JPH07216216A - 室温硬化性ポリエーテル系組成物 - Google Patents

室温硬化性ポリエーテル系組成物

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JPH07216216A
JPH07216216A JP2618594A JP2618594A JPH07216216A JP H07216216 A JPH07216216 A JP H07216216A JP 2618594 A JP2618594 A JP 2618594A JP 2618594 A JP2618594 A JP 2618594A JP H07216216 A JPH07216216 A JP H07216216A
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JP
Japan
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group
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polyether
organosilyl
cured product
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JP2618594A
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Tsuneo Kimura
恒雄 木村
Toshiyuki Kozai
利之 小材
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A) 一般式(1) : A−CH2 CH2 −R1 −O−(R−O)n −R1 −CH2 CH2 −B (1) 〔ここで、R及びR1 はアルキレン基であり、A及びB
は、式(2) : 【化1】 (式中、R2 は1価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水
素基であり、R3 は水素原子又は1価の炭化水素基であ
り、aは0〜2の整数である)又は式(3) : −Si−X3 (3) (式中、Xはアルコキシ基又はケトキシム基である)で
表されるオルガノシリル基であり、但し平均では式(2)
で表されるオルガノシリル基1モル当り式(3) で表され
るオルガノシリル基が0.1 〜0.8 モルの範囲である〕で
表されるポリエーテルと、(B) シラノール縮合触媒とを
含有してなる硬化性ポリエーテル系組成物。 【効果】 従来ポリエーテル系硬化物の欠点であった
粘着感を有しない硬化物が得られる。そのため、硬化物
表面に塗料を塗布するなどの手間を省くことができ、施
工の作業効率が大きく改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分に触れるとゴム状
弾性体となる室温硬化性ポリエーテル系組成物に関し、
特に建造物等の密封剤等として有用であるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】常温硬化性ポリエーテル系組成物は、例
えば、建造物、船舶、自動車、道路などに密封材として
用いられている。従来の室温硬化性ポリエーテル系組成
物は、得られる硬化物が高伸長である点や安価である点
が優れているものの、主成分であるポリエーテル系重合
体自身に粘着感があるために、得られる硬化物表面に塗
料を塗布したりする必要があり、施工の際に手間がかか
るという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、得られる硬化物が高伸長であるとの特長を有する上
に粘着感を与えない室温硬化性ポリエーテル系組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決する手段として、(A) 一般式(1) : A−CH2 CH2 −R1 −O−(R−O)n −R1 −CH2 CH2 −B (1) 〔ここで、Rは炭素原子数2以上のアルキレン基であ
り、R1 はアルキレン基であり、A及びBは一つの分子
中では同一でも異なってもよく、式(2) :
【化2】
【0005】(式中、R2 は同一でも異なってもよく、
1価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基であり、R
3 は同一でも異なってもよく、水素原子又は1価の炭化
水素基であり、aは0〜2の整数である)又は式(3) : −Si−X3 (3) (式中、Xはアルコキシ基及びケトキシム基からなる群
から選択される基である)で表されるオルガノシリル基
であり、但し平均では式(2) で表されるオルガノシリル
基1モル当り式(3) で表されるオルガノシリル基が0.1
〜0.8 モルの範囲であり、nは構造単位(R−O)の繰
り返し数で該ポリエーテルの分子量が3,000〜30,000と
なる数である〕で表されるポリエーテルと、(B) シラノ
ール縮合触媒とを含有してなる硬化性ポリエーテル系組
成物を提供する。
【0006】(A) ポリエーテル 一般式(1) において、Rで表されるアルキレン基として
は炭素原子数2〜4のものが代表的である。したがっ
て、ポリエーテル鎖の構造単位−RO−としては、例え
ば、
【化3】 である。ポリエーテル鎖は、これら構造単位の1種単独
で形成されていてもよいし、2種類以上の構造単位が混
合された形で形成されていてもよい。
【0007】R1 の炭素原子数2以上のアルキレン基と
しては、例えばメチレン基、プロピレン基、ブチレン
基、1−メチルエチレン基等が挙げられ、好ましくは、
プロピレン基、エチレン基である。末端基A及び/又は
Bを形成する一般式(1) のオルガノシリル基において、
2 で表される炭化水素基の例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、t−
ブチル基があげられ、ハロゲン化炭化水素基の例として
はクロロプロピル基、トリフルオロプロピル基、ジクロ
ロプロピル基が挙げられる。R2 は通常メチル基、エチ
ル基が好ましい。
【0008】該一般式(2) のオルガノシリル基の具体例
としては、トリイソプロペノキシシリル基、メチルジイ
ソプロペノキシシリル基、エチルビス(2−ブテニロキ
シ)シリル基、トリス(2−ペンテニロキシ)シリル
基、メチルビス(2−ブテニロキシ)シリル基等があ
る。
【0009】一般式(3) のオルガノシリル基において、
Xで表されるアルコキシ基としては例えばメトキシ基、
エトキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、プロポキ
シ基等があり、ケトキシム基としては、例えばメチルエ
チルケトオキシム基、ジメチルケトオキシム基、メチル
プロピルケトオキシム基、ジエチルケトオキシム基があ
る。Xはアルコキシ基が好ましく、特にメトキシ基が好
ましい。
【0010】一般式(1) のポリエーテルにおいて、末端
A及びBの全体において、平均で、一般式(1) のオルガ
ノシリル基1モル当り一般式(2) のオルガノシリル基の
量は0.1 〜0.8 モルの範囲であり、好ましくは0.2 〜0.
8 モルの範囲である。一般式(1) のオルガノシリル基に
対する一般式(2) のオルガノシリル基の割合が少なすぎ
ると、組成物を硬化して得られる硬化物が粘着感の高い
ものとなり、多すぎると得られる硬化物の伸びが低下す
る。一般式(1) のポリエーテルの分子量は、3000〜3000
0 が得られる硬化物の伸びが優れたものとなる点で好ま
しく、より好ましくは15000 〜25000 である。
【0011】一般式(1) のポリエーテルは、例えば、次
のようにして製造される。一般式(4) : CH2 =CH−R1 −O−(R−O)n −R1 −CH=CH2 (4) 〔式中、R、R1 及びnは前記の通りである〕で表され
る両末端アルケニル基停止ポリエーテル化合物を、第VI
II族金属触媒、例えば、白金、パラジウム及びロジウム
並びにその化合物、の存在下で、式(5):
【化4】 (式中、R2 、R3 及びaは前記の通りである)で表さ
れるヒドロシラン化合物、及び一般式(6) : H−Si−X3 (6) (式中、Xは前記のとおりである)で表されるヒドロシ
ラン化合物と、反応させることにより得られる。
【0012】式(5) で示されるヒドロシラン化合物の例
としては、メチルジイソプロペノキシシラン、トリイソ
プロペノキシシラン、エチルビス(2−ブテニロキシ)
シラン、トリス(2−ペンテニロキシ)シラン、メチル
ビス(2−ブテニロキシ)シランが挙げられる。該化合
物は、式:
【化5】 〔ここで、R2 及びR3 は前記の通りである〕で表され
る化合物、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンのごときケト−エノール型の互変異
性体を持つケトンを、式:
【化6】 〔ここで、R2 及びaは前記のとおりである〕で表され
るクロロシランと反応させることで得られる。
【0013】式(6)で示されるヒドロシランを具体的に
例示すると、トリメトキシシランのごときアルコキシシ
ラン類;トリス(ジメチルケトオキシム)シランのごと
き、ケトキシメートシラン類などが挙げられる。
【0014】上記の反応において、式(5)のヒドロシラ
ン化合物と式(6) のヒドロシラン化合物との割合は、一
般式(4) のポリエーテルの末端ビニルに付加した際に得
られる一般式(1) のポリエーテルにおいて一般式(2) の
基と一般式(3) の基とが所望の割合となるようにする。
通常、一般式(5) のヒドロシラン化合物を1モルに対
し、一般式(6) のヒドロシラン化合物を0.1 〜0.8 モル
の範囲で調整すればよい。
【0015】一般式(4) の両末端ビニル基停止ポリエー
テルは、対応するポリエーテルグリコール、例えばポリ
オキシプロピレングリコールの未端ヒドロキシ基をN
a、Kのごときアルカリ金属;NaOH、KOHのごと
きアルカリ金属水酸化物;NaOCH3 のごときアルカ
リ金属アルコキシドなどと反応させることによりアルコ
キシド基に変え、しかる後に式(7): CH2 =CH−R1 −Y (7) (ここで、R1 は前記のとおりであり、Yは塩素、臭素
等のハロゲン原子である)で示されるハロゲン化オレフ
ィンと反応させることにより得られる。
【0016】上の反応に用いられるポリエーテルグリコ
ールは、周知のように、エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど
をカチオン重合、アニオン重合により製造される。
【0017】(B) シラノール縮合触媒 縮合触媒としては、例えば、アルキルチタン酸塩;有機
珪素チタン酸塩;オクチル酸錫、ジブチル錫フタレート
などのごとき金属カルボン酸塩;ジブチルアミン−2−
エチルヘキソエートなどのごときアミン塩;並びに他の
酸性触媒及び塩基性触媒など公知のシラノール縮合触媒
が有効に使用される。加水分解性基Xがアルコキシ基で
ある場合には、錫のカルボン酸塩が特に好ましい。これ
らの縮合触媒の量は、通常、(A) 成分のポリエーテル10
0 重量部当り0.1 〜10重量部、好ましく0.1 〜2.0 重
量部用いられる。
【0018】その他の成分 本発明の組成物には、必要に応じて他の成分を配合して
もよい。例えば、充填剤、可塑剤等が挙げられる。充填
剤としては、例えば、フユームドシリカ、沈降性シリ
カ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、カーボンブラックなどの
ごとき補強性充填剤;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チ
タン、べントナイト、有機ベントナイト、酸化第2鉄、
酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバルーンなどのごとき充
填剤;石錦、ガラス繊維、フィラメントなどのごとき繊
維状充填剤などが使用できる。これらの充填剤は、一般
に(A) 成分のポリエーテル100重量部当り1〜200 重量
部、好ましく40〜110 重量部配合される。
【0019】特に、高強度の硬化物を得たい場合には、
主にフユームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含
水ケイ酸、カーボンブラック、表面処理微細炭酸カルシ
ウム、焼成クレー、クレー、活性亜鉛華などの充填剤が
用いられ、その場合は(A) 成分のポリエーテル100 重量
部に対し、1〜100 重量部の範囲で使用するのが好まし
い。
【0020】また、低強度で伸びが大である硬化物を得
たい場合には、主に酸化チタン、炭酸カルシウム、タル
ク、酸化第2鉄、酸化亜鉛、シラスバルーンなどから選
ばれる充填剤を(A) 成分のポリエーテル100 重量部に対
し5〜100 重量部使用するのが好ましい。もちろん上述
の充填剤は1種類のみで使用してもよいし、2種類以上
を組み合わせて使用してもよい。
【0021】可塑剤は、充填剤と併用すると、硬化物の
伸びを大きくしたり、充填剤の充填量を高める場合のみ
有効である。可塑剤としては、通常よく使用されている
ものが利用でき、例えばジオクチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどのごと
き、フタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハ
ク酸イソデシル、セバシン酸ジブチルなどのごとき脂肪
族2塩基酸エステル類;ジエチレングリコールジベンゾ
エート、ペンタエリスリトールエステルなどのごときグ
リコールエステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシ
ノール酸メチルなどのごとき脂肪族エステル類;リン酸
トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジ
フェニルなどのごときリン酸エステル類;エポキシ大豆
油、エポキシステアリン酸ベンジルなどのごときエポキ
シ系可塑剤類;塩素化パラフィンなどの可塑剤が挙げら
れる。これらは、一種単独でも2種以上を組み合わせた
形でも使用することができる。可塑材は、通常、(A) 成
分のポリエーテル100 重量部に対し、100 重量部以下で
添加されると好ましい結果が得られる。
【0022】添加材としては、充填剤、可塑剤、及び縮
合触媒が主に使用されることが多いが、その他、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂などのごとき接着付与剤、顔
科、老化防止剤、紫外線吸収剤なども必要に応じて使用
される。
【0023】使用法及び用途 本発明の組成物は、1液型組成物及び2液型組成物のい
ずれの形でも調製することができる。2液型組成物とし
て使用する場合には、例えば(A) 成分のポリエーテル、
充填剤及び可塑剤からなるパックと、可塑剤及び縮合触
媒からなるパックに分け、使用直前に両パックの成分を
混合し使用すればよい。1液型組成物として使用する場
合には、全成分を十分に脱水、乾燥してから水分非存在
下で混合し、カートリッジなどの無水状態を保持できる
容器に保存しておき、使用時に容器から出して使用すれ
ばよい。
【0024】本発明の組成物は1液型及び2液型の弾性
シーラントとして特に有用であり、建造物、船舶、自動
車、道路などに密封剤として使用し得る。更に、単独で
あるいはプライマーの助けを借りて、ガラス、磁器、木
材、金属、樹脂成型物などのごとき広範囲の基質に密着
し得るので、種々のタイプの密封組成物及び接着組成物
としても有用である。更に、食品包装材科、注型ゴム材
料、型取り用材科としても有用である。
【0025】
【作用】本発明の組成物に主成分として用いられる(A)
成分のポリエーテルは、末瑞にアルケノキシ基を含む加
水分解性シリル基と3官能性加水分解性シリル基を有す
るという構造上の特徴を有する。そのために、組成物が
大気中に暴露されると水分の作用により、3次元的に網
状構造を形成し、ゴム状弾性を有する固体ヘと硬化す
る。硬化速度は大気温度,相対湿度、及び加水分解性基
の種類によって変化するので、使用するに当たっては、
特に加水分解性基の種類を充分考慮する必要がある。加
水分解性基Xとしては、既に述ベたように種々の物が使
用されるが特にアルコキシ基が好ましい、アルコキシ基
の中でもメトキシ基が更に好ましい。
【0026】
【実施例】
・合成例 1〜6 (1) 窒素置換された1000mLの攪拌装置付き耐圧反応容器
に純度85%の苛性カリ0.95g(純KOH 0.9 g、H2
0.05gを含む)を取り、続いて1,2−プロパンジオー
ル1.64gを加えた。更にプロピレンオキシドを464 g加
えた後、100℃に昇温して、15時間反応させると転
化率100 %で平均分子量6000の重合体溶液が得られた。
この溶液に、塩化アリル12gを加えて40℃で2時間反応
させたところ分子量6050の末端にアリルエーテル基を有
する重合体が得られた。 (2) 上の(1) で得られた重合体605 gと塩化白金酸の2
−エチルヘキサノール溶液1.5 gを攪拌装置付き反応器
に取り、窒素気流下にて、メチルジイソプロペノキシシ
ランとトリメトキシシランとを各合成例について表1で
示す割合で加え、80℃で3時間反応させ、減圧下で揮発
成分を除去する事により、末端シリルエーテル基とし
て、
【化7】 基を有する重合体を得た。
【0027】
【表1】
【0028】・比較合成例1〜3 合成例1〜3の(1) で合成した末端アリルエーテル重合
体に、各比較合成例において表2に示すように1種又は
2種のヒドロシラン化合物を表2に示す量、合成例1と
同様な方法で反応させ3種類の重合体を得た。
【0029】
【表2】
【0030】実施例及び比較例 実施例1〜6及び比較例1〜3のそれぞれにおいて、合
成例1〜6及び比較合成例1〜3の9種類の重合体の各
々100重量部に、ジブチル錫フタレート1重量部、フ
タル酸ジオクチル10重量部、炭酸カルシウム50重量
部、カーボンブラック5重量部、無水ケイ酸3重量部、
老化防止剤1重量部を加えた。この配合物を3本ロール
でよく混合した後、厚さ2 mmのフィルムに成形し、20℃
/RH55 %の条件下で7日間放置して硬化させた。得られ
た硬化物それぞれについて、硬度、引張り強さ、伸びを
JIS K 6301に準拠して測定した。さらに粘着感について
はボールタックによる傾斜型粘着力測定装置(J. Dow
法)を用いて測定した。結果を表3に示す。
【0031】その結果、実施例1〜6で得られた硬化物
は良好な伸びを有しつつ、粘着感が小さいのに対し、比
較例1、2では硬化物が大きい粘着感を示した。また比
較例3で得られた硬化物は、ゴムとしての伸びが著しく
劣ることが分かる。
【0032】
【表3】 1)xの値が小さいほど、粘着感が小さくなる事を示
す。
【0033】
【発明の効果】本発明の室温硬化性ポリエーテル系組成
物は、得られる硬化物は伸びが大きく、安価であるとい
うポリエーテル系硬化物本来の特長を備える上に、従来
ポリエーテル系硬化物の欠点であった粘着感を有しない
という利点がある。そのため、硬化物表面に塗料を塗布
するなどの手間を省くことができ、施工の作業効率が大
きく改善される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 一般式(1) : A−CH2 CH2 −R1 −O−(R−O)n −R1 −CH2 CH2 −B (1) 〔ここで、Rは炭素原子数2以上のアルキレン基であ
    り、R1 はアルキレン基であり、A及びBは一つの分子
    中では同一でも異なってもよく、式(2) : 【化1】 (式中、R2 は同一でも異なってもよく、1価の炭化水
    素基又はハロゲン化炭化水素基であり、R3 は同一でも
    異なってもよく、水素原子又は1価の炭化水素基であ
    り、aは0〜2の整数である)又は式(3) : −Si−X3 (3) (式中、Xはアルコキシ基及びケトキシム基からなる群
    から選択される基である)で表されるオルガノシリル基
    であり、但し平均では式(2) で表されるオルガノシリル
    基1モル当り式(3) で表されるオルガノシリル基が0.1
    〜0.8 モルの範囲であり、nは構造単位(R−O)の繰
    り返し数で該ポリエーテルの分子量が3,000〜30,000と
    なる数である〕で表されるポリエーテルと、(B) シラノ
    ール縮合触媒とを含有してなる硬化性ポリエーテル系組
    成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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