JPH07217864A - アフタエア供給装置 - Google Patents

アフタエア供給装置

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JPH07217864A
JPH07217864A JP6008493A JP849394A JPH07217864A JP H07217864 A JPH07217864 A JP H07217864A JP 6008493 A JP6008493 A JP 6008493A JP 849394 A JP849394 A JP 849394A JP H07217864 A JPH07217864 A JP H07217864A
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研滋 木山
Shigeki Morita
茂樹 森田
Hidehisa Yoshizako
秀久 吉廻
Naoyuki Sei
直幸 瀬井
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アフタエアポートからのアフタエアを火炉の
高さ方向の広がりを抑え、火炉の幅方向の広がりを広く
できるアフタエア供給装置を得る。 【構成】 スリーブ19を半円形状の上スリーブ23と
半円形状の下スリーブ24によつて構成し、この上、下
スリーブ23,24に首振機構25を設けた。これによ
つて、上、下スリーブ23,24の首振運動により火炉
14の高さ方向のフローパターンは狭くなり、火炉14
の幅方向のフローパターンは広がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアフタエア供給装置に係
り、特に未燃分を増加させることなく排ガス中の窒素酸
化物(以下NOxと称する)を低減するに好適な燃焼装
置用のアフタエア供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NOxは大気汚染の重大な原因となる物
質の一つであり、公害防止の観点からこのNOxの除
去、あるいは低減が要望されている。
【0003】例えばボイラ等の燃焼装置から発生するN
Oxには各種燃料中に含まれている窒素成分が燃焼時に
酸化されて生成するフユエル(Fuel)NOxと、炭
化水素系燃料を燃焼する際に炭化水素が空気中の窒素と
反応し、更にいくつかの反応を経て生じたプロンプト
(Prompt)NOxと、空気中の窒素分子が高温に
おいて酸素と結合して生成するサーマル(Therma
l)NOxとがあり、特にサーマルNOxが問題視され
ている。
【0004】サーマルNOxの生成は燃焼温度が高く、
燃焼域でのO2濃度が高く、また高温域での燃焼ガスの
滞留時間が長くなるほど多く発生する。
【0005】このことから根本的にNOxを抑制するた
めには、燃焼温度、O2濃度、滞留時間を抑制すること
が重要で、特に燃焼温度が1600℃以上になるとNO
xが急激に増加する傾向にあり、このために最近のボイ
ラにおいては脱硝燃焼方式が採用されてNOxの低減と
未燃分の減少が計られている。
【0006】この脱硝燃焼方式は主バーナで不完全燃焼
を行なわせてNOxの発生量を抑制し、脱硝バーナで低
酸素燃焼を行なわせて還元性中間生成物により前記主バ
ーナで発生したNOxを無害なN2に還元する燃焼方式
である。
【0007】図6は脱硝燃焼方式を採用したボイラの縦
断面図、図7は図6の側面図である。
【0008】図6、図7においてボイラ1は前壁2、後
壁3、側壁4,5、ホツパ6、ノーズ7および火炉出口
8から構成されている。前壁2には主バーナ9,10、
脱硝バーナ11およびアフタエアポート12を下から上
へ順に設け、ホツパ6の底部にはホツパ口13が設けら
れて、ここから、再循環ガスが供給される。
【0009】そしてボイラ1の火炉14内での低NOx
化を計るために、主バーナ9ではほぼ理論燃焼空気量に
等しい空気量若しくは理論燃焼空気量よりも若干少な目
の空気量によつて燃焼させ、主バーナ10では理論燃焼
空気量の60〜80%の空気量で燃焼させ、脱硝バーナ
11では理論燃焼空気量の40〜60%で燃焼させて、
炭化水素の燃焼中間生成物であるNOx還元性の強いC
N,C2,NH3により主バーナ9,10のNOxを還元
させ、更にアフタエアポート12から燃焼用空気を供給
して完全燃焼を行なわせる燃焼方式である。
【0010】図8に従来技術のアフタエア供給装置の拡
大図を示し、図9および図10はいずれも火炉の幅方向
におけるアフタエアのフローパターンを示す。
【0011】図8から図10において、符号2から14
は図6、図7のものと同一のものを示す15は風箱、1
6は旋回発生器、17は旋回空気通路、18は旋回空気
流である。
【0012】このような構造において、風箱15内のア
フタエアは旋回空気通路17で旋回発生器16によつて
任意の旋回強度に調整されて旋回空気流18となり、ア
フタエアポート12を経て火炉14へ供給される。
【0013】このように旋回空気流18は旋回発生器1
6による旋回度を増すと旋回空気流18の拡がり角は増
すが、軸方向への噴出速度は減衰する。
【0014】逆に旋回発生器16による旋回度を減ずれ
ば旋回空気流18の拡がり角は小さくなり、軸方向への
噴出速度は増加する。
【0015】つまり、旋回が強い場合には図9に示すよ
うに旋回空気流18は火炉14の幅方向に広がるが軸方
向の速度ベクトルが小さくなり、火炉14の奥行方向の
貫通力が低下する。一方旋回が弱い場合には、図10に
示すように軸方向の速度ベクトルは大きくなり火炉14
の奥行方向の貫通力は増強されるが、旋回空気流18の
広がりは小さくなる。すなわち、単なる旋回空気流18
のみでは、火炉14の断面全体に亘るアフタエアの広が
りと貫通力の両方を調整することはできない。
【0016】この旋回空気流18のみによるアフタエア
供給装置に代えて図11に示すようなデユアルフロ型ア
フタエア供給装置がある。
【0017】図11はデユアルフロ型アフタエア供給装
置の拡大図を示し、図12は図11におけるアフタエア
のフローパターンを示す。
【0018】図11および図12において、符号2から
18までは図8のものと同一のものを示す。
【0019】19はアフタエアポート12内に配置され
たスリーブ、20は直進空気通路、21は直進空気流、
22はダンパである。
【0020】このような構造において、スリーブ19の
外側の旋回空気流18は旋回発生器16によつて任意の
旋回強度に調節され、アフタエアポート12を通つて火
炉14に導かれる。スリーブ19の内側の直進空気流2
1は、直進空気通路20を通つて火炉14へ導かれる。
旋回空気流18と直進空気流21の流量比率は旋回発生
器16とダンパ22の抵抗差によつて任意に調節され
る。スリーブ19の外周における旋回空気流18の旋回
強度と、旋回空気流18と直進空気流21の流量比率を
調節することにより、アフタエアは火炉14の横断面に
おいて広がりと貫通力の両方を調整することができる。
【0021】つまり、図12にフローパターンを示すよ
うに旋回空気流18によつて火炉14の幅方向の広がり
が形成され、直進空気流21によつて火炉14への貫通
力が形成されるので、広がりと貫通力の両方を調整する
ことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8お
よび図11に示す従来技術のアフタエア供給装置におい
ては、アフタエアがアフタエアポート12の軸対称な噴
流であるために、火炉14の幅方向にアフタエアを広げ
ようとすると火炉14の高さ方向にもアフタエアが広が
るためにそれだけ直進空気流21の火炉14内への貫通
力が低下する欠点がある。
【0023】本発明はかかる従来技術の欠点を解消しよ
うとするもので、その目的とするところは、火炉の高さ
方向へのアフタエアの広がりを抑えて火炉の幅方向への
アフタエアの広がりを広くできるアフタエア供給装置を
提供するにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、スリーブを半円形状の上スリーブと半円
形状の下スリーブによつて構成し、かつ、上、下スリー
ブに首振機構を設けたものである。
【0025】
【作用】このように半円形状の上、下スリーブによつて
構成し、首振機構を設けることによつて軸非対称な噴流
になるので、火炉の幅方向へのアフタエアの広がりを広
くでき、火炉の高さ方向へのアフタエアの広がりを狭く
することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0027】図1は本発明の実施例に係るアフタエア供
給装置の縦断面図、図2は図1の側面図、図3は図1の
平面図、図4は炉幅方向におけるアフタエアのフローパ
ターンを示す図、図5は火炉の高さ方向におけるアフタ
エアのフローパターンを示す図である。
【0028】図1から図5において、符号2から22ま
では従来のものと同一のものを示す。
【0029】23,24は半円形状に分割された上スリ
ーブと下スリーブ、25は上、下スリーブ23,24の
首振機構、26,27は上、下スリーブ23,24の上
直進空気通路および下直進空気通路、28,29は上直
進空気流および下直進空気流である。
【0030】このような構造において、旋回空気流18
は、旋回発生器16によつて任意の旋回を与えられた
後、アフタエアポート12を通つて火炉14へ導かれ
る。上、下スリーブ23,24内の直進空気通路は図1
から図3に示すように上直進空気通路26と下直進空気
通路27に分割され、上、下スリーブ23,24は首振
機構25を支点に図3に示すようにアフタエアポート1
2の中心軸に対して各々角θ,θ’の角度で火炉14の
幅方向に首振運動ができるので、上直進空気流28はア
フタエアポート12の中心軸よりも左側へ、下直進空気
流29はアフタエアポート12の中心軸よりも右側へそ
れぞれ火炉14の幅方向へ広げられる。
【0031】つまり、上直進空気流28と下直進空気流
29を上スリーブ23と下スリーブ24に分割して供給
し、しかし上、下スリーブ23,24の首振運動を行な
うことによつて、火炉14の高さ方向におけるアフタエ
アのフローパターンは図5に示すように従来技術のもの
よりも広がり角が小さくなり、火炉14の幅方向におけ
るアフタエアのフローパターンは図4に示すように従来
技術のものよりも幅方向の広がり角が大きくなる。
【0032】すなわち、従来技術のアフタエア供給装置
からのアフタエアは火炉14の高さ方向、幅方向共にほ
ぼ円形に近いフローパターンになるが、実施例のアフタ
エア供給装置におけるアフタエアは火炉14の高さ方向
には広がり角が狭く、幅方向には広がるので、ほぼ楕円
形に近いフローパターンになる。従つて、火炉14の高
さ方向の広がりを抑え、火炉14の幅方向の広がりをよ
り広くしたアフタエアになる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、火炉の高さ方向の広が
りを抑えて火炉の幅方向の広がりをより広くすることが
でき、NOx、未燃分も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアフタエア供給装置の縦
断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】火炉の幅方向におけるアフタエアのフローパタ
ーンを示す図である。
【図5】火炉の高さ方向におけるアフタエアのフローパ
ターンを示す図である。
【図6】脱硝燃焼方式を採用したボイラの縦断面図であ
る。
【図7】図6の側面図である。
【図8】従来技術のアフタエア供給装置の拡大図であ
る。
【図9】強旋回時におけるアフタエアのフローパターン
を示す図である。
【図10】弱旋回時におけるアフタエアのフローパター
ンを示す図である。
【図11】従来技術のデユアルフロ型アフタエア供給装
置の拡大図である。
【図12】図11およびアフタエアのフローパターンを
示す図である。
【符号の説明】
12 アフタエアポート 17 旋回空気通路 19 スリーブ 20 直進空気通路 23 上スリーブ 24 下スリーブ 25 首振機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬井 直幸 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アフタエアポート内にスリーブを配置し
    てスリーブの外側に旋回空気通路を、スリーブの内側に
    直進空気通路を設け、旋回空気通路と直進空気通路から
    のアフタエアによつて燃焼するものにおいて、 前記スリーブを半円形状の上スリーブと半円形状の下ス
    リーブによつて構成し、かつ上、下スリーブに首振機構
    を設けたことを特徴とするアフタエア供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232328A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Babcock Hitachi Kk 二段燃焼用空気ポートとその運用方法及びボイラ
JP2013228135A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Bab-Hitachi Industrial Co Coボイラ
WO2016080714A1 (ko) * 2014-11-22 2016-05-26 김성우 연관 위치 이동식 화목 연소 장치

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WO2016080714A1 (ko) * 2014-11-22 2016-05-26 김성우 연관 위치 이동식 화목 연소 장치

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