JPH0720991B2 - 新規なペプチドおよびその用途 - Google Patents

新規なペプチドおよびその用途

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JPH0720991B2
JPH0720991B2 JP1030739A JP3073989A JPH0720991B2 JP H0720991 B2 JPH0720991 B2 JP H0720991B2 JP 1030739 A JP1030739 A JP 1030739A JP 3073989 A JP3073989 A JP 3073989A JP H0720991 B2 JPH0720991 B2 JP H0720991B2
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interleukin
lys
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なペプチドおよびその用途に関する。本発
明によって提供される新規なペプチドはインターロイキ
ン2レセプターと特異的に結合する能力を有しているの
で、インターロイキン2レセプターが発現している細胞
が関与している疾患の治療に有用である。
[従来の技術] インターロイキン2レセプターを発現している細胞が出
現する疾患、病態としては成人T細胞白血病、再性不良
性貧血、臓器移植の際の拒絶反応AIDS、ある種の自己免
疫疾患等が知られている。これらの疾患の治療のため
に、抗癌剤の投与やリンパ球除去療法などが行われてい
る[臨床血液26(11)1885(1985)]。一方、インター
ロイキン2の一次構造はすでに明らかにされており[ネ
イチヤー302,305(1983)]、結晶構造解析も行なわれ
[サイエンス、238,1707(1987)]、インターロイキン
2レセプターとの結合部位について種々の推定がなされ
ている。
また、固定化インターロイキン2を用いてインターロイ
キン2レセプター含有液から高純度のインターロイキン
2レセプターが得られることが知られている(特開昭61
−53300号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 上記のごときインターロイキン2レセプターを発現して
いる細胞が出現する疾病の治療には、インターロイキン
2レセプター発現細胞を特異的に増殖抑制するかあるい
は該細胞を活性化することなく体内より除去する手段の
確立が望まれる。
しかして、本発明の一つの目的は、インターロイキン2
レセプターを発現している細胞を選択的に増殖抑制する
細胞増殖抑制剤および/または該細胞を活性化すること
なく体内から吸着除去する吸着剤を製造するために有用
な新規なペプチドを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、インターロイキン2レセプ
ターを発現していく細胞の増殖抑制剤を提供することに
ある。
さらにまた、本発明の他の目的は、インターロイキン2
レセプターを発現している細胞を活性化することなく体
内から吸着除去するための吸着剤を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記の目的は、 一般式 H−X−Arg−Met−Leu−Thr−Phe−Lys−Phe−Tyr−−
Met−Pro−Lys−Lys−Ala−Thr−Glu−Leu−Lys−His−
Leu−Gln−Y−Z (I) [式中、XおよびYはそれぞれ単結合を表わすか、また
はAsp、Glu、Ala、Lysおよび式 (式中、nは1〜17の整数を表わす。)で示される二価
の基からなる群から選ばれるアミノ酸残基もしくは該群
から選ばれる少なくとも1種のアミノ酸残基の2〜10個
がペプチド結合によって形成されるペプチド残基を表わ
し、Zは水酸基またはアミノ基を表わす〕で示され、イ
ンターロイキン2レセプターと結合する能力を有し、か
つ、インターロイキン2レセプター発現細胞を活性化す
ることのないペプチド、 一般式[I]で示されるペプチドを有効成分として含
有する細胞増殖抑制剤、および 一般式[I]で示されるペプチドを担体上に固定化し
てなる治療用吸着剤を提供することによって達成され
る。
本明細書においては各種アミノ酸残基を慣例の略号で記
述する。略号は本発明の技術分野においてよく知られた
ものであるが、本明細書に記載されている略号を以下に
列記する。
Ala:L−アラニン残基 Arg:L−アルギニン残基 Glu:L−グルタミン酸残基 Gln:L−グルタミン残基 Gly:グリシン残基 His:L−ヒスチジン残基 Leu:L−ロイシン残基 Lys:L−リジン残基 Met:L−メチオニン残基 Phe:L−フエニルアラニン残基 Pro:L−プロリン残基 Thr:L−トリオニン残基 Tyr:L−チロシン残基 また本明細書においては、常法に従ってアミノ酸配列を
N末端のアミノ酸が左側に位置し、C末端のアミノ酸が
右側に位置するように記述する。
なお、一般式(I)におけるアミノ酸残基は、相同的置
換を受けたものでも良い。
一般式(I)におけるXおよびYは上記のとおり定義さ
れるが、XおよびYの両方が単結合であるペプチドなら
びにXおよびYのいずれかが上記で定義されたものと異
なるアミノ酸残基またはペプチド残基であるペプチド
は、担体上に効率よく固定化されない場合がある。一般
式(I)におけるXおよびYが表わすペプチド残基とし
ては、例えば、次のペプチド残基を挙げることができ
る。
−Ala−Ala,−Asp−Asp−,−Glu−Glu−,−Lys−Lys
−,−Gly−Gly−, −Asp−Glu−,−Asp−Gly,−Glu−Asp−,−Ala−Gly
−,Glu−Lys−,−Lys−Glu−, −Gly−Asp−,−Gly−Lys−, −Lys−Lys−Gly−,Ala5,Asp5,Glu5
Lys5,Gly5 −Gly−Lys−Glu−Gly−Asp−, Asp10,Glu10,Lys10,Gly10 −Lys−Glu−Glu−Gly−Asp−Asp−Lys−Lys−Gly−Gly
− 一般式(I)で示されるペプチドの合成は、ペプチドの
合成において通常用いられる方法、例えば、固相合成
法;または段階的伸長法、フラグメント縮合法のような
液相合成法により行われるが、固相合成法により行うの
が操作上簡便である[例えば、ジヤーナル・オブ・ジ・
アメリカン・ケミカル・ソサエテイー(Journal of the
American Chemical Society)、第85巻、第2149〜2154
頁(1963年);日本生化学会編「生化学実験講座1タン
パク質の化学IV化学修飾とペプチド合成」(昭和52年11
月15日株式会社東京化学同人発行)、第207〜495頁;日
本生化学会編「続生化学実験講座2タンパク質の化学
(下)」(昭和62年5月20日株式会社東京化学同人発
行)、第641〜694頁など参照]。
一般式(I)で示されるペプチドの固相合成法による構
造は、例えば、目的とするペプチドのC末端に対応する
アミノ酸またはアミノ酸アミドが有するα−カルボキシ
ル基またはα−カルバモイル基からそれぞれ水素原子を
除いて得られるアシルオキシ基またはアシルアミノ基を
結合させたスチレン−ジビニルベンゼン共重合体など
の、反応溶媒に不溶性の重合体に、目的とするペプチド
のN末端の方向に向って、対応するアミノ酸を該アミノ
酸が有するα−カルボキシル基以外のα−アミノ基など
の官能基を保護したうえで縮合させて結合させる操作と
該結合したアミノ酸におけるα−アミノ基などのペプチ
ド結合を形成するアミノ基が有する保護基を除去する操
作を順次繰返すことによって、ペプチド鎖を伸長させ、
目的とするペプチドに対応するペプチド鎖を形成し、次
いで該ペプチド鎖を重合体から脱離させ、かつ保護され
ている官能基から保護基を除去することにより目的とす
るペプチドを得、次いでこれを精製することによって実
施される。ここで、ペプチド鎖の重合体からの脱離およ
び保護基の除去は、フツ化水素を用いて同時に行うのが
副反応を抑制する観点から好ましい。また、得られたペ
プチドの精製は逆相液体クロマトグラフイーで行うのが
効果的である。
一般式(I)で示されるペプチドはインターロイキン2
レセプターと結合する能力を有するので、インターロイ
キン2とインターロイキン2レセプター発現細胞との結
合を阻害することができる。それ故、インターロイキン
2レセプターを発現している細胞が出現している前述の
如き疾患(成人T細胞白血病、再生不良性貧血等)の患
者に投与することにより、かかる細胞の増殖を選択的に
抑制することができる。
一般式(I)で示されるペプチドの有利な活性発現のた
めの投与量は、2g/kg以下であり、さらに好ましくは200
mg/kg以下1μg/kg以上である。
好ましい投与形態は水溶液または生理食塩液等の生理学
的に許容し得る塩類溶液にし、静脈、皮下、腹腔等に投
与し得る。されにこれらをカプセル化、ソポソーム化す
ることにより経口投与も可能である。また油剤として経
皮投与も可能である。一般式(I)で示されるペプチド
は上記投与量において顕著な急性毒性は発現しない。
また、一般式(I)で示されるペプチドは、担体に固定
化されて、インターロイキン2レセプター発現細胞が関
与する疾病患者の体液中のインターロイキン2レセプタ
ー発現細胞を吸着除去することができる。一般式(I)
で示されるペプチドを固定化する際に使用する担体とし
ては、親水性の表面を有し、かつペプチドとの間で共有
結合を形成させるために利用しうるアミノ基、カルボキ
シル基、水酸基などの反応性の官能基を有するものが好
ましい。また該ペプチドをインターロイキン2レセプタ
ーを発現している細胞を吸着させるための吸着剤として
使用する場合には上記の担体はさらに体液に不溶性であ
るものが好ましい。
不溶性担体の形状としては、球状、粒状、膜状、中空糸
状、糸状等いづれも用いられるが、球状、粒状等の粒子
状は、膜状、中空状、糸状の形態よりは、同一容積カラ
ムに不溶性材料を満たした場合、細胞と接触する面積が
大きくなり、細胞を吸着できる効率が上がる等の理由に
より、粒子状が好ましい。
さらに、不溶性担体が粒子状にあっては、その粒子径が
50〜2000μであるものが、不溶性担体として、より好ま
しい結果を与える。粒子径が50μより小さいと、粒子と
粒子との間隔が小となり、細胞が詰まりやすくなり、20
00μより大きいと、細胞はつまりにくいが、細胞と接触
する面積は小となり、好ましくない。
かかる担体としては例えばCMセルロフアインCL(生化学
工業株式会社)などのセルロース系担体、TSKgelCMトヨ
パール650C(東ソー株式会社)などのポリビニルアルコ
ール系担体、CMセフアロースCL−6B[スウエーデン国フ
アルマシアーLKB(Pharmacia−LKB)社製]などのアガ
ロース系担体などの有機質担体、およびCPG−10−1000
[米国エレクトロ−ニユークレオニクス(Ealectronucl
eonics)社製]などの多孔性ガラスなどの無機質担体が
挙げられる。
一般式(I)で示されるペプチドの担体上への固定化
は、一般にペプチドまたはタンパク質を担体上に固定化
する場合に採用される方法に従って行われる。その固定
化方法としては、例えば、担体が有するカルボキシル基
をN−ヒドロキシコハク酸イミドと反応させることによ
ってスクシンイミドオキシカルボニル基に変換し、これ
に一般式(I)で示されるペプチドをアミノ基の部分で
反応させる方法(活性エステル法)、担体が有するアミ
ノ基またはカルボキシル基にジシクロヘキシルカルボジ
イミドなどの縮合試薬の存在下で一般式(I)で示され
るペプチドのカルボキシル基またはアミノ基を縮合反応
させる方法(縮合法)、担体と一般式(I)で示される
ペプチドとをグルタルアルデヒドなどの2個以上の官能
基を有する化合物を用いて架橋する方法(担体架橋法)
などが挙げられる。一般式(I)で示されるペプチドを
活性エステル法で担体上に固定化して得られる吸着剤が
最も高いインターロイキン2レセプター発現細胞の吸着
能力を有する。一般式(I)で示されるペプチドの担体
上への固定化量は、得られる吸着剤がインターロイキン
2レセプター発現細胞の有意量を吸着しうるためには通
常約1×10-15モル/g(担体)以上が必要であり、担体
上に固定化された一般式(I)で示されるペプチドがイ
ンターロイキン2レセプター発現細胞の吸着に有効に利
用されるためには約1×10-14〜5×10-6モル/g(担
体)の範囲内であるのが好ましい。
インターロイキン2レセプター発現細胞の除去は、一般
式(I)で示されるペプチドを担体に固定化して得られ
る吸着剤をインターロイキン2レセプター発現細胞を含
有する血液、リンパ液、脊ずい液などの体液と接触させ
て、吸着剤にインターロイキン2レセプター発現細胞を
吸着させることによって行われる。例えば、吸着剤はカ
ラムに充填して使用する。この目的で使用するカラム
は、血液回路と容易に接続し得る形状の入口部と出口部
を有し、かつ入口部と吸着剤層の間および出口部と吸着
剤層の間にそれぞれポリエステルなどの材質のフイルタ
ーを備えていることが望ましい。カラムの材質として
は、ポリエチレン、ポエプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリメチルメタクリレートなどが例
示される。これらのうちポリプロピレンおよびポリカー
ボネートが、吸着剤を充填したカラムを使用前にオート
クレープ滅菌、γ−線滅菌などの滅菌に付することがで
きる点において特に好適である。
上記の充填されたカラムを使用する患者の体液からのイ
ンターロイキン2レセプター発現細胞の除去は、例えば
体外血液循環系(患者の血管から取り出した血液を吸着
剤を充填したカラムに送り、そこで血液からインターロ
イキン2レセプター発現細胞を吸着により除去し、次い
でカラムを通過した処理された血液を患者の血管に循環
する)で行われる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は実施
例により限定されるものではない。
実施例1 H−Lys−Lys−Arg−Met−Leu−Thr−Phe−Lys−Phe−T
yr−Met−Pro−Lys−Lys−Ala−Thr−Glu−Leu−Lys−H
is−Leu−Gln−Lys−Lys−OH で示されるペプチドを自動合成装置[米国アプライド・
バイオシステムズ(Applied Biosystems)社製モデル43
0A(Model 430A)を用いて固相合成法により合成した。
4−[N2−(t−ブトキシカルボニル)N6−(クロロベ
ンジルオキシカルボニル)−L−リジルオキシメチル]
フエニルアセトアミドメチル 基を0.78ミリモル/g(樹脂)の割合で有するスチレン−
ジビニルベンゼン共重合体[スチレンとジビニルベンゼ
ンの構成比(モル比):99対1]からなる粒状樹脂[米
国アプライド・バイオシステムズ(Applied Biosystem
s)社製PAMリジン(Lysine)t−Boc−L−Lys(Cl−
Z)]を0.64g用い、これに第1表に示す一連の操作に
従って目的とするペプチドのN末端の方向に向って対応
するL−アラニンL−アルギニン、L−グルタミン酸、
L−グルタミン、L−ヒスチジン、L−ロイシン、L−
リジン、L−フエニルアラニン、L−メチオニンL−プ
ロリン、L−トレオニン、L−チロシンを順次結合させ
た。縮合反応において上記アミノ酸はそれぞれN−(t
−ブトキシカルボニル)−L−アラニン無水物、Nα
(t−ブトキシカルボニル)−Ng−トシル−L−アルギ
ニン無水物、N−(tブトキシカルボニル)−L−グル
タミン無水物、N−(tブトキシカルボニル)−L−グ
ルタミン酸−γ−ベンジルエステル無水物、Nα−(t
−ブトキシカルボニル)−Nim−トシル−L−ヒスチジ
ン無水物、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−ロイ
シン無水物、Nα(t−ブトキシカルボニル)−Nε−2
−クロロベンジルオキシカルボニル−L−リジン無水
物、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−メチオニン
無水物、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−プロリ
ン無水物、N−(t−ブトキシカルボニル−L−フエニ
ルアラニン無水物)、N−(t−ブトキシカルボニル)
−O−ベンジル−L−トレオニン無水物、Nα−(t−
ブトキシカルボニル)−O−ベンジル−L−チロシン無
水物として用い、それらの使用量は基質に対して約2倍
モル量とした。縮合反応は室温下で行い、反応時間は縮
合させるアミノ酸の種類によって異なるが18〜30分間の
範囲内であった。またNα−(t−ブトキシカルボニ
ル)−O−ベンジル−L−チロシン無水物として用い、
それらの使用量は基質に対して約2倍モル量とした。縮
合反応は室温下で行い、反応時間は縮合させるアミノ酸
き種類によって異なるが18〜30分間の範囲内であった。
またNα−(t−ブトキシカルボニル)−Nim−トシル−
L−ヒスチジン無水物を用いる縮合反応では変換率が低
いために、第1表に示す一連の操作を終了したのち、さ
らに第1表における工程4〜6の操作を繰り返すことに
よって縮合反応を再度実施した。
全てのアミノ酸についての反応操作が終了したのち、得
られた樹脂をグラスフイルター上でジエチルエーテル、
ジクロロメタンおよびメタノールを用いて順次洗浄し、
次いで真空乾燥することによって2.1gの乾燥樹脂を得
た。ポリトリフルオロモノクロロエチレン製の反応容器
(株式会社ペプチド研究所製HF−反応操作I型)中で、
乾燥樹脂1gをアニソール1.5mlおよびエチルメチルスル
フイド0.25mlと混合し、この混合物に−20℃の温度でフ
ツ化水素10mlを加え、同温度で30分間、次いで0℃の温
度で30分間撹拌した。得られた反応混合物からフツ化水
素、アニソールおよびエチルメチルスルフイドを減圧下
に除去し、残留物をグラスフイルター上でジエチルエー
テルを用いて充分洗浄した。得られた洗浄液を2規定の
酢酸水溶液で抽出し、抽出液を凍結乾燥することにより
ペプチドの粗製物を0.5g得た。
得られた粗製物を分取用逆相高速液体クロマトグラフイ
ー[カラム:オクタデシル化シリカゲル(粒径:5μm)
充填カラム(内径:10mm、長さ:300mm)(株式会社ケム
コ製デベロシル(Develosil)ODS10mmφ×300mm);移
動相:トリフルオロ酢酸を0.05容量%含有するアセトニ
トリルと水の混合溶媒(アセトニトリルの濃度は20分間
で20容量%から35容量%になるように漸次変化させ
た)]で精製することによって、目的とするペプチドの
精製物を50mg得た。
得られた精製物を分析用逆相高速液体クロマトグラフイ
ー[カラム:オクタデシル化シリカゲル(粒径:5μm)
充填カラム(内径:4mm、長さ:150mm)(東ソー株式会社
製TSKgelODS−80TM4mmφ×150mm);移動相:トリフル
オロ酢酸を0.05容量%含有するアセトニトリルと水の混
合溶媒(アセトニトリルの濃度は30分間で5容量%から
50容量%になるように漸次変化させた);流速:1ml/
分;検出法:波長210nmにおける吸光度]に付したとこ
ろ、17.1分に単一の鋭いピークが示された。FAB(高速
原子衝撃)法マススペクトルにより求められた精製物の
分子量は3023であった(理論値:3023.66)。また、精製
物を塩酸を用いて加水分解して得られた生成物をアミノ
酸組成分析に伏した結果は次の通りであった(括弧内の
数字は理論値を示す)。
リジン:8.13(8)、メチオニン:1.97(2)、フエニル
アラニン:2.11(2)、ヒスチジン:0.98(1)、アラニ
ン:1.06(1)、チロシン:1.10(1)、トレオニン:1.8
9(2)、アルギニン:0.91(1)、プロリン:1.03
(1)、グルタミン酸:1.03(1)、グルタミン:0.97
(1)、ロイシン:3.11(3)。
実施例2〜20 実施例1におけると同様な方法でペプチドの固相合成お
よび精製を行うことにより第2表に示すペプチドを得
た。ただし、固相用の樹脂として、実施例2、実施例1
0、実施例18および実施例19では4−[N−(t−ブト
キシルカルボニル)グリシルオキシメチル]フエニルア
セトアルデヒドメチル基を0.78ミリモル/g(樹脂)の割
合で有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体[スチ
レンとジビニルベンゼンの構成比(モル比):99対1]
からなる粒状樹脂[米国アプライド・バイオシステムズ
(Applied Biosystems)社製PAMグリシン(Glycine)、
t−Boc−L−Gly]を用い、実施例3および実施例17で
は4−[N−(t−ブトキシカルボニル)−L−グルタ
ミニルフエニルアセトアルデヒドメチル基を0.78ミリモ
ル/g(樹脂)の割合で有するスチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体[スチレンとジビニルベンゼンの構成比(モ
ル比):99対1]からなる粒状樹脂[米国アプライド・
バイオシステムズ(Applied Biosystems)社製PAMグル
タミン(Glutamine)、t−Boc−L−Gln]を用い、実
施例5、実施例8および実施例12では4−[N−(t−
ブトキシカルボニル)−O4−ベンジル−α−L−アスパ
ルチルオキシメチル]フエニルアセトアルデヒドメチル
基を0.78ミリモル/g(樹脂)の割合で有するスチレン−
ジビニルベンゼン共重合体[スチレンとジビニルベンゼ
ンの構成比(モル比):99対1]からなる粒状樹脂[米
国アプライド・バイオシステムズ(Applied Biosystem
s)社製PAMアスパラギン酸(Aspartic acid)t−Boc−
L−Asp(OBzl)]を用い、実施例4および実施例6で
は4−[N−(t−ブトキシカルボニル)−O5−ベンジ
ル−α−L−グルタミルオキシメチル]フエニルアセト
アルデヒドメチル基を0.78ミリモル/g(樹脂)の割合で
有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体[スチレン
とジビニルベンゼンの構成比(モル比):99対1]から
なる粒状樹脂[米国アプライド・バイオシステムズ(Ap
plied Biosystems)社製PAMグルタミン酸(Glutamicaci
d)、t−Boc−L−Glu(OBzl)]を用い、実施例7、
実施例9、実施例11および実施例20では4−[N2−(t
−ブトキシカルボニル)−N6−(クロロベンジルオイシ
カルボニル)−L−リジルオキシメチル]−フエニルア
セトアルデヒドメチル基を0.78ミリモル/g(樹脂)の割
合で有するスチレン−ジビニルベンゼン共重合体[スチ
レンとジビニルベンゼンの構成比(モル比):99対1]
からなる粒状樹脂[米国アプライド・バイオシステムズ
(Applied Biosystems)社製PAMリジン(Lysine)、t
−Boc−L−Lys(Cl−Z)]を用い、また実施例13〜16
ではα−アミノ−p−メチルベンジル基を0.78ミリモル
/g(樹脂)の割合で有するスチレン−ジビニルベンゼン
共重合体[スチレンとジビニルベンゼンの構成比(モル
比):99対1]からなる粒状樹脂[米国アプライド・バ
イオシステムズ(Applied Biosystems)社製p−メチル
BHAレジン(p−Methyl BHA Resin)]を用いた。また
縮合反応においてL−グルタミン酸、12−アミノドデカ
ン酸および18−アミノオクタデカン酸はそれぞれ、N−
(t−ブトキシカルボニル)−O5−ベンジル−L−グル
タミン酸無水物、12−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)ドデカン酸無水物および18−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)オクタデカン酸無水物として用いた。
得られたペプチドの精製物を分析用逆相高速液体クロマ
トグラフイーに付したところ、いずれも単一のピークが
示された。それらの精製物についてFAB法マススペクト
ルにより求められた分子量および塩酸を用いて加水分解
して得られた生成物のアミノ酸組成分析値をそれぞれ第
3表に示す。
実施例21 金属ナトリウムの存在下で蒸留することによって得られ
たジオキサン50ml中にセルロース粒子(チツソ株式会社
製、CMセルロフアインCL)10gを懸濁し、得られた懸濁
液にN−ヒドロキシコハク酸イミド0.5gおよびジシクロ
ヘキシルカルボジイミド1.0gを加え、混合物を室温下で
1晩振盪撹拌した。得られた混合物を0.02モル/lのリン
酸塩緩衝液(pH:7.4)で洗浄し、吸引過した。得られ
た粒子を、実施例1で得られたペプチドの20mgを含有す
る0.02モル/lのリン酸塩緩衝液(pH:7.4)20mlと混合
し、この混合物を4℃の温度で1晩撹拌した。得られた
混合物を吸引過した。液を分析用逆相高速液体クロ
マクドラフイーに付したが、残存する未反応のペプチド
は認められなかった(担体上のペプチドの固定化率:約
100%)。このようにして、実施例1で得られたペプチ
ドの20mgが固定化された吸着剤を約10g得た。
実施例22 実施例21においてセルロース粒子10gの代りにポリビニ
ルアルコール粒子(東ソー株式会社製CM−トヨパール65
0C)10gを用い、かつ実施例1で得られたペプチド20mg
の代りに実施例2で得られたペプチド20mgを用いる以外
は同様な方法により、実施例2で得られたペプチドの1
8.4mgが固定化されたポリビニルアルコール粒子を約10g
得た(ペプチドの固定化率:約92%)。
実施例23 多孔性ガラス粒子[米国エレクトロ−ニユークレオニク
ス(Electro−nucleonics)社製CPG−10−1000]10g
を、γ−アミノプロピルトリエトキシシランを5ml含有
するトルエン溶液100ml中で24時間加熱還流下に反応さ
せた。得られた混合物を、金属ナトリウムの存在下で蒸
留することによって得られたジオキサンで洗浄し、吸引
過した。得られた粒子を、金属ナトリウムの存在下で
蒸留することによって得られたジオキサン100ml中に懸
濁し、この懸濁液に無水コハク酸3gを加え、混合物を室
温下で1晩撹拌した。得られた混合物を、金属ナトリウ
ムの存在下で蒸留することによって得られたジオキサン
で洗浄し、吸引過した。得られた粒子を、金属ナトリ
ウムの存在下で蒸留することによって得られたジオキサ
ン50ml中に懸濁し、この懸濁液にN−ヒドロキシコハク
酸イミド0.5gおよびジシクロヘキシルカルボジイミド1.
0gを加え、混合物を室温下で1晩撹拌した。得られた混
合物を0.02モル/lのリン酸塩緩衝液(pH:7.4)で洗浄
し、吸引過した。得られた粒子を、実施例3で得られ
たペプチド20mgを含有する0.02モル/lのリン酸塩緩衝液
(pH:7.4)20mlと混合し、この混合物を4℃の温度で1
晩撹拌した。得られた混合物を吸引過し、実施例3で
得られタペプチドの20mgが固定化された吸着剤を約10g
得た(ペプチドの固定化率:約100%)。
実施例24〜36 第8表に示すペプチドの20mgを用いる以外は実施例21、
実施例22または実施例23のいずれかにおけると同様な方
法によりペプチドが固定化された吸着剤をそれぞれ得
た。使用した粒子状担体および担体上へのペプチドの固
定化率をそれぞれ第3表に示す。
実施例41 実施例17で得られたペプチド1mgを5%ぶどう糖液100ml
に溶解して静脈注射液が得られた。
試験例1 Robbらの方法[ジヤーナル オブ エクスペリメンタル
メデイスン 第160巻 1126〜1146頁 1984年]に従
ってヒト末梢血より調製したインターロイキン2レセプ
ター発現細胞1×106個を100μlの1%ウシ血清アルブ
ミン、0.9%NaClを含む10mMリン酸緩衝液(pH7.2)に懸
濁し、実施例1で得られたペプチドを1mg/mlになるよう
に加えた。37℃で30分間放置後、125I標識インターロ
イキン2(NEN社製、比活性42μCi/μg)を1nMになる
ように加えさらに37℃で30分間放置した。氷冷した上記
リン酸緩衝液で3回遠心洗浄後、細胞の放射活性を測定
した。ペプチドを加えていない以外は上記と同じ方法で
実験を行ない得られた放射活性をコントロールとし、
125I標識インターロイキン2とインターロイキン2レ
セプターとの結合阻害活性よりペプチドのインターロイ
キン2レセプターとの結合性を調べた。結果を第4表に
示す。なお、比較のために実施例1で得られたペプチド
のかわりに、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(アミ
ノ酸28残基、分子量3080.5ペプチド研究所)を用いる他
は上記と同様な実験を行なった結果をあわせて第4表に
示す。
試験例2 試験例1で実施例1で得られたペプチドの代わりに実施
例2〜20で得られたペプチドを用いる以外は同様な方法
によりペプチドの活性を調べた。結果を第5表に示す。
なお比較のために実施例2〜26で得られたペプチドのか
わりに、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(アミノ酸
28残基、分子量3080.5ペプチド研究所)を用いる他は上
記と同様な実験を行なった結果をあわせて第5表に示
す。
試験例3 試験例1と同様な方法により調製したインコーロイキン
2レセプター発現細胞を、実施例1で得られたペプチド
を0.25mg/mlになるように溶解させた15%牛胎児血清を
含むRPMI 1640培地に2.5×10-4個mlになるように懸濁さ
せCO2インキユベーター中で37℃ 72時間培養した。
その後、Mosmannの方法(ジヤーナル オブ イミユノ
ロジカル メソード 第65巻 55〜63頁 1983年)に従
って細胞内のDNA量を定量した。またコントロールとし
てペプチドを入れない以外は全く同様の方法で上記操作
を行ない、それよりペプチドの細胞増殖阻害活性を求め
た。結果を第6表に示す。なお比較のために実施例1で
得られたペプチドのかわりに、ヒト心房性ナトリウム利
尿ペプチド(アミノ酸28残基、分子量3080.5ペプチド研
究所)を用いる他は上記と同様な実験を行なった結果を
あわせて第6表に示す。
試験例4 試験例3において実施例1で得られたペプチドのかわり
に実施例2〜20で得られたペプチドを用いる以外は同様
な方法によりペプチドの細胞増殖阻害活性を調べた。結
果を第7表に示す。なお比較のために実施例2〜16で得
られたペプチドのかわりに、ヒト心房性ナトリウム利尿
ペプチド(アミノ酸28残基、分子量3080.5ペプチド研究
所)を用いる他は上記と同様な実験を行なった結果をあ
わせて第7表に示す。
試験例5 Robbらの方法[ジヤーナル オブ エクスペリメンタル
メデイスン 第160巻 1126〜1146頁 1984年]に従
ってフイトヘマグルチニンで活性化して72時間後のイン
ターロイキン2レセプターが出現しているヒト末梢血リ
ンパ球を、1×107個/mlになるように1%ウシ血清アル
ブミン、0.9%NaClを含む10mMリン酸緩衝液(pH7.2)に
希釈した。希釈液に1mlに実施例21で得られた吸着剤1g
を加え、37℃で1時間振盪した後上記リン酸緩衝液30ml
で洗浄した。洗浄液中の細胞数を計測し、それにより吸
着剤に吸着した細胞の割合を求めた。結果を第9表に示
す。なお、比較のために実施例1で得られたペプチドの
代りにグリシンを用いる以外は、実施例21におけると同
様な方法により得られたグリシンが固定化されたセルロ
ース粒子、およびフイトヘマグルチニンで活性化せずイ
ンターロイキン2レセプターを発現していないヒト末梢
血リンパ球を用いて同様な実験を行なった結果をあわせ
て第8表に示す。
試験例6 試験例5において実施例21で得られた吸着剤の代りに実
施例22〜40で得られた吸着剤を用いる以外は同様な方法
により吸着実験を行い、洗浄液中のリンパ球数より吸着
剤に吸着された細胞の割合を求めた。得られた結果を第
9表に示す。なお比較のために試験例1で使用したもの
と同じフイトヘマグルチニンで活性化していないヒト末
梢血リンパ球を用いて同様な実験を行なった結果をあわ
せて第9表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、インターロイキン2レセプターを発現
している細胞を選択的に増殖抑制する細胞増殖抑制剤お
よび/または該細胞を活性化することなく体内から吸着
除去する吸着剤を製造するために有用な一般式(I)で
示されるペプチドが提供される。該ペプチドは、前記の
試験結果から明らかなとおり、インターロイキン2レセ
プター発現細胞の増殖抑制剤として優れた特性を有す
る。また、該ペプチドを担体に固定化して得られる吸着
剤は、インターロイキン2レセプター発現細胞を体液か
ら効果的に除去するので、インターロイキン2レセプタ
ー発現細胞が関与する疾病の治療用の吸着剤として有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ADV ADY ADZ B01J 20/22 C 7202−4G C07K 14/00 // C07K 17/08 17/10 17/14 G01N 33/60 A 7055−2J C07K 99:00 A61K 37/02 ADV ADY ADZ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 H−X−Arg-Met-Leu-Thr-Phe-Lys-Phe-Tyr--Met-Pro-L
    ys-Lys-Ala-Thr-Glu-Leu-Lys-His-Leu-Gln−Y−Z 〔式中、XおよびYはそれぞれ単結合を表わすか、また
    はAsp、Glu、Ala、Lysおよび式 (式中、nは1〜17の整数を表わす。)で示される二価
    の基からなる群から選ばれるアミノ酸残基もしくは該群
    から選ばれる少なくとも1種のアミノ酸残基の2〜10個
    がペプチド結合によって形成されるペプチド残基を表わ
    し、Zは水酸基またはアミノ基を表わす〕で示され、イ
    ンターロイキン2レセプターと結合する能力を有し、か
    つ、インターロイキン2レセプター発現細胞を活性化す
    ることのないペプチド。
  2. 【請求項2】請求項1記載のペプチドを有効成分として
    含有する細胞増殖抑制剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載のペプチドを担体上に固定化
    してなる治療用吸着剤。
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