JPH07218230A - 光学的測定装置 - Google Patents

光学的測定装置

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JPH07218230A
JPH07218230A JP6009937A JP993794A JPH07218230A JP H07218230 A JPH07218230 A JP H07218230A JP 6009937 A JP6009937 A JP 6009937A JP 993794 A JP993794 A JP 993794A JP H07218230 A JPH07218230 A JP H07218230A
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cross
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JP6009937A
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English (en)
Inventor
Taizo Toyama
退三 遠山
Kazuhiro Oonishi
主洋 大西
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 位置検出素子における測定精度を向上させ
る。 【構成】 位置検出手段101上に光ビームの結像位置
に応じて光ビームの出力が逆比例配分された2つの信号
が位置検出手段101の両端から出力され、第1の演算
手段103により両出力信号の和を演算するとともに第
2の演算手段104により位置検出手段101上の結像
位置の情報を意味する位置信号を演算し、判定手段10
5によって、第1の演算手段103によって得られた和
信号に基づいて記憶手段102に記憶された第1のデー
タテーブルからどの断面位置かを判定し、決定された断
面位置でのデータテーブルを記憶手段102に記憶され
た第2のデータテーブルから選択し、補間演算手段10
6によって第2のデータテーブルから第2の演算手段1
04によって得られた位置信号に対応する結像位置を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の表面形状等
を半導体レーザ等の光ビームを用いて測定する光学的測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定物の表面形状等を半導体レ
ーザ等の光ビームを用いて測定する光学的測定装置にお
いて、1次元の位置検出素子上に光ビームを結像させ、
この位置検出素子上の結像位置を検出している。図3に
おいて、117は位置検出素子で、この位置検出素子1
17の表面層117eは全面に均一な抵抗値を持ってお
り、位置検出素子117上にレーザビームB1が入射す
ると、入射位置には光エネルギーに比例した電荷が発生
し、この電荷は光電流として表面層117eを流れ、こ
の光電流は電極117c、117dまでの距離(抵抗
値)に逆比例して分割され、両端に設けられた端子11
7a、117bから出力されるようになっている。
【0003】ここで、光電流をI0 、中心からのずれ量
をd、測定方向における位置検出素子117の測定可能
範囲をL、一方の出力電流をIA 、他方の出力電流をI
B とした時、出力電流IA 、IB 、位置検出素子117
の中心からのずれ量dは、 IA =(I0 /2)・(1−2d/L) ・・・ IB =(I0 /2)・(1+2d/L) ・・・ d=(L/2)・(IB −IA )/(IA +IB ) ・・・ と表すことができる。ここで、上記式において、(I
B −IA )/(IA +I B )がずれ量dを決定する係数
つまり、位置検出素子117上で位置情報を意味する位
置信号に相当する位置電流Iβである。
【0004】通常、上記出力電流IA 、IB は、微小な
電流値であるため、I−V変換することにより増幅して
出力される。つまり、出力電流IA 、IB はそれぞれ出
力電圧VA 、VB に変換され出力される。従って、上記
式において、出力電流IA、IB をそれぞれ出力電圧
A 、VB に置き換えると、 d=(L/2)・(VB −VA )/(VA +VB ) ・・・’ となり、位置検出素子117上で位置情報を意味する位
置信号に相当する位置電圧Vβは Vβ=(VB −VA )/(VA +VB ) ・・・ で表される。
【0005】また、上記式’で算出される位置検出素
子117上の中心からのずれ量dを、位置検出素子11
7の一端を原点とし、この原点からの離間距離である結
像位置xに換算すると、 x=d+L/2 ・・・ となる。
【0006】ここで、位置検出素子117から出力され
た出力電圧に基づいて上記式から算出された位置電圧
がVn の時、この位置電圧Vn に基づいて上記式’お
よび式により位置検出素子117上の結像位置が
n ’と算出されるが、位置検出素子117には、製造
上のばらつきがあるため、この計算値である結像位置x
n’と、実測値つまり、実際の結像位置xn には、図8
に示すように誤差Δxn (=xn ’−xn )が生じるた
め、出力電圧VA 、VB により算出される位置電圧Vβ
に対する実際の結像位置xβとの対応関係を表すデータ
テーブルをあらかじめ、実験等によって作成し、このデ
ータテーブルに基づいて位置電圧Vβに対する結像位置
xβを補間演算することにより、結像位置xβを求めて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製造上
のばらつきは位置検出素子117における測定方向(図
3におけるX方向)だけでなく、位置検出素子117に
おける測定方向と直交する幅方向(図3におけるY方
向)においても生じており、位置検出素子117の出力
電圧の和(和電圧)Vαは、図7に示すように、位置検
出素子117の幅方向の中心で最大和電圧VMAX で、両
端に向かってほぼ一次の単調減少となり、幅方向で異な
っているため、従来のように、データの校正を行うデー
タテーブルが1つでは、位置検出素子の幅方向のばらつ
きに対応できず、高精度な位置検出ができないという問
題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的測定装置
は、上述した問題点を解決するためになされたもので、
クレーム対応図である図1に基づき説明すると、光ビー
ムの結像位置に応じて両端から光ビームの出力が逆比例
配分された信号を出力する位置検出手段101と、この
位置検出手段101上における測定方向と平行な方向の
位置検出手段101の複数の断面位置と出力信号の和と
の対応関係を表す第1のデータテーブル、および前記位
置検出手段101の前記各断面位置ごとの光ビームの結
像位置とこの結像位置の位置情報となる位置信号との対
応関係を表す複数のデータテーブルからなる第2のデー
タテーブルとを記憶する記憶手段102と、前記位置検
出手段101から出力された両出力信号の和を演算する
第1の演算手段103と、前記両出力信号により前記位
置信号を演算する第2の演算手段104と、前記第1の
演算手段103によって得られた和信号に基づいて前記
第1のデータテーブルからどの断面位置かを判定する判
定手段105と、この判定手段105によって判定され
た断面位置でのデータテーブルを前記第2のデータテー
ブルから選択し、このデータテーブルにより前記第2の
演算手段104によって得られた位置信号に対応する結
像位置を補間演算する補間演算手段106とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】位置検出手段101上に光ビームが結像される
と、その結像位置に応じて光ビームの出力が逆比例配分
され2つの信号が位置検出手段101の両端から出力さ
れる。この出力された2つの出力信号は、第1の演算手
段103により両出力信号の和が演算されるとともに第
2の演算手段104により前記位置検出手段101上の
結像位置の情報を意味する位置信号が演算される。次
に、判定手段105によって、第1の演算手段103に
よって得られた和信号に基づいて記憶手段102に記憶
された第1のデータテーブルからどの断面位置かを判定
する。そして、この判定によって判定された断面位置で
のデータテーブルを記憶手段102に記憶された第2の
データテーブルから選択し、補間演算手段106によっ
て第2のデータテーブルから第2の演算手段104によ
って得られた位置信号に対応する結像位置を求める。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明による光学的測定装置の一実施例を示す
全体の構成図である。図2において、11は被測定物1
2の形状測定を行うための差動オートコリメーションセ
ンサ部(以下単にセンサ部という)で、このセンサ部1
1の下方には、被測定物12が載置された移動テーブル
13が設置されている。この移動テーブル13は、図示
しないボールねじによってレーザビームの被測定物12
への照射方向と直交する図1の矢印方向およびそれに交
差する方向に駆動されるようになっている。
【0011】センサ部11は、図2に示すように、レー
ザビーム光軸が互いに直交するように配置された一対の
半導体レーザ111a、111bと、この半導体レーザ
111a、111bのレーザビーム出射前面に配置した
コリメータレンズ112a、112bと、半導体レーザ
111aからのレーザビームB1を透過するとともに半
導体レーザ111bからのレーザビームB2を90°に
曲げて被測定物12に向けて照射するハーフミラー11
3と、このハーフミラー113のレーザビーム出射側に
配置した偏光ビームスプリッタ114と、この偏光ビー
ムスプリッタ114の下面に設けた1/4波長板115
と、偏光ビームスプリッタ114の側方に配置され、被
測定物12から偏光ビームスプリッタ114を介して反
射されてくるレーザビームB1、B2を集光する集光レ
ンズ116と、この集光レンズ116の焦点位置fに配
置され、レーザビームB1、B2の結像位置に応じてレ
ーザビームB1、B2の出力を逆比例配分して両端の端
子117a、117bから電流IA 、IB を出力するP
SD等からなる一次元の位置検出素子117とから構成
されている。
【0012】ここで、位置検出素子117は図3、図4
に示すように直方体形状となっており、レーザビームB
1、B2が結像される面の長手方向(X方向)が測定方
向である。そして、図3において、Lは測定方向(X方
向)の測定可能範囲であり、Hは測定方向と直交する幅
方向(Y方向)の測定可能範囲である。測定方向(X方
向)の位置電圧Vβと結像位置xとの対応関係は図8に
示すようにほぼ一次の右上がりの単調増加となってい
る。ここで、位置電圧Vβは、位置検出素子117上の
結像位置xの位置情報を表すものであり、Vβ=(VB
−VA )/(VA+VB )で算出される。一方、幅方向
(Y方向)の和電圧Vαと断面位置yとの対応関係は図
7に示すように中心で和電圧Vαが最大和電圧VMAX
なり、両端に向かってほぼ一次の単調減少となってい
る。ここで、和電圧Vαは、出力電圧VA 、VB の和で
あり、Vα=VA +VB で算出される。
【0013】なお、位置検出素子117は、一対の半導
体レーザ111a、111bに対し1個であるため、半
導体レーザ111a、111bを指定された時間差で交
互に動作させてそれぞれのレーザビームB1、B2を交
互に発生する構成になっている。ここで、図1に示すl
はレーザビームB1、B2のビーム間距離である。図2
において、20は、センサ部11を含む測定装置全体を
制御し管理する中央処理装置(以下CPUと略称する)
であり、このCPU20には、種々のデータを格納する
メモリ21が接続されているとともに、入力インターフ
ェース22および出力インターフェース23が接続され
ている。
【0014】入力インターフェース22には、A−Dコ
ンバータ24を介して演算装置25が接続され、この演
算装置25はI−V変換器26を介して位置検出素子1
17の端子117a、117bに接続されている。ま
た、出力インターフェース23には、半導体レーザ11
1a、111bを交互に動作させる駆動装置27が接続
されている。
【0015】演算装置25は、第1演算部25aと第2
演算部25bとから構成され、第1演算部25aは位置
検出素子117から出力された電流IA および電流IB
がI−V変換器26によってそれぞれ変換された電圧V
A および電圧VB の和を演算する。つまり、Vα=VA
+VB を行い、和電圧Vαを算出する。そして、第2演
算部25bは位置検出素子117上のレーザビームの結
像位置の位置信号を演算する。つまり、Vβ=(VB
A )/(VA +VB )を行い、位置電圧Vβを算出す
る。この和電圧Vα、位置電圧VβはA−Dコンバータ
24によりアナログ信号からデジタル信号に変換されて
CPU20に取り込まれる。
【0016】図5は、メモリ21に格納される各種デー
タの一例を示す。この図5から明らかなように、メモリ
21には第1のデータテーブル21a、第2のデータテ
ーブル21b、補間演算プログラム21c、形状演算プ
ログラム21d、測定プログラム21e、および測定デ
ータ21fがそれぞれ格納されている。ここで、第1の
データテーブル21aは、図3に示すように、測定方向
(X方向)と直交する方向(Y方向)に等間隔で、測定
方向に平行な方向の複数の断面位置を設定し、つまり、
Y方向の測定可能範囲をHとした時、このY方向の測定
可能範囲Hの1/2の範囲をM分割し、この断面位置y
m (m=1〜M)と、このそれぞれの断面位置ym にお
ける和電圧Vm との対応関係を表したものである。ここ
で、測定方向と直交する複数の断面位置yM では、図7
に示すように、幅中心が最大和電圧VMAX となり、両端
に向かってほぼ一次元の単調減少となっている。このた
め、Y方向での測定可能範囲Hの中心で2分割し、その
どちらか一方で測定し、他方は測定に使用しない。ここ
で、実際には断面mの数は3〜4断面で行っているが、
断面Mの数はさらに複数設けても良い。
【0017】第2のデータテーブルは、図3に示すよう
に、測定方向(X方向)の位置検出素子117の一端に
原点をおき、この原点からの離間距離を結像位置xと
し、位置検出素子117の測定可能範囲をLとしたと
き、この測定可能範囲LをN分割し、この結像位置xn
(n=1〜N)と位置電圧Vn との対応関係を表したも
のである。
【0018】なお、第1のデータテーブル21aおよび
第2のデータテーブル21bは実験結果などを基に構築
される。上記の構成において、位置検出素子117が位
置検出手段101を、演算装置25における第1演算部
25aが第1の演算手段103を、演算装置25におけ
る第2演算部25bが第2の演算手段104を、CPU
20およびメモリ21が記憶手段102、判定手段10
5および補間演算手段106をそれぞれ構成する。
【0019】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作を図6に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、測定プログラム21eに従って、CPU
20からテーブル移動指令を出力し、被測定物12を測
定開始位置へ移動させる。(ステップ1) 次に、CPU20からレーザ駆動指令を出力インターフ
ェース23を介して駆動回路27に出力し、この駆動回
路27により半導体レーザ111a、111bを駆動し
てレーザビームB1、B2を発生させる。(ステップ
2) 各半導体レーザ111a、111bから所定時間毎に交
互に発生するレーザビームB1、B2が、それぞれのコ
リメータレンズ112a、112b、ハーフミラー11
3、偏光ビームスプリッタ114および1/4波長板1
15を通して被測定物12に照射される。そして、被測
定物12の表面で反射された両レーザビームB1、B2
で反射光は1/4波長板115を通って偏光ビームスプ
リッタ114により集光レンズ116の方向に曲げら
れ、集光レンズ116により位置検出素子117上に結
像される。
【0020】ここで、被測定物12の表面位置P1の接
線角をθ1 とすると、このレーザビームB1は、図4に
示すように集光レンズ116に対して2θ1 の角度で入
射し、また、集光レンズ116を通過したレーザビーム
B1は、位置検出素子117に対してその中心からd1
ずれた位置に結像する。この時の接線角θ1 は、レンズ
の結像式により、θ1 =d1 /2fで表される。ここ
で、fは集光レンズ116の焦点距離で、集光レンズ1
16と位置検出素子117間の距離と等しい。
【0021】そして、表面位置P1の接線角θ1 、表面
位置P2の接線角θ2 の差をビーム間距離lで除算した
値、つまり、Δθ/l=(θ2 −θ1 )/lを算出す
る。このΔθ/lは被測定物の表面形状の2次微分に相
当するから、Δθ/lを2回積分することによって、被
測定物の2本のレーザビームB1、B2間に位置する表
面形状を測定できる。
【0022】レーザビームB1が位置検出素子117上
に結像されることによって、位置検出素子117の両端
に設けられた端子117a、117bから測定方向に逆
比例配分した電流IA 、IB が出力される。この出力さ
れた電流IA 、IB は、I−V変換器26に入力され、
それぞれ電圧VA 、電圧VB に変換され、演算装置25
に入力される。
【0023】この演算装置25では、第1演算部25a
により、和電圧Vα(=VA +VB)が演算され、同時
に、第2演算部25bにより、位置電圧Vβ(=(VB
−V A )/(VA +VB ))が演算され、これら和電圧
Vαおよび位置電圧Vβの信号がA−Dコンバータ24
によりアナログ信号からデジタル信号に変換され、CP
U20に入力される。(ステップ3) CPU20では、先ず、第1演算部25aにより算出し
た和電圧Vαがどの断面位置かを判定する。(ステップ
4) ここで、上記判定の詳細は、以下のように行っている。
【0024】算出された和電圧Vαを基に、第1のデー
タテーブル21aを検索することにより、この和電圧V
αがVm <Vα<Vm+1 の範囲にあった場合、和電圧V
αが断面位置ym および断面位置ym+1 のどちらに属さ
せるかの基準を設けてある。つまり、断面位置ym での
和電圧をVm 、断面位置ym+1 での和電圧をVm+1 とし
た時、 Vα≦(Vm +Vm+1 )/2 ・・・ Vα>(Vm +Vm+1 )/2 ・・・ で区分けし、式を満たす場合には和電圧Vαは和電圧
m に対応する断面位置ym に属させる。逆に式を満
たす場合には和電圧Vm に対応する断面位置ym+ 1 に属
させる。
【0025】この時、和電圧Vαが式を満たしている
とすると、断面位置ym に決定される。そして、CPU
20では、次に、前記ステップ4において判定された断
面位置ym での位置検出素子117上のX方向の結像位
置xと出力電圧VA 、VB を用いて算出した位置電圧V
βとの対応関係を表すデータテーブルを第2のデータテ
ーブル21bから選択し、このデータに基づいて補間演
算することにより、第2演算部25bにより算出された
位置電圧Vβに対応する結像位置xβを算出する。(ス
テップ5) ここで、上記補間演算の詳細は、以下のように直線補間
法によって行っている。
【0026】算出された位置電圧Vβを基に、第2のデ
ータテーブル21bを検索することにより、この位置電
圧VβがVn <Vβ<Vn+1 の範囲にあった場合、位置
電圧Vβに対応する結像位置xβは、直線補間により、 xβ=xn ・(Vn+1 +Vβ−2Vn )/(Vn+1 −Vn ) ・・・ で算出する。
【0027】なお、補間演算の方法は上記の直線補間法
に限定されず、一般に周知であるLagrangeの補
間法、Aitkenの方法、Newtonの補間法等、
種々の補間法が適応可能である。上記のようにして、一
方の半導体レーザ111aからのレーザビームB1に対
する位置検出素子上の結像位置xβ1 が求められ、同様
に、指定の時間差をもって出射される他方の半導体レー
ザ111bからのレーザビームB2に対する位置検出素
子上の結像位置xβ2 が求められる。
【0028】この結像位置xをx−L/2(ここで、L
は測定可能範囲)とすることによって位置検出素子11
7の中心からのずれ量dに換算し、接線角θをθ=d/
2fでそれぞれ算出し(ステップ6)、さらに、両レー
ザビームB1、B2の接線角θの差をレーザビーム間隔
lで除算した値、つまり、Δθ/l=(θ2 −θ1 )/
l=〔(xβ2 −L/2)/2f−(xβ1 −L/2)
/2f〕/lを算出し(ステップ7)、この差データΔ
θ/lをメモリ21の所定の領域に記憶する。(ステッ
プ8) ここで、実際には、レーザビームB1、B2の結像位置
xβ1 、xβ2 を中心からのずれ量dに換算せずに、ス
テップ6では接線角θに相当するθ’をθ’=x/2f
で算出している。なぜなら、ステップ7における接線角
θの差Δθで、ずれ量dに換算するための−L/2が相
殺されるためである。
【0029】そして、被測定物12の測定が完了したか
を判定し(ステップ9)、ここで、測定が完了したこと
が判定されると、被測定物12に対する測定動作は終了
する。一方、測定が完了していないことが判定された時
は、ステップ10に進み、被加工物12を次の測定位置
へ移動させる。その後、ステップ2に戻り、以下、被測
定物12の形状測定が完了するまで、ステップ2以下の
処理を繰り返し実行する。
【0030】そして、全測定範囲を測定完了後に、CP
U20によって、メモリ21から差データΔθ/lを取
り出し、全測定範囲において差データΔθ/lを2回積
分することにより、被測定物12の表面形状を求める。
上述のような本実施例においては、位置検出素子117
上の結像位置xをより正確に検出することができるの
で、それに伴い、被測定物12の表面形状測定の精度が
向上する。
【0031】なお、上記の実施例では、差動オートコリ
メーションセンサ部11の一部として位置検出素子11
7を用いて、被測定物12の表面形状を測定するものに
適用したが、本発明は上記のものに限定されず、種々の
適用が可能であり、さらに、請求項に記載した範囲を逸
脱しない限り、種々の変形が可能である。また、本発明
は、半導体レーザに限定されず、他の光源を用いてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、位
置検出手段における測定方向と平行な方向の位置検出手
段の複数の断面位置と出力信号の和との対応関係を表す
第1のデータテーブルと、前記各断面位置ごとの位置検
出手段上の光ビームの結像位置の位置情報となる位置信
号と結像位置との対応関係を表す複数のデータテーブル
からなる第2のデータテーブルとを記憶しておき、光ビ
ームが結像することによって位置検出手段から出力され
る2つの出力信号に基づき、出力信号の和の演算を行う
とともに位置情報を表す位置信号の演算を行い、算出さ
れた和信号によって断面位置を判定し、この断面位置で
のデータテーブルを第2のデータテーブルから選択し、
このデータテーブルにより算出された位置信号に対する
結像位置を補間演算するようにしたので、位置検出素子
の測定方向と直交する幅方向における製造上のばらつき
に対応したデータの校正を行うことができ、位置検出素
子上の結像位置がより正確に検出され、位置検出素子の
測定精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明による光学的測定装置の一例を示す全体
の構成図である。
【図3】本実施例における位置検出素子の斜視図であ
る。
【図4】本実施例におけるレーザビームの位置検出素子
への結像状態を示す説明図である。
【図5】本発明におけるメモリの格納内容例を示す説明
図である。
【図6】本実施例における形状測定の手順を示すフロー
チャートである。
【図7】位置検出素子における断面位置と和電圧との関
係を表すグラフである。
【図8】位置検出素子における結像位置と位置電圧との
関係を表すグラフである。
【符号の説明】
20 CPU 21 メモリ 25 演算回路 25a 第1演算部 25b 第2演算部 117 位置検出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/03 380 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームの結像位置に応じて両端から光
    ビームの出力が逆比例配分された信号を出力する位置検
    出手段と、この位置検出手段における測定方向と平行な
    方向の位置検出手段の複数の断面位置と出力信号の和と
    の対応関係を表す第1のデータテーブル、および前記位
    置検出手段の前記各断面位置ごとの光ビームの結像位置
    とこの結像位置の位置情報となる位置信号との対応関係
    を表す複数のデータテーブルからなる第2のデータテー
    ブルとを記憶する記憶手段と、前記位置検出手段から出
    力された両出力信号の和を演算する第1の演算手段と、
    前記両出力信号により前記位置信号を演算する第2の演
    算手段と、前記第1の演算手段によって得られた和信号
    に基づいて前記第1のデータテーブルからどの断面位置
    かを判定する判定手段と、この判定手段によって判定さ
    れた断面位置でのデータテーブルを前記第2のデータテ
    ーブルから選択し、このデータテーブルにより前記第2
    の演算手段によって得られた位置信号に対応する結像位
    置を補間演算する補間演算手段とを設けたことを特徴と
    する光学的測定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055801A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Japan Aviation Electronics Industry Ltd リングレーザジャイロ

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JP2014055801A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Japan Aviation Electronics Industry Ltd リングレーザジャイロ

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