JPH07212898A - 音声再生装置 - Google Patents
音声再生装置Info
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- JPH07212898A JPH07212898A JP6283201A JP28320194A JPH07212898A JP H07212898 A JPH07212898 A JP H07212898A JP 6283201 A JP6283201 A JP 6283201A JP 28320194 A JP28320194 A JP 28320194A JP H07212898 A JPH07212898 A JP H07212898A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S3/00—Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
- H04S3/002—Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S3/00—Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
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- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S2400/00—Details of stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
- H04S2400/01—Multi-channel, i.e. more than two input channels, sound reproduction with two speakers wherein the multi-channel information is substantially preserved
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- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S2420/00—Techniques used stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
- H04S2420/01—Enhancing the perception of the sound image or of the spatial distribution using head related transfer functions [HRTF's] or equivalents thereof, e.g. interaural time difference [ITD] or interaural level difference [ILD]
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S2420/00—Techniques used stereophonic systems covered by H04S but not provided for in its groups
- H04S2420/13—Application of wave-field synthesis in stereophonic audio systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S7/00—Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
- H04S7/30—Control circuits for electronic adaptation of the sound field
- H04S7/305—Electronic adaptation of stereophonic audio signals to reverberation of the listening space
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】家庭用のＡ／Ｖシステムで映画などを鑑賞する
時に、より少ない出力スピーカでも豊かで臨場感のある
音場を含んだ音声を出力するオーディオ／ビデオシステ
ムの音声再生装置を提供する。 【構成】デジタルオーディオ信号をレフト信号Ｌ，ライ
ト信号Ｒ，センタ信号Ｃおよびサラウンド信号Ｓに変換
出力するドルビープロロジックデコーダ２１と、前記
Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号をフロントレフト信号ＦＬ，フロン
トライト信号ＦＲ，リアレフト信号ＲＬおよびリアライ
ト信ＲＲ号に変換出力する音場処理部２２と、前記Ｌ，
Ｒ，ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を合成して、左側
のスピーカ出力信号ＯＥＬ、右側のスピーカ出力信号Ｏ
ＥＲからなる２チャネルの信号に変換する２チャネル音
場処理部２３と、前記ＯＥＬ信号を左側のスピーカに、
前記ＯＥＲ信号を右側のスピーカに、前記Ｃ信号を中央
スピーカに出力する音声出力部とを含み、従来の７チャ
ネルの音声信号を変換して３チャネルの音声信号で出力
する。
時に、より少ない出力スピーカでも豊かで臨場感のある
音場を含んだ音声を出力するオーディオ／ビデオシステ
ムの音声再生装置を提供する。 【構成】デジタルオーディオ信号をレフト信号Ｌ，ライ
ト信号Ｒ，センタ信号Ｃおよびサラウンド信号Ｓに変換
出力するドルビープロロジックデコーダ２１と、前記
Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号をフロントレフト信号ＦＬ，フロン
トライト信号ＦＲ，リアレフト信号ＲＬおよびリアライ
ト信ＲＲ号に変換出力する音場処理部２２と、前記Ｌ，
Ｒ，ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を合成して、左側
のスピーカ出力信号ＯＥＬ、右側のスピーカ出力信号Ｏ
ＥＲからなる２チャネルの信号に変換する２チャネル音
場処理部２３と、前記ＯＥＬ信号を左側のスピーカに、
前記ＯＥＲ信号を右側のスピーカに、前記Ｃ信号を中央
スピーカに出力する音声出力部とを含み、従来の７チャ
ネルの音声信号を変換して３チャネルの音声信号で出力
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオシステムの音
声再生装置に係り、特に演奏などを臨場感よく聴取する
ために、音場を含む音声が出力できる音声再生装置に関
するものである。
声再生装置に係り、特に演奏などを臨場感よく聴取する
ために、音場を含む音声が出力できる音声再生装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】音場とは、コンサ−トホールで実際に演
奏される音の外に、その場所の環境に応じて発生する固
有の音をいう。音場は、舞台上の音源から四方に広がっ
ていく音波が舞台から真っ直ぐ聴取者の耳に達する直接
波と、壁，天井および床に反射され、直接波より達する
距離が遠いため時間的に遅く聴取者の耳に達する反射波
群とからなる。そして、反射波群は、左右の両側の壁面
の直接の反射により聴取者に達する反射波群と、その後
に何回も反射を繰り返しながら四方から不規則に聴取者
に達する反射波群とからなる。
奏される音の外に、その場所の環境に応じて発生する固
有の音をいう。音場は、舞台上の音源から四方に広がっ
ていく音波が舞台から真っ直ぐ聴取者の耳に達する直接
波と、壁，天井および床に反射され、直接波より達する
距離が遠いため時間的に遅く聴取者の耳に達する反射波
群とからなる。そして、反射波群は、左右の両側の壁面
の直接の反射により聴取者に達する反射波群と、その後
に何回も反射を繰り返しながら四方から不規則に聴取者
に達する反射波群とからなる。
【０００３】最近のオーディオ機器は、高音質の音源を
原音のそのままに再現しようとする努力で、ＣＤプレイ
ヤ，ＤＡＴプレイヤなどのデジタルオーディオ機器の出
現とともに、周波数特性やダイナミックレンジなどの改
善において相当な水準に達したと言える。しかしなが
ら、ホールやスタジオなどで演奏された音をリスニング
ルーム（listening room）で原音そのままに再現するた
めの、原音の時間性および空間性を考慮した音響再生技
術はまだ十分でない状況である。
原音のそのままに再現しようとする努力で、ＣＤプレイ
ヤ，ＤＡＴプレイヤなどのデジタルオーディオ機器の出
現とともに、周波数特性やダイナミックレンジなどの改
善において相当な水準に達したと言える。しかしなが
ら、ホールやスタジオなどで演奏された音をリスニング
ルーム（listening room）で原音そのままに再現するた
めの、原音の時間性および空間性を考慮した音響再生技
術はまだ十分でない状況である。
【０００４】また、最近に台頭しているＡ／Ｖ（audio/
video)システムにおいて、音声と映像の伝送技術は、十
分な情報量を伝送するには未だ技術的に不足しており、
特に映像が平面的なので、音声を臨場感よく再生するた
めには空間音響再生技術がより必要となれているのが実
情である。図１は従来の音声再生装置の構成を示したブ
ロック図である。
video)システムにおいて、音声と映像の伝送技術は、十
分な情報量を伝送するには未だ技術的に不足しており、
特に映像が平面的なので、音声を臨場感よく再生するた
めには空間音響再生技術がより必要となれているのが実
情である。図１は従来の音声再生装置の構成を示したブ
ロック図である。
【０００５】従来の音声再生装置は、ドルビープロロジ
ックデコーダ(Dolby Pro Logic Decoder）１１と音場処
理部１２とを含んで構成され、７チャネルの音声信号Ｌ
(Left)，Ｒ(Right) ，Ｃ(Center)，ＦＬ(Front Left)，
ＦＲ(Front Right) ，ＲＬ(Rear Left) ，ＲＲ(Rear Ri
ght)を出力する。オーディオシステムのオーディオ信号
処理部（図示せず）でデジタル化されたオーディオ信号
は、ドルビープロロジックデコーダ１１に入力される。
ドルビープロロジックデコーダ１１は、入力されたオー
ディオ信号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号
Ｃおよびサラウンド信号Ｓなどの４つの信号に分離して
出力する。
ックデコーダ(Dolby Pro Logic Decoder）１１と音場処
理部１２とを含んで構成され、７チャネルの音声信号Ｌ
(Left)，Ｒ(Right) ，Ｃ(Center)，ＦＬ(Front Left)，
ＦＲ(Front Right) ，ＲＬ(Rear Left) ，ＲＲ(Rear Ri
ght)を出力する。オーディオシステムのオーディオ信号
処理部（図示せず）でデジタル化されたオーディオ信号
は、ドルビープロロジックデコーダ１１に入力される。
ドルビープロロジックデコーダ１１は、入力されたオー
ディオ信号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号
Ｃおよびサラウンド信号Ｓなどの４つの信号に分離して
出力する。
【０００６】Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号は音場処理部１２に入
力され、音場処理部１２は入力されたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信
号をフロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号Ｆ
Ｒ，リアレフト信号ＲＬ，およびリアライト信号ＲＲな
ど４つの音場信号に変換して出力する。従来の技術で
は、Ｌ，Ｒ信号からなる２チャネルで音声を再生して出
力したり、臨場感を高めるために、ドルビープロロジッ
クデコーダ１１の出力信号であるＬ，Ｒ，Ｃ信号と音場
処理部１２の出力信号であるＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信
号など７チャネルで音場を含んだ音声を再生して出力し
た。
力され、音場処理部１２は入力されたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信
号をフロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号Ｆ
Ｒ，リアレフト信号ＲＬ，およびリアライト信号ＲＲな
ど４つの音場信号に変換して出力する。従来の技術で
は、Ｌ，Ｒ信号からなる２チャネルで音声を再生して出
力したり、臨場感を高めるために、ドルビープロロジッ
クデコーダ１１の出力信号であるＬ，Ｒ，Ｃ信号と音場
処理部１２の出力信号であるＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信
号など７チャネルで音場を含んだ音声を再生して出力し
た。
【０００７】すなわち、従来のレフト信号とライト信号
とからなる２チャネルの音声信号を出力するオーディオ
システムの場合には、聴取者に音場を感じさせることが
できない。一方、音場感を感じさせるためにドルビープ
ロロジック信号と音場信号とを結合して７チャネルの音
声信号を出力することにより、より臨場感のある音場を
感じさせることはできる。しかしながら、一般の家庭の
聴取環境の場合は、リアスピーカを設けるのが容易でな
く、且つパワーアンプやスピーカをリア出力用にさらに
必要とする問題点がある。
とからなる２チャネルの音声信号を出力するオーディオ
システムの場合には、聴取者に音場を感じさせることが
できない。一方、音場感を感じさせるためにドルビープ
ロロジック信号と音場信号とを結合して７チャネルの音
声信号を出力することにより、より臨場感のある音場を
感じさせることはできる。しかしながら、一般の家庭の
聴取環境の場合は、リアスピーカを設けるのが容易でな
く、且つパワーアンプやスピーカをリア出力用にさらに
必要とする問題点がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、音場
信号とドルビープロロジック信号とからなる７チャネル
の音声信号を、より少ないチャネルの音声信号に変換し
て出力できる音声再生装置を提供することにある。
信号とドルビープロロジック信号とからなる７チャネル
の音声信号を、より少ないチャネルの音声信号に変換し
て出力できる音声再生装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を達成するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の音声再生装置は、デジタルオーディオ信
号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号Ｃおよび
サラウンド信号Ｓに変換して出力するドルビープロロジ
ックデコーディング手段と、前記Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号を
フロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号ＦＲ，リ
アレフト信号ＲＬおよびリアライト信ＲＲ号に変換して
出力する音場処理手段と、前記Ｌ，Ｒ，ＦＬ，ＦＲ，Ｒ
ＬおよびＲＲ信号を所定の関係式に応じて合成して、左
側のスピーカ出力信号ＯＥＬおよび右側のスピーカ出力
信号ＯＥＲからなる２チャネルの信号に変換する音声処
理手段と、前記ＯＥＬ信号を左側のスピーカに、前記Ｏ
ＥＲ信号を右側のスピーカに、そして前記Ｃ信号を中央
スピーカに出力する音声出力手段とを含むことを特徴と
する。
めに、本発明の音声再生装置は、デジタルオーディオ信
号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号Ｃおよび
サラウンド信号Ｓに変換して出力するドルビープロロジ
ックデコーディング手段と、前記Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号を
フロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号ＦＲ，リ
アレフト信号ＲＬおよびリアライト信ＲＲ号に変換して
出力する音場処理手段と、前記Ｌ，Ｒ，ＦＬ，ＦＲ，Ｒ
ＬおよびＲＲ信号を所定の関係式に応じて合成して、左
側のスピーカ出力信号ＯＥＬおよび右側のスピーカ出力
信号ＯＥＲからなる２チャネルの信号に変換する音声処
理手段と、前記ＯＥＬ信号を左側のスピーカに、前記Ｏ
ＥＲ信号を右側のスピーカに、そして前記Ｃ信号を中央
スピーカに出力する音声出力手段とを含むことを特徴と
する。
【００１０】ここで、前記音声処理手段は、前記ＦＬ，
ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を音源と聴取者の耳との間の
伝達関数に応じて変換して、レフト音場信号ＥＬとライ
ト音場信号ＥＲとを発生する手段と、前記ＥＬ信号と前
記Ｌ信号とを合成して前記ＯＥＬ信号を発生する手段
と、前記ＥＲ信号と前記Ｒ信号とを合成して前記ＯＥＲ
信号を発生する手段とを含む。また、前記音声処理手段
は、前記ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を下記の関係
式に応じてＥＬおよびＥＲ信号に変換する。
ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を音源と聴取者の耳との間の
伝達関数に応じて変換して、レフト音場信号ＥＬとライ
ト音場信号ＥＲとを発生する手段と、前記ＥＬ信号と前
記Ｌ信号とを合成して前記ＯＥＬ信号を発生する手段
と、前記ＥＲ信号と前記Ｒ信号とを合成して前記ＯＥＲ
信号を発生する手段とを含む。また、前記音声処理手段
は、前記ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を下記の関係
式に応じてＥＬおよびＥＲ信号に変換する。
【００１１】
【数２】
【００１２】ここで、Ｓは前方音源信号ＦＬ，ＦＲによ
る直接音の伝達関数、Ａは前方音源信号ＦＬ，ＦＲによ
る間接音の伝達関数、Ｓ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲに
よる直接音の伝達関数、Ａ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲ
による間接音の伝達関数、Ｋは前方音源信号ＦＬ，ＦＲ
と後方音源信号ＲＬ，ＲＲとの音圧マッチングのための
任意の係数である。
る直接音の伝達関数、Ａは前方音源信号ＦＬ，ＦＲによ
る間接音の伝達関数、Ｓ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲに
よる直接音の伝達関数、Ａ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲ
による間接音の伝達関数、Ｋは前方音源信号ＦＬ，ＦＲ
と後方音源信号ＲＬ，ＲＲとの音圧マッチングのための
任意の係数である。
【００１３】
【作用】かかる構成において、オーディオシステムで音
場を含んだ音声を再生するために、従来の７チャネルの
音声信号を３チャネルの音声信号に変換して出力するこ
とにより、より少ない出力スピーカでも豊かで臨場感の
ある音場を感じさせることができる。
場を含んだ音声を再生するために、従来の７チャネルの
音声信号を３チャネルの音声信号に変換して出力するこ
とにより、より少ない出力スピーカでも豊かで臨場感の
ある音場を感じさせることができる。
【００１４】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明の実施例
をさらに詳細に説明する。図２は本実施例の音声再生装
置の構成を示したブロック図である。本実施例による音
声再生装置は、ドルビープロロジックデコーダ２１と，
音場処理部２２と，２チャネル音場処理部２３と，第１
および第２信号合成部２４，２５とを含んで構成され、
７チャネルの音声信号を３チャネルの音声信号（Ｌ＋Ｅ
Ｌ），（Ｒ＋ＥＲ），Ｃに変換して出力する。尚、本例
では、音声信号（Ｌ＋ＥＬ）は左側のスピーカ出力信号
ＯＥＬ，音声信号（Ｒ＋ＥＲ）は右側のスピーカ出力信
号ＯＥＲとなって、左右のスピーカを駆動する。
をさらに詳細に説明する。図２は本実施例の音声再生装
置の構成を示したブロック図である。本実施例による音
声再生装置は、ドルビープロロジックデコーダ２１と，
音場処理部２２と，２チャネル音場処理部２３と，第１
および第２信号合成部２４，２５とを含んで構成され、
７チャネルの音声信号を３チャネルの音声信号（Ｌ＋Ｅ
Ｌ），（Ｒ＋ＥＲ），Ｃに変換して出力する。尚、本例
では、音声信号（Ｌ＋ＥＬ）は左側のスピーカ出力信号
ＯＥＬ，音声信号（Ｒ＋ＥＲ）は右側のスピーカ出力信
号ＯＥＲとなって、左右のスピーカを駆動する。
【００１５】オーディオシステムのオーディオ信号処理
部（図示せず）でデジタル化されたオーディオ信号は、
ドルビープロロジックデコーダ２１に入力される。ドル
ビープロロジックデコーダ２１は、入力されたオーディ
オ信号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号Ｃお
よびサラウンド信号Ｓなどの４つの信号の分離して出力
する。
部（図示せず）でデジタル化されたオーディオ信号は、
ドルビープロロジックデコーダ２１に入力される。ドル
ビープロロジックデコーダ２１は、入力されたオーディ
オ信号をレフト信号Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号Ｃお
よびサラウンド信号Ｓなどの４つの信号の分離して出力
する。
【００１６】Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号は音場処理部２２に入
力され、音場処理部１２は入力されたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信
号をフロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号Ｆ
Ｒ，リアレフト信号ＲＬ，およびリアライト信号ＲＲな
ど４つの音場信号に変換して出力する。２チャネル音場
処理部２３は、ＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号を合成して
レフト音場信号ＥＬとライト音場信号ＥＲとからなる２
チャネルの音場信号に変換する。そして、第１信号合成
部２４は、ＥＬ信号とドルビープロロジックデコーダ２
１のＬ信号とを合成して左側のスピーカに出力される信
号（Ｌ＋ＥＬ）を発生し、第２信号合成部２５は、ＥＲ
信号とドルビープロロジックデコーダ２１のＲ信号を合
成して右側のスピーカに出力される信号（Ｒ＋ＥＲ）を
発生する。ドルビープロロジックデコーダ２１から出力
されるＣ信号は中央スピーカに出力される。したがっ
て、本実施例による音声再生装置は３つのチャネルで音
場信号を含む音声信号を再生することができる。
力され、音場処理部１２は入力されたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信
号をフロントレフト信号ＦＬ，フロントライト信号Ｆ
Ｒ，リアレフト信号ＲＬ，およびリアライト信号ＲＲな
ど４つの音場信号に変換して出力する。２チャネル音場
処理部２３は、ＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号を合成して
レフト音場信号ＥＬとライト音場信号ＥＲとからなる２
チャネルの音場信号に変換する。そして、第１信号合成
部２４は、ＥＬ信号とドルビープロロジックデコーダ２
１のＬ信号とを合成して左側のスピーカに出力される信
号（Ｌ＋ＥＬ）を発生し、第２信号合成部２５は、ＥＲ
信号とドルビープロロジックデコーダ２１のＲ信号を合
成して右側のスピーカに出力される信号（Ｒ＋ＥＲ）を
発生する。ドルビープロロジックデコーダ２１から出力
されるＣ信号は中央スピーカに出力される。したがっ
て、本実施例による音声再生装置は３つのチャネルで音
場信号を含む音声信号を再生することができる。
【００１７】図３は図２に示した音場処理部２２の内部
構造を示したブロック図である。音場処理部は、入力さ
れたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号を反射音と残響とからなる音場
信号に変換して出力する。反射音部は、壁面などの吸音
性質に応じて周波数別の信号特性を調整するローパスフ
ィルタ３１と、主に外部ＤＲＡＭを利用して反射音を生
成する反射音発生器３２とから構成される。残響部は、
反射音と残響との間の一定の時間遅延を調整する遅延回
路３３と、残響音の大きさと周期を制御する４つのコー
ムフィルタ３４と２つのオールパスフィルタ３５とから
構成される。信号合成部３６は、反射音と残響とを合成
してＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号など４つの音場信号を
出力する。
構造を示したブロック図である。音場処理部は、入力さ
れたＬ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号を反射音と残響とからなる音場
信号に変換して出力する。反射音部は、壁面などの吸音
性質に応じて周波数別の信号特性を調整するローパスフ
ィルタ３１と、主に外部ＤＲＡＭを利用して反射音を生
成する反射音発生器３２とから構成される。残響部は、
反射音と残響との間の一定の時間遅延を調整する遅延回
路３３と、残響音の大きさと周期を制御する４つのコー
ムフィルタ３４と２つのオールパスフィルタ３５とから
構成される。信号合成部３６は、反射音と残響とを合成
してＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号など４つの音場信号を
出力する。
【００１８】図４は図２に示した２チャネルの音場処理
部がＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号など４つの音場信号を
２つの音場信号に変換するアルゴリズムの一例を示す図
である。第１および第２フロントレベル４１，４２は、
前方音源ＦＬ，ＦＲの音圧レベルを後方音源ＲＬ，ＲＲ
の音圧レベルにマッチングさせる作用をし、係数Ｋは前
方音源ＦＬ，ＦＲと後方音源ＲＬ，ＲＲとの音圧マッチ
ングのために定められる任意の係数である。フィルタ４
３，４４，４５，４６，４７，４８は、後述する伝達関
数に応じて入力される信号を変換して出力し、各演算器
は入力される信号を合成して出力する。
部がＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ信号など４つの音場信号を
２つの音場信号に変換するアルゴリズムの一例を示す図
である。第１および第２フロントレベル４１，４２は、
前方音源ＦＬ，ＦＲの音圧レベルを後方音源ＲＬ，ＲＲ
の音圧レベルにマッチングさせる作用をし、係数Ｋは前
方音源ＦＬ，ＦＲと後方音源ＲＬ，ＲＲとの音圧マッチ
ングのために定められる任意の係数である。フィルタ４
３，４４，４５，４６，４７，４８は、後述する伝達関
数に応じて入力される信号を変換して出力し、各演算器
は入力される信号を合成して出力する。
【００１９】フィルタ４３，４４，４５，４６，４７，
４８に利用されるＳ，Ａ，Ｓ′，Ａ′関数は、音源の位
置と聴取者の聴覚とに応じて規定される音源と聴取者の
耳との間の音源伝達特性関係を示す関数である。図５は
音源と聴取者の耳との間の音源伝達特性関数を説明する
ための図面である。
４８に利用されるＳ，Ａ，Ｓ′，Ａ′関数は、音源の位
置と聴取者の聴覚とに応じて規定される音源と聴取者の
耳との間の音源伝達特性関係を示す関数である。図５は
音源と聴取者の耳との間の音源伝達特性関数を説明する
ための図面である。
【００２０】前方の右側の音源５１と左側の音源５２と
に対して、聴取者の前方音源５１，５２に近い耳との間
の直接音の伝達関数をＳ、聴取者の前方音源５１，５２
に遠い耳との間の間接音の伝達関数をＡという。そし
て、後方の右側の音源５３と左側の音源５４とに対する
直接音の伝達関数および間接音の伝達関数をそれぞれ
Ｓ′およびＡ′という。
に対して、聴取者の前方音源５１，５２に近い耳との間
の直接音の伝達関数をＳ、聴取者の前方音源５１，５２
に遠い耳との間の間接音の伝達関数をＡという。そし
て、後方の右側の音源５３と左側の音源５４とに対する
直接音の伝達関数および間接音の伝達関数をそれぞれ
Ｓ′およびＡ′という。
【００２１】図４のアルゴリズムにより２チャネル音場
処理部の入力と出力とに対する関係式を、図面と同様の
記号およびフィルタ関数を利用して表せば次の通りであ
る。
処理部の入力と出力とに対する関係式を、図面と同様の
記号およびフィルタ関数を利用して表せば次の通りであ
る。
【００２２】
【数３】
【００２３】
【数４】
【００２４】
【数５】
【００２５】したがって、２チャネル音場処理部は次の
関係式により４チャネルのＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ入力
信号を２チャネルのＥＬ，ＥＲ音場信号に変換する。
関係式により４チャネルのＦＬ，ＦＲ，ＲＬ，ＲＲ入力
信号を２チャネルのＥＬ，ＥＲ音場信号に変換する。
【００２６】
【数６】
【００２７】
【発明の効果】前述したように、本発明によれば、オー
ディオシステムで音場を含んだ音声を再生するために、
従来の７チャネルの音声信号を３チャネルの音声信号に
変換して出力することにより、より少ない出力スピーカ
でも豊かで臨場感のある音場を感じさせることができ
る。
ディオシステムで音場を含んだ音声を再生するために、
従来の７チャネルの音声信号を３チャネルの音声信号に
変換して出力することにより、より少ない出力スピーカ
でも豊かで臨場感のある音場を感じさせることができ
る。
【図１】従来の音声再生装置のブロック図である。
【図２】本実施例の音声再生装置のブロック図である。
【図３】図２に示した音場処理部のブロック図である。
【図４】図２に示した２チャネル音場処理部のアルゴリ
ズムを示す図である。
ズムを示す図である。
【図５】音源と聴取者間の伝達関数を説明する図であ
る。
る。
２１ ドルビープロロジックデコーダ ２２ 音場処理部 ２３ ２チャネル音場処理部 ２４ 第１信号合成部 ２５ 第２信号合成部
Claims (3)
- 【請求項１】 デジタルオーディオ信号をレフト信号
Ｌ，ライト信号Ｒ，センタ信号Ｃおよびサラウンド信号
Ｓに変換して出力するドルビープロロジックデコーディ
ング手段と、 前記Ｌ，Ｒ，Ｃ，Ｓ信号をフロントレフト信号ＦＬ，フ
ロントライト信号ＦＲ，リアレフト信号ＲＬおよびリア
ライト信ＲＲ号に変換して出力する音場処理手段と、 前記Ｌ，Ｒ，ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を所定の
関係式に応じて合成して、左側のスピーカ出力信号ＯＥ
Ｌおよび右側のスピーカ出力信号ＯＥＲからなる２チャ
ネルの信号に変換する音声処理手段と、 前記ＯＥＬ信号を左側のスピーカに、前記ＯＥＲ信号を
右側のスピーカに、そして前記Ｃ信号を中央スピーカに
出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする音声再
生装置。 - 【請求項２】 前記音声処理手段は、 前記ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を音源と聴取者の
耳との間の伝達関数に応じて変換して、レフト音場信号
ＥＬとライト音場信号ＥＲとを発生する手段と、 前記ＥＬ信号と前記Ｌ信号とを合成して前記ＯＥＬ信号
を発生する手段と、 前記ＥＲ信号と前記Ｒ信号とを合成して前記ＯＥＲ信号
を発生する手段とを含むことを特徴とする請求項１記載
の音声再生装置。 - 【請求項３】 前記音声処理手段は、 前記ＦＬ，ＦＲ，ＲＬおよびＲＲ信号を下記の関係式に
応じてＥＬおよびＥＲ信号に変換することを特徴とする
請求項２記載の音声再生装置。 【数１】 ここで、Ｓは前方音源信号ＦＬ，ＦＲによる直接音の伝
達関数、 Ａは前方音源信号ＦＬ，ＦＲによる間接音の伝達関数、 Ｓ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲによる直接音の伝達関
数、 Ａ′は後方音源信号ＲＬ，ＲＲによる間接音の伝達関
数、 Ｋは前方音源信号ＦＬ，ＦＲと後方音源信号ＲＬ，ＲＲ
との音圧マッチングのための任意の係数である。
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