JPH0721311U - ウレタン低圧注入機の後ダレ防止具 - Google Patents

ウレタン低圧注入機の後ダレ防止具

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JPH0721311U
JPH0721311U JP5714193U JP5714193U JPH0721311U JP H0721311 U JPH0721311 U JP H0721311U JP 5714193 U JP5714193 U JP 5714193U JP 5714193 U JP5714193 U JP 5714193U JP H0721311 U JPH0721311 U JP H0721311U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低圧注入機による原料の吐出後に、ノズルか
ら原料が滴下するのを防止する。 【構成】 ノズル20の開放端に、大径筒部28aを介
してホルダ28が外嵌される。ホルダ28には、大径筒
部28aの一端から所要長さで同軸的に延出する小径筒
部28bが形成される。ノズル20の吐出口20aと小
径筒部28bの通孔28cとの間に、第1シート材22
が介挿される。吐出口20aは、第1シート材22に形
成された8枚の分割片22bにより開放可能に閉塞され
る。小径筒部28bの開放端に、キャップ30が外嵌さ
れる。小径筒部28bの通孔28cとキャップ30の通
孔30bとの間に、第2シート材24が介挿される。通
孔28cは、第2シート材24に形成された8枚の分割
片24bにより開放可能に閉塞される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ウレタン低圧注入機の後ダレ防止具に関し、更に詳細には、低圧 注入機から所要量のウレタンフォーム原料を吐出した後に、該注入機内に残留す る原料が滴下する、いわゆる後ダレを確実に防止し得る後ダレ防止具に関するも のである。
【0002】
【従来技術】
自動車のインストルメントパネルやロアーパネル等の多層成形品は、所要形状 に成形されたインサート材と表皮材との間に、所要厚みでウレタンフォームが一 体的に発泡成形されている。前記の多層成形品において、インサート材と表皮材 との間でウレタンフォームを発泡成形するには、例えば図7に示す如く、分割金 型10における下型12のキャビティ12a中に表皮材13をセットし、また上 型14のコア15にインサート材17をセットする。そして前記表皮材13に注 入機16を介してウレタンフォーム原料を注入する。次いで該原料が反応し始め るクリームタイムを経過した後に、下型12と上型14とを閉成し、ウレタンフ ォーム原料の発泡を行なわせる。このとき反応(発泡)を促進させるために、前記 金型10を加熱することもある。その後に分割金型10から、ウレタンフォーム が内部で発泡成形された多層成形品を取出す。
【0003】 前記ウレタンフォーム原料の注入機16としては、所定量の原料が充填される チャンバ18に低い吐出圧を加えることにより、該チャンバ18の下端に連通接 続したノズル20を介して原料を吐出するよう構成した低圧注入機が好適に使用 される。そしてコンベア等で搬送される複数の型に、該低圧注入機16を介して 間欠的に原料が注入される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記低圧注入機16では、チャンバ18に充填されている原料をノズル20を 介して分割金型10にセットした表皮材13に所要量だけ注入しても、該チャン バ内には原料が残留している。この残留原料は、次の原料吐出作業までの間にノ ズル20から滴下し(いわゆる「後ダレ」)、これが注入機16の周囲に飛散して周 辺部を汚したり、分割金型10の外側に付着してこれを汚す難点があった。
【0005】 また分割金型10における上下の型12,14のシール部に、後ダレによる原 料が付着すると、上下の型12,14を密閉することができなくなり、原料の漏 れを生じてしまう。この場合は、漏れを生じた部位の原料注入量が減少し、該部 分でのウレタンフォームの硬度が低下する難点が指摘される。更に、原料が分割 金型10の外側に漏れた状態で、該金型10を加熱すると、原料が燃えて火災の 原因となる重大な問題がある。また、ノズル20からの後ダレにより滴下した原 料は全て無駄となるため、原料が余分に必要となって原料費が嵩む難点も指摘さ れる。
【0006】 そこで、ノズル20からの後ダレを防止するため、該ノズル20にシャッター 等の機械的な開閉手段を設け、ノズル20から所要量の原料が吐出された後は、 シャッターによりノズル20の吐出口を閉塞することが考えられる。しかるに、 シャッターに付着したウレタンフォーム原料の硬化により、該シャッターの作動 不良を生じ、円滑な原料の吐出をなし得なくなるという問題を招く。また開閉手 段のメンテナンスが煩雑で時間が掛かると共に、コストが嵩む欠点があり、実用 に供し得ないのが現状である。
【0007】
【考案の目的】
この考案は、前述した課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの であって、低圧注入機による原料の吐出後に、ノズルから原料が滴下するのを防 止し得る後ダレ防止具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、チャンバ に充填したウレタンフォーム原料を、低圧にてノズルの吐出口より吐出する低圧 注入機において、 前記ノズルの開放端に着脱自在に外嵌され、前記吐出口と連通する通孔が穿設 されたホルダと、 前記ノズルの開放端とホルダとの間に挟持され、複数の放射状の切込みにより 画成される複数の分割片により前記吐出口を閉塞する第1シート材と、 前記ホルダの開放端に取付けられ、複数の放射状の切込みにより画成される複 数の分割片により前記通孔を閉塞する第2シート材とからなり、 前記原料の吐出圧が前記第1シート材および第2シート材に作用した際に、前 記複数の分割片が相互に離間して吐出口および通孔を開放すると共に、原料の吐 出圧が解除された際に、複数の分割片が原状態に復帰して吐出口および通孔を閉 塞するよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
次に、本考案に係るウレタン低圧注入機の後ダレ防止具につき、好適な実施例 を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、低圧注入機の基本構成 は、図7に関連して従来技術で説明した通りであるので、同一部材には同一の符 号を付して示す。
【0010】 図1に示す如く、低圧注入機16のノズル20は円筒形に形成され、その中心 には所要径の吐出口20aが形成されている。このノズル20の開放端には、該 ノズル20から吐出されるウレタンフォーム原料の吐出経路を、所定間隔離間す る2枚のシート材22,24で開閉自在に閉塞する後ダレ防止具26が着脱自在 に装着されるようになっている。すなわち後ダレ防止具26は、ノズル20に外 嵌可能な内径を有する大径筒部28aと、該筒部28aの一端から所要長さで同 軸的に延出する小径筒部28bとからなるホルダ28を備え、該ホルダ28は大 径筒部28aを介してノズル20に着脱自在に外嵌される。小径筒部28bはノ ズル20と同径に設定され、ノズル20の開放端を大径筒部28aに嵌挿した状 態で、小径筒部28bの通孔28cとノズル20の吐出口20aとが連通一致す るよう構成される。そして、ノズル20の外径と略同一直径の円形に形成された 第1シート材22を、大径筒部28aに収納した状態で、ホルダ28をノズル2 0に外嵌すれば、ノズル20の端部と小径筒部28bの端部との間に第1シート 材22が挟持される(図2(b)参照)。この第1シート材22には、その中心から 吐出口20aの内径と略同一範囲に亘って、複数(実施例では8本)の切込み22 aが放射状に形成され、これら切込み22aにより画成される8枚の分割片22 bで、前記通孔28aに対して吐出口20aを閉塞するようになっている。
【0011】 前記第1シート材22は、前記チャンバ18から所定圧力で原料が吐出される 際には、図2(a)に示す如く、吐出口20aを閉塞する8枚の分割片22bが通 孔28c側に折曲されて、吐出口20aを開放して通孔28cと連通させると共 に、チャンバ18からの原料吐出圧が解除された際には、図2(b)に示す如く、 8枚の分割片22bが吐出口20aを通孔28cに対して閉塞する原状態に復帰 可能な材質の材料が使用される。この材料としては、例えば合成樹脂、合成紙、 ゴム等の適度な弾性と復元力を有するものが適宜選択される。なおウレタンフォ ーム原料としては、例えばポリエーテルポリオールを主成分として発泡剤、触媒 、架橋剤等の添加剤を加えたA液と、ポリイソシアネートのB液とを所要の比率 で混合したものが好適に使用される。
【0012】 前記ホルダ28における小径筒部28bの開放端に、該筒部28bに着脱自在 に外嵌可能なキャップ30を介して第2シート材24が取付けられるようになっ ている。すなわちキャップ30は、小径筒部28bに外嵌可能な内径を有する筒 状に形成されると共に、その軸方向一端部内周面に、図1に示す如く、小径筒部 28bの厚み寸法だけ内側に延出するフランジ30aが周設されている。そして このフランジ30aの内側に第2シート材24を敷いた状態で、キャップ30を 小径筒部28bに外嵌すれば、第2シート材24は小径筒部28bの端部とフラ ンジ30aとの間に挟持される。この第2シート材24は、前記第1シート材2 2と同一の構成を有しており、小径筒部28bにキャップ30を外嵌したときに 、フランジ30aの内周面により画成される通孔30bと小径筒部28bの通孔 28cとの間に、第2シート材24における放射状の切込み24aにより画成さ れた8枚の分割片24bが臨んで通孔28cを閉塞するよう構成されている。そ して、前記チャンバ18から所定圧力で原料が吐出される際には、図2(a)に示 す如く、第2シート材24の分割片24bが通孔30bを介して外側に折曲して 通孔28cを開放すると共に、チャンバ18からの原料吐出圧が解除された際に は、図2(b)に示す如く、8枚の分割片24bが通孔28cを閉塞する原状態に 復帰する。
【0013】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る低圧注入機の後ダレ防止具の作用につき説明する。
【0014】 前記低圧注入機16によるウレタンフォーム原料の吐出作業の前に、前記大径 部28aに第1シート材22を収納したホルダ28を、図2(b)に示す如く、大 径筒部28aを介して前記ノズル20の開放端に外嵌する。この状態では、第1 シート材22における8枚の分割片22bによって、前記通孔28cに対して吐 出口20aが閉塞されている。またホルダ28における小径筒部28bの開放端 に、キャップ30を介して第2シート材24を取付ける。この状態では、第2シ ート材24における8枚の分割片24bによって、前記通孔28cは閉塞されて いる。すなわち、ウレタンフォーム原料の吐出経路は、所定間隔で離間する2枚 のシート材22,24により閉塞される。
【0015】 前記チャンバ18に充填されているウレタンフォーム原料を所定圧力で吐出す ると、該原料の圧力を受けて先ず第1シート材22における分割片22bが、図 2(a)に示す如く、ホルダ28の通孔28c側に折曲して吐出口20aと通孔2 8cとを連通するに至る。次いで、第2シート材24における分割片24bが、 キャップ30の通孔30bを介して外側に折曲して通孔28cを開放し、この結 果としてノズル20の吐出口20aは外部と連通する。従って、ノズル20の吐 出口20aおよびホルダ28の通孔28cを介して所要量の原料を、前記分割金 型10にセットした表皮材13に注入することができる。
【0016】 次いで、所要量のウレタンフォーム原液の吐出を完了すると、第1シート材2 2および第2シート材24に加わる吐出圧が無くなり、これにより両シート材2 2,24の各分割片22b,24bは、図2(b)に示す如く、吐出口20aおよび 通孔28cを閉塞する原状態に復帰する。この結果、チャンバ18やノズル20 内部に残留する原料は、2枚のシート材22,24によりノズル外部に滴下する のが阻止される。すなわち、注入機16の周囲や分割金型10の外側に残留原料 が付着して汚損するのを防止し得る。またこれに関連して、上下の型12,14 の密閉ができなくなったり、型内からの原料漏れに起因する硬度不良や火災の発 生を未然に防止することができる。
【0017】 なお、実施例の後ダレ防止具26では、前記シート材22,24に原料が付着 し、分割片22b,24bによる吐出口20aや通孔28cの閉塞を確実に行な い得なくなった場合は、前記ホルダ28やキャップ30を取外すだけで、シート 材22,24の交換を短時間で簡単に行なうことができる。また、原料の吐出経 路を2枚のシート材22,24により閉塞するので、粘度の低い原料の後ダレも 有効に防止することができる。
【0018】 ここで、前記低圧注入機16では、前記チャンバ18内に配設されるインペラ ー19を、原液の吐出後にも回転する制御がなされており、前記第1シート材2 2には僅かではあるがインペラー19の回転による圧力が加わる。また、チャン バ18やノズル20内部に残留する原料の重量が第1シート材22に加わり、こ のため原料の吐出後において、第1シート材22の各分割片22bが完全に原状 態に復帰することなく、その中心部において僅かに開いた状態となることがある 。このときには、図3に示す如く、残留原料が第1シート材22を通過してホル ダ28の小径筒部28bの通孔28c内に滴下する。しかるに実施例の後ダレ防 止具26では、第1シート材22の配設位置から離間する小径筒部28bの開放 端に第2シート材24が取付けられているので、通孔28cに滴下した原料は該 第2シート材24により外部に滴下するのが確実に防止される。
【0019】
【別実施例について】
図4は、本考案の別の実施例を示すものであって、前記ノズル20に装着され たホルダ28における小径筒部28bの開放端に、該小径筒部28bの外径と略 同一の直径に設定された円形の第2シート材24が、小径筒部28bの端部との 対向部において接着剤や両面テープ等を介して取付けられるようになっている。 そして、第2シート材24に形成される8枚の分割片24bで、前記通孔28c を閉塞するよう設定される。この別実施例では、第2シート材24を取付けるた めのキャップ30を不要とし得るので、部品点数を少なくしてコストダウンを図 ることができる。
【0020】 図5は、本考案の更に別の実施例を示すものであって、前記ホルダ28におけ る小径筒部28bの開放端に取付けられる第2シート材24は、小径筒部28b の直径よりも大きく設定され、その中央部には前述した実施例と同様に8本の切 込み24aが形成されている。また第2シート材24には、その外端縁から半径 方向内方に所定長さだけ延在する切込み24cが、周方向に所定間隔で複数形成 される。そして、8本の切込み24aにより形成された8枚の分割片24bが、 前記通孔28cを閉塞するよう位置決めされた状態で、第2シート材24の外縁 部を小径筒部28bの外周面に巻付け、これを接着剤や両面テープ等を介して取 付けるよう構成されている。このとき、第2シート材24の外端縁部に切込み2 4cが形成してあるので、該シート材24を小径筒部28bの外周に沿わして取 付けることができる。
【0021】 図6は、本考案の更に別の実施例を示すものであって、前記ノズル20の開放 端外周に、矩形状に形成した取付補助部材32が着脱自在に外嵌されると共に、 該取付補助部材32には、吐出口20aと同一寸法の通孔32aが穿設してある 。また第1シート材22を取付けるべく機能するホルダ28は、前記取付補助部 材32に外嵌可能な角筒状の大径筒部28aと、該大径筒部28aの一端に所要 長さで延出し、取付補助部材32の外径寸法と同一の角筒状に形成された小径筒 部28bとで構成される。そして、大径筒部28aに、取付補助部材32の外径 寸法と略同一の寸法に設定された矩形状の第1シート材22を収納した状態で、 該大径筒部28aをノズル20に外嵌した取付補助部材32に外嵌することによ り、吐出口20aの外側に第1シート材22が取付けられる。このとき、第1シ ート材22に形成された8枚の分割片22bにより、ホルダ28における小径筒 部28bの通孔28cに対して吐出口20aが閉塞される。
【0022】 また前記ホルダ28の小径筒部28bの開放端に、矩形状に形成されたキャッ プ30を介して第2シート材24が取付けられる。すなわちキャップ30は、小 径筒部28bに外嵌可能な内径を有する角筒状に形成されると共に、その軸方向 一端部内周面に、小径筒部28bの厚み寸法だけ内側に延出するフランジ30a が周設されている。そして、キャップ30のフランジ30aに、小径筒部28b の外径寸法と略同一の寸法に設定された矩形状の第2シート材24を敷いた状態 で、該キャップ30を小径筒部28bに外嵌することにより、小径筒部28bの 外側に第2シート材24が取付けられる。このとき小径筒部28bの通孔28c が、フランジ30aの内側に画成された通孔30bに対して第2シート材24に 形成した8枚の分割片24bで閉塞される。そして、ノズル20の開放端に装着 された後ダレ防止具26に配設した第1シート材22と第2シート材24とによ り、原料の後ダレを確実に防止し得る。なお、図6に示す別実施例において、第 2シート材24の取付け態様としては、図4または図6に示す別実施例と同様の 構成が採用可能である。
【0023】 なお実施例では、シート材に、吐出口や通孔の中心と対応する点から放射状に 切込みを形成した場合につき説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、 例えばシート材における吐出口や通孔の縁部に対応する一点から放射状に切込み を形成するようにしてもよい。また前記シート材に形成される切込みは、4本や 6本であってもよく、更に細かくすることも可能である。更に、シート材のノズ ルやホルダへの取付け方法としては、実施例に限定されるものでなく、各種の取 付け方法が適宜採用可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係るウレタン低圧注入機の後ダレ防止具によれば 、ノズルを介して吐出される原料の吐出経路に、該経路を開放可能に閉塞する2 枚のシート材を取付けた簡単な構成で、原料の後ダレを確実に防止することがで きる。すなわち、低圧注入機の周囲や金型の外側が原料により汚損されるのを防 止し得る。また分割金型における上下の型のシール部からの原料漏れを防止する ことができるので、ウレタン材の硬度不良や、金型を加熱する際の火災の発生を 未然に防止し得る。更に、ノズルからの後ダレを生じないので、無駄となる原料 を抑制して原料費を低減し得る利点がある。しかも、仮に第1シート材から残留 原料が漏れたとしても、この原料の後ダレを第2シート材により阻止することが できる。
【0025】 また、シート材はホルダやキャップを介して着脱自在に取付けられるので、シ ート材の交換を短時間で簡単に行なうことができる。しかもシート材は極めて安 く製造できるので、コストを上昇させることなく後ダレを確実に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る後ダレ防止具の分解斜視図であ
る。
【図2】後ダレ防止具を装着したノズルから原料が吐出
される状態と、後ダレを防止する状態とを示す後ダレ防
止具の要部断面図である。
【図3】第1シート材から滴下した原料の後ダレを第2
シート材により防止する状態を示す説明図である。
【図4】本考案に係る後ダレ防止具の別実施例を示す斜
視図である。
【図5】本考案に係る後ダレ防止具の更に別実施例を示
す斜視図である。
【図6】本考案に係る後ダレ防止具の更に別実施例を示
す分解斜視図である。
【図7】分割金型に低圧注入機からウレタンフォーム原
料を注入する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
18 チャンバ 20 ノズル 20a 吐出口 22 第1シート材 22a 切込み 22b 分割片 24 第2シート材 24a 切込み 24b 分割片 28 ホルダ 28c 通孔 30 キャップ 30b 通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ(18)に充填したウレタンフォー
    ム原料を、低圧にてノズル(20)の吐出口(20a)より吐出
    する低圧注入機において、 前記ノズル(20)の開放端に着脱自在に外嵌され、前記吐
    出口(20a)と連通する通孔(28c)が穿設されたホルダ(28)
    と、 前記ノズル(20)の開放端とホルダ(28)との間に挟持さ
    れ、複数の放射状の切込み(22a)により画成される複数
    の分割片(22b)により前記吐出口(20a)を閉塞する第1シ
    ート材(22)と、 前記ホルダ(28)の開放端に取付けられ、複数の放射状の
    切込み(24a)により画成される複数の分割片(24b)により
    前記通孔(28c)を閉塞する第2シート材(24)とからな
    り、 前記原料の吐出圧が前記第1シート材(22)および第2シ
    ート材(24)に作用した際に、前記複数の分割片(22b,24
    b)が相互に離間して吐出口(20a)および通孔(28c)を開放
    すると共に、原料の吐出圧が解除された際に、複数の分
    割片(22b,24b)が原状態に復帰して吐出口(20a)および通
    孔(28c)を閉塞するよう構成したことを特徴とするウレ
    タン低圧注入機の後ダレ防止具。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ(28)の通孔(28c)と対応する
    通孔(30b)が穿設されると共に、ホルダ(28)に外嵌し得
    る着脱可能なキャップ(30)を介して、前記第2シート材
    (24)をホルダ(28)の開放端に取付けるようにした請求項
    1記載のウレタン低圧注入機の後ダレ防止具。
JP5714193U 1993-09-27 1993-09-27 ウレタン低圧注入機の後ダレ防止具 Pending JPH0721311U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101683546B1 (ko) * 2015-09-18 2016-12-08 (주)대한솔루션 폴리우레탄 폼 발포 성형장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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