JPH07217971A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

Info

Publication number
JPH07217971A
JPH07217971A JP6006445A JP644594A JPH07217971A JP H07217971 A JPH07217971 A JP H07217971A JP 6006445 A JP6006445 A JP 6006445A JP 644594 A JP644594 A JP 644594A JP H07217971 A JPH07217971 A JP H07217971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
compressor
heat exchanger
relay
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6006445A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tsuchiyama
裕司 土山
Masayuki Shimizu
正之 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6006445A priority Critical patent/JPH07217971A/ja
Priority to TW83101798A priority patent/TW239185B/zh
Publication of JPH07217971A publication Critical patent/JPH07217971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】空気調和機において、前記圧縮機への通電を制
御するリレーと、制御端子を有しリレーの励磁コイルへ
の通電を制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度
との大小に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機
構と、この温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電
による発熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、
この温度制御機構の接点から供給される電力を前記半導
体素子の制御端子へ供給する電力伝送路と、この電力伝
送路中に設けられ前記半導体素子が前記小電力に応答し
て励磁コイルの通電を行うのを規制する規制回路とを備
えた。 【効果】規制回路によって発熱体を通して流れる電流で
空気調和機の誤動作を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機本体にリモー
トコントローラを接続する際のインターフェース回路の
構成に関するものである。
【0002】また、本発明は空気調和機本体から分離し
たスイッチの操作を有効にする電気回路に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来の空気調和機の制御装置としては特
開平3−233247号公報に記載されたようなものが
あった。この公報に記載されたものは、空気調和機本体
に搭載される制御装置であり、この制御装置の選択スイ
ッチを操作して運転信号を圧縮機や送風機に与え空気調
和機の運転を制御するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の空気調和機の制御装置では、空気調和機本体に選
択スイッチがあったため、空気調和機の運転を行なう場
合は、利用者が空気調和機本体まで赴く必要があった。
【0005】また選択スイッチを空気調和機本体から分
離して利用者の使い勝手の良いところへ設ける場合は、
リレーやトランス等の部品を追加して電気回路を改良す
る必要があり、空気調和機を設置する際の電気工事が増
える問題点があった。
【0006】さらに、既存の温度制御装置からの信号を
利用してこの空気調和機の運転を制御する場合、圧縮機
等の通電を制御する半導体素子とこの温度制御装置から
の信号とのマッチングが悪いと空気調和機が誤動作を起
こす問題点があった。
【0007】本発明はこのような問題点に対して、既存
の温度制御装置を用いた際にもマッチングがとれる空気
調和機の運転制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、熱源
側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換器を用いて構成さ
れた冷凍サイクルを備える空気調和機において、前記圧
縮機への通電を制御するリレーと、制御端子を有しリレ
ーの励磁コイルへの通電を制御する半導体素子と、温度
設定値と検出温度との大小に基づいて接点間の接続が切
換わる温度制御機構と、この温度制御機構の接点間をつ
なぎ小電流の通電による発熱で前記切換動作の温度補償
を行う発熱体と、この温度制御機構の接点から供給され
る電力を前記半導体素子の制御端子へ供給する電力伝送
路と、この電力伝送路中に設けられ前記半導体素子が前
記小電力に応答して励磁コイルの通電を行うのを規制す
る規制回路とを備えたものである。
【0009】また、圧縮機、流路切換弁、熱源側熱交換
器、減圧装置、利用側熱交換器を用いて構成された冷凍
サイクルを備え、前記流路切換弁の切換で利用側熱交換
器による冷却運転と加熱運転とを行うと共に、補助加熱
用の電気ヒータを備える空気調和機において、前記圧縮
機及び前記電気ヒータへの通電を制御する夫々のリレー
と、夫々制御端子を有し夫々のリレーの励磁コイルへの
通電を制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度と
の大小に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機構
と、この温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電に
よる発熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、こ
の温度制御機構の接点から供給される電力を前記夫々の
半導体素子の制御端子へ供給する夫々の電力伝送路と、
この夫々の電力伝送路中に設けられ前記半導体素子が前
記小電力に応答して励磁コイルの通電を規制する規制回
路とを備えたものである。
【0010】また、規制回路はツェナーダイオードの特
性を用いたものである。
【0011】さらに、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装
置、利用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイクルを
備えると共に、利用側熱交換器で空調された空気を調和
室に送風するための電動機を備えた空気調和機におい
て、前記圧縮機への通電を制御する第1リレーと、前記
電動機への通電を制御する第2リレーと、少なくともこ
れらリレーの動作を検出温度と設定温度とに基づいて制
御する温度制御回路と、この温度制御回路の動作に係わ
らず強制的に少なくとも前記圧縮機及び前記電動機への
通電を遮断させるためのスイッチと、このスイッチの操
作に係わらず前記電動機への電力の供給を可能にして前
記電動機に対する前記温度制御回路の制御を有効にさせ
るための電気回路とを備えたものである。
【0012】
【作用】このように構成された空気調和機の制御装置を
用いると、既存の温度制御装置が内部に温度補償用の発
熱体を備えるときにも、半導体素子とのマッチングがと
れ制御装置の誤動作を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は空気調和機のケーシングを外し、かつ一部を
切り欠いたところの斜視図である。図中1は空気調和機
の底板であり、金属板にプレスや折り曲げ等の板金加工
したものである。2は圧縮機であり室内側熱交換器7
(利用側熱交換器)、室外側熱交換器10(熱源側熱交
換器)及び四方切換弁4、減圧装置と共に冷凍サイクル
を構成している。
【0014】室内側熱交換器7が蒸発器として作用し、
室外側熱交換器10が凝縮器として作用する時は圧縮機
2、室内側送風装置6、室外側送風装置12が運転する
ことによって被調和室の冷房運転が行なわれる。また四
方切換弁を切換えて、室内側熱交換器7を凝縮器として
作用させ、室外側熱交換器10を蒸発器として作用させ
ることによって、被調和室の暖房運転が可能になる。
【0015】3は区画壁であり空気調和機の中を室外側
和室と室内側和室とに分けるものである。この室外側室
には圧縮機2、室外側送風装置12(プロペラファ
ン)、室外側熱交換器10、ファンケーシング11など
を有している。13は室外側に設けられた電動機であ
り、この電動機が運転することによって背面グリルから
吸い込まれた外気が室外側熱交換器10の側部を流れ、
ファンケーシング11の裏から室外側熱交換器10に送
風される。
【0016】26は室外側熱交換器の側に設けられた着
霜検出器であり、室外側熱交換器10の温度を検出し、
後記する電気回路で着霜の判断を行う。
【0017】室内側室は室内側送風装置6(シロッコフ
ァン)、室内側熱交換器7、電気ヒータ9などを有して
いる。室内側送風装置6は両持ちの電動機13の回転軸
に室外側送風装置12と共に接続されており、電動機1
3が運転することによって室外側送風装置12と共に回
転する。従って、この電動機13が運転することによっ
て室内側の吸込みグリルから吸込まれた被調和室内の空
気が室内側熱交換器7で冷却または加熱され、さらには
電気ヒータ9で加熱された後室内側の吹き出しグリルか
ら被調和室に吐出される。尚、吸込みグリル、吹き出し
グリルは底板1の取付けられた合成樹脂性のキャビネッ
トに形成されているものである。
【0018】19aは電気ヒータ9の温度を検出しこの
温度が所定の保護温度以上になったときに接片を開く温
度スイッチ(保護スイッチ)であり、19bはこの電気
ヒータに流れる電流が所定の電流値以上になったときに
溶断する電流ヒューズであり、それぞれ電気ヒータに直
列に接続されている。
【0019】16は電装ボックスであり、内部に電装基
板などの制御装置を収納している。21,22は夫々制
御装置へ信号を送るスイッチであり、順に空調運転のモ
ード(冷房運転を行なうCOOL(強)モード、COO
L(弱)モード、被調和室への送風運転を行なうFAN
モード、空気調和機の運転を停止するOFFモード、暖
房運転を行なうHEAT(強)モード、HEAT(弱)
モード)を切換える選択スイッチ、室温を検出するサー
モスタット。25は電装ボックス内に電力を供給する電
源コードである。
【0020】またこのサーモスタットは室内側熱交換器
7の一次側に設けられファン6で吸込まれた被調和室内
の空気の温度、すなわち室温を検出するように取付けら
れている。
【0021】28は温度検出器であり、サーモスタット
27と同様の位置に設けられている。この温度検出器2
8は設定温度が固定されており、室温が設定温度(摂氏
3℃)以下になると常閉接片を閉じるものである。
【0022】29は凍結防止サーモであり、室内側熱交
換器7の温度を検出する。凍結の検知は室内側熱交換器
7の温度が摂氏−7℃以下になった時である。
【0023】30はリモートコントローラを接続するコ
ネクタであり、31は集中制御器の信号線が接続される
コネクタである。
【0024】32はファンサイクルスイッチであり、こ
のスイッチをFC側にすることによって、圧縮機2のO
N/OFFに電動機13のON/OFFを連動させるこ
とができる。尚、このスイッチ32をCONT側にする
ことによって、圧縮機2のON/OFFに関係なく電動
機13が連続運転する。
【0025】33は切換スイッチであり、このスイッチ
がa側にある時はコネクタ30に接続されるリモートコ
ントローラからの運転信号(直流電圧)空気調和機の運
転制御を行ない、スイッチがb側にある時は選択スイッ
チ21からの運転信号(直流電圧)で空気調和機の運転
制御を行なう。
【0026】34は空気調和機の電源スイッチである。
【0027】図2〜図5は図1に示した空気調和機の制
御に用いる電気回路図である。まず図2は選択スイッチ
21の電気回路図であり、連動する切換接片35、36
と、ファンサイクルスイッチ32とからなっている。切
換スイッチ21の端子は左から順にCOOL(強)モー
ド、COOL房(弱)モード、FANモード、停止、H
EAT(弱)モード、HEAT(強)モードを示す。
【0028】この電気回路はコネクタ37を介して図3
のコネクタ38へ端子番号が一致するように接続され、
コネクタ39は図4のコネクタ40へ端子番号が一致す
るように接続される。但し選択スイッチ21を有効にす
るときにこのコネクタ39は接続される。
【0029】41は可変抵抗であり、室温の設定に用い
られる。この可変抵抗で設定された電圧に基づいて圧縮
機の運転が制御される。
【0030】図3において、切換スイッチ21がCOO
Lの位置にあるときにはコネクタ38の端子1が9Vに
なりスイッチングトランジスタ42に電力を供給する。
このトランジスタ42のON/OFFはトランジスタ4
3によって制御されるように接続されている。
【0031】コネクタ44の端子1、端子2間にはサー
モスタット22(負特性サーミスタ)が接続され、この
サーミスタの抵抗値変化で分圧された電圧は抵抗45を
介して比較器46、47の一方の入力端子へ供給され
る。48、49はサーミスタのバイアス用抵抗である。
【0032】50〜53は分圧用の抵抗であり、+9V
の電圧を分圧してそれぞれ比較器46、47の他方の端
子へ供給する。比較器46の他方に端子へ供給される電
圧は比較器47の一方の端子に印加される電圧が他方の
端子へ供給される電圧より高く設定されている。
【0033】従って、コネクタ44に接続されるサーミ
スタの検出する温度が低くなり比較器47の他方の端子
に供給された電圧より高くなるとこの比較器47の出力
はLレベルになる。さらに、サーミスタの検出する温度
が低くなり比較器46の一方の端子に印加される電圧が
他方の端子に供給された電圧より高くなるとこの比較器
467の出力はLレベルになる。
【0034】コネクタ38の端子1から電力が供給され
ているとき(COOLモード)に比較器47の出力がH
レベル(サーミスタの検出する温度が高いとき)であれ
ば、トランジスタ43、42がONになってダイオード
50、抵抗51、ダイオード52、抵抗53を順に介し
てHレベル電圧が比較器54の一方の端子へ供給され
る。
【0035】またコネクタ38の端子2から電力が供給
されているとき(暖房運転時)に比較器47の出力がL
レベル(サーミスタの検出する温度が低いとき)であれ
ば、トランジスタ55がONになってダイオード56、
抵抗51、ダイオード52、抵抗53を順に介してHレ
ベル電圧が比較器54の一方の端子へ供給される。
【0036】更に、温度が低下して比較器46の出力が
Lになるとダイオード57を介して抵抗51とダイオー
ド52との間の電位をLにするので、トランジスタ55
がONになって出力されるところのHレベルの電圧が比
較器54の一方の端子へ供給されることはない。
【0037】比較器54は、抵抗58、コンデンサ5
9、ダイオード60、61、コンデンサ62、抵抗6
3、64、65等からタイマー回路を構成している。こ
のタイマー回路は比較器の一方の端子にHレベルの電圧
が供給されると出力をHレベル電圧に変え、この一方の
端子に供給されるHレベルの電圧がLレベルの電圧に変
わってから所定時間の間は強制的に出力をLレベルにホ
ールドするものである。すなわち、この所定時間の間に
一方の端子にHレベルの電圧が再び供給されても、この
所定時間を経過するまで比較器54の出力はLレベルの
ままである。この所定時間はコンデンサの62の電圧が
Hレベル電圧以下に放電するまでの時間であり、主にコ
ンデンサ62の容量と放電抵抗63の値によって設定さ
れる。
【0038】尚、この比較器54の出力がHレベル電圧
になることによって圧縮機2の運転が行われる。またト
ランジスタ55がONになることによって電気ヒーター
9が通電される。
【0039】コネクタ66の端子1、2には室外側熱交
換器の温度を検出する不特性サーミスタ26(着霜検出
器)が接続され、このサーミスタ26が抵抗67でバイ
アスされることによって、抵抗68を介して比較器69
の一方の端子へ温度に対応した電圧が供給される。この
電圧が抵抗70、71で設定される分圧電圧以上になっ
たときに比較器69は出力をLレベル電圧にし、ダイオ
ード52と抵抗53との間の電位をL電圧レベルに下げ
圧縮機の運転を停止させる。
【0040】すなわち、室外側熱交換器の温度が前記分
圧電圧に対応する温度以下になった際に比較器69の出
力がLレベル電圧に変わる。なお、抵抗72はこの比較
器69のH/L切換わりにデファレンシャルを設定する
抵抗である。73は規制用のダイオードである。
【0041】コネクタ74の端子1、2には室内側熱交
換器の温度を検出する不特性サーミスタ29(凍結防止
サーモ)が接続され、このサーミスタ29が抵抗75で
バイアスされることによって、抵抗76を介して比較器
77の一方の端子へ温度に対応した電圧が供給される。
この電圧が抵抗78、79で設定される分圧電圧以上に
なったときに比較器77は出力をLレベル電圧にし、ダ
イオード52と抵抗53との間の電位をL電圧レベルに
下げ圧縮機2の運転を停止させる。
【0042】すなわち、室内側熱交換器の温度が前記分
圧電圧に対応する温度(摂氏−7度)以下になった際に
比較器77の出力がLレベル電圧に変わる。なお、抵抗
80はこの比較器77のH/L切換わりにデファレンシ
ャルを設定する抵抗である。81は規制用のダイオード
である。
【0043】コンデンサ82、抵抗83、84は遅延回
路であり、コンデンサ82の電位が下がるまでの間比較
器69、77のLレベル電圧の出力をマスクして、圧縮
機の運転開始時などの誤動作を防止する。
【0044】図4において図3とはそれぞれのラインL
1〜L7がつながっている。101〜107はそれぞれ
電動機の可変速用の補助リレー、電動機の運転/停止を
行う補助リレー、電気ヒーターへの通電を行う補助リレ
ー、ドレンポンプの運転を制御する補助リレー、圧縮機
の運転を制御する補助リレー、四方弁を制御する補助リ
レーである。
【0045】108〜114はこれら補助リレーの駆動
用の反転バッファであり、これらバッファの入力側にH
レベル電圧が印加されると、バッファの出力がLレベル
電圧になってそれぞれの補助リレーを通電するものであ
る。
【0046】また、COOL(弱)モード、HEAT
(弱)モードの時には、バッファ112の出力がLレベ
ル電圧になり電動機の可変速用の補助リレーが通電さ
れ、同時にダイオード118を介してファンの運転/停
止を行う補助リレーが通電される。また、電気ヒーター
への通電を行う補助リレーが通電された際にも同時にダ
イオード117を介してファンの運転/停止を行う補助
リレーが通電される。ダイオード116は誤動作防止用
である。
【0047】115はコネクタ119の端子1番と2番
との間に接続された湿度検出器であり室内の湿度が所定
値以下で接片を閉じて加湿用のポンプの運転を可能にす
る。このポンプを駆動して室内側熱交換器に水をかけて
加湿効果を得るものである。
【0048】120、121はそれぞれコネクタであ
り、それぞれの端子番号が一致するように接続される。
122はコネクタ121の5番と6番間に接続されるコ
ネクタであり、このコネクタ122には集中制御器のス
イッチ127が接続される。コネクタ30には図6に示
す電気回路(空気調和機の本体から分離して設けられる
リモートコントローラの電気回路)が接続される。この
コネクタ30は図6に示すコネクタ123に端子番号が
一致するように接続される。
【0049】このコネクタ30にコネクタ123を接続
する際にはコネクタ124をコネクタ40に端子番号が
一致するように接続して図5に示す電気回路へ直流24
Vの電力を供給可能にする。すなわちリモートコンロー
ラを使用する場合はコネクタ39は外すものである。
【0050】この図5の電気回路において、201、2
02はサーモスタットの動作接片であり、設定温度と検
知温度との大小に応じてC側又はH1側、開放又はH2
側に切換る。動作接片202は動作接片201より所定
温度低い温度で動作するように構成されている。203
〜205は電気ヒータ(発熱体)であり、動作接片20
1,202がH1,H2側の時に通電されて動作接片2
01,202の動作にディファレンシャルを与える。
【0051】206は運転モードの切換スイッチであり
運転モード(HEAT,OFF,COOL)を設定す
る。207,208は連動する切換接片であり運転モー
ドに合わせて切換る。切換接片207,208がHEA
T(暖房モード)側にある時は切換接片208を介して
動作接片201,202へ電力が供給される。検出温度
が設定温度以下であれば動作接片201がH1側にある
ので端子3に端子6から得られた+24〔V〕の直流電
圧信号(圧縮機ONの信号)を出力する。また検出温度
が設定温度より所定温度低くなると動作接片202がH
2側になるので同様に端子4から+24〔V〕の直流電
圧信号(補助熱源用の電気ヒータの通電信号)を出力す
る。また端子1からは常に+24〔V〕の直流電圧信号
(四方弁の切換信号)が出力される。
【0052】切換接片207,208がCOOL(冷房
モード)側にある時は切換接片207を介して動作接片
201へ電力が供給される。検出温度が設定温度以上で
あれば動作接片201がC側にあるので端子3に+24
〔V〕の直流電圧信号が出力される。
【0053】209はファンコントロールスイッチであ
り、ON(自動)の側にある時は端子3から出力される
直流電圧信号と同期して端子2から+24〔V〕の直流
電圧信号(電動機の運転信号)が出力される。すなわ
ち、圧縮機13のON/OFFにクロスフローファン8
の運転を連動させるための信号を端子2から出力するも
のである。ファンコントロールスイッチ209がOFF
(連続運転)の側にある時は圧縮機13のON/OFF
に関係なく直流電圧信号が連続出力されるものである。
【0054】また図4において、コネクタ120の端子
1番に24Vの出力があるとき(暖房運転の時)はこの
24V電圧を抵抗128、129で分圧してその出力を
ツェナーダイオード130を介してバッファ108に供
給され四方弁切換用の補助リレー107を通電する。
【0055】この時ツェナーダイオード130を用いる
ことによって、このツェナーダイオードのツエナー電圧
以下の電圧の通過を阻止し、ノイズや電気ヒータ203
〜205による漏れ電力を遮断している。
【0056】コネクタ120の端子2番に24Vの出力
があるとき(ファンの運転信号)はこの24V電圧を抵
抗131、132で分圧してその出力をバッファ110
に供給し送風機運転用の補助リレー103を通電する。
【0057】コネクタ120の端子3番に24Vの出力
があるとき(圧縮機の運転信号の時)はこの24V電圧
を抵抗133、134で分圧してその出力をツェナーダ
イオード135、スイッチングトランジスタ136、1
37、抵抗138を介して図3に示す比較器54に供給
され圧縮機運転用の補助リレー106を通電する。
【0058】この時ツェナーダイオード135を用いる
ことによって、このツェナーダイオードのツエナー電圧
以下の電圧の通過を阻止し、ノイズや電気ヒータ203
〜205による漏れ電力を遮断している。
【0059】同時にダイオード139を介してスイッチ
ングトランジスタ140をOFFに保ち電気ヒーターの
通電を阻止している。
【0060】コネクタ120の端子4番に24Vの出力
があるとき(圧縮機の運転信号の時)はこの24V電圧
を抵抗141、142で分圧してその出力をツェナーダ
イオード143、スイッチングトランジスタ144、1
40、抵抗145を介してバッファ113にHレベル電
圧を供給し電気ヒーター通電用の補助リレー103、1
04を通電する。
【0061】この時、トランジスタ144がONになっ
て図2に示すダイオード52と抵抗53との間の電位を
Lレベル電位に下げて前期と同様に圧縮機の運転を強制
的に停止させる。また同様にツェナーダイオード143
を用いることによって、このツェナーダイオードのツエ
ナー電圧以下の電圧の通過を阻止し、ノイズや電気ヒー
タ203〜205による漏れ電力を遮断している。
【0062】147は室内の凍結防止に用いる温度スイ
ッチであり、コネクタ146を介して接続されている。
この温度スイッチ147は温度が約摂氏3度程度に低下
した際に接片を閉じるものであり、この接片を閉じるこ
とによって抵抗148を介してバッファ113にHレベ
ル電圧を供給し電気ヒータの通電を行うものである。従
って、暖房運転が開始されドアの凍結など室内に凍結が
生じるのを防止する。
【0063】コネクタ125とコネクタ126とを接続
することによってジャンパー線149で電気回路がつな
がるものである。このコネクタ125、126を接続す
ることによって、集中制御器のスイッチ127が開放し
ていても送風運転のみを運転可能にしている。尚、スイ
ッチ127が閉じている時はダイオード151を介して
も電力が供給されるので、コネクタ126が外れていて
もファンの運転は可能になる。
【0064】すなわち、コネクタ126が接続されてい
れば、スイッチ127が開放していても、図2に示す制
御回路又は図5に示す制御回路で冷房、暖房の運転が設
定されていれば、補助リレー101、102が通電可能
となり実質的に送風運転のみが行われる。尚、スイッチ
127が閉じていれば通常通りの空調運転が行える。
【0065】また、コネクタ126が外れ、スイッチ1
27が開放していると、図2に示す制御回路又は図5に
示す制御回路で冷房、暖房の運転が設定されていても、
補助リレー101、102が通電不可となり、空調運転
は行われない。
【0066】尚、図中VDDは直流電源に接続され直流電
力の供給を受ける。
【0067】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、温
度補償用の電気ヒータから微少電流が漏れるようなとき
でも制御回路が誤動作することが無くなる。
【0068】また、集中制御器のスイッチによらず電動
機の動作を常に有効にする電気回路を備えたので、利用
者はスイッチが操作されていても空気調和機の動作を確
認することができるものである。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す空気調和機の要部断面図
である。
【図2】図1に示した空気調和機に用いる電気回路の一
部を示す電気回路図である。
【図3】図1に示した空気調和機に用いる電気回路の一
部を示す電気回路図である。
【図4】図1に示した空気調和機に用いる電気回路の一
部を示す電気回路図である。
【図5】図1に示した空気調和機に用いる電気回路の一
部を示す電気回路図である。
【符号の説明】
21 運転モード選択スイッチ 41 温度設定用の可変抵抗 209 ファンコントロールスイッチ 130 ツェナーダイオード 135 ツェナーダイオード 143 ツェナーダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
    用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイクルを備える
    空気調和機において、前記圧縮機への通電を制御するリ
    レーと、制御端子を有しリレーの励磁コイルへの通電を
    制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度との大小
    に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機構と、こ
    の温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電による発
    熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、この温度
    制御機構の接点から供給される電力を前記半導体素子の
    制御端子へ供給する電力伝送路と、この電力伝送路中に
    設けられ前記半導体素子が前記小電力に応答して励磁コ
    イルの通電を行うのを規制する規制回路とを備えたこと
    を特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、流路切換弁、熱源側熱交換器、
    減圧装置、利用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイ
    クルを備え、前記流路切換弁の切換で利用側熱交換器に
    よる冷却運転と加熱運転とを行うと共に、補助加熱用の
    電気ヒータを備える空気調和機において、前記圧縮機及
    び前記電気ヒータへの通電を制御する夫々のリレーと、
    夫々制御端子を有し夫々のリレーの励磁コイルへの通電
    を制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度との大
    小に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機構と、
    この温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電による
    発熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、この温
    度制御機構の接点から供給される電力を前記夫々の半導
    体素子の制御端子へ供給する夫々の電力伝送路と、この
    夫々の電力伝送路中に設けられ前記半導体素子が前記小
    電力に応答して励磁コイルの通電を規制する規制回路と
    を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
    用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイクルを備える
    空気調和機において、前記圧縮機への通電を制御するリ
    レーと、制御端子を有しリレーの励磁コイルへの通電を
    制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度との大小
    に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機構と、こ
    の温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電による発
    熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、この温度
    制御機構の接点から供給される電力を前記半導体素子の
    制御端子へ供給する電力伝送路と、この電力伝送路中に
    設けられ前記半導体素子が前記小電力に応答して励磁コ
    イルの通電を行うのを規制するツェナーダイオードとを
    備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、流路切換弁、熱源側熱交換器、
    減圧装置、利用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイ
    クルを備え、前記流路切換弁の切換で利用側熱交換器に
    よる冷却運転と加熱運転とを行うと共に、補助加熱用の
    電気ヒータを備える空気調和機において、前記圧縮機及
    び前記電気ヒータへの通電を制御する夫々のリレーと、
    夫々制御端子を有し夫々のリレーの励磁コイルへの通電
    を制御する半導体素子と、温度設定値と検出温度との大
    小に基づいて接点間の接続が切換わる温度制御機構と、
    この温度制御機構の接点間をつなぎ小電流の通電による
    発熱で前記切換動作の温度補償を行う発熱体と、この温
    度制御機構の接点から供給される電力を前記夫々の半導
    体素子の制御端子へ供給する夫々の電力伝送路と、この
    夫々の電力伝送路中に設けられ前記半導体素子が前記小
    電力に応答して励磁コイルの通電を規制するツェナーダ
    イオードとを備えたことを特徴とする空気調和機の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
    用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイクルを備える
    空気調和機において、励磁コイルに供給される電力に応
    答して前記圧縮機への通電を行うためのリレーと、制御
    端子に印加される信号に応答して前記リレーの励磁コイ
    ルへの通電を制御する半導体素子と、温度設定値と検出
    温度との大小に基づいて接点間の接続が切換わるサーモ
    スタットと、前記サーモスタットの接点間をつなぎ小電
    力の供給で発熱して前記サーモスタットの切換わり動作
    にディファレンシャルを与える発熱体と、前記サーモス
    タットの接点から供給される電力を前記半導体素子の制
    御端子へ前記信号として供給する伝送路と、前記伝送路
    中に設けられ、ツェナー電圧が前記小電力による電圧よ
    り高いツェナーダイオードとを備え前記小電力が前記半
    導体素子の制御端子に供給されるのを防止して前記圧縮
    機の運転を規制したことを特徴とする空気調和機の制御
    装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機、流路切換弁、熱源側熱交換器、
    減圧装置、利用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイ
    クルを備え、前記流路切換弁の切換で利用側熱交換器に
    よる冷却運転と加熱運転とを行うと共に、補助加熱用の
    電気ヒータを備える空気調和機において、励磁コイルに
    供給される電力に応答して前記圧縮機への通電を行うた
    めの圧縮機用リレーと、励磁コイルに供給される電力に
    応答して前記電気ヒータへの通電を行うための電気ヒー
    タ用リレーと、制御端子に印加される信号に応答して前
    記圧縮機用リレーの励磁コイルへの通電を制御する圧縮
    機制御用半導体素子と、制御端子に印加される信号に応
    答して前記電気ヒータ用リレーの励磁コイルへの通電を
    制御する電気ヒータ制御用半導体素子と、第1の温度設
    定値と検出温度との大小に基づいて接点間の接続が切換
    わる圧縮機制御用サーモスタットと、第2の温度設定値
    と検出温度との大小に基づいて接点間の接続が切換わる
    電気ヒータ制御用サーモスタットと、前記それぞれのサ
    ーモスタットの接点間をつなぎ小電力の供給で発熱して
    前記それぞれのサーモスタットの切換わり動作にディフ
    ァレンシャルを与えるそれぞれの発熱体と、前記それぞ
    れのサーモスタットの接点から供給される電力を前記そ
    れぞれの半導体素子の制御端子へ前記信号として供給す
    るそれぞれの伝送路と、前記それぞれの伝送路中に設け
    られ、ツェナー電圧が前記小電力による電圧より高いツ
    ェナーダイオードとを備え前記小電力が前記それぞれの
    半導体素子の制御端子に供給されるのを防止して前記圧
    縮機の運転または/及び電気ヒータの通電を規制したこ
    とを特徴とする空気調和機の制御装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
    用側熱交換器を用いて構成された冷凍サイクルを備える
    と共に、利用側熱交換器で空調された空気を調和室に送
    風するための電動機を備えた空気調和機において、前記
    圧縮機への通電を制御する第1リレーと、前記電動機へ
    の通電を制御する第2リレーと、少なくともこれらリレ
    ーの動作を検出温度と設定温度とに基づいて制御する温
    度制御回路と、この温度制御回路の動作に係わらず強制
    的に少なくとも前記圧縮機及び前記電動機への通電を遮
    断させるためのスイッチと、このスイッチの操作に係わ
    らず前記電動機への電力の供給を可能にして前記電動機
    に対する前記温度制御回路の制御を有効にさせるための
    電気回路とを備えたことを特徴とする空気調和機の制御
    装置。
JP6006445A 1994-01-25 1994-01-25 空気調和機の制御装置 Pending JPH07217971A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6006445A JPH07217971A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 空気調和機の制御装置
TW83101798A TW239185B (en) 1994-01-25 1994-03-02 Air conditioner controlling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6006445A JPH07217971A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 空気調和機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07217971A true JPH07217971A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11638617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6006445A Pending JPH07217971A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 空気調和機の制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07217971A (ja)
TW (1) TW239185B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155245A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Sharp Corp 空気調和機
JP2010054189A (ja) * 2008-08-01 2010-03-11 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
CN112747415A (zh) * 2021-02-03 2021-05-04 广州市互邻空调设备有限公司 一种空调双机切换器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155245A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Sharp Corp 空気調和機
JP2010054189A (ja) * 2008-08-01 2010-03-11 Hitachi Appliances Inc 空気清浄機
CN112747415A (zh) * 2021-02-03 2021-05-04 广州市互邻空调设备有限公司 一种空调双机切换器

Also Published As

Publication number Publication date
TW239185B (en) 1995-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6225738U (ja)
US6606871B2 (en) Twinning interface control box kit for twinned fan coils in dual heat pump or AC system
US3318372A (en) Emergency control system for a heat pump and method
KR970001283B1 (ko) 공기조화기의 제어장치
KR19990081790A (ko) 공기조화기
JPH05312380A (ja) 空気調和機の制御装置
GB2300051A (en) Air conditioning system
US3070972A (en) Automatic controls for room air conditioning unit
KR970001287B1 (ko) 공기조화기의 제어장치
US3901308A (en) Electrical overload control for a combination apparatus
US5619860A (en) Controlling apparatus for an air conditioner
JP4130047B2 (ja) 空気調和機
JPH07217971A (ja) 空気調和機の制御装置
JPS6329177B2 (ja)
US3785433A (en) Air conditioning system including indoor fan speed control
JP3815463B2 (ja) 分離型空気調和機
KR0146408B1 (ko) 제어장치의 오동작 방지기능을 가진 공기조화기
JP3181111B2 (ja) 空気調和機
US20030102121A1 (en) Air conditioner and method of controlling the same
JP2000179919A (ja) 空気調和機
JPH0861738A (ja) 空気調和機
JPH1096548A (ja) 空気調和機
JPH05256503A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2810588B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JPH10332186A (ja) 空気調和機