JPH07215616A - エレベータの階床案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的階にある特定の場所の案内がエレベータ
内のディスプレイで行なえるようにしてサービスの向上
を図る。 【構成】 この発明のエレベータの階床案内装置は、か
ご１内に設置された階床案内要求操作盤４を通して利用
者が所望の階床の案内表示要求を入力すれば、表示制御
装置１７が案内情報メモリ１６にアクセスして該当する
階床の案内情報を読み出し、案内表示用ディスプレイ５
に表示させる。これによって、案内表示用ディスプレイ
の表示面積が小さくても、利用者の要求に応じて任意の
階床の案内情報を特定して表示することができ、美観を
損なうことなく、各階床の詳しい案内情報の提供が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの各階床
の案内情報をかご内備え付けのディスプレイやエレベー
タホール備え付けのディスプレイに表示するエレベータ
の階床案内表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】デパート、スーパーストア、大規模ビル
などではエレベータの就役する各階床のレイアウト案内
表示が必要とされ、エレベータホールに掲示板を掲げて
各階床の案内表示を行なうのが一般的である。またエレ
ベータかご内にも各階床の案内表示が必要な場合には、
幕板に各階床の簡単な案内表示を行なっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の階床案内表示方法では、高層ビルや大規模ビルに
なると各階床の案内表示情報量が多くなり、掲示板を大
きくする必要があり、エレベータホールの美観を損なう
ことになっていた。またかご内の幕板表示ではその表示
面積が限られるためにエレベータ使用者に充分な情報を
与えることができない問題点があった。

【０００４】そこでエレベータ案内係の人員を配置する
こともあるが、その人件費が高騰している現在、経済的
でない問題点があった。

【０００５】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、エレベータ利用者の必要に応じて各
階床の案内情報を表示することができるエレベータの階
床案内装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明のエレベ
ータの階床案内装置は、各階床の案内表示情報を格納す
る案内情報メモリと、かご内に設置された案内表示用デ
ィスプレイと、かご内に設置された階床案内要求操作盤
と、階床案内要求操作盤から階床案内要求が入力された
時に、案内情報メモリにアクセスして該当する階床の案
内情報を読み出し、案内表示用ディスプレイに表示させ
る表示制御装置とを備えたものである。

【０００７】請求項２の発明は、請求項１のエレベータ
の階床案内装置において、さらに、複数の階床のかご呼
びが発生した時に、かごの移動方向の先に到着する階床
に関する案内表示情報から優先させて読み出すように表
示制御装置に優先情報を与える案内表示順序調整部を備
えたものである。

【０００８】請求項３の発明は、請求項１または２のエ
レベータの階床案内装置において、さらに、エレベータ
のかご位置および移動方向を検出するかご位置検出部
と、階床案内要求操作盤から階床案内要求が入力された
時に、かご位置検出部が検出したかご位置および移動方
向信号に基づき、案内要求のあった階床に所定距離以内
に近づいた時に表示制御装置に該当する階床の案内表示
制御を行なわせる表示タイミング調整部を備えたもので
ある。

【０００９】請求項４の発明は、請求項１〜３いずれか
のエレベータの階床案内装置において、エレベータホー
ルに案内表示用ディスプレイおよび階床案内要求操作盤
を設置したものである。

【００１０】なお、この発明のエレベータの階床案内装
置では、タッチパネル付きディスプレイを用い、タッチ
パネルから階床表示指令を入力するようにすることがで
きる。また専用の暗号テーブルを用意し、エレベータ設
置ビルの特定の使用者にのみ、その暗号の入力によって
各階床の詳しい案内表示を行なうようにすることができ
る。さら、階床案内表示と共に、音声による案内を行な
うようにすることもできる。

【００１１】またさらに、各階床の案内表示情報を階層
構造とし、利用者が階床案内要求操作盤を複数回操作す
ることによって、自分の知りたい階床についておおざっ
ぱな情報から詳しい情報まで得られるようにすることが
できる。

【００１２】

【作用】請求項１の発明のエレベータの階床案内装置で
は、かご内に設置された階床案内要求操作盤を通して利
用者が所望の階床の案内表示要求を入力すれば、表示制
御装置が案内情報メモリにアクセスして該当する階床の
案内情報を読み出し、案内表示用ディスプレイに表示さ
せる。これによって、案内表示用ディスプレイの表示面
積が小さくても、利用者の要求に応じて任意の階床の案
内情報を特定して表示することができ、美観を損なうこ
となく、各階床の詳しい案内情報の提供が可能となる。

【００１３】請求項２の発明では、請求項１のエレベー
タの階床案内装置において、さらに、複数の階床のかご
呼びが発生した時に、案内表示順序調整部がかごの移動
方向の先に到着する階床に関する案内表示情報から優先
させて読み出すように表示制御装置に優先情報を与え、
エレベータかごが先に到着する階床の案内情報から順に
表示する。

【００１４】請求項３の発明では、請求項１または２の
エレベータの階床案内装置において、さらに、階床案内
要求操作盤から階床案内要求が入力された時に、かご位
置検出部が検出したかご位置および移動方向信号に基づ
き、表示タイミング調整部が案内要求のあった階床に所
定距離以内に近づいた時に表示制御装置に該当する階床
の案内表示制御を行なわせるように表示タイミングを調
整し、これによって各階床の案内情報を適切なタイミン
グで表示して利用者に知らせる。

【００１５】請求項４の発明では、請求項１〜３いずれ
かのエレベータの階床案内装置において、さらに、エレ
ベータホールにも案内表示用ディスプレイおよび階床案
内要求操作盤を設置することにより、かご内の階床案内
表示とは別個に、エレベータホールで待つ利用者に自分
の行き先階床の案内情報を提供することができる。

【００１６】

【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図１は請求項１および請求項４の発明の一実施例
を示しており、エレベータかご１の内部の操作盤２には
かご呼び登録ボタン３と階床案内表示操作ボタン４と階
床案内表示用のディスプレイ５が設けられている。エレ
ベータかご１にはさらに、かご位置、かご速度、移動方
向、荷重などを検出する各種センサ７が設置されてい
る。さらに各階のエレベータホールにはホール呼び操作
盤８が設置されており、このホール呼び操作盤８にホー
ル呼びボタン９と階床案内表示操作ボタン１０と階床案
内表示用のディスプレイ１１が設けられている。

【００１７】エレベータ機械室（図示せず）にはエレベ
ータ監視装置１２が設置されている。そしてかご１の操
作盤２、各種センサ７、ホール呼び操作盤８とこのエレ
ベータ監視装置１２との間は伝送回路１３，１４と伝送
線１５とで接続され、双方向に信号の送受信を行なうよ
うになっている。

【００１８】エレベータ監視装置１２は信号の入出力処
理を行なう伝送回路１４と、エレベータ制御データ、階
床案内表示データなどの各種データを保存するメモリ１
６と、エレベータ制御、階床案内表示制御を行なう中央
演算処理装置（ＣＰＵ）１７から構成されている。そし
てメモリ１６に保存されている階床ごとの案内表示情報
には、エレベータの設置ビルによって種々異なるが、例
えば、その階床に属する売場案内、会社名、事務所名、
部署名などのレイアウト情報が含まれる。

【００１９】次に、上記構成のエレベータの階床案内装
置の動作について、図２のフローチャートに基づいて説
明する。エレベータ監視装置１２のＣＰＵ１７はこのフ
ローチャートに基づく処理を周期的に繰り返しており、
いまかご１に乗り込んだ利用者が行先階を指定してかご
呼び登録ボタン３を操作し（ステップＳ１）、さらに行
先階の階床案内を必要とするために階床案内要求操作ボ
タン４を操作すると（ステップＳ２）、各種センサ７か
ら現在、かご１の進行方向の前方にある階床に対するか
ご呼びであるかどうか判断し（ステップＳ３，Ｓ４）、
階床案内要求が有効であれば、行先階が何階であったか
の情報を取得し、この行先階呼びをインデックスとして
該当する階床の案内表示情報を検索し（ステップＳ
６）、該当する階床の案内表示情報をメモリ１６から読
み出してきて伝送系１３，１４，１５を通してかご内操
作盤２のディスプレイ５に表示させる（ステップＳ
７）。

【００２０】こうして、かご１に乗り込んだ利用者が行
先階の登録操作と共に、階床案内表示要求操作ボタン４
の操作を行なうと、エレベータ監視装置１２によってエ
レベータかご１のかご呼び応答制御がなされると共に、
行先階の階床案内表示がディスプレイ５に行なわれ、利
用者はその階床の案内表示情報を見て自分の行こうとし
ている売場、事務所、あるいは部署などがその階床のど
こにあるかを容易に知ることができるようになる。

【００２１】また上記実施例では、各階床のエレベータ
ホールに階床案内表示要求操作ボタン１０を設置してい
るので、自分の行きたい階床の表示されているボタンを
操作することにより、該当する階床の案内表示がディス
プレイ１１に行なわれる。

【００２２】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはない。例えば、かご内操作盤２にはかご呼び登
録ボタン３と共に階床案内表示要求操作ボタンも階床ご
とに分けたものを用意し、かご呼び登録とは別個に階床
を指定して階床案内表示要求を入力し、それに応答して
該当する階床の案内表示をディスプレイ５に行なわせる
構成とすることができる。

【００２３】またエレベータ監視装置１２のＣＰＵ１７
に、図３に示すようにさらに多機能な制御を実行させる
ことができる。すなわち、伝送回路１４に相当する入力
処理部１４Ａと出力処理部１４Ｂ、そしてＣＰＵ１７が
実行する機能として、いたずら防止制御部１８、優先表
示制御部１９、案内表示遅延制御部２０、暗号式表示制
御部２１のうちのいずれか１つ、あるいは複数を上記実
施例で示した通常の案内表示制御を実行する案内表示制
御部２２および各制御部の統括制御を行なう主制御部２
３と共に備えたものとする。そしてメモリ１６はプログ
ラムを登録するＲＯＭ２４、可変データを登録するＲＡ
Ｍ２５、各階床の案内表示データを登録する案内表示デ
ータメモリ２６から構成され、そして暗号式表示制御機
能を備える場合にはさらに、暗号テーブルメモリ２７を
備える。

【００２４】いたずら防止制御部１８は、入力処理部１
４Ａを通して入力されるかご呼び登録信号および階床案
内表示要求信号を監視し、ある階床のかご呼び登録の後
に案内表示要求操作が繰り返された回数をカウントし、
規定回数、例えば３回の繰り返しがあればいたずら操作
であると判断して、案内表示制御部２２に対して信号を
出し、案内表示制御部２２はディスプレイ５に対して
「もう一度確認して正しい操作を行なってください」と
いったメッセージを表示させる制御を実行する。こうし
て、むやみに階床案内表示要求ボタン４を操作するいた
ずらを防止する。

【００２５】また優先表示制御部１９は、入力処理部１
４Ａを通して入力されるかご呼び登録信号と階床案内表
示要求信号を監視し、複数階床に対するかご呼びが登録
され、かつ階床案内表示要求信号が入力された場合、か
ご呼び登録階床がかご１の進行方向の最近接階床のもの
から順次、階床案内表示データをディスプレイ５に表示
させる制御を実行する。

【００２６】こうして、複数のかご呼び登録がなされた
場合に、早く到着する階床の案内表示から優先させて行
なうようにして、例えば、かご呼び登録順に対応する階
床の案内表示を行なうようにしていた場合には、早く到
着する階床の案内表示が後回しになってしまい、その階
床に到着するまでに案内表示ができなくなる場合が発生
するのを防止し、利用者へのサービスの向上を図る。

【００２７】また案内表示遅延制御部２０は入力処理部
１４Ａを通してかご呼び登録と階床案内表示要求とが入
力された時、各種センサ７からの信号に基づいてかご位
置を検出し、かご１がかご呼び登録階床に近づくまで階
床案内表示制御を遅延させる働きをし、例えばかご１が
かご呼び登録階床の２〜３階床手前まで進んで来た時に
案内表示制御部２２に対して該当するかご呼び登録階床
の階床案内表示指令を与えてディスプレイ５に表示させ
る制御を実行する。

【００２８】なお、かご呼び登録階床に対してどこまで
接近すれば階床案内表示を行なわせるかはエレベータの
性能に応じて変わるものであるが、かご１内の利用者が
階床案内表示をゆっくり見て自分の行きたい売場、会
社、あるいは部署などを確かめることができるのに充分
な時間を与えることができる程度とする必要がある。し
たがって、好ましくは２〜３階床手前で表示を開始する
ことになるが、高速エレベータではさらに手前の階床か
ら表示を始めさせる必要がある。こうして、適切なタイ
ミングで階床の案内表示を行なうことにより、利用者へ
のサービスの向上を図る。

【００２９】さらに、ビルによっては特定の関係者しか
入られたくない階床が存在するが、そのような階床の案
内表示もやはり不特定多数の人に見られたくないのが通
常である。そこで、入力処理部１４Ａを通して入力され
るかご呼び登録階床がそのような特定階床であれば、か
ご呼び登録階床番号を監視している暗号式表示制御部２
１が作用して、かご呼び登録がなされた階床が特定階床
である場合、暗号式表示制御部２１はそれを検出し、続
いて入力される特定の信号、例えば階床案内表示要求ボ
タン４を一定時間以上継続して押すとか、階床案内表示
要求ボタン４が操作された後、かご呼び登録ボタン３を
用いて特定の番号が入力された時に、その暗号を暗号テ
ーブルメモリ２７の暗号と照合し、一致があれば該当す
る階床の案内表示指令を案内表示制御部２２に与え、案
内表示を行なわせる制御を実行する。

【００３０】なお、上記の実施例では各種制御部によっ
て多機能な制御を行なうように説明したが、実際にはＣ
ＰＵ１７が実行する機能として、ＲＯＭにいたずら防止
制御プログラム、優先表示制御プログラム、案内表示遅
延制御プログラム、暗号式表示制御プログラムなどを登
録しておき、上記の各制御部の機能を実行させるのであ
る。

【００３１】図４は階床案内表示操作入力手段とディス
プレイとを兼ね備えたものとして、タッチパネル２８付
きの液晶ディスプレイ２９を示している。このディスプ
レイ２９は、図１に示したかご１内の操作盤２に設置さ
れ、また必要に応じてエレベータホールの操作盤８にも
設置される。そして、液晶ディスプレイ２９にメニュー
画面を表示させておき、タッチパネル２８を通じてメニ
ュー選択を行なわせることにより画面展開し、所望の階
床の案内表示を行なうのである。

【００３２】つまり、ＣＰＵ１７によってディスプレイ
２９の表示制御部３０にメニュー画面データが与えら
れ、表示制御部３０がディスプレイ２９にメニュー画面
を表示させる。そこで、利用者がタッチパネル２８の所
定の場所にタッチすると、タッチパネル制御部３１がそ
のタッチ位置座標を検出してＣＰＵ１７に出力し、ＣＰ
Ｕ１７はなにが選択されたのかをそのタッチ位置座標か
ら判定し、該当する次の表示画面データをメモリ１６か
ら取り出して表示制御部３０に与え、表示制御部３０は
再びディスプレイ２９にそれを表示させる。こうして、
メニューからの選択操作によって詳しい階床案内情報を
ディスプレイ２９に表示させて利用者に知らせることが
できるようになる。例えば、メニュー画面に階床選択画
面を表示し、階床選択を行なうと、次にその階床に存在
する売場のレイアウトを表示させる方式をとることがで
きるのである。なお、上記液晶ディスプレイ２９に代え
てＣＲＴディスプレイを使用することもできる。

【００３３】さらに、この発明の場合、階床案内表示用
のディスプレイを備えているので、このディスプレイを
利用してＣＰＵ１７が実行するエレベータの運転情報、
例えば、エレベータのサービス階床案内、利用状況、運
行状態情報などを表示させることも可能である。

【００３４】なお、上記の各実施例において、階床案内
表示と共に音声により案内放送する機能を付加すること
もできる。

【００３５】

【発明の効果】以上のように請求項１の発明によれば、
かご内に設置された階床案内要求操作盤を通して利用者
が所望の階床の案内表示要求を入力すれば、表示制御装
置が案内情報メモリにアクセスして該当する階床の案内
情報を読み出し、案内表示用ディスプレイに表示させる
ようにしているので、案内表示用ディスプレイの表示面
積が小さくても、利用者の要求に応じて任意の階床の案
内情報を特定して表示することができ、美観を損なうこ
となく、各階床の詳しい案内情報の提供が可能である。

【００３６】請求項２の発明によれば、請求項１のエレ
ベータの階床案内装置において、さらに、複数の階床の
かご呼びが発生した時に、案内表示順序調整部がかごの
移動方向の先に到着する階床に関する案内表示情報から
優先させて読み出すように表示制御装置に優先情報を与
え、エレベータかごが先に到着する階床の案内情報から
順に表示するようにしているので、先に登録された階床
よりも後から登録された階床の方が近い場合に先に登録
された階床の案内表示中に後から登録された階床にエレ
ベータが到着してしまい、その階床の階床案内表示がで
きなくなる事態が発生するのを避けることができ、サー
ビスの向上が図れる。

【００３７】請求項３の発明によれば、請求項１または
２のエレベータの階床案内装置において、さらに、階床
案内要求操作盤から階床案内要求が入力された時に、か
ご位置検出部が検出したかご位置および移動方向信号に
基づき、表示タイミング調整部が案内要求のあった階床
に所定距離以内に近づいた時に表示制御装置に該当する
階床の案内表示制御を行なわせるように表示タイミング
を調整するようにしているので、各階床の案内情報を適
切なタイミングで表示して利用者に知らせることがで
き、階床案内表示のサービスの向上が図れる。

【００３８】請求項４の発明によれば、請求項１〜３い
ずれかのエレベータの階床案内装置において、さらに、
エレベータホールにも案内表示用ディスプレイおよび階
床案内要求操作盤を設置しているので、かご内の階床案
内表示とは別個に、エレベータホールで待つ利用者に自
分の行き先階床の案内情報を提供することができ、サー
ビスの向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１および請求項４の発明の共通する実施
例のブロック図。

【図２】上記実施例の階床案内表示動作を示すフローチ
ャート。

【図３】請求項１〜請求項４の発明の共通する実施例に
用いられるＣＰＵの機能ブロック図。

【図４】請求項１〜請求項４の発明の共通する実施例に
用いられるディスプレイの構造を示す分解斜視図。

【符号の説明】

１ かご ２ かご呼び登録操作盤 ３ かご呼び登録ボタン ４ 階床案内表示要求ボタン ５ ディスプレイ ７ 各種センサ ８ ホール呼び登録操作盤 ９ ホール呼び登録ボタン １０ 階床案内表示要求ボタン １１ ディスプレイ １２ エレベータ監視装置 １３ 伝送回路 １４ 伝送回路 １４Ａ 入力処理部 １４Ｂ 出力処理部 １５ 伝送線 １６ メモリ １７ ＣＰＵ １８ いたずら防止制御部 １９ 優先表示制御部 ２０ 案内表示遅延制御部 ２１ 暗号式表示制御部 ２２ 案内表示制御部 ２３ 主制御部 ２４ ＲＯＭ ２５ ＲＡＭ ２６ 案内表示データメモリ ２７ 暗号テーブルメモリ ２８ タッチパネル ２９ 液晶ディスプレイ ３０ 表示制御部 ３１ タッチパネル制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各階床の案内表示情報を格納する案内情
   報メモリと、 かご内に設置された案内表示用ディスプレイと、 かご内に設置された階床案内要求操作盤と、 前記階床案内要求操作盤から階床案内要求が入力された
   時に、前記案内情報メモリにアクセスして該当する階床
   の案内情報を読み出し、前記案内表示用ディスプレイに
   表示させる表示制御装置とを備えて成るエレベータの階
   床案内装置。
2. 【請求項２】 複数の階床のかご呼びが発生した時に、
   かごの移動方向の先に到着する階床に関する案内表示情
   報から優先させて読み出すように前記表示制御装置に優
   先情報を与える案内表示順序調整部を備えて成る請求項
   １記載のエレベータの階床案内装置。
3. 【請求項３】 エレベータのかご位置および移動方向を
   検出するかご位置検出部と、 前記階床案内要求操作盤から階床案内要求が入力された
   時に、かご位置検出部が検出したかご位置および移動方
   向信号に基づき、案内要求のあった階床に所定距離以内
   に近づいた時に前記表示制御装置に該当する階床の案内
   表示制御を行なわせる表示タイミング調整部を備えて成
   る請求項１または２記載のエレベータの階床案内装置。
4. 【請求項４】 エレベータホールに案内表示用ディスプ
   レイおよび階床案内要求操作盤を設置して成る請求項１
   〜３いずれかに記載のエレベータの階床案内装置。