JPH07214472A - ショット投射条件の決定方法 - Google Patents

ショット投射条件の決定方法

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JPH07214472A
JPH07214472A JP2626794A JP2626794A JPH07214472A JP H07214472 A JPH07214472 A JP H07214472A JP 2626794 A JP2626794 A JP 2626794A JP 2626794 A JP2626794 A JP 2626794A JP H07214472 A JPH07214472 A JP H07214472A
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JP
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projection
shot
strength
detector
processing
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JP2626794A
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Kunio Oota
訓郎 太田
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Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショットブラストあるいはショットピ−ニン
グにおいて投射される投射材の衝突強さと衝突数を必要
下限に調整し得るショット投射条件の決定方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ショットの衝突強さと衝突数を検出する検出
器とテスト処理製品とを同時にテストブラスト又はテス
トピ−ニングして処理製品が必要とする最小衝突強さと
衝突数をあらかじめモデル処理で求めて処理管理値と
し、実際の製品処理において前記検出器を用いて常時ま
たは一定タイムサイクルで衝突強さと衝突数を測定し、
前記管理値と比較してその過不足をチェックして投射条
件を必要下限にするショット投射条件の決定方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラスト処理またはピ−
ニング処理において投射装置の投射条件すなわちインペ
ラブラストの場合はインペラの回転数と投射量を、エア
−ノズルブラストの場合は噴射圧と噴射量を調整する方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】従来ブラスト処理においては投射
材の種類、投射速度、投射密度(単位面積当りの投射
量)を経験に基づいて設定して試行投射を行ない、その
仕上がりを目視判断して適宜に前述の投射条件を変化さ
せて目視で判断して満足の行く仕上がりを与えるものを
投射条件と決めている。このためこのため処理の信頼性
(仕上がりが満足されていること)を確保するために目
視判断の不安定さをカバ−するために投射条件を安全側
に設定するしかなくランニングコストを最小にする考慮
は結果的には成されていないのが実状である。
【0003】また従来のピ−ニング処理においては標準
試験片(アルメンストスリップ)に投射材を投射して試
験片の反り量(ア−クハイト)を測定し、その反り量の
過不足で投射速度、投射材の粒径、硬度を選定し、さら
に試験片の全面積に対する被打面積比(カバレ−ジ)を
顕微鏡で目視判定し、投射材の粒径、投射密度を選定し
ている。この場合、試験片の反り量は投射強さが大きく
なるにつれ単位投射強さ当りの反り量の増加が小さくな
り、ピ−ニング処理で一般的に管理されるその領域では
管理上の誤差が大きくなるという欠点がある。また試験
片の全面積に対する被打面積比も100%に近くなるに
つれ重畳打痕が多くなり投射密度の大きい領域では単位
投射密度当りの被打面積比の増加が少なくなり、さらに
目視判定のためピ−ニング処理で一般的に管理されるそ
の領域では管理上の誤差が大きくなるという欠点があ
る。このため処理の信頼性を確保するために、ア−クハ
イト、カバ−レ−ジを安全側に設定するしかなくランニ
ングコストを最小にする投射条件は設定できないのが実
状である。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので
ショットブラストあるいはショットピ−ニングにおいて
投射される投射材の衝突強さと衝突数を必要下限に調整
し得るショット投射条件の決定方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるショット投射条件の決定方法は、シ
ョットの衝突強さと衝突数を検出する検出器とテスト処
理製品とを同時にテストブラスト又はテストピ−ニング
して処理製品が必要とする最小衝突強さと衝突数をあら
かじめモデル処理で求めて処理管理値とし、実際の製品
処理において前記検出器を用いて常時または一定タイム
サイクルで衝突強さと衝突数を測定し、前記管理値と比
較してその過不足をチェックして投射条件を必要下限に
することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
により、投射される一粒一粒の衝突強さ、即ち投射強さ
(一粒一粒の運動エネルギ−または運動量)と、投射さ
れ衝突する総粒数、特に一定の運動エネルギ−または運
動量以上をもつ投射材に限定してその衝突数、即ち投射
粒数の総計を計測することで、必要とする処理投射強さ
(一粒一粒の最小投射強さ)と処理を安定化するための
処理投射量(投射粒数下限値)と、前記測定した値をそ
れぞれ比較して定量的に管理することで過剰処理をさ
け、ランニングコストを最小にする。
【0006】
【実施例1】まず図1及び図2により投射強さ及び投射
粒数を測定する検出器Eについて説明する。図1におい
て投射されたショットSが衝突して弾性波を発生するシ
ョット衝突部1と該弾性波を伝播する伝播部2は環状の
防振ゴム3を介して箱形のケ−ス4に固定されると共に
ショット衝突部1を表出させており、該ショット衝突部
1は超硬合金、浸炭鋼、セラミックスのような耐摩耗性
の材料で作られた径30mm厚さ10mmの円板状(他の形
状、寸法でもよい)にされ、伝播部2は樹脂のような減
衰材でショット衝突部1の背面に接合されている。伝播
部2の背面には伝播される弾性波を受信して高周波電気
信号に変換して出力する圧伝素子を応用した変換器5
(圧電センサ−、加速度センサ−、AEセンサ−等)が
取付けられている。該変換器5にはケ−ブル6が接続さ
れていると共に該ケ−ブル6には計測回路7が接続され
ており、該計測回路7は前記ケ−ス4内に内蔵されてい
る。
【0007】次に計測回路7について図2により説明す
る。前記ケ−ブル6の先端には高周波電気信号を包路線
検波に変換する包路線検波回路8が増幅回路9を介して
接続されており、該包路線検波回路8には包路線検波の
発生回数を検出するカウンタ回路10と、包路線検波の
ピ−ク値を検出するピ−ク測定回路11が接続されてい
る。さらに該カウンタ回路10と該ピ−ク測定回路11
のデ−タを入力して演算する演算回路12と演算結果を
保持するメモリ−13が接続されている。該メモリ−1
3には外部演算表示装置(パ−ソナルコンピュ−タな
ど)14に伝送ケ−ブル15でデ−タ伝送できる出力端
子16が取付けられている。該伝送ケ−ブル15は取り
外し自在になっている。
【0008】次にブラスト処理において前記検出器Eを
用いた投射条件決定方法について説明する。まずテスト
処理製品と前記検出器Eとを同時にテストブラストして
テスト処理製品の剥離する被膜(塗装膜、さび、スケ−
ル等)、砂については皮膜剥離度合と投射強さの関係
を、また除去するバリについては除去度合と投射強さの
関係を図3のように作成する。剥離度合、または除去度
合が100%になる投射強さを図3より決定し、その値
のある一定の安全率を含んだ値を、必要とする処理投射
強さ(一粒一粒の最小投射強さ)とする。次にテスト処
理製品と前記検出器Eを上記の必要とする処理投射強さ
で同時にテストブラストしてテスト処理製品のある面積
を対象にその剥離度合または除去度合が100%になっ
ている部分の度合と累計投射粒数の関係を図4のように
作成する。ある面積での剥離度合、または除去度合が1
00%になる累計投射粒数を図4より決定しその値のあ
る一定の安全率を含んだ値を、処理を安定化するための
処理投射量(投射粒数下限値)とする。これらの処理投
射強さと処理投射量をブラスト処理の管理値とする。
【0009】このようにして管理値が決められると、こ
の管理値に基づいて処理製品をブラスト処理してゆく
が、ブラスト処理に当って常時または一定のタイムサイ
クルで前記検出器Eを処理製品と同時にブラスト処理に
設置してブラスト処理し、投射強さおよび投射量を測定
する。処理後に検出器Eを取り出し、前記伝送ケ−ブル
15で前記外部演算表示装置14に検出器E内の前記メ
モリ−13に保存されているデ−タを伝送し、前記外部
演算表示装置14に、表示に必要な演算を行ない実際に
処理製品上のある位置で受けている投射強さおよび投射
量を表示し、前記の管理値と比較すると共にその過不足
をチェックして投射条件を必要下限にして以後のブラス
ト処理をするものである。
【0010】次にピ−ニング処理において、前記検出器
Eを用いた投射条件決定方法について説明する。まず繰
り返し応力を受ける機械部品例えば歯車、バネ、コネク
ティングロッド、クランクシャフト、ト−ションバ−等
のテスト処理製品を前記検出器Eとを同時にテストピ−
ニングしてテスト処理製品の表面および内部に発生する
応力値から寿命目標管理値とするある深さの応力値、ま
たはある深さまでの応力累積値に対して実際に投射した
ときの値の比率と投射強さの関係を図5のように作成す
る。寿命目標管理値に対する実際値の比率が100%に
なる投射強さを図5より決定し、その値のある一定の安
全率を含んだ値を、必要とする処理投射強さ(一粒一粒
の最小投射強さ)とする。次にテスト処理製品と前記検
出器Eを上記の必要とする処理投射強さで同時にテスト
ピ−ニングしてテスト処理製品のある一定の任意の位置
での寿命目標管理値に対する実際値の比率が100%に
なっている部分の度合と、前記処理投射強さ以上又はあ
る一定の投射強さ以上で投射される投射材に限定してそ
の累計投射粒数との関係を図6のように作成する。寿命
目標管理値に対する実際値の比率が100%になってい
る部分の度合が100%になる累計投射粒数を図6より
決定し、その値のある一定の安全率を含んだ値を、処理
を安定化するための処理投射量(投射粒数下限値)とす
る。これらの処理投射強さと処理投射量をピ−ニング処
理の管理値とする。
【0011】このようにして管理値が決められると、こ
の管理値に基づいて処理製品をピ−ニング処理してゆく
が、ピ−ニング処理に当って、常時または一定タイムサ
イクルで前記検出器Eを処理製品と同時にピ−ニング装
置に設置してピ−ニング処理し、投射強さ、および投射
量を測定する。処理後に検出器Eを取り出し前記伝送ケ
−ブル15で前記外部演算表示装置14に検出器E内の
前記メモリ−13に保存されているデ−タを伝送し、前
記外部演算表示装置14に表示に必要な演算を行ない、
実際に処理製品上のある位置で受けている投射強さ及び
投射量を表示し、前記の管理値と比較すると共にその過
不足をチェックして投射条件を必要下限にして以後のピ
−ニング処理をするものである。
【0012】
【実施例2】次にブラスト処理またはピ−ニング装置の
内部に、投射強さおよび投射量を測定する検出器本体部
を組み込み、投射条件を決定する場合について説明す
る。まず図7、図8により投射強さ及び投射粒数を測定
する検出器について説明する。図7において、投射され
たショットSが衝突して弾性波を発生するショット衝突
部21と該弾性波を伝播する伝播部22は環状の防振ゴ
ム23を介して箱形のケ−ス24に固定されると共にシ
ョット衝突部21を表出させており、該ショット部衝突
部21は超硬合金、浸炭鋼、セラミックスのような耐摩
耗性の材料で作られた径30mm厚さ10mmの円板状(他
の形状、寸法でもよい)にされ、伝播部22は樹脂のよ
うな減衰材でショット衝突部21の背面に接合されてい
る。伝播部22の背面には伝播される弾性波を受信して
高周波電気信号に変換して出力する圧電素子を応用した
変換器25(圧電センサ−、加速度センサ−、AEセン
サ−等)が取付けられている。該変換器25にはケ−ブ
ル26が接続されており、該ケ−ブル26には計測回路
27が接続されており、該計測回路27は箱形のケ−ス
4で包囲した検出器本体部Tの外部に別置きされる。
【0013】次に別置きにされる計測回路27について
図8により説明する。前記ケ−ブル26は検出器本体T
のケ−ス24から外部に導びかれ、その先端には高周波
電気信号を包絡線検波に変換する包絡線検波回路28が
増幅回路29を介して接続されており、該包絡線検波回
路28には包絡線検波の発生回数を検出するカウンタ回
路30と包絡線検波のピ−ク値を検出するピ−ク測定回
路31が接続されている。さらに該カウンタ回路30と
該ピ−ク測定回路31のデ−タを入力して演算する演算
回路32と演算結果を保持するメモリ−33が接続され
ている。該メモリ−33には外部演算表示装置(パ−ソ
ナルコンピュ−タなど)34に伝送ケ−ブル35でデ−
タ伝送できる出力端子36が取付けられ測定中に連続、
またはバッチでデ−タは伝送されるようになっている。
この場合前記演算回路32より前記出力端子36を介し
て直接外部演算表示装置34へ伝送することもできる。
【0014】前記検出器本体部Tはブラスト処理の場合
には図9に示すようにブラスト装置Bに設置された各投
射装置(インペラまたはエア−ノズル)42の位置にハ
ンドリング装置(一次元、二次元又は三次元)43を介
して常時は投射ゾ−ンRから外れ、必要時に投射ゾ−ン
Rに移動されるようにして設置される。またピ−ニング
処理する場合には図10に示すようにピ−ニング装置P
に設置された各投射装置(インペラまたはエア−ノズ
ル)45の位置にハンドリング装置(一次元、二次元又
は三次元)46を介して常時は投射ゾ−ンRから外れ必
要時に投射ゾ−ンRに移動されるようにして設置され
る。また前記ケ−ブル26はそれぞれハンドリング装置
43、46の機構内を通って外部に別置きされた計測回
路27に接続される。
【0015】次に前記ブラスト装置Bにおける投射条件
決定方法について説明する。まずテスト処理製品をブラ
スト装置Bの搬送装置に載せて搬送しテストブラストす
ると同時にハンドリング装置43により検出器本体部T
を投射ゾ−ンR内に移動させて、テスト処理品の剥離す
る皮膜、砂については皮膜剥離度合と投射強さの関係
を、また除去するバリについては除去度合と投射強さの
関係を図3のように作成する。剥離度合または除去度合
が100%になる投射強さを図3より決定し、その値の
ある一定の安全率を含んだ値を、必要とする処理投射強
さ(一粒一粒の最小投射強さ)とする。次にテスト処理
製品と前記検出器本体部Tを上記の必要とする処理投射
強さで同様にしてテストブラストしてテスト処理製品の
ある面積を対象にその剥離度合が100%になっている
部分の度合と累計投射粒数の関係を図4のように作成す
る。ある面積での剥離度合または除去度合が100%に
なる累計投射粒数を図4より決定し、その値のある一定
の安全率を含んだ値を処理を安定化するための処理投射
量(投射粒数下限値)とする。これらの処理投射強さと
処理投射量をブラスト処理の管理値とする。尚この管理
値の決定は実施例1で使用した検出器Eを使用するもの
であってもよい。
【0016】このようにして管理値が決められると、こ
の管理値に基づいて処理製品をブラスト処理してゆくが
ブラスト処理に当って常時または一定タイムサイクルで
前記検出器本体部Tをハンドリング装置43を介して投
射ゾ−ンRに移動させて投射強さおよび投射量を測定す
る。この測定結果は前記伝送ケ−ブル35で前記外部演
算表示装置34に、前記計測回路27内のメモリ−33
からデ−タを連続またはバッチで伝送し前記外部演算表
示装置34に表示に必要な演算を行ない処理製品搬送の
基準位置からの任意の位置で処理製品が受ける投射強さ
および投射量を全投射装置42を累計表示し、前記の管
理値と比較すると共にその過不足をチェックして投射条
件を必要下限にして以後のブラスト処理をするものであ
る。
【0017】次に前記ピ−ニング装置Pにおける投射条
件決定方法について説明する。まずテスト処理製品をピ
−ニング装置Pのタ−ンテ−ブルに載せて投射ゾ−ンR
へ移動させテストピ−ニングをすると同時にハンドリン
グ装置46により検出器本体部Tを投射ゾ−ンR内に移
動させてテスト処理製品の表面および内部に発生する応
力値から寿命目標管理値とするある深さの応力値または
ある深さまでの応力累積値に対し実際に投射したときの
値の比率と投射強さの関係を図5のように作成する。寿
命目標管理値に対する実際値の比率が100%になる投
射強さを図5により決定しその値のある一定の安全率を
含んだ値を、必要とする処理投射強さとする。次にテス
ト処理製品と前記検出器本体部Tを上記の必要とする処
理投射強さで同時にテストピ−ニングしてテスト処理製
品のある一定数の任意の位置での寿命目標値に対する実
際値の比率が100%になっている部分の度合と前記処
理投射強さ以上またはある一定の投射強さ以上で投射さ
れる投射材に限定してその累計投射粒数との関係を図6
のように作成する。寿命目標管理値に対する実際値の比
率が100%になっている部分の度合が100%になる
累計投射粒数を図6より決定し、その値のある一定の安
全率を含んだ値を、処理を安定化するための処理投射量
(投射粒数下限値)とする。これらの処理投射強さと処
理投射量をピ−ニング処理しの管理値とする。尚この管
理値の決定は実施例1で使用した検出器Eを使用するも
のであってもよい。
【0018】このようにして管理値が決められると、こ
の管理値に基づいて処理製品をピ−ニング処理してゆく
がピ−ニング処理に当って常時または一定タイムサイク
ルで前記検出器本体部Tをハンドリング装置46を介し
て投射ゾ−ンRに移動させて投射強さおよび投射量を測
定する。この測定結果は前記伝送ケ−ブル35で前記外
部演算表示装置34に、前記計測回路27内のメモリ−
33からデ−タを連続またはバッチで伝送し、前記外部
演算表示装置34に表示に必要な演算を行ない、製品搬
送の基準位置からの任意の位置で処理製品が受ける投射
強さおよび投射量を全投射装置45を累計表示し、前記
の管理値と比較すると共にその過不足をチェックして投
射条件を必要下限にして以後のピ−ニング処理をするも
のである。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなように
投射材の投射の状況(投射強さ、及び投射量)を定量的
に把握し、管理してゆくものであるため、過剰処理がさ
けられ、ランニングコストを最小にでき、かつ投射装置
の摩耗等による投射状況の変化にもすばやく対応させる
ことができる等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】投射強さ及び投射量を測定する検出器の断面図
である。
【図2】検出器における計測回路を示すブロック図であ
る。
【図3】剥離度合、除去度合と投射強さとの関係を示す
グラフである。
【図4】剥離度合、除去度合が100%になっている部
分の度合と累計投射粒数の関係を示すグラフである。
【図5】寿命目標管理値に対する実際値の比率と投射強
さの関係を示すグラフである。
【図6】寿命目標管理値に対する実際値の比率が100
%になっている部分の度合と累計投射粒数の関係を示す
グラフである。
【図7】ブラスト処理あるいはピ−ニング装置に組み込
まれて投射強さ及び投射量を測定する検出器本体の断面
図である。
【図8】検出器本体に接続される計測回路のブロック図
である。
【図9】ブラスト装置の縦断面図である。
【図10】ピ−ニング装置の横断面図である。
【符号の説明】
1 21 ショット衝突部 2 22 伝播部 3 23 防振ゴム 4 24 ケ−ス 5 25 変換器 6 26 ケ−ブル 7 27 計測回路 14 34 外部演算表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射されたショットが衝突することによ
    り弾性波を発生するショット衝突部と前記弾性波を伝播
    し、減衰する伝播部と前記弾性波を受信して高周波電気
    信号に変換する変換部と前記高周波電気信号に基づきシ
    ョットの衝突強さと衝突数を検出する計測回路とを内蔵
    し、ショット衝突部のみを外部に表出して耐摩耗性のケ
    −スで被った検出器と、テスト処理製品とを同時にテス
    トブラスト又はテストピ−ニングして処理製品が必要と
    する最小衝突強さと、最小衝突数をあらかじめモデル処
    理で求めて処理管理値とし、実際の製品処理において前
    記検出器を用いて常時または一定タイムサイクルで衝突
    強さと衝突数を測定し前記管理値と比較してその過不足
    をチェックして投射条件を必要下限にすることを特徴と
    するショット投射条件の決定方法
  2. 【請求項2】 投射されたショットが衝突することによ
    り弾性波を発生するショット衝突部と前記弾性波を伝播
    し減衰する伝播部と前記弾性波を受信して高周波電気信
    号に変換する変換部とを内蔵し、ショット衝突部のみを
    外部に表出して耐摩耗性のケ−スで被った検出器本体部
    と、該検出器本体部外部に配設されて前記高周波電気信
    号に基づきショットの衝突強さと衝突数を検出する計測
    回路とから構成された検出器とテスト処理製品とを同時
    にテストブラスト又はテストピ−ニングして処理製品が
    必要とする最小衝突強さと、最小衝突数をあらかじめモ
    デル処理で求めて処理管理値とし、実際の製品処理にお
    いて前記検出器を用いて常時または一定タイムサイクル
    で衝突強さと衝突数を測定し、前記管理値と比較してそ
    の過不足をチェックして投射条件を必要下限にすること
    を特徴とするショット投射条件の決定方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1254744A2 (en) * 2001-04-26 2002-11-06 Sintokogio, Ltd. Method and apparatus for controlling shot peening device
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