JPH07214368A - レーザ切断方法およびレーザ切断ノズル - Google Patents

レーザ切断方法およびレーザ切断ノズル

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JPH07214368A
JPH07214368A JP6010707A JP1070794A JPH07214368A JP H07214368 A JPH07214368 A JP H07214368A JP 6010707 A JP6010707 A JP 6010707A JP 1070794 A JP1070794 A JP 1070794A JP H07214368 A JPH07214368 A JP H07214368A
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正幸 長堀
Yoichi Saotome
洋一 早乙女
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Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断速度の上昇により切断の施工能率が向上
するレーザ切断方法およびレーザ切断ノズルを提供す
る。 【構成】 ノズル11は、先端部に向けて形成されたレ
ーザ光およびアシストガスを導く主通路12と、該主通
路12の先端に該主通路12に連通し、該主通路12先
端より断面積を大として形成され、その先端部が開口す
る拡径開口部14を有する。ノズル11からアシストガ
スを噴出させると同時にアシストガス外周部に外部の空
気または不活性ガスを巻き込ませ、アシストガス中心部
に所望のアシストガスの高濃度領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アシストガスを用いた
レーザ切断方法およびレーザ切断ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼材の一般的なレーザ切断方法
は、レーザヘッドにおいてレーザビームを集光レンズで
絞ると共にノズルによりアシストガスも噴射させ、これ
らを同軸に揃え切断部に供給する。特に軟鋼の切断にお
ける前記アシストガスとしては、その切断性能に鑑みて
酸素を用いることが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この場合、
集光レンズによるレーザビームの焦点結像位置は、切断
材の材質等によって経験値により適宜設定されるが、ノ
ズルの内部形状を集光レンズによるレーザビームの集光
と干渉を起こさない範囲で設計する必要があるためにレ
ーザビームの集光特性に応じたノズル穴径を確保せねば
ならず、したがって、図10に示すように、ノズル穴1
の径がレーザ切断によって生成される切断溝2幅に対し
て過大な大きさとなるといった問題がある。すなわち、
ノズル穴1の径が過大である場合、レーザ切断が進行し
している切断部をアシストガスが広範囲に覆うため、レ
ーザ切断周辺部の酸素濃度の上昇を招いてレーザ切断特
有のセルフバーニング現象の誘因となってレーザ切断を
不能ならしめていた。このため、アシストガスの供給に
ついては、その供給圧等に特別の考慮を払うことによ
り、前記問題に対応しているのが実情であり、施工能率
にも影響を与えていた。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、切断速度の上昇により切断の施工能率が向上する
レーザ切断方法およびレーザ切断ノズルを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレーザ切
断方法では、ノズルの開口部からレーザ光を照射する一
方、前記開口部から前記レーザ光を囲穣して該レーザ光
と同軸状にアシストガスを噴出させるレーザ切断方法に
おいて、前記ノズルの開口部からアシストガスを噴出さ
せると同時に前記開口部内に導入した外部の空気または
不活性ガスを前記開口部から噴射するアシストガスの外
周部に巻き込ませることを前記課題の解決手段とした。
【0006】請求項2記載のレーザ切断ノズルでは、先
端開口部からレーザ光を照射する一方、前記開口部から
前記レーザ光を囲穣して該レーザ光と同軸状にアシスト
ガスを噴出させるレーザ切断ノズルにおいて、前記ノズ
ルは、ノズル先端部に向けて形成されたレーザ光および
アシストガスを導く主通路と、該主通路の先端に該主通
路に連通し、該主通路先端より断面積を大として形成さ
れ、先端部が開口する拡径開口部とが設けられ、ノズル
の側方から前記拡径開口部内またはアシストガス主通路
内にノズル外部の空気または不活性ガスを流入させる補
助通路が形成されていることを前記課題の解決手段とし
た。
【0007】請求項3記載のレーザ切断ノズルでは、請
求項2記載のレーザ切断ノズルにおいて、前記主通路と
拡径開口部との間の段部には、前記アシストガスの噴出
方向と反対方向に窪む環状凹部が形成されていることを
前記課題の解決手段とした。
【0008】請求項4記載のレーザ切断ノズルでは、請
求項3記載のレーザ切断ノズルにおいて、前記補助通路
は、前記拡径開口部または前記アシストガス主通路の接
線に沿う方向に形成されていることを前記課題の解決手
段とした。
【0009】請求項5記載のレーザ切断ノズルでは、請
求項2ないし4記載のレーザ切断ノズルにおいて、前記
補助通路に空気または不活性ガスを供給する供給源およ
びこれら空気または不活性ガスの流量を調整する調整機
構が接続されていることを前記課題の解決手段とした。
【0010】請求項6記載のレーザ切断ノズルでは、先
端開口部からレーザ光を照射する一方、前記開口部から
前記レーザ光を囲穣して該レーザ光と同軸状にアシスト
ガスを噴出させるレーザ切断ノズルにおいて、前記ノズ
ルは、ノズル先端部に向けて形成されたレーザ光および
アシストガスを導く主通路と、該主通路の先端に該主通
路に連通し、該主通路先端より断面積を大として形成さ
れ、先端部が開口する拡径開口部とを有し、前記拡径開
口部がアシストガスが噴射された際に吸引力を生じて拡
径開口部周囲の空気または不活性ガスをアシストガス外
周部に巻き込み可能に形成されていることを前記課題の
解決手段とした。
【0011】
【作用】請求項1記載のレーザ切断方法によれば、ノズ
ル開口部内部において、アシストガス外周部に、外部の
空気または不活性ガスが巻き込まれてなるアシストガス
濃度の低い層を形成し、高濃度のアシストガスの領域を
狭めるようにする。
【0012】請求項2記載のレーザ切断ノズルによれ
ば、主通路の拡径開口部からアシストガスが噴出された
際に、このアシストガスの自噴流によって拡径開口部内
に負圧が生じ、この負圧の作用によってノズル外部の空
気または不活性ガスが補助通路を介して拡径開口部内ま
たはアシストガス主通路内に吸引されてアシストガス噴
流外周部に巻き込まれ、この吸引された空気または不活
性ガスによって高濃度のアシストガスの領域が狭められ
る。
【0013】請求項3記載のレーザ切断ノズルによれ
ば、アシストガス噴流の発生によって拡径開口部に生じ
た吸引力により拡径開口部に吸引されたノズル外部の空
気または不活性ガスが環状凹部に流入した後、アシスト
ガス噴流外周部に巻き込まれ、所望の断面積を有するア
シストガスの高濃度領域が得られる。
【0014】請求項4記載のレーザ切断ノズルによれ
ば、補助通路から流入された空気または不活性ガスがア
シストガス噴流の外周部に螺旋状に巻き込まれてアシス
トガスの低濃度領域を形成するが、この低濃度領域を形
成するガスは遠心力で外部への積極的な流れとなるの
で、所望の断面積を有するアシストガスの高濃度領域が
安定して得られる。
【0015】請求項5記載のレーザ切断ノズルによれ
ば、供給源から供給された空気または不活性ガスが、調
整機構により所望の流量で補助通路に流入されるので、
この流量を制御することによって、所望の断面積を有す
るアシストガスの高濃度領域が得られる。
【0016】請求項6記載のレーザ切断ノズルによれ
ば、拡径開口部からアシストガスが噴出された際に、こ
のアシストガスの自噴流によって拡径開口部内に負圧が
生じ、ノズル外部の空気または不活性ガスが拡径開口部
内に吸引されてアシストガス噴流外周部に巻き込まれ、
高濃度のアシストガス領域が狭められる。
【0017】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1を参照して
説明する。図1において符号11は、本実施例のレーザ
切断方法に用いられるレーザ切断ノズル(以下、単に
「ノズル」と略称する)である。なお、本実施例におい
て説明する構成部分は、他の実施例において同一の場
合、同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0018】このノズル11は、下端部にテーパ面とさ
れた円錐状部11aと、この円錐状部11aの上部に形
成された円柱状部11bとからなる部材であって、自身
の軸線に沿って断面円形のアシストガスの主通路12が
形成されている。主通路12の先端には、前記主通路1
2より断面積が拡張された形状の断面円形の拡径開口部
14が主通路12に連通して設けられている。
【0019】拡径開口部14の下端部は、アシストガス
が噴射される開口部13とされている。拡径開口部14
に、ノズル11の外部の空気を拡径開口部14に導入す
るための補助通路15の終端15aがその内側面に開口
されたものである。この補助通路15は、前記拡径開口
部14の軸に対して垂直方向に形成され、前記終端15
aとこの終端15aを通るノズル11の断面径方向最外
部に設けられた始端15bとの間を貫通して形成されて
おり、アシストガスが主通路12から噴出された際に生
じる吸引力により、ノズル11外の空気が補助通路15
を介して拡径開口部14に導入されるようになってい
る。また、拡径開口部14は、前記補助通路15から吸
引された空気がアシストガス内に混入されて、アシスト
ガス噴流16の外周部にアシストガスの低濃度層17が
生じるようになっている。
【0020】前記ノズル11を用いたレーザ切断におい
ては、図2に示すように、アシストガス噴流16の低濃
度層17の内側にアシストガスの高濃度層18が形成さ
れるが、予め、この高濃度層18が切断材19に形成し
ようとする切断溝20の幅との関係で適切な条件(例え
ば、断面寸法)となるようにアシストガス流量等を調整
した上切断施工することにより、アシストガス噴流16
内に前記低濃度層17を形成しない同口径の従来のノズ
ルに比して切断材19の切断速度が向上する。
【0021】表1は、レーザ出力2000ワット、30
00ワット、6000ワットにおける各種板厚の鋼材を
切断する際の切断速度の実験結果を示すものである。表
1から分かるように、全てのレーザ出力や板厚条件にお
いて前記切断速度の向上が見られ、特に高出力で板厚の
薄い切断材19を切断する場合ほど切断速度の向上が顕
著である。
【0022】
【表1】
【0023】以下、本発明の第2実施例を図3を参照し
て説明する。本実施例のノズル22は、一端が拡径開口
部14の上部側面に開口する補助通路23がアシストガ
ス主通路12の軸線に対して傾斜して設けられたもので
ある。この補助通路23は、始端24がノズルの基端部
側に終端25がノズルの先端部側に位置をずらせて形成
されている。
【0024】このノズル22によれば、図1記載のノズ
ル11と同様の作用で切断を行なうが、前記アシストガ
ス噴流16によって拡径開口部14における補助通路2
3の空気吸引力がより有効に作用し、アシストガス噴流
16に所望の断面積の高濃度層18を確実に形成するこ
とができる。
【0025】以下、本発明の第3実施例を図4を参照し
て説明する。本実施例のノズル26は、図1記載のノズ
ル11において、前記アシストガス主通路12と拡径開
口部14との間の段部27に、前記アシストガスの噴出
方向と反対方向に窪む環状凹部28が形成されているも
のである。前記環状凹部28は、断面長方形状であっ
て、前記段部27の外縁部に沿って形成されている。
【0026】このノズル26によれば、アシストガス噴
流16の発生によって拡径開口部14に生じた吸引力に
より拡径開口部14に吸引されたノズル26外部の空気
または不活性ガスが環状凹部28に流入した後、アシス
トガス噴流16外周部に巻き込まれ、所望の断面積を有
するアシストガスの高濃度領域18が得られる。従っ
て、ノズル26によれば、補助通路の形成が不要であ
り、ノズル26の製造が簡単となって、切断速度が向上
する低コストのノズルの提供が可能である。
【0027】以下、本発明の第4実施例を図5を参照し
て説明する。本実施例のノズル29は、図1記載のノズ
ル11において、前記アシストガス主通路12と拡径開
口部14との間の段部27に、前記アシストガスの噴出
方向と反対方向に窪む断面半円状の前記環状凹部30が
形成されているものである。
【0028】このノズル29によれば、アシストガス噴
流16の発生によって拡径開口部14に生じた吸引力に
より拡径開口部14に吸引されたノズル29外部の空気
または不活性ガスが環状凹部30に流入した後、アシス
トガス噴流16外周部に巻き込まれ、所望の断面積を有
するアシストガスの高濃度領域18が得られるが、前記
図4記載のノズル26に比して環状凹部30内面が滑ら
かなので、吸引された空気、不活性ガスやアシストガス
噴流16の流れに乱れが少なく、切断の安定性や施工精
度が向上する。
【0029】以下、本発明の第5実施例を図6(a)・
(b)を参照して説明する。本実施例のノズル31は、
図3記載のノズル22において、補助通路23が拡径開
口部14の断面接線方向に沿って配設されたものであ
る。
【0030】このノズル31によれば、拡径開口部14
に吸引された空気が螺旋状に渦流となってアシストガス
噴流16の外部に巻き込まれ、ノズル31近傍での気流
等の発生等に対してもアシストガスの高濃度層18を安
定に保持することができるので、レーザ切断の施工精度
が一層向上する。
【0031】なお、本実施例の場合、図1に示す補助通
路15を拡径開口部14の断面接線方向に配置した形態
であってもよい。
【0032】以下、本発明の第6実施例を図7を参照し
て説明する。本実施例のノズル32は、ノズル32の外
部の空気をノズル32に吸引するための補助通路33
が、アシストガス主通路12に直接開口されているもの
である。前記補助通路33は、アシストガス主通路12
の軸線に対して傾斜して設けられたものであり、始端3
4がノズルの基端部側に終端35がノズルの先端部側に
位置をずらせて形成されている。
【0033】このノズル32によれば、構成が簡単なの
で、切断速度が向上するノズルをより安価で提供するこ
とができる。また、本実施例においても、補助通路33
をアシストガス主通路12の接線方向に沿って形成すれ
ば、切断の施工能率が向上することは言うまでもない。
【0034】以下、本発明の第7実施例を図8を参照し
て説明する。本実施例のノズル36は、前記図1に記載
のノズル11において、前記補助通路15に空気または
不活性ガスを供給する供給源37およびこれら空気また
は不活性ガスの流量を調整する調整機構38が設けられ
たものである。
【0035】このノズル36によれば、供給源37から
供給された空気または不活性ガスが、調整機構38によ
り所望の流量で補助通路15に流入されるので、この流
量を制御してアシストガス噴流16の外周部に形成され
る低濃度層17の領域を形成することによって、所望の
断面積を有するアシストガスの高濃度層18領域が得ら
れる。したがって、ノズル36によれば、ノズルの穴径
や切断材19の厚さに幅広く対応して切断速度の向上が
可能である。本実施例は、前記図1に記載のノズル11
に適用したものであるが、これに限られず、補助通路を
有する他のノズルにも適用することができる。
【0036】以下、本発明の第8実施例を図9を参照し
て説明する。本実施例のノズル39は、拡径開口部40
が、アシストガスが噴射された際に吸引力を生じて拡径
開口部40周囲の空気または不活性ガスをアシストガス
噴流16の外周部に巻き込ませる形状に形成されたもの
である。
【0037】前記ノズル39によれば、補助通路が不要
なので、製造が容易であり、切断速度が向上するノズル
をより安価で提供することができる。
【0038】なお、アシストガス噴流の外周部に混入さ
れるガスは、空気以外、不活性ガス等であってもよい。
また、前記各実施例において、切断ガスは酸素に限られ
たものではなく、他の活性ガスを使用する場合にも適用
可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のレーザ切断方法によれ
ば、アシストガス噴流の外周部にアシストガス濃度が低
く切断に適さない層が形成され、アシストガスの高濃度
領域を所望の切り幅に一致させることができるので、ノ
ズル穴径の大きいノズルによって特に板厚の薄い切断材
の切断速度を容易に上昇させることができ、切断の施工
能率が向上する。
【0040】請求項2記載のレーザ切断ノズルでは、ア
シストガスの自噴流により生じた吸引力によって、補助
通路を介して拡径開口部またはアシストガス主通路に吸
引されたノズル外部の空気または不活性ガスがアシスト
ガス噴流の外周部に混入されることにより前記アシスト
ガスの低濃度の領域を形成し、所望の断面積を有するア
シストガス高濃度領域を容易かつ確実に形成することが
できるので、切断速度を容易に上昇させることができ、
切断の施工能率が向上する。
【0041】請求項3記載のレーザ切断ノズルでは、拡
径開口部に吸引されたノズル外部の空気または不活性ガ
スが環状凹部に流入した後、アシストガス外周部に巻き
込まれるので、補助通路無しの簡単な構成により安定性
の高いアシストガスの高濃度領域を形成することがで
き、切断速度が向上するノズルを安価で提供することが
できる。
【0042】請求項4記載のレーザ切断ノズルでは、ノ
ズルに吸引されたノズル外部の空気または不活性ガスが
アシストガス外周部に螺旋状に旋回流となった状態でア
シストガスの低濃度領域を形成するので、所望の断面積
を有するアシストガス高濃度領域を安定に保持すること
ができ、切断の施工能率が向上する。
【0043】請求項5記載のレーザ切断ノズルでは、供
給源から供給された空気または不活性ガスが、調整機構
により所望の流量で補助通路に流入されるので、この流
量を制御することによって、ノズルの穴径や切断材の厚
さに幅広く対応して所望の断面積を有するアシストガス
の高濃度領域を容易に得ることができる。
【0044】請求項6記載のレーザ切断ノズルでは、ア
シストガス噴流を噴射した際に拡径開口部に生じた吸引
力によってアシストガスの外周部に開口部周囲の空気ま
たは不活性ガスを巻き込むので、補助通路や環状凹部等
が不要であり、切断速度が向上するノズルを安価で提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図2】本発明のレーザ切断ノズルにおいて形成される
アシストガス噴流を示す模式図である。
【図3】本発明の第2実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図4】本発明の第3実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図5】本発明の第4実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図6】本発明の第5実施例のレーザ切断ノズルを示す
図であって、(a)は部分断面側面図、(b)は拡径開
口部部分の断面図である。
【図7】本発明の第6実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図8】本発明の第7実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図9】本発明の第8実施例のレーザ切断ノズルを示す
部分断面側面図である。
【図10】従来のレーザ切断ノズルにおいて形成される
アシストガス噴流を示す模式図である。
【符号の説明】
11 ノズル(レーザ切断ノズル) 12 主通路 13 開口部 14 拡径開口部 15 補助通路 15a 終端 15b 始端 16 アシストガス噴流 22 ノズル 23 補助通路 24 始端 25 終端 26 ノズル 27 段部 28 環状凹部 29 ノズル 30 環状凹部 31 ノズル 32 ノズル 33 補助通路 34 始端 35 終端 36 ノズル 37 供給源 38 調整機構 39 ノズル 40 拡径開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルの開口部からレーザ光を照射する
    一方、前記開口部から前記レーザ光を囲穣して該レーザ
    光と同軸状にアシストガスを噴出させるレーザ切断方法
    において、前記ノズルの開口部からアシストガスを噴出
    させると同時に前記開口部内に導入した外部の空気また
    は不活性ガスを前記開口部から噴射するアシストガスの
    外周部に巻き込ませることを特徴とするレーザ切断方
    法。
  2. 【請求項2】 先端開口部からレーザ光を照射する一
    方、前記開口部から前記レーザ光を囲穣して該レーザ光
    と同軸状にアシストガスを噴出させるレーザ切断ノズル
    において、前記ノズルは、ノズル先端部に向けて形成さ
    れたレーザ光およびアシストガスを導く主通路と、該主
    通路の先端に該主通路に連通し、該主通路先端より断面
    積を大として形成され、先端部が開口する拡径開口部と
    が設けられ、ノズルの側方から前記拡径開口部内または
    アシストガス主通路内にノズル外部の空気または不活性
    ガスを流入させる補助通路が形成されていることを特徴
    とするレーザ切断ノズル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレーザ切断ノズルにおい
    て、前記主通路と拡径開口部との間の段部には、前記ア
    シストガスの噴出方向と反対方向に窪む環状凹部が形成
    されていることを特徴とするレーザ切断ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のレーザ切断ノズルにおい
    て、前記補助通路は、前記拡径開口部または前記アシス
    トガス主通路の接線に沿う方向に形成されていることを
    特徴とするレーザ切断ノズル。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4記載のレーザ切断ノズ
    ルにおいて、前記補助通路に空気または不活性ガスを供
    給する供給源およびこれら空気または不活性ガスの流量
    を調整する調整機構が接続されていることを特徴とする
    レーザ切断ノズル。
  6. 【請求項6】 先端開口部からレーザ光を照射する一
    方、前記開口部から前記レーザ光を囲穣して該レーザ光
    と同軸状にアシストガスを噴出させるレーザ切断ノズル
    において、前記ノズルは、ノズル先端部に向けて形成さ
    れたレーザ光およびアシストガスを導く主通路と、該主
    通路の先端に該主通路に連通し、該主通路先端より断面
    積を大として形成され、先端部が開口する拡径開口部と
    を有し、前記拡径開口部は、アシストガスが噴射された
    際に吸引力を生じて拡径開口部周囲の空気または不活性
    ガスを該アシストガスの外周部に巻き込ませる形状に形
    成されていることを特徴とするレーザ切断ノズル。
JP01070794A 1994-02-01 1994-02-01 レーザ切断方法およびレーザ切断ノズル Expired - Fee Related JP3380319B2 (ja)

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