JPH07219663A - 作業車両用操作レバー部の防熱構造 - Google Patents

作業車両用操作レバー部の防熱構造

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JPH07219663A
JPH07219663A JP3087294A JP3087294A JPH07219663A JP H07219663 A JPH07219663 A JP H07219663A JP 3087294 A JP3087294 A JP 3087294A JP 3087294 A JP3087294 A JP 3087294A JP H07219663 A JPH07219663 A JP H07219663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide hole
heat insulating
lever
operation panel
operation lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP3087294A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Hamada
武久 浜田
Yoshihiro Funakoshi
慶洋 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3087294A priority Critical patent/JPH07219663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバイン等の作業車両の操作レバー部より
外部にエンジン余熱が排出するのを防止する。 【構成】 運転席12近傍の操作パネル19にレバーガ
イド孔29を介して操作レバー17を揺動自在に設け、
上記ガイド孔29に沿ったスリット38付の防熱カバー
37を設けたものにおいて、上記レバーガイド孔29に
対応した内部ガイド孔31を有する遮閉プレート32に
上記防熱カバー37を取り付け、防熱カバー37及び遮
閉プレート32で、上記操作パネル19内のレバーガイ
ド孔29側の空間とそれ以外の空間に仕切る構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンバイン等の作業車
両用操作レバー部の防熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に上記のような作業車両において
は、運転席の側方等の近傍に走行変速や作業機操作用の
多数の操作レバーが、操作パネル表面に長孔として構成
されるレバーガイド孔より突出するように設けられてお
り、しかも運転席の下方や後方等の近傍のカバー内にエ
ンジンが設置されていることが多い。このためエンジン
の排熱が操作パネル内から上記レバーガイド孔を介して
運転席の近傍に立ち上がり、コンバイン等では熱風とと
もに粉塵も排出するのでオペレータの作業環境の悪化を
招いている。
【0003】上記問題点を解決するために、従来操作パ
ネル内面にガイド孔を塞ぐためのゴム製のラバーの防熱
カバーを取り付け、該カバーのガイド孔中心位置には、
切込状のレバー揺動用のスリットが形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような操
作レバー部の防熱構造においては、防熱カバーが直接操
作パネル内面のガイド孔周辺にビス止め等によって取り
付けられているため、例えば操作パネルの上面が途中で
ヘ字形に屈曲していたり、アール状に湾曲している場合
は、レバー揺動途中に防熱カバーのスリットの両側端を
押し曲げて内部方向に押し込む部分が生じ、スリット部
分が開口状態になったり、あるいは内側に折り曲がった
状態に変形する等の現象を生じ、排熱や内部からの粉塵
の吹き出し又は外部からのごみ類の落下等を招くという
欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の防熱構造は、操作レバー17を挿通せしめ
るガイド孔29を設けた操作パネル19の上面が上記ガ
イド孔29の途中において屈曲又は湾曲して傾斜面を形
成したものにおいて、上記操作パネル19内にガイド孔
29側の空間と他の空間を仕切る遮閉プレート32を上
記操作パネル19の上部内面に対向させて取り付け、該
遮閉プレート32の上記ガイド孔対応位置には操作レバ
ー19を挿通する内部ガイド孔29を設けるとともに、
上記操作レバー17を揺動可能に挿通するスリット38
を備え前記内部ガイド孔29において上下の空間を仕切
るラバー状の防熱カバー37を前記遮閉プレート32に
取り付けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】操作レバー17は遮閉プレート32の内部ガイ
ド孔31及び防熱カバー37のスリット38と操作パネ
ル19のガイド孔29を貫いて、操作パネル19上面に
揺動可能に突出しており、操作レバー17の両側には、
レバー静止中も揺動中も常に防熱カバー37のスリット
38両側の端部が弾力的に押接されて遮閉プレート32
の表面側と裏面側の空間は、防熱カバー37によって遮
閉された状態となっている。
【0007】特に遮閉プレート32は操作パネル19の
上面が平坦であるか屈曲又は湾曲しているかと関係な
く、操作レバー17の揺動中又は定位置静止中のいずれ
の角度でも防熱カバー37の表裏のより十分な遮閉性を
保持できるような形状及び取付構造にすることができ、
そのことによって操作パネル外部の運転席近傍への熱風
や内部粉塵の排出を防止でき、且つ外部からのごみ等の
落ち込みが防止できる。
【0008】
【実施例】図面はコンバインについての本発明の実施例
を示し、図1はコンバインの全体斜視図で、機体1は下
部中央のトランスミッション2により走行軸3を介して
走行駆動される左右のクローラ走行部4上に支持され、
前方に刈取部6を、後方に脱穀部7及びグレンタンク8
を設け、機体前方右側には運転席ステップ9が設けられ
ている。
【0009】該運転席ステップ9の後方には内部にエン
ジン(図示しない)を収容したエンジンカバー11と、
その上部に設置される運転席12とが設けられ、さらに
ステップ9の前端にはマルチ操作レバー13が取り付け
られるフロント操作パネル14が、側方には主変速レバ
ー16と作業機クラッチレバー17,18とが前後揺動
自在に突出しているサイド操作パネル19がそれぞれ設
けられている。
【0010】グレンタンク8の右側方下部には籾排出口
21付のホッパー22が設けられ、該ホッパー下方の籾
受台23上に載置される籾袋(図示しない)に籾を排出
収容せしめる機構となっている。またエンジンカバー1
1の側方から後方にわたってエンジン側への通風窓を塞
ぐ網状カバー24が張設されるとともに、該網状カバー
24の外周位置には、籾受台23上に載せた籾袋が網状
カバー24の背面に接して通風を妨げるのを防止し、且
つ籾袋出し入れ時に網状カバー24による籾袋24の損
傷を防止するためのパイプ材等からなる格子状のガード
部材26が外側に突出するように取り付けられている。
【0011】図2〜図5は操作レバー部の防熱構造の1
例を示し、サイド操作パネル19はステップ9の左側方
の前方パネル19aと、運転席12の左側方の後方パネ
ル19bとからなり、後方パネル19bに対し、前方パ
ネル19aは傾斜部19cを介して上面が段状に低位面
を形成している。
【0012】前方パネル19aには前述した無段変速と
前後進切換操作を行う主変速レバー16と、ギヤチェン
ジ用の副変速レバー15とが、それぞれのレバーガイド
孔27,28を介して前後揺動自在に設けられており、
後方パネル19bには同様なレバーガイド孔29,29
を介して刈取クラッチレバー17と脱穀クラッチレバー
18が設けられている。上記ガイド孔29,29は後方
パネル19bの上面と屈曲傾斜した前端の傾斜面とにま
たがって前後方向に穿設されている。
【0013】また上記後部パネル19b内には、上記ガ
イド孔29,29に対応した前後方向の内部ガイド孔3
1,31を穿設したフラットな底板32aと、該底板3
2aの両側端より立ち上がるように折り曲げ形成された
側板32bとからなる遮閉プレート32が収容して取り
付けられている。
【0014】そして上記側板32bの上端は、後方パネ
ル19bの上部内面の屈曲形状と対応し、遮閉プレート
取り付け状態では、側板32bの上縁は後方パネル19
bの上部内面に適合した状態で固定され、後方パネル1
9b内には、後方パネル19bの内部上面と、遮閉プレ
ート32の底面及び内側面とによって、囲まれる空間と
遮閉プレート32の外部の空間とに仕切られている。3
3は遮閉プレート32を機体フレーム側に取り付けるた
めの取付フレームで、取付プレート34と取付ねじ36
により着脱自在に取り付けられている。
【0015】上記遮閉プレート32の内部ガイド孔31
には操作レバー17,18が挿通されているが、遮閉プ
レート32の底板32a上には弾力性に富んだゴム,合
成樹脂材等からなるラバー状の防熱カバー37が底板3
2a上面を覆うようにビス40等により取り付けられて
いる。そして上記防熱カバー37には内部ガイド孔31
の略中心線に沿って、且つ内部ガイド孔31の長さだけ
図5のように切り込み形成したスリット38が形成され
ている。
【0016】上記の様に構成される操作レバー部によれ
ば、防熱カバー37のスリット38の両側より、常にカ
バー端がレバー17,18の外周に沿うように且つ弾力
的に両側から倒れ掛かる状態で押接されているので、遮
閉プレート32上下の密閉度が高く、操作パネル19内
部からの熱気や粉塵の吹き出しが防止される。
【0017】特に遮閉プレート32は操作パネル19の
表面形状如何にかかわらず操作レバー17,18の揺動
に対して最も高い気密性を保持できるような形状(例え
ばレバーと直交するフラットな形状)にすることがで
き、その結果操作パネル19の内外の遮閉が十分に行わ
れる。また図3,図4に示すように、ガイド孔29の終
端部付近で底板32aの前後端が当接するようにすれ
ば、遮閉プレート32上に落下したごみ等が、ガイド孔
29の前端部から外部へ排出される利点がある。
【0018】図6は前方パネル19a内面側に取り付け
た主変速レバー16と副変速レバー15用の防熱カバー
41を示し、各レバー用のスリット42,43がそれぞ
れ切り込み形成されている。そしてこの例では主変速レ
バー16用のスリット42は中間のニュートラルエアリ
ア部分でクランク状に屈曲しており、屈曲内面側の各コ
ーナー部には面取り状の切欠部42aが形成されてい
る。上記構成により、レバー16揺動時のコーナー部分
におけるカバー41のめくれが防止され且つカバーの損
傷や変形が防止できる。
【0019】図7,図8は運転席ステップ9の構造例を
示し、ステップ9内には左右のフレーム46に沿った長
方形の開口部45が設けられ、該フレーム46の内面に
は、内向きに開放断面のレール47が前後方向に付設さ
れ、該レール47にはアーム48によって支持される少
なくとも4個のローラ49がそれぞれ前後動自在に収容
され、該アーム48は可動ステップ板51が支持され、
上記開口部45は可動ステップ板51を前後方向にスラ
イドすることにより開閉可能な構造となっている。52
はステップ9に設けたストッパで、可動ステップ板51
をその前進位置又は後退位置でそれぞれセットするもの
である。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、操作パネル内においてレバーガイド孔側とその他の
空間が仕切られているため、操作パネル内の熱風のオペ
レータ側への排出防止効果が高くなるとともに、操作パ
ネル上部カバーの外部形状が複雑であっても、内部の遮
閉プレートを単純な平板状等にすることにより、操作レ
バー揺動時の防熱カバーのめくれやよじれ等の発生が防
止でき、より高い防熱効果が得られるとともに、操作パ
ネル内への粉塵の落下や、内部からの粉塵の吹き出し等
も緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体斜視図である。
【図2】コンバインの運転席近傍の平面図である。
【図3】サイド操作パネルの斜視図である。
【図4】サイド操作パネルの側断面図である。
【図5】防熱カバー部の分解斜視図である。
【図6】他の防熱カバーの形状例を示す平面図である。
【図7】コンバイン運転席ステップの側面図である。
【図8】(A)〜(B)は運転席ステップの部分側面図
及び背面断面図である。
【符号の説明】
17,18 操作レバー 19 操作パネル 29 ガイド孔 31 内部ガイド孔 32 遮閉プレート 37 防熱カバー 38 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバー(17)を挿通せしめるガイ
    ド孔(29)を設けた操作パネル(19)の上面が上記
    ガイド孔(29)の途中において屈曲又は湾曲して傾斜
    面を形成したものにおいて、上記操作パネル(19)内
    にガイド孔(29)側の空間と他の空間を仕切る遮閉プ
    レート(32)を上記操作パネル(19)の上部内面に
    対向させて取り付け、該遮閉プレート(32)の上記ガ
    イド孔対応位置には操作レバー(19)を挿通する内部
    ガイド孔(29)を設けるとともに、上記操作レバー
    (17)を揺動可能に挿通するスリット(38)を備え
    前記内部ガイド孔(29)において上下の空間を仕切る
    ラバー状の防熱カバー(37)を前記遮閉プレート(3
    2)に取り付けた作業車両用操作レバー部の防熱構造。
JP3087294A 1994-02-02 1994-02-02 作業車両用操作レバー部の防熱構造 Pending JPH07219663A (ja)

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JP3087294A JPH07219663A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 作業車両用操作レバー部の防熱構造

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JPH07219663A true JPH07219663A (ja) 1995-08-18

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JP3087294A Pending JPH07219663A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 作業車両用操作レバー部の防熱構造

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JP (1) JPH07219663A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279109A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Toyota Boshoku Corp ヘッドレスト装置
JP2012060910A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Kubota Corp 作業機の操作レバーガイド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279109A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Toyota Boshoku Corp ヘッドレスト装置
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