JPH07206U - 爪切り - Google Patents

爪切り

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JPH07206U
JPH07206U JP3517593U JP3517593U JPH07206U JP H07206 U JPH07206 U JP H07206U JP 3517593 U JP3517593 U JP 3517593U JP 3517593 U JP3517593 U JP 3517593U JP H07206 U JPH07206 U JP H07206U
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JP3517593U
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保 星川
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豊泉 修
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 爪切りの際、切断端からひゞ割れが生ずるの
を防ぐ。 【構成】 刃先1の一端部又は両端部に、噛合わない区
間2を設け、この区間の刃先間隙が外端へ向って漸増す
るようにした。この区間2が爪の切断部、非切断部の境
界への応力集中を無くし、ひゞ割れ発生を無くした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は爪切りに関する。
【0002】
【従来の技術】
上下一対の刃先を噛合わせて爪を切る爪切りは、テコ式もペンチ式も、上下刃 先が全幅にわたって爪を噛み切れるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の爪切りで一枚の爪の途中まで切ると、その切断端から、まだ切っていな い部分へひゞ割れし易い。脆くなった爪では、爪の縦しわ沿いにひゞ割れする。 これはやむを得ないと考えられてきたが、本考案者は爪切り刃先の改良によっ て、これを防ぎ得るのでないかと考え、これを考案の目的として取上げた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の爪切りは、上下一対の刃先を押合わせ接触させた時、その一端部又 は両端部の短い区間は接触せず、その区間の刃先間隙は外端へ向って漸増してい ることを特徴とする。 その刃先が接触しない区間は、全幅にわたって噛合い接触する上下刃先を、上 記区間だけ前面から磨り落して、漸増する刃先間隙を形成したものが勧められる 。
【0005】
【作用】
この考案の爪切りは、刃先の端部に噛合わない区間を設けてあり、その区間の 刃先間隙は外端へ向って漸増している。従って、この爪切りで爪の途中まで切る と、上記区間が噛み込んだ部分は切り残した厚みが漸増する。つまり完全に噛み 切られた所から、刃先が僅かに切込んだだけか、全く爪に達しない所が、切込み 線の延長上に出来る。 その結果、ひゞ割れは生じても上述の切り残した部分に生じ、従来のような方 向不定なひゞ割れや縦割れを生じない。
【0006】
【実施例】
図1はこの考案一実施例の立面図、図2はその要部平面図、図3は同じく刃先 を噛合わせた状態の正面図で、刃先を1、その両端部の噛合い時接触しない区間 を2としている。区間2の長さは1.5〜3.0mm、最大間隙は1.0mmに している。この実施例は両端部に接触しない区間2を設けたが、一端部だけでも よい。たゞし一端部だけの場合、その一端部が爪の途中を噛むよう爪切りの使い 方が制約される。 この実施例は当初、図4のように全幅にわたって噛合い、爪の丸みに合わせて 湾曲していた刃先1の端部を前面から研磨機で直線状に磨り落すことにより、図 3のように区間2の刃先間隙が外端へ向けて漸増するようにしたものである。な お上下刃先の一方だけ研磨して、刃先間隙を作ってもよい。 通常、爪切りの上下刃先1は図1でもそうであるように、反っ歯のように前方 へ出ているので、前面から研磨すれば容易に、刃先に漸増間隙区間2を作ること が出来る。
【0007】 この考案は、考案者の着想の試作、実験の結果生まれたものであるが、一応、 原理的にも考察したので、これを次につけ加える。 図5,6は従来の爪切りで爪Nを途中まで切ったところで、刃先1´の端に縦方 向にひゞ割れCを生じた状態と、そのひゞ割れCを起こした爪内の応力、歪み分 布(矢印)を示す。刃先はV形であるから、爪の成分を押分けて入り込む(図6 )。押分けられる爪の成分は、刃先1´の外端では未だ切られていない隣接部に よって拘束される。その隣接部の拘束を振り切って押分けられるから、剪断破壊 を生ずる。また切断部を押開く力で、上記剪断位置に曲げ力も加わる。 その結果、爪の脆さに応じたひゞ割れCが発生する。
【0008】 図7,8はこの考案の爪切りで、爪Nを切った場合を示す。 刃先1の中央部によって生ずる応力、歪みは図5,6の従来例と変りない。し かし端部の刃先間隙が漸減する区間2では、応力、歪みも漸減し、それが零にな った所で隣接部につながるから剪断破壊は生じない。区間2が緩衝地帯となるか らである。 以上は後から加えた推察であって、実験で切断部を拡大鏡で調べた結果、この 考案によりひゞ割れがほゞ完全に防がれることを確かめ得た事実こそ重要である 。 なお、この考案の実施態様はその要旨の範囲内で変化、応用し得ること言うま でもなく、ペンチ形その他の爪切りにも当然、当てはまる。
【0009】
【考案の効果】
この考案は従来見過ごされていた爪切りによる爪のひゞ割れを、刃先の簡単な 改良で解消した。 すなわちこの考案は、爪切りの刃先端部に刃先が接触しない区間を設けること により、爪の切断部と非切断部の間に緩衝地帯が生じ、両者の境界への応力集中 、ひゞ割れが防止出来ることを実証した。 また刃先端部の非接触区間は、従来通り全幅が噛合う刃先の端部だけ、前面か ら磨り落して形成したものが好適なことも示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例立面図。
【図2】図1の要部平面図。
【図3】同じく噛合わした状態の前面図。
【図4】全幅が噛合った刃先の前面図。
【図5】従来の爪切り状況説明図。
【図6】図5の要部断面説明図。
【図7】この考案による爪切り状況説明図。
【図8】図7の要部断面説明図。
【符号の説明】
1 刃先 2 接触しない区間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対の刃先を押合わせ接触させた
    時、その一端部又は両端部の短い区間は接触せず、その
    区間の刃先間隙は外端へ向って漸増していることを特徴
    とする爪切り。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の爪切りにおいて、 その刃先が接触しない区間は、全幅にわたって噛合い接
    触する上下刃先を、上記区間だけ前面から磨り落とし
    て、漸増する刃先間隙を形成したものであることを特徴
    とする爪切り。
JP3517593U 1993-06-04 1993-06-04 爪切り Expired - Lifetime JPH0747051Y2 (ja)

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JP3517593U JPH0747051Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 爪切り

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JP3517593U JPH0747051Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 爪切り

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JPH07206U true JPH07206U (ja) 1995-01-06
JPH0747051Y2 JPH0747051Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=12434521

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JP (1) JPH0747051Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5110551B1 (ja) * 2011-08-10 2012-12-26 興和商事株式会社 爪切り
WO2013021693A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 興和商事株式会社 爪切り

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WO2013021474A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 興和商事株式会社 爪切り
CN103717107A (zh) * 2011-08-10 2014-04-09 兴和商事株式会社 指甲刀

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0747051Y2 (ja) 1995-11-01

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