JPH07206426A - アンモニア希釈槽 - Google Patents

アンモニア希釈槽

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JPH07206426A
JPH07206426A JP6002396A JP239694A JPH07206426A JP H07206426 A JPH07206426 A JP H07206426A JP 6002396 A JP6002396 A JP 6002396A JP 239694 A JP239694 A JP 239694A JP H07206426 A JPH07206426 A JP H07206426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
water
diluting tank
tank
dilution tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP6002396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takeuchi
良之 竹内
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンモニア貯蔵・気化設備廻りのアンモニア臭
発生の防止を図るとともに、アンモニア希釈槽内のアン
モニア水を一般排水と分離して有効利用を図ること。 【構成】上記目的は、アンモニア貯蔵・気化設備から排
出されるアンモニアを大量の水で除害するためのアンモ
ニア希釈槽において、該アンモニア希釈槽にアンモニア
水濃度を検出する電導度計を設け、アンモニア水濃度が
3%になるようにベント管のスプレーノズルからの水と
バックアップラインからのアンモニアガスとによってア
ンモニア水濃度を制御する構成としたことを特徴とする
アンモニア希釈槽とすることによって達成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンモニア貯蔵・気化
設備においてアンモニアを希釈、除害するために用いる
アンモニア希釈槽に係り、特に、上記設備廻りのアンモ
ニア臭の発生を防止し、かつアンモニアの有効利用を可
能にするアンモニア希釈槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンモニア希釈槽は、図2に示す
ように、アンモニアタンク1、アンモニア気化器2、ア
ンモニアアキュムレータ3からの安全弁排気及びドレイ
ンを希釈槽6内で溶解させていた。アンモニアは、毒性
を有するため、直接系外への排出ができないことから、
アンモニア希釈槽6内で溶解・希釈した後、一旦隣接す
る排水ピット12に集水し、その後、排水ポンプ13によっ
てポンプアップし、排水処理装置14に送水する構成とな
っていた。
【0003】しかし、アンモニア希釈槽6内の水は、ア
ンモニアガスの流入によってアンモニアが溶解してアン
モニア水となり、溶解の積み重ねに伴い、アンモニア水
中のアンモニア濃度は漸次上昇して、水に対するアンモ
ニアの溶解度が漸次低下し、アンモニア希釈槽6のベン
ト管からのアンモニアの排出が起るという問題があっ
た。
【0004】また、アンモニア貯蔵・気化設備内で発生
する一般排水とアンモニア水とが混在する排水を処理す
る必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は上記のよう
な問題点を有していた。本発明の目的は、上記従来技術
の有していた課題を解決して、アンモニア貯蔵・気化設
備廻りのアンモニア臭発生の防止を図るとともに、アン
モニア希釈槽内のアンモニア水を一般排水と分離してそ
の有効利用を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、アンモニア
貯蔵・気化設備から排出されるアンモニアを大量の水で
除害するために用いるアンモニア希釈槽で、該希釈槽に
アンモニア水濃度を検出する電導度計を設け、アンモニ
ア水濃度が3%になるようにベント管のスプレーノズル
からの水とバックアップラインからのアンモニアガスと
によってアンモニア水濃度を制御する構成としたことを
特徴とするアンモニア希釈槽とすることによって達成す
ることができる。
【0007】
【作用】アンモニア希釈槽のベント管に設けたスプレー
ノズルは、安全弁からの排気が発生する前に放水し、ア
ンモニア希釈槽内で溶解しなかったアンモニアガスをス
プレーノズルの水膜で気・液接触により吸収させるの
で、系外へのガスの排出がなくなる。
【0008】また、スプレーノズルからの放水によりア
ンモニア水のアンモニア濃度の上昇を抑え、常に一定濃
度に保つことによって、一般排水と分離してアンモニア
水をボイラー設備の薬注用として有効利用できるため、
アンモニア水の排水処理の必要がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のアンモニア希釈槽の構成につ
いて、ボイラー排ガス中の窒素酸化物低減用脱硝装置の
還元剤として用いるアンモニアを貯蔵・気化するアンモ
ニア希釈槽の場合を例として、図1によって具体的に説
明する。
【0010】アンモニアタンク1、アンモニア気化器
2、アンモニアアキュムレータ3からの安全弁排気及び
ドレイン、圧力逃がしライン5の排気をアンモニア希釈
槽内で溶解する。このアンモニア希釈槽6内には水が張
ってあり、安全弁排気管を水没させ、かつ、該安全弁排
気管に複数の孔を開けてこの孔からアンモニアガスを放
出して水に溶解させる構造としてある。その他、アンモ
ニア水濃度の調節のための電導度計7、撹拌機9やレベ
ルスイッチ8を設置し、また、一定濃度にしたアンモニ
ア水をボイラ薬注装置11に供給するアンモニア水移送ポ
ンプ10を設けておく。
【0011】ボイラ設備の毎日の起動・停止に伴い、ア
ンモニア貯蔵・気化設備も合わせて起動・停止する。その
ため、アンモニア気化器2内に残留した液化アンモニア
が蒸発して、アンモニアアキュムレータ3の圧力が漸次
上昇することから、圧力逃しライン5を設置し、この排
気をアンモニア希釈槽6に導入する。このとき、圧力逃
しライン5の差動圧力を検出し、アンモニア希釈槽6の
ベント管16に設置したスプレーノズル17を作動させて放
水を開始する。その後、安全弁排気管から放出されたア
ンモニアガスがアンモニア希釈槽6内で水によって溶解
され、アンモニア水が生成される。
【0012】また、起動・停止が頻繁に行われることか
ら、圧力逃しライン5からのアンモニア排出が増加する
ため、アンモニア希釈槽6内のアンモニア水濃度が徐々
に上昇する。そのため、アンモニア希釈槽6に設けた電
導度計7によって水に溶解しているアンモニアの電導度
を計測して、アンモニア濃度が3%になるように制御す
る。具体的には、アンモニア濃度が3%を超えたとき
は、ベント管16のスプレーノズル17から給水し、同時に
撹拌機9を動作させて、アンモニア希釈槽6内の電導度
が均一になるまで継続する。
【0013】一方、電導度計7のアンモニア濃度が3%
未満のときは、バックアップライン15からアンモニアガ
スを補給し、撹拌機9を動作させ、上記と同様に、電導
度が均一になるまで継続する。
【0014】上記によって一定濃度に保たれたアンモニ
ア水を、アンモニア水移送ポンプ10によりボイラの給水
・復水系の水質調整用薬注装置11に供給する。
【0015】
【発明の効果】以上述べてきたように、アンモニア希釈
槽を本発明構成の希釈槽とすることによって、従来技術
の有していた課題を解決して、アンモニア貯蔵・気化設
備廻りのアンモニア臭発生を防止するとともに、アンモ
ニア希釈槽内のアンモニア水を一般排水と分離して有効
利用を図ることができた。すなわち、アンモニア希釈槽
内のアンモニア水濃度制御手段としての電導度計、レベ
ルスイッチ、撹拌機を設けることによって、アンモニア
希釈の機能を備えたまま、一定濃度のアンモニア水をボ
イラ薬注装置用として有効利用することができるので、
アンモニア水の排水処理が不要となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アンモニア希釈槽廻りの一実施例の設備
系統図。
【図2】従来技術のアンモニア希釈槽廻りの設備系統
図。
【符号の説明】
1…アンモニアタンク、2…アンモニア気化器、3…ア
ンモニアアキュムレータ、4…脱硝装置、5…圧力逃し
ライン、6…アンモニア希釈槽、7…電導度計、8…レ
ベルスイッチ、9…撹拌機、10…アンモニア水移送ポン
プ、11…薬注装置、12…排水ピット、13…排水ポンプ、
14…排水処理装置、15…バックアップライン、16…ベン
ト管、17…スプレーノズル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンモニア貯蔵・気化設備から排出される
    アンモニアを大量の水で除害するためのアンモニア希釈
    槽で、該希釈槽にアンモニア水濃度を検出する電導度計
    を設け、アンモニア水濃度が3%になるようにベント管
    のスプレーノズルからの水とバックアップラインからの
    アンモニアガスとによってアンモニア水濃度を制御する
    構成としたことを特徴とするアンモニア希釈槽。
  2. 【請求項2】上記アンモニア水濃度制御の補助設備とし
    て、レベルスイッチ、撹拌機を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のアンモニア希釈槽。
  3. 【請求項3】上記の生成アンモニア水をボイラの薬注装
    置用として供給する構成としたことを特徴とする請求項
    1及び2記載のアンモニア希釈槽。
JP6002396A 1994-01-14 1994-01-14 アンモニア希釈槽 Pending JPH07206426A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107812492A (zh) * 2017-11-22 2018-03-20 国网新疆电力有限公司电力科学研究院 火电厂配制刺激性易挥发溶液手动辅助装置及使用方法
CN110026053A (zh) * 2019-05-24 2019-07-19 湖南省湘衡盐化有限责任公司 一种简易的防止氨水储罐挥发氨气泄露装置
WO2022045184A1 (ja) 2020-08-25 2022-03-03 三菱造船株式会社 船舶
KR20230041279A (ko) * 2021-09-17 2023-03-24 대한조선 주식회사 암모니아 가스 처리 시스템 및 이를 포함하는 선박

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