JPH07215960A - 6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体、その製造法及び制癌剤 - Google Patents

6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体、その製造法及び制癌剤

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JPH07215960A
JPH07215960A JP1145694A JP1145694A JPH07215960A JP H07215960 A JPH07215960 A JP H07215960A JP 1145694 A JP1145694 A JP 1145694A JP 1145694 A JP1145694 A JP 1145694A JP H07215960 A JPH07215960 A JP H07215960A
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pyran
benzo
naphtho
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JP1145694A
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Keisuke Suzuki
鈴木  啓介
Takashi Matsumoto
隆司 松本
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】毒性が低く、治療効果の高い制癌剤を提供す
る。 【構成】下記一般式(I)で表わされる6H−ベンゾ
〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体及
びそれを含有する制癌剤。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に水素原
子、低級アルキル基、グリコシル基、アミノアルキル
基、アミノアシル基、カルバモイル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規6H−ベンゾ〔d〕
ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体、その製
造法及びそれらの化合物を有効成分とする制癌剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−
b〕ピラン−6−オンを基本骨格とする化合物が制癌作
用を有することが知られている(Takahashi, K. et a
l., J. Antibiot. 34:271-275(1981), Nakajima, S. et
al., J. Antibiot. 44:1061-1064(1991), Findlay, J.
A. et al., Can. J. Chem. 59:3018-3020(1981), Weis
s, U. et al., J. Antibiot. 35:1194-1201(1982))。し
かしながら、これら化合物は水に難溶であるなどの理由
から、いまだに医薬品として実用化されるに至ってな
い。このため、その誘導体の開発が種々検討されている
(Kikuchi, K. et al.,J. Antibiot. 46:985-991(199
3),特開平4−26685号公報)。しかしながら、6
H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オ
ン誘導体の活性発現には8位ビニル基が重要な役割を果
たしていることが知られており(Eguchi, T.et al., J.
Antibiot. 43:1077-1081(1990), McGee, R. et al.,
J. Am. Chem.Soc. 112:2386-2389(1990))、これらの誘
導体はすべて8位ビニル基を有しない化合物への変換で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、毒性
が低く、治療効果の高い8位ビニル基を有する6H−ベ
ンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導
体を見いだし、それを制癌剤として提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは各種の8位
ビニル基を有する6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−
b〕ピラン−6−オン誘導体を合成し、制癌活性を持つ
化合物を鋭意検索した結果、下記一般式(I)で表わさ
れる化合物が顕著な制癌作用を有することを見い出し、
本発明を完成するに至った。
【0005】
【化2】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に水素原
子、低級アルキル基、グリコシル基、アミノアルキル
基、アミノアシル基、カルバモイル基を表わす。)
【0006】上記一般式(I)において、低級アルキル
基はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基等の炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖のアルキル基
を表わし、グリコシル基は天然または非天然のモノ、
ジ、トリグリコシドを表わし、アミノアルキル基はメチ
ルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチ
ルアミノ基、ペンチルアミノ基等の低級アミノアルキル
基を表わす。この場合、アミノ基がアルキル基によって
更に置換されていて二級、三級または四級アミンとなっ
ていてもよい。また、アミノ基の置換基が環状構造をな
していてもよく、その場合、環内に窒素、酸素、硫黄等
のヘテロ原子を含んでいてもよく、また環上にアルキル
基、アリール基、アミノ基等の置換基があってもよい。
アミノアシル基は、アミノアセチル基、アミノプロピオ
ニル基、アミノブチロイル基等の低級アシルアミノ基を
表わし、この場合、アミノ基がアルキル基によって更に
置換されていて二級、三級または四級アミンとなってい
てもよい。また、アミノ基の置換基が環状構造をなして
いてもよく、その場合、環内に窒素、酸素、硫黄等のヘ
テロ原子を含んでいてもよく、また、環上にアルキル
基、アリール基、アミノ基等の置換基があってもよい。
カルバモイル基は窒素がアルキル基によって置換されて
いてもよく、また、窒素上の置換基が環状構造をなして
いてもよい。その場合、環内に窒素、酸素、硫黄等のヘ
テロ原子を含んでいてもよく、また、環上にアルキル
基、アリール基、アミノ基等の置換基があってもよい。
【0007】一般式(1)においてR1、R2、R3 の特
に好ましい組合せとしては、R1 が水素原子、低級アル
キル基、アミノアルキル基、アミノアシル基、カルバモ
イル基、R2 がα−L−ラムノピラノシル基、R3 がメ
チル基である。ここで、低級アルキル基、アミノアルキ
ル基、アミノアシル基、カルバモイル基は上記と同じ意
味を表す。
【0008】この様な化合物としては、例えば、 1−ヒドロキシ−10−メトキシ−12−α−L−ラム
ノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン 1−メトキシ−10−メトキシ−12−α−L−ラムノ
ピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン 1−ジメチルアミノエチル−10−メトキシ−12−α
−L−ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ
〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 10−メトキシ−1−モルフォリノエチル−12−α−
L−ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ
〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 10−メトキシ−1−ピペリジノエチル−12−α−L
−ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕
ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 10−メトキシ−1−(4−メチルピペラジノ)エトキ
シ−12−α−L−ラムノピラノシル−8−ビニル−6
H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オ
ン 1−アミノアセチル−10−メトキシ−12−α−L−
ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナ
フト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 1−(N,N−ジメチルアミノアセチル)−10−メト
キシ−12−α−L−ラムノピラノシル−8−ビニル−
6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−
オン 1−アミノプロピオニル−10−メトキシ−12−α−
L−ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ
〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 1−(N,N−ジメチルアミノプロピオニル)−10−
メトキシ−12−α−L−ラムノピラノシル−8−ビニ
ル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−
6−オン 1−ジメチルカルバモイルオキシ−10−メトキシ−1
2−α−L−ラムノピラノシル−8−ビニル−6H−ベ
ンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン 10−メトキシ−1−(4−メチルピペラジノカルボニ
ルオキシ)−12−α−L−ラムノピラノシル−8−ビ
ニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン
−6−オン などが挙げられる。
【0009】本発明の化合物は、例えば次に示す製造ル
ートにしたがって合成することができる。
【0010】
【化3】 (式中、Bnはベンジル基を、Meはメチル基を、Ac
はアセチル基を、Tfはトリフルオロメタンスルフォニ
ル基を、Mはメチレン基を表わす。)
【0011】すなわち、式(1)で表されるフッ化グリ
コシドを用いて、ナフトール誘導体(2)を過塩素酸銀
の存在下グリコシル化して、化合物(3)を得る。これ
を脱アセチル化して化合物(4)とした後に、安息香酸
誘導体(5)と脱水縮合させ、引続き塩化パラジウム存
在下環化させることにより、化合物(7)を得る。更
に、ベンジル保護基をアセチル基に変換後、8位保護基
を臭化トリメチルシリルで除去し、セレン化合物(1
1)に導き、常法により脱離反応によりビニル誘導体
(12)を得、最後にアセチル基を除去して、化合物
(13)を得る。
【0012】上記ルートにおいて、化合物(1)のかわ
りに適当な保護されたフッ化グリコシルを用いることに
より、10位の糖部分の異なった誘導体を調製できる。
また、糖誘導体に限らず、アルキルハライド等を用いる
ことにより、10位アルキル置換体を得ることができ
る。
【0013】また下記に示すように、化合物(13)を
適当なアルキルハライド、アルキルスルフォナート、ア
シルハライド等で処理することにより、12位の置換体
を得ることができる。
【0014】
【化4】 (式中、Xは脱離基を、R1 、Meは前記と同じ意味を
表わす。)
【0015】また化合物(5)のかわりに下記に示す化
合物(15)を用いれば、12位の置換体を得ることが
できる。
【0016】
【化5】 (式中、R3 、Tf、Me、Mは前記と同じ意味を表わ
す。)
【0017】上記の方法により製造した本発明の6H−
ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘
導体は、常法の単離精製手段、例えば溶媒による抽出、
クロマトグラフィ−、結晶化等によって反応混合物から
容易に分離し、かつ精製することができる。
【0018】本発明の6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,
2−b〕ピラン−6−オン誘導体を制癌剤として使用す
る場合には経口投与もしくは非経口投与(筋肉内、皮
下、静脈内、坐薬等)により投与される。投与量は、症
状により異なるが、通常成人一人当たり1〜3000m
gの用量範囲で一般に数回に分けて1日あたり1〜90
00mgである。
【0019】さらに、本発明の6H−ベンゾ〔d〕ナフ
ト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体を経口用製剤
を調製する場合には賦形剤、さらに必要に応じて結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた
後、常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、カプセル剤な
どとする。賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスター
チ、白糖、ブトウ糖、ソルビット、結晶セルロースなど
が、結合剤としては例えば、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルエーテル、エチルセルロース、メチルセルロー
ス、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、シェラッ
ク、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、ポリビニルピロリドン等が、崩壊剤として
は例えばデンプン、寒天、ゼラチン末、結晶セルロー
ス、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸カ
ルシウム、デキストラン、ペクチン等が、滑沢剤として
は例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエ
チレングリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤と
しては医薬品に添加することが許可されているものが、
矯味矯臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香酸、ハ
ッカ油、竜脳、桂皮末等が用いられる。これらの錠剤
は、顆粒剤には糖衣、ゼラチン衣、その他必要により適
宜コーティングすることはもちろん差しつかえない。
【0020】注射剤を調整する場合には必要によりpH
調整剤、緩衝剤、安定化剤、保存剤などを添加し、常法
により皮下、筋肉内、静脈内注射剤とする。本発明の6
H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オ
ン誘導体は、必要により、塩酸、硫酸、リン酸などの無
機塩、及びシュウ酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ
酸、クエン酸、酒石酸、グルタミン酸などの有機塩との
薬学的に許容しうる酸付加塩とすることができる。
【0021】
【実施例】以下実施例により、本発明を詳細に説明する
が、本発明がこれらの実施例によって限定されるもので
はない。
【0022】実施例1 1−ヒドロキシ−10−メトキシ−12−α−L−ラム
ノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オンの合成
【0023】工程1 1−アセトキシ−5−ベンジルオキシ−4−[(2,
3,4−トリ−O−ベンジル−α−L−ラムノピラノシ
ル)オキシ]ナフタレン(化合物3)の合成 モレキュラーシブ4A230mgの存在下、Cp2Hf
Cl286.1mg(227μmol)、AgClO4
5.0mg(458μmol)、4−アセトキシ−8−
ベンジルオキシ−1−ナフトール(化合物2)54.1
mg(175μmol)を4mlのフロロベンゼン中、
室温下で30分間攪拌した。−20℃に冷却し、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルピリジン84.2mg
(410μmol)のフロロベンゼン(1ml)溶液と
1−α−フロロ−2,3,4−トリ−O−ベンジル−L
−ラムノピラノース65.0mg(149μmol)の
フロロベンゼン(3ml)溶液をゆっくり加えた。−2
0℃にて、更に1時間攪拌し、飽和重曹水を加え、2N
塩酸で中和した。セライトを用いて濾過した後、酢酸エ
チルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥し濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/ジクロロメタン/エーテル=7/2/1〜5/
3/2)で精製し、無色の標記化合物66.5mg(6
1.6%)を得た。 Rf=0.49(ヘキサン/酢酸エチル=7/3),R
f=0.25(ヘキサン/ジクロロメタン/ジエチルエ
ーテル=7/2/1)1 H NMR (CDCl3) δ 7.08-7.38(m,24H),6.81(dd,1H,J1=
7.8,J2=0.7Hz),5.60(d,1H,J=1.7Hz),5.13(d,1H,J=13.4H
z),5.03(d,1H,J=13.4Hz),4.92(d,1H,J=11.0Hz),4.74(d,
1H,J=12.5Hz),4.69(d,1H,J=12.5Hz),4.64(d,1H,J=11.0H
z),4.28(d,1H,J=11.7Hz),4.24(d,1H,J=11.7Hz),4.10(d
d,1H,J1=9.5,J2=3.2Hz),4.05(dd,1H,J1=3.2,J2=1.7Hz),
4.00 (dq,1H,J1=9.5,J2=6.4Hz),3.70(dd,1H,J1=J2=9.5H
z),2.41(s,3H),1.33(d,3H,J=6.4Hz) 高分解能FABMS m/z(C46448,M+とし
て) 測定値;724.3030 理論値;724.3036
【0024】工程2 5−ベンジルオキシ−4−[(2,3,4−トリ−O−
ベンジル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−1−
ナフトール(化合物4)の合成 1−アセトキシ−5−ベンジルオキシ−4−[(2,
3,4−トリ−O−ベンジル−α−L−ラムノピラノシ
ル)オキシ]ナフタレン416mg(0.574mmo
l)のジオキサン(9ml)−メタノール(9ml)溶
液に0.25Nの水酸化ナトリウム水溶液4mlを0℃
にて加え、5分間攪拌後、2N塩酸を加えて酸性にし
た。エーテル抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥
し濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=8/2)で精製し、無色の
標記化合物375mg(95.7%)を得た。 Rf=0.37(ヘキサン/酢酸エチル=7/3)1 H NMR (CDCl3) δ 6.91(dd,1H,J1=7.3,J2=1.4Hz),7.15
-7.41(m,21H),6.90(d,1H,J=8.3Hz),6.83(d,1H,J=7.0H
z),6.63(d,1H,J=8.3Hz),5.49(s,2H),5.46(d,1H,J=1.7H
z),5.12(d,1H,J=13.2Hz),4.97(d,1H,J=13.2Hz),4.94(d,
1H,J=11.0Hz),4.66(d,1H,J=12.5Hz),4.64(d,1H,J=11.0H
z),4.61(d,1H,J=12.5Hz),4.33(d,1H,J=11.7Hz),4.27
(d,1H,J=11.7Hz),4.03-4.12(m,3H),3.71(dd,1H,J1=J2=
9.5Hz),1.33(d,3H,J=6.4Hz) 元素分析値(C44427として) 測定値;C:77.13%、H:6.20% 理論値;C:77.40%、H:6.20%
【0025】工程3 5−ベンジルオキシ−4−[(2,3,4−トリ−O−
ベンジル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−1−
ナフチル 3−メトキシ−5−[2−(メトキシメトキ
シ)エチル]−2−(トリフロロメタンスルフォニルオ
キシ)ベンゾエート(化合物6)の合成 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩(101mg,0.527mmol)
と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン46.5m
g(0.381mmol)をエーテル(2ml)中懸濁
し、3−メトキシ−5−[2−(メトキシメトキシ)エ
チル]−2−(トリフロロメタンスルフォニルオキシ)
安息香酸140mg(0.361mmol)のエーテル
(5ml)溶液と5−ベンジルオキシ−4−[(2,
3,4−トリ−O−ベンジル−)α−L−ラムノピラノ
シル)オキシ]−1−ナフトール118mg(0.17
3mmol)のエーテル(5ml)溶液を室温下で加
え、24時間攪拌した。3N塩酸を加え、エーテル抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥し濃縮した。残渣
をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=5/5)で精製し、無色の標記化合物375m
g(95.7%)を得た。 Rf=0.33(ヘキサン/酢酸エチル=5/5),R
f=0.48(ヘキサン/ジクロロメタン/ジエチルエ
ーテル=4/4/2)1 H NMR (CDCl3) δ 7.75(d,1H,J=2.2Hz),7.13-7.41(m,2
5H),6.81(d,1H,J=7.3Hz),5.63(d,1H,J=1.7Hz),5.14(d,1
H,J=13.4Hz),5.05(d,1H,J=13.4Hz),4.93(d,1H,J=12.7H
z),4.76(d,1H,J=12.7Hz),4.71(d,1H,J=12.4Hz),4.65(d,
1H,J=12.4Hz),4.64(s,2H),4.29(d,1H,J=12.0Hz),4.25
(d,1H,J=12.0Hz),4.11(dd,1H,J1=9.3,J2=3.2Hz),4.07(d
d,1H,J1=3.2,J2=1.7Hz),4.01(dq,1H,J1=9.3,J2=6.1Hz),
3.96(s,3H),3.84(t,2H,J=6.6Hz),3.71(dd,1H,J1=J2=9.3
Hz),3.30(s,3H),3.01(t,2H,J=6.6Hz),1.35(d,3H,J=6.1H
z)
【0026】工程4 1−ベンジルオキシ−10−メトキシ−8−[2−(メ
トキシメトキシ)エチル]−12−[(2,3,4−ト
リ−O−ベンジル−α−L−ラムノピラノシル)オキ
シ]−6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン
−6−オン(化合物7)の合成 5−ベンジルオキシ−4−[(2,3,4−トリ−O−
ベンジル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−1−
ナフチル 3−メトキシ−5−[2−(メトキシメトキ
シ)エチル]−2−(トリフロロメタンスルフォニルオ
キシ)ベンゾエート814mg(0.773mmo
l)、(Ph3P)2PdCl2163mg(232mm
ol、30mol%)、イソプロピルエチルアミン31
5mg(2.44mmol)、ピバリン酸ナトリウム3
02mg(2.43mmol)をジメチルホルムアミド
(68ml)中で80℃、4時間加熱した。室温まで冷
却後、エーテルで希釈し、3N塩酸、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄、乾燥し濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=6/
4)で精製し、黄色の標記化合物363mg(52.0
%)を油状物質として得た。 Rf=0.50(ヘキサン/酢酸エチル=5/5),R
f=0.46(ヘキサン/ジクロロメタン/ジエチルテ
ーテル=4/4/2)1 H NMR (CDCl3) δ 8.84(s,1H),8.23(d,1H,J=8.6Hz),8.
04(d,1H,J=1.3Hz),7.16-7.45(m,22H),6.94(d,1H,J=7.9H
z),5.55(d,1H,J=1.6Hz),5.18(d,1H,J=13.2Hz),5.03(d,1
H,J=13.2Hz),4.97(d,1H,J=10.9Hz),4.61-4.75(m,3H),4.
65(s,2H),4.36(d,1H,J=11.9Hz),4.29(d,1H,J=11.9Hz),
4.16(dq,1H,J1=9.2,J2=6.3Hz),4.09(s,3H),3.88(t,2H,J
=6.6Hz),3.75(dd,1H,J1=J2=9.2Hz),3.33(s,3H),3.07(t,
2H,J=6.6Hz),1.39(d,3H,J=6.4Hz)
【0027】工程5 1−アセトキシ−10−メトキシ−8−[2−(メトキ
シメトキシ)エチル]−12−[(2,3,4−トリ−
O−アセチル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−
6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−
オン(化合物9)の合成 1−ベンジルオキシ−10−メトキシ−8−[2−(メ
トキシメトキシ)エチル]−12−[(2,3,4−ト
リ−O−ベンジル−α−L−ラムノピラノシル)オキ
シ]−6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン
−6−オン(化合物7)146mg(0.162mmo
l)のメタノール(32ml)−テトラヒドロフラン
(8ml)溶液に、87mgの10%Pd−Cを加え、
常圧水素雰囲気下、室温にて42時間攪拌した。ジクロ
ロメタンで希釈後、セライトを用いて濾過した。減圧下
で濃縮乾固後、ピリジン6mlに溶解し、無水酢酸0.
5mlと触媒量のジメチルアミノピリジンを加え、30
分室温で攪拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出し、有
機層を3N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、乾燥
し濃縮した。残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=3/7)で精製し、無色の標
記化合物88.7mg(77.2%)を油状物質として
得た。 Rf=0.41(ヘキサン/酢酸エチル=4/6),R
f=0.82(酢酸エチル),Rf=0.70(ヘキサ
ン/ジクロロメタン/ジエチルエーテル=4/4/2)1 H NMR (CDCl3) δ 9.00(s,1H),8.58(d,1H,J=8.6Hz),8.
05(d,1H,J=1.3Hz),7.61(dd,1H,J1=J2=8.6Hz),7.29(d,1
H,J=1.3Hz),7.24(d,1H,J=8.6Hz),5.65(dd,1H,J1=3.6,J2
=1.2Hz),5.58(dd,1H,J1=9.6,J2=3.6Hz),5.47(d,1H,J=1.
6Hz),5.20(dd,1H,J1=J2=9.6Hz),4.65(s,2H),4.14(dq,1
H,J1=9.6,J2=6.9Hz),4.09(s,3H),3.88(t,2H,J=6.6Hz),
3.32(s,3H),3.07(t,2H,J=6.6Hz),2.53(s,3H),2.21(s,3
H),2.09(s,3H),2.05(s,3H),1.25(d,3H,J=6.9Hz)
【0028】工程6 1−アセトキシ−10−メトキシ−8−(2−ヒドロキ
シエチル)−12−[(2,3,4−トリ−O−アセチ
ル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−6H−ベン
ゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン(化合
物10)の合成 1−アセトキシ−10−メトキシ−8−[2−(メトキ
シメトキシ)エチル]−12−[(2,3,4−トリ−
O−アセチル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−
6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−
オン(化合物9) 36.0mg(0.507mmo
l)のジクロロメタン溶液(5ml)に−20℃で臭化
トリメチルシリル160mg(1.05mmol)のジ
クロロメタン溶液(5ml)を加え、1時間攪拌した。
飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製
し、標記化合物を30.4mg(90.0%)白色結晶
として得た。 Rf=0.41(酢酸エチル)1 H NMR (CDCl3) δ 8.96(s,1H),7.99(d,1H,J=1.3Hz),7.
60(dd,1H,J1=J2=7.9Hz),7.22-7.30(m,3H), 5.63 (dd,1
H,J1=3.6,J2=1.7Hz),5.58(dd,1H,J1=9.9,J2=3.6Hz),5.4
8(d,1H,J=1.7Hz),5.20(dd,1H,J1=J2=9.9Hz),4.17(dq,1
H,J1=9.9,J2=6.3Hz),4.07(s,1H),3.97-4.04(m,2H),3.00
(t,2H,J=6.6Hz),2.53(s,3H),2.22(s,3H),2.09(s,3H),2.
06(s,3H),1.26(d,3H,J=6.3Hz)
【0029】工程7 1−アセトキシ−10−メトキシ−12−[(2,3,
4−トリ−O−アセチル−α−L−ラムノピラノシル)
オキシ]−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン(化合物12)の合成 1−アセトキシ−10−メトキシ−8−(2−ヒドロキ
シエチル)−12−[(2,3,4−トリ−O−アセチ
ル−α−L−ラムノピラノシル)オキシ]−6H−ベン
ゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン(化合
物10)30.4mg(0.456mmol)のテトラ
ヒドロフラン溶液(6ml)に室温下で、o−ニトロフ
ェニルセレノシアナート145mg(0.639mmo
l)とトリn−ブチルフォスフィン206mg(1.0
2mmol)を加えた。1時間攪拌後、35%過酸化水
素水3mlを0℃にて加え、直ちに室温まで昇温した。
1時間攪拌後、酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル薄層クロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/6及びヘキ
サン/ジクロロメタン/酢酸エチル=3/4/3)で精
製し、標記の化合物を24.4mg(82.5%)無色
結晶として得た。 Rf=0.45(ヘキサン/酢酸エチル=4/6),R
f=0.67(クロロホルム/アセトン=4/6)1 H NMR (CDCl3) δ 8.99(s,1H),8.56(d,1H,J=8.6Hz),8.
17(d,1H,J=1.3Hz),7.60(dd,1H,J1=J2=8.6Hz),7.39(d,1
H,J=1.3Hz),7.24(d,1H,J=8.6Hz),6.82(dd,1H,J1=17.5,J
2=10.9Hz),6.00(d,1H,17.5Hz),5.44-5.64 (m,4H),5.20
(dd,1H,J1=J2=9.9Hz),4.13-4.22(m,4H),4.11(s,3H),2.5
2(s,3H),2.22(s,3H),2.09(s,3H),2.05(s,3H),1.58(s,3
H),1.27(d,3H,J=6.3Hz)
【0030】工程8 1−ヒドロキシ−10−メトキシ−12−α−L−ラム
ノピラノシル−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン(化合物13)の合成 1−アセトキシ−10−メトキシ−12−[(2,3,
4−トリ−O−アセチル−α−L−ラムノピラノシル)
オキシ]−8−ビニル−6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン(化合物12)18.
9mg(0.0291mmol)をメタノール(12m
l)に懸濁し、ナトリウムメトキシドの1Mメタノール
溶液0.15mlを室温下で加えた。2時間攪拌し、0
℃に冷却後、酢酸1mlと水12mlを加え、酢酸エチ
ル−テトラヒドロフランで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し乾燥後、減圧乾固した。残渣をメタノールよ
り再結晶し、標記化合物5.9mg(42%)を淡黄色
結晶として得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 9.82(s,1H),8.71(s,1H),8.02(d,1
H,J=1.5 Hz),7.88(d,1H,J=7.7Hz),7.75(d,1H,J=1.5Hz),
7.51(dd,1H,J1=J2=7.7Hz),7.02(d,1H,J=7.7Hz),6.92(d
d,1H,J1=17.6,J2=11.0Hz),6.18(d,1H,J=17.6Hz),5.50
(d,1H,J=11.0Hz),5.39(d,1H,J=1.5Hz),4.14(d,1H,J=4.4
Hz),4.97(d,1H,J=5.9Hz),4.86(d,1H,J=5.5Hz),4.08-4.1
7(m,1H),4.13(s,3H),3.75-3.86(m,2H),3.31-3.51(m,1
H),1.26(d,3H,J=6.2Hz)
【0031】
【発明の効果】本発明の6H−ベンゾ〔d〕ナフト
〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体は優れた制癌活
性を有し、医薬産業上極めて有用である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる6H−ベン
    ゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体
    またはその薬学的に許容しうる塩。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 はそれぞれ独立に水素原
    子、低級アルキル基、グリコシル基、アミノアルキル
    基、アミノアシル基、カルバモイル基を表す。)
  2. 【請求項2】R1 が水素原子、低級アルキル基、アミノ
    アルキル基、アミノアシル基、カルバモイル基、R2
    α−L−ラムノピラノシル基、R3 がメチル基である請
    求項1記載の6H−ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕
    ピラン−6−オン誘導体またはその薬学的に許容しうる
    塩。
  3. 【請求項3】R1 が水素原子である請求項2記載の6H
    −ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン
    誘導体またはその薬学的に許容しうる塩。
  4. 【請求項4】ナフトール誘導体をグリコシル化し、それ
    と安息香酸誘導体を縮合環化し、さらにビニル基を形成
    する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の6H−
    ベンゾ〔d〕ナフト〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘
    導体の製造法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の6H−ベンゾ〔d〕ナフト
    〔1,2−b〕ピラン−6−オン誘導体またはその薬学
    的に許容しうる塩を有効成分とする制癌剤。
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