JPH07211485A - インバータ式x線高電圧装置 - Google Patents

インバータ式x線高電圧装置

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JPH07211485A
JPH07211485A JP309294A JP309294A JPH07211485A JP H07211485 A JPH07211485 A JP H07211485A JP 309294 A JP309294 A JP 309294A JP 309294 A JP309294 A JP 309294A JP H07211485 A JPH07211485 A JP H07211485A
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JP
Japan
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voltage
inverter
converter
current
power supply
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JP309294A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takano
博司 高野
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電源を整流するコンバータの出力電圧を
平滑コンデンサで平滑した後、インバータで高周波交流
に変換し、それを昇圧して整流し、X線管に与えるもの
で、管電圧の目標値と実際値の一致をとるべくインバー
タを制御する回路を備えたインバータ式X線高電圧装置
において、電源電圧歪みと皮相電力を低減し、またイン
バータでの損失と電磁ノイズを低減する。 【構成】 交流電源各相に接続され平滑コンデンサの正
側へ電流を供給する自己消弧可能スイッチ、及び交流電
源各相に接続され平滑コンデンサの負側から交流電源側
へ電流を流す自己消弧可能スイッチを備えたコンバータ
1と、このコンバータの出力電圧が目標電圧値に一致す
るように制御するコンバータ制御回路31とを設け、交
流入力電流を正弦波状に変化させ、かつ相電圧に同期さ
せ、またコンバータ出力電圧を最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を一旦、直流
に変換し、この直流をインバータを用いて高周波の交流
に変換し、その出力電圧を高電圧変圧器で昇圧すると共
に整流して直流の高電圧を発生し、これをX線管に印加
してX線を放射するインバータ式X線高電圧装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインバータ式X線高電圧
装置は、図6に示すように商用の3相交流電源U,V,
Wからの交流電圧をダイオード40〜45で構成された
3相全波整流回路(以下、単にコンバータと呼ぶ)1′
で直流電圧に変換し、これをコンデンサ6で平滑してイ
ンバータ2へ入力していた。
【0003】インバータ2は、コンデンサ7と高電圧変
圧器5の漏れインダクタンスとの共振現象を利用してイ
ンバータ2の位相差と周波数を制御することにより負荷
であるX線管4に管電圧を印加するものである。すなわ
ち、インバータ2から出力された交流電圧を前記高電圧
変圧器5で昇圧し、これを高電圧整流回路3で高電圧の
直流に変換してX線管4に印加していた。
【0004】このコンバータ1′の出力電圧は、U,
V,Wの線間電圧のピーク値を最大電圧として、平滑コ
ンデンサ6の容量とインバータ2へ供給する電力に応じ
てやや電圧が下がり、線間電圧と同程度を最低電圧とし
て、ほぼ線間電圧〜線間電圧×√2の範囲になり、積極
的にこれを制御することはできない。
【0005】インバータ2は実際の管電圧Vx を検出
し、これと目標値 kVrとをインバータ制御回路32に
入力してインバータ2の位相差と周波数を求め、これを
制御する。管電流は、フィラメント加熱回路(図示せ
ず)によってX線管4のフィラメントの温度を調節する
ことによって制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、コ
ンバータ1′の出力電圧、すなわちインバータ2の入力
電圧を任意に設定することができず、これによって、イ
ンバータ2で大きな電力損失が発生したり、電磁ノイズ
が生じるという問題点があった。
【0007】また、交流電源U,V,Wからコンバータ
1′に供給される電流が急峻に変化し、電源電圧に電圧
歪み生じさせたり、皮相電力が大きくなって電源設備に
負担をかけるという問題点もあった。以下、これらの問
題点について詳細に説明する。
【0008】まず、インバータ2の入力電圧を任意に設
定できないために電力損失と電磁ノイズが生じる問題点
について説明する。
【0009】図7はインバータ2の位相差によってイン
バータ2の出力電圧を制御し、結果として、管電圧を制
御する原理を説明するためのインバータ動作を示すタイ
ミング図である。図6におけるインバータ2の各スイッ
チ16〜19は、図7(a)〜(d)に示すように、ス
イッチ16に対してスイッチ19を位相差φ1だけ遅ら
せ、スイッチ17に対してスイッチ18を位相差φ1だ
け遅らせてオン,オフする。また上下のスイッチ、すな
わちスイッチ16と17、スイッチ18と19とは位相
を90゜ずらしてオン,オフする。このとき、インバー
タ2の出力側に接続されたコンデンサ7と高電圧変圧器
5の漏れインダクタンスとで共振電流が流れ、スイッチ
16〜19と逆並列ダイオード26〜29とに流れる電
流は、各々図7(e)〜(h)に示すようになる。ま
た、インバータ2の出力電圧は図7(j)に示すよう
に、出力電流は図7(i)に示すようになる。
【0010】図8は、このときの位相差φと管電圧の関
係を示している。位相差φが小さいほど高い管電圧が出
力され、φが180゜で出力がゼロになる。また、X線
管4に流れる電流(以下、管電流という)が大きいとき
と小さいときでは同じ位相差でも出力電圧が違う。更
に、この図8ではコンバータ出力電圧(管電圧)が低い
ときの特性を実線で、コンバータ出力電圧(管電圧)が
高いときは点線で示している。
【0011】このように位相差φか、コンバータ出力電
圧を変化させることによって所望の管電圧を得ることが
できる。例えば管電流が小さいとき、ある管電圧を得る
には、コンバータ出力電圧を低くし位相差をφ1として
もよいし、コンバータ出力電圧を高くしておいて位相差
をφ2としてもよいことになる。
【0012】次に図7に戻り、コンバータ出力電圧の大
きさによって、インバータ2のスイッチ16〜19の電
流と電圧波形が異なることを説明する。
【0013】図7において、点線で示す波形は、コンバ
ータ出力電圧が高いときの各部の電流と電圧を示してい
る。コンバータ出力電圧が高いときは、位相差をφ1よ
り大きいφ2として、スイッチ16と19、あるいはス
イッチ17と18の重なりを小さくし、インバータの出
力電圧を図7(j)の点線に示すようにすることによっ
て、結果的に所望の管電圧を得る。
【0014】しかしこのとき、インバータ2を構成する
スイッチ16〜19には、図7(e)〜(h)の点線で
示すような波形で電流が流れる。これは、スイッチ1
6,17についてはターンオフ、スイッチ18,19に
ついてはターンオンする電流が大きいばかりでなく、電
流のピーク値も大きくなり、コンバータ出力電圧が低い
場合に比べてスイッチ16〜19や高電圧変圧器5で発
生する損失や電磁ノイズは著しく大きい。
【0015】そして従来装置は、図6で示したように、
コンバータ1′がダイオードで構成されているために、
インバータ2の入力電圧を適正に制御して位相差φを小
さく、すなわち、インバータ2で生じるスイッチ16〜
19の損失や電磁ノイズを最小に抑制することができな
かった。このため、特にX線管4に供給する電力が小さ
いときに、インバータ2のスイッチ16〜19が発熱し
たり、電磁ノイズによってこのインバータ式装置周囲に
ある図示しないモニタや各種画像処理装置などに悪影響
を与えるものであった。
【0016】次に、ダイオード40〜45による全波整
流回路で構成されたコンバータ1′を用いている従来装
置において、交流入力電流が急峻に変化し、皮相電力が
大きくなったり交流電源U,V,Wに大きな歪みを生じ
させる問題点について説明する。
【0017】図9は、従来装置についてU相の交流入力
電圧(ここでは、線間電圧ではなく相電圧で表現してい
る)と交流入力電流を表している。ダイオード40〜4
5で整流し、平滑コンデンサ6で出力電圧を平滑するコ
ンバータ1′では、交流入力電流はピークが大きく尖っ
た波形になる。このように急峻な電流によって、図9に
示すように相電圧に歪みを生じさせる。この電圧歪み
は、同じ電源設備(図示せず)に接続された周囲の機器
の電源電圧をも変動させ、故障や誤動作の原因になっ
た。
【0018】また図9で、各時刻における相電圧と交流
入力電流との積から求められる皮相電力は非常に大き
く、実際にエネルギとしてインバータ式X線高電圧装置
に取り込むことのできる有効電力との比にあたる力率
(=有効電力/皮相電力)は0.3〜0.8程度であ
る。したがって、実際に必要な電力の1.3〜3倍もの
皮相電力を電源設備から供給しなければならず、電源設
備の設置や保守に多大な経費を要していた。
【0019】本発明の目的は、インバータで生じる損失
と電磁ノイズを低減し、また電源電圧の歪みと皮相電力
を低減することのできるインバータ式X線高電圧装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、交流電源を
受電しこれを整流するコンバータと、このコンバータの
出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、この平滑コンデ
ンサの出力電圧を高周波の交流に変換するインバータ
と、このインバータの出力電圧を昇圧する高電圧変圧器
と、この高電圧変圧器の出力を整流してX線管に与える
高電圧整流回路と、目標管電圧値を入力しこれと前記X
線管の実際の管電圧が一致するように前記インバータを
制御するインバータ制御回路とを備えてなるインバータ
式X線高電圧装置において、前記交流電源の各相に接続
され前記平滑コンデンサの正側へ電流を供給する自己消
弧可能なスイッチ、及び前記交流電源の各相に接続され
前記平滑コンデンサの負側から前記交流電源側へ電流を
流す自己消弧可能なスイッチを備えてなるコンバータ
と、このコンバータをその出力電圧が目標電圧値に一致
するように制御するコンバータ制御回路とを設けること
によって達成される。
【0021】
【作用】このように構成された本発明のインバータ式X
線高電圧装置では、交流電源に接続された自己消弧可能
なスイッチにより交流電源から供給させる電流を適宜制
御することができる。これによって、急峻な変化や高い
ピーク電流を抑制しつつ電力を受電することができ、交
流入力電流を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期
させることができ、このため、有害な電源電圧の歪みと
皮相電力を低減することができる。また、コンバータの
出力電圧を任意に制御することができるので、コンバー
タの出力電圧を調整して最適化し、インバータのスイッ
チで生じる損失と電磁ノイズを最小限に抑制できること
になる。
【0022】
【作用】このように構成された本発明のインバータ式X
線高電圧装置では、交流電源に接続された自己消弧可能
なスイッチにより交流電源から供給させる電流を適宜制
御することによって、急峻な変化や高いピーク電流を抑
制しつつ電力を受電することができ、かつコンバータの
出力電圧を任意に制御することができるので、インバー
タのスイッチで生じる損失と電磁ノイズを最小限に抑制
することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるインバータ式X線高電圧装
置の第1の実施例を示す回路図である。この図1におい
て、51〜53は交流電源U,V,Wの各相U,V,W
に挿入したリアクトルである。61〜63はリアクトル
51〜53に接続されたコンデンサで、このコンデンサ
51〜53はスター結線されている。
【0024】10〜15はスイッチ、ここでは絶縁ゲー
ト型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTとい
う)、20〜25はIGBT10〜15に直列に接続さ
れたダイオードである。これらIGBT10〜15とダ
イオード20〜25で各々自己消弧型スイッチを構成
し、それら6組の自己消弧型スイッチでコンバータ1を
構成している。
【0025】54は上記コンバータ1に接続されたリア
クトル、6はコンバータ1の出力電流を電圧に変換する
ための平滑コンデンサ、16〜19はスイッチ、ここで
はIGBT、26〜29はIGBT16〜19に逆並列
に接続されたダイオードである。このIGBT16〜1
9とダイオード26〜29でインバータ2を構成してい
る。
【0026】7はインバータ2の出力側に挿入された共
振用コンデンサ、5はインバータ2と共振用コンデンサ
7とに接続され、インバータ出力電圧を昇圧し高周波の
交流高電圧を発生するための高電圧変圧器、3は高電圧
変圧器5の2次側に接続された高電圧整流回路、4は高
電圧整流回路3に接続されたX線管である。
【0027】31はコンバータ1のIGBT10〜15
を制御するコンバータ制御回路で、詳細を後述する。3
2はX線管4の両端の電圧(実際の管電圧)Vx を検出
し、これと目標値 kVrとによりインバータ2のIGB
T16〜19を制御するインバータ制御回路である。
【0028】以下、上述構成の本発明装置の動作を説明
するが、平滑コンデンサ6以降の各部の動作については
従来装置と同様であるのでその説明を省略する。すなわ
ち本発明装置は、自己消弧可能なスイッチを用いてコン
バータ1を構成した点に大きな特徴があるもので、ま
ず、このコンバータ1の動作について図2を併用して説
明する。図2はコンバータ1のIGBT10〜15の動
作(スイッチング動作)を概念的に示したタイミング図
である。
【0029】コンバータ1のIGBT10〜15は、以
下の規則(1)〜(3)に従って一定周期毎にオン,オ
フ動作させる。なお、この実施例では、説明を簡単化す
るためにIGBT10〜15は一定周期毎に動作させて
いるが、必ずしもそうである必要はない。
【0030】(1)上側のIGBT10,12,14の
少なくとも1つはオンさせ、下側のIGBT11,1
3,15の少なくとも1つはオンさせることによって、
リアクトル54に連続的に電流を流す。 (2)図2において、例えば区間Iのとき、U相から供
給する電流を増加させたいときには、IGBT10のオ
ン時間を長くする。同様にV相から供給する電流を増加
させたいときは、IGBT14のオン時間を長くする。
そして残りの時間はIGBT12をオンさせる。 (3)このとき、IGBT13はオンさせておく。
【0031】コンバータ制御回路31は、上記規則
(1)〜(3)に基づいてコンバータ1を構成するスイ
ッチであるIGBT10〜15のオン,オフを制御する
もので、コンバータ出力電圧の目標値V1 に一致するよ
うに、コンバータ1の出力電圧(平滑コンデンサ6の両
端の電圧Vc )を検出して上記制御をするものである。
【0032】このように、本発明装置は、図2中、区間
I〜VIに対応して図2に示すようにコンバータ1(I
GBT10〜15)を制御するもので、これにより、交
流入力電流は自由に制御できるようになり、交流入力電
流を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同期させるこ
とができる。
【0033】図3は、本発明の上述第1の実施例におけ
る交流電源U,V,Wの相電圧と入力電流波形を示す図
で、この図3で示すように、本発明によれば電源電圧の
歪みと皮相電力を低減することができる。また、交流入
力電流が制御可能になると、結果的にコンバータ1の出
力電圧を調整して最適化可能となり、インバータ2での
損失と電磁ノイズを低減できることになる。
【0034】なお交流リアクトル51〜53は、本発明
装置の電源設備(図示せず)のインダクタンスと、コン
バータ1のスイッチングによって生じる電圧変動を電源
側へ戻さないように、必要に応じて付加したリアクトル
とを表わすもので、動作原理上は必ずしも必要とするも
のではない。
【0035】コンデンサ61〜63も同様に、リアクト
ル51〜53と共にコンバータ1のスイッチングによる
高周波の電圧変動を電源側へ戻すことを防ぐため、ま
た、リアクトル51〜53に流れる電流を連続させてサ
ージ電圧の発生することを防ぐ目的で設けてあり、動作
原理上は必ずしも必要とするものではない。
【0036】ダイオード20〜25は、IGBT10〜
15に流れる電流が一定方向になるように、また、逆電
圧がかからないように挿入してある。ゲート・ターンオ
フ・サイリスタ(GTO)に代表されるように、元々一
方向にしか電流を流せないスイッチを用いた場合には不
要である。
【0037】リアクトル54は、コンバータ1の出力電
流を連続させ、電源電圧(相電圧)がゼロ付近のとき
も、交流入力電流を流し続けることができるように設け
てある。しかし、この電流が僅かに断続してもよいのな
ら、省略してもよい。
【0038】図4は、本発明装置の第2の実施例とし
て、交流電源U,V,Wとコンバータ1との接続部の前
記コンデンサ61〜63を線間に挿入した場合を示す回
路図である。これらのコンデンサ61〜63の接続方法
はΔ型でもスター型でもよい。
【0039】図5は、第3の実施例として、本発明を単
相交流電源用のインバータ式X線高電圧装置に適用した
場合を示す回路図である。単相交流電源U,Wでは、I
GBT10〜15とダイオード20〜25による4組の
自己消弧型スイッチでコンバータ1を構成する。入力の
各相には、リアクトル51と53、線間にコンデンサ6
1を挿入し、電源側へ高周波の電圧変動が戻ることを防
いでいる。リアクトル54と平滑コンデンサ6は第1の
実施例と同様である。
【0040】なお上述実施例では、コンバータ1を構成
するスイッチとしてIGBTを用いたが、IGBTに代
えて、バイポーラトランジスタ、電解効果トランジスタ
(MOS−FET)などの他の自己消弧型のスイッチを
用いてもよい。また、MOSコントロールドサイリスタ
( MCT)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)な
どのように逆方向に電流が流れないスイッチを使用した
場合には、IGBTに接続された逆電流阻止用のダイオ
ードは不要となる。
【0041】また上述実施例では、インバータ2が位相
差によって管電圧を制御する方式であったが、パルス幅
変調や周波数変調など他の制御方式であってもよい。ま
たインバータ2では管電圧を制御せず、単に直流−交流
変換だけを行い、コンバータ1で管電圧を制御するよう
にしてもよい。更に上述実施例では、インバータ2の出
力側に共振用コンデンサ7を設けたが、これは必ずしも
なくてよい。
【0042】
【発明の効果】以上で説明したように本発明によれば、
交流入力電流を正弦波状に変化させ、かつ、相電圧に同
期させることができる。このため、有害な電源電圧の歪
みと皮相電力を低減することができる。また、コンバー
タの出力電圧を調整して最適化し、インバータでの損失
と電磁ノイズを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施例を示す回路図であ
る。
【図2】図1中のコンバータのIGBTの動作を示すタ
イミング図である。
【図3】本発明装置による相電圧,交流入力電流の波形
図である。
【図4】本発明装置の第2の実施例の要部を示す回路図
である。
【図5】本発明装置の第3の実施例の要部を示す回路図
である。
【図6】従来装置を示す回路図である。
【図7】図6中のインバータの動作を示すタイミング図
である。
【図8】図7中の位相差φと管電圧の関係を示すグラフ
である。
【図9】従来装置による相電圧,交流入力電流の波形図
である。
【符号の説明】
U,V,W 交流電源 1,1′コンバータ、 2 インバータ、 3 高電圧整流回路、 4 X線管、 5 高電圧変圧器、 6 平滑コンデンサ、 7 共振コンデンサ、 10〜19 スイッチ、 20〜29 ダイオード、 31 コンバータ制御回路、 32 インバータ制御回路、 51〜54 リアクトル、 61〜63 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を受電しこれを整流するコンバ
    ータと、このコンバータの出力電圧を平滑する平滑コン
    デンサと、この平滑コンデンサの出力電圧を高周波の交
    流に変換するインバータと、このインバータの出力電圧
    を昇圧する高電圧変圧器と、この高電圧変圧器の出力を
    整流してX線管に与える高電圧整流回路と、目標管電圧
    値を入力しこれと前記X線管の実際の管電圧が一致する
    ように前記インバータを制御するインバータ制御回路と
    を備えてなるインバータ式X線高電圧装置において、前
    記交流電源の各相に接続され前記平滑コンデンサの正側
    へ電流を供給する自己消弧可能なスイッチ、及び前記交
    流電源の各相に接続され前記平滑コンデンサの負側から
    前記交流電源側へ電流を流す自己消弧可能なスイッチを
    備えてなるコンバータと、このコンバータをその出力電
    圧が目標電圧値に一致するように制御するコンバータ制
    御回路とを具備することを特徴とするインバータ式X線
    高電圧装置。
JP309294A 1994-01-17 1994-01-17 インバータ式x線高電圧装置 Pending JPH07211485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023068342A1 (ja) 2021-10-21 2023-04-27 富士フイルム株式会社 制御装置、制御方法、及び制御プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023068342A1 (ja) 2021-10-21 2023-04-27 富士フイルム株式会社 制御装置、制御方法、及び制御プログラム

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