JPH07205266A - 中空プラスチック製品製造用中空成形機 - Google Patents
中空プラスチック製品製造用中空成形機Info
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- JPH07205266A JPH07205266A JP35284193A JP35284193A JPH07205266A JP H07205266 A JPH07205266 A JP H07205266A JP 35284193 A JP35284193 A JP 35284193A JP 35284193 A JP35284193 A JP 35284193A JP H07205266 A JPH07205266 A JP H07205266A
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- extruder
- hollow
- molding machine
- axis
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な構造の多軸中空プラスチック製
品を製造する成形機であって、予成形部分を垂直方向へ
押出す際に、この押出された予成形部分に対向する金型
またはその下部を移動させずに、数本の軸上を走る分割
金型のモールド・ベースの中へ予成形部分を正確に挿入
できるようにする。 【構成】 分割された中空成形金型8,8′を支持して
おりまた前後に移動して上半型と下半型とからなる中空
成形金型を閉じる、あるいは開く型締め装置3と、ガイ
ド・ビーム6,6′上を移動させることができかつ上半
型8を支持している金型支持板7と、管状製品を垂直下
方に押し出す管状製品用ヘッド29が取付けられてい
て、互いに垂直な2つの方向に水平に移動させることが
できるように配設した押出機28とを有する中空成形機
において、上記管状製品用ヘッド29が、押出機28を
軸22を中心として傾斜させることができる位置で押出
機28に取付けられまた静止下半型8′が、傾斜させた
テーブル2に一定の角度で取付けられている。
品を製造する成形機であって、予成形部分を垂直方向へ
押出す際に、この押出された予成形部分に対向する金型
またはその下部を移動させずに、数本の軸上を走る分割
金型のモールド・ベースの中へ予成形部分を正確に挿入
できるようにする。 【構成】 分割された中空成形金型8,8′を支持して
おりまた前後に移動して上半型と下半型とからなる中空
成形金型を閉じる、あるいは開く型締め装置3と、ガイ
ド・ビーム6,6′上を移動させることができかつ上半
型8を支持している金型支持板7と、管状製品を垂直下
方に押し出す管状製品用ヘッド29が取付けられてい
て、互いに垂直な2つの方向に水平に移動させることが
できるように配設した押出機28とを有する中空成形機
において、上記管状製品用ヘッド29が、押出機28を
軸22を中心として傾斜させることができる位置で押出
機28に取付けられまた静止下半型8′が、傾斜させた
テーブル2に一定の角度で取付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中空プラスチック製
品製造用中空成形機に関する。
品製造用中空成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】中空プラスチック製品を中空成形法で製
造する場合、一般的には、固形粉末あるいは粒状原料を
押出機(あるいは、多層の中空片を製造する場合には数
台の押出機)に入れて加圧,加熱で軟化させ、その後、
その押出機の開口部に吹込みヘッドを取付けて中空管素
材に成形する。その中空素管を、垂直平面で分割した中
空成形用金型の分離させた型どうしの間に垂直下降さ
せ、そしてそれらの分離した型どうしを閉じた後、その
中空素管を中空成形室内で所望形状の中空製品として成
形する。中空成形法によれば、回転対称形の中空製品だ
けでなくそれ以上のものを成形できる。ただし、この方
法によって成形できるのは、主対称軸からのずれが比較
的小さい製品だけである。把手付きの給水缶等の缶がそ
の例である。他方、例えば、数個の曲面あるいは波形曲
面をもった管状製品等の、数本の軸が互いに他に対して
角度をなしている中空製品を製造するには特別な方策が
要求される。これらの製品は、3本以上の軸を有するこ
とがあり、例えば自動車産業等の産業において広く用い
られている。この点で、例えば特許EP 0 256 442 B1 で
は、梁と、これから懸垂された垂直分割された中空成形
金型の半型とを有する中空成形機の型締めマウントを、
それらの半型を合体、分離させるのに使用するモータと
共に、型締めマウントフレームの中間軸の外側に位置す
る水平軸を中心として傾斜させ、これと同時に、型締め
マウントを担持するフレームを水平X軸及びY軸の上を
摺動させることを提案している。特許EP 0 256 442 B1
に説明、開示する中空成形機の拡張機能においては、金
型の半型の片方を他方の半型と平行に移動させる、すな
わち、上下に移動させることもできる。管状の予成形部
分を受容するための金型の半型を様々な角度で傾斜さ
せ、型締めマウントを前後または側から側へと移動さ
せ、また必要であれば、金型の半型の片方を他方の半型
に対して高さをずらすことによって、成形室のうち、そ
の所定方向に走行する部分が、軸ずれなしに管状製品の
特定部分を取り上げることができるように、他方の半型
を、適宜の操作によって、管状製品から突出している吹
込みヘッドに対して位置付けることができる。しかしな
がら、この機種には、その構造が比較的複雑であり、多
数の重い部品を移動させなければならず、また型締めマ
ウントの下方に空間が全くまたは殆どないという不都合
がある。成形室内に置かれた予成形部分に発泡剤の導
入、および必要であれば、いわゆる「較正」、すなわ
ち、中空製品のカラー開度の、内径に対する決定は、こ
の段階では開いている予成形部分の中に上からその発泡
剤を導入することで行なわれることが多い。また、製造
する中空製品の形状とサイズによっては、給気および/
または下からの較正、すなわち、吹込みマンドレルを予
成形部分の開下端に導入するのがより適当であると考え
られる場合もある。これらの場合においては、吹込みマ
ンドレルを傾斜させるために、それを支持している可動
部を型締めマウントと共に移動させなければならない場
合は不都合とみなされる。
造する場合、一般的には、固形粉末あるいは粒状原料を
押出機(あるいは、多層の中空片を製造する場合には数
台の押出機)に入れて加圧,加熱で軟化させ、その後、
その押出機の開口部に吹込みヘッドを取付けて中空管素
材に成形する。その中空素管を、垂直平面で分割した中
空成形用金型の分離させた型どうしの間に垂直下降さ
せ、そしてそれらの分離した型どうしを閉じた後、その
中空素管を中空成形室内で所望形状の中空製品として成
形する。中空成形法によれば、回転対称形の中空製品だ
けでなくそれ以上のものを成形できる。ただし、この方
法によって成形できるのは、主対称軸からのずれが比較
的小さい製品だけである。把手付きの給水缶等の缶がそ
の例である。他方、例えば、数個の曲面あるいは波形曲
面をもった管状製品等の、数本の軸が互いに他に対して
角度をなしている中空製品を製造するには特別な方策が
要求される。これらの製品は、3本以上の軸を有するこ
とがあり、例えば自動車産業等の産業において広く用い
られている。この点で、例えば特許EP 0 256 442 B1 で
は、梁と、これから懸垂された垂直分割された中空成形
金型の半型とを有する中空成形機の型締めマウントを、
それらの半型を合体、分離させるのに使用するモータと
共に、型締めマウントフレームの中間軸の外側に位置す
る水平軸を中心として傾斜させ、これと同時に、型締め
マウントを担持するフレームを水平X軸及びY軸の上を
摺動させることを提案している。特許EP 0 256 442 B1
に説明、開示する中空成形機の拡張機能においては、金
型の半型の片方を他方の半型と平行に移動させる、すな
わち、上下に移動させることもできる。管状の予成形部
分を受容するための金型の半型を様々な角度で傾斜さ
せ、型締めマウントを前後または側から側へと移動さ
せ、また必要であれば、金型の半型の片方を他方の半型
に対して高さをずらすことによって、成形室のうち、そ
の所定方向に走行する部分が、軸ずれなしに管状製品の
特定部分を取り上げることができるように、他方の半型
を、適宜の操作によって、管状製品から突出している吹
込みヘッドに対して位置付けることができる。しかしな
がら、この機種には、その構造が比較的複雑であり、多
数の重い部品を移動させなければならず、また型締めマ
ウントの下方に空間が全くまたは殆どないという不都合
がある。成形室内に置かれた予成形部分に発泡剤の導
入、および必要であれば、いわゆる「較正」、すなわ
ち、中空製品のカラー開度の、内径に対する決定は、こ
の段階では開いている予成形部分の中に上からその発泡
剤を導入することで行なわれることが多い。また、製造
する中空製品の形状とサイズによっては、給気および/
または下からの較正、すなわち、吹込みマンドレルを予
成形部分の開下端に導入するのがより適当であると考え
られる場合もある。これらの場合においては、吹込みマ
ンドレルを傾斜させるために、それを支持している可動
部を型締めマウントと共に移動させなければならない場
合は不都合とみなされる。
【0003】上記とは別の方法が、特許DE 29 27 098 C
2 のブロワーにおいて使用されている。この例において
は、金型には水平セパレータが設けられており、またそ
の型締めマウントが、開け閉めされると共に、Z軸に沿
って全体的に移動させることができるだけである、すな
わち、昇降させることができるだけである。X,Y軸に
沿っては、押出機を、吹込みヘッドを取付けた状態で摺
動させることによって移動させることができる。また改
変した機種においては、型締めマウントを昇降させても
Z軸に沿った移動は行なわれず、吹込ヘッドを垂直方向
に押出機と対向させて摺動させることによってそのZ軸
方向の移動が可能である。最初に述べた機種において
は、水平分割した金型がヒンジ取付けされて、上半型を
下方へ傾斜させた後にその金型の水平下半型が押出機に
接近できるようになっているが、第2の機種において
は、水平下半型を、その上方に上下方向に位置する、上
金型部分の領域から、直線路または湾曲路上を移動させ
てその水平下半型を、吹込みヘッドを伴う可動押出機へ
接近できるようにしている。
2 のブロワーにおいて使用されている。この例において
は、金型には水平セパレータが設けられており、またそ
の型締めマウントが、開け閉めされると共に、Z軸に沿
って全体的に移動させることができるだけである、すな
わち、昇降させることができるだけである。X,Y軸に
沿っては、押出機を、吹込みヘッドを取付けた状態で摺
動させることによって移動させることができる。また改
変した機種においては、型締めマウントを昇降させても
Z軸に沿った移動は行なわれず、吹込ヘッドを垂直方向
に押出機と対向させて摺動させることによってそのZ軸
方向の移動が可能である。最初に述べた機種において
は、水平分割した金型がヒンジ取付けされて、上半型を
下方へ傾斜させた後にその金型の水平下半型が押出機に
接近できるようになっているが、第2の機種において
は、水平下半型を、その上方に上下方向に位置する、上
金型部分の領域から、直線路または湾曲路上を移動させ
てその水平下半型を、吹込みヘッドを伴う可動押出機へ
接近できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この装置の根本的な不
都合として、吹込みヘッドのノズルから垂直下方に押出
される管状製品に比べ、中空製品に吹込まれるのに適し
ているが、吹込みヘッドのノズルから水平に突出する塑
性成形可能な管状予成形部分は取扱いが難しくかつそれ
を成形室に導入するのも難しい。この難しさは、多数の
軸をもった中空製品に対する成形室の場合により顕著と
なる。また、水平中空成形金型の下半型を、通常は円形
路であるが、湾曲路上を移動させて、ある部位で充填
し、別の部位で閉じるようにした別の機種もあるが、こ
れも次のような不都合がある。すなわち、金型を閉じる
ために下半型の上部へ上半型を移動させるのに要する時
間が比較的長いことである。この時間の長さによって
は、予成形部分が下半型にとどまって、成形室との接触
面の温度を下げてしまうことになって、次の吹込み操作
において問題を生じるおそれがある。
都合として、吹込みヘッドのノズルから垂直下方に押出
される管状製品に比べ、中空製品に吹込まれるのに適し
ているが、吹込みヘッドのノズルから水平に突出する塑
性成形可能な管状予成形部分は取扱いが難しくかつそれ
を成形室に導入するのも難しい。この難しさは、多数の
軸をもった中空製品に対する成形室の場合により顕著と
なる。また、水平中空成形金型の下半型を、通常は円形
路であるが、湾曲路上を移動させて、ある部位で充填
し、別の部位で閉じるようにした別の機種もあるが、こ
れも次のような不都合がある。すなわち、金型を閉じる
ために下半型の上部へ上半型を移動させるのに要する時
間が比較的長いことである。この時間の長さによって
は、予成形部分が下半型にとどまって、成形室との接触
面の温度を下げてしまうことになって、次の吹込み操作
において問題を生じるおそれがある。
【0005】したがって、本発明の目的は、比較的簡単
な構造の多軸中空プラスチック製品を製造する成形機で
あって、予成形部分を垂直下方へ押出す際に、この押出
された予成形部分に対向する金型またはその下部を移動
させずに、数本の軸上を走る分割金型のモールド・ベー
スの中へ予成形部分を正確に挿入することができる成形
機を提供することにある。本発明は、特許請求の範囲に
規定する手段でこの問題を解決するものである。
な構造の多軸中空プラスチック製品を製造する成形機で
あって、予成形部分を垂直下方へ押出す際に、この押出
された予成形部分に対向する金型またはその下部を移動
させずに、数本の軸上を走る分割金型のモールド・ベー
スの中へ予成形部分を正確に挿入することができる成形
機を提供することにある。本発明は、特許請求の範囲に
規定する手段でこの問題を解決するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、互いに様々な角度をなしまた場合によ
っては様々な平面上に置かれた数本の軸を持った中空プ
ラスチック製品を製造する中空成形機であって、分割さ
れた中空成形金型を支持しておりまた前後に移動して中
空成形金型を閉じる、あるいは開く型締め装置と、ガイ
ド・ビーム上を移動させることができかつ上半型を支持
している金型支持板と、管状製品を垂直下方に押し出す
管状製品用ヘッドが取付けられていて、互いに垂直な2
つの方向に水平に移動させることができるように配設し
た押出機とを有する中空成形機において、上記管状製品
用ヘッドが、押出機を軸を中心として傾斜させることが
できる位置で押出機に取付けられまた静止下半型が、傾
斜させたテーブルに一定の角度で取付けられているもの
である。
め、この発明は、互いに様々な角度をなしまた場合によ
っては様々な平面上に置かれた数本の軸を持った中空プ
ラスチック製品を製造する中空成形機であって、分割さ
れた中空成形金型を支持しておりまた前後に移動して中
空成形金型を閉じる、あるいは開く型締め装置と、ガイ
ド・ビーム上を移動させることができかつ上半型を支持
している金型支持板と、管状製品を垂直下方に押し出す
管状製品用ヘッドが取付けられていて、互いに垂直な2
つの方向に水平に移動させることができるように配設し
た押出機とを有する中空成形機において、上記管状製品
用ヘッドが、押出機を軸を中心として傾斜させることが
できる位置で押出機に取付けられまた静止下半型が、傾
斜させたテーブルに一定の角度で取付けられているもの
である。
【0007】
【作用】本発明は、互いに角度をなす位置にある数本の
軸を持つ中空プラスチック製品を製造する中空成形機に
関する。この装置の構造は簡単であり、垂直下方へ押出
した予成形部品を、この押出された予成形部品に対向す
る金型またはその下部を移動させずに、数本の軸上を走
る分割金型のモールド・ベースの中へ正確に挿入するこ
とができる。この装置は、分割された中空成形金型半型
8,8′を担持しておりまたそれらの半型を、中空成形
金型に向かって移動させてそれら半型を閉じまたその金
型から離れさせてそれを開ける型締め装置3と、ガイド
・ビーム上を移動させることのできる下半型8′および
上半型8と、管状部品を垂直下方へ押し出す管状部品用
ヘッド29を取付けた押出機28とを有しており、その
押出機28は、互いに垂直な方向に水平に移動可能であ
り、管状部品用ヘッド29は押出機28上の軸22を中
心として旋回可能であり、また静止下半型8′を有する
型締め装置3が、傾斜したテーブル2に一定の角度で取
付られている。
軸を持つ中空プラスチック製品を製造する中空成形機に
関する。この装置の構造は簡単であり、垂直下方へ押出
した予成形部品を、この押出された予成形部品に対向す
る金型またはその下部を移動させずに、数本の軸上を走
る分割金型のモールド・ベースの中へ正確に挿入するこ
とができる。この装置は、分割された中空成形金型半型
8,8′を担持しておりまたそれらの半型を、中空成形
金型に向かって移動させてそれら半型を閉じまたその金
型から離れさせてそれを開ける型締め装置3と、ガイド
・ビーム上を移動させることのできる下半型8′および
上半型8と、管状部品を垂直下方へ押し出す管状部品用
ヘッド29を取付けた押出機28とを有しており、その
押出機28は、互いに垂直な方向に水平に移動可能であ
り、管状部品用ヘッド29は押出機28上の軸22を中
心として旋回可能であり、また静止下半型8′を有する
型締め装置3が、傾斜したテーブル2に一定の角度で取
付られている。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。
に説明する。
【0009】図1は本発明の成形機の正面図、図2は成
形機に対応する、吹込みヘッドと型締めマウントとがな
い押出機の正面図、図3は図1のIII −III による、図
1の成形機の横断面図である。
形機に対応する、吹込みヘッドと型締めマウントとがな
い押出機の正面図、図3は図1のIII −III による、図
1の成形機の横断面図である。
【0010】本発明の成形機の主要部品はテーブル2付
きフレーム1と、型締め装置3と、押出装置4である。
型締め装置3は公知構造物であって、テーブル2に取付
けられた2本のトラバース5,5′から構成されてお
り、これらのトラバース5,5′の間には、矢印A−B
の方向に移動させることができる金型支持板7に対する
ガイド・ビーム6,6′が挿入されている。金型支持板
7によって、片方の半型8をもう一方の半型8′に向か
って移動させて金型を閉じるあるいはその半型8′から
遠ざる方向に移動させてその金型を開くことができる。
このために、不動半型8′をトラバース5′にまたはこ
のトラバース5′に連結させた特殊型締め板に取付ける
ことができる。トラバース5′と金型支持板7との間に
は水圧または空圧式のレシプロ・エンジン9が取付けら
れており、このエンジン9は、インパクト時にそのピス
トン・ロッド10で上記金型支持板7を矢印Bの方向に
移動させて金型を閉じる、あるいは矢印Aの方向に移動
させて金型を開く。
きフレーム1と、型締め装置3と、押出装置4である。
型締め装置3は公知構造物であって、テーブル2に取付
けられた2本のトラバース5,5′から構成されてお
り、これらのトラバース5,5′の間には、矢印A−B
の方向に移動させることができる金型支持板7に対する
ガイド・ビーム6,6′が挿入されている。金型支持板
7によって、片方の半型8をもう一方の半型8′に向か
って移動させて金型を閉じるあるいはその半型8′から
遠ざる方向に移動させてその金型を開くことができる。
このために、不動半型8′をトラバース5′にまたはこ
のトラバース5′に連結させた特殊型締め板に取付ける
ことができる。トラバース5′と金型支持板7との間に
は水圧または空圧式のレシプロ・エンジン9が取付けら
れており、このエンジン9は、インパクト時にそのピス
トン・ロッド10で上記金型支持板7を矢印Bの方向に
移動させて金型を閉じる、あるいは矢印Aの方向に移動
させて金型を開く。
【0011】図1に示す湾曲面11と図3の上面図に示
す成形室12から理解されるように、製造する中空製品
は、1つの平面上(金型分離平面)及びこの平面に垂直
な平面上で互いに角度をなす数本の軸を持つことができ
る。
す成形室12から理解されるように、製造する中空製品
は、1つの平面上(金型分離平面)及びこの平面に垂直
な平面上で互いに角度をなす数本の軸を持つことができ
る。
【0012】本発明においては、型締め装置3はテーブ
ル2上で静止傾斜姿勢に取付けられ、長手方向のガーダ
ー13とトランサム14からなり、このため、それらの
内表面は、閉じられると成形室と共に金型を形成する
が、水平または垂直姿勢ではなく傾斜している。
ル2上で静止傾斜姿勢に取付けられ、長手方向のガーダ
ー13とトランサム14からなり、このため、それらの
内表面は、閉じられると成形室と共に金型を形成する
が、水平または垂直姿勢ではなく傾斜している。
【0013】本発明においては、成形室12の中へ、予
成形部分を正確に挿入するために必要なすべての運動及
びその運動を得るために必要な機構は押出装置4に含ま
れている。この押出装置4は、図2に示すように、テー
ブル16付きのマウント・ベース15を備えている。そ
のテーブル16に取付けられたレシプロ・エンジン17
はガイド・ビーム20付きのフレームまたはテーブル1
9を昇降させ、こうして押出装置4を昇降またはZ軸に
沿って移動させる。
成形部分を正確に挿入するために必要なすべての運動及
びその運動を得るために必要な機構は押出装置4に含ま
れている。この押出装置4は、図2に示すように、テー
ブル16付きのマウント・ベース15を備えている。そ
のテーブル16に取付けられたレシプロ・エンジン17
はガイド・ビーム20付きのフレームまたはテーブル1
9を昇降させ、こうして押出装置4を昇降またはZ軸に
沿って移動させる。
【0014】上記テーブル19には、テーブルまたはフ
レーム23の軸22に対する軸受けブロック21が取付
けられており、テーブル23を傾斜または旋回させ、ま
たこれと共に、押出機28を軸22を中心として、湾曲
した双頭矢印C−Dの方向に傾斜または旋回させること
ができる。さらには、図示のように、テーブル23はレ
ール24を有し、その上方に位置するテーブルまたはフ
レーム25を左から右へあるいはその逆に、すなわちY
軸方向に摺動させることができ、その一方でテーブルま
たはフレーム25はレール26を有しており、これらの
レール26は最上位テーブルまたはフレーム27を移動
させるためのものであり、図示のように、そのテーブル
またはフレーム27はレール26によって前後に、すな
わち、図1の矢印A方向に沿って移動させることができ
る。テーブル27には吹込みヘッド29付きの押出機2
8が取付けられている。
レーム23の軸22に対する軸受けブロック21が取付
けられており、テーブル23を傾斜または旋回させ、ま
たこれと共に、押出機28を軸22を中心として、湾曲
した双頭矢印C−Dの方向に傾斜または旋回させること
ができる。さらには、図示のように、テーブル23はレ
ール24を有し、その上方に位置するテーブルまたはフ
レーム25を左から右へあるいはその逆に、すなわちY
軸方向に摺動させることができ、その一方でテーブルま
たはフレーム25はレール26を有しており、これらの
レール26は最上位テーブルまたはフレーム27を移動
させるためのものであり、図示のように、そのテーブル
またはフレーム27はレール26によって前後に、すな
わち、図1の矢印A方向に沿って移動させることができ
る。テーブル27には吹込みヘッド29付きの押出機2
8が取付けられている。
【0015】こうして押出機28と吹込みヘッド29と
は移動、旋回させられるが、その吹込みヘッド29は押
出機28の端部に取付けられていて、管状部分を形成す
ると共にそれを矢印A−B方向に沿って(前後に)、Y
軸に沿って(側から側へ)、Z軸に沿って(上下に)ま
たC−D方向に押し出す。これによって、中空成形金型
の下半型8′とこれに含まれる部品成形室12とがすべ
ての仮想方向及び平面にガイドされ、その都度管状部品
を対応の成形室部分に導入することができる。
は移動、旋回させられるが、その吹込みヘッド29は押
出機28の端部に取付けられていて、管状部分を形成す
ると共にそれを矢印A−B方向に沿って(前後に)、Y
軸に沿って(側から側へ)、Z軸に沿って(上下に)ま
たC−D方向に押し出す。これによって、中空成形金型
の下半型8′とこれに含まれる部品成形室12とがすべ
ての仮想方向及び平面にガイドされ、その都度管状部品
を対応の成形室部分に導入することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに様々な角度をなしまた場合によっては様々な平面
上に置かれた数本の軸を持った中空プラスチック製品を
製造するものであって、分割された中空成形金型を支持
しておりまた前後に移動して中空成形金型を閉じる、あ
るいは開く型締め装置と、ガイド・ビーム上を移動させ
ることができかつ上半型を支持している金型支持板と、
管状製品を垂直下方に押し出す管状製品用ヘッドが取付
けられていて、互いに垂直な2つの方向に水平に移動さ
せることができるように配設した押出機とを有する中空
成形機において、上記管状製品用ヘッドが、押出機を軸
を中心として傾斜させることができる位置で押出機に取
付けられまた静止下半型が、傾斜させたテーブルに一定
の角度で取付けられているので、この装置の構造は簡単
であり、垂直方向へ押出した予成形部品を、この押出さ
れた予成形部品に対向する金型またはその下部を移動さ
せずに、数本の軸上を走る分割金型のモールド・ベース
の中へ正確に挿入することができる。
互いに様々な角度をなしまた場合によっては様々な平面
上に置かれた数本の軸を持った中空プラスチック製品を
製造するものであって、分割された中空成形金型を支持
しておりまた前後に移動して中空成形金型を閉じる、あ
るいは開く型締め装置と、ガイド・ビーム上を移動させ
ることができかつ上半型を支持している金型支持板と、
管状製品を垂直下方に押し出す管状製品用ヘッドが取付
けられていて、互いに垂直な2つの方向に水平に移動さ
せることができるように配設した押出機とを有する中空
成形機において、上記管状製品用ヘッドが、押出機を軸
を中心として傾斜させることができる位置で押出機に取
付けられまた静止下半型が、傾斜させたテーブルに一定
の角度で取付けられているので、この装置の構造は簡単
であり、垂直方向へ押出した予成形部品を、この押出さ
れた予成形部品に対向する金型またはその下部を移動さ
せずに、数本の軸上を走る分割金型のモールド・ベース
の中へ正確に挿入することができる。
【図1】本発明の好適な実施例を示す中空成形機の正面
図。
図。
【図2】図1に示す中空成形機に対応する吹込みヘッド
と型締めマウントとがない押出機の正面図。
と型締めマウントとがない押出機の正面図。
【図3】図1のIII −III 線断面図。
1 フレーム 2 テーブル 3 型締め装置 4 押出装置 6,6′ ガイド・ビーム 7 金型支持板 8,8′ 中空成形金型(上半型,下半型) 22 軸 28 押出機 29 管状製品用ヘッド
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに様々な角度をなしまた場合によっ
ては様々な平面上に置かれた数本の軸を持った中空プラ
スチック製品を製造する中空成形機であって、分割され
た中空成形金型(8,8′)を支持しておりまた前後に
移動して中空成形金型(8,8′)を閉じる、あるいは
開く型締め装置(3)と、ガイド・ビーム(6,6′)
上を移動させることができかつ上半型(8)を支持して
いる金型支持板(7)と、管状製品を垂直下方に押し出
す管状製品用ヘッド(29)が取付けられていて、互い
に垂直な2つの方向に水平に移動させることができるよ
うに配設した押出機(28)とを有する中空成形機にお
いて、 上記管状製品用ヘッド(29)が、押出機(28)を軸
(22)を中心として傾斜させることができる位置で押
出機(28)に取付けられまた静止下半型(8′)が、
傾斜させたテーブル(2)に一定の角度で取付けられて
いることを特徴とする中空成形機。 - 【請求項2】 重なったテーブルからなる押出装置
(4)に押出機(28)が取付けられており、それらテ
ーブルのうち最下方のテーブル(19)は昇降が可能で
あり(Z軸に沿って)、上記テーブル(19)の上方に
位置するテーブル(23)は押出機(28)の軸線に平
行な軸(22)を中心として旋回可能であり、テーブル
(23)の上方に位置するテーブル(25)はそのテー
ブル(23)上を水平方向に(A軸に沿って)移動可能
であり、また押出機(28)を支持する最上位のテーブ
ル(27)はテーブル(25)上で、上記A軸と直角の
方向に(Y軸に沿って)移動可能である、請求項1に記
載の中空成形機。 - 【請求項3】 上記型締め装置(3)を支持しているテ
ーブル(2)の傾斜角が水平線に対して40°〜60°
である、請求項1に記載の中空成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284193A JPH07205266A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 中空プラスチック製品製造用中空成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284193A JPH07205266A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 中空プラスチック製品製造用中空成形機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205266A true JPH07205266A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=18426810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35284193A Pending JPH07205266A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 中空プラスチック製品製造用中空成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114160680A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-11 | 湖州金螺智能科技有限公司 | 一种不锈钢弯管管件成型模具 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35284193A patent/JPH07205266A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114160680A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-03-11 | 湖州金螺智能科技有限公司 | 一种不锈钢弯管管件成型模具 |
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