JPH072160Y2 - プレス機の安全装置 - Google Patents

プレス機の安全装置

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JPH072160Y2
JPH072160Y2 JP8338491U JP8338491U JPH072160Y2 JP H072160 Y2 JPH072160 Y2 JP H072160Y2 JP 8338491 U JP8338491 U JP 8338491U JP 8338491 U JP8338491 U JP 8338491U JP H072160 Y2 JPH072160 Y2 JP H072160Y2
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JP
Japan
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lever
pin
push
sub
eccentric cam
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JP8338491U
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JPH0534000U (ja
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紘一 有山
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紘一 有山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はプレス機において、プ
レス加工ずみのワークのけり出しピンに働く荷重が異常
に大きくなったときに安全ピンが切断して金型やプレス
機を保護する安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2ないし図4は従来のプレス機の要部
を示すもので、1はプレス機のフレームである。このフ
レーム1の右方には主軸2を回転自在に装着しこの主軸
2を、図示省略してある適宜の駆動手段により駆動す
る。3は上記主軸2に設けた偏心軸で、その外周にメタ
ル4を介して揺動リンクレバー5が回動自在に支持され
ている。6はフレーム1に摺動自在に装着したスライド
で、その後端はピン7によりリンクレバー5に連結し、
先端にはポンチすなわち可動金型9を固定してある。1
0はフレーム1の受部に設けた取付孔に固定したダイス
すなわち固定金型、11は上記取付孔内に固定したガイ
ドブッシュ12に進退自在に挿入したけり出しピンで、
その先端は固定金型10の孔に挿入され、後端の大径部
13とガイドブッシュ12の間には押ばね14を装着し
てある。
【0003】15は上記取付孔の端部内に固定したガイ
ドブッシュで、このブッシュ15に摺動自在に挿入した
中間ピン16を上記ピン11の大径部13に接触させ
る。
【0004】17はフレーム1に回転自在に装着した駆
動軸で、この軸17に主レバー18を固定する。
【0005】上記主レバー18には図3、図4のように
副レバー19を軸20により揺動自在に装着し、この副
レバー19と前記主レバー18とを安全ピン21により
連結する。
【0006】上記安全ピン21は大径の頭部22を一端
に形成し、他端には雄ねじを設けてあるから、このピン
21を主レバー18と副レバー19の挿入孔に挿入して
ナット23を雄ねじにねじ込んで両レバー18、19を
一体に締め付ける。
【0007】また、副レバー19の先端にはねじ孔を設
けてこのねじ孔に調整ボルト24をねじ込んで、その先
端を前記中間ピン16の端部に当てがい、ロックナット
25により固定する。
【0008】そして、主レバー18の一部にリミットス
イッチ26を固定し、その作動片を副レバー19に接触
させて安全ピン21が切断したときの副レバー19の動
きを電気的に検知するようにしている。
【0009】上記のような従来の安全装置は、中間ピン
16から調整ボルト24を経て副レバー19に加わる荷
重が限界を越えるか、あるいは安全ピン21の材料疲労
などの原因で安全ピン21が切断すると、図4のように
副レバー19がリミットスイッチ26を働かせ、その信
号により電気回路を介して素材の供給を停止し、電磁ク
ラッチや電磁ブレーキなどを働かせてプレス機全体の運
動を停止する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の装
置は安全ピンが切断して初めて電気回路が働き素材の供
給停止やプレス機全体の停止を行うのであるが、毎分1
60〜170rpmの運動をしている機械を瞬時に停止
することはできず、二次的な作用となる場合が多い。
【0011】このため、複数のパンチとダイスからなる
金型を同時に作動させながらワークを自動的に送るよう
にした並列型のプレス機では2個のワークが金型に同時
にかみ込んで高価な金型を破損したり、あるいはチャッ
クのひっかけなど、他の部品を破損せしめたりする二次
トラブルをおこすおそれがある。
【0012】また、運動体にリミットスイッチをとり付
けているため電気配線が切れ易く、ロータリ接点を利用
した場合は機械本体にオイルを用いるため、油煙が発生
して、これがロータリ接点に付着し、導通不良となって
使用不能となる。
【0013】従って、トラブル発生の場合、運転を再開
するまでの修理に長時間を必要とするなどの問題があ
る。
【0014】この考案の課題は上記の問題点を解決して
安全ピンが切断する直前の安全ピンの伸びを検出してプ
レス機などの非常停止を行えるようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案はスライドに固定した可動金型とフレー
ムに固定した固定金型とからなり、上記フレームには上
記固定金型のガイド孔に摺動自在に挿入されて、プレス
ずみのワークをけり出すけり出しピンを設け、適宜の駆
動手段で駆動されて上記けり出しピンを駆動する揺動自
在のけり出しピン駆動用の主レバーには、副レバーを揺
動自在に装着してその先端で前記けり出しピンの後端を
支持せしめ、この副レバーと上記主レバーとを、前記け
り出しピンから副レバーに加わる荷重が限界を越えたと
き切断する安全ピンにより結合したプレス機の安全装置
において、上記主レバーの一部に偏心カムを回動自在に
装着して、その外周一部を上記副レバーに接触させ、さ
らに、上記偏心カムに回転力を与えて上記安全ピンが伸
びたとき上記偏心カムを回動させるように働くばねと、
上記偏心カムの回動を検知する検知手段を設けたプレス
機の安全装置を提供する。
【0016】
【作用】この考案は上記の構成であり、スライドの作用
と、このスライドの運動に連動するワークの供給により
可動金型と固定金型とでワークをプレス加工すると同時
にけり出しピン駆動用の主レバーが作用し、これと一体
の副レバーによりけり出しピンを作用させてプレス加工
ずみのワークをけり出す。
【0017】各部に異常がないときは上記の作業が一定
の順序で円滑に行われているが、安全ピンの素材疲労が
大きくなったり、安全ピンに働く荷重が大きくなったり
してくると、この安全ピンが切断する前に僅かに伸び始
める。
【0018】上記のように安全ピンが伸び始めると、主
レバーに対して副レバーが僅かに回動するので偏心カム
が回動し、これにより検知手段が副レバーの回動角より
も大きく回動して安全ピンの伸びを検知する。従って安
全ピンが切れる前にワークの供給を停止し、プレス機全
体を停止できるので、ワークの二個かみなどのトラブル
発生のおそれもなく、プレス機を破損させるようなこと
がない。
【0019】
【実施例】図1は実施例を示すもので、図1に現れてい
ない部分は図2に示す従来例と同じであるから、異なる
部分についてのみ説明する。
【0020】27は主レバー18の先端に一体に設けた
軸受で、この軸受に回動自在に装着したカム軸28に偏
心カム29を固定する。
【0021】上記主レバー18と副レバー19が密着し
ているとき、偏心カム29の外周の軸28に近い部分が
副レバー19の主レバー側の面に接しているようにす
る。
【0022】また、カム29の外周一部にピン30を立
て、このピン30と主レバー18に立てたピン31に緊
張状態の引ばね32の両端を係止してカム29に矢印方
向の回転力を与える。
【0023】33は検知手段の一例としてのエアリミッ
トバルブで、このバルブ33はエア管路の途中に設ける
ものであり、その作用片34を前記ピン30に向けて突
出させ、カム29が矢印方向に回ってそのピン30が作
用片34を押すとエア管路を遮断あるいは連通させる。
【0024】いま、プレス作業中において、中間ピン1
6に図1の矢印方向の異常な荷重が働き、調整ボルト2
4を介して副レバー19に矢印方向の力が働いて安全ピ
ン21が僅かに伸び、副レバー19が図1の鎖線のよう
に僅かに傾斜すると、カム29がピン30とともに回
り、同ピン30がリミットバルブ33の作用片34を押
す。
【0025】上記作用でリミットバルブ33が管路を例
えば排気口に連通させると、管路の圧力が下り、このた
め圧力スイッチが作動して電気回路が閉じ、音響や発光
ダイオードなどにより警報が発せられ、同時にプレス機
全体が停止し、ワークの供給も停止する。
【0026】また、多数の金型を並列せしめたプレス機
の場合は、各金型毎に上記エアリミットバルブ33を有
している。この場合、各リミットバルブ33にそれぞれ
マイクロスイッチを附属させて、エアリミットバルブ3
3の作用片34が押されたとき、マイクロスイッチも閉
じるようにし、この各マイクロスイッチにそれぞれパイ
ロットとしての発光ダイオードと乾電池からなる独立し
たパイロット回路を設けておくことにより、異常が発生
してエアリミットバルブ33が働いた金型に属する発光
ダイオードのみが発光して異常を知らせるのでトラブル
発生個所が一目で分る。
【0027】
【効果】この考案は上記のように副レバーの僅かな動き
で偏心カムを回動させることにより安全ピンが切断する
直前の僅かな伸びを検出することができるので、二次ト
ラブルによるワークの二個かみなどによる金型の破損や
機械の故障が防止される。従って機械の停止後5分以内
に運転が再開できる。また、偏心カムや検知手段の調整
により一層正確な位置調整のタイミングが得られ、メカ
ニックエアー配管方式を用いることにより従来の電気配
線方式のような電線破損のトラブルがなくなり安全装置
の寿命が長くなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の拡大縦断側面図
【図2】従来例の要部縦断側面図
【図3】同上の要部をさらに拡大した縦断側面図
【図4】同上部分の作用時の拡大縦断側面図
【符号の説明】
1 フレーム 6 スライド 9 可動金型 10 固定金型 11 けり出しピン 18 主レバー 19 副レバー 21 安全ピン 29 偏心カム 32 引ばね 33 エアリミットバルブ 34 作用片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドに固定した可動金型とフレーム
    に固定した固定金型とからなり、上記フレームには上記
    固定金型のガイド孔に摺動自在に挿入されて、プレスず
    みのワークをけり出すけり出しピンを設け、適宜の駆動
    手段で駆動されて上記けり出しピンを駆動する揺動自在
    のけり出しピン駆動用の主レバーには、副レバーを揺動
    自在に装着してその先端で前記けり出しピンの後端を支
    持せしめ、この副レバーと上記主レバーとを、前記けり
    出しピンから副レバーに加わる荷重が限界を越えたとき
    切断する安全ピンにより結合したプレス機の安全装置に
    おいて、上記主レバーの一部に偏心カムを回動自在に装
    着して、その外周一部を上記副レバーに接触させ、さら
    に、上記偏心カムに回転力を与えて上記安全ピンが伸び
    たとき上記偏心カムを回動させるように働くばねと、上
    記偏心カムの回動を検知する検知手段を設けたプレス機
    の安全装置。
JP8338491U 1991-10-15 1991-10-15 プレス機の安全装置 Expired - Lifetime JPH072160Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8338491U JPH072160Y2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 プレス機の安全装置

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JP8338491U JPH072160Y2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 プレス機の安全装置

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Publication Number Publication Date
JPH0534000U JPH0534000U (ja) 1993-05-07
JPH072160Y2 true JPH072160Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=13800932

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