JPH0721253Y2 - 溝塗装装置 - Google Patents
溝塗装装置Info
- Publication number
- JPH0721253Y2 JPH0721253Y2 JP3962392U JP3962392U JPH0721253Y2 JP H0721253 Y2 JPH0721253 Y2 JP H0721253Y2 JP 3962392 U JP3962392 U JP 3962392U JP 3962392 U JP3962392 U JP 3962392U JP H0721253 Y2 JPH0721253 Y2 JP H0721253Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- concave groove
- groove
- coating
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばドアのようなワ
ークに形成された凹溝に塗装をおこなう溝塗装装置に関
し、詳しくは凹溝の塗装において余分な塗料にてワーク
やコンベヤが汚されるのを防止しようとする技術に係る
ものである。
ークに形成された凹溝に塗装をおこなう溝塗装装置に関
し、詳しくは凹溝の塗装において余分な塗料にてワーク
やコンベヤが汚されるのを防止しようとする技術に係る
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図３に示すように、ワークａに形
成された凹溝ｂに塗料を塗布するのに、ワークａを多関
節ロボットに保持させ、塗料を塗布する塗布ノズル３ａ
と凹溝ｂ内に余った塗料を吸引する吸引ノズル３ｂを備
えた塗布装置にて、塗布をおこないながら余分の塗料を
吸引排出するものである。
成された凹溝ｂに塗料を塗布するのに、ワークａを多関
節ロボットに保持させ、塗料を塗布する塗布ノズル３ａ
と凹溝ｂ内に余った塗料を吸引する吸引ノズル３ｂを備
えた塗布装置にて、塗布をおこないながら余分の塗料を
吸引排出するものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのような塗
布手段においては、ワークａの凹溝ｂが環状につながっ
ている場合には凹溝ｂ内に溜まっている余分の塗料を吸
引して排出することはできるが、凹溝ｂがワークａの端
辺において開口する場合には、凹溝ｂを樋状に流れた余
分の塗料が凹溝ｂの端部から流下して、コンベヤ、ワー
ク及びロボットなどを汚すという問題があった。
布手段においては、ワークａの凹溝ｂが環状につながっ
ている場合には凹溝ｂ内に溜まっている余分の塗料を吸
引して排出することはできるが、凹溝ｂがワークａの端
辺において開口する場合には、凹溝ｂを樋状に流れた余
分の塗料が凹溝ｂの端部から流下して、コンベヤ、ワー
ク及びロボットなどを汚すという問題があった。
【０００４】本考案はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、ワークの凹溝
の端部がワークの一辺において開口している場合におい
ても凹溝の端部から塗料が流下して周部を汚すことがな
く、凹溝の塗装を良好におこなうことができる溝塗装装
置を提供するにある。
るものであり、その目的とするところは、ワークの凹溝
の端部がワークの一辺において開口している場合におい
ても凹溝の端部から塗料が流下して周部を汚すことがな
く、凹溝の塗装を良好におこなうことができる溝塗装装
置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、ワークａの一
辺から他辺に通じる凹溝２内に塗装をおこなう溝塗装装
置であって、ワークａの凹溝２内に塗料を塗布する塗布
ノズル１と、ワークａの一辺側の端面に当接するととも
に凹溝２の一端に連通する凹部６を形成した受ストッパ
ー３と、ワークａの他辺側の端面に当接するとともに凹
溝２の他端に連通する凹部６を形成してワークａを受ス
トッパー３側に押圧する押圧プッシャー４と、受ストッ
パー３及び押圧プッシャー４における凹部６の底部に連
通して凹部６内に流入した余分の塗料を吸引排出する吸
引排出手段５を備えて成ることを特徴とするものであ
る。
辺から他辺に通じる凹溝２内に塗装をおこなう溝塗装装
置であって、ワークａの凹溝２内に塗料を塗布する塗布
ノズル１と、ワークａの一辺側の端面に当接するととも
に凹溝２の一端に連通する凹部６を形成した受ストッパ
ー３と、ワークａの他辺側の端面に当接するとともに凹
溝２の他端に連通する凹部６を形成してワークａを受ス
トッパー３側に押圧する押圧プッシャー４と、受ストッ
パー３及び押圧プッシャー４における凹部６の底部に連
通して凹部６内に流入した余分の塗料を吸引排出する吸
引排出手段５を備えて成ることを特徴とするものであ
る。
【０００６】
【作用】ワークａの一端面に受ストッパー３を当接す
る。他端面に押圧プッシャー４を当接させる。ワークａ
における凹溝２の両端の開口を受ストッパー３及び押圧
プッシャー４の凹部６に合わせる。凹溝２に塗布ノズル
１にて塗装をおこなうのに、凹溝２の端部からの余分な
塗料を凹部６に集め、凹部６において吸引排出手段５に
て余分な塗料を吸引排出する。このようにして、余分な
塗料にてワークａが汚されたり、流下する塗料にてコン
ベヤが汚されるようなことがなく、凹溝２がワークａの
端辺に開口する場合の凹溝２の塗装を良好におこなう。
る。他端面に押圧プッシャー４を当接させる。ワークａ
における凹溝２の両端の開口を受ストッパー３及び押圧
プッシャー４の凹部６に合わせる。凹溝２に塗布ノズル
１にて塗装をおこなうのに、凹溝２の端部からの余分な
塗料を凹部６に集め、凹部６において吸引排出手段５に
て余分な塗料を吸引排出する。このようにして、余分な
塗料にてワークａが汚されたり、流下する塗料にてコン
ベヤが汚されるようなことがなく、凹溝２がワークａの
端辺に開口する場合の凹溝２の塗装を良好におこなう。
【０００７】
【実施例】ワークａは例えばドアの主体部分を構成する
ものであり、ワークａの一辺から他辺に通じる凹溝２が
形成されている。このようなワークａはコンベヤ１１に
積載されて搬送されるものである。ワークａを積載搬送
するコンベヤ１１の構成は種々設計変更可能である。ワ
ークａには凹溝２が形成され、この凹溝２にはコンベヤ
１１による送り方向の先端辺から後端辺に至っている。
コンベヤ１１の途中部分には塗布ノズル１が配設され、
塗布ノズル１に近接させてブロアー７が配設され、塗布
ノズル１から凹溝２に塗布された塗料を凹溝２内に広げ
て塗布することができるようにしてある。このような塗
布ノズル１及びブロアー７はコンベヤ１１の移送方向に
移動できるようにしてある。そして、塗布ノズル１から
の塗布量及びブロアー７からの空気の吹出し量の設定に
て、凹溝２の両端部にまで良好に塗料が行き渡るように
してもよく、かかる場合には、塗布ノズル１及びブロア
ー７は位置固定してもよいものである。
ものであり、ワークａの一辺から他辺に通じる凹溝２が
形成されている。このようなワークａはコンベヤ１１に
積載されて搬送されるものである。ワークａを積載搬送
するコンベヤ１１の構成は種々設計変更可能である。ワ
ークａには凹溝２が形成され、この凹溝２にはコンベヤ
１１による送り方向の先端辺から後端辺に至っている。
コンベヤ１１の途中部分には塗布ノズル１が配設され、
塗布ノズル１に近接させてブロアー７が配設され、塗布
ノズル１から凹溝２に塗布された塗料を凹溝２内に広げ
て塗布することができるようにしてある。このような塗
布ノズル１及びブロアー７はコンベヤ１１の移送方向に
移動できるようにしてある。そして、塗布ノズル１から
の塗布量及びブロアー７からの空気の吹出し量の設定に
て、凹溝２の両端部にまで良好に塗料が行き渡るように
してもよく、かかる場合には、塗布ノズル１及びブロア
ー７は位置固定してもよいものである。
【０００８】コンベヤ１１の途中または終端部にコンベ
ヤ１１の搬送経路に受ストッパー３をシリンダー８にて
昇降自在に設けてあり、受ストッパー３には凹部６を形
成してあり、受ストッパー３をシリンダー８にて上昇さ
せて受ストッパー３にてワークａの端部を受けて、凹溝
２の端部を凹部６に連通することができるようにしてあ
る。凹部６には吸引排出手段５としての吸引ホース９が
連通されている。
ヤ１１の搬送経路に受ストッパー３をシリンダー８にて
昇降自在に設けてあり、受ストッパー３には凹部６を形
成してあり、受ストッパー３をシリンダー８にて上昇さ
せて受ストッパー３にてワークａの端部を受けて、凹溝
２の端部を凹部６に連通することができるようにしてあ
る。凹部６には吸引排出手段５としての吸引ホース９が
連通されている。
【０００９】コンベヤ１１の始端部または途中にはアー
ム１０を介して押圧プッシャー４を回動自在に設けてあ
り、ワークａを受ストッパー３に当接させた後に、押圧
プッシャー４を回動させて押圧プッシャー４をワークａ
の終端部に当接させることができるようにしてある。こ
の押圧プッシャー４にも凹部６が形成され、ワークａへ
の当接状態において凹部６が凹溝２の始端部に連通する
ようにしてある。凹部６には吸引排出手段５としての吸
引ホース９が連通されている。しかして、吸引ホース９
にて凹部６内に浸入した塗料を吸引して排出することが
できるようにしてある。図中１２はパッキンである。
ム１０を介して押圧プッシャー４を回動自在に設けてあ
り、ワークａを受ストッパー３に当接させた後に、押圧
プッシャー４を回動させて押圧プッシャー４をワークａ
の終端部に当接させることができるようにしてある。こ
の押圧プッシャー４にも凹部６が形成され、ワークａへ
の当接状態において凹部６が凹溝２の始端部に連通する
ようにしてある。凹部６には吸引排出手段５としての吸
引ホース９が連通されている。しかして、吸引ホース９
にて凹部６内に浸入した塗料を吸引して排出することが
できるようにしてある。図中１２はパッキンである。
【００１０】このように、ワークａの凹溝２に塗装をお
こなうのに、コンベヤ１１にて搬送されたワークａの一
端面に受ストッパー３を当接する。そして、ワークａの
他端面に押圧プッシャー４を当接させる。かかる場合、
ワークａにおける凹溝２の両端の開口が受ストッパー３
及び押圧プッシャー４の凹部６に合致している。かかる
状態において、塗布ノズル１及びブロアー７にて凹溝２
に塗料を塗布するのであり、そして、凹溝２の端部から
の余分な塗料を凹部６に集め、凹部６から吸引ホース９
にて吸引して排出するのである。
こなうのに、コンベヤ１１にて搬送されたワークａの一
端面に受ストッパー３を当接する。そして、ワークａの
他端面に押圧プッシャー４を当接させる。かかる場合、
ワークａにおける凹溝２の両端の開口が受ストッパー３
及び押圧プッシャー４の凹部６に合致している。かかる
状態において、塗布ノズル１及びブロアー７にて凹溝２
に塗料を塗布するのであり、そして、凹溝２の端部から
の余分な塗料を凹部６に集め、凹部６から吸引ホース９
にて吸引して排出するのである。
【００１１】
【考案の効果】本考案は上述のように、ワークの凹溝内
に塗料を塗布する塗布ノズルと、ワークの一辺側の端面
に当接するとともに凹溝の一端に連通する凹部を形成し
た受ストッパーと、ワークの他辺側の端面に当接すると
ともに凹溝の他端に連通する凹部を形成してワークを受
ストッパー側に押圧する押圧プッシャーと、受ストッパ
ー及び押圧プッシャーにおける凹部の底部に連通して凹
部内に流入した余分の塗料を吸引排出する吸引排出手段
を備えているから、ワークの一端面に受ストッパーと当
接し、他端面に押圧プッシャーを当接させ、ワークにお
ける凹溝の両端の開口を受ストッパー及び押圧プッシャ
ーの凹部に合わせ、凹溝に塗装をおこなう場合に、凹溝
の端部からの余分な塗料を凹部に集め、凹部において吸
引排出手段にて余分な塗料を吸引排出し、余分な塗料に
てワークが汚されたり、流下する塗料にてコンベヤが汚
されるようなことがなく、凹溝がワークの端辺に開口す
る場合の凹溝の塗装を良好におこなえるという利点があ
る。
に塗料を塗布する塗布ノズルと、ワークの一辺側の端面
に当接するとともに凹溝の一端に連通する凹部を形成し
た受ストッパーと、ワークの他辺側の端面に当接すると
ともに凹溝の他端に連通する凹部を形成してワークを受
ストッパー側に押圧する押圧プッシャーと、受ストッパ
ー及び押圧プッシャーにおける凹部の底部に連通して凹
部内に流入した余分の塗料を吸引排出する吸引排出手段
を備えているから、ワークの一端面に受ストッパーと当
接し、他端面に押圧プッシャーを当接させ、ワークにお
ける凹溝の両端の開口を受ストッパー及び押圧プッシャ
ーの凹部に合わせ、凹溝に塗装をおこなう場合に、凹溝
の端部からの余分な塗料を凹部に集め、凹部において吸
引排出手段にて余分な塗料を吸引排出し、余分な塗料に
てワークが汚されたり、流下する塗料にてコンベヤが汚
されるようなことがなく、凹溝がワークの端辺に開口す
る場合の凹溝の塗装を良好におこなえるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示し、（ａ）は斜視図、
（ｂ）は斜視図、（ｃ）は斜視図、（ｄ）は断面図であ
る。
（ｂ）は斜視図、（ｃ）は斜視図、（ｄ）は断面図であ
る。
【図２】同上の作用を示す説明図である。
【図３】従来例を示し、（ａ）はワークの斜視図、
（ｂ）はワークの凹溝を示す断面図、（ｃ）は塗装状態
を示す説明図である。
（ｂ）はワークの凹溝を示す断面図、（ｃ）は塗装状態
を示す説明図である。
１ 塗布ノズル ２ 凹溝 ３ 受ストッパー ４ 押圧プッシャー ５ 吸引排出手段 ６ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 ワークの一辺から他辺に通じる凹溝内に
塗装をおこなう溝塗装装置であって、ワークの凹溝内に
塗料を塗布する塗布ノズルと、ワークの一辺側の端面に
当接するとともに凹溝の一端に連通する凹部を形成した
受ストッパーと、ワークの他辺側の端面に当接するとと
もに凹溝の他端に連通する凹部を形成してワークを受ス
トッパー側に押圧する押圧プッシャーと、受ストッパー
及び押圧プッシャーにおける凹部の底部に連通して凹部
内に流入した余分の塗料を吸引排出する吸引排出手段を
備えて成ることを特徴とする溝塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3962392U JPH0721253Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溝塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3962392U JPH0721253Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溝塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063469U JPH063469U (ja) | 1994-01-18 |
| JPH0721253Y2 true JPH0721253Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12558238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3962392U Expired - Lifetime JPH0721253Y2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | 溝塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721253Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP3962392U patent/JPH0721253Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH063469U (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951107 |