JPH07216870A - 地盤改良機械 - Google Patents
地盤改良機械Info
- Publication number
- JPH07216870A JPH07216870A JP3300994A JP3300994A JPH07216870A JP H07216870 A JPH07216870 A JP H07216870A JP 3300994 A JP3300994 A JP 3300994A JP 3300994 A JP3300994 A JP 3300994A JP H07216870 A JPH07216870 A JP H07216870A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- rotary shaft
- ground
- agitating blades
- stirring blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 攪拌翼と土壌が共回りするのを防止し、土壌
と固化材とを均一に攪拌混合させる。 【構成】 地盤中に下降する一対の支持腕１，１間に回
転軸３を水平に軸支し、該回転軸３の外周に複数の攪拌
翼７を突設し、土壌に固化材の粉体又はミルクを供給す
ると共に回転軸３を回転させながら攪拌翼７により土壌
を攪拌混合するようにした地盤改良機械において、前記
支持腕１，１の内側に共回り防止杆１４を張り出すと共
に、該共回り防止杆１４から攪拌翼７，７間に介在する
共回り防止翼１５を一体に延設した構成からなる。
と固化材とを均一に攪拌混合させる。 【構成】 地盤中に下降する一対の支持腕１，１間に回
転軸３を水平に軸支し、該回転軸３の外周に複数の攪拌
翼７を突設し、土壌に固化材の粉体又はミルクを供給す
ると共に回転軸３を回転させながら攪拌翼７により土壌
を攪拌混合するようにした地盤改良機械において、前記
支持腕１，１の内側に共回り防止杆１４を張り出すと共
に、該共回り防止杆１４から攪拌翼７，７間に介在する
共回り防止翼１５を一体に延設した構成からなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌と固化材の粉体又
はミルクを攪拌混合して地盤を改良する地盤改良機械に
関するものである。
はミルクを攪拌混合して地盤を改良する地盤改良機械に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の地盤改良機械は、地盤中
に下降する一対の支持腕間に回転軸を水平に軸支し、該
回転軸の外周に複数の攪拌翼を突設して大略構成されて
いる。そして、回転軸の外周面に形成された開口から土
壌に固化材の粉体又はミルクを供給すると共に、回転軸
を回転させながら一対の支持腕を地盤中に下降させ、攪
拌翼により土壌を攪拌混合して地盤の改良を行うように
している。
に下降する一対の支持腕間に回転軸を水平に軸支し、該
回転軸の外周に複数の攪拌翼を突設して大略構成されて
いる。そして、回転軸の外周面に形成された開口から土
壌に固化材の粉体又はミルクを供給すると共に、回転軸
を回転させながら一対の支持腕を地盤中に下降させ、攪
拌翼により土壌を攪拌混合して地盤の改良を行うように
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記地
盤改良機械では、回転する攪拌翼により土壌を一旦削孔
し、切削土の間隙に固化材の粉体又はミルクを供給し、
該固化材と土壌を強制的に攪拌混合するようにしている
ので、砂質土、シルト系の地盤は容易に攪拌混合できる
ものの、粘性土特に固い粘性土やピート層では、改良せ
んとする土壌と攪拌翼とが共回りしてその土壌と固化材
をうまく攪拌混合することができないといった課題が有
った。そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされた
もので、常に土壌と固化材が効率良く攪拌混合し得る地
盤改良機械を提供することを目的とするものである。ま
た、構造が簡単であることから、そのための製作も容易
となり、しかも製作コストも高価にならない地盤改良機
械を提供することを目的とする。
盤改良機械では、回転する攪拌翼により土壌を一旦削孔
し、切削土の間隙に固化材の粉体又はミルクを供給し、
該固化材と土壌を強制的に攪拌混合するようにしている
ので、砂質土、シルト系の地盤は容易に攪拌混合できる
ものの、粘性土特に固い粘性土やピート層では、改良せ
んとする土壌と攪拌翼とが共回りしてその土壌と固化材
をうまく攪拌混合することができないといった課題が有
った。そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされた
もので、常に土壌と固化材が効率良く攪拌混合し得る地
盤改良機械を提供することを目的とするものである。ま
た、構造が簡単であることから、そのための製作も容易
となり、しかも製作コストも高価にならない地盤改良機
械を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の地盤改良機械は、地盤中に下降する一対の
支持腕間に回転軸を水平に軸支し、該回転軸の外周に複
数の攪拌翼を突設し、土壌に固化材の粉体又はミルクを
供給すると共に回転軸を回転させながら攪拌翼により土
壌を攪拌混合するようにした地盤改良機械において、前
記支持腕の内側に共回り防止杆を張り出すと共に、該共
回り防止杆から各攪拌翼間に介在する共回り防止翼を一
体に延設した構成よりなるものである。
め、本発明の地盤改良機械は、地盤中に下降する一対の
支持腕間に回転軸を水平に軸支し、該回転軸の外周に複
数の攪拌翼を突設し、土壌に固化材の粉体又はミルクを
供給すると共に回転軸を回転させながら攪拌翼により土
壌を攪拌混合するようにした地盤改良機械において、前
記支持腕の内側に共回り防止杆を張り出すと共に、該共
回り防止杆から各攪拌翼間に介在する共回り防止翼を一
体に延設した構成よりなるものである。
【０００５】
【作用】複数の攪拌翼を回転させながら一対の支持腕を
地盤中に下降させた場合、攪拌翼の回りの土壌が該攪拌
翼と一体に回転するが、攪拌翼の外周付近の塊は共周り
防止杆により停止され、また各攪拌翼間の塊は共回り防
止翼により停止させられる。すなわち、攪拌翼と共回り
防止杆及び共回り防止翼とで土壌の攪拌混合が行われる
ことになる。そこで、土壌に固化材の粉体又はミルクを
供給すれば、土壌との効率的な攪拌混合が行われる。
地盤中に下降させた場合、攪拌翼の回りの土壌が該攪拌
翼と一体に回転するが、攪拌翼の外周付近の塊は共周り
防止杆により停止され、また各攪拌翼間の塊は共回り防
止翼により停止させられる。すなわち、攪拌翼と共回り
防止杆及び共回り防止翼とで土壌の攪拌混合が行われる
ことになる。そこで、土壌に固化材の粉体又はミルクを
供給すれば、土壌との効率的な攪拌混合が行われる。
【０００６】
【実施例】以下に本発明に係る地盤改良機械の一実施例
を図面に基づき説明する。図１は地盤改良機械の要部の
斜視図、図２はその正面断面図をそれぞれ示し、図中、
１，１は地盤中へ垂直に下降する一対の支持腕てあり、
その両側下端部に軸孔２，２が開設されている。３は両
支持腕１，１間に水平に配置され、両端部を各軸孔２，
２に回転自在に軸支される回転軸であり、一方の支持腕
１の外側に取着されたモータ４により回転駆動させられ
る。
を図面に基づき説明する。図１は地盤改良機械の要部の
斜視図、図２はその正面断面図をそれぞれ示し、図中、
１，１は地盤中へ垂直に下降する一対の支持腕てあり、
その両側下端部に軸孔２，２が開設されている。３は両
支持腕１，１間に水平に配置され、両端部を各軸孔２，
２に回転自在に軸支される回転軸であり、一方の支持腕
１の外側に取着されたモータ４により回転駆動させられ
る。
【０００７】前記回転軸３は、その外周にリフ゛５，５
を介して円筒状の保持筒６が固着され、該保持筒６の外
周面に複数の攪拌翼７，７…が等間隔に突設されてい
る。また、この回転軸３は、図２に示すように内部が中
空状に形成され、一端に中空内部８へセメント又は石灰
などの固化材の粉体又はミルクを圧送するロータリース
イベル９が取着されている。
を介して円筒状の保持筒６が固着され、該保持筒６の外
周面に複数の攪拌翼７，７…が等間隔に突設されてい
る。また、この回転軸３は、図２に示すように内部が中
空状に形成され、一端に中空内部８へセメント又は石灰
などの固化材の粉体又はミルクを圧送するロータリース
イベル９が取着されている。
【０００８】１０は該ロータリースイベル９へ固化材の
粉体又はミルクを供給する供給管である。更に、前記回
転軸３の外周面には、適宜位置に中空内部８と連通する
噴出口１１が複数設けられ、該各噴出口１１，１１…か
ら突設させた導出管１２，１２…の先端開口１３，１３
…を前記保持筒６の外周面に臨ませている。
粉体又はミルクを供給する供給管である。更に、前記回
転軸３の外周面には、適宜位置に中空内部８と連通する
噴出口１１が複数設けられ、該各噴出口１１，１１…か
ら突設させた導出管１２，１２…の先端開口１３，１３
…を前記保持筒６の外周面に臨ませている。
【０００９】しかして、１４は一対の支持腕１，１間に
各攪拌翼７，７…の先端部に近づけて水平に横架される
共回り防止杆であり、下面の所定位置に、各攪拌翼７，
７間に介在し、下端が保持筒６の外周面付近に達する２
枚の共回り防止翼１５が一体に延設されている。
各攪拌翼７，７…の先端部に近づけて水平に横架される
共回り防止杆であり、下面の所定位置に、各攪拌翼７，
７間に介在し、下端が保持筒６の外周面付近に達する２
枚の共回り防止翼１５が一体に延設されている。
【００１０】本発明の土壌改良機械は上記構成よりな
り、図３に示すようにモータ４を駆動させ回転軸３を回
転させながら、支持腕１，１を地盤中Ｅへ下降させて土
壌を一旦削孔する。これに伴い、ロータリースイベル９
から中空内部８へ固化材の粉体又はミルクを圧送しつつ
開口１３，１３…から切削土の間隙に供給する。そし
て、各攪拌翼７，７…で土壌を攪拌しつつ固化材と混合
させる。
り、図３に示すようにモータ４を駆動させ回転軸３を回
転させながら、支持腕１，１を地盤中Ｅへ下降させて土
壌を一旦削孔する。これに伴い、ロータリースイベル９
から中空内部８へ固化材の粉体又はミルクを圧送しつつ
開口１３，１３…から切削土の間隙に供給する。そし
て、各攪拌翼７，７…で土壌を攪拌しつつ固化材と混合
させる。
【００１１】ところで、改良すべき土壌が固い粘性土や
ピート層などである場合、攪拌翼７，７…の回りの切削
土は該各攪拌翼７，７…と一体に回転するが、各攪拌翼
７，７…外周付近の塊は共回り防止杆１４により停止さ
れ、また各攪拌翼７，７…間の塊は共回り防止翼１５，
１５により停止させられるので、各攪拌翼７，７…と共
回り防止杆１４及び共回り防止翼１５とで土壌と固化材
との攪拌混合が効率的に行われることになる。
ピート層などである場合、攪拌翼７，７…の回りの切削
土は該各攪拌翼７，７…と一体に回転するが、各攪拌翼
７，７…外周付近の塊は共回り防止杆１４により停止さ
れ、また各攪拌翼７，７…間の塊は共回り防止翼１５，
１５により停止させられるので、各攪拌翼７，７…と共
回り防止杆１４及び共回り防止翼１５とで土壌と固化材
との攪拌混合が効率的に行われることになる。
【００１２】図４は他の実施例に係る土壌改良機械を示
すもので、両支持腕１，１の内側から共回り防止杆１４
ａ，１４ａが互いに内方へ水平に張り出されており、各
共回り防止杆１４ａ，１４ａの先端に、各攪拌翼７，７
間に介在し、かつ下端が保持筒６の外周面付近に達する
共回り防止翼１５ａが一体に延設されたもので、このよ
うな構成であっても本実施例と同等の作用及び効果が有
る。
すもので、両支持腕１，１の内側から共回り防止杆１４
ａ，１４ａが互いに内方へ水平に張り出されており、各
共回り防止杆１４ａ，１４ａの先端に、各攪拌翼７，７
間に介在し、かつ下端が保持筒６の外周面付近に達する
共回り防止翼１５ａが一体に延設されたもので、このよ
うな構成であっても本実施例と同等の作用及び効果が有
る。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の地盤改良機
械によれば、地盤が固い粘性土やピート層であっても、
各攪拌翼と共回り防止杆及び共回り防止翼とで土壌の共
回わりが防止され、土壌と固化材とを効率良く攪拌混合
して地盤を均質に改良することができる。しかも、これ
により固化材の供給量も無駄なく最適量に制限すること
ができる。更に、共回り防止杆及び共回り防止翼は構造
が簡単であって製作も容易であるばかりか、製作費も割
高にならないといった有益な効果を有する。
械によれば、地盤が固い粘性土やピート層であっても、
各攪拌翼と共回り防止杆及び共回り防止翼とで土壌の共
回わりが防止され、土壌と固化材とを効率良く攪拌混合
して地盤を均質に改良することができる。しかも、これ
により固化材の供給量も無駄なく最適量に制限すること
ができる。更に、共回り防止杆及び共回り防止翼は構造
が簡単であって製作も容易であるばかりか、製作費も割
高にならないといった有益な効果を有する。
【図１】本発明に係る地盤改良機械の要部の斜視図。
【図２】同正面断面図。
【図３】使用状態を示す側面断面図。
【図４】他の実施例に係る地盤改良機械の要部の断面
図。
図。
１，１ 支持腕 ３ 回転軸 ７，７… 攪拌翼 １４ 共回り防止杆 １５ 共回り防止翼
Claims (1)
- 【請求項１】 地盤中に下降する一対の支持腕間に回転
軸を水平に軸支し、該回転軸の外周に複数の攪拌翼を突
設し、土壌に固化材の粉体又はミルクを供給すると共に
回転軸を回転させながら攪拌翼により土壌を攪拌混合す
るようにした地盤改良機械において、前記支持腕の内側
に共回り防止杆を張り出すと共に、該共回り防止杆から
各攪拌翼間に介在する共回り防止翼を一体に延設したこ
とを特徴とする地盤改良機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3300994A JPH07216870A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 地盤改良機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3300994A JPH07216870A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 地盤改良機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216870A true JPH07216870A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12374834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3300994A Pending JPH07216870A (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 地盤改良機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07216870A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011047155A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Mitsuru Kawabata | バケットミキサー付き土壌や土質および地盤改良機械 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63194022A (ja) * | 1987-02-06 | 1988-08-11 | Kobe Steel Ltd | 地盤改良装置 |
| JPH03125712A (ja) * | 1989-10-12 | 1991-05-29 | Shohei Senda | 軟弱地盤改良方法及び装置 |
| JPH04222714A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-12 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 軟弱地盤改良装置 |
| JPH05346026A (ja) * | 1991-06-24 | 1993-12-27 | Ryoichi Umehara | バックホーのバケット構造 |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP3300994A patent/JPH07216870A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63194022A (ja) * | 1987-02-06 | 1988-08-11 | Kobe Steel Ltd | 地盤改良装置 |
| JPH03125712A (ja) * | 1989-10-12 | 1991-05-29 | Shohei Senda | 軟弱地盤改良方法及び装置 |
| JPH04222714A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-12 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 軟弱地盤改良装置 |
| JPH05346026A (ja) * | 1991-06-24 | 1993-12-27 | Ryoichi Umehara | バックホーのバケット構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011047155A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Mitsuru Kawabata | バケットミキサー付き土壌や土質および地盤改良機械 |
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