JPH07208726A - ストーカの駆動部構造 - Google Patents

ストーカの駆動部構造

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JPH07208726A
JPH07208726A JP331194A JP331194A JPH07208726A JP H07208726 A JPH07208726 A JP H07208726A JP 331194 A JP331194 A JP 331194A JP 331194 A JP331194 A JP 331194A JP H07208726 A JPH07208726 A JP H07208726A
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seal pipe
pipe
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Kunihiro Ueda
邦弘 上田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 リンクプレート5cにレバー36をピン結合
5dし、レバー36の両側に一対のシリンダー装置3
7,37を連結し、リンクプレート5cに遊嵌するシー
ルパイプ21を一端で接続プレート5aに固定し、シー
ルパイプ21の周囲にシールガス封入空間31bを形成
する風箱31を設け、シールパイプ21の外周面に摺接
し、挿通孔31aの周囲において風箱31とシールパイ
プ21の間をシールするシール材32を設けた。 【効果】 経年変化によってもストーカの駆動系に無理
な力が作用しない。シール材が機械的疲労によって寿命
が短くなることがない。シール材が摩耗しても、風箱内
の圧力の高いシールガスがシュート内に流入することに
よってシュート内の空気が外部に漏れ出ることを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉等のストーカの
駆動部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2〜図3に示すような焼却炉の
ストーカSは、可動火格子フレーム1と固定火格子フレ
ーム2と各フレームに設置した複数の短冊形のロストル
(火格子)3とによって構成しており、各ロストル3は
燃焼物の搬送方向に向けて斜め上方に適当角度に傾斜し
ている。可動火格子フレーム1が支持する可動系ロスト
ル3aと固定火格子フレーム2が支持する固定系ロスト
ル3bは燃焼物の移動方向に沿って交互に存在する。ス
トーカ駆動部は、可動火格子フレーム1と駆動シャフト
4とをリンク機構5を介して連結し、駆動シャフト4に
シリンダ装置6を第2リンク機構7を介して連結したも
のであり、シリンダ装置6の出退によって可動系ロスト
ル3aが固定系ロストル3b上で摺動する。
【0003】リンク機構5は、可動火格子フレーム1お
よび可動系ロストル3aと一体に出退する接続プレート
5aと、この接続プレート5aに一端を揺動自在にピン
結合5bしたリンクプレート5cと、リンクプレート5
cの他端にピン結合5dしたレバー5eとからなり、レ
バー5eの基端側を駆動シャフト4に装着固定してい
る。
【0004】図3に示すように、ストーカSの下方には
焼却灰等を排出するためのシュート8が存在し、リンク
機構5のリンクプレート5cがシュート8の側壁8aに
形成した貫通孔9を貫通している。このため、シュート
8の側壁8aとリンクプレート5cの間のシール手段と
して伸縮自在な蛇腹10を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、蛇腹10がリンクプレート5cの出
退に伴って伸縮を繰り返すので、機械的に疲労しやす
く、寿命が短いものであった。このため、蛇腹10の損
傷によってシュート8内の空気やダストが外部に漏れる
問題があった。また、経年変化によってストーカSの位
置が上下に移動してピン結合5bの位置がずれた場合
に、ピン結合5bとピン結合5dの位置関係が変化する
にもかかわらず、レバー5eの振り幅が変化しないの
で、リンクプレート5cおよびレバー5eを含む駆動系
に過剰な力が発生する問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、耐久
性に優れたシール性を有し、経年変化におけるストーカ
の位置ずれにも対応することができるストーカの駆動部
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のストーカの駆動部構造は、一定方向に
出退する可動系ロストルを有するストーカの下方にシュ
ートを配置し、ストーカの下部に可動系ロストルと一体
に出退する接続プレートを設け、この接続プレートにリ
ンクプレートの一端を揺動自在にピン結合するととも
に、リンクプレートをシュートの側壁に形成した貫通孔
に出退自在に挿通して配置し、リンクプレートの他端に
レバーの中程をピン結合し、レバーの両側にレバーをリ
ンクプレートの軸心に沿って出退駆動する一対のシリン
ダー装置を連結し、リンクプレートに遊嵌するシールパ
イプをシュートの前記貫通孔に出退自在に挿通するとと
もに、シールパイプの一端を接続プレートに固定して閉
塞し、前記貫通孔の周囲に、シールパイプを摺動自在に
かつ気密に保持してシールパイプの外周面とシュートの
側壁の間をシールするシール手段を設け、シール手段
は、シールパイプを挿通するための挿通孔を有し、シー
ルパイプの周囲にシールガス封入空間を形成する風箱
と、シールパイプの外周面に摺接し、挿通孔の周囲にお
いて風箱とシールパイプの間をシールするシール材とを
備えた構成としたものである。
【0008】
【作用】上記した構成により、一対のシリンダー装置を
同期して駆動し、レバーを適当範囲内で反復反転して出
退させると、レバーにピン結合したリンクプレートとリ
ンクプレートにピン結合した接続プレートおよび接続プ
レートに接続したシールパイプが一定距離内で出退し、
接続プレートに接続した可動系ロストルが出退する。こ
のとき、リンクプレートの軸心は接続プレートの出退方
向と平行であり、リンクプレートの両端における双方の
ピン結合はリンクプレートの軸心に沿った一直線上を反
復移動する。
【0009】そして、経年変化によってストーカが上下
に位置ずれを起こし、この位置ずれに伴って接続プレー
トとリンクプレートのピン結合の位置がずれた場合に
は、双方のピン結合においてリンクプレートの回動を許
容することによりリンクプレートの変移を許容し、リン
クプレートの変移に伴って生じるレバーとリンクプレー
トのピン結合の位置の変移をシリンダー装置の出退によ
って許容する。したがって、経年変化によってもストー
カの駆動系に無理な力が作用しない。
【0010】また、シール手段においては、シールパイ
プの外周面に摺接するシール材がシールパイプを摺動自
在にかつ気密に保持し、挿通孔の周囲において風箱とシ
ールパイプの間をシールするので、シュート内の空気お
よびダストが外部に漏れ出ることがない。このとき、シ
ールパイプの出退に際し、シール手段は定位置に留まっ
てシールパイプの外周面に摺接するので、機械的疲労に
よって寿命が短くなることがない。さらに、風箱のシー
ルガス封入空間に、シュート内および外部より高圧の空
気等をシールガスとして封入することにより、挿通孔の
周囲において風箱とシールパイプの間をシールするシー
ル材が摩耗しても、シュート内の空気およびダストが外
部に漏れ出ることがない。つまり、シール材の摩耗によ
って間隙が生じた場合には、風箱内の圧力の高いシール
ガスがシュート内に流入するので、シュート内の空気が
外部に漏れ出ることがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先に図2〜図3において説明したものと同様の
作用を行う部材については同一番号を付して説明を省略
する。図1において、シュート8の貫通孔9に出退自在
に挿通したシールパイプ21はリンクプレート5cに遊
嵌し、一端で接続プレート5aに固定するとともに固定
プレート22によって一端開口を閉塞している。このた
め、接続プレート5aとリンクプレート5cのピン結合
5bはシールパイプ21の内部に位置する。
【0012】シール手段30は、貫通孔9の周囲におい
てシールパイプ21を摺動自在にかつ密に保持してシー
ルパイプ21の外周面とシュート8の側壁8aの間をシ
ールするもので、風箱31とシール材32とシール押さ
えリング33と締付ボルト34とからなる。風箱31は
貫通孔9に装着するもので、シールパイプ21を挿通す
るための挿通孔31aを有し、シールパイプ31の周囲
にシールガス封入空間31bを形成している。風箱31
には挿通孔31aの周縁部に筒状のシール材受け部31
cを設けており、シール材受け部31cに装着したシー
ル材32がシールパイプ21の外周面に摺接し、挿通孔
31aの周囲において風箱31とシールパイプ21の間
をシールする。また、締付ボルト34を締付ることによ
りシール押さえリング33を介してシール材32を押圧
し、シールパイプ21に対するシール材32の面圧を調
整する。さらに、風箱31には圧力の高い空気をシール
ガスGとして供給するためのガス供給口35を設けてい
る。
【0013】リンクプレート5cの他端にはレバー36
の中程をピン結合5dしており、レバー36の両側には
シュート8の側壁8aとの間においてシリンダー装置3
7,37を介装している。このシリンダー装置37,3
7はレバー36をリンクプレート5cの軸心に沿って出
退駆動するものである。
【0014】以下、上記構成における作用を説明する。
左右一対のシリンダー装置37,37を同期して駆動
し、レバー36を適当範囲内で反復反転して出退させる
と、レバー36にピン結合したリンクプレート5cとリ
ンクプレート5cにピン結合5bした接続プレート5a
および接続プレート5aに接続したシールパイプ21が
一定距離内で出退し、接続プレート5aに接続した可動
系ロストル3aが出退する。このとき、リンクプレート
5cの軸心は接続プレート5aの出退方向と平行であ
り、リンクプレート5cの両端における双方のピン結合
5b,5dはリンクプレート5cの軸心に沿った一直線
上を反復移動する。
【0015】そして、経年変化によってストーカSが上
下に位置ずれを起こし、この位置ずれに伴って接続プレ
ート5aとリンクプレート5cのピン結合5bの位置が
ずれた場合には、双方のピン結合5b,5dにおいてリ
ンクプレート5cの回動を許容することによりリンクプ
レート5cの変移を許容し、リンクプレート5cの変移
に伴って生じるレバー36とリンクプレート5cのピン
結合5dの位置の変移をシリンダー装置37,37の出
退によって許容する。したがって、経年変化によっても
ストーカの駆動系に無理な力が作用しない。
【0016】また、シールパイプ21がリンクプレート
5cとともに出退し、シール手段30がシールパイプ2
1を摺動自在にかつ気密に保持してシールパイプ21の
外周面とシュート8の側壁8aの間をシールするので、
シュート8内の空気およびダストが外部に漏れ出ること
がない。
【0017】つまり、風箱31のシール材受け部31c
に装着したシール材32がシールパイプ21の外周面に
摺接し、挿通孔31aの周囲において風箱31とシール
パイプ21の間をシールする。しかも、リンクプレート
5cの出退に際し、シール材32は定位置に留まってシ
ールパイプ21の外周面に摺接するので、機械的疲労に
よって寿命が短くなることがない。
【0018】さらに、ガス供給口35から風箱31のシ
ールガス封入空間31bに、シュート8内および外部よ
り高圧の空気等をシールガスGとして封入することによ
り、シールパイプ21との摩擦によってシール材32が
摩耗しても、シュート8内の空気およびダストが外部に
漏れ出ることがない。つまり、シール材32の摩耗によ
って間隙が生じた場合には、風箱31内の圧力の高いシ
ールガスGがシュート8内に流入するので、シュート8
内の空気が外部に漏れ出ることがない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、双方
のピン結合においてリンクプレートの変移を許容し、リ
ンクプレートの変移に伴って生じるレバーとリンクプレ
ートのピン結合の位置の変移をシリンダー装置の出退に
よって許容ことにより、経年変化によってもストーカの
駆動系に無理な力が作用しない。また、シール手段のシ
ール材は定位置に留まってシールパイプの外周面に摺接
するので、機械的疲労によって寿命が短くなることがな
い。さらに、シール材が摩耗しても、風箱内の圧力の高
いシールガスがシュート内に流入することによってシュ
ート内の空気が外部に漏れ出ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるストーカの駆動部構
造を示す断面図である。
【図2】従来の焼却炉の内部を示す斜視図である。
【図3】従来のストーカの駆動部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 可動火格子フレーム 3a 可動系ロストル 4 駆動シャフト 5a 接続プレート 5b,5d ピン結合 5c リンクプレート 5e レバー 8 シュート 9 貫通孔 30 シール手段 31 風箱 31a 挿入孔 31b シールガス封入空間 32 シール材 36 レバー 37 シリンダー装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に出退する可動系ロストルを有
    するストーカの下方にシュートを配置し、ストーカの下
    部に可動系ロストルと一体に出退する接続プレートを設
    け、この接続プレートにリンクプレートの一端を揺動自
    在にピン結合するとともに、リンクプレートをシュート
    の側壁に形成した貫通孔に出退自在に挿通して配置し、
    リンクプレートの他端にレバーの中程をピン結合し、レ
    バーの両側にレバーをリンクプレートの軸心に沿って出
    退駆動する一対のシリンダー装置を連結し、リンクプレ
    ートに遊嵌するシールパイプをシュートの前記貫通孔に
    出退自在に挿通するとともに、シールパイプの一端を接
    続プレートに固定して閉塞し、前記貫通孔の周囲に、シ
    ールパイプを摺動自在にかつ気密に保持してシールパイ
    プの外周面とシュートの側壁の間をシールするシール手
    段を設け、シール手段は、シールパイプを挿通するため
    の挿通孔を有し、シールパイプの周囲にシールガス封入
    空間を形成する風箱と、シールパイプの外周面に摺接
    し、挿通孔の周囲において風箱とシールパイプの間をシ
    ールするシール材とを備えたことを特徴とするストーカ
    の駆動部構造。
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