JPH07215163A - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器

Info

Publication number
JPH07215163A
JPH07215163A JP6007652A JP765294A JPH07215163A JP H07215163 A JPH07215163 A JP H07215163A JP 6007652 A JP6007652 A JP 6007652A JP 765294 A JP765294 A JP 765294A JP H07215163 A JPH07215163 A JP H07215163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
coolant
gas generating
combustion
generating agents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6007652A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiro Nakajima
禎浩 中島
Hidetoshi Ishida
秀敏 石田
Satoshi Sakamoto
聡 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP6007652A priority Critical patent/JPH07215163A/ja
Publication of JPH07215163A publication Critical patent/JPH07215163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】発生ガスの温度を効果的に下げることのできる
冷却材を備えるエアバッグ用ガス発生器を提供する。 【構成】本発明のエアバッグ用ガス発生器は、ガスの排
出口9を有するハウジングと、該ハウジング内に画成さ
れる燃焼室5と、該燃焼室内に配設されるガス発生剤1
5と、該ガス発生剤に点火するための点火手段と、前記
燃焼室の外側に画成されるクーラント・フィルタ室19
と、該クーラント・フィルタ室に配設されるクーラント
・フィルタ13,17とを含み、衝撃により前記ガス発
生剤より発生するガスをエアバッグ内に導入して衝撃か
ら乗員を保護するガス発生器において、前記ガス発生剤
間に冷却材12を配設し、該冷却材はガス発生剤のガス
発生に伴う熱により融解可能な金属材料からなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃から乗員を保護す
るエアバッグ用のガス発生器に関し、特にそのハウジン
グ内に配設される冷却材の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス発生器として、ガスの排出口
を有するハウジングと、該ハウジング内に画成される燃
焼室と、該燃焼室内に配設されるガス発生剤と、該ガス
発生剤に点火するための点火手段と、前記燃焼室の外側
に画成されるクーラント・フィルタ室と、該クーラント
・フィルタ室に配設されるクーラント・フィルタとを含
むものがある。
【0003】ガス発生剤より発生するガスは、反応熱の
ため高温である。この高温のガスをそのままガス発生器
よりエアバッグ内に放出した場合、エアバッグが損傷を
受ける虞がある。そのため、通常は金属製の冷却材を通
して熱交換を行ない、所定の温度にまで冷却した上で放
出を行なっている。
【0004】上記クーラント、すなわち冷却材は、燃焼
室の外側に画成されるクーラント・フィルタ室に配設さ
れ、燃焼室内のガス発生剤を取巻いて冷却材の壁を形成
している。
【0005】従来においては、冷却材は、反応熱により
融解しない材料、例えばステンレススチール、軟鋼など
を用いて構成されている。これは、冷却材が融解するこ
とにより冷却材の壁に穴が開いて、高温のガスが冷却さ
れない状態でその穴を通過してしまう、いわゆるショー
トパス現象を回避するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、融解
しない材料を用いて冷却材を構成しているために、熱交
換率があまり十分ではなく、交換熱量に関し問題があっ
た。そのため、大量の冷却材を必要とし、その結果ガス
発生器の小型化・軽量化が困難であった。
【0007】よって、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消する新規なエアバッグ用ガス発生器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
ウジング内に画成される燃焼室と、該燃焼室内に配設さ
れるガス発生剤と、該ガス発生剤に点火するための点火
手段と、前記燃焼室の外側に画成されるクーラント・フ
ィルタ室と、該クーラント・フィルタ室に配設されるク
ーラント・フィルタとを含み、衝撃により前記ガス発生
剤より発生するガスをエアバッグ内に導入して衝撃から
乗員を保護するガス発生器において、前記ガス発生剤間
に冷却材を配設し、該冷却材はガス発生剤のガス発生に
伴う熱により融解可能な金属材料からなることを特徴と
する。
【0009】そして、前記冷却材は、中央孔とガスが通
過可能な環状部を有する板状部材からなることが好まし
い。
【0010】本ガス発生器においては、ハウジング内部
で高温になる部位、すなわち燃焼室のガス発生剤間に冷
却材が配設される。この冷却材は、ガス発生剤のガス発
生に伴う熱により融解可能な金属材料からなる。この金
属材料は、それが融解するときに、発生ガス、すなわち
燃焼ガスより熱を奪い、これにより燃焼ガスはその温度
を下げることができる。
【0011】本ガス発生器に備わる冷却材は、従来の融
解しない金属材料からなる冷却材に比べて、燃焼ガスよ
り余分に熱を奪うことが可能である。このため、本ガス
発生器は、トータルで冷却材の量を減らすことが可能で
ある。
【0012】この冷却材が融解しても、燃焼室の外側に
画成されるクーラント・フィルタ室内に配設される、融
解しない金属材料からなる冷却材(クーラント)によ
り、ショートパスは防止される。また、融解した冷却材
は、その質量が大きいためにガスには同伴されず、燃焼
室内にとどまる。
【0013】融解可能な金属材料として、融解熱の大き
いものが好ましく、例えばアルミニウム、マグネシウ
ム、又はこれらの合金などが挙げられる。
【0014】本発明は、運転席用のガス発生器、及び乗
員席用のガス発生器のいずれにも適用することができ
る。乗員席用のガス発生器の場合、円筒状のハウジング
を具備し、このハウジング内にハウジングの軸方向に延
在する伝火チューブが配設され、この伝火チューブに挿
通して複数個のディスク状ガス発生剤が配設される。そ
して、上記構成の環状の板状部材からなる冷却材を、こ
のディスク状ガス発生剤と交互に配設することができ
る。
【0015】本発明に係る冷却材は、環状の板状部材か
らなることが好ましいが、これに限らず、例えばペレッ
ト状のガス発生剤間に粒状の冷却材を混入することも可
能である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は、本発明を適用した運転席用のガス発生器
の半断面図である。
【0017】本ガス発生器のハウジングは、ディフュー
ザシェル1と、このディフューザシェル1と共に空間2
を形成するクロージャシェル3とからなる。ディフュー
ザシェル1とクロージャシェル3は、それぞれ、円形部
1a及び3aと、この円形部の外周部に形成される周壁
部1b及び3bとを有する。ディフューザシェル1とク
ロージャシェル3は、各周壁部の先端部において溶接2
3により互に接合されている。
【0018】空間2内は、ハウジング部材16により中
央に点火装置収容室4が画定され、その外側にコンバス
タリング14により燃焼室5が画定され、更にこの燃焼
室5を囲繞してクーラント・フィルタ室19が形成され
ている。ハウジング部材16は、アダプタ10と螺合
し、ハウジングの中央部においてディフューザシェル1
とクロージャシェル3を互に接合している。
【0019】点火装置収容室4内には、点火装置を構成
する伝火薬8と点火器6が装填され、また燃焼室5内に
は、ディスク状のガス発生剤15が、ハウジング部材1
6に挿通して複数固積層して装填されている。
【0020】このガス発生剤間に、冷却材12が配設さ
れている。この冷却材12は、図2に示すように、ハウ
ジング部材16に挿通可能な中央孔12aを有する環状
の板形状をなし、ガス発生剤と同じようにハウジング部
材16に挿通してガス発生剤間に配設され、そしてガス
発生剤の燃焼ガスが通過可能なように、ガスの通過を許
容する多数の貫通孔12bをその環状部12cに備えて
いる。図3は、別の実施例の冷却材12′を示す。この
冷却材12′は、線材を編んで金網状に形成され、同じ
く、ハウジング部材16に挿通可能な中央孔12a′
と、ガスの通過を許容する網目12b′を有する環状部
12c′を有している。これら冷却材12、12′は、
いずれもガス発生剤の燃焼により生ずる熱により融解可
能な金属材料から構成されている。
【0021】前記ガス発生剤15を取巻いてプレフィル
タ18が配設されている。このプレフィルタ18は、ガ
ス発生剤の燃焼ガスの燃焼残渣を捕集すると共に、燃焼
ガスの冷却も果たすようになっている。このプレフィル
タ18は、ショートパスを回避するために、従来通りの
融解しない金属材料から構成されている。
【0022】点火装置収容室4と燃焼室5の間には、伝
火薬8より発生する火炎を燃焼室5に伝えるための開口
7が設けられ、また燃焼室5とクーラント・フィルタ室
19間には、燃焼室5で発生したガスを導入するための
噴出口11がコンバスタリングの先端部に穿設され、更
にまたクーラント・フィルタ室19とエアバッグ(図示
せず)間には、クーラント13、フィルタ17を通過し
たガスを導入するための排出口9がディフューザシェル
の周壁部1bに設けられている。
【0023】クーラント・フィルタ室19は、リテーナ
21により上段と下段に分けられ、上段にはフィルタ1
7が、また下段にはクーラント13がそれぞれ配設され
ている。このクーラント13は、ショートパスを回避す
るために、従来通りの融解しない金属材料から構成され
ている。
【0024】衝撃をセンサ(図示せず)が感知すると、
その信号が点火器6に送られ、点火器6が作動する。点
火器6の作動により、伝火薬8が着火され、伝火薬8に
おいて高温・高圧の火炎が発火する。この火炎は、開口
7を通り、燃焼室5内のガス発生剤15に着火する。こ
れによりガス発生剤15が燃焼し、高温の燃焼ガスを生
成する。この燃焼ガスは冷却材の貫通孔12bを通り、
燃焼室5内に拡がる。この燃焼ガスによりガス発生剤間
の冷却材12は溶融し、その際に燃焼ガスより熱を奪
い、これにより燃焼ガスはその温度を下げる。燃焼室内
のガスは、プレフィルタ18により燃焼残渣が捕集さ
れ、また冷却されて噴出口11より噴出し、クーラント
13を通過する間に再度冷却され、またフィルタ17に
より残りの燃焼残渣が除去され、冷却・浄化されたガス
が排出口9を経てエアバッグ内に流入する。これによ
り、エアバッグは衝撃から乗員を保護するべく急激に膨
張する。
【0025】
【発明の効果】本発明のガス発生器は、以上述べたよう
に構成されているので、発生ガスの温度を効果的に下げ
ることができる。そのため、本発明のガス発生器は、冷
却材の量を従来に比べ減らすことができ、その結果ガス
発生器の小型化・軽量化が達成されるものである。
【0026】また、本ガス発生器に備わる冷却材は、構
造が簡単であり、容易かつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ガス発生器の半断面図である。
【図2】本ガス発生器に備わる冷却材の斜視図である。
【図3】同冷却材の別の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ディフューザシェル 3 クロージャシェル 5 燃焼室 6 点火器 8 伝火薬 9 排出口 12 冷却材 12a 中央孔 12c 環状部 13 クーラント 15 ガス発生剤 17 フィルタ 19 クーラント・フィルタ室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスの排出口を有するハウジングと、該ハ
    ウジング内に画成される燃焼室と、該燃焼室内に配設さ
    れるガス発生剤と、該ガス発生剤に点火するための点火
    手段と、前記燃焼室の外側に画成されるクーラント・フ
    ィルタ室と、該クーラント・フィルタ室に配設されるク
    ーラント・フィルタとを含み、衝撃により前記ガス発生
    剤より発生するガスをエアバッグ内に導入して衝撃から
    乗員を保護するガス発生器において、 前記ガス発生剤間に冷却材を配設し、該冷却材はガス発
    生剤のガス発生に伴う熱により融解可能な金属材料から
    なることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】前記冷却材は、中央孔とガスが通過可能な
    環状部を有する板状部材からなる請求項1記載のエアバ
    ッグ用ガス発生器。
JP6007652A 1994-01-27 1994-01-27 エアバッグ用ガス発生器 Pending JPH07215163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007652A JPH07215163A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 エアバッグ用ガス発生器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007652A JPH07215163A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 エアバッグ用ガス発生器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07215163A true JPH07215163A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11671761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6007652A Pending JPH07215163A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 エアバッグ用ガス発生器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07215163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062558A1 (en) * 2000-02-22 2001-08-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Airbag gas generator, deflector member, coolant/filter means support member, coolant, and housing

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062558A1 (en) * 2000-02-22 2001-08-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Airbag gas generator, deflector member, coolant/filter means support member, coolant, and housing
US6926304B2 (en) 2000-02-22 2005-08-09 Daicel Chemical Industries, Ltd. Airbag generator, deflector member, coolant/filter means support member, coolant, and housing
KR100755205B1 (ko) * 2000-02-22 2007-09-04 다이셀 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 에어백용 가스발생기, 디플렉터 부재, 쿨런트/필터 수단지지부재, 쿨런트 및 하우징
US7441803B2 (en) 2000-02-22 2008-10-28 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator for air bag, deflecting member, coolant/filter means supporting member, coolant and housing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7267365B2 (en) Inflator
EP0405962B1 (en) Gas bag inflator with a two welded joint housing
US7441803B2 (en) Gas generator for air bag, deflecting member, coolant/filter means supporting member, coolant and housing
US4547342A (en) Light weight welded aluminum inflator
US4878690A (en) Light weight vehicle restraint bag inflator
US4902036A (en) Deflector ring for use with inflators with passive restraint devices
EP0180408B1 (en) Gas generator housing construction
JP3045223U (ja) 乗り物用安全拘束システムのガス発生用インフレータ組立体
EP0546791B1 (en) Gas generator
CA1293275C (en) Deflector ring for use with inflators for passive restraint devices
EP1331143B1 (en) Gas generator for air bag and air bag device
US7520530B2 (en) Gas generator for air bag
US6899351B2 (en) Gas generator
JPH01289736A (ja) 自動車乗客用無抵抗拘束システムの展開のための膨張装置
JP2000016226A (ja) エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置
US6007098A (en) Low cost pyrotechnic inflator
JPH06509300A (ja) 縦配置構造のエアバッグ用ガス発生器
JPH07215163A (ja) エアバッグ用ガス発生器
US5700973A (en) Gas inflator having aluminum bead filter
JP4633918B2 (ja) ガス発生器
JPH0986330A (ja) エアバッグ用ガス発生器
US5808232A (en) Gas inflator having aluminum or alumina bead filter
JPH0939712A (ja) エアバッグ用ガス発生器
JPH07267041A (ja) エアバッグ展開用ガス発生装置
EP0589056A1 (en) GAS GENERATOR WITH NEW NOZZLE ARRANGEMENT.