JPH07218214A - 疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲージ - Google Patents

疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲージ

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JPH07218214A
JPH07218214A JP799194A JP799194A JPH07218214A JP H07218214 A JPH07218214 A JP H07218214A JP 799194 A JP799194 A JP 799194A JP 799194 A JP799194 A JP 799194A JP H07218214 A JPH07218214 A JP H07218214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatigue
strain gauge
notches
path
resistance wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP799194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakano
賢治 阪野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造物の疲労劣化を知らせる。 【構成】 ベース1の一端と他端間を往復して張られた
抵抗線2と、抵抗線2の始端5と終端6に接続されたリ
ード線3と、抵抗線2を表面に貼り一体的に伸縮するベ
ース1とからなり、抵抗線2に切り欠き4が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歪ゲージの抵抗線が疲労
によって断線して母材の疲労の程度を知らせる疲労劣化
モニタを兼ねた歪ゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】歪ゲージを構造物に貼り付け、構造物に
発生する歪によって歪ゲージを構成する抵抗線を伸縮さ
せ、抵抗を変化させることにより構造物の応力を計測す
ることが行われている。図2はこのような歪ゲージの一
例を示す図で、構造物に貼り付けられ、構造物と一体に
なって伸縮するベース1と、このベース1に貼り付けら
れその一端と他端間に往復して貼られた抵抗線2と、こ
の抵抗線2の始端、終端に接続しているリード線3とか
ら構成されている。構造物が繰り返し荷重を受け、疲労
破壊する場合、亀裂が発生し、破断に至るが、歪ゲージ
も構造物の亀裂により伸びが大きくなると破断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の歪
ゲージでは、歪ゲージを貼り付けた構造物に亀裂が発生
した後、歪ゲージが破断するため、構造物の疲労による
劣化を予測することはできなかった。従来、構造物の疲
労による亀裂の発生を予測する適切な方法はなく、構造
物に対する目視検査や液体浸透検査による亀裂のチェッ
クが主体で、現在亀裂が発生しているか否かを調べる程
度であった。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、疲労に対して感度を有し、構造物の疲労劣化を予
測する疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲージを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、一端と他端間を1本の線材で往復して張られた抵抗
線と、該抵抗線の始端および終端にそれぞれ接続された
リード線と、前記抵抗線が表面に貼られ、一体となって
伸縮するベースとからなり、前記抵抗線に切り欠きが設
けられたものである。
【0006】また、前記抵抗線の始端に接続する往路と
終端に接続する復路に前記切り欠きが設けられたもので
ある。
【0007】
【作用】歪ゲージの抵抗線に切り欠きを設けることによ
り繰り返し荷重に対して感度を有するようになり、切り
欠きの形状や個数、繰り返しのパターンなどに応じて所
定の繰り返し荷重で抵抗線が断線する歪ゲージとするこ
とができる。このような切り欠きを有する歪ゲージを繰
り返し荷重を受ける構造物に貼り付けることにより、構
造物に発生する歪や応力を測定しながら、抵抗線の切断
により、歪ゲージに設定された所定の繰り返し荷重にほ
ぼ達したことを知ることができる。この所定の繰り返し
数は、構造物の予想される疲労強度(疲労破断する繰り
返し数)より少ない値とすることにより、疲労による強
度低下のモニタとして歪ゲージを使用することができ
る。
【0008】抵抗線に切り欠きを設ける場合、始端に接
続する往路と終端に接続する復路は一端と他端間を往復
して張られている抵抗線の両側に配置されている。この
ためこの抵抗線に切り欠きを設けることは製作しやす
く、また破断した場合、その位置を確認することが容易
となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
る。歪ゲージはベース1と、ベース1の一端と他端間を
往復して張られた抵抗線2と、抵抗線2の始端と終端に
接続されたリード線3から構成される。抵抗線2は始端
5を有する最初の往路2aと、中間の往復路2cと、終
端6を有する最後の復路2bとからなり、最初の往路2
aと最後の復路2bは中間の往復路2cに対して幅広の
金属箔で構成され、複数の切り欠き4を有している。図
1の歪ゲージは図2に示した歪ゲージに切り欠き4を設
けた物で、最初の往路2aと最後の復路2bは図2のも
のに対し、切り欠き4の存在により抵抗値が変わらない
ように幅を広くしている。これにより歪測定性能は図2
に示した従来のものと同一となるようにしている。
【0010】切り欠き4の数や形状は想定する歪パター
ンの繰り返し数で切り欠き4位置で切断するよう実験的
に定める。本発明の歪ゲージを構造物へ使用するにあた
っては、予想される構造物の疲労破壊が発生する繰り返
し荷重よりも少ない繰り返し数で抵抗線が切断するよう
に切り欠きを設定した歪ゲージを用いる。これにより、
構造物に疲労亀裂が発生する前に疲労の進行程度を知る
ことができる。
【0011】図1に示す実施例では、図2に示す従来用
いられている歪ゲージと同じ性能を有するように図2の
歪ゲージの最初の往路2aと最後の復路2bの幅を変更
して切り欠き4を設ける場合について説明したが、必ず
しもこのようにする必要はなく、切り欠きを有する状態
で応力が測定出来るよう調整してあればよい。また抵抗
線2の両側の往路又は復路にのみ切り欠きを設けたが、
中間の往復路2cに設けてもよい。
【0012】疲労強度は同じ材質や形状の構造物でも同
じとならず、ばらつく場合が多い。このため、疲労強度
(切断までの荷重の繰り返し数)の異なる複数の歪ゲー
ジを取り付け疲労の進行状態を監視するようにしてもよ
い。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は歪ゲージの抵抗線に切り欠きを設け、切断する繰り返
し数を設定しているので、この歪ゲージを取り付けるこ
とにより構造物に加わった繰り返し荷重がわかり、構造
物の応力を計測しながら、疲労劣化を知ることができ
る。また歪ゲージに切り欠きを付けるという簡単な装置
なので、歪ゲージと同様に取り扱うことができ、コスト
もかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】従来用いられている歪ゲージの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース 2 抵抗線 2a 最初の往路 2b 最後の復路 2c 中間の往復路 3 リード線 4 切り欠き 5 始端 6 終端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端と他端間を1本の線材で往復して張
    られた抵抗線と、該抵抗線の始端および終端にそれぞれ
    接続されたリード線と、前記抵抗線が表面に貼られ、一
    体となって伸縮するベースとからなり、前記抵抗線に切
    り欠きが設けられていることを特徴とする疲労劣化モニ
    タを兼ねた歪ゲージ。
  2. 【請求項2】 前記抵抗線の始端に接続する往路と終端
    に接続する復路に前記切り欠きが設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲ
    ージ。
JP799194A 1994-01-28 1994-01-28 疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲージ Pending JPH07218214A (ja)

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JP799194A JPH07218214A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 疲労劣化モニタを兼ねた歪ゲージ

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Cited By (6)

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JP2013096821A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Minebea Co Ltd 疲労度検出ひずみゲージ

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