JPH07219433A - インジケータラベル - Google Patents

インジケータラベル

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JPH07219433A
JPH07219433A JP751194A JP751194A JPH07219433A JP H07219433 A JPH07219433 A JP H07219433A JP 751194 A JP751194 A JP 751194A JP 751194 A JP751194 A JP 751194A JP H07219433 A JPH07219433 A JP H07219433A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
label
indicator
plasticizer
dye
Prior art date
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Pending
Application number
JP751194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Kurozumi
一正 黒住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP751194A priority Critical patent/JPH07219433A/ja
Publication of JPH07219433A publication Critical patent/JPH07219433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】衛生性等に問題がなく、空気中の湿度に影響さ
れないインジケータラベルと、さらに浮き出る柄がイン
ジケータを貼り合わせ開始させなければわからないイン
ジケータラベルを提供する。 【構成】透明なフィルム上に顔料と高分子樹脂からなる
隠蔽層及び染料拡散層を設け、更にその上に染料層、粘
着層を順に設けてなるラベルと、可塑剤を印刷した基材
とを貼り合わせてなるインジケータラベルである。ま
た、上記の実施態様としては、前記可塑剤が透明である
上記のインジケータラベルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は期間、温度による履歴を
示すインジケータラベルに関し、詳しくは、入場券等の
チケット、おまけ用当たりくじ等のインジケータラベル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品の有効期限等に関し、その期間によ
る履歴を示すためのインジケータとしては以下に述べる
ものがある。揮発性の薬剤において成分が溶剤、ワック
ス状でこれらの拡散が容器の外から目視できるものがあ
る。しかしこの方式においては成分が空気中に拡散され
るためその衛生性等に問題がある。空気中の酸素、二酸
化炭素等のガスによる色変化により期間を知るインジケ
ータもある。しかしこの方式においては空気中の湿度に
大きく影響される。これらの問題点を解決する目的で期
間経過表示ラベルが提案された。(特願平4−1850
27号)しかしこの方式においては、染料が基材に印刷
されているため浮き出る柄があらかじめわかってしまう
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に着目したもので、衛生性等に問題がなく、空気中
の湿度に影響されないインジケータラベルと、さらに浮
き出る柄がインジケータを貼り合わせ開始させなければ
わからないインジケータラベルを提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明なフィル
ム上に顔料と高分子樹脂からなる隠蔽層及び染料拡散層
を設け、更にその上に染料層、粘着層を順に設けてなる
ラベルと、可塑剤を印刷した基材とを貼り合わせてなる
インジケータラベルである。また、上記の実施態様とし
ては、前記可塑剤が透明である上記のインジケータラベ
ルである。
【0005】本発明の原理は、染料の拡散を利用したも
のであり、発色性は隠蔽層、染料拡散層、染料層に用い
られる高分子樹脂の種類、塗布量、染料の種類、印刷す
る可塑剤の種類により任意に設定できる。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。図1は、
本発明のインジケータラベルの断面図である。インジケ
ータラベルは、透明フィルム(1)、隠蔽層(2)、染
料拡散層(3)、染料層(4)、粘着層(5)、剥離紙
(6)からなり、これに可塑剤(7)を印刷した基材
(8)を貼り合わせてなる。
【0007】本発明に使用される透明フィルム(1)
は、通常一般に使用されるプラスチックフィルムであれ
ばいずれも使用可能である。例えば、セロハン、塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレン等のフィ
ルムである。
【0008】本発明に使用される隠蔽層(2)は白、
黄、赤、または青の顔料、可塑剤及び、高分子樹脂から
なる。顔料として用いられるものは酸化チタン、酸化亜
鉛、リトポン、カドミエロー、黄鉛、チタンエロー、ジ
ンクロメート、黄土、アンバー、黄色酸化鉄、赤色酸化
鉄カドミウムレッド、酸化クロムグリーン、コバルトブ
ルー、コバルトバイオレット、ベンジンエロー、ハンザ
エロー、リソールレット、アリザリンレーキ、ピグメン
トスカーレット3B、ブリリアントカーミン6B、パー
マネントレッドF−5R、レーキレッドC、パーマネン
トレッド4R、ローダミンレーキB、ローダミンレーキ
Y、パラレッド、ピーコックブルーレーキ、フタロシア
ニンブルー、パーマネントエローHR、キナクリドン、
ペリノンペリレン、クロモフタールエロー6G、クロモ
フタールエロー3G等の白、黄、赤、または青の顔料で
ある。
【0009】本発明に使用される高分子樹脂としては熱
可塑性樹脂であり、例えば、ニトロセルロース、エポキ
シ樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル樹
脂、アクリル樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ゴム系樹脂、
ポリウレタン樹脂等が挙げられる。上記樹脂を単独ある
いは2種類以上混合して用いることができる。
【0010】本発明において隠蔽層の塗布量は、2〜2
0g/m2 の範囲におさまることが望ましい。組成物の
組成比は隠蔽性を考慮して高分子樹脂100部(部は以
下全て重量部を表す)に対し顔料100〜500部の範
囲で使用することが好ましい。
【0011】本発明の染料拡散層(3)は黒色顔料ある
いは金属ペースト、及び高分子樹脂からなる。黒色顔料
あるいは金属ペーストとしては隠蔽性の高いものが好ま
しく、例えばカーボンブラック、アニオンブラック、ア
ルミペースト等が使用される。高分子樹脂としては上記
隠蔽層で記載したものを同様に使用することができる。
【0012】本発明において染料拡散層の塗布量は1〜
10g/m2 の範囲におさまることが望ましい。組成物
の組成比は隠蔽性を考慮して高分子樹脂100部に対し
顔料50〜300部の範囲で使用することが好ましい。
【0013】本発明の染料層(4)に用いる染料として
は油溶性染料及び分散染料である。好ましくは昇華性染
料が用いられる。例えば、ソルベントエロー2、ソルベ
ントオレンジ1、ソルベントレッド24、ソルベントブ
ラウン3等のアゾ染料、ソルベントエロー10、ソルベ
ントオレンジ5、ソルベントブラウン37、ソルベント
オレンジ5、ソルベントレッド8等のアゾ金属錯塩、ソ
ルベントバイオレット13、ソルベントブルー11、ソ
ルベントグリーン3等のアントラキノン染料、ソルベン
トブルー25等のフタロシアニン染料、ディスパーズオ
レンジ3、ディスパーズレッド1、ディスパーズエロー
3、ディスパーズバイオレット24、ディスパーズブル
ー44等のアミノアゾ染料、ディスパーズオレンジ1
1、ディスパ−ズレッド4、ディスパーズバイオレッド
1、ディスパーズブルー4等のアミノアントラキノン染
料、ユトロアリールアミン染料等である。
【0014】本発明の粘着層(5)に用いる粘着剤とし
ては一般に使用されている粘着剤が使用可能である。樹
脂系としてはゴム系、アクリル系、シリコーン系が挙げ
られ、有機溶剤溶解のものとエマルジョンのものがあ
る。また剥離紙を用いない感熱,感圧粘着剤を用いても
良い。
【0015】このインジケータラベルは、まず隠蔽層を
適当な溶剤を用いて塗料化しその塗料を透明フィルムに
塗布する。塗布方法としてはグラビアコート、ロールコ
ート、フレキソコート、スクリーンコート、コンマコー
ト、ダイコート、オフセットコート、マイクログラビア
コート等の塗布方法が使用可能である。染料拡散層、染
料層、粘着層の塗料化、塗布方法についても隠蔽層と同
様である。
【0016】本発明の剥離紙に用いるものとしてはシリ
コンを塗布したもの、あるいはポリエチレンを紙のうえ
に押し出し加工したものが用いられる。基材はフィルム
でもよくこのばあい離型性のあるフィルムならばなんで
も使用可能でポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル等のフィルムを単体あるいはシリコン、フッ素等を
練り込んだり、コーティングしたものが用いられる。
【0017】このインジケータラベルは、あらかじめ可
塑剤を印刷してある基材を貼り合わせる。貼り合わせて
からの温度、時間による履歴が表示される。ここで使用
される可塑剤(7)の印刷方法としては、パタ−ン印刷
できるものが好ましい。可塑剤の種類としては比較的難
揮発性でなくてはならない。そのような化合物であれば
いずれも使用可能であり例えば、燐酸トリブチル、燐酸
トリ2−エチルヘキシル、燐酸トリクレシル等の燐酸エ
ステル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジ2−エチルヘキ
シル、フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル、
オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル
等の脂肪族−塩基酸エステル、アジピン酸ジブチル、ア
ジピン酸ジヘキシル、アジピン酸2エチルヘキシル、セ
バチン酸ジブチル、セバチン酸2エチルヘキシル等の脂
肪族2塩基酸エステル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ2エチルブチラール
等の2価アルコールエステル、アセチルリシノール酸メ
チル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブ
チルグリコレート、アセチルクエン酸トリブチル等のオ
キシ酸エステル、塩化パラフィン、アビエチン酸メチ
ル、トリメリット酸系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、
エポキシ系可塑剤、ステアリン酸系可塑剤等である。
【0018】
【作用】本発明によれば、衛生性等に問題がなく、空気
中の湿度に影響されないインジケータラベルを得ること
ができ、さらに、入場券等のチケット、おまけ用あたり
くじ等を一目にて知ることのできるインジケータラベル
において、浮き出る絵柄がインジケータと貼り合わせて
開始させなければわからないインジケータラベルを生産
することを可能とする。
【0019】
〔保護フィルム〕
ポリエステルフィルム (東洋紡績(株)製 E5100) 50μm 〔隠蔽層〕 ウレタン樹脂 (東洋インキ製造(株)製 ラミスター メジウム) 20部 酸化チタン 20部 トルエン/メチルエチルケトン=1/1 80部 〔染料拡散層〕 ポリエステルウレタン樹脂 (東洋紡績(株)製 UR3200) 20部 カーボンブラック 10部 トルエン/メチルエチルケトン=1/1 80部 〔染料層〕 ソルベントブルー25 (保土谷化学工業(株)製) 〔粘着層〕 アクリル系粘着剤(東洋インキ製造(株)製 オリバインBPS3233D) 80部 トルエン 40部 〔剥離紙〕 ポリエチレンコート紙(リンテック(株)製 NA) 150μm
【0020】上記保護フィルム上に上記隠蔽層を6μm
塗布し、その上に上記染料拡散層を2μm塗布、更にそ
の上に、染料層を1μm塗布したのち、上記粘着層を4
μm塗布し上記剥離紙と貼り合わせたインジケータラベ
ルを得た。
【0021】<実施例2> 〔隠蔽層1〕 ウレタン樹脂 (大日本インキ化学工業製 SNACKVUREメジウム) 20部 酸化チタン 20部 トルエン/メチルエチルケトン=6/4 80部 〔染料拡散層〕 ポリエステルウレタン樹脂 (東洋紡績(株)製 UR3200) 20部 カーボンブラック 10部 トルエン/メチルエチルケトン=1/1 80部 〔染料層〕 ソルベントブル−25 (保土谷化学工業(株)製) 〔粘着層〕 アクリル系粘着剤(東洋インキ製造(株)製 オリバインBPS3233D) 80部 トルエン 40部 〔剥離紙〕 ポリエチレンコート紙(リンテック(株)製 NA) 150μm
【0022】上記保護フィルム上に上記隠蔽層を6μ塗
布し、その上に上記染料拡散層を2μm塗布、更にその
上に、染料層を1μm塗布したのち、上記粘着層を4μ
m塗布し上記剥離紙と貼り合わせたインジケータラベル
を得た。
【0023】「評価」実施例1、2で得られたインジケ
ータラベルの剥離紙を剥がし、あらかじめ下記可塑剤を
パターン印刷されている基材上に 貼り合わせて、絵柄
が浮き出るかどうか確認した。 〔可塑剤〕フタル酸ジエチルヘキシル
【0024】「結果」基材に可塑剤をパターン印刷した
時点では絵柄はわからなかった。しかし、インジケータ
と基材を貼り合わせて1日たつとパターン印刷した絵柄
が浮き出ることが確認された。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、インジケータラベルの
成分が空気中に拡散されることもなく、また、空気ちゅ
うの湿度に影響されないインジケータラベルを得ること
ができた。さらに、透明の可塑材を用いることにより、
入場券等のチケット、おまけ用あたりくじ等に用いられ
るインジケータラベルにおいて、浮き出る絵柄がインジ
ケータと貼り合わせなければわからないインジケータラ
ベルを生産することが可能となった。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例を示す模式断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1…透明フィルム 2…隠蔽層 3…染料拡散層 4…
染料層 5…粘着層 6…剥離紙 7…可塑剤 8…基

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明なフィルム上に顔料と高分子樹脂から
    なる隠蔽層及び染料拡散層を設け、更にその上に染料
    層、粘着層を順に設けてなるラベルと、可塑剤を印刷し
    た基材とを貼り合わせてなるインジケータラベル。
  2. 【請求項2】前記可塑剤が透明であることを特徴とする
    請求項1記載のインジケータラベル。
JP751194A 1994-01-27 1994-01-27 インジケータラベル Pending JPH07219433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP751194A JPH07219433A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 インジケータラベル

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JP751194A JPH07219433A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 インジケータラベル

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JPH07219433A true JPH07219433A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11667816

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP751194A Pending JPH07219433A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 インジケータラベル

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JP (1) JPH07219433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2725304C1 (ru) * 2019-01-09 2020-06-30 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "ВОЕННАЯ АКАДЕМИЯ МАТЕРИАЛЬНО-ТЕХНИЧЕСКОГО ОБЕСПЕЧЕНИЯ имени генерала армии А.В. Хрулева" Этикетка-индикатор

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2725304C1 (ru) * 2019-01-09 2020-06-30 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "ВОЕННАЯ АКАДЕМИЯ МАТЕРИАЛЬНО-ТЕХНИЧЕСКОГО ОБЕСПЕЧЕНИЯ имени генерала армии А.В. Хрулева" Этикетка-индикатор

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