JP3007115U - 接木カッター - Google Patents

接木カッター

Info

Publication number
JP3007115U
JP3007115U JP1994010047U JP1004794U JP3007115U JP 3007115 U JP3007115 U JP 3007115U JP 1994010047 U JP1994010047 U JP 1994010047U JP 1004794 U JP1004794 U JP 1004794U JP 3007115 U JP3007115 U JP 3007115U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
groove
scissors
thin blade
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994010047U
Other languages
English (en)
Inventor
泰弘 那須野
Original Assignee
ナスニックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナスニックス株式会社 filed Critical ナスニックス株式会社
Priority to JP1994010047U priority Critical patent/JP3007115U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3007115U publication Critical patent/JP3007115U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 台木、穂木の茎の傾斜した接木面を熟練者並
みに一定角度で切断するための道具。 【構成】 鋏の片側刃部1に薄刃2を付け、他側刃部3
の上面には斜めに凹溝4を設けた。凹溝4に台木又は穂
木の茎を寝かし入れて両刃部1、3を閉じると、茎が一
定角度で切断される。凹溝4とこれに切込んだ薄刃2と
の角度が所要の接木面傾斜角になるようにしている。図
の9、10は噛合わせ案内材である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は接木する台木と穂木の茎に接木面となる傾斜切断面を作るカッター に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、台木と穂木双方の茎に接木面を作るには、熟練者がかみそり等の刃物で 接木位置を傾斜切断している。未熟者が傾斜切断すると傾斜角が一定しないため 、台木と穂木が曲がって接続したり、全面密着しないため接木が失敗に終ること が多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本出願人は接木作業を未熟者でも出来るようにしようと考えた。熟練者の作業 を分析すると、切断すべき台木又は穂木を普通左手に持つその持ち方や、刃物を 扱う右手の使い方が熟練により常に一定している。このように台木や穂木を一定 姿勢に保持し、刃物を一定の軌跡を描くように動かす道具を与えれば、未熟者で も可能になる。そのような道具の開発をこの発明の課題として取上げた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の接木カッターは、鋏の片側刃部には他側刃部へ向う薄刃が交換可能 に取付けられ、上記他側刃部の上面には上記両刃部を閉じた時上記薄刃が切込む 位置に、台木又は穂木の茎を寝かし支える凹溝を備え、上記凹溝は上記薄刃の向 きに対して、目的とする接木面の傾斜に等しい傾斜角で設けられていることを特 徴とする。あるいは又、鋏の片側刃部の先端寄りに、他側刃部へ向う薄刃が交換 可能に取付けられ、該刃部基端寄りに噛合わせ案内材の一方を備え、上記他側刃 部には上記噛合わせ案内材の他方と、上記両刃部を閉じた時上記薄刃が切込む位 置に台木又は穂木の茎を寝かし支える凹溝とを備え、上記凹溝は上記薄刃の向き に対して、目的とする接木面の傾斜に等しい傾斜角で設けられていることを特徴 とする。
【0005】
【作用】
接木面を鋏で切って作ると、鋏の剪断作用により接木面の繊維細胞が潰され水 分の吸上げを遮断するため、切断具として鋏を使えないことは周知である。しか しこの発明はあえてその鋏を使用する。ただし鋏に刃が付くのは片側だけで、他 側には台木や穂木の茎を所要角度に寝かす凹溝がある。刃は剪断刃でなく、切込 み切断する薄刃である。こうして熟練者の右手と左手を鋏の両刃部に分担させた のである。
【0006】
【実施例】
図1、2はこの考案の一実施例で、図5は鋏を開いた状態である。図中1は片 側刃部、2はその薄刃、3は他側刃部、4はその凹溝、5は鋏の軸ピン、6、7 は鋏の柄、8は刃台、9は噛合わせ案内材(板)、10は同じく案内材(溝)で ある。案内材(溝)10は他側刃部3の内側面に固定している(図4)。 薄刃2とこれを固定した刃台8とは、X−X断面を示す図3が分りよい。薄刃 2はかみそり刃で、その基部が刃台8の中に埋められている。その刃台8は止ネ ジ11二本によって片側刃部1の凹陥面にはめ込み固定されている。
【0007】 他側刃部3の表面には図2のように、薄刃2の向きに対し接木面の傾斜に合わ せた傾斜角αの凹溝4を備える。薄刃2は他側刃部3の内側面沿いに降りてくる が、この実施例では他側刃部3の内側面に補助凹溝材12を加えて、薄刃2が他 側刃部3の内側面と補助凹溝材12との間隙に降りてくるようにしている。その 補助凹溝材12の上面、凹溝4の延長上に補助凹溝4´がある。切断される台木 又は穂木の茎Aはこれら凹溝4、4´に寝かして両側支持され、その間隙で垂直 に切断される。この垂直切断により切断面は正確に角αだけ傾斜した接木面にな る(図2)。従来の人手による傾斜切断は通常、刃を茎の長手へ向けているが、 この発明の薄刃2は茎の横断方向へ向ける。これによって切断傾斜角αが常に正 確に得られるのである。
【0008】 図5は両刃部1、3が開いているので、片側刃部1についた刃台8とその薄刃 2や、噛合わせ案内材(板)9がよく見える。他側刃部3に付けた補助凹溝材1 2と噛合わせ案内材(溝)10とは破線で現わしている。これらと他側刃部3と の固定手段は任意で、一体成形でも、溶接、ろう接でも、ネジ止めでもよい。な お片側刃部1と噛合わせ案内材(板)9との固定手段も同様である。他側刃部3 の内側面につく補助凹溝材12と噛合わせ案内材(溝)10とを連続させ一体化 してもよい。 その他、この考案はその要旨から逸脱しない範囲で、実施条件により、設計者 の考えにより多様に変化、応用し得る。上記実施例は図2のように、鋏の柄6、 7を両刃部1、3に対し傾斜させて使いやすくしているが、使用目的別に設計を 変えるとか、凹溝傾斜角αを部品交換で変更可能にする等、容易に考えられる。
【0009】
【考案の効果】
この考案は接木作業熟練者の左右の手の働きを、狂いのない鋏の両側刃部に移 して、未熟者でも容易に正確に接木作業が出来るようにした。 すなわち鋏の片側刃部に薄刃をつけ、他側刃部に接木面の傾斜に合わせた角度 αの、台木又は穂木の茎を寝かす凹溝を設けたから、切断面の傾斜は常に一定す る。そしてその切断は茎を横断するように切るので、長手方向に傾斜切断する場 合のように茎の撓みによる切断面の湾曲の恐れがない。 またこの考案の接木カッターは片側刃部、他側刃部が噛合わせ案内材によって 常に狂いなく開閉するようにしたので、鋏の軸ピンがゆるんできても、またこの 発明を和鋏に適用しても、常に支障なく正確に働くのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の平面図。
【図2】図1の立面図。
【図3】図1のX−X断面図。
【図4】図1のY−Y断面図。
【図5】図1の口を開いた状態説明図。
【符号の説明】
2 薄刃 4 凹溝 9 噛合わせ案内材(板) 10 同上(溝)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋏の片側刃部には他側刃部へ向う薄刃が
    交換可能に取付けられ、上記他側刃部の上面には上記両
    刃部を閉じた時上記薄刃が切込む位置に、台木又は穂木
    の茎を寝かし支える凹溝を備え、上記凹溝は上記薄刃の
    向きに対して、目的とする接木面の傾斜に等しい傾斜角
    で設けられていることを特徴とする接木カッター。
  2. 【請求項2】 鋏の片側刃部の先端寄りに、他側刃部へ
    向う薄刃が交換可能に取付けられ、該刃部基端寄りに噛
    合わせ案内材の一方を備え、上記他側刃部には上記噛合
    わせ案内材の他方と、上記両刃部を閉じた時上記薄刃が
    切込む位置に台木又は穂木の茎を寝かし支える凹溝とを
    備え、上記凹溝は上記薄刃の向きに対して、目的とする
    接木面の傾斜に等しい傾斜角で設けられていることを特
    徴とする接木カッター。
JP1994010047U 1994-07-22 1994-07-22 接木カッター Expired - Lifetime JP3007115U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010047U JP3007115U (ja) 1994-07-22 1994-07-22 接木カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010047U JP3007115U (ja) 1994-07-22 1994-07-22 接木カッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3007115U true JP3007115U (ja) 1995-02-07

Family

ID=43142967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994010047U Expired - Lifetime JP3007115U (ja) 1994-07-22 1994-07-22 接木カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3007115U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016114484A1 (ko) * 2015-01-15 2016-07-21 오상영 접목용 가위
CN107258331A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 王建明 削苗器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016114484A1 (ko) * 2015-01-15 2016-07-21 오상영 접목용 가위
CN107258331A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 王建明 削苗器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7458160B2 (en) Ergonomic handle for scissors and other tools
EP1656893A2 (en) Combined grip-cut tool
CA2198531A1 (en) Multiple purpose compound action snips
JP3007115U (ja) 接木カッター
US7565746B2 (en) Hairdressing scissors
US4464837A (en) Gripper device for hedge and shrubbery trimmer shears
US20040118251A1 (en) Wire stripper
US20130239417A1 (en) Hand held cable cutter
JPS61193690A (ja) ワイヤ切断プライヤ用のワイヤ保持器
US6115922A (en) Punch pliers device for cutting J-channel siding elements
US20040107582A1 (en) Cutter blade with reduced resistance
JP3910599B2 (ja) 剪定鋏
JP4775927B2 (ja) 枝切り鋏
US404736A (en) John l
JP2016042829A (ja) 被切断物挟持部材及びこれを備えた枝切り鋏
EP1097787A1 (en) Device for cutting welded wire structure
WO1995015078A9 (en) A cutting tool
JPS6219158Y2 (ja)
CN217722114U (zh) 一种嫁接剪
CN218303380U (zh) 烟叶去梗装置
KR20110008301U (ko) 원예용 양손 가위
CN217241573U (zh) 一种修剪方便的手动修枝剪
JP3694486B2 (ja) 回り縁用切断具
JP3099974U (ja) ウレタン削り用ナイフ
JPH0210919Y2 (ja)