JPH07215481A - 球の供給装置 - Google Patents

球の供給装置

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JPH07215481A
JPH07215481A JP780094A JP780094A JPH07215481A JP H07215481 A JPH07215481 A JP H07215481A JP 780094 A JP780094 A JP 780094A JP 780094 A JP780094 A JP 780094A JP H07215481 A JPH07215481 A JP H07215481A
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spheres
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Nobuyuki Yasuda
信幸 安田
Masatoshi Yasuda
正俊 安田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールベアリングに用いられる多数の球を選
別するに際し、球に強い衝撃を与えることなく、また球
が磁気を帯びるという現象を生じさせずに、多数の球を
選別の対象として1つずつ送り出す。 【構成】 筐体51内には多数の球が収納され、回転棒
16が適宜の回転速度で回転される。このとき、筐体5
1内の各球は、回転棒16の回転に伴って移動され、こ
の回転棒16の先端部分の連通孔に順次入って、この連
通孔を通って1つずつ排出される。この連通孔から排出
された球は、ビニールホース28と導入部6を介して一
対の円筒体7,8の間隙に至り、この間隙を転がって、
その途中で該間隙を通じて受け皿9に落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボールベアリングの
球、真珠、樹脂ボール等の多数の球のうちから良品を選
別するとき、あるいはボールベアリング、真珠の首飾り
を作製するときに、これらの球を1つずつ送り出して供
給する球の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ボールベアリングに用い
られる球は、その径がほぼ一定であり、許容される径の
誤差が±1(μ)程度と厳しい。このため、多数の球を
製作すると、この後に許容誤差内に入るものを選別する
ようにしている。
【0003】図11は、球の選別装置の概略構成を示し
ている。ここでは、2本の円筒体101,102を並設
し、各円筒体101,102の間隙を該各円筒体の一端
から他端へと至るまでに徐々に広くし、各円筒体10
1,102の狭い方の間隙から球103を転がす。この
とき、球103は、該球の径よりも少し広い各円筒体1
01,102の間隙まで転がると、その位置で各円筒体
101,102の間隙を通じて落下する。したがって、
各球の落下するそれぞれの位置に応じて、これらの球の
径を知ることができ、これらの球を選別することができ
る。
【0004】一方、上記球の選別を行うためには、多数
の球を各円筒体の間隙へと1つずつ導く必要があるの
で、球を導く供給装置が上記選別装置に付設される。
【0005】従来、この種の供給装置としては、多数の
球に細かな振動を与えて、各球を1つずつ導くというも
のがあった。すなわち、多数の球に細かな振動を与える
ことにより各球を少しずつ動かして移動させ、これらの
球を1列に配列して、これらの球を1つずつ送り出して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の球の供給装置では、多数の球に振動を与えるので、
各球が衝突したときの衝撃が強く、このために各球に傷
が付いたり、各球が欠けたり、変形するという問題があ
った。また、各球に振動を与えている際に、各球が磁気
及び静電気を帯びるという現象を生じ、これにより各球
が引き合い連なって、これらの球を1つずつ供給するこ
とができず、個々の選別が不正確になった。
【0007】そこで、この発明の課題は、球に強い衝撃
を与えることなく、また球が磁気及び静電気を帯びると
いう現象を生じさせずに、多数の球を1つずつ供給する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、孔が底部に形成された筐体
と、先端が前記筐体の底部の孔を貫通する回転棒とを備
え、この回転棒には、前記筐体の内側と該回転棒の先端
を連通する経路が形成され、複数の球を前記筐体に収納
し、前記回転棒を回転させることにより、前記各球を該
回転棒の経路を通じて該筐体から1つずつ導き出してい
る。
【0009】例えば回転棒の経路は、回転棒に形成され
た連通孔であり、この連通孔の入口が該回転棒の側壁に
位置し、この連通孔の出口が該回転棒の先端に位置す
る。
【0010】また、回転棒の経路は、回転棒に形成され
た溝であり、この溝が回転棒の側壁から該回転棒の先端
に至る。
【0011】
【作用】この発明によれば、回転棒を回転させると、こ
の回転棒の近傍にある各球が移動するので、各球が回転
棒の経路を通じて筐体から1つずつ導き出される。
【0012】この回転棒の経路が例えば回転棒に形成さ
れた連通孔である場合は、筐体内の球が回転棒の側壁の
連通孔の入口に入り、この球が回転棒の先端の連通孔の
出口から出る。
【0013】また、回転棒の経路が回転棒に形成された
溝である場合は、筐体内の球が回転棒の溝に嵌まって移
動し、この球が回転棒の先端に導かれる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は、この発明に係わる一実施例を示し
ており、ここには球の供給装置1と、球の選別装置2と
が設けられている。供給装置1は、支柱3によって支え
られ、選別装置2の上方に配置されている。この供給装
置1の筐体5には、多数の球が収納されており、この筐
体5の底部に設けられている孔から球が1つずつ送り出
される。この球は、選別装置2の導入部6で受けられ、
この導入部6を貫通する導入孔を介して円筒体7と他の
円筒体8(ここには図示せず)の間隙に導かれる。これ
らの円筒体7,8は、左の方で高くなるように傾いてお
り、その間隙に導かれた球は、右の低いほうへと転が
り、その途中で、この間隙を通じて受け皿9へと落下す
る。
【0016】さて、供給装置1においては、支柱3の先
端に上側梁11が取り付けられ、この上側梁11のモー
タ固定金具12にモータ13が固定されている。このモ
ータ13の軸には、プーリ14が固定されている。ま
た、上側梁11の先端には、一対の軸受け15が固定さ
れており、これらの軸受け15によって回転棒16が軸
支され、この回転棒16にプーリ17が固定されてい
る。ここで、モータ13側のプーリ14と、回転棒16
側のプーリ17には、ベルト18が掛け渡されているの
で、モータ13の軸が回転すると、これに伴って回転棒
16が回転する。
【0017】図2には、図1に示す矢印Aに沿って切断
したときの供給装置1と、その周辺部位が示されてい
る。同図において、上側梁11の先端下側には、スリー
ブ取り付け金具21が固定されており、このスリーブ取
り付け金具21の下面には、スリーブ22が突設されて
いる。回転棒16は、スリーブ取り付け金具21の孔お
よびスリーブ22を貫通し、このスリーブ22によって
揺動しないように支持されている。また、回転棒16
は、筐体5の底の方へと至り、その先端が筐体5の底部
の孔25に入っている。
【0018】プーリ17は、下側カラー19に固定され
ている。この下側カラー19に回転棒16を通し、この
下側カラー19を各軸受け15によって軸支している。
この下側カラー19の周壁のネジ19aを締め込んで、
この下側カラー19を回転棒16に固定している。ま
た、回転棒16は、上側カラー20にも通されており、
この上側カラー20の水平ネジ20aを締め込んで、こ
の上側カラー20を回転棒16に固定している。この上
側カラー20には、垂直ネジ20bもねじ込まれてお
り、この垂直ネジ20bの先端が下方に突出して、下側
カラー19の端面の小穴に嵌まり込んでいる。
【0019】ここで、下側カラー19のネジ19aを緩
めるとともに、上側カラー20の水平ネジ20aを緩め
ると、回転棒16を上下に移動できる。この状態で、回
転棒16の先端の位置を調節し、この後に下側カラー1
9のネジ19aを締め込むとともに、上側カラー20の
水平ネジ20aを締め込んで、回転棒16の垂直方向の
位置を定める。
【0020】引き続いて、回転棒16の先端の位置を微
調整するときには、下側カラー19のネジ19aだけを
緩めて、上側カラー20の垂直ネジ20bを回転させ
て、この垂直ネジ20bの下方への突出長さを変更す
る。これにより、回転棒16を上下に僅かに移動させ
て、回転棒16を位置決めできる。この後、下側カラー
19のネジ19aを締め込んで、回転棒16を固定す
る。
【0021】筐体5は、円筒状であり、支柱3の途中に
取り付けられた一対の下側梁24に挟まれて固定され、
これにより支えられている。
【0022】回転棒16は、図3に示すように主軸部分
31と先端部分32からなる。主軸部分31の端に雄ね
じ31aを形成し、先端部分32に雌ねじ32aを形成
し、雄ねじ31aを雌ねじ32aにねじ込んで、主軸部
分31と先端部分32を連結している。
【0023】先端部分32には、途中で曲がったL字型
の連通孔33が形成されている。この連通孔33の内径
は、球の径よりもやや大きく設定される。この連通孔3
3の入口33aは、筐体5の内側に位置し、出口33b
は、先端部分32の下端に位置する。
【0024】このような構成の供給装置1において、筐
体5内には多数の球が収納され、回転棒16がモータ1
3によって適宜の回転速度で回転される。このとき図4
に示すように、筐体5内の各球26は、回転棒16の回
転に伴って移動され、先端部分32の連通孔33の入口
33aに順次入って、この連通孔33を通り、この連通
孔33の出口33bから1つずつ排出され、筐体5の孔
25に接続されたビニールホース28を通じて落下す
る。このビニールホース28は、透明なものであり、球
の供給状態を確認するために付設されている。そして、
これらの球は、ビニールホース28から図2に示す選別
装置2側の導入部6へと導かれ、この導入部6の導入孔
27を介して一対の円筒体7,8の間隙に至る。
【0025】この導入部6の導入孔27は、各円筒体
7,8の間隙の高い方(図1における左の方)に向かっ
て球を放出する。これは、各円筒体7,8を後述するよ
うにそれぞれ回転させるのだが、各円筒体の間隙での球
の転がりの初期に、その転がりを速やかに安定させるた
めである。各円筒体の間隙で転がる球は、その途中で該
間隙を通じて受け皿9に落下する。
【0026】こうして筐体5内の各球を各円筒体7,8
の間隙へと送り出す場合、これらの球は相互に強く衝突
して、強い衝撃を受けることがなく、傷が付いたり、欠
けたり、変形するようなことがない。また、筐体5内の
各球が磁気及び静電気を帯びるようなこともない。
【0027】なお、ここでは図示しなかったが、上側梁
11、および一対の下側梁24を支柱3に沿って上下さ
せる機構をそれぞれ設けておき、各下側梁24を上下さ
せることにより、筐体5を選別装置2に対して適宜に配
置する。また、このときには、先に述べた様に、回転棒
16を上下に移動させて、回転棒16の先端の位置を適
宜に設定する。
【0028】また、多様な球の径に対処するために、連
通孔の内径が異なる複数種の先端部分を用意しておき、
球の径に応じて、先端部分を交換できるようにしておく
のが好ましい。また、連通孔を螺旋状に捩じって、球の
通り易さを調整しても構わない。あるいは、複数の入口
が合流して1つの出口へと連通する連通孔を先端部分に
形成しても構わない。
【0029】さらに、先端部分として、図5に示すよう
な先端部分34を利用しても良い。この先端部分34に
は、この先端部分34の側壁から該先端部分34の下端
に至る溝35が形成されている。この先端部分34を回
転棒16に連結し、この先端部分34を筐体5の孔25
に通す。このとき、この溝35の上端35aが筐体5の
内側に位置する。この状態で、回転棒16を回転させる
と、筐体5内の各球は、先端部分32の溝35に嵌まっ
て移動し、先端部分32の下端から1つずつ排出され
る。
【0030】なお、このような溝は、螺旋状に捩っても
良いし、あるいは複数本であっても構わない。
【0031】ところで、図1に示すように、選別装置2
は、一対の円筒体7,8を軸支し、かつ受け皿9を支持
する左側軸受け部41および右側軸受け部42と、左側
ケース43および右側ケース44と、左側ケース43お
よび右側ケース44を連結する連結部45と、この連結
部45を支持する支持体46とを備えている。
【0032】支持体46においては、図6に示すように
ウォームホイル47が軸支され、このウォームホイル4
7の軸に連結部45が固定されており、ウォームホイル
47の回転に伴って連結部45が回転する。また、この
ウォームホイル47に噛み合うウォームギヤ48が軸支
され、このウォームギヤ48の軸49にはハンドル50
が直結されている。このハンドル50を回転させると、
ウォームギヤ48が回転し、ウォームホイル47並びに
連結部45が回転する。これにより、一対の円筒体7,
8は、水平よりも少し傾いた状態に設定される。これ
は、一対の円筒体7,8の間隙で球が転がるようにする
ためである。
【0033】左側軸受け部41および右側軸受け部42
は、図7に示すような態様で一対の円筒体7,8を軸支
している。すなわち、円筒体8の軸8aは、左側軸受け
部41および右側軸受け部42内に固定配置された各固
定軸受け51,52によって軸支され、また円筒体7の
軸7aは、左側軸受け部41および右側軸受け部42内
で矢印Bに沿って移動可能に支持された各移動軸受け5
3,54によって軸支されている。円筒体8が各固定軸
受け51,52によって軸支され、また円筒体7が矢印
Bに沿って移動可能な各移動軸受け53,54によって
軸支されているので、各移動軸受け53,54を矢印B
に沿ってそれぞれ移動させるとにより、各円筒体7,8
の間隙を左側で狭く、右側で広く設定することができ
る。
【0034】移動軸受け53を移動可能に支持する機構
は、図8および図9に示すように移動軸受け53のフレ
ーム53aの上下に各溝55を形成し、これらの溝55
に嵌合する2つのレール56を左側軸受け部41の壁4
1aに固定し、これにより移動軸受け53が矢印Bに沿
って移動できるようにしたものである。また、ネジ57
を左側軸受け部41の壁41bに回動自在に軸支し、こ
のネジ57を移動軸受け53のフレーム53aのネジ穴
58にねじ込んでいる。このネジ57に連結されている
ハンドル59を回動することにより、移動軸受け53を
矢印Bに沿って移動させることができる。
【0035】同様に、移動軸受け54を移動可能に支持
する機構も、移動軸受け54のフレーム54aを右側軸
受け部42の内壁面に固定されている一対のレール(図
示せず)によって挟み込んで移動可能に支持してなる。
そして、右側軸受け部42の壁に回動自在に軸支されて
いるネジ61を移動軸受け54のフレーム54aのネジ
穴にねじ込んで、ネジ61に連結されているハンドル6
3を回動することにより、移動軸受け54を矢印Bに沿
って移動できるようにしている。
【0036】また、左側ケース43の外壁面には、測距
センサ本体71が配設され、左側軸受け部41の内壁面
には、測距センサ本体71に図示されないラインを介し
て接続される測距センサ検知部72が配設されている。
測距センサ検知部72は、レーザ光を移動軸受け53の
壁面に照射し、この壁面から反射してきたレーザ光を入
射する。測距センサ本体71は、測距センサ検知部72
の入出力に基づいて、測距センサ検知部72と移動軸受
け53の壁面間の距離t(図8に示す)を測定し、この
距離tを表示する。この距離tは、一対の円筒体7,8
の左側端の間隙に応じて増減するので、この距離tに基
づいて各円筒体7,8の左側端の間隙が明らかとなる。
【0037】同様に、右側ケース44の外壁面には、測
距センサ本体73が配設され、右側軸受け部42の内壁
面には、測距センサ検知部74が配設されている。測距
センサ本体73は、測距センサ検知部74の入出力に基
づいて、測距センサ検知部74と移動軸受け54の壁面
間の距離を測定し、この距離を表示する。この距離は、
一対の円筒体7,8の右側端の間隙に応じて増減し、こ
の距離に基づいて各円筒体7,8の右側端の間隙が明ら
かとなる。
【0038】ここで、各ハンドル59,63を回動させ
ることにより、一対の円筒体7,8を左側端から右側端
に至るまで相互に密接させ、各円筒体7,8の間隙を零
にする。このとき、各測距センサ本体71,73に表示
されているそれぞれの値を零に初期設定する。すなわ
ち、各円筒体7,8の間隙と、各測距センサ本体71,
73に表示されているそれぞれの値とを一致させる。こ
の後、各ハンドル59,63を再び回動させることによ
り、各円筒体7,8の間隙を開いていけば、測距センサ
本体71には、各円筒体7,8の左側端の間隙の距離が
表示され、測距センサ本体73には、各円筒体7,8の
右側端の間隙の距離が表示されることとなる。したがっ
て、各測距センサ本体71,73の表示に従って、各円
筒体7,8の左側端の間隙および右側端の間隙を正確に
設定することができる。
【0039】一方、一対の円筒体7,8の右側には、右
側ケース44に至る各軸棒81,82がそれぞれ連結さ
れており、これらの軸棒81,82には、各プーリ8
3,84がそれぞれ取り付けられている。また、図10
に示すように右側ケース44の下側には、2台のモータ
85,86が設置されており、これらのモータ85,8
6の軸にも、各プーリ87,88がそれぞれ取り付けら
れている。円筒体7の軸棒81のプーリ83と、モータ
85のプーリ87には、ベルト89が掛け渡されている
ので、モータ85の軸の回転に伴って、円筒体7が回転
する。同様に、円筒体8の軸棒82のプーリ84と、モ
ータ86のプーリ88には、ベルト90が掛け渡されて
おり、モータ86の軸の回転に伴って、円筒体8が回転
する。各円筒体7,8の回転方向は、相互に異なり、円
筒体7の回転方向を矢印Cで示し、円筒体8の回転方向
を矢印Dで示す。こうして各円筒体7,8をそれぞれの
方向に回転させることにより、各円筒体7,8の間隙で
球が挟まって詰まることを防止している。
【0040】このような構成の選別装置2においては、
測距センサ本体71の表示を見ながら、ハンドル59を
回動させて、一対の円筒体7,8の左側端の間隙を球の
許容最小径よりも更に狭くし、また測距センサ本体73
の表示を見ながら、ハンドル63を回動させて、一対の
円筒体7,8の右側端の間隙を球の許容最大径よりも更
に広くしておく。そして、この状態で、各円筒体7,8
をそれぞれ適宜の速度で回転させ、供給装置1から各円
筒体7,8の間隙へと球を1つずつ導くと、許容最小径
よりも小さな球は各円筒体7,8の左寄りで該各円筒体
の間隙を通じて受け皿9に落下し、許容最小径から許容
最大径までの範囲に入る球は各円筒体7,8のほぼ中央
まで転がってから間隙を通じて受け皿9に落下し、許容
最大径よりも大きな球は各円筒体7,8の右側まで転が
ってから間隙を通じて受け皿9に落下する。ここで、受
け皿9は、複数の仕切り壁9aで仕切られた各導入経路
9bを有しており、各導入経路9bには、ほぼ同一径の
球がそれぞれ落下する。このため、これらの導入経路9
bの下側にそれぞれの容器(図示せず)を配置しておけ
ば、これらの容器毎に、ほぼ同一径の球が収納されるこ
ととなる。
【0041】なお、上記実施例では、ボールベアリング
の球を供給する装置を例示しているが、この発明を真
珠、樹脂ボール等の供給にも適用できる。
【0042】
【効果】以上説明したように、この発明に係わる球の供
給装置によれば、筐体内の各球に強い衝撃を与えること
なく、これらの球を筐体から1つずつ排出できる。この
ため、各球に傷が付いたり、各球が欠けたり、変形する
ようなことがない。また、各球が磁気や静電気を帯びる
ことがないので、各球が引き合って連なることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる一実施例を示す正面図
【図2】図1の供給装置を示す断面図
【図3】図1の供給装置における回転棒を示す平面図
【図4】図1の供給装置の作用を説明するために用いら
れた図
【図5】図1の供給装置における回転棒の先端部分の変
形例を示す斜視図
【図6】図1の選別装置の支持体を示す正面図
【図7】図1の選別装置を示す部分断面図
【図8】図1の選別装置における移動軸受けの移動機構
を概略的に示す平面図
【図9】図1の選別装置における移動軸受けの移動機構
を概略的に示す側面図
【図10】図1の選別装置における一対の円筒体の回転
機構を概略的に示す図
【図11】球の選別装置の概略を説明するために用いら
れた図
【符号の説明】
1 球の供給装置 2 球の選別装置 3 支柱 5 筐体 6 導入部 7,8 円筒体 9 受け皿 11 上側梁 13 モータ 16 回転棒 22 スリーブ 24 下側梁 25 孔 31 主軸部分 32,34 先端部分 33 連通孔 35 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の球を1つずつ送り出す球の供給装
    置において、 孔が底部に形成された筐体と、 先端が前記筐体の底部の孔を貫通する回転棒とを備え、 この回転棒には、前記筐体の内側から該回転棒の先端に
    至る経路が形成され、複数の球を前記筐体に収納し、前
    記回転棒を回転させることにより、前記各球を該回転棒
    の経路を通じて該筐体から1つずつ導き出す球の供給装
    置。
  2. 【請求項2】 回転棒の経路は、回転棒に形成された連
    通孔であり、この連通孔の入口が該回転棒の側壁に位置
    し、この連通孔の出口が該回転棒の先端に位置する請求
    項1に記載の球の供給装置。
  3. 【請求項3】 回転棒の経路は、前記回転棒に形成され
    た溝であり、この溝が該回転棒の側壁から該回転棒の先
    端に至る請求項1に記載の球の供給装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5558541U (ja) * 1978-10-17 1980-04-21
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