JP2001296248A - 球状体外観検査装置 - Google Patents
球状体外観検査装置Info
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- JP2001296248A JP2001296248A JP2000109911A JP2000109911A JP2001296248A JP 2001296248 A JP2001296248 A JP 2001296248A JP 2000109911 A JP2000109911 A JP 2000109911A JP 2000109911 A JP2000109911 A JP 2000109911A JP 2001296248 A JP2001296248 A JP 2001296248A
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- spherical
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 球状体表面の凸凹に影響を受けることなく
球状体の重心を芯として回転させて安定して高速で外観
検査できる球状体の外観検査装置の提供。 【解決手段】球状体Bを1個づつ切り出して球状体回転
装置5へ供給する供給装置1と、供給装置1に連設さ
れ、傾動フレーム10上にサスペンション機構8を介し
て支持されるとともに、球状体を支持して回転させる、
表面に弾性体を有する弾性体ローラー6,7を備えた球
状体回転装置5と、球状体回転装置5の上方に設けられ
た、球状体の外観を検査する光電センサー11,12
と、球状体回転装置5で検査済みの球状体を払い出す払
い出し装置とを備えた球状体外観検査装置。
球状体の重心を芯として回転させて安定して高速で外観
検査できる球状体の外観検査装置の提供。 【解決手段】球状体Bを1個づつ切り出して球状体回転
装置5へ供給する供給装置1と、供給装置1に連設さ
れ、傾動フレーム10上にサスペンション機構8を介し
て支持されるとともに、球状体を支持して回転させる、
表面に弾性体を有する弾性体ローラー6,7を備えた球
状体回転装置5と、球状体回転装置5の上方に設けられ
た、球状体の外観を検査する光電センサー11,12
と、球状体回転装置5で検査済みの球状体を払い出す払
い出し装置とを備えた球状体外観検査装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球状体の表面傷、
凹凸変形などを外観検査する球状体外観検査装置に関す
る。
凹凸変形などを外観検査する球状体外観検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼球やセラミック球等の球状体の
外観検査として、例えば特開平8−271445号公報
には、球状体を定位置に保持して円周方向に回転させ、
球状体の近傍の定位置に配置されるとともに、光軸を球
状体の略中心に向くように配置し、更に球状体の全表面
を球状体の回転中心線と直交する輪切り方向で連続する
複数の円周部に分け、その各分割円周部分の夫々に対向
させて固定配置した光電センサーにより、球状体表面か
ら光電センサーまでの距離の変化を電圧変化に変換し、
その出力信号に基づいて表面傷、凹凸変形などを検査す
る方法が記載されている。
外観検査として、例えば特開平8−271445号公報
には、球状体を定位置に保持して円周方向に回転させ、
球状体の近傍の定位置に配置されるとともに、光軸を球
状体の略中心に向くように配置し、更に球状体の全表面
を球状体の回転中心線と直交する輪切り方向で連続する
複数の円周部に分け、その各分割円周部分の夫々に対向
させて固定配置した光電センサーにより、球状体表面か
ら光電センサーまでの距離の変化を電圧変化に変換し、
その出力信号に基づいて表面傷、凹凸変形などを検査す
る方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査方法は、球
状体下面を定位置に保持して回転する方式であるため、
ベアリングなどの球状体のように、表面の凹凸が球半径
に比して小さい場合には、傷の大きさを検出可能であ
る。しかし、メッキのアノードボールに使用される転造
銅球のように、半径に比して傷の凹凸が無視できない大
きさの球状体は、球状体の中心が下面の凸凹により回転
中に上下に変動するので、ゴースト信号が上面傷の測定
値に影響を与え、従来の傷の検査方法は使用できない。
状体下面を定位置に保持して回転する方式であるため、
ベアリングなどの球状体のように、表面の凹凸が球半径
に比して小さい場合には、傷の大きさを検出可能であ
る。しかし、メッキのアノードボールに使用される転造
銅球のように、半径に比して傷の凹凸が無視できない大
きさの球状体は、球状体の中心が下面の凸凹により回転
中に上下に変動するので、ゴースト信号が上面傷の測定
値に影響を与え、従来の傷の検査方法は使用できない。
【0004】そこで、本発明は、球状体表面の凸凹に影
響を受けることなく、球状体の重心を芯として回転させ
て安定して高速で外観検査できる球状体の外観検査装置
を提供するものである。
響を受けることなく、球状体の重心を芯として回転させ
て安定して高速で外観検査できる球状体の外観検査装置
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の球状体外観検査
装置は、球状体を1個づつ切り出して球状体回転装置へ
供給する供給装置と、供給装置に連設され、傾動フレー
ム上にサスペンション機構を介して支持されるとともに
球状体を支持して回転させる、表面に弾性体を有する弾
性体ローラーを備えた球状体回転装置と、球状体回転装
置の上方に設けられた、球状体の外観を検査する光電セ
ンサーと、球状体回転装置で検査済みの球状体を払い出
す払い出し装置とを備えたことを特徴とする。
装置は、球状体を1個づつ切り出して球状体回転装置へ
供給する供給装置と、供給装置に連設され、傾動フレー
ム上にサスペンション機構を介して支持されるとともに
球状体を支持して回転させる、表面に弾性体を有する弾
性体ローラーを備えた球状体回転装置と、球状体回転装
置の上方に設けられた、球状体の外観を検査する光電セ
ンサーと、球状体回転装置で検査済みの球状体を払い出
す払い出し装置とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、球状体回転装置にそれぞれ独立して
駆動する一対の弾性体ローラーを平行に2組配置しても
よい。
駆動する一対の弾性体ローラーを平行に2組配置しても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、球状体回転部の固有振
動数を回転数と傷によって決まる目的信号の周波数より
も小さくなるようにすることにより、計測時間範囲内で
重心一定に保ち、ゴースト信号の影響を受けずに安定し
て検査できる。
動数を回転数と傷によって決まる目的信号の周波数より
も小さくなるようにすることにより、計測時間範囲内で
重心一定に保ち、ゴースト信号の影響を受けずに安定し
て検査できる。
【0008】また、球体の回転エネルギー・並進エネル
ギー・位置エネルギーを有効に利用し、球体の供給・払
出し時間を短縮、高速できる。
ギー・位置エネルギーを有効に利用し、球体の供給・払
出し時間を短縮、高速できる。
【0009】2組の弾性体ローラーの回転数に差を与
え、固定した光電センサーに対して回転軌跡に角度を付
け、球にスピン回転を与えることにより、2回以上所望
の回数だけ計測することにより、配置された光電センサ
ーの計測ピッチよりも小さな凸凹を検出することができ
る。
え、固定した光電センサーに対して回転軌跡に角度を付
け、球にスピン回転を与えることにより、2回以上所望
の回数だけ計測することにより、配置された光電センサ
ーの計測ピッチよりも小さな凸凹を検出することができ
る。
【0010】
【実施例】実施例1 図1は本発明の球状体の外観検査装置の一実施例の平面
図、図2は同側面図、図3は切り出し部及び回転部の平
面図、図4は切り出し部及び回転部の側面図である。
図、図2は同側面図、図3は切り出し部及び回転部の平
面図、図4は切り出し部及び回転部の側面図である。
【0011】供給装置1は、V溝が形成された供給ガイ
ドレール1aの前端に4つの羽根を備えた供給羽根2が
設けられている。供給羽根2はモータ3により90度刻
みで回転し、滞留した球状体Bを1個づつ切り出す。
ドレール1aの前端に4つの羽根を備えた供給羽根2が
設けられている。供給羽根2はモータ3により90度刻
みで回転し、滞留した球状体Bを1個づつ切り出す。
【0012】供給羽根2に続いて球状体の転動方向に下
向きに傾斜した平行のガイドレール4が配置されてい
る。ガイドレール4は、入口のレベルをガイドガイドレ
ール4の間に設けられた球状体回転装置5の第一の弾性
体ローラー6の外径を越える高さに設定して落差をもた
せ、球状体が第一の弾性体ローラー6を乗り越えるよう
に配置される。また、ガイドレール4は、弾性体ローラ
ー6,7の領域では検査のため回転する球状体の下面の
レベルより低くし、払い出し時に弾性体ローラー6,7
が下降すると球状体が載るレベルにする。ガイドレール
4上を転がってゆく球状体の速度は、球状体回転装置5
へ球状体が到達したとき弾性体ローラー6,7の外周の
速度とほぼ同じとなるように設定する。
向きに傾斜した平行のガイドレール4が配置されてい
る。ガイドレール4は、入口のレベルをガイドガイドレ
ール4の間に設けられた球状体回転装置5の第一の弾性
体ローラー6の外径を越える高さに設定して落差をもた
せ、球状体が第一の弾性体ローラー6を乗り越えるよう
に配置される。また、ガイドレール4は、弾性体ローラ
ー6,7の領域では検査のため回転する球状体の下面の
レベルより低くし、払い出し時に弾性体ローラー6,7
が下降すると球状体が載るレベルにする。ガイドレール
4上を転がってゆく球状体の速度は、球状体回転装置5
へ球状体が到達したとき弾性体ローラー6,7の外周の
速度とほぼ同じとなるように設定する。
【0013】球状体回転装置5には、スポンジ等の弾性
体で形成された第1の弾性体ローラー6に続いて同じく
スポンジ等の弾性体で形成された第2の弾性体ローラー
7が設けられ、第1の弾性体ローラー6と第2の弾性体
ローラー7とは、それらの間でガイドレール4より落下
した球状体が回転する回転部を形成する。
体で形成された第1の弾性体ローラー6に続いて同じく
スポンジ等の弾性体で形成された第2の弾性体ローラー
7が設けられ、第1の弾性体ローラー6と第2の弾性体
ローラー7とは、それらの間でガイドレール4より落下
した球状体が回転する回転部を形成する。
【0014】各弾性体ローラー6,7は、駆動モーター
6a,7bで独立して駆動可能に設けられている。第1
の弾性体ローラー6と第2の弾性体ローラー7との間に
落下した球状体Bは、弾性体ローラー6,7の弾性体に
若干埋まり込むように支持されて回転するので、回転中
に弾性体ローラー6,7から横へ落ちることはない。
6a,7bで独立して駆動可能に設けられている。第1
の弾性体ローラー6と第2の弾性体ローラー7との間に
落下した球状体Bは、弾性体ローラー6,7の弾性体に
若干埋まり込むように支持されて回転するので、回転中
に弾性体ローラー6,7から横へ落ちることはない。
【0015】各弾性体ローラー6,7は、それぞれサス
ペンション機構8を介して傾動装置9で傾動する傾動フ
レーム10に支持されている。サスペンション機構8と
しては、バネ、オイルダンパ支持機構等を使用すること
ができる。傾動装置9は、傾動することにより球状体が
高速に出側に払い出される。
ペンション機構8を介して傾動装置9で傾動する傾動フ
レーム10に支持されている。サスペンション機構8と
しては、バネ、オイルダンパ支持機構等を使用すること
ができる。傾動装置9は、傾動することにより球状体が
高速に出側に払い出される。
【0016】球状体回転装置5の測定領域の上方には、
球状体の赤道上部の半球の外観を検査するための複数の
光電センサー11が配置されている。光電センサー11
は、球状体表面から光電センサー11までの距離の変化
を電圧変化に変換する。
球状体の赤道上部の半球の外観を検査するための複数の
光電センサー11が配置されている。光電センサー11
は、球状体表面から光電センサー11までの距離の変化
を電圧変化に変換する。
【0017】また、弾性ローラー7上方に、弾性体ロー
ラー7の回転中心の変位を電圧変化に変換する光電セン
サー12が設けられている。
ラー7の回転中心の変位を電圧変化に変換する光電セン
サー12が設けられている。
【0018】第2弾性体ローラー7に続いて球状体を払
い出す払い出し装置が設けられ、払い出し装置として、
V溝を有する払い出しレール13が配置され、払い出し
レール13の途中には、良品、不良品の選別装置とし
て、不良品を払い出しレール13の外に排出する際に回
動する不良品排出バー14が設けられている。
い出す払い出し装置が設けられ、払い出し装置として、
V溝を有する払い出しレール13が配置され、払い出し
レール13の途中には、良品、不良品の選別装置とし
て、不良品を払い出しレール13の外に排出する際に回
動する不良品排出バー14が設けられている。
【0019】制御装置15は、光電センサー11と光電
センサー12の球状体が回転する一定時間の電圧変化を
傷の検出に必要な回数のサンプリングレートでデジタル
信号に変換し、基準値、校正値にて補正し、得られたデ
ータから、平均値、最大値、最小値、標準偏差を計算、
アルゴリズムにしたがって、しきい値と比較し、良品、
不良品の判別を行う。
センサー12の球状体が回転する一定時間の電圧変化を
傷の検出に必要な回数のサンプリングレートでデジタル
信号に変換し、基準値、校正値にて補正し、得られたデ
ータから、平均値、最大値、最小値、標準偏差を計算、
アルゴリズムにしたがって、しきい値と比較し、良品、
不良品の判別を行う。
【0020】次に本発明の外観検査装置の動作について
説明する。
説明する。
【0021】供給装置1の供給ガイドレール1aから供
給された球状体Bは供給羽根2を回転させて滞留した球
状体を1個づつ切り出し、ガイドレール4上へ一定の早
さで送り出す。
給された球状体Bは供給羽根2を回転させて滞留した球
状体を1個づつ切り出し、ガイドレール4上へ一定の早
さで送り出す。
【0022】球状体は回転しつつガイドレール4上を転
がって、球状体回転装置5の第1の弾性体ローラー6と
第2の弾性体ローラー7で形成される測定領域へ落下す
る。落下の際、サスペンション機構8と弾性体ローラー
6,7は、球状体回転装置5に到着した球状体の落下エ
ネルギーを吸収し、回転エネルギーへの移行が阻害され
ることはない。球状体の並進運動エネルギーは、回転エ
ネルギーへ利用されるのでなめらかに一定位置での回転
を始める。
がって、球状体回転装置5の第1の弾性体ローラー6と
第2の弾性体ローラー7で形成される測定領域へ落下す
る。落下の際、サスペンション機構8と弾性体ローラー
6,7は、球状体回転装置5に到着した球状体の落下エ
ネルギーを吸収し、回転エネルギーへの移行が阻害され
ることはない。球状体の並進運動エネルギーは、回転エ
ネルギーへ利用されるのでなめらかに一定位置での回転
を始める。
【0023】また、弾性体ローラー6,7は、球状体表
面の小さな傷の凸凹を吸収し、サスペンション機構8は
比較的大きな傷による変動を押さえ、球状体の回転中心
を重心位置に一定に保つことに寄与する。
面の小さな傷の凸凹を吸収し、サスペンション機構8は
比較的大きな傷による変動を押さえ、球状体の回転中心
を重心位置に一定に保つことに寄与する。
【0024】駆動モーター6a,7bは、弾性体ローラ
ー6,7を一定方向一定速度にて回転させ、光電センサ
ー11は、球状体表面から光電センサーまでの距離の変
化を電圧変化に変換し、一方、光電センサー12は弾性
体ローラー7の回転中心の変位を電圧変化に変換する。
ー6,7を一定方向一定速度にて回転させ、光電センサ
ー11は、球状体表面から光電センサーまでの距離の変
化を電圧変化に変換し、一方、光電センサー12は弾性
体ローラー7の回転中心の変位を電圧変化に変換する。
【0025】制御装置15は、光電センサー11と光電
センサー12の信号により、演算装置により良品・不良
品の判別を行う。
センサー12の信号により、演算装置により良品・不良
品の判別を行う。
【0026】検査完了後、傾動装置9は球状体回転装置
5全体を傾動下降させ、計測の終わった球状体をガイド
ガイドレール4に載せると、計測中の球状体のもつ回転
の慣性エネルギーは即座に払い出し方向の運動エネルギ
ーに移行するため、払い出し速度への急速な加速が行わ
れ、払い出しレール13へ着地させる。したがって、瞬
時に払い出しは完了し、傾動装置9が上昇するときに
は、すでに次の検査対象の球状体が第一の弾性体ローラ
ー6の位置にあってもよい。このようにして、きわめ
て、高速の検査が実現される。
5全体を傾動下降させ、計測の終わった球状体をガイド
ガイドレール4に載せると、計測中の球状体のもつ回転
の慣性エネルギーは即座に払い出し方向の運動エネルギ
ーに移行するため、払い出し速度への急速な加速が行わ
れ、払い出しレール13へ着地させる。したがって、瞬
時に払い出しは完了し、傾動装置9が上昇するときに
は、すでに次の検査対象の球状体が第一の弾性体ローラ
ー6の位置にあってもよい。このようにして、きわめ
て、高速の検査が実現される。
【0027】該当する球状体の判別結果により、制御装
置15で選別された不良品は不良品排出バー14が回動
して外観検査装置の外に排出される。
置15で選別された不良品は不良品排出バー14が回動
して外観検査装置の外に排出される。
【0028】図5は同一球状体を使用した本発明と従来
例の検査結果を示すグラフである。従来例では図5
(a)に示される波形が得られたが、重心一定で回転し
ないために、センサーと球体の位置が安定せず、傷の
形、位置に信号が一致していなかった。これに対して、
本発明の実施例では、図5(b)に示される波形が得ら
れ、重心一定で回転し、センサと球体の位置が安定する
ので、傷の形、位置に信号が一致していた。
例の検査結果を示すグラフである。従来例では図5
(a)に示される波形が得られたが、重心一定で回転し
ないために、センサーと球体の位置が安定せず、傷の
形、位置に信号が一致していなかった。これに対して、
本発明の実施例では、図5(b)に示される波形が得ら
れ、重心一定で回転し、センサと球体の位置が安定する
ので、傷の形、位置に信号が一致していた。
【0029】実施例2 図6は本発明の外観検査装置の球状体回転装置の球状体
回転装置の別実施例を示す平面図で、本実施例の球状体
回転装置5は、一対の弾性ローラー6,7及び弾性ロー
ラー6a,7bを2組平行に配置したものである。
回転装置の別実施例を示す平面図で、本実施例の球状体
回転装置5は、一対の弾性ローラー6,7及び弾性ロー
ラー6a,7bを2組平行に配置したものである。
【0030】制御装置15は、2組の弾性ローラー6,
6aと弾性ローラー7,7aの回転数にわずかな差を与
えることによって、球状体の光電センサー11の走査面
に対して一定の角度を与える。これにより、人工衛星の
軌跡のように球状体の全表面を走査することができる。
6aと弾性ローラー7,7aの回転数にわずかな差を与
えることによって、球状体の光電センサー11の走査面
に対して一定の角度を与える。これにより、人工衛星の
軌跡のように球状体の全表面を走査することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の外観検査装置の効果は次のとお
りである。 (1)転造で製造された銅球など半径方向の凸凹が大き
い球体の外観検査においても、微小傷から大きな凸凹ま
で広い範囲の傷に対して検査が可能である。
りである。 (1)転造で製造された銅球など半径方向の凸凹が大き
い球体の外観検査においても、微小傷から大きな凸凹ま
で広い範囲の傷に対して検査が可能である。
【0032】(2)球状体回転装置からの球状体の払い
出しに回転の慣性エネルギーを利用するため、払い出し
機構を単純化することができるとともに、球体の払い出
しを高速化することが可能である。
出しに回転の慣性エネルギーを利用するため、払い出し
機構を単純化することができるとともに、球体の払い出
しを高速化することが可能である。
【0033】(3)球状体の供給、検査、演算、排出、
分別を独立した位置で行っているので、処理時間は球状
体回転装置に対象物が存在する時間である「供給の一部
+計測+排出の一部」だけでよく、供給 演算、分別の
処理時間に影響を受けないので、大きな処理量(個数/
毎分)が得られる。
分別を独立した位置で行っているので、処理時間は球状
体回転装置に対象物が存在する時間である「供給の一部
+計測+排出の一部」だけでよく、供給 演算、分別の
処理時間に影響を受けないので、大きな処理量(個数/
毎分)が得られる。
【図1】本発明の球状体の外観検査装置の一実施例の平
面図である。
面図である。
【図2】図1に示す外観検査装置の側面図である。
【図3】切り出し部及び回転部の平面図である。
【図4】切り出し部及び回転部の側面図である。
【図5】本発明と従来例の検査結果を示すグラフであ
る。
る。
【図6】本発明の外観検査装置の球状体回転装置の回転
部の別実施例の平面図である。
部の別実施例の平面図である。
1:供給装置、1a:供給ガイドレール、2:供給羽
根、3:モータ、4:ガイドレール、5:球状体回転装
置、6,7:弾性体ローラー、8:サスペンション機
構、9:傾動装置、10:傾動フレーム、11,12:
光電センサー、13:払い出しレール、14:不良品排
出バー、15:制御装置、
根、3:モータ、4:ガイドレール、5:球状体回転装
置、6,7:弾性体ローラー、8:サスペンション機
構、9:傾動装置、10:傾動フレーム、11,12:
光電センサー、13:払い出しレール、14:不良品排
出バー、15:制御装置、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田渋 康行 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内 (72)発明者 羽子田 良和 北九州市戸畑区大字中原46−59 産機エン ジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA53 AA65 BB07 BB15 FF44 FF61 MM03 PP12 QQ05 QQ25 QQ42 SS04 TT01 TT03 2G051 AA90 AB07 CA01 CB01 DA01 DA08 DA13
Claims (4)
- 【請求項1】 球状体を1個づつ切り出して球状体回転
装置へ供給する供給装置と、 供給装置に連設され、上下可動のフレーム上にサスペン
ション機構を介して支持されるとともに球状体を支持し
て回転させる、表面に弾性体を有する弾性体ローラーを
備えた球状体回転装置と、 球状体上方に設けられた、球状体の外観を検査する光電
センサーと、球状体回転装置で検査済みの球状体を払い
出す払い出し装置と、を備えたことを特徴とする球状体
外観検査装置。 - 【請求項2】 4枚の羽根をもった供給車と、該供給車
を90度刻みで、等時間間隔に回転させる間歇駆動モー
タと、第1のローラーを乗り越え、球状体回転装置へ落
下するように配置したガイドレールと、を有することを
特徴とする請求項1記載の球状体外観検査装置。 - 【請求項3】 払い出し装置に不良な球状体を排出する
選別装置が設けられていることを特徴とする請求項1、
2又は3記載の球状体外観検査装置。 - 【請求項4】 球状体回転装置に、一対の弾性体ローラ
ーを平行に2組配置し、左右組の速度差を調整可能にし
たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の球状
体外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109911A JP2001296248A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 球状体外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109911A JP2001296248A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 球状体外観検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001296248A true JP2001296248A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18622521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000109911A Pending JP2001296248A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 球状体外観検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001296248A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007540A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Koyo Mach Ind Co Ltd | 外観検査装置 |
KR101090891B1 (ko) * | 2009-07-27 | 2011-12-08 | (주)케이비알 | 볼 베어링용 볼 크랙 자동 검사 장치 |
KR101123283B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2012-03-21 | 주식회사 멥스 | 강구 테스트 장치 |
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