JPH07212293A - ディジタル移動無線機の同期語検出装置 - Google Patents

ディジタル移動無線機の同期語検出装置

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JPH07212293A
JPH07212293A JP6002119A JP211994A JPH07212293A JP H07212293 A JPH07212293 A JP H07212293A JP 6002119 A JP6002119 A JP 6002119A JP 211994 A JP211994 A JP 211994A JP H07212293 A JPH07212293 A JP H07212293A
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JP6002119A
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Yoshihiro Akita
芳宏 秋田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同期語検出のために生じる受信データの伝送遅
延を無くし、かつ構成の簡単なディジタル移動無線機の
同期語検出装置を提供する。 【構成】受信データの伝送路5から分岐する分岐路6
に、制御用物理スロットの第1の同期語パターンの第1
のビット長または通信用物理スロットの第2の同期語パ
ターンの第2のビット長の内の長い方のビット長に等し
いビット長を有するシフトレジスタ7を接続し、伝送路
5を伝送される受信データを、該シフトレジスタ7内で
所定のビット同期クロックに同期して1ビットづつ順次
シフトさせるとともに、制御用物理スロットであるか通
信用物理スロットであるかに応じて第1の同期語パター
ンまたは前記第2の同期語パターンをラッチ3に書き込
み、シフトレジスタ7の各ビットのデータとラッチ3に
書き込まれたデータとのディジタル相関をEXNORゲ
ート8でとることにより到来する同期語を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル移動無線機
の同期語検出装置に関し、特に同期語検出のための受信
データの伝送遅延時間を短縮するように改善されたディ
ジタル移動無線機の同期語検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル移動無線機の同期語検
出装置は図4に示すように構成されていた。
【0003】図4において、この装置が制御用物理スロ
ットを受信する場合は、制御部101からの信号によ
り、スイッチ104、105、106、115、116
は図示するように接点A側に切り替えられ、また、通信
用物理スロットを受信する場合は、制御部101からの
信号により、スイッチ104、105、106、11
5、116は図示と反対側の接点B側に切り替えられ
る。
【0004】ここで、制御用物理スロットのスロット構
成は、図5に示すように、2ビットのスタートパターン
SS、62ビットの前置データPR、32ビットの同期
語パターンUW、124ビットの制御データCACから
構成され、制御データCACは、その先頭に4ビットの
チャネル種別パターンCI、チャネル種別パターンCI
のすぐ後に識別パターンIDを有し、最後に16ビット
のチェックデータCRCを有しており、チャネル種別パ
ターンCIからチェックデータCRCまでがこの装置で
取り込まれる有効データを構成している。
【0005】また、通信用物理スロットのスロット構成
は、図6に示すように、2ビットのスタートパターンS
S、6ビットの前置データPR、16ビットの同期語パ
ターンUW、196ビットの通信データIから構成さ
れ、通信データIは、その先頭に4ビットのチャネル種
別パターンCI、チャネル種別パターンCIの次に低速
付随制御データSAを有し、低速付随制御データSAの
後に音声データTCHまたは高速付随制御データFAC
CHが続き、チャネル種別パターンCIから音声データ
TCHまたは高速付随制御データFACCHまでがこの
装置で取り込まれる有効データを構成している。
【0006】この装置が、制御用物理スロットの受信時
になると、まず制御部101の制御によりUWパターン
書込み部102が駆動され、UWパターン書込み部10
2から制御用物理スロットの32ビットの同期語バター
ンUWがラッチ103に書き込まれる。
【0007】また、受信データはスイッチ104の接点
Aを介してシフトレジスタ107に加えられ、この受信
データは、反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に同
期してシフトレジスタ107の各ステージを1ビットづ
つ順次シフトされる。
【0008】ここで、第4図ので示される地点におけ
る受信データが図7の(a)に示され、ビット同期クロ
ックBTRCK-(A)は図7の(b)に示され、この反転
ビット同期クロックBTRCK-(B)は図7の(c)に示
される。なお、図7の(a)において、データUW1か
らUW32までがこの装置の検出対象となる制御用物理
スロットの32ビットの同期語バターンUWである。
【0009】図7の(c)に示される反転ビット同期ク
ロックBTRCK-(B)に同期してシフトレジスタ107
の各ステージを1ビットづつ順次シフトされた受信デー
タは、シフトレジスタ107の最終ステージから出力さ
れ、スイッチ105の接点Aを通り、遅延回路111に
加えられる。
【0010】ここで、図4ので示される地点における
受信データは、32ビットのシフトレジスタ107を通
過してきたため、図7の(e)に示すように、で示さ
れる地点における受信データよりもT1時間だけ遅延さ
れている。
【0011】遅延回路111は、後述する説明から明ら
かになるように、スイッチ116を通って出力される有
効データゲート信号とのタイミング合わせをするもの
で、ビット同期クロックBTRCK-(A)の半周期分の遅
延時間T2を有している。
【0012】反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に
同期してシフトレジスタ107の各ステージを1ビット
づつ順次シフトされる受信信号、すなわち、シフトレジ
スタ107の各ステージのデータとラッチ103に書き
込まれた制御用物理スロットの32ビットの同期語パタ
ーンUWの対応するビットのデータはそれぞれEXNO
Rゲート108に加えられ、その相関がとられる。ここ
で、制御用物理スロットの同期語パターンUWの32ビ
ットがすべて誤りなく受信され、これがラッチ103に
書き込まれた制御用物理スロットの32ビットの同期語
パターンUWと一致すると、EXNORゲート108の
出力を加算する加算器109の計数値は32となる。こ
の加算器109の計数値はスイッチ106の接点Aを通
り、比較器110に加えられ、加算器109の計数値が
32であると、比較器110から制御用物理スロットの
同期語検出としてハイレベルの同期語検出信号が出力さ
れる。ここで比較器110からハイレベルの同期語検出
信号が出力されるタイミングは、図7(e)に示すよう
に、図4ので示される地点における受信データに同期
語のデータUW1が生じるタイミングTUWから時間α
(<1μs)経過したタイミングTUW+αである。
【0013】比較器110から出力されるハイレベルの
信号はフリップフロップ112のデータ入力Dに加えら
れ、フリップフロップ112は、図7の(c)に示され
る反転ビット同期クロックBTRCK-(B)の次の立上が
りでセットされ、フリップフロップ112の出力Qは図
7の(e´)に示すタイミングでハイレベルとなる。こ
のフリップフロップ112の出力Qから出力されたハイ
レベルの信号は、スイッチ115の接点Aを通り32ビ
ットのシフトレジスタ117に加えられ、シフトレジス
タ117の各ステージを図7の(b)に示されるビット
同期クロックBTRCK-(A)に同期して順次シフトさ
れ、シフトレジスタ117の最終ステージの出力はスイ
ッチ116の接点Aを通り、遅延回路111から出力さ
れる受信データのゲーティングを行う有効データゲート
信号となる。この有効データゲート信号は、図7の
(g)に示される。ここで、図7の(d)に示すところ
の図4ので示される地点における受信データの有効デ
ータ部分は、図7の(g)に示される有効データゲート
信号より時間T2だけ進んでいるので、図4に示した遅
延回路111により時間T2だけ遅延される。これによ
り遅延回路111から出力される受信データを図7の
(g)に示される有効データゲート信号でゲーティング
することにより受信データの有効データのみを取り出す
ことができる。このようにして取り出した有効データが
図7の(f)に示される。なお、シフトレジスタ117
のデータは、有効データの取り出しが終了すると、クリ
ア入力によりクリアされる。
【0014】この装置が、通信用物理スロットを受信す
る場合の動作も上述した制御用物理スロットを受信する
動作と基本的には同一である。ただし、通信用物理スロ
ットの受信時には、スイッチ104、105、106、
115、116が図示と反対側の接点B側に切り替えら
れ、受信データはスイッチ104の接点Bを通って16
ビットのシフトレジスタ113に加えられ、このシフト
レジスタ113の出力はスイッチ105の接点Bを通っ
て遅延回路111に加えられる。
【0015】また、UWパターン書込み部102は、ラ
ッチ103の1ビットから16ビットまでに通信用物理
スロットの16ビットの同期語パターンUWを書き込
み、反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に同期して
シフトレジスタ113の各ステージを1ビットづつ順次
シフトされる受信信号はラッチ103の1ビットから1
6ビットに書き込まれた通信用物理スロットの16ビッ
トの同期語パターンUWの対応するビットのデータとそ
れぞれEXNORゲートでその相関がとられる。この場
合は、通信用物理スロットの同期語パターンUWの16
ビットがすべて誤りなく受信され、これがラッチ103
に書き込まれた通信用物理スロットの16ビットの同期
語パターンUWと一致すると、EXNORゲートの出力
を加算する加算器114の計数値は16となり、この加
算器114の計数値はスイッチ106の接点Bを介して
比較器110に加えられ、ここで加算器114の計数値
が16に一致すると、通信用物理スロットの同期語検出
として比較器110からハイレベルの信号が出力され
る。この比較器110から出力されるハイレベルの信号
はフリップフロップ112、スイッチ115の接点B、
16ビットのシフトレジスタ118、スイッチ116の
接点Bを通り、遅延回路111から出力される受信デー
タのゲーティングを行う有効データゲート信号となる。
【0016】ところで、上述した従来の同期語検出装置
は、データ伝送路に、直接、同期語検出のためのシフト
レジスタを挿入する構成を取っているため、同期語検出
のために受信データに無視できない伝送遅延が生じると
いう問題があった。
【0017】例えば、ビット同期クロックBTRCK-
(A)の周波数を384kHzとすると、制御用物理スロ
ットの受信時には、伝送遅延T1は T1=2.6μs×{0.5+(32−1)}=81.9μs と遅延回路111による伝送遅延T2=1.3μsを加
算した83.2μsの遅延時間が生じ、通信用物理スロ
ットの受信時には、伝送遅延T1´は T1´=2.6μs×{0.5+(16−1)}=40.3μs と遅延回路111による伝送遅延T2=1.3μsを加
算した41.6μsの遅延時間が生じ、この伝送遅延が
ディジタル移動無線機において大きな問題となった。
【0018】また、従来の同期語検出装置は、多数のス
イッチが必要であり、また制御用物理スロットの受信時
と通信用物理スロットの受信時とでそれぞれ異なる回路
を使用するので、回路は複雑化し、1チップ化するとき
のゲート数が増加するという問題もあった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、上記従来
の同期語検出装置は、データ伝送路に、直接、同期語検
出のためのシフトレジスタを挿入する構成を取っている
ため、同期語検出のために受信データに無視できない伝
送遅延が生じるという問題があった。また、構成も複雑
で、1チップ化するときのゲート数が増加するという問
題もあった。
【0020】そこで、この発明は、同期語検出のために
生じる受信データの伝送遅延をできるだけ小さくし、か
つ構成の簡単なディジタル移動無線機の同期語検出装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、制御用物理スロット時は第1のビット
長の第1の同期語パターンからなり、通信用物理スロッ
ト時は第2のビット長の第2の同期語パターンからな
り、各スロット毎にバーストデータとして到来する同期
語を検出するディジタル移動無線機の同期語検出装置に
おいて、受信データの伝送路から分岐する分岐路に設け
られ、前記第1のビット長と第2のビット長の内の長い
方のビット長に等しいビット長を有し、前記伝送路を伝
送される受信データを所定のビット同期クロックに同期
して1ビットづつ順次シフトするシフトレジスタと、前
記制御用物理スロットであるか前記通信用物理スロット
であるかに応じて前記第1の同期語パターンまたは前記
第2の同期語パターンが書き込まれるラッチと、前記シ
フトレジスタの各ビットのデータと前記ラッチに書き込
まれたデータとのディジタル相関をとることにより到来
する前記同期語を検出する検出手段とを具備したことを
特徴とする。
【0022】
【作用】受信データの伝送路から分岐する分岐路に、制
御用物理スロットの第1の同期語パターンの第1のビッ
ト長または通信用物理スロットの第2の同期語パターン
の第2のビット長の内の長い方のビット長に等しいビッ
ト長を有するシフトレジスタを接続し、伝送路を伝送さ
れる受信データを、該シフトレジスタ内で所定のビット
同期クロックに同期して1ビットづつ順次シフトさせる
とともに、制御用物理スロットであるか通信用物理スロ
ットであるかに応じて第1の同期語パターンまたは前記
第2の同期語パターンをラッチに書き込み、シフトレジ
スタの各ビットのデータとラッチに書き込まれたデータ
とのディジタル相関を、検出手段でとることにより到来
する同期語を検出する。
【0023】
【実施例】以下、この発明に係わるディジタル移動無線
機の同期語検出装置の一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0024】図1は、この発明の一実施例に係わるディ
ジタル移動無線機の同期語検出装置の構成をブロック図
で示したものである。なお、この実施例においても、図
5に示したスロット構成をとる制御用物理スロットの3
2ビットからなる同期語バターンUWおよび、図6に示
したスロット構成をとる通信用物理スロットの16ビッ
トからなる同期語バターンUWを検出するものとする。
【0025】図1において、この実施例のディジタル移
動無線機の同期語検出装置においては、受信データを伝
送するデータ伝送路5に同期語検出のためのシフトレジ
スタを設ける構成はとらず、データ伝送路5から分岐し
た分岐路6に同期語検出のためのシフトレジスタ7を設
ける。このシフトレジスタ7は、上述した制御用物理ス
ロットの同期語パターンUWのビット長32と通信用物
理スロットの同期語パターンUWビット長16の内の長
い方のビット長、すなわち32ビットのビット長を有す
る。この実施例ではこの32ビットのビット長を有する
1つの32ビットシフトレジスタ7を用いて、制御用物
理スロットの32ビットの同期語パターンUWと通信用
物理スロットの16ビットの同期語パターンUWの両者
を検出する。
【0026】この実施例のディジタル移動無線機の同期
語検出装置は、制御用物理スロットの受信に際して、制
御部1は、UWパターン書き込み部2にUWパターン選
択情報を報知することにより、UWパターン書き込み部
2から、制御用物理スロットの32ビットの同期語パタ
ーンUWをラッチ3に書き込む。ここで、ラッチ3は3
2ビットのラッチからなり、制御用物理スロットの受信
に際してはラッチ3の1ビットから32ビットまでに制
御用物理スロットの32ビットの同期語パターンUWが
書き込まれる。また、制御部1は、スイッチ4を制御し
てその接点をA側に切り替える。
【0027】また、データ伝送路5を伝送される受信デ
ータは、分岐路6を通りシフトレジスタ7に加えられ、
反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に同期してこの
シフトレジスタ7の各ステージを1ビットづつ順次シフ
トされる。
【0028】反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に
同期してシフトレジスタ7の各ステージを1ビットづつ
順次シフトされる受信信号、すなわち、シフトレジスタ
7の各ステージのデータとラッチ3に書き込まれた制御
用物理スロットの32ビットの同期語バターンUWの対
応するビットのデータはそれぞれ32個のEXNORゲ
ート8に加えられ、各ビット毎にその相関がとられ、こ
の32個のEXNORゲート8出力は加算器9に加えら
れる。
【0029】ここで、制御用物理スロットの同期語パタ
ーンUWの32ビットがすべて誤りなく受信され、これ
がラッチ3に書き込まれた制御用物理スロットの32ビ
ットの同期語パターンUWと一致すると、32個のEX
NORゲート8の出力を入力する加算器9の計数値は3
2となる。
【0030】この加算器9の計数値はスイッチ4の接点
Aを通り、比較器10に加えられ、ここで、加算器9の
計数値が32であると、比較器10から制御用物理スロ
ットの同期語検出としてハイレベルの同期語検出信号が
出力される。
【0031】この比較器10から出力されるハイレベル
の同期語検出信号はフリップフロップ12のデータ入力
Dに加えられ、フリップフロップ12は、反転ビット同
期クロックBTRCK-(B)の次の立上がりでセットさ
れ、フリップフロップ12の出力Qはハイレベルとな
る。このフリップフロップ12の出力Qから出力された
信号は、遅延回路11から出力される受信データのゲー
ティングを行う有効データゲート信号となる。
【0032】上記動作を、図2に示したタイミングチャ
ートを参照して更に説明する。
【0033】この実施例において、データ伝送路5の第
1図ので示される地点における受信データが図2の
(a)に示され、周波数384kHzのビット同期クロ
ックBTRCK-(A)が図2の(b)に示され、シフトレ
ジスタ7およびフリップフロップ12に加えられる周波
数384kHzの反転ビット同期クロックBTRCK-
(B)が図2の(c)に示される。ここで、図2の(a)
に示されるデータUW1からUW32までがこの装置の
検出対象となる制御用物理スロットの32ビットの同期
語パターンUWである。
【0034】図1において、制御用物理スロットの同期
語パターンUWの32ビットがすべて誤りなく受信さ
れ、これがラッチ3に書き込まれた制御用物理スロット
の32ビットの同期語パターンUWと一致すると、32
個のEXNORゲート8の出力を入力する加算器9の計
数値は32となり、比較器10からハイレベルの同期語
検出信号が出力されるが、図1のシフトレジスタ7の最
終ステージから出力されるデータ、すなわち、図1の
の地点のデータは図2の(d)に示されるようになり、
この比較器10からハイレベルの同期語検出信号が出力
されるタイミングは、図2の(e)に示すように、図1
ので示される地点における受信データに同期語のデー
タUW1が生じるタイミングTUWから時間β(<1μ
s)経過したタイミングTUW+βである。
【0035】ここで、フリップフロップ12から出力さ
れる有効データゲート信号は、βが1μs以内なので図
2の(g)に示すようになる。したがって、図1に示し
たデータ伝送路5から出力される受信データを、図2の
(g)に示される有効データゲート信号でゲーティング
することにより受信データの制御用物理スロットの有効
データのみを取り出すことができる。このようにして取
り出した有効データが図2の(f)に示される。なお、
フリップフロップ12は、有効データの取り出しが終了
すると、クリア入力によりクリアされる。
【0036】かかる構成によると、従来、制御用物理ス
ロットの同期語パターンUWの検出に際して、83.2
μsの受信データの伝送遅延が生じていたのが伝送遅延
が無くなる。
【0037】また、この実施例のディジタル移動無線機
の同期語検出装置は、通信用物理スロットの受信に際し
て、制御部1は、UWパターン書込み部2にUWパター
ン選択情報を報知することにより、UWパターン書込み
部2から、通信用物理スロットの16ビットの同期語パ
ターンUWをラッチ3に書き込む。ここで、ラッチ3は
32ビットのラッチからなっているが、通信用物理スロ
ットの同期語パターンUWは16ビットであるので、ラ
ッチ3の1ビットから16ビットまでに通信用物理スロ
ットの16ビットの同期語パターンUWが書き込まれ
る。また、制御部1は、スイッチ4を制御してその接点
をB側に切り替える。
【0038】この場合、この装置に入力された受信デー
タは、データ伝送路5を伝送されて出力され、またデー
タ伝送路5を伝送される受信データは分岐路6を通りシ
フトレジスタ7に加えられ、反転ビット同期クロックB
TRCK-(B)に同期してこのシフトレジスタ7の各ステ
ージを1ビットづつ順次シフトされる。
【0039】反転ビット同期クロックBTRCK-(B)に
同期してシフトレジスタ7の各ステージを1ビットづつ
順次シフトされる受信信号、すなわち、シフトレジスタ
7の各ステージのデータとラッチ3に書き込まれた通信
用物理スロットの16ビットの同期語バターンUWの対
応するビットのデータはそれぞれ16個のEXNORゲ
ート8に加えられ、各ビット毎にその相関がとられ、こ
の16個のEXNORゲート8出力は加算器13に加え
られる。
【0040】ここで、通信用物理スロットの同期語パタ
ーンUWの16ビットがすべて誤りなく受信され、これ
がラッチ3に書き込まれた通信用物理スロットの16ビ
ットの同期語パターンUWと一致すると、16個のEX
NORゲート8の出力を入力する加算器13の計数値は
16となる。
【0041】この加算器13の計数値はスイッチ4の接
点Bを通り、比較器10に加えられ、ここで、加算器1
3の計数値が16であると、比較器10から通信用物理
スロットの同期語検出としてハイレベルの同期語検出信
号が出力される。
【0042】この比較器10から出力されるハイレベル
の同期語検出信号はフリップフロップ12のデータ入力
Dに加えられ、フリップフロップ12は、ビット同期ク
ロックBTRCK-(A)の立上がりでセットされ、フリッ
プフロップ12の出力Qはハイレベルとなる。このフリ
ップフロップ12の出力Qから出力された信号は、デー
タ伝送路5から出力される受信データのゲーティングを
行う有効データゲート信号となる。
【0043】上記動作を、図3に示したタイミングチャ
ートを参照して更に説明する。
【0044】この実施例において、データ伝送路5の第
1図ので示される地点における受信データが図3の
(a)に示され、周波数384kHzのビット同期クロ
ックBTRCK-(A)が図3の(b)に示され、シフトレ
ジスタ7およびフリップフロップ12に加えられる周波
数384kHzの反転ビット同期クロックBTRCK-
(B)が図3の(c)に示される。ここで、図3の(a)
に示されるデータUW1からUW16までがこの装置の
検出対象となる通信用物理スロットの16ビットの同期
語パターンUWである。
【0045】図1において、通信用物理スロットの同期
語パターンUWの16ビットがすべて誤りなく受信さ
れ、これがラッチ3に書き込まれた通信用物理スロット
の16ビットの同期語パターンUWと一致すると、16
個のEXNORゲート8の出力を入力する加算器13の
計数値は16となり、比較器10からハイレベルの同期
語検出信号が出力されるが、図1のシフトレジスタ7の
最終ステージから出力されるデータ、すなわち、図1の
の地点のデータは図3の(d)に示されるようにな
り、この比較器10からハイレベルの同期語検出信号が
出力されるタイミングは、図3の(e)に示すように、
図1ので示される地点における受信データに同期語の
データUW1が生じるタイミングTUWから時間β´(<
1μs)経過したタイミングTUW+β´である。
【0046】ここで、フリップフロップ12から出力さ
れる有効データゲート信号は、β´が1μs以内なので
図3の(g)に示すようになる。したがって、図1に示
したデータ伝送路5から出力される受信データを、図3
の(g)に示される有効データゲート信号でゲーティン
グすることにより受信データの通信用物理スロットの有
効データのみを取り出すことができる。このようにして
取り出した有効データが図3の(f)に示される。な
お、フリップフロップ12は、有効データの取り出しが
終了すると、クリア入力によりクリアされる。
【0047】かかる構成によると、従来、通信用物理ス
ロットの同期語パターンUWの検出に際して、41.6
μsの受信データの伝送遅延が生じていたのが伝送遅延
が無くなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
従来、受信データの伝送路に直接挿入していた同期語検
出のためのシフトレジスタを受信データの伝送路から分
岐する分岐路に配設して同期語検出を行うように構成し
たため、同期語検出のための受信データの伝送遅延を、
制御用物理スロットの同期語検出に際しては、83.2
μsから0μsに短縮でき、通信用物理スロットの同期
語検出に際しては、41.6μsから0μsに短縮する
ことができ、また、制御用物理スロットの同期語検出の
ためのシフトレジスタを通信用物理スロットの同期語検
出のためのシフトレジスタと共用しているため、シフト
レジスタも1個ですみ、また制御用物理スロットの同期
語検出時と通信用物理スロットの同期語検出時で切り替
えるスイッチの数も大幅に少なくすることができ、構成
が大幅に簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるディジタル移動無
線機の同期語検出装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した実施例の制御用物理スロットの受
信時の動作を説明するタイミング。
【図3】図1に示した実施例の通信用物理スロットの受
信時の動作を説明するタイミング。
【図4】ディジタル移動無線機の同期語検出装置の従来
の構成を示すブロック図。
【図5】制御用物理スロットのスロット構成を示す図。
【図6】通信用物理スロットのスロット構成を示す図。
【図7】図4に示した従来のディジタル移動無線機の同
期語検出装置の制御用物理スロットの受信時の動作を説
明するタイミングチャート。
【符号の説明】
1,101 制御部 2,102 UWパターン書込み部 3,103 ラッチ 4,104,106,106,115,116 スイ
ッチ 5 データ伝送路 6 分岐路 7,107,113,117,118 シフトレジス
タ 8,108 排他的論理和ゲート 9,13,109,114 加算器 10,110 比較器 12,112 フリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用物理スロット時は第1のビット長
    の第1の同期語パターンからなり、通信用物理スロット
    時は第2のビット長の第2の同期語パターンからなり、
    各スロット毎にバーストデータとして到来する同期語を
    検出するディジタル移動無線機の同期語検出装置におい
    て、 受信データの伝送路から分岐する分岐路に設けられ、前
    記第1のビット長と第2のビット長の内の長い方のビッ
    ト長に等しいビット長を有し、前記伝送路を伝送される
    受信データを所定のビット同期クロックに同期して1ビ
    ットづつ順次シフトするシフトレジスタと、 前記制御用物理スロットであるか前記通信用物理スロッ
    トであるかに応じて前記第1の同期語パターンまたは前
    記第2の同期語パターンが書き込まれるラッチと、 前記シフトレジスタの各ビットのデータと前記ラッチに
    書き込まれたデータとのディジタル相関をとることによ
    り到来する前記同期語を検出する検出手段とを具備した
    ことを特徴とするディジタル移動無線機の同期語検出装
    置。
JP6002119A 1994-01-13 1994-01-13 ディジタル移動無線機の同期語検出装置 Pending JPH07212293A (ja)

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