JPH0721130U - コーン形破砕機 - Google Patents

コーン形破砕機

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JPH0721130U
JPH0721130U JP5179993U JP5179993U JPH0721130U JP H0721130 U JPH0721130 U JP H0721130U JP 5179993 U JP5179993 U JP 5179993U JP 5179993 U JP5179993 U JP 5179993U JP H0721130 U JPH0721130 U JP H0721130U
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JP
Japan
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main shaft
oil
piston
oil supply
pressure oil
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5179993U
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English (en)
Inventor
毅 田中
政夫 上達
尚治 猪股
真一 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高負荷運転が可能であると共に、主軸ステッ
プや摩耗板を採用してもその交換を殆ど行う必要のない
コーン形破砕機を提供する。 【構成】 油圧シリンダ21のシリンダ側壁22に、高圧油
供給配管の接続口23とその下に低圧油供給配管の接続口
24を穿設し、またピストン25に、前記接続口23と24に対
応する外周面に油溝26と27をそれぞれ穿設し、またピス
トン25の上面中央部に油溜まり28を穿設すると共に、前
記油溝26と油溜まり28に連通する油供給路29を穿設する
一方、前記油溝27とピストン25に形成された空洞30とを
連通させると共にこの空洞30より上面外周側に開口する
油供給路31を穿設してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンケーブとマントルとの間隔を調整するのに主軸の下端に設けた 油圧シリンダによって行うコーン形破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のコーン形破砕機としては図3に示す構造のものが知られている。この 破砕機は、主軸1に固定したマントル2と機械本体に固定されるコンケーブ3と の間で原料を破砕する。主軸1は、その下端面が油圧シリンダ4のピストン5の 上端面で支承され、偏心軸受6によって偏心旋回運動(すりこぎ運動)が与えら れる。また破砕物の大きさは、油圧シリンダ4の油室7へ圧油を給・排油しピス トン5および主軸1を昇降させマントル2とコンケーブ3の間隔を調整して行わ れる。
【0003】 主軸1の支承構造は、図4に詳細に示すように、主軸1の下端面に主軸ステッ プ8が、またピストン5の上端面に摩耗板9に積層してステップ座金10がそれぞ れ着脱可能に取付けられると共に、主軸ステップ8に形成した凸面とステップ座 金10に形成した凹面とで球面軸受け構造となっている。また、主軸ステップ8の 下面と摩耗板9の上面には図5に示すようなリング状の油溝11と12がそれぞれ穿 設され、これら油溝11と12には、油圧シリンダ4のシリンダ側壁13に穿設された 給油口14より、ピストン5の外周面に穿設された油溝15およびピストン5の内部 に穿設され上面中央部に開口する油供給路16を通して、圧力0.5MPa以下の低圧油 が潤滑油として供給される。この潤滑油は、さらに主軸1と偏心軸受6の間を上 昇して流れ主軸1と偏心軸受6を潤滑するように構成されている。なお、ピスト ン5の外周面に穿設された油溝15は、ピストン5の昇降動ストロークを考慮して 上下方向に所定長さで穿設されている。また、図中17,18はパッキンを示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記コーン形破砕機では、主軸ステップ8と摩耗板9は油溝11、12 が 3mm程度摩耗するのを標準として約5000時間ごとに油溝11、12を切り直すため 交換される。そしてその後、油溝11、12を2回切り直し使用した後(約 15000時 間後)主軸ステップ8、摩耗板9およびステップ座金10をセットで廃却している 。従って、主軸ステップ8、摩耗板9およびステップ座金10を消耗品として予備 を揃える必要がある上、交換時には破砕機を停止して行わなければならず稼働率 の低下を余儀無くされている。
【0005】 また、細粒化された製品(破砕物)を製造するには高負荷(破砕荷重を大きく する)運転をしなければならないが、破砕荷重が大きくなると油溝11、12による 構造では主軸ステップ8とステップ座金10間およびステップ座金10と摩耗板9間 での許容面圧を越えるため、高負荷運転ができないのが実状である。
【0006】 本考案は、上記の問題点を解決するためになしたものであって、その目的は、 高負荷運転が可能であると共に、主軸ステップや摩耗板を採用してもその交換を 殆ど行う必要のないコーン形破砕機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のコーン形破砕機は、コンケーブと、垂直 軸に対し偏心旋回運動すると共に昇降動可能に設けられた主軸と、この主軸に固 定されて前記コンケーブに対向し回転するマントルと、前記主軸を昇降動せしめ る油圧シリンダとを備えてなるコーン形破砕機において、前記油圧シリンダに高 圧油供給路と低圧油供給路を形成し、高圧油供給路をピストン中央部より主軸支 承面に形成した油溜まりに導くと共に、低圧油供給路をピストン上端面外周側に 導いてなるものである。
【0008】 そして、上記コーン形破砕機においては、ピストンと主軸の間にステップ座金 を設けこのステップ座金の主軸支承面に油溜まりが形成されてあってもよい。
【0009】
【作用】
上記構成では、主軸支承面に油溜まりを形成しこの油溜まりに高圧油を供給し て主軸を支承するので、支承面における許容面圧を高めることができ高負荷運転 が可能となり細粒化された製品の製造が可能となる。また支承面には油溜まりか らの高圧油が常に供給され厚い油膜が形成されているので摩耗はほとんどなく、 主軸ステップや摩耗板を採用した構造としてもその交換の必要がほとんどない。 また低圧油を別供給としているので、高圧油の駆動モータ・ポンプの容量が小さ くて済む。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本考案のコーン形 破砕機の主軸支承部を示す拡大断面図である。なお本実施例に採用したコーン形 破砕機の全体構成は、前記図3に示した構成と同じでありその説明を省略する。 また同一部分は同一符号を以て示す。
【0011】 油圧シリンダ21のシリンダ側壁22には、高圧油供給配管の接続口23とその下に 低圧油供給配管の接続口24が穿設されている。またピストン25には、前記接続口 23と24に対応する外周面に油溝26と27がそれぞれ穿設され、また上面中央部には 油溜まり28が穿設されている。そしてさらに、前記油溝26と油溜まり28に連通す る油供給路29が穿設される一方、前記油溝27とピストン25に形成された空洞30と を連通させると共にこの空洞30より上面外周側に開口する油供給路31が穿設され ている。なお、図中32,33はパッキンを示す。
【0012】 上記構成のコーン形破砕機による破砕は、常法により油圧シリンダ21の油室7 への圧油を調整しマントル2とコンケーブ3の間隔を調整した後、油溜まり28へ 高圧油(圧力1.0 〜5.0MPa)を供給すると共に、ピストン25の上面外周側に開口 する油供給路31へ低圧油(圧力0.5MPa程度)を供給して行われる。この時、油供 給路31へ供給された低圧油と主軸1の支承面から流出してくる高圧油は、従来同 様に油圧シリンダ21のピストン25の上方を充満した後、主軸1と偏心軸受6の間 を上昇して流れ主軸1と偏心軸受6を潤滑する。
【0013】 上記破砕において、油溜まり28への高圧油圧を高め(圧力5.0MPa程度)に設定 することにより、主軸1の支承面の許容面圧を高めることができ、これにより、 マントル2とコンケーブ3の間隔を狭め高負荷運転が行え、より細粒化された製 品を得ることができる。また、主軸1の支承面には油溜まり28からの高圧油が常 に供給されているので摩耗はほとんどなく、恒久的に使用できる。
【0014】 なお、上記実施例では、主軸1を直接ピストン25の上面に形成した球面軸受け 構造で支承した例を説明したが、本考案はこの例に限定されるものではなく、例 えば、図2に示すように、主軸1の下面とピストン25の上面との間にステップ座 金34、摩耗板35を設け、これらの上面中央部に油溜まり28を穿設した構成として も、上記実施例と同様の作用効果を奏することができる。また、必要により主軸 1の下端に主軸ステップを設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
上述したように、本考案のコーン形破砕機によれば、より細粒化した製品を得 る高負荷運転が可能になると共に、主軸の支承面の摩耗がほとんどなくなり交換 の必要性がなくなり稼働率を向上させることができる。また、摩耗板等を採用し てもその交換の必要性がないことから最小数の予備を揃えるだけで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコーン形破砕機の主軸支承部を示す拡
大断面図である。
【図2】本考案のコーン形破砕機の別の実施例の主軸支
承部を示す拡大断面図である。
【図3】本考案に係わるコーン形破砕機の1部断面示全
体図である。
【図4】従来のコーン形破砕機の主軸支承部を示す拡大
断面図である。
【図5】従来のコーン形破砕機の主軸支承部の油溝の説
明図である。
【符号の説明】
1:主軸 2:マントル 3:
コンケーブ 6:偏心軸受 7:油室 21:
油圧シリンダ 22:シリンダ側壁 23:高圧油供給配管用接続口 24:低圧油供給配管用接続口 25:
ピストン 26, 27:油溝 28:油溜まり 29:
油供給路 30:空洞 31:油供給路 32,
33:パッキン 34:ステップ座金 35:摩耗板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 真一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンケーブと、垂直軸に対し偏心旋回運
    動すると共に昇降動可能に設けられた主軸と、この主軸
    に固定されて前記コンケーブに対向し回転するマントル
    と、前記主軸を昇降動せしめる油圧シリンダとを備えて
    なるコーン形破砕機において、前記油圧シリンダに高圧
    油供給路と低圧油供給路を形成し、高圧油供給路をピス
    トン中央部より主軸支承面に形成した油溜まりに導くと
    共に、低圧油供給路をピストン上端面外周側に導いてな
    ることを特徴とするコーン形破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーン形破砕機におい
    て、ピストンと主軸の間にステップ座金を設けると共に
    このステップ座金の主軸支承面に油溜まりを形成してな
    るコーン形破砕機。
JP5179993U 1993-09-24 1993-09-24 コーン形破砕機 Withdrawn JPH0721130U (ja)

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JP5179993U JPH0721130U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 コーン形破砕機

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JPH0721130U true JPH0721130U (ja) 1995-04-18

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ID=12896982

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JP5179993U Withdrawn JPH0721130U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 コーン形破砕機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108636495A (zh) * 2018-07-27 2018-10-12 河南黎明重工科技股份有限公司 一种圆锥破碎机
US10900486B2 (en) 2015-09-14 2021-01-26 Metso Minerals, Inc. Lubrication system

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Effective date: 19980305