JPH0720564Y2 - 光学式寸法測定装置 - Google Patents

光学式寸法測定装置

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JPH0720564Y2
JPH0720564Y2 JP8591591U JP8591591U JPH0720564Y2 JP H0720564 Y2 JPH0720564 Y2 JP H0720564Y2 JP 8591591 U JP8591591 U JP 8591591U JP 8591591 U JP8591591 U JP 8591591U JP H0720564 Y2 JPH0720564 Y2 JP H0720564Y2
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JP
Japan
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work
diameter
dimension
workpiece
ratio
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JP8591591U
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JPH0528914U (ja
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泰治 高山
雅樹 富谷
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Mitutoyo Corp
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Mitutoyo Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビーム径の経時変化や
焦点ずれが生じても、細いワーク寸法を高精度に測定可
能とする走査型の光学式寸法測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを平行に走査して測定対象
物(ワーク)に照射し、このワークの後側で検出した走
査方向の明暗パターン(スキャン信号)からワークの寸
法を測定する走査型の光学式測定装置がある。この種の
測定装置では、ワーク径がビーム径に比べて充分に大き
い場合にはさほど問題にならないが、ワーク径がビーム
径に近づくと測定精度に影響し始める。
【0003】図6はこの種の光学式測定装置の一例を示
す構成図である。図中、10はレーザ光源であり、この
レーザ光源10から出力されたレーザビーム12はポリ
ゴンミラー14で回転走査ビーム16に変換され、更に
f−θレンズ18でビーム径を絞った等速度の平行走査
ビーム20に変換される。この平行走査ビーム20はポ
リゴンミラー14の回転に伴いワーク22を含む測定領
域を走査するように照射され、集光レンズ24を通して
測定用受光素子26に入射する。28はレーザビーム1
2を反射させてポリゴンミラー14に入射するミラー、
30はポリゴンミラー14を回転させるモータ、32は
回転走査ビーム16の有効走査範囲外に配置され、1走
査の開始又は終了を検出するリセット用受光素子であ
る。
【0004】測定用受光素子26の出力はアンプ48で
増幅された後、エッジ検出回路50に入力する。このエ
ッジ検出回路50は、アンプ48の出力を波形成形して
エッジ検出を行う。一方、リセット用受光素子32の出
力はリセット回路52に入力する。このリセット回路5
2はリセット用受光素子32の出力タイミングを基にリ
セット信号を発生する。
【0005】ゲート回路56はエッジ検出回路50から
出力されるエッジ信号やリセット回路52から出力され
るリセット信号のタイミングでオン、オフし、カウンタ
58はゲート回路56のオン期間に入力されるクロック
を計数して信号間の時間を計測する。このクロックはク
ロック発生器54で発生され、モータ30の回転同期に
も使用される。60はこのための同期信号発生器であ
り、また62はモータ駆動回路である。レーザ出力調整
回路64はレーザ光源10の出力を一定に保つ。40は
各種の処理及び制御を行うCPU、42はキーボード表
示回路、44は入出力装置、46はリードオンリメモリ
(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)を含む
記憶装置である。
【0006】アンプ48の出力(スキャン信号)はエッ
ジ検出回路50において適切なスレッショルドレベルで
2値化される。図7はスキャン信号の波形図である。こ
の信号は、走査範囲の全体がレベルの高い明部となり、
その中のワーク部分がレベルの低い暗部となった明暗パ
ターンである。但し、これはワーク22が遮光体の場合
で、これがスリットのように透光体の場合は明暗関係は
逆になる。図7(a)(b)はいずれもワーク径がビー
ム径に近い場合のスキャン信号であるが、ワーク径が細
くなるに従い(a)から(b)のように暗部の幅が狭く
なり、且つ暗部の深さが浅くなる。この様に暗部の深さ
が異なるスキャン信号は同じスレッショルドレベルSで
2値化することはできない。このため、ワーク径に応じ
て最適スレッショルドレベルを設定する必要が生ずる。
このスレッショルドレベルの最適値はワーク径とビーム
径との比に依存する。また、スキャン信号の暗部幅は上
下方向に変化しているので、最適スレッショルドレベル
で暗部幅を得てもこれから直ちにワーク径を算出するこ
とはできず、何らかの補正を必要とする。この補正量も
ワーク径とビーム径の比に依存する。
【0007】上述したワーク径Wとビーム径Bとの比W
/Bを求める一つの方法として、従来、図8に示すよう
に、スキャン信号のボトムからワーク暗部のボトムまで
の幅TOPを測定する方法が知られている。この方法
は、TOPが図9のようにW/Bの関数であることを利
用したものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
特性はTOPの小さい部分においてW/Bの識別能力が
低下する欠点がある。また、デジタル方式を採用する場
合、ワーク暗部のボトムを検出するのに何回もスレッシ
ョルドレベルを変化させなければならず、その分信号処
理が煩雑になる欠点もある。
【0009】本考案は、ワーク径とビーム径との比の識
別能力が高く、またデジタル方式に適したビーム径判別
機能を有する光学式寸法測定装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案では、所定の測定領域を平行ビームで繰り返し走
査すると共に、この測定領域を通過したビームを受光素
子で受光し、この受光素子で得られたスキャン信号を所
定のスレッショルドレベルで2値化して前記測定領域に
含まれるワークの寸法を測定する走査型の光学式寸法測
定装置において、前記スキャン信号を異なる2つのスレ
ッショルドレベルで2値化する手段と、前記2つのスレ
ショルドレベルで2値化された2つのワーク幅から、前
記ワークに照射されているビームの径と真のワーク寸法
との比を求める手段と、このビームの径と真のワーク寸
法との比から真のワーク寸法を求める手段とを備えてな
ることを特徴としている。
【0011】
【作用】スキャン信号のワーク幅は上下方向に変化して
いる。従って、図1に示すように値の異なる2つのスレ
ッショルドレベルS1,S2で2値化すると、それぞれ
において値の異なる2つのワーク幅D1,D2を求める
ことができる。この2つのワーク幅の違いは図8のTO
Pと同様に真のワーク径(W)とビーム径(B)との比
(W/B)に依存している。従って、上述した2つのワ
ーク幅D1,D2を計測することでW/B比を測定する
ことができる。この様に、2つのスレッショルドレベル
を用いる本考案の方法では、図2のようにW/B比の識
別能力が高く、またスレッショルドレベルの設定が容易
であるためデジタル方式に適している。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。本考案では、図1に示すように2つのスレッショ
ルドレベルS1,S2によって同じワーク暗部から異な
るワーク幅D1,D2を測定する。スレッショルドレベ
ルS1,S2は、一方が図6のエッジ検出回路50で用
いられるものとしたら、他方をそのk(但し、kは任意
の値)倍とする。例えばD1がエッジ検出回路50で用
いられるものとしたとき、D2をスキャン信号のトップ
レベルからみてその1.2倍とする。この他に、エッジ
検出回路50のスレッショルドレベルとは別にS1,S
2を設定する方法もある。この様にすると、S1とS2
の差を大きくとれるので、D1,D2の検出精度を向上
させることができる。
【0013】D1,D2が測定されたら、次はD1/
(D1−D2)を算出し、これを横軸とする図2の第1
換算テーブルを検索してW/B比を求める。図2の換算
特性はコンピュータを用いた数値積分及び数値微分法に
よる数値解析の結果得られたもので、スレッショルドレ
ベルSをパラメータとしている。従って、このテーブル
使用時には、S1(又はS2)が該当する曲線を選択し
て使用する。この図2のW/B比換算曲線はほぼ直線的
な比例関係を保つため、全範囲において図9の特性に比
べW/B比識別能力が高い。
【0014】図2で得られたW/B比からビーム径Bを
求めるには、図4の第2換算テーブルを使用する。この
テーブルは横軸がW/B、縦軸がD/Bであり(DはD
1又はD2)、複数の曲線はスレッショルドレベルSを
パラメータとしている。このテーブルでビーム径Bが求
まれば、その値からワーク径Wを算出できる。但し、ビ
ーム径を必要としない場合には、図3のような第3換算
テーブルからW/D比を求め、ここにD1を代入してワ
ーク径Wを算出することもできる。このテーブルはW/
Dを縦軸、W/Bを横軸としたもので、パラメータはス
レッショルドレベルSである。
【0015】なお、図3のテーブルはW/Bが小さい部
分がフラットになるので極力その部分を使用すると誤差
が少ない。このW/BとSとの関係を示したのが図5で
あり、この関係から最適スレッショルドレベルS(前述
のS1に相当する)の設定が可能になる。この図5の縦
軸Sの値は、ワーク暗部の深さを1.0としたもので、
0.0はワーク暗部のボトムである。以上の実施例で
は、遮光性のワークについて説明したが、透光性のスリ
ットについても同様に適用できる。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、走査
型の光学式寸法測定装置において、ワーク径とビーム径
との比の識別能力が高く、またデジタル方式に適したビ
ーム径判別機能を持たせることができる。従って、ビー
ム径に近いワーク寸法を高精度に測定することができ
る。特に、ビームウエストが極端に細く、ビーム焦点に
ワークを設置することが難しい場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の原理説明図である。
【図2】 本考案のW/B−D1/(D1−D2)変換
特性図である。
【図3】 本考案のW/D−W/B変換特性図である。
【図4】 本考案のD/B−W/B変換特性図である。
【図5】 本考案のS−W/B変換特性図である。
【図6】 走査型光学式寸法測定装置の構成図である。
【図7】 スキャン信号の説明図である。
【図8】 従来のビーム径判別法の説明図である。
【図9】 図8の判別法の特性図である。
【符号の説明】
10…レーザ光源、14…ポリゴンミラー、18…f−
θミラー、22…ワーク、24…集光レンズ、26…受
光素子、40…CPU、46…記憶装置、50…エッジ
検出回路、58…カウンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の測定領域を平行ビームで繰り返し
    走査すると共に、この測定領域を通過したビームを受光
    素子で受光し、この受光素子で得られたスキャン信号を
    所定のスレッショルドレベルで2値化して前記測定領域
    に含まれるワークの寸法を測定する走査型の光学式寸法
    測定装置において、 前記スキャン信号を異なる2つのスレッショルドレベル
    で2値化する手段と、 前記2つのスレショルドレベルで2値化された2つのワ
    ーク幅から、前記ワークに照射されているビームの径と
    真のワーク寸法との比を求める手段と、 このビームの径と真のワーク寸法との比から真のワーク
    寸法を求める手段とを備えてなることを特徴とする走査
    型の光学式寸法測定装置。
JP8591591U 1991-09-25 1991-09-25 光学式寸法測定装置 Expired - Lifetime JPH0720564Y2 (ja)

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JP8591591U JPH0720564Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 光学式寸法測定装置

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Publication Number Publication Date
JPH0528914U JPH0528914U (ja) 1993-04-16
JPH0720564Y2 true JPH0720564Y2 (ja) 1995-05-15

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