JPH07206B2 - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

Info

Publication number
JPH07206B2
JPH07206B2 JP3182283A JP18228391A JPH07206B2 JP H07206 B2 JPH07206 B2 JP H07206B2 JP 3182283 A JP3182283 A JP 3182283A JP 18228391 A JP18228391 A JP 18228391A JP H07206 B2 JPH07206 B2 JP H07206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
tape
product tape
take
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3182283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0523743A (ja
Inventor
高治 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Dobby Co Ltd
Original Assignee
Yamada Dobby Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Dobby Co Ltd filed Critical Yamada Dobby Co Ltd
Priority to JP3182283A priority Critical patent/JPH07206B2/ja
Publication of JPH0523743A publication Critical patent/JPH0523743A/ja
Publication of JPH07206B2 publication Critical patent/JPH07206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スチールテープにタ
ーミナル,リードフレーム等の製品をプレスで成型加工
し、プレスの終った連鎖状製品テープを通常層間紙と呼
んでいる紙テープと重合して巻取リールに巻取る巻取装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−123416号公報に開示
されている巻取装置は、機台の後側壁に固着したモータ
の回転軸に樋状をしたガイド受けを取付け、常時はガイ
ド受けを垂下状態の待避位置におく。巻取開始時にガイ
ド受けを回動させて、製品テープの通路と略同一線上の
水平状態に設定した後、繰出しローラを回転して製品テ
ープの始端を繰出し、リール軸に巻かれている紙テープ
と重合して巻取リールに巻取る。製品テープの始端部が
巻取リールに巻取られると直ちに繰出しローラのモータ
の回転を停止するとともにガイド受けを待避位置に復帰
させる。モータの回転を停止した後の繰出しローラは、
製品テープの巻取りに係る走行に追従して回されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】巻取開始時に樋状のガ
イド受けに製品テープを載置して繰出すと、繰出しロー
ラから巻取リールまでの距離が長いために自重で垂れ下
がろうとしている始端部が躍り上って上下に脈動し、製
品テープの始端が正確に紙テープに重合されてリール軸
に巻取られないことがある。
【0004】始端巻取り後の繰出しローラは、製品テー
プの走行に追従して回されるだけであるから巻取リール
に巻かれる製品テープに適正な張力を付与することがで
きない。巻取径が増加するにつれて巻取速度が高速にな
るために巻取リールの直径の増加に対応して巻取速度
(巻取リールの回転数)を変化しなければならないが、
巻取速度の変速の都度、巻取られる製品テープに急激な
引張り、もしくは、弛みが生じて巻取形状にムラが生じ
る。
【0005】プレス製品は周知の如く薄い鉄板(約0.
2mm厚さ程度)であり、巻取時に急激な引張りが働く
とプレス製品を押し潰して損傷するという問題があっ
た。特に製品テープの巻取径が大きい状態で、巻取リー
ルの回転数を変化すると、巻取速度が急激に変化して前
記問題が発生し易いので、巻取リールを大型(大きな巻
取径)にできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記従来の
課題を解消するものであって、ガイドローラと巻取リー
ルの間の製品テープの通路に製品テープガイド筒を回動
自在に軸支し、製品テープガイド筒を紙テープと重合し
て巻取られた製品テープの巻取径に対応してリール軸近
辺から巻取リール外周に向けて変位させるガイド筒揺動
装置を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】巻取開始時には、繰出しローラで繰出された製
品テープの始端は、断面形状が矩形の筒状の製品テープ
ガイド筒に案内されてリール軸と紙テープの間へ導かれ
るので、確実に紙テープと重合して巻取リールに巻取ら
れる。製品テープ巻取中は、巻取径の増加に対応して製
品テープガイド筒が巻取リールの外周に向けて変位し、
製品テープの巻取が終わるまで製品テープを案内する。
製品テープガイド筒で案内される製品テープには摩擦抵
抗によって適度の張力が付与される。
【0008】
【実施例】図1,図2に示す実施例の巻取機は、従来巻
取機に設けていた巻取リールと紙テープリールを、リー
ルカセットに収容し、リールカセット毎自動交換するよ
うにした自動巻取機であり、先ずリールカセット1の実
施例を図6〜図8にしたがって説明する。
【0009】上下パイプ2,3,4、中間パイプ5、左
右パイプ6,7と前後の下パイプ3,4を連結する左右
の連結パイプ8,8を図6,図7に示すように溶着して
枠状のカセット本体17を形成する。上下パイプ2,3
と中間パイプ5に補強板9を溶着し、その補強板9に紙
テープリール支持軸10とガイド軸11が固着されてい
る。中間パイプ5と右パイプ7の連結部に溶着した鉄板
12にピン13を溶着し、そのピン13にガイドローラ
14が回動自在に支承されている。ガイドローラ14の
片側の鍔には、ガイドローラ14の回転検出用に4等分
の切欠溝14aが削設されている。
【0010】中間パイプ5と下パイプ3に軸支持用補強
板15を溶着し、補強板15に対向させて軸支持用補強
板16を下パイプ4に溶着する(図8)。上パイプ2と
左右パイプ6,7に(カセット本体の上方の左右)サン
プル受箱18,18を溶着する。カセット本体の下方の
左右にコーナー板19,19を溶着し、コーナー板19
の下面はカセット1を直立状態で移動する摺動基準面と
し、側面には係合ピン挿入用長孔20が削設されてい
る。このようにカセット本体17はパイプ材を主体とす
る溶接構成であるから軽量であり、コーナー板19,1
9の下面を基準面として直立状態で載置できるようにな
っている。
【0011】前記軸支持用補強板15,16に中間軸2
1を回動自在に支承し、中間軸21に歯車22と鎖車2
3を一体的に取付ける。24は軸支持板で、L字状に折
曲形成した上部を中間パイプ5に引掛けて4個のボルト
で前記補強板15に取付けてある。この軸支持板24に
リール支持軸25を回動自在に軸支し、本実施例のリー
ル駆動伝達手段は、リール支持軸25に固着した鎖車2
6と前記鎖車23にチェーン27を懸回し、歯車22の
回動に伴ってリール支持軸25が回動するように構成さ
れている。
【0012】リール支持軸25には巻取リール28に回
転を伝えるために2個の回転伝達ピン56を内側端面に
突設した内側のリール保持板57が螺着されている。外
側のリール保持板58は、空の巻取リール28をリール
支持軸25に装着後(巻取リール28は、リール保持板
57の回転伝達ピン56に挿入するとともに、リール保
持板57のボス部に嵌入する。)、ボス部に螺合したク
ランプレバー(図示せず)でリール支持軸25にクラン
プする。
【0013】54は、前記サンプル受箱18の下面に固
着した薄い厚さの板ばねでガイド軸11の表面に弱い弾
力で圧接している。55は、前記軸支持板15に溶着し
たL字状取付板15Aに固着した製品テープ支え軸であ
る。
【0014】このリールカセット1は、図6に仮想線で
図示したようにリール支持軸25に巻取リール28を装
着し、紙テープリール支持軸10に紙テープリール30
を装着してから紙テープVをガイドローラ14、ガイド
軸11、テープ支え軸55に掛けてその始端をリール軸
29に貼着した状態で巻取機で使用するものである。
【0015】次にリールカセット1を使用した巻取機の
実施例の概要について説明する。
【0016】図1、図2において、機台31は梯子状の
枠に溶着されていて、左右に夫々4個の車輪37を取付
け、巻取機を所望のプレスに対向する位置に設置して使
用し得るようになっている。機台31上に往レール3
2,32、復レール33,33と往,復レール32,3
3を連結する連結レール34,35を取付けてリールカ
セット1を載置して図2の矢印a,b,c,dのように
循環移送するようになっている。
【0017】即ち、巻取位置Sのリールカセット1の巻
取完了毎に、左右のカセット移動用係止バー66に等間
隔Pで上下に2個づつ合計20個(66Aは下側だけで
10個)植設した係合ピン67をリールカセットの長孔
20に係合し、ロッドレスシリンダー65によって往レ
ール32,32と、復レール33,33上に載置されて
いる10個のリールカセット1を同時にa,c方向に所
定間隔Pだけ間欠移送する。
【0018】連結レール34,35上に送り出されたリ
ールカセット1を、巻取装置70の運転中に長いロッド
レスシリンダー63の鉤片64によって、往レール3
2,復レール33上のリールカセットと対向する位置に
送り出し(矢印b,d)、矢印a,b,c,dの循環移
送をする。
【0019】巻取が終って往レール32上に送り出され
たリールカセット1は、図1に図示した直立状態で保管
していたカセット交換台68を交換するリールカセット
と対向する位置に移動し、略水平状態にして完成品リー
ルの交換をする。完成品リールカセット1を往レール3
2上からカセット交換台上68上に取り出し、完成品リ
ールと次の巻取リールと交換した後、リールカセット1
を往レール32上に戻す。(尚、リールカセット循環移
送装置の詳細については特願平3−117342号を参
照され度)巻取位置Sのリールカセット1の下方の機台
31には、リール回動装置40(図9)が設けてある。
【0020】機台31に固着したブラケット41とエヤ
シリンダ42をピン43連結する。機台31に溶着した
ステーに支軸46を取付け、その支軸46にモータ取付
ベース47を揺動自在に支承する。モータ取付ベース4
7の上面にボルト締めしたブラケット48とエヤシリン
ダ42のピストンロッド44をピン49で連結する。モ
ータ取付ベース47に固着したリール駆動用モータ50
の主軸に駆動歯車51が楔着されている。駆動歯車51
は、巻取位置Sに停止しているリールカセット1の歯車
22と対向している。
【0021】従って、エヤシリンダ42のピストンロッ
ド44が没入すると、駆動歯車51がリールカセットの
歯車22と噛合して、モータ50の回転がリール支持軸
24に伝達される。ピストンロッド44が突出すると、
モータ取付ベース47が揺動して駆動歯車57は図6の
仮想線で図示した位置に待避し、リールカセット1の移
動が可能となる。
【0022】次に図1〜図5の巻取装置70の実施例に
ついて説明する。
【0023】図1,図2において、復レール33側の機
台31上の左側に箱型の支柱71を右側に板状支柱72
を立設し、左右の支柱71,72に断面ロ形状の箱型に
形成したブリッジ73を固着して巻取装置本体が構成さ
れている。
【0024】ブリッジ73の前壁面に、製品テープwを
載せて案内する案内板74,75,76を固着し、繰出
しローラ77,挟持ローラ78,ガイドローラ79が回
動自在に軸支されている。繰出しローラ77の軸80
は、軸受81,81に回動自在に支承され(図5)、一
方向クラッチ付プーリ82と繰出駆動用モータ83のプ
ーリ84にベルト85が懸回されている。86は繰出し
ローラの軸80に固着したブレーキディスクで、鋏状の
一対のブレーキ腕87に取付けた小型の単動シリンダ8
8に圧空を供給すると、ブレーキシュー88がブレーキ
ディスク86を両側から挟着して、繰出しローラ77の
回動にブレーキを付与する。90は製品テープwの送り
量検知板で円周に等分に穿設した孔90aを光電センサ
91で検知し、製品テープを所定長送ったとき検知指令
を出すようになっている。
【0025】挟持ローラ78は図示しないばねで、繰出
しローラ77に圧着し、製品テープwの細い巾の平面を
挟持して送給する。尚、繰出しローラ77に既知のピン
付ローラを用い、製品テープwに等間隔で穿設されてい
る送り孔にピンを嵌入して送るときには挟持ローラ78
を省略することができる。ガイドローラ79の上方のブ
リッジ73に送られてきた製品テープwを下向きに方向
を変える湾曲ガイド板92が取付けてある。
【0026】ブリッジ73の下壁面に固着した取付板9
3に、空圧作動の揺動形ロータリアクチュエータ94が
取付けてある(図3)。上下が開放した梯形状の製品テ
ープガイド筒95に溶着したブラケット96を取付板9
3に回動自在に支承されているガイド筒軸97にボルト
締めし、ロータリアクチュエータ94の出力軸98とガ
イド筒軸97に楔着した歯車99,101を噛合し、ロ
ータリアクチュエータ94の回動によって、製品テープ
ガイド筒95が図1に仮想線で示す待避位置から実線で
示す作動位置まで略90°揺動するようになっている。
【0027】製品テープガイド筒95は薄い鉄板製で外
巾が空の巻取リール28の内巾より狭く形成されていて
(図3)、先端部が巻取リール28内に入った前記の作
動位置にあるとき、製品テープガイド筒95は、ガイド
ローラ79と巻取リール28の間の製品テープwの通路
にあって、ガイド筒の底面95aは略垂直でリール軸2
9の外周の外側を指向し、傾斜面95bがリール軸29
の外周近傍を指向するように設定されている。ガイド筒
の底面95aの先端(図1の下端)は、製品テープwを
円滑に案内するように平滑な円弧面に仕上げてある。
【0028】斯かる構成のガイド筒揺動装置100のロ
ータリアクチュエータ94には、図4に示す回路図のよ
うに配管されている。従って、電磁弁111のSOL
(b)をONにすると、製品テープガイド筒95は前記
の待避位置から略垂直状態の作動位置へ揺動し、SOL
(a)をONにすると、ガイド筒95は水平状態の待避
位置に戻る。製品テープガイド筒95が垂直状態又は揺
動途中で停止しているときに、切換弁112をONにす
ると、定量ポンプ113の一定量の圧空がロータリアク
チュエータ94に供給されて、製品テープガイド筒95
が所定角度回動する。切換弁112をOFFにすると、
定量ポンプ113内へ一定量の圧空が供給される。
【0029】繰出しローラ77とガイドローラ79の中
間のブリッジ73にカッター取付板103を固着し、カ
ッター取付板103に固定した下刃106と、カッター
取付板103の上方に固着した作動手段(例えばソノレ
イド)104により下刃106に対して進退動する上刃
107から成る切断カッター108が、製品テープWの
送り出し方向の前後(図1の左右方向)にサンプル長の
間隔で一対設けてある。この一対の切断カッター108
は、巻取位置Sに停止しているリールカセット1のサン
プル受箱18の上方に配設し、切断カッター108とサ
ンプル受箱18の間にサンプル落下案内筒109が設け
てある。
【0030】115は(図1)、例えば特開昭62−2
8026に開示されているように、プレスのガイドロー
ラ116と前記案内板74の間に垂れ下がる製品テープ
wのループ量を検出して、巻取速度を制御する既知のル
ープ量検出器である。T1,T2はプレスと巻取装置を
同時停止させる緊急停止用のタッチセンサ、S1〜S5
は光電センサであって、夫々の検知指令によってリール
駆動用モータ50の回転数をN1〜N5(N1>N2>
N3>N4>N5)に制御するようになっている。
【0031】118は支柱87に取付けた光電センサ
で、巻取位置Sにあるリールカセット1のガイドローラ
14の切欠溝の鍔14aと対向している。万一巻取中に
紙テープVが切れたとき、光電センサ118の検知指令
によって巻取装置70の運転を停止する。
【0032】斯かる構成の巻取装置70の作用について
説明する。
【0033】巻取位置Sにあるリールカセットの巻取リ
ール28の巻取りが完了し、完成品リールになると、
往,復レール32,33上のリールカセット1を同時に
所定間隔Pだけ間欠移動させて次のリールカセット1が
巻取位置Sに送られる。
【0034】リールカセット1が巻取位置Sに停止する
と、直ちに電磁弁111が作動(SOL(b)がON)
して、製品テープガイド筒95を作動位置に揺動させる
とともにリール回動装置40のエヤシリンダ42を作動
し、駆動歯車51がリールカセットの歯車22と噛合す
る。
【0035】続いて、繰出駆動用モータ83が作動し、
製品テープwを前方に繰出す。案内板75、76に案内
されて送られてきた製品テープwの始端がガイドローラ
79上に来ると、湾曲ガイド板92によって下向きに変
えて製品テープガイド筒95内へ導かれる。
【0036】製品テープガイド筒95内へ送られてきた
製品テープwの始端が傾斜面95bに案内されてリール
軸29の外周に近づいてくると、リール駆動用モータ5
0が作動して製品テープwと紙テープvを重合して巻取
リール28に巻取られる。
【0037】このとき、ガイドローラ79から垂れ下が
った状態の製品テープwの始端がリール軸28に巻取ら
れるまでの間に、図1の左右方向に揺れ動いたり脈動し
ても製品テープガイド筒が箱状であり、始端が底面95
aと傾斜面95bに案内されるので製品テープwの始端
部の自動巻取りが確実に行われる。
【0038】リールカセット1の交換で巻取装置70の
運転が停止している間も、プレスは自動運転を行ってい
るので、製品テープwの始端部の自動巻取りが行われる
時には、プレスのガイドローラ116と案内板74間の
製品テープwのループは、ループ量検出器115の光電
センサS1とS2との間に垂れ下がるように設定されて
いる(図1の状態)。
【0039】製品テープwの始端部の自動巻取りが行わ
れると、直ちに繰出駆動用モータ83を停止するととも
に、小型の単動シリンダ88に圧空を供給して繰出しロ
ーラ77にブレーキを付与する。そのために、巻取リー
ル28から繰出しローラ77までの製品テープwには適
度の張力が付与され、繰出しローラ77は巻取りに係る
製品テープWの走行に追従して回される。従って繰出し
ローラ77は、製品テープの始端の繰出しを行った後
は、ブレーキを付与した通常のガイドローラと同様の作
用をしている。
【0040】リール駆動用モータ50の回転数は、N1
>N2>N3>N4>N5に設定されているので、ルー
プ量が光電センサーS1とS2の間にあって、リール駆
動用モータ50がN1で回転しているときにはループ量
が小さくなって行き、モータ50がN2で回転している
ときにはループ量が大きくなって行く。光電センサーS
1,S2の検出が交互に行われ、リール駆動用モータ5
0の回転数が交互にN1,N2回転に制御されて製品テ
ープwが巻取リール28に巻かれて行き、巻取径が或る
程度大きくなると光電センサーS2,S3の検出が交互
に行われて、リール駆動用モータはN2,N3の回転に
制御される。このようにしてループ量が段々小さくなっ
て行き、巻取リール28が完成リールに近づいたときに
は、ループ量は光電センサS4とS5の間にあってリー
ル駆動用モータ50はN4,N5の低速回転で交互に回
転するように制御されて製品テープwが巻取リール28
に巻取られて行く。
【0041】巻取リール28に巻かれた製品テープwと
紙テープvの重合テープの巻取径が大きくなるにつれ
て、製品テープガイド筒95の底面95aの先端が、巻
かれたテープの外周と所定間隔を保って巻取られるよう
にロータリアクチュエータ94の回動が制御される。例
えば巻取開始後約8分で完成リールになる場合、巻取開
始後30秒,2分,4分,6分30秒の各時間毎に、図
示しないプログラムの指令によって切換弁112をON
にして、所定角度づつロータリアクチュエータ94を回
動させて、製品ガイド筒95を図1において反時計方向
に間欠的に回動させる。
【0042】ロータリアクチュエータ94の回動の制御
は、製品テープwの巻取量を検知する光電センサー91
の指令によって所定量づつ間欠回動するようにしても良
い。何れにしても、製品テープwが巻取リール28に巻
取られているときに、製品テープガイド筒の底面95a
の先端(下端)がガイドローラ79に連なる製品テープ
wに常時接触して製品テープwの張力を受けるように制
御される。
【0043】このようにして所定長の製品テープwの巻
取りが終ると光電センサ91のカウント指令により、リ
ール駆動用モータ50を停止した後、一対の切断カッタ
108で製品テープwの終端とサンプルを同時に切断す
る。
【0044】製品テープwの切断後、リール駆動用モー
タ50を瞬時回転して切断カッタ108に連なっている
製品テープwの終端部を巻取って完成品リールとする。
直ちにリール回動装置40のエヤシリンダ42を作動し
て、駆動歯車51を待避位置に移動するとともに電磁弁
111を作動(SOL(a)をON)して製品テープガ
イド筒95を待避位置へ戻す。
【0045】以上によって巻取装置70の自動運転の1
サイクルが完了する。巻取装置70はループ量を光電セ
ンサS1〜S5で検出してリール駆動用モータ50の回
転数をN1〜N5に制御するとともに、巻取径に対応し
て製品テープガイド筒95を巻取リール28の外周に向
けて変位させ、巻取リール28に巻かれた製品テープの
外周と所定間隔で案内して巻取られるので、製品テープ
wは円滑に巻取られる。巻取中にリール駆動用モータ5
0の回転数を変えて、巻取速度を増速したとき急激な引
張りが生じても、ガイド筒揺動装置100が空圧作動の
ロータリアクチュエータ94であるから、圧縮性のある
空圧が急激な過負荷を吸収してクッション作用をするの
で均一な張力で巻取られる。
【0046】尚、空圧作動のロータリアクチュエータ9
4の代りに、パルスモータ等で製品テープガイド筒95
を揺動させる場合には、パルスモータ等の出力軸とガイ
ド筒軸の間にトルクばねを介装して、急激な過負荷をば
ねの弾力で吸収するようにしても良い。
【0047】上記実施例は、巻取リールと紙テープリー
ルをリールカセットに設けて、リールカセット毎交換し
て自動的に巻取りを行う巻取装置について説明したが、
この発明は、巻取リールと紙テープリールを巻取装置本
体に設けたものにも実施し得るし、前記特開昭61−1
23416号公報記載の巻取機のように、製品テープを
水平方向に導いて繰出しローラから直接巻取リールに巻
取るものにも実施し得る。
【0048】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、製品テープガ
イド筒の先端を巻取リールのリール軸の近辺まで回動さ
せて製品テープの始端を案内するので、巻取開始時の始
端の自動巻取りが確実に行われて、始端の巻取りミスを
起すことが無い。、又、製品テープガイド筒を、紙テー
プと重合して巻取られた巻取径に対応して巻取リール外
周に向けて変位させるので、製品テープの巻取りが円滑
に行われる上に、本発明によれば巻取モータの変速時に
おける急激な過負荷を吸収して製品テープを均一な張力
で巻取ることができるので巻取状態の変形が防止でき
る。従って、製品テープを損傷する惧れが無いので巻取
装置の高速化と巻取リールの大型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す巻取装置の正面図。
【図2】巻取装置の一部を省略した図1の平面図。
【図3】図1のIII-III 断面図。
【図4】ガイド筒揺動装置の空圧回路図。
【図5】図1のV−V断面図。
【図6】リールカセットの実施例を示す正面図。
【図7】図6の側面図。
【図8】図6のVIII-VIII 断面図。
【図9】リール回動装置の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
28 巻取リール 70 巻取装置 77 繰出しローラ(ガイドローラ) 79 ガイドローラ 94 ロータリアクチュエータ 95 製品テープガイド筒 100 ガイド筒揺動装置 v 紙テープ w 製品テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールテープをプレスで成型加工し、
    プレス加工の終った製品テープと紙テープを重合して巻
    取リールに巻取る巻取装置において、ガイドローラと巻
    取リールの間の製品テープの通路に製品テープガイド筒
    を回動自在に軸支し、製品テープガイド筒を紙テープと
    重合して巻取られた製品テープの巻取径に対応してリー
    ル軸近辺から巻取リール外周に向けて変位させるガイド
    筒揺動装置を設けたことを特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 ロータリアクチュエータの出力軸と製品
    テープガイド筒の支軸を連結し、ガイド筒揺動装置が空
    圧作動のロータリアクチュエータであることを特徴とす
    る請求項1の巻取装置。
JP3182283A 1991-07-23 1991-07-23 巻取装置 Expired - Fee Related JPH07206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182283A JPH07206B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182283A JPH07206B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0523743A JPH0523743A (ja) 1993-02-02
JPH07206B2 true JPH07206B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=16115568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3182283A Expired - Fee Related JPH07206B2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07206B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07132964A (ja) * 1993-11-04 1995-05-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子連続帯の梱包体
JP5665532B2 (ja) * 2010-12-27 2015-02-04 株式会社東芝 製造装置
CN104438447A (zh) * 2014-11-11 2015-03-25 中冶陕压重工设备有限公司 卷取机悬臂卷筒端部的活动支承装置
CN105562465A (zh) * 2016-03-17 2016-05-11 苏州金钜松机电有限公司 一种对合式伸线机收线盘
CN106623526A (zh) * 2016-12-14 2017-05-10 新乡市振英机械设备有限公司 一种卷框加工工装

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0523743A (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK73399A3 (en) Device and method for feeding film
US20110006148A1 (en) Tensioner for continuous web rewind roll
JP5124465B2 (ja) 繊維機械を運転する方法
JP4953592B2 (ja) 包装装置
ITMO20010229A1 (it) Dispositivo per il cambio di una bobina su un supporto al rotolamento
JPH07206B2 (ja) 巻取装置
WO1995018762A1 (en) Web reel brake control system
JP2007254084A (ja) ウェブ材の終端検出装置
JP4390918B2 (ja) 自動包装機用包材繰出し装置
JP4445455B2 (ja) ラベリングマシン用テープの引き出し装置およびラベリングマシン
JPS60242176A (ja) ウエブを延展する方法と装置
JPH0549583B2 (ja)
JP4402394B2 (ja) 空気入りタイヤ製造のためのリボン巻き付け装置及び巻き付け方法
CN114104800A (zh) 一种带材收卷机器人
JP4150652B2 (ja) 線状体のスクリーニング方法及びその装置
JPH054763A (ja) テープ状体の収納箱内への巻取り方法と装置
JPH04158015A (ja) 転写フィルム送り装置
JP3878473B2 (ja) ストレッチ包装機におけるフィルムロール制動装置
JP2819191B2 (ja) 延反機の反物自動セット装置
JP4402395B2 (ja) 空気入りタイヤ製造のためのリボン巻き付け装置及び巻き付け方法
JPH04351530A (ja) 帯状材料の供給装置
JPH06102222B2 (ja) 巻取機
JPH0523322Y2 (ja)
JP2654229B2 (ja) 包装機におけるフィルム巻取ロールの回転制動タイミング制御装置
WO1999046136A1 (en) Label apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950627

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees