートリッジには、図12(a)、(b)に示
すものが用いられている。これは、光磁気記録ディスク
である所謂ミニディスクに用いるものである。カートリ
ッジ(6)は矩形状であり、記録再生可能なディスク(60)
が収納されている。カートリッジ(6)の一方の面には、
挿入印(62)が描かれている。カートリッジ(6)の互いに
平行な一組の辺の一端側には、夫々スリット溝(63)(64)
が開設され、スリット溝(63)(64)はカートリッジ厚み方
向中央から、挿入印(62)が付された面に寄せて設けられ
ている。スリット溝(63)(64)が開設された両辺間距離L
は、他の一対の辺間距離Hよりも僅かに大きく形成され
ている。具体的には距離Lが72mm、距離Hは68mmで
ある。
【0003】一方のスリット溝(63)の側部には、シャッ
タ(61)がカートリッジ(6)面に接して摺動自在に設けら
れ、シャッタ(61)上でスリット溝(63)の側方には、孔(6
6)が開設されている。シャッタ(61)がスライドすれば、
カートリッジ(6)内に収納されたディスク(60)が露出す
る。カートリッジ(6)を記録再生を行なう装置本体に挿
入するには、正しい姿勢にて挿入しなければ、記録再生
がスムーズに行なわれないばかりか、装置を故障させる
原因ともなる。斯種誤挿入防止機構には、図14(a)、
(b)に示すものがある。
【0004】該機構において、装置本体(図示せず)の前
端部に設けられたハウジング(91)には、カートリッジ
(6)が挿入される挿入孔(9)が開設されている。挿入孔
(9)は上下長さがカートリッジ(6)の辺長さLと略等し
く、挿入孔(9)の上部と下部には、図14(a)に示すよ
うに、夫々押込みスイッチ(100)(101)が設けられてい
る。両押込みスイッチ(100)(101)は、挿入孔(9)幅中央
からずれて取り付けられ、各スイッチ(100)(101)の操作
片(102)は、カートリッジ(6)挿入時の両スリット溝(6
3)(64)の通過路から外れているから、両スリット溝(63)
(64)に嵌入せず、カートリッジ(6)端部に当接して押込
まれる。両押込みスイッチ(100)(101)間には、発光セン
サ(103)と受光センサ(104)が、ハウジング(91)に取り付
けられている。
【0005】図14(b)に示すように、シャッタ(61)を
上にした正規の状態でカートリッジ(6)が挿入される
と、発光センサ(103)の光が、カートリッジ(6)に遮ら
れて、受光センサ(104)に達せず、カートリッジ(6)の
存在が検出される。このとき、カートリッジ(6)の上下
端部は各押込みスイッチ(100)(101)の操作片(102)を押
込み、両スイッチ(100)(101)はONになる。両スイッチ
(100)(101)のON信号と受光センサ(104)の出力によっ
て、カートリッジ(6)が正規の位置で挿入されたことが
検知される。
【0006】カートリッジ(6)が図15に示すように、
正規の状態から表裏面を逆にして挿入された場合は、ス
リット溝(63)(64)はカートリッジ(6)の厚みの中央から
片寄って開設されているので、各押込みスイッチ(100)
(101)の操作片(102)はスリット溝(63)(64)に嵌まり、両
スイッチ(100)(101)はOFFのままである。従って、両
センサ(103)(104)が、カートリッジ(6)の挿入を検出し
ても、誤挿入であることが検出される。図16に示すよ
うに、カートリッジ(6)が正規の状態から、90゜回転
して挿入されると、前記カートリッジ(6)の寸法関係よ
り、カートリッジ(6)は挿入孔(9)に余裕を持って挿入
する。従って、カートリッジ(6)の端部は、両スイッチ
(100)(101)の何れか一方を押込むだけで、両スイッチ(1
00)(101)を同時に押込むことはできないから、誤挿入で
あることが検出される。
【0007】さらに、図17に示すように、カートリッ
ジ(6)が正規の位置から、180゜回転して挿入される
と、両スイッチ(100)(101)はカートリッジ(6)端部によ
って押込まれるが、カートリッジ(6)通過の際に、一方
の押込みスイッチ(101)の操作片(102)はシャッタ(61)の
孔(66)に嵌まり、一旦OFFになる。従って、誤挿入で
あることが検出される。以上、誤挿入が検知された場合
は、例えば受光センサ(104)と両押込みスイッチ(100)(1
01)に接続されたパイロットランプやブザー等によっ
て、誤挿入であることが示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記誤挿入防止機構で
は、一対のセンサ(103)(104)及び両押込みスイッチ(10
0)(101)を使用するため、これらを制御する構成全体が
複雑になっていた。本発明は、カートリッジの誤挿入防
止を、簡素な機械的機構で行なうことを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】挿入孔(9)が開設されてい
るハウジング(91)には、自由端部が挿入孔(9)内のカー
トリッジ(6)端辺の通過路へ出没可能に突出し、カート
リッジ(6)下方隅部に当接する第1回動体(2)の一端部
が枢支され、カートリッジ(6)の他方の端辺の通過路に
は、一方のスリット溝(63)に嵌入する突片(3a)が挿入
孔(9)内に突出し、第1回動体(2)の回動に連動して、
突片(3a)がスリット溝(63)から脱出する第2回動体
(3)が枢支されている。第1回動体(2)の近傍にて、カ
ートリッジ(6)に当接する第1回動体(2)の自由端部よ
りも、カートリッジ(6)排出方向の挿入孔(9)内の位置
にて、カートリッジ(6)の他方のスリット溝(64)の通過
路へ出没可能に突出した突片(4a)を有する第3回動体
(4)の一端部が枢支され、カートリッジ挿入の待機時
に、第3回動体(4)のカートリッジ通過許容方向への回
動を規制し、かつ第1回動体(2)の回動に連動して該規
制を解除する規制機構が設けられている。
【0010】
【作用】カートリッジ(6)を正規の姿勢で、挿入孔(9)
に挿入すると、カートリッジ(6)の隅部が第1回動体
(2)を回動させ、第2回動体(3)も連動して回動し、突
片(3a)がスリット溝(63)から脱出してカートリッジ
(6)の通過を許す。規制機構は第3回動体(4)のカート
リッジ(6)通過許容方向の回動を許す。カートリッジ
(6)を誤挿入すると、規制機構によって回動を規制され
た第3回動体(4)、又は第1回動体(2)が回動しないこ
とにより停止状態を保つ第2回動体(3)により挿入が阻
止される。
【0011】
【発明の効果】第3回動体(4)又は第2回動体(3)の回
動動作により、正規の状態で挿入されたカートリッジ
(6)のみが挿入を許される。従って、簡素な機構により
カートリッジ(6)の誤挿入を防ぐことができ、従来のよ
うに構成は複雑化しない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。尚、本実施例はカートリッジ(6)のオート
チェンジャ方式の記録再生装置について説明し、カート
リッジ(6)が挿入される方向を前方、排出される方向を
後方とする。図13に示すように、装置本体(1)の後端
部に、ハウジング(91)が設けられ、ハウジング(91)に
は、カートリッジ(6)が立てて挿入される挿入孔(9)が
開設されている。ハウジング(91)の奥には、複数枚のカ
ートリッジ(6)を半径方向に沿って収納可能な円筒状の
マガジン(15)と、ピックアップ(16)や記録ヘッド(17)を
具えたメカニズム(18)が設けられている。マガジン(15)
は中央部を中心に回動自在に設けられ、マガジン(15)と
ハウジング(91)間には、一対の挟持ローラ(11)(11)が設
けられている。挿入孔(9)を通ったカートリッジ(6)
は、挟持ローラ(11)(11)により引き込まれ、マガジン(1
5)に収納される。更にマガジン(15)からメカニズム(18)
にまで運ばれて記録再生される。
【0013】ハウジング(91)は図1に示すように、一対
の保持板(7)(8)を合わせて成る。両保持板(7)(8)
は、上下に長い矩形状で、同一の上下長さを有してい
る。保持板(8)の外面下端部には、凹面(80)が形成さ
れ、保持板(8)の上端部及び下端部から夫々内向きに突
出した突部(83)(84)が対向する保持板(7)に当接して、
ビス(85)(85)により固定される。この状態で、図3に示
すように、両保持板(7)(8)の間に、前記挿入孔(9)が
形成される。挿入孔(9)の上下長さは、カートリッジ
(6)の一対の辺間距離Lに略等しく、かつ幅はカートリ
ッジ(6)の厚みより僅かに大きく設けられている。カー
トリッジ(6)は図1に示すように、シャッタ(61)が上に
なるように立て、かつ挿入印(62)が描かれた面が保持板
(8)に対向した状態で、挿入孔(9)に挿入される。
【0014】(全体構成)保持板(7)内面には、カートリ
ッジ挿入位置の下方に2つの軸(70)(71)が上下に離れて
突設されている。上方の軸(70)には第1回動体(2)の一
端部が嵌まり、下方の軸(71)は第1回動体(2)を余裕を
持って貫通する。第1回動体(2)の上端部からは、突片
(2a)がカートリッジ(6)外周面に当接するように突出
し、下端部からは両保持板(7)(8)下端を越えて蹴込み
片(20)が下向きに突出している。蹴込み片(20)の基端上
方からは、保持板(8)に向かって突起(21)が突出してい
る。
【0015】保持板(7)の上端部には、第2回動体(3)
の中央部が枢支され、該第2回動体(3)の自由端部から
は、突片(3a)がカートリッジ(6)のスリット溝(63)に
嵌まるように、下向きに突出している。第2回動体(3)
の他方の自由端部と前記第1回動体(2)は連結杆(90)の
端辺を夫々係止している。従って、第2回動体(2)は連
結杆(90)を介して第1回動体(2)の回動に連動して同方
向に回転する。
【0016】第1回動体(2)と保持板(8)の間には、第
3回動体(4)の一端部が第1回動体(2)と同軸に嵌めら
れている。第3回動体(4)の上端縁からは、突片(4a)
が上向きに突出し、該突片(4a)はカートリッジ(6)の
スリット溝(64)に嵌合可能である。突片(4a)の厚みは
スリット溝(64)の溝幅に略等しく設けられている。突片
(4a)は先端高さが、第1回動体(2)の突片(2a)の先端
高さに略等しく、突片(2a)よりもカートリッジ排出側
に位置している。図4に示すように、両突片(2a)(4a)
間の水平距離L1は、スリット(64)長さL2よりも短
い。第3回動体(4)の自由端部からは保持板(8)に向か
って係合片(40)が突出している。係合片(40)は保持板
(8)の凹面(80)を、上下前後に余裕を持って貫通する。
第3回動体(4)の下端部からは、突片(41)が下方に突出
している。突片(41)の下端は第1回動体(2)の突起(21)
よりも上方に位置し、第1回動体(2)の回動を妨げな
い。
【0017】図1に示すように、第3回動体(4)と保持
板(8)の間には、スライド板(5)が設けられている。ス
ライド板(5)には、前後方向に延びた2つの長孔(50)(5
0)が開設され、図4に示すように、各長孔(50)(50)が前
記軸(71)及び軸(72)に嵌まって、前後に摺動自在となっ
ている。スライド板(5)には上下に延びた縦孔(53)が開
設され、前記第1回動体(2)の突起(21)が縦孔(53)に嵌
合し、スライド板(5)は第1回動体(2)の回動に応じて
摺動する。スライド板(5)の上端には、第3回動体(4)
の係合片(40)が余裕を持って嵌入する切欠き(51)が開設
されている。スライド板(5)の下端前方からは、保持板
(8)に向かってバネ掛け片(52)が突出し、該バネ掛け片
(52)は保持板(8)の凹面(80)に設けた長孔(86)を、前後
に余裕を持って貫通する。
【0018】保持板(8)の凹面(80)の前端部からは、軸
(81)が外向きに突出し、軸(81)にはネジリバネ(82)が嵌
められる。図4に示すように、ネジリバネ(82)の一端部
は、スライド板(5)のバネ掛け片(52)に引っ掛かり、ス
ライド板(5)を前方に付勢する。スライド板(5)は凹面
(80)前端のストッパに接して摺動が規制される。ネジリ
バネ(82)の他端部は、凹面(80)を貫通して外方に突出し
た第3回動体(4)の係合片(40)に掛かって、第3回動体
(4)を時計方向に付勢する。突片(41)が軸(71)に圧接さ
れ、第3回動体(4)の回動は規制される。第3回動体
(4)は、係合片(40)がスライド板(5)の切欠き(51)より
後方で、スライド板(5)の上端縁に当接することで、反
時計方向の回動を規制されている。
【0019】第1回動体(2)の蹴込み片(20)の反時計方
向の回動側には、通過検出スイッチ(10)が設けられてい
る。また、図2及び図5に示すように、前記一対の挟持
ローラ(11)(11)は、夫々オープン架けベルト(13)、クロ
ス架けベルト(14)を介してモータ(12)に繋がる。通過検
出スイッチ(10)はモータ(12)に電気的に接続され、通過
検出スイッチ(10)がONになると、モータ(12)が回転
し、各挟持ローラ(11)(11)はカートリッジ(6)を引き込
むように回転する。
【0020】(カートリッジ挿入)カートリッジ(6)を挿
入孔(9)に正規の姿勢で挿入すると、図5に示すよう
に、第3回動体(4)の突片(4a)はカートリッジ(6)下
部のスリット溝(64)に、第2回動体(3)の突片(3a)は
カートリッジ(6)上部のスリット溝(63)に夫々嵌合し
て、カートリッジ(6)の自由な前進を許している。カー
トリッジ(6)の前進端の位置で、第1回動体(2)の突片
(2a)はカートリッジ(6)の外周面に接する。第1回動
体(2)はカートリッジ(6)に押し下げられて、図6に示
すように軸(70)を中心に回転する。第1回動体(2)の回
動により、連結杆(90)を介して第2回動体(3)が枢支部
を中心として回動し、突片(3a)がスリット溝(63)から
脱出する。しかし、第3回動体(4)は突片(4a)がスリ
ット溝(64)に嵌まっているので、回動しない。
【0021】第1回動体(2)の反時計方向の回動によ
り、蹴込み片(20)が通過検出スイッチ(10)を作動させ、
通過検出スイッチ(10)はONになる。モータ(12)が回転
し、挟持ローラ(11)(11)はカートリッジ(6)を引き込む
方向に回転する。また、第1回動体(2)の回動により、
突起(21)を介して、スライド板(5)がネジリバネ(82)に
抗して後方に摺動する。係合片(40)がスライド板(5)の
切欠き(51)に嵌まり、第3回動体(4)の反時計方向の回
動が許容される。
【0022】カートリッジ(6)をさらに挿入孔(9)に押
し込むと、図7に示すように、第3回動体(4)の突片
(4a)がスライド溝(64)の後端部に当接し、第3回動体
(4)はネジリバネ(82)に抗して反時計方向に回転する。
従って、カートリッジ(6)は第3回動体(4)に阻止され
ずに前進し、端部が挟持ローラ(11)(11)に挟持される
と、挟持ローラ(11)(11)によって引き込まれる。こうし
て、カートリッジ(6)は挿入孔(9)を通過できる。
【0023】カートリッジ(6)が挿入孔(9)を通過した
後は、図5に示すように、ネジリバネ(82)によってスラ
イド板(5)が前方に押され、スライド板(5)及び第1回
動体(2)は待機状態に戻る。通過検出スイッチ(10)は元
の状態に戻る。第3回動体(4)もネジリバネ(82)により
時計方向に回転させられ、待機状態に戻る。
【0024】(誤挿入その1)以下に挿入印(62)が付され
たカートリッジ(6)表面を、保持板(8)に対向させて、
挿入孔(9)に誤挿入した場合に、カートリッジ(6)が挿
入孔(9)を通過できない状態を示す。図8は、シャッタ
(61)を天地逆にして挿入する場合を示す。カートリッジ
(6)は、スリット溝(63)(64)が形成されていない方を挿
入孔(9)に向けて挿入され、カートリッジ(6)の隅部が
第3回動体(4)の突片(4a)に当たる。この場合に第3
回動体(4)は、係合片(40)がスライド板(5)の上端縁に
接して、反時計方向の回動を規制されているので、カー
トリッジ(6)は第3回動体(4)によって前進を阻止され
る。
【0025】(誤挿入その2)図9は、シャッタ(6
1)を誤って後方に向けて挿入する場合を示す。前記の
ように、カートリッジ(6)の一方の辺間距離Hは、挿入
孔(9)の上下長さ距離Lよりも小さく形成されているの
で、カートリッジ(6)は上下に余裕を持って、挿入孔
(9)に挿入される。従って、カートリッジ(6)の隅部は
第3回動体(4)の突片(4a)及び第1回動体(2)の突片
(2a)を越えて前進可能である。しかし、カートリッジ
(6)上方のスリット溝(64)の側面が第2回動体(3)の突
片(3a)に当接しても、第1回動体(2)がカートリッジ
(6)に当接せず回転しないので、第2回動体(3)も回転
しない。このため、カートリッジ(6)は第2回動体(3)
の突片(3a)によって前進を阻止される。尚、シャッタ
(61)を前方に向けた場合も、同様に第2回動体(3)の突
片(3a)により前進を阻止される(図10参照)。
【0026】(誤挿入その3)挿入印(62)が付されたカー
トリッジ(6)表面が、保持板(7)に対向する状態、即ち
カートリッジ(6)面を正規の装着状態とは裏返しにした
場合を図11に示す。シャッタ(61)を下にしてカートリ
ッジ(6)を挿入すると、前記のように、スリット溝(63)
は厚み中央から僅かにずれた位置に開設されているの
で、スリット溝(63)は第3回動体(4)の突片(4a)に嵌
合せず、カートリッジ(6)の隅部が突片(4a)に当た
る。第3回動体(4)は係合片(40)がスライド板(5)上端
縁に当接しているので、反時計方向の回動を規制され、
カートリッジ(6)は前進を阻止される。
【0027】尚、挿入印(62)が保持板(7)に対向した状
態で、シャッタ(61)を前後及び上方に向けて、カートリ
ッジ(6)を挿入孔(9)に挿入した場合は、前記のように
夫々第2回動体(3)、第3回動体(4)により前進が規制
されるのは勿論である。
【0028】上記構成における第3回動体(4)又は第2
回動体(3)の回動動作により、正規の姿勢で挿入された
カートリッジ(6)のみが挿入を許される。従って、簡素
な機構によりカートリッジ(6)の誤挿入を防ぐことがで
き、従来のように構成が複雑化しない。
【0029】尚、カートリッジ(6)を装置本体(1)から
取り出す際には、上記動作と逆の経路を辿る。図5に示
す待機状態に於いて、カートリッジ(6)の後端部は、第
1回動体(2)の突片(2a)に当接する。第1回動体(2a)
及び第2回動体(3)が回転して、カートリッジ(6)の通
過を許す。第1回動体(2)の回動によって、スライド板
(5)も後方に摺動し、第3回動体(4)は反時計方向に回
動可能となる。カートリッジ(6)の後端部が、第3回動
体(4)を回転させて、カートリッジ(6)は通過できる。
【0030】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。尚、本実施例は、カートリッジ(6)を立て
て挿入するオートチェンジャ方式の記録再生装置につい
て説明したが、カートリッジ(6)を水平にした状態で、
記録再生を行なう携帯式の記録再生装置についても、使
用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ誤挿入防止機構の分解斜視図であ
る。
【図2】同上の平面図である。
【図3】両保持板が合わさった状態の正面図である。
【図4】第3回動体の近傍の拡大側面図である。
【図5】カートリッジ誤挿入防止機構の待機状態を示す
図である。
【図6】カートリッジ誤挿入防止機構にカートリッジが
挿入された状態を示す図である。
【図7】カートリッジがカートリッジ誤挿入防止機構を
通過する状態を示す図である。
【図8】カートリッジが誤挿入された状態を示す図であ
る。
【図9】他の誤挿入状態を示す図である。
【図10】別の誤挿入状態を示す図である。
【図11】更に別の誤挿入状態を示す図である。
【図12】(a)はカートリッジの斜視図、(b)はカートリ
ッジの側面図である。
【図13】装置本体全体を示す側面図である。
【図14】(a)は従来の誤挿入防止機構の正面図、(b)は
同上の側面図である。
【図15】従来の誤挿入防止機構にカートリッジを誤挿
入した状態を示す側面図である。
【図16】同上の誤挿入状態を示す図である。
【図17】更に別の誤挿入状態を示す図である。
【符号の説明】
(2) 第1回動体 (3) 第2回動体 (4) 第3回動体 (5) スライド板 (6) カートリッジ (7) 保持板 (8) 保持板 (9) 挿入孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録又は再生可能なディスク(60)を収納
    し、一対の側辺の一端側に、一方の表面に寄せて夫々ス
    リット溝(63)(64)が開設されたカートリッジ(6)の誤挿
    入を防ぐカートリッジ誤挿入防止機構を具えた記録再生
    装置に於いて、 該記録再生装置のカートリッジ挿入位置に配備され、カ
    ートリッジ(6)が両スリット溝(63)(64)を挿入方向に向
    けた姿勢で通過可能な挿入孔(9)が開設されたハウジン
    グ(91)と、 一端部がハウジング(91)に枢支され、自由端部が挿入孔
    (9)内のカートリッジ(6)端辺の通過路へ出没可能に突
    出し、カートリッジ(6)下方隅部に当接する第1回動体
    (2)と、 ハウジング(91)に枢支されて、一方のスリット溝(63)に
    嵌入する突片(3a)が挿入孔(9)内に突出し、第1回動
    体(2)のカートリッジ通過許容方向の回動に連動して、
    突片(3a)がスリット溝(63)から脱出する第2回動体
    (3)と、 第1回動体(2)の近傍にて、一端部がハウジング(91)に
    枢支され、カートリッジ(6)に当接する第1回動体(2)
    の自由端部よりも、カートリッジ(6)排出方向の挿入孔
    (9)内の位置にて、カートリッジ(6)のスリット溝(64)
    の通過路へ出没可能に突出した突片(4a)を有する第3
    回動体(4)と、 カートリッジ挿入待機時には、第3回動体(4)のカート
    リッジ通過許容方向への回動を規制するが、第1回動体
    (2)がカートリッジ通過許容方向へ回動するとき、これ
    に連動して該規制を解除する規制機構とを具え、 カートリッジ(6)が正規の姿勢で挿入されたときのみ、
    カートリッジ(6)端部との当接により第1回動体(2)が
    回転して、第2回動体(3)及び第3回動体(4)の回動を
    許し、カートリッジ(6)を通過させることを特徴とする
    カートリッジ誤挿入防止機構を具えた記録再生装置。
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