JPH0721354B2 - 暖房器の制御装置 - Google Patents

暖房器の制御装置

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JPH0721354B2
JPH0721354B2 JP1141088A JP1141088A JPH0721354B2 JP H0721354 B2 JPH0721354 B2 JP H0721354B2 JP 1141088 A JP1141088 A JP 1141088A JP 1141088 A JP1141088 A JP 1141088A JP H0721354 B2 JPH0721354 B2 JP H0721354B2
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JP
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burner
heater
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combustion
electric heating
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JP1141088A
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利雄 笠田
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス、石油等を燃料とする燃焼式の暖房器に
おいて、快適性の向上をはかるための制御装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、石油ファンヒータ等の開放形の燃焼式温風暖房器
は、暖房によって室内の温度を上昇させて室温が設定温
度に近づくにつれてバーナの燃焼量を減少させていき、
室温を略一定の設定温度に保ようになっていた。また、
バーナの燃焼量は最小でも900〜1200Kcal/Hrくらいが限
度であり、春先や秋口等の真冬に比べて比較的外気温の
高いときや狭い部屋で使用した場合は、最小の燃焼量で
燃焼させても、室温が設定温度より上昇してしまうた
め、所定温度以上上昇したら自動的に消火する自動消火
機能、いわゆるセーブ運転機能が付いているものが多か
った。
第5図はこれら従来の燃焼式温風暖房器による室温の制
御例を表したものである。第5図において、t0時点で暖
房を開始すると、室温Tが徐々に上昇し、設定温度T0
近づいていく。時間t1が経過して設定温度T0付近になる
と、バーナの燃焼量が減少するため、室温上昇曲線が緩
やかになる。外気温が比較的高い場合や狭い部屋で使用
している場合は、最小の燃焼量で燃焼させても室温Tが
上昇して設定温度T0以上になり、T−T0=△Tとした場
合、△Tが+1℃まで上昇すると(時間t2経過時)、セ
ーブ運転の自動消火機能が動作して燃焼を停止させる。
燃焼が停止すると、室温Tが徐々に低下する。そして、
△Tが−1℃まで下がると(時間t3経過時)、再びバー
ナが運転を開始して燃焼を始め、室温Tを上昇させてい
く。以上の動作を繰り返すことにより、室温Tを略一定
の温度範囲内に保つようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の暖房器の制御装置は以上のように構成されている
ので、自動消火機能が動作する回数が多く、開放形バー
ナの場合は点火、消火の度に未燃ガスを発生し、悪臭を
室内にまき散らして使用者を不快にしたり、室温の変化
や温度リップルが大きくて快適性が損なわれるなどの課
題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、自動消火機能が動作する回数を極力減らすこと
により、バーナの着火、消火時の未燃ガス発生量を少な
くして悪臭の発生を抑えると共に、室温の変化や温度リ
ップルを小さくすることができる暖房器の制御装置を得
ることを目的とする。
〔課題を解消するための手段〕
この発明に係る暖房器の制御装置は、燃焼式の暖房器に
電気暖房ヒータと、この電気暖房ヒータへの通電を制御
する電気暖房ヒータ制御部とを設け、セーブ運転機能の
動作によりバーナが燃焼を停止したときに自動的に電気
暖房ヒータに通電するように構成したものである。
〔作用〕
この発明における電気暖房ヒータ制御部は、室温が設定
温度より所定値以上高くなってセーブ運転機能が動作し
てバーナが燃焼を停止すると、自動的に電気暖房ヒータ
に通電する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図から第4図に基づい
て説明する。第2図は本発明を実施した暖房器本体の斜
視図を示すもので、1は暖房器本体であり、操作パネル
2を操作することによりバーナ制御部が動作して燃焼を
開始し、温風吹出口3から温風を吹き出す。4は暖房器
本体1の一部に取り付けられた電気暖房ヒータであり、
一般にはニクロム線を発熱体とした石英管ヒータや赤外
線式のランプヒータなどが使用される。
第1図は本発明による暖房器の制御装置のブロック図で
ある。
図において、5は室温センサ、6はセンサ5の抵抗値の
変化を温度に換算する室温検知部、7は室温設定用ボリ
ウム、8は室温設定用ボリウム7の抵抗値を設定温度に
換算する設定温度検知部、9は室温と設定温度の差を計
算する演算部、10は演算部9で計算された値に基づいて
燃焼量を決める燃焼量決定部、11は燃焼量決定部10によ
って決められた燃焼量でバーナ12を燃焼させたり、ある
いは点火、消火させるためのバーナ制御部、13は演算部
9の値に基づいて電気暖房ヒータ4に通電する電力を決
定する消費電力決定部、14はこの決定された電力に基づ
いて電気暖房ヒータ4への通電を制御する電気暖房ヒー
タ制御部である。
そして前記室温検知部6、設定温度検知部8、演算部
9、燃焼量決定部10、消費電力決定部13で制御部16を構
成し、例えばマイクロコンピュータで構成されている。
次に第3図のフローチャートを併用して動作を説明す
る。
t0時点で暖房器の運転を開始すると、燃料気化部が予熱
される。(ステップ17)。予熱が完了すると、気化され
た燃料に点火する点火過程(ステップ18)を経て、燃焼
制御(ステップ19)に入る。これらの動作は主にバーナ
制御部11によって行われる。
次に室温センサ5の抵抗値を室温検知部6によって温度
に換算した室温Tと、室温設定用ポリウム7の抵抗値を
設定温度検知部8によって換算した設定温度T0との差T
−T0=△Tを演算部9で計算し、△T<1℃のときはス
テップ21に進み、燃焼量決定部10が△Tに基づいて燃焼
量を決め、バーナ制御部11を通してバーナ12で燃焼させ
る。
そしてステップ19,20,21を繰り返すことにより、室温T
が徐々に上昇し、△Tが大きくなって燃焼量が低下して
いく。
燃焼量が最小の状態でも、室温が上昇した場合は△T≧
1℃になると、燃焼量決定部10が燃焼量0をバーナ制御
部11に伝え、バーナ制御部11がバーナ12の燃焼を停止さ
せ、自動消火する(ステップ22)。
バーナ12が自動消火すると、演算部9からの信号が消費
電力決定部13に送られ、電気暖房ヒータ4が通電を開始
する(ステップ24)。
電気暖房ヒータ4をトライアック等で位相制御したり、
二本使用して一本ずつ通電可能にした、いわゆる消費電
力を可変にできる構成にしておけば、室温Tと設定温度
T0の差△Tの値によって△Tが小さいときは消費電力を
多く、△Tが大きいときは消費電力を少なくするよう電
気暖房ヒータ制御部14を動作させることができ。より効
果的な室温制御を行うことができる(ステップ24,25,2
6)。
電気暖房ヒータ4の消費電力と、バーナ12の燃焼量の双
方を発熱量に換算した場合は電気暖房ヒータ4のほうが
少ない発熱量まで容易に絞り込むことができるため、上
記の制御を行うことにより、きめ細かな室温制御が可能
になる。
電気暖房ヒータ4への通電中に△T≦−1℃となった場
合は、電気暖房ヒータ4の通電を停止して(ステップ2
7)、ステップ17に戻り、再度バーナ12の運転を開始し
て燃焼させ、室温を上昇させる。
第4図は上記セーブ運転時の室温制御の状態を図に表し
たものである。図において、バーナ12が燃焼することに
より室温が上昇し、時間t2の時点で室温Tが(T0+1)
℃になると、バーナ12の燃焼を停止して電気暖房ヒータ
4の通電に変わる。このとき、室温Tは設定温度T0付近
になるよう制御されているが、T3時間が経過した時点で
(T0−1)℃まで低下したときは、室温Tを上昇させ
る。セーブ自動消火により燃焼が停止してから室温Tが
低下して再度点火を始めるまでの時間t(t=t3−t2
は、電気暖房ヒータ4に通電されるため、室温Tの下降
速度が緩やかであり、点火、消火の回数が従来例と比較
して大幅に減少する。このため、開放形バーナの場合は
点火、消火に伴う未燃ガスの発生量が著しく減り、臭い
の発生が少なくなる。
なお、上記実施例では、バーナ12が気化式のものについ
て述べたが、それ以外のものであっても室温Tが設定温
度T0より所定値以上高くなったとき燃焼を停止し、所定
値より低くなったときに燃焼を開始する、いわゆるセー
ブ運転機能を有したものであれば同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、セーブ運転機能を備
えた燃焼式の暖房器に電気暖房ヒータを設け、セーブ運
転時に室温が設定温度より所定値以上高くなったとき、
バーナの燃焼を停止し、自動的に電気暖房ヒータに通電
するようにしたので、室温を設定温度に保っための制御
に伴うバーナの点火、消火の回数を大幅に減少でき、未
然ガス発生量が減って室内への悪臭発生を防止できると
共に、室温の変化や温度リップルが少なくなりきめ細か
な室温制御ができる快適な暖房器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による暖房器の制御装置を示すブロッ
ク図、第2図はこの発明の一実施例による暖房器の外観
斜視図、第3図はその動作を示すフローチャート、第4
図は同じく室温制御の説明図、第5図は従来の暖房器の
室内制御の説明図である。 4は電気暖房ヒータ、5は室温センサ、11はバーナ制御
部、12はバーナ、14は電気暖房ヒータ制御部、16は制御
部(マイクロコンピュータ)を示す。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を燃焼するバーナと、このバーナの燃
    焼を制御するバーナ制御部と、室温センサにより測定し
    た室温と設定温度の温度差によって前記バーナ制御部を
    制御する制御部とを備え、バーナの燃焼中、室温が設定
    温度に対して所定値以上高くなったとき、前記制御部か
    らの信号によってバーナの燃焼を停止させるとともに、
    所定値以下に下がったとき、燃焼を再開始させるセーブ
    運転機能を有した暖房器において、電気暖房ヒータと、
    この電気暖房ヒータへの通電を制御する電気暖房ヒータ
    制御部を設け、セーブ運転機能の動作によりバーナが燃
    焼を停止したときは、自動的に電気暖房ヒータに通電す
    るように構成したことを特徴とする暖房器の制御装置。
  2. 【請求項2】電気暖房ヒータ制御部は、室温と設定温度
    の温度差によって電気暖房ヒータへ通電する電力を可変
    にする消費電力調節機能を有したことを特徴とする請求
    項(1)記載の暖房器の制御装置。
  3. 【請求項3】セーブ運転機能が動作して電気暖房ヒータ
    に通電中、室温が設定温度に対して所定値以下に下がっ
    たとき、自動的に電気暖房ヒータへの通電を停止し、バ
    ーナの運転に切換わるようにしたことを特徴とする請求
    項(1)記載の暖房器の制御装置。
JP1141088A 1988-01-21 1988-01-21 暖房器の制御装置 Expired - Lifetime JPH0721354B2 (ja)

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JPH01189460A JPH01189460A (ja) 1989-07-28
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