JPH0721185Y2 - 飲食用具 - Google Patents

飲食用具

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JPH0721185Y2
JPH0721185Y2 JP1990022472U JP2247290U JPH0721185Y2 JP H0721185 Y2 JPH0721185 Y2 JP H0721185Y2 JP 1990022472 U JP1990022472 U JP 1990022472U JP 2247290 U JP2247290 U JP 2247290U JP H0721185 Y2 JPH0721185 Y2 JP H0721185Y2
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JP
Japan
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handle body
handle
rib
ribs
spoon
Prior art date
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JP1990022472U
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JPH03112063U (ja
Inventor
文明 谷合
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合成樹脂により形成されたスプーン、ナイフ、
フォーク等の飲食用具に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、例えば全体が合成樹脂によって形成されたスプー
ンとしては、長尺薄板状をなす柄本体と、その前端に形
成されたすくい部とからなるものが一般的である。とこ
ろが、このように柄本体が長尺薄板状をなしていると、
柄本体はスプーンの製造後(成形後)に残留応力によっ
て厚み方向へ反りやすい。従って、柄本体が真っ直ぐと
なるようにスプーンを成形することが困難であった。
また、前記スプーンの使用時に柄本体に対し厚さ方向へ
力が加わったり、ねじり力が加わったりした時、これら
の力に対する柄本体の強度が十分でなく、これが撓んだ
りねじれたりするという問題があった。
さらに、合成樹脂製のスプーンの場合には、柄本体の表
面が平滑であるため、すくい部にて飲食物をすくう際に
柄本体の長さ方向に沿って力を加えると、スプーンを把
持する指の腹が柄本体の表面上を滑ってしまい、スプー
ンを指先にて確実に把持できないという問題もあった。
本考案は前述したような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、製造後において残留応力により柄本体
が反るのを防止して確実に所定形状の製品を成形するこ
とができ、また、柄本体の強度を高めることにより、使
用時において柄本体に厚さ方向へ力が加わったり、ねじ
り力が加わったりしても同柄本体が撓んだりねじれたり
するのを防止でき、さらには飲食用具の使用時において
柄本体の長さ方向へ力を加えた場合にも柄本体の表面上
を指の腹が滑ったりすることなく確実に柄本体を把持す
ることができる、使い勝手のよい飲食用具を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために第1の考案は長尺薄板状をな
す柄本体と、その前端に形成された作用部とを備えた合
成樹脂製の飲食用具において、前記柄本体には、柄本体
の両側縁にて柄本体の長さ方向へ延びる一対の第1のリ
ブと、前記両第1のリブの間にて外部露出する柄本体の
表面上から突出して柄本体の幅方向へ延びる第2のリブ
とを形成した飲食用具をその要旨とする。
また、第2の考案は前記第1の考案に加え、柄本体の少
なくとも一部を、その長さ方向へ連続して起伏するよう
に湾曲又は屈曲させて第2のリブを形成した飲食用具を
その要旨とする。
[作用] 第1の考案では柄本体に、その長さ方向へ延びる第1の
リブと幅方向へ延びる第2のリブとが形成されているの
で、単に柄本体が長尺薄板状に形成された従来の飲食用
具に比較して柄本体の強度が高められる。そのため、成
形後においてたとえ柄本体に残留応力が作用しても、そ
の残留応力は第1のリブによって受け止められ、同柄本
体の厚さ方向への反りが防止される。
また、前記と同様に飲食用具の使用時において柄本体に
厚さ方向へ力が加わった場合にも、その力は第1のリブ
によって受け止められ、同柄本体の撓みが防止される。
さらに、使用時において柄本体にねじり力が加わった場
合には、そのねじり力が第2のリブによって受け止めら
れ、同柄本体のねじれが防止される。
また、飲食用具の使用時において、柄本体の長さ方向へ
力を加えた場合には第2のリブが指の腹に引っ掛かって
滑り止めとして機能する。
特に、第2の考案では柄本体の少なくとも一部を、その
長さ方向へ連続して起伏するように湾曲又は屈曲させる
ことにより第2のリブが形成されているので、この第2
のリブによってねじり力に対する柄本体の強度が効果的
に高められる。
[実施例] 以下、本考案をスプーンに具体化した一実施例を第1〜
3図に従って説明する。
第1図に示す本実施例のスプーン1は、全体がポリスチ
レン樹脂によって形成されている。このスプーン1は前
後(図の左右)に細長い形状をなす柄部2と、その前端
に一体形成された作用部としてのすくい部3とから構成
され、両者の境界部分はくびれている。
第2図に示すように、前記柄部2の大半部分を構成する
柄本体4は、前半部と後半部とで形状が異なっている。
すなわち、柄本体4の前半部は前後方向へ連続して起伏
するように波形状に湾曲形成されており、この湾曲部分
が柄本体4の幅方向へ延びる複数の第2のリブ7となっ
ている。また、柄本体4の後半部は平板状に形成されて
いる。柄本体4の両側縁には前後方向へ延びる一対の第
1のリブ5が形成されている。これらの第1のリブ5は
柄本体4から表側及び裏側へそれぞれ突出しており、柄
本体4の強度を高めている。
また、第3図に示すように、スプーン1の裏面において
すくい部3と柄部2との境界部分には、前後に細長い補
強用突起6が一体形成されている。
前記のように構成された本実施例のスプーン1では、
柄本体4の両側縁に前後方向へ延びる一対の第1のリブ
5が形成されていることと、柄本体4の前半部に幅方
向へ延びる複数の第2のリブ7が形成されていることか
ら、単に柄本体4が長尺薄板状に形成された従来技術に
比較して柄本体4全体の強度が高められる。そのため、
成形後においてたとえ柄本体4に残留応力が作用して
も、その残留応力は両第1のリブ5によって受け止めら
れ、同柄本体4の反りが防止される。
また、スプーン1の使用時において柄本体4に厚さ方向
へ力Fa(第2図参照)が加わった場合にも、その力Faは
両第1のリブ5によって受け止められ同柄本体4の撓み
が防止される。さらに、使用時において柄本体4にねじ
り力Fb(第1図参照)が加わった場合には、そのねじり
力Fbが柄本体4前半部の第2のリブ7によって受け止め
られ同柄本体4のねじれが防止される。特に、本実施例
では、柄本体4の前半部を前後方向へ連続して起伏する
ように波形状に湾曲させることにより複数の第2のリブ
7を形成したので、柄本体4の板厚を大きくすることな
く、前記ねじり力Fbに対する柄本体4の強度を効果的に
高めることができた。
また、本実施例では柄本体4とすくい部3との境界部分
に設けられた突起6によって、同境界部分の強度が高め
られる。そのため、使用時にすくい部3に力Fc(第2図
参照)が加わってもその力Fcは突起6によって受け止め
られ、同すくい部3の撓みが防止される。なお、この突
起6はスプーン1の裏面に設けられているので、同突起
6によってスプーン1全体の見栄えが損なわれることは
ない。
さらに、すくい部3にて飲食物をすくう際、柄本体4の
長さ方向へ力を加えたときには第2のリブ7が指の腹に
引っ掛かって滑り止めとして機能するので、スプーン1
の柄部2を把持した指先が柄本体4の表面上で滑ること
もない。
本考案は前記実施例の構成に限定されるものではなく、
例えば以下のように考案の趣旨から逸脱しない範囲で任
意に変更してもよい。
(1)前記実施例では柄本体4の前半部を波形状に湾曲
形成したが、これを鋸刃状に屈曲形成してもよい。
(2)柄本体4の全体を波形状に湾曲形成したり、同柄
本体4の前半部を平板状に形成するとともに後半部を波
形状に湾曲形成したり、さらには、任意の部位を湾曲形
成したりしてもよい。
(3)本考案はスプー1以外にも、第4図に示す先割れ
スプーンや、第5図に示すフォークや、第6図に示すナ
イフ等の各種飲食用具、さらにはピック等の調理用具に
具体化することもできる。これらの場合には作用部3の
形状が各々異なるが、いずれも前記実施例と同様の作用
及び効果を奏する外、用具によっては第2のリブ7が柄
部2自体の滑り防止用として機能し、特にナイフ、フォ
ーク又はピック等の柄に効果的である。
(4)前記実施例におけるすくい部3と柄本体4との境
界部分の突起6を適宜省略することができる。
(5)前記実施例では柄本体4を波形状に湾曲させて第
2のリブ7を形成したが、平板状の柄本体4に幅方向へ
延びる突起を設け、この突起によって第2のリブを構成
してもよい。この場合、突起の数は特に限定を受けな
い。
[考案の効果] 以上詳述したように第1の考案によれば、製造後におい
て残留応力により柄本体が反るのを防止できるので、確
実に所定形状の製品を成形することが可能となる。ま
た、柄本体の強度を高めることにより、使用時において
柄本体に厚さ方向へ力が加わったり、ねじり力が加わっ
たりしても同柄本体が撓んだりねじれたりするのを防止
できる。
さらに、飲食用具の使用時においては柄本体のねじれ防
止機能を発揮する第2のリブが柄本体の長さ方向に対す
る滑り防止機能をも発揮するので、飲食用具を使用する
際に柄本体の長さ方向へ力を加えても指の腹は前記第2
のリブに引っ掛かって柄本体の表面上を滑ることがな
く、柄本体を確実に把持することができる。
従って、本考案の飲食用具は従来のものに比べ使い勝手
が向上する。
特に、第2の考案では柄本体をその長さ方向へ連続して
起伏するように湾曲又は屈曲させて第2のリブを形成し
たので、柄本体の板厚を変えることなくこの第2のリブ
によってねじり力に対する柄本体の強度を効果的に高め
ることができる。また、湾曲部分又は屈曲部分が飲食用
具の使用時に柄本体の滑り止めとして機能する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案をスプーンに具体化した一実施例を
示し、第1図は斜視図、第2図は断面図、第3図は背面
図、第4図は本考案を先割れスプーンに具体化した一実
施例の斜視図、第5図は本考案をフォークに具体化した
一実施例の斜視図、第6図は本考案をナイフに具体化し
た一実施例の斜視図である。 3……作用部としてのすくい部、4……柄本体、5……
第1のリブ、7……第2のリブ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺薄板状をなす柄本体(4)と、その前
    端に形成された作用部(3)とを備えた合成樹脂製の飲
    食用具において、 前記柄本体(4)には、柄本体(4)の両側縁にて柄本
    体(4)の長さ方向へ延びる一対の第1のリブ(5)
    と、前記両第1のリブ(5)の間にて外部露出する柄本
    体(4)の表面上から突出して柄本体(4)の幅方向へ
    延びる第2のリブ(7)とを形成したことを特徴とする
    飲食用具。
  2. 【請求項2】柄本体(4)の少なくとも一部を、その長
    さ方向へ連続して起伏するように湾曲又は屈曲させて第
    2のリブ(7)を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の飲食用具。
JP1990022472U 1990-03-05 1990-03-05 飲食用具 Expired - Lifetime JPH0721185Y2 (ja)

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JP1990022472U JPH0721185Y2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 飲食用具

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JP1990022472U JPH0721185Y2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 飲食用具

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JPH03112063U JPH03112063U (ja) 1991-11-15
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