JPH07204997A - 丸刃列設型裁断刃の研磨方法とそのための円形裁断刃 - Google Patents
丸刃列設型裁断刃の研磨方法とそのための円形裁断刃Info
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- JPH07204997A JPH07204997A JP35118493A JP35118493A JPH07204997A JP H07204997 A JPH07204997 A JP H07204997A JP 35118493 A JP35118493 A JP 35118493A JP 35118493 A JP35118493 A JP 35118493A JP H07204997 A JPH07204997 A JP H07204997A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】研磨精度を改善すると共に良好に組み付け精度
を維持できるので、裁断精度を向上させることができ、
且つ、研磨時間、研磨労力を削減することができる丸刃
列設型裁断刃の研磨方法を提案することを目的とする。 【構成】複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に接着剤で固着
して構成された丸刃列設型裁断刃をそのままの状態で、
逐次又は同時に前記円形裁断刃を研磨手段で研磨するよ
うにした刃軸一体研磨法で、研磨精度を可及的に改善
し、裁断精度を向上させるとともに、作業時間や作業労
力を軽減させるようにした丸刃列設型裁断刃の研磨方法
とそのための円形裁断刃である。
を維持できるので、裁断精度を向上させることができ、
且つ、研磨時間、研磨労力を削減することができる丸刃
列設型裁断刃の研磨方法を提案することを目的とする。 【構成】複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に接着剤で固着
して構成された丸刃列設型裁断刃をそのままの状態で、
逐次又は同時に前記円形裁断刃を研磨手段で研磨するよ
うにした刃軸一体研磨法で、研磨精度を可及的に改善
し、裁断精度を向上させるとともに、作業時間や作業労
力を軽減させるようにした丸刃列設型裁断刃の研磨方法
とそのための円形裁断刃である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の円形裁断刃を
丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着装置により複数
枚の円形裁断刃を支持して構成された丸刃列設型裁断刃
の研磨方法と、そのための円形裁断刃に関する。この丸
刃列設型裁断刃は、写真感光材料、磁気記録材料、感圧
記録紙、感熱記録紙、映画フイルム、箔、紙等の素材シ
ートを所定幅の帯状やテープ状に切断する裁断機の下刃
として用いられているが、この複雑な構成の丸刃列設型
裁断刃を簡単に且高精度に切断できるように研磨しよう
とする研磨方法である。
丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着装置により複数
枚の円形裁断刃を支持して構成された丸刃列設型裁断刃
の研磨方法と、そのための円形裁断刃に関する。この丸
刃列設型裁断刃は、写真感光材料、磁気記録材料、感圧
記録紙、感熱記録紙、映画フイルム、箔、紙等の素材シ
ートを所定幅の帯状やテープ状に切断する裁断機の下刃
として用いられているが、この複雑な構成の丸刃列設型
裁断刃を簡単に且高精度に切断できるように研磨しよう
とする研磨方法である。
【0002】
【従来の技術】近年、写真感光材料、磁気記録材料、感
圧記録紙、感熱記録紙、映画フイルム、箔、紙等の素材
シートを長尺なテープ状または帯状に裁断形成して各種
の連続的記録媒体となし、これをテープレコーダー、コ
ンピューター、写真機、撮影機、映写機、その他の各種
記録機械や再生機械を介して、記録したり、再生出力し
たりすることが盛んにおこなわれるようになった。これ
ら使用機械類の精度が上がるにつれてテープ状や帯状に
裁断した記録媒体の切口や直線性などに高度の精度が要
求されるようになった。
圧記録紙、感熱記録紙、映画フイルム、箔、紙等の素材
シートを長尺なテープ状または帯状に裁断形成して各種
の連続的記録媒体となし、これをテープレコーダー、コ
ンピューター、写真機、撮影機、映写機、その他の各種
記録機械や再生機械を介して、記録したり、再生出力し
たりすることが盛んにおこなわれるようになった。これ
ら使用機械類の精度が上がるにつれてテープ状や帯状に
裁断した記録媒体の切口や直線性などに高度の精度が要
求されるようになった。
【0003】このような素材シートを長尺なテープ状ま
たは帯状に切断するための裁断機は、図11に示すよう
に、複数枚の円形裁断刃2,2…を丸刃用軸3に軸装す
るよう組み込み、図示しないストッパと挟持部とからな
る締着装置により複数枚の円形裁断刃2,2…を挟圧支
持して構成された丸刃列設型裁断刃1を下刃となし、こ
れに相対応するように上刃5,5,…を組み合わせた構
造になっている。このような裁断機は、長時間使用し続
けると切断刃の摩耗によって裁断能力が低下してくるの
で、定期的な研磨を必要とし、繰り返し研磨して使用さ
れることになる。その際、構造の複雑な当該下刃の研磨
は大変である。
たは帯状に切断するための裁断機は、図11に示すよう
に、複数枚の円形裁断刃2,2…を丸刃用軸3に軸装す
るよう組み込み、図示しないストッパと挟持部とからな
る締着装置により複数枚の円形裁断刃2,2…を挟圧支
持して構成された丸刃列設型裁断刃1を下刃となし、こ
れに相対応するように上刃5,5,…を組み合わせた構
造になっている。このような裁断機は、長時間使用し続
けると切断刃の摩耗によって裁断能力が低下してくるの
で、定期的な研磨を必要とし、繰り返し研磨して使用さ
れることになる。その際、構造の複雑な当該下刃の研磨
は大変である。
【0004】従来、前記丸刃列設型裁断刃1を研磨する
方法は、図9に示すように、円形裁断刃2,2…を丸刃
用軸3から取り外し、この取り外した円形裁断刃2を1
枚づつ研磨用の研磨シャフト6に固定したうえ、当該研
磨シャフト6を回転させながら砥石車7で円形裁断刃2
の外周面バフ加工、粗研磨、仕上げ研磨を行う。次に図
10に示すように、油砥石8,8で円形裁断刃2の刃先
斜面2Aと外周刃先面2Bに当てて研磨し、刃付けを行
う。それから、研磨シャフト6から取り外し、研磨した
円形裁断刃の寸法検査、刃先検査を行った後、再び丸刃
用軸3に軸装して組み込み、締着装置4により締付け調
整して複数枚の円形裁断刃2,2…を挟圧支持した丸刃
列設型裁断刃1に再度組み立てている。
方法は、図9に示すように、円形裁断刃2,2…を丸刃
用軸3から取り外し、この取り外した円形裁断刃2を1
枚づつ研磨用の研磨シャフト6に固定したうえ、当該研
磨シャフト6を回転させながら砥石車7で円形裁断刃2
の外周面バフ加工、粗研磨、仕上げ研磨を行う。次に図
10に示すように、油砥石8,8で円形裁断刃2の刃先
斜面2Aと外周刃先面2Bに当てて研磨し、刃付けを行
う。それから、研磨シャフト6から取り外し、研磨した
円形裁断刃の寸法検査、刃先検査を行った後、再び丸刃
用軸3に軸装して組み込み、締着装置4により締付け調
整して複数枚の円形裁断刃2,2…を挟圧支持した丸刃
列設型裁断刃1に再度組み立てている。
【0005】このような従来の研磨方法は、個々の円形
裁断刃2をいかに精度よく研磨したとしても、研磨後の
円形裁断刃2,2…を丸刃用軸3に組み付ける際、組み
付け精度誤差が生じ、丸刃列設型裁断刃1全体としての
精度が低下することとなる。それら精度誤差の発生は、
単なる刃先の研磨による寸法誤差というより、組み付け
精度誤差が主な原因である。即ち、円形裁断刃2と丸刃
用軸3との間のガタや、隣接する各円形裁断刃2,2…
どうしの接触面の加工精度の差からくる誤差等が組合わ
せにより増幅されて大きくなり、これが裁断時に円形裁
断刃2の刃先が丸刃用軸3の軸方向に振れるスラスト振
れを起こしたり、回転方向に振れるラジアル振れを起こ
す原因となる。このように、丸刃列設型裁断刃1の刃先
がスラスト振れやラジアル振れを起こすと、図12に示
すように裁断されたテープ状または帯状体9がその幅に
バラツキを生じたり9a、蛇行したり9b、切り口が悪
くなったりする問題が発生する。
裁断刃2をいかに精度よく研磨したとしても、研磨後の
円形裁断刃2,2…を丸刃用軸3に組み付ける際、組み
付け精度誤差が生じ、丸刃列設型裁断刃1全体としての
精度が低下することとなる。それら精度誤差の発生は、
単なる刃先の研磨による寸法誤差というより、組み付け
精度誤差が主な原因である。即ち、円形裁断刃2と丸刃
用軸3との間のガタや、隣接する各円形裁断刃2,2…
どうしの接触面の加工精度の差からくる誤差等が組合わ
せにより増幅されて大きくなり、これが裁断時に円形裁
断刃2の刃先が丸刃用軸3の軸方向に振れるスラスト振
れを起こしたり、回転方向に振れるラジアル振れを起こ
す原因となる。このように、丸刃列設型裁断刃1の刃先
がスラスト振れやラジアル振れを起こすと、図12に示
すように裁断されたテープ状または帯状体9がその幅に
バラツキを生じたり9a、蛇行したり9b、切り口が悪
くなったりする問題が発生する。
【0006】このような背景から、特に裁断時に刃先の
スラスト振れをなくす対策として、実公昭60−193
0公報、実公昭60−1931公報、実公昭61−44
800公報、実開昭64−52686公報に開示されて
いるように、研磨後の円形裁断刃を丸刃用軸に組み付け
挟圧支持する際、精度良く組付け締着するための締着装
置4の改良が成されてきた。
スラスト振れをなくす対策として、実公昭60−193
0公報、実公昭60−1931公報、実公昭61−44
800公報、実開昭64−52686公報に開示されて
いるように、研磨後の円形裁断刃を丸刃用軸に組み付け
挟圧支持する際、精度良く組付け締着するための締着装
置4の改良が成されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
締着装置の改良だけでは限界がある。それは複数枚の円
形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外して、1枚づつ個別
に精密研磨(例えば3μm以下)しても、再び丸刃用軸
3に組み付ける従来の丸刃列設型裁断刃の研磨方法は、
組み付けの度に精度がどうしても増幅して(例えば5〜
25μm)不均一になるという欠点の他に、個々の円形
裁断刃2の研磨精度にもバラツキを生じ易いという問題
があるからである。即ち、精密研磨では個々の円形裁断
刃2の品温のバラツキ、研磨時の作業環境等による円形
裁断刃2の微妙な収縮または膨張が研磨精度に影響を及
ぼす為、円形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外して個々
に研磨する従来の研磨方法は、研磨精度を悪くする要因
が多い。
締着装置の改良だけでは限界がある。それは複数枚の円
形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外して、1枚づつ個別
に精密研磨(例えば3μm以下)しても、再び丸刃用軸
3に組み付ける従来の丸刃列設型裁断刃の研磨方法は、
組み付けの度に精度がどうしても増幅して(例えば5〜
25μm)不均一になるという欠点の他に、個々の円形
裁断刃2の研磨精度にもバラツキを生じ易いという問題
があるからである。即ち、精密研磨では個々の円形裁断
刃2の品温のバラツキ、研磨時の作業環境等による円形
裁断刃2の微妙な収縮または膨張が研磨精度に影響を及
ぼす為、円形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外して個々
に研磨する従来の研磨方法は、研磨精度を悪くする要因
が多い。
【0008】また、円形裁断刃2の取り外し・研磨・組
み付けに要する時間が長時間になると共に、円形裁断刃
2を丸刃用軸3から取り外したり、組み付けたりするの
に多大な労力を要するという欠点がある。
み付けに要する時間が長時間になると共に、円形裁断刃
2を丸刃用軸3から取り外したり、組み付けたりするの
に多大な労力を要するという欠点がある。
【0009】更に、円形裁断刃2を丸刃用軸3へ挾着支
持する締着装置の改良が種々なされているものの、研磨
のたびに同じように精度の良い組み付けを行うことは熟
練した技術が必要で、高い技能を有する作業者の確保が
問題となる。
持する締着装置の改良が種々なされているものの、研磨
のたびに同じように精度の良い組み付けを行うことは熟
練した技術が必要で、高い技能を有する作業者の確保が
問題となる。
【0010】更にまた、円形裁断刃2を丸刃用軸3へ高
精度に組み付けを行ったとしても、後で緩んできたり、
挟圧力が各円形裁断刃全体にかからず、一部に偏在して
いたりすることが原因で、裁断作業中や負荷によりスリ
ップしたり、組み付け誤差が生じたりすることも多い。
精度に組み付けを行ったとしても、後で緩んできたり、
挟圧力が各円形裁断刃全体にかからず、一部に偏在して
いたりすることが原因で、裁断作業中や負荷によりスリ
ップしたり、組み付け誤差が生じたりすることも多い。
【0011】以上のように丸刃列設型裁断刃1を用いた
裁断機の場合、裁断刃を研磨しないと切れ味が落ちる
し、研磨して切れ味を良好に復元しようとすると分解研
磨と再組立によって切り口精度や切断ピッチ精度や直線
切断精度などが低下し手間もかかるという技術課題が発
生する。
裁断機の場合、裁断刃を研磨しないと切れ味が落ちる
し、研磨して切れ味を良好に復元しようとすると分解研
磨と再組立によって切り口精度や切断ピッチ精度や直線
切断精度などが低下し手間もかかるという技術課題が発
生する。
【0012】本発明者は、このような技術課題を解決す
べく鋭意研究開発した結果、出来るだけ使う時に近い状
態に固定し、そのまま、研磨がおこなわれれば誤差はそ
れだけ少なくなることに気付き、先に、丸刃用軸と研磨
シャフトとを共通のものとし、円形裁断刃が締着装置に
より丸刃用軸に締着された状態で研磨手段により円形裁
断刃を研磨する方法を開発したが、これだけでは、不充
分なため、更に研究を重ね、刃軸一体研磨法を想起し
た。当該刃軸一体研磨法というのは、円形裁断刃を締着
装置により丸刃用軸に締着した状態で研磨手段により逐
次又は同時に前記複数枚の円形裁断刃を研磨する方法だ
けでなく、更に接着剤で固着したうえで、研磨作業をす
る方法である。これによって研磨後の丸刃列設型裁断刃
にスラスト振れやラジアル振れを可及的に減少させ、裁
断精度を更に向上させようとするのが本願発明の第1の
目的である。
べく鋭意研究開発した結果、出来るだけ使う時に近い状
態に固定し、そのまま、研磨がおこなわれれば誤差はそ
れだけ少なくなることに気付き、先に、丸刃用軸と研磨
シャフトとを共通のものとし、円形裁断刃が締着装置に
より丸刃用軸に締着された状態で研磨手段により円形裁
断刃を研磨する方法を開発したが、これだけでは、不充
分なため、更に研究を重ね、刃軸一体研磨法を想起し
た。当該刃軸一体研磨法というのは、円形裁断刃を締着
装置により丸刃用軸に締着した状態で研磨手段により逐
次又は同時に前記複数枚の円形裁断刃を研磨する方法だ
けでなく、更に接着剤で固着したうえで、研磨作業をす
る方法である。これによって研磨後の丸刃列設型裁断刃
にスラスト振れやラジアル振れを可及的に減少させ、裁
断精度を更に向上させようとするのが本願発明の第1の
目的である。
【0013】また当該刃軸一体研磨法をすることによ
り、円形裁断刃を丸刃用軸から外したり、高精度な組み
付けをしたりする工程をなくして、労力を削減するとと
もに、研磨作業時間を短くすることができるようにした
新たな丸刃列設型裁断刃の研磨方法を提供することを第
2の目的とする。
り、円形裁断刃を丸刃用軸から外したり、高精度な組み
付けをしたりする工程をなくして、労力を削減するとと
もに、研磨作業時間を短くすることができるようにした
新たな丸刃列設型裁断刃の研磨方法を提供することを第
2の目的とする。
【0014】さらに、本願の刃軸一体研磨法は、構成の
複雑な丸刃列設型裁断刃をそのままの状態で精密研磨す
るのであるから、構成の複雑な分だけ研磨作業が難しく
なるが、この点は新しい研磨方法を工夫することにより
克服せんとするのが第3の目的である。
複雑な丸刃列設型裁断刃をそのままの状態で精密研磨す
るのであるから、構成の複雑な分だけ研磨作業が難しく
なるが、この点は新しい研磨方法を工夫することにより
克服せんとするのが第3の目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記技術課
題を解決するため、次のような手段を行ったものであ
る。
題を解決するため、次のような手段を行ったものであ
る。
【0016】特許を受けようとする第1発明は、複数枚
の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成し、これを下刃として被切断体を所定の
ピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設型裁断刃の研磨にお
いて、複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組
み込み、締着装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持
して丸刃列設型裁断刃を構成した後、当該丸刃用軸と円
形裁断刃とを接着剤にて固着したうえ、研磨手段にて、
逐次または同時に前記複数枚の円形裁断刃を研磨するよ
うにしたことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨方法
である。
の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成し、これを下刃として被切断体を所定の
ピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設型裁断刃の研磨にお
いて、複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組
み込み、締着装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持
して丸刃列設型裁断刃を構成した後、当該丸刃用軸と円
形裁断刃とを接着剤にて固着したうえ、研磨手段にて、
逐次または同時に前記複数枚の円形裁断刃を研磨するよ
うにしたことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨方法
である。
【0017】本発明は、丸刃列設型裁断刃を刃軸一体方
式で研磨する方法の基本となる発明である。即ち、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成するだけでなく、当該丸刃用軸と円形裁
断刃とを接着剤にて固定し、両者の位置関係を特定した
うえで精密に研磨するものである。当該刃軸一体研磨方
式は、締着装置による挟圧支持と接着剤による固着とが
二重になされているので研磨負荷等がかかっても組み付
け部品の位置関係のズレやガタ付きが一切発生せず寸法
基準にずれが生じることがないので、刃先のスラスト振
れとラジアル振れを簡単にとることができ、裁断精度を
従来以上に向上させることができるものである。また、
円形裁断刃を丸刃用軸から取り外したり、組み込んだり
する必要がないので、作業工程が低減し、作業時間を短
縮することができる。
式で研磨する方法の基本となる発明である。即ち、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成するだけでなく、当該丸刃用軸と円形裁
断刃とを接着剤にて固定し、両者の位置関係を特定した
うえで精密に研磨するものである。当該刃軸一体研磨方
式は、締着装置による挟圧支持と接着剤による固着とが
二重になされているので研磨負荷等がかかっても組み付
け部品の位置関係のズレやガタ付きが一切発生せず寸法
基準にずれが生じることがないので、刃先のスラスト振
れとラジアル振れを簡単にとることができ、裁断精度を
従来以上に向上させることができるものである。また、
円形裁断刃を丸刃用軸から取り外したり、組み込んだり
する必要がないので、作業工程が低減し、作業時間を短
縮することができる。
【0018】尚、この第1発明は、丸刃列設型裁断刃を
構成する円形裁断刃が、ゲーベル刃やストレート刃であ
る場合を含むものである。
構成する円形裁断刃が、ゲーベル刃やストレート刃であ
る場合を含むものである。
【0019】特許をうけようとする第2発明は、複数枚
の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成し、これを下刃として被切断体を所定の
ピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設型裁断刃を下記の第
1工程〜第6工程をもって研磨するようにしたことを特
徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨方法である。
の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよう組み込み、締着
装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃を構成し、これを下刃として被切断体を所定の
ピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設型裁断刃を下記の第
1工程〜第6工程をもって研磨するようにしたことを特
徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨方法である。
【0020】第1工程:複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸
に軸装するよう組み込み、締着装置により複数枚の円形
裁断刃を挟圧支持して丸刃列設型裁断刃を構成した後、
当該丸刃用軸と円形裁断刃とを接着剤にて固着する。
に軸装するよう組み込み、締着装置により複数枚の円形
裁断刃を挟圧支持して丸刃列設型裁断刃を構成した後、
当該丸刃用軸と円形裁断刃とを接着剤にて固着する。
【0021】第2工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃
を円筒研削盤に回転自在に装着し、当該丸刃列設型裁断
刃の外周面を粗砥石で粗研磨することにより、構成する
各円形裁断刃の外周刃先面を粗形成する。
を円筒研削盤に回転自在に装着し、当該丸刃列設型裁断
刃の外周面を粗砥石で粗研磨することにより、構成する
各円形裁断刃の外周刃先面を粗形成する。
【0022】第3工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃
を構成する各円形裁断刃の背側外周端縁に形成した角落
としR面を形砥石をもって一つずつ順次R仕上げ研磨す
る。
を構成する各円形裁断刃の背側外周端縁に形成した角落
としR面を形砥石をもって一つずつ順次R仕上げ研磨す
る。
【0023】第4工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃
を構成する各円形裁断刃の刃先斜面を粗砥石をもって一
つずつ順次粗研磨することにより、構成する各円形裁断
刃の刃付けを粗形成する。 第5工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃の外周面を仕
上げ砥石で仕上げ研磨することにより、構成する各円形
裁断刃の外周刃先面を仕上げする。
を構成する各円形裁断刃の刃先斜面を粗砥石をもって一
つずつ順次粗研磨することにより、構成する各円形裁断
刃の刃付けを粗形成する。 第5工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃の外周面を仕
上げ砥石で仕上げ研磨することにより、構成する各円形
裁断刃の外周刃先面を仕上げする。
【0024】第6工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃
を構成する各円形裁断刃の刃先斜面を仕上げ砥石をもっ
て一つずつ順次仕上げ研磨することにより、構成する各
円形裁断刃の刃付けを仕上げする。
を構成する各円形裁断刃の刃先斜面を仕上げ砥石をもっ
て一つずつ順次仕上げ研磨することにより、構成する各
円形裁断刃の刃付けを仕上げする。
【0025】丸刃列設型裁断刃の研磨方法をより具体的
にした実施態様の発明である。各円形裁断刃の背側外周
端縁に形成した角落としR面を形砥石をもって一つずつ
順次R仕上げ研磨したのは、外周研磨をしたままだと、
R面部分に稜線が出来、これが、素材シートを傷付ける
虞があるので、稜線ができないようにするため行ったも
のである。また、各円形裁断刃の刃付け研磨に際して、
粗研磨と仕上げ研磨とを二重に行ったのは、粗研磨をし
ただけだと砥石の脱落が発生していて、研磨量に差異が
生じ、その結果ピッチ誤差が許容範囲を越えていること
が解ったからである。従って、一度荒研磨を行った後、
研磨量の少ない仕上げ研磨で細かい寸法精度(数μ単位
まで)を調整するようにしたものである。
にした実施態様の発明である。各円形裁断刃の背側外周
端縁に形成した角落としR面を形砥石をもって一つずつ
順次R仕上げ研磨したのは、外周研磨をしたままだと、
R面部分に稜線が出来、これが、素材シートを傷付ける
虞があるので、稜線ができないようにするため行ったも
のである。また、各円形裁断刃の刃付け研磨に際して、
粗研磨と仕上げ研磨とを二重に行ったのは、粗研磨をし
ただけだと砥石の脱落が発生していて、研磨量に差異が
生じ、その結果ピッチ誤差が許容範囲を越えていること
が解ったからである。従って、一度荒研磨を行った後、
研磨量の少ない仕上げ研磨で細かい寸法精度(数μ単位
まで)を調整するようにしたものである。
【0026】また、この第2発明にあっても、丸刃用軸
と円形裁断刃とを接着剤にて固着したうえで研磨作業工
程にはいるので、第1発明と同様に研磨精度、組み付け
精度が良くなり、素材シートを長尺なテープ状または帯
状に裁断する時の裁断精度を向上させることができる
し、研磨のたびに円形裁断刃を丸刃用軸から取り外した
り、組み付けたりする必要がなく研磨作業時間が短くな
る。一方、丸刃列設型裁断刃が新刃である場合には、前
記の第1工程〜第6工程をもって研磨することが必要と
なるが、裁断装置に組み込まれて所定期間使用された丸
刃列設型裁断刃に対して行う再研磨作業の場合には、当
然、第1工程〜第5工程は新刃の時に既に施行されてい
るので再研磨には再度工程に含む必要はないが、使用刃
物の刃先の摩耗や欠損等が大きい場合には第6工程の前
に第4工程の刃先斜面の粗研磨工程を再度含むことが必
要になる。
と円形裁断刃とを接着剤にて固着したうえで研磨作業工
程にはいるので、第1発明と同様に研磨精度、組み付け
精度が良くなり、素材シートを長尺なテープ状または帯
状に裁断する時の裁断精度を向上させることができる
し、研磨のたびに円形裁断刃を丸刃用軸から取り外した
り、組み付けたりする必要がなく研磨作業時間が短くな
る。一方、丸刃列設型裁断刃が新刃である場合には、前
記の第1工程〜第6工程をもって研磨することが必要と
なるが、裁断装置に組み込まれて所定期間使用された丸
刃列設型裁断刃に対して行う再研磨作業の場合には、当
然、第1工程〜第5工程は新刃の時に既に施行されてい
るので再研磨には再度工程に含む必要はないが、使用刃
物の刃先の摩耗や欠損等が大きい場合には第6工程の前
に第4工程の刃先斜面の粗研磨工程を再度含むことが必
要になる。
【0027】特許を受けようとする第3発明は、請求項
2における第4工程および第6工程における丸刃列設型
裁断刃を構成する各円形裁断刃の刃先斜面の研磨は、円
形砥石を円形裁断刃のリング状刃先斜面の前にある間隙
に、刃先斜面角度より大きい所定の傾き角度αをもって
円形砥石の外周縁が刃先斜面の下方に入り込むように差
し込み、円形砥石の外周縁がリング状刃先斜面と交差す
るように接触させて、その交差箇所で研磨することによ
り、逃げ角度θを有する刃先斜面を形成して刃付けをす
るようにしたことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨
方法である。
2における第4工程および第6工程における丸刃列設型
裁断刃を構成する各円形裁断刃の刃先斜面の研磨は、円
形砥石を円形裁断刃のリング状刃先斜面の前にある間隙
に、刃先斜面角度より大きい所定の傾き角度αをもって
円形砥石の外周縁が刃先斜面の下方に入り込むように差
し込み、円形砥石の外周縁がリング状刃先斜面と交差す
るように接触させて、その交差箇所で研磨することによ
り、逃げ角度θを有する刃先斜面を形成して刃付けをす
るようにしたことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨
方法である。
【0028】本発明は円形裁断刃の刃先斜面の研磨であ
る。刃先斜面は、円形裁断刃のリング状刃先斜面の前と
隣接する円形裁断刃の背側外周端縁に形成した角落とし
R面との間で形成される狭い間隙に面し、外周より低い
凹部の中に位置しているので、研磨作業がやりにくい。
まして狭い間隙から差し込んだ砥石で入口が狭く奥が広
い2〜3度の逃げ角度θを有する刃先斜面を形成するこ
とは、技術的に非常に困難であるとされていた。
る。刃先斜面は、円形裁断刃のリング状刃先斜面の前と
隣接する円形裁断刃の背側外周端縁に形成した角落とし
R面との間で形成される狭い間隙に面し、外周より低い
凹部の中に位置しているので、研磨作業がやりにくい。
まして狭い間隙から差し込んだ砥石で入口が狭く奥が広
い2〜3度の逃げ角度θを有する刃先斜面を形成するこ
とは、技術的に非常に困難であるとされていた。
【0029】当該第3発明は、上記技術課題を解消し、
高精度の刃付けをおこなえるようにしたものである。研
磨精度をあげるには、砥石の先端面を刃先斜面部分に接
触させることが望ましい。そこで図7に示すように、円
形砥石を凹所に上から所定の傾き角度αをもって円形砥
石の外周縁が刃先斜面の下方に入り込むように差し込
み、円形砥石の外周縁がリング状刃先斜面と左右で交差
するように接触させて、その交差接触面で研磨するよう
にする。図7に示すように接触研磨箇所は差し込み方向
の左右両側方位置における円形砥石の外周縁となるの
で、平行度や面粗や寸法等の研磨精度を出し易いし、実
研削量は円形砥石のα度傾き投影楕円上に求めることが
できるので、簡単に2〜3度の逃げ角度θを刃先斜面に
形成することができる。この結果、丸刃列設型裁断刃を
そのまま構成した状態で、刃先斜面の高精度の研磨を行
うことが可能になり、外周刃先面の研磨と併合されて、
高精度な刃付けを行うことができることとなった。
高精度の刃付けをおこなえるようにしたものである。研
磨精度をあげるには、砥石の先端面を刃先斜面部分に接
触させることが望ましい。そこで図7に示すように、円
形砥石を凹所に上から所定の傾き角度αをもって円形砥
石の外周縁が刃先斜面の下方に入り込むように差し込
み、円形砥石の外周縁がリング状刃先斜面と左右で交差
するように接触させて、その交差接触面で研磨するよう
にする。図7に示すように接触研磨箇所は差し込み方向
の左右両側方位置における円形砥石の外周縁となるの
で、平行度や面粗や寸法等の研磨精度を出し易いし、実
研削量は円形砥石のα度傾き投影楕円上に求めることが
できるので、簡単に2〜3度の逃げ角度θを刃先斜面に
形成することができる。この結果、丸刃列設型裁断刃を
そのまま構成した状態で、刃先斜面の高精度の研磨を行
うことが可能になり、外周刃先面の研磨と併合されて、
高精度な刃付けを行うことができることとなった。
【0030】本発明は、このような研磨方法を採用する
ことにより、狭い間隙から差し込んだ砥石でも逃げ角度
θをもった刃先斜面部分に対する精密な研磨が可能とな
り、高精度な刃付けを簡単に行うことが可能となった。
ことにより、狭い間隙から差し込んだ砥石でも逃げ角度
θをもった刃先斜面部分に対する精密な研磨が可能とな
り、高精度な刃付けを簡単に行うことが可能となった。
【0031】特許を受けようとする第4発明は、図8に
示したように、軸長方向に丸刃用軸孔を有し、所定の幅
厚をもった円筒体の左右一方の端部を所定のスリット幅
だけその径方向に切削して外側リング段部と内側リング
段部とを形成し、外側リング段部を構成する外周面と径
方向側面との交叉部分に外周刃先面と刃先斜面を形成し
て刃付けをなし、内側リング段部の側面はボス部とな
し、必要に応じて刃付けをなした径方向側面の内側リン
グ段部寄り部分には軸長方向にリング状の逃げ溝を形成
するとともに、前記円筒体の他方の端部における外周端
縁には、角落としR面を形成してなる円形裁断刃におい
て、前記ボス部側面に円筒体の内周面まで連通する接着
剤注入用溝孔を少なくとも1箇所形成したことを特徴と
する丸刃列設型裁断刃の円形裁断刃である。
示したように、軸長方向に丸刃用軸孔を有し、所定の幅
厚をもった円筒体の左右一方の端部を所定のスリット幅
だけその径方向に切削して外側リング段部と内側リング
段部とを形成し、外側リング段部を構成する外周面と径
方向側面との交叉部分に外周刃先面と刃先斜面を形成し
て刃付けをなし、内側リング段部の側面はボス部とな
し、必要に応じて刃付けをなした径方向側面の内側リン
グ段部寄り部分には軸長方向にリング状の逃げ溝を形成
するとともに、前記円筒体の他方の端部における外周端
縁には、角落としR面を形成してなる円形裁断刃におい
て、前記ボス部側面に円筒体の内周面まで連通する接着
剤注入用溝孔を少なくとも1箇所形成したことを特徴と
する丸刃列設型裁断刃の円形裁断刃である。
【0032】当該特許を受けようとする第4発明は、前
記第1発明、第2発明のように丸刃用軸と円形裁断刃と
を接着剤にて固着することが容易なように改良した円形
裁断刃である。丸刃列設型裁断刃を構成する円形裁断刃
の全てを第4発明にかかる接着剤注入用溝孔の形成され
た円形裁断刃にする必要はない。必要に応じて所定の間
隔で接着剤注入用溝孔の形成された円形裁断刃を使用す
れば充分である。
記第1発明、第2発明のように丸刃用軸と円形裁断刃と
を接着剤にて固着することが容易なように改良した円形
裁断刃である。丸刃列設型裁断刃を構成する円形裁断刃
の全てを第4発明にかかる接着剤注入用溝孔の形成され
た円形裁断刃にする必要はない。必要に応じて所定の間
隔で接着剤注入用溝孔の形成された円形裁断刃を使用す
れば充分である。
【0033】つまり、円形裁断刃のボス部側面に円筒体
の内周面まで連通する接着剤注入用溝孔を少なくとも1
箇所形成したことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の円形
裁断刃であり、第1発明、第2発明にかかる丸刃列設型
裁断刃の研磨方法を実施するための円形裁断刃である。
当該接着剤注入用溝孔から接着剤を注入すると、接触し
ている円形裁断刃と丸刃用軸との間に毛細管現象をおこ
して、近傍周辺一帯に滲み込み、固着する。また、この
ボス部側面に溝孔を設ける代わりに円形裁断刃のボス部
に円筒体の内周面まで連通する通し孔を開けてもよい。
の内周面まで連通する接着剤注入用溝孔を少なくとも1
箇所形成したことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の円形
裁断刃であり、第1発明、第2発明にかかる丸刃列設型
裁断刃の研磨方法を実施するための円形裁断刃である。
当該接着剤注入用溝孔から接着剤を注入すると、接触し
ている円形裁断刃と丸刃用軸との間に毛細管現象をおこ
して、近傍周辺一帯に滲み込み、固着する。また、この
ボス部側面に溝孔を設ける代わりに円形裁断刃のボス部
に円筒体の内周面まで連通する通し孔を開けてもよい。
【0034】
【実施例】以下本件発明を図示実施例に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
【0035】図1は、研磨装置10を用いて本発明にか
かる丸刃列設型裁断刃1の研磨方法を実施している状態
を示す側面図である。先ず、本発明に用いる当該研磨装
置10について説明する。図1に示すように、水平な基
台11上の一方側にシャフト駆動部12が設けられ、基
台11上の他方側に相対向するようシャフトセンター押
し部14が設けられている。当該シャフト駆動部12に
は、回転駆動源を内蔵しそれから延出する駆動軸12A
を回転させる。当該駆動軸12Aの先端部には、シャフ
ト軸受12Bが形成されており、回転駆動源により駆動
軸12Aとシャフト軸受12Bが回転することにより、
装着されるシャフトが回転するようになっている。他方
シャフトセンター押し部14は、相対向するシャフト駆
動部12側に突出したセンター支持部14Aと、このセ
ンター支持部14Aによって支持されるように構成され
たフリーなシャフト軸受14Bとから成っている。
かる丸刃列設型裁断刃1の研磨方法を実施している状態
を示す側面図である。先ず、本発明に用いる当該研磨装
置10について説明する。図1に示すように、水平な基
台11上の一方側にシャフト駆動部12が設けられ、基
台11上の他方側に相対向するようシャフトセンター押
し部14が設けられている。当該シャフト駆動部12に
は、回転駆動源を内蔵しそれから延出する駆動軸12A
を回転させる。当該駆動軸12Aの先端部には、シャフ
ト軸受12Bが形成されており、回転駆動源により駆動
軸12Aとシャフト軸受12Bが回転することにより、
装着されるシャフトが回転するようになっている。他方
シャフトセンター押し部14は、相対向するシャフト駆
動部12側に突出したセンター支持部14Aと、このセ
ンター支持部14Aによって支持されるように構成され
たフリーなシャフト軸受14Bとから成っている。
【0036】そして、図2に示すように被研磨体である
円形裁断刃2,2…を軸装するよう組み込み、ストッパ
3Aと挾持部4Aを備えた締着装置4により挟圧支持し
て構成された丸刃列設型裁断刃1を用意し、その丸刃用
軸3の一端をシャフト駆動部12側のシャフト軸受12
Bに装着し、丸刃用軸3の他端にはシャフト軸受14B
を装着したうえ、シャフトセンター押し部14のセンタ
ー14Aで挟み、図中X−Xで示す回転中心線を有する
ように支持する。このため、シャフト駆動部12の駆動
により駆動軸12Aを回転させるとシャフト軸受12B
に支持された丸刃用軸3は、その軸心をとりながら回転
駆動することができ、当該軸に嵌装された円形裁断刃2
を回転させながら研磨することができるのである。
円形裁断刃2,2…を軸装するよう組み込み、ストッパ
3Aと挾持部4Aを備えた締着装置4により挟圧支持し
て構成された丸刃列設型裁断刃1を用意し、その丸刃用
軸3の一端をシャフト駆動部12側のシャフト軸受12
Bに装着し、丸刃用軸3の他端にはシャフト軸受14B
を装着したうえ、シャフトセンター押し部14のセンタ
ー14Aで挟み、図中X−Xで示す回転中心線を有する
ように支持する。このため、シャフト駆動部12の駆動
により駆動軸12Aを回転させるとシャフト軸受12B
に支持された丸刃用軸3は、その軸心をとりながら回転
駆動することができ、当該軸に嵌装された円形裁断刃2
を回転させながら研磨することができるのである。
【0037】また、前記シャフト駆動部12とシャフト
センタ−押し部14とで支持された丸刃列設型裁断刃1
の上方には砥石機22が設けられ、この砥石機22は、
主として回転駆動源を内蔵した砥石駆動部22Bと、回
転駆動源により所定回転数で回転する砥石軸22Cと、
前記砥石軸22Cの先端に取付けられた砥石車22Aと
から成っている。また、砥石機22は、図示しないNC
制御機構により上下方向及び水平方向に、設定された移
動量だけ間欠的に移動するようになっている。また、前
記NC制御機構は、図3に示すように砥石車22Aと円
形裁断刃2の刃先斜面2Aとが所定の角度を有して当接
されるように砥石機22の角度αを制御するようになっ
ている。また、砥石車22Aは、その円周部にCBN砥
石(立方晶窒化ホウ素砥粒を結合剤で結合した砥石)2
2Dを固着しており、このCBN砥石22Dを円形裁断
刃2の刃先斜面2Aに当接させることにより研磨するよ
うになっている。
センタ−押し部14とで支持された丸刃列設型裁断刃1
の上方には砥石機22が設けられ、この砥石機22は、
主として回転駆動源を内蔵した砥石駆動部22Bと、回
転駆動源により所定回転数で回転する砥石軸22Cと、
前記砥石軸22Cの先端に取付けられた砥石車22Aと
から成っている。また、砥石機22は、図示しないNC
制御機構により上下方向及び水平方向に、設定された移
動量だけ間欠的に移動するようになっている。また、前
記NC制御機構は、図3に示すように砥石車22Aと円
形裁断刃2の刃先斜面2Aとが所定の角度を有して当接
されるように砥石機22の角度αを制御するようになっ
ている。また、砥石車22Aは、その円周部にCBN砥
石(立方晶窒化ホウ素砥粒を結合剤で結合した砥石)2
2Dを固着しており、このCBN砥石22Dを円形裁断
刃2の刃先斜面2Aに当接させることにより研磨するよ
うになっている。
【0038】本発明は上記のように構成された研磨装置
10を用いて行なわれる丸刃列設型裁断刃1の刃軸一体
研磨法である。上記のごとく、本発明にかかる丸刃列設
型裁断刃1の研磨方法は、複数枚の円形裁断刃2,2,
…を丸刃用軸3に軸装するよう組込み、締着装置により
複数枚の円形裁断刃2,2,…を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃1を構成したままの状態で研磨装置10に装着
し、NC制御機構により上下方向及び水平方向に間欠的
に移動するようになっている砥石機22によって円形裁
断刃2を次々と研磨する研磨方法である。
10を用いて行なわれる丸刃列設型裁断刃1の刃軸一体
研磨法である。上記のごとく、本発明にかかる丸刃列設
型裁断刃1の研磨方法は、複数枚の円形裁断刃2,2,
…を丸刃用軸3に軸装するよう組込み、締着装置により
複数枚の円形裁断刃2,2,…を挟圧支持して丸刃列設
型裁断刃1を構成したままの状態で研磨装置10に装着
し、NC制御機構により上下方向及び水平方向に間欠的
に移動するようになっている砥石機22によって円形裁
断刃2を次々と研磨する研磨方法である。
【0039】そこで、実施例では、ピッチ幅32mmの
映画用フイルムを裁断するゲーベル型円形裁断刃が複数
枚組み込まれた丸刃列設型裁断刃1を本発明に係る刃軸
一体研磨法で研磨してみることとした。前記した従来の
分解研磨・組み立て方式による研磨方法では、刃先斜面
研磨面の粗さが最大6μmの範囲でバラツキが生じ、更
に裁断幅精度では最大12μm、スラスト精度では10
μmの範囲でバラツキがでており満足いかない。そこ
で、本発明による研磨方法では刃先斜面の研磨面の粗さ
は0.8μm以下の範囲、裁断幅精度は5μm以下の範
囲、スラスト精度は3μm以下の範囲でしかバラツキが
生じないようにすることを目標とした。
映画用フイルムを裁断するゲーベル型円形裁断刃が複数
枚組み込まれた丸刃列設型裁断刃1を本発明に係る刃軸
一体研磨法で研磨してみることとした。前記した従来の
分解研磨・組み立て方式による研磨方法では、刃先斜面
研磨面の粗さが最大6μmの範囲でバラツキが生じ、更
に裁断幅精度では最大12μm、スラスト精度では10
μmの範囲でバラツキがでており満足いかない。そこ
で、本発明による研磨方法では刃先斜面の研磨面の粗さ
は0.8μm以下の範囲、裁断幅精度は5μm以下の範
囲、スラスト精度は3μm以下の範囲でしかバラツキが
生じないようにすることを目標とした。
【0040】本実施例に用いた丸刃列設型裁断刃1の円
形裁断刃2は、図8に示すように、軸長方向に丸刃用軸
孔2Cを有し、所定の幅厚をもった円筒体の左右一方の
端部を所定のスリット幅だけその径方向に切削して外側
リング段部2Dと内側リング段部2Eとを形成し、外側
リング段部2Dを構成する外周面と径方向側面との交叉
部分に外周刃先面2Bと刃先斜面2Aを形成して刃付け
をなし、内側リング段部2Eの側面はボス部2Fとな
し、必要に応じて刃付けをなした径方向側面の内側リン
グ段2E部寄り部分には軸長方向にリング状の逃げ溝2
Gを形成するとともに、前記円筒体の他方の端部におけ
る外周端縁には、角落としR面2Hを形成してなるケー
ベル刃を用いた。しかも、その丸刃列設型裁断刃1を構
成する複数の円形裁断刃2,2,…のうち、前記ボス部
2Fに円筒体の丸刃用軸孔の内周面まで連通する接着剤
注入用溝孔2Iを形成した円形裁断刃2を3個おきに列
設するように構成した。
形裁断刃2は、図8に示すように、軸長方向に丸刃用軸
孔2Cを有し、所定の幅厚をもった円筒体の左右一方の
端部を所定のスリット幅だけその径方向に切削して外側
リング段部2Dと内側リング段部2Eとを形成し、外側
リング段部2Dを構成する外周面と径方向側面との交叉
部分に外周刃先面2Bと刃先斜面2Aを形成して刃付け
をなし、内側リング段部2Eの側面はボス部2Fとな
し、必要に応じて刃付けをなした径方向側面の内側リン
グ段2E部寄り部分には軸長方向にリング状の逃げ溝2
Gを形成するとともに、前記円筒体の他方の端部におけ
る外周端縁には、角落としR面2Hを形成してなるケー
ベル刃を用いた。しかも、その丸刃列設型裁断刃1を構
成する複数の円形裁断刃2,2,…のうち、前記ボス部
2Fに円筒体の丸刃用軸孔の内周面まで連通する接着剤
注入用溝孔2Iを形成した円形裁断刃2を3個おきに列
設するように構成した。
【0041】第1工程:先ず、複数枚の円形裁断刃2,
2,…を丸刃用軸3に軸装するよう組込み、ストッパ3
Aと挾持部4Aを備えた締着装置4により複数枚の円形
裁断刃2,2,…を挟圧支持し、接着剤注入用溝孔2I
から市販の瞬間接着剤Sを注入して当該丸刃用軸3と円
形裁断刃2とを固着してなる丸刃列設型裁断刃1を構成
する。
2,…を丸刃用軸3に軸装するよう組込み、ストッパ3
Aと挾持部4Aを備えた締着装置4により複数枚の円形
裁断刃2,2,…を挟圧支持し、接着剤注入用溝孔2I
から市販の瞬間接着剤Sを注入して当該丸刃用軸3と円
形裁断刃2とを固着してなる丸刃列設型裁断刃1を構成
する。
【0042】第2工程:前記丸刃列設型裁断刃1をその
構成する円形裁断刃2の刃先斜面2Aがシャフトセンタ
−押し部14側を向くように丸刃用軸3の一端を前記シ
ャフト駆動部12側のシャフト軸受12Bに支持し、丸
刃用軸3の他端にはシャフト軸受14Bを装着したう
え、センター支持部14Aで支持することにより、研磨
装置10に回転自在に装着する(図1)。そして、シャ
フト駆動部12の回転駆動源を作動させて丸刃列設型裁
断刃1を所定回転数で回転させる。図4に示すように当
該砥石機22には粗砥石22Eを装着し、砥石駆動源を
作動させて、当該丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形
裁断刃2,2,…の外周面を粗研磨する。この砥石機2
2はNC制御機構により制御されており、円形裁断刃
2,2,…を順次研磨する。
構成する円形裁断刃2の刃先斜面2Aがシャフトセンタ
−押し部14側を向くように丸刃用軸3の一端を前記シ
ャフト駆動部12側のシャフト軸受12Bに支持し、丸
刃用軸3の他端にはシャフト軸受14Bを装着したう
え、センター支持部14Aで支持することにより、研磨
装置10に回転自在に装着する(図1)。そして、シャ
フト駆動部12の回転駆動源を作動させて丸刃列設型裁
断刃1を所定回転数で回転させる。図4に示すように当
該砥石機22には粗砥石22Eを装着し、砥石駆動源を
作動させて、当該丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形
裁断刃2,2,…の外周面を粗研磨する。この砥石機2
2はNC制御機構により制御されており、円形裁断刃
2,2,…を順次研磨する。
【0043】第3工程:次に、図5に示すように、砥石
機22の砥石駆動源を作動させて、装着した形砥石22
Cを所定回転数で回転させ、各円形裁断刃2,2,…の
背側外周端縁に形成した角落としR面2Hを当該形砥石
をもってR仕上げ研磨する。この砥石機22はNC制御
機構により制御移動されており、各円形裁断刃2,2,
…を一つずつ順次R仕上げ研磨する。
機22の砥石駆動源を作動させて、装着した形砥石22
Cを所定回転数で回転させ、各円形裁断刃2,2,…の
背側外周端縁に形成した角落としR面2Hを当該形砥石
をもってR仕上げ研磨する。この砥石機22はNC制御
機構により制御移動されており、各円形裁断刃2,2,
…を一つずつ順次R仕上げ研磨する。
【0044】第4工程:次に、砥石機22には、図6に
示すように砥石車22Aに粗砥石22DとしてCBN砥
石を装着し、それを円形裁断刃2の刃先斜面2Aに当接
させて刃先斜面2Aを所定時間研磨する。この砥石機2
2はNC制御機構により制御移動されており、前記固着
した丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃先斜面2Aを当該粗砥石をもって一つずつ順
次粗研磨することにより、構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃付けを粗形成する。
示すように砥石車22Aに粗砥石22DとしてCBN砥
石を装着し、それを円形裁断刃2の刃先斜面2Aに当接
させて刃先斜面2Aを所定時間研磨する。この砥石機2
2はNC制御機構により制御移動されており、前記固着
した丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃先斜面2Aを当該粗砥石をもって一つずつ順
次粗研磨することにより、構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃付けを粗形成する。
【0045】即ち、砥石機22はNC制御機構により制
御され、次の動作を行うことにより円形裁断刃2の刃先
斜面を順次研磨する。先ず、砥石機22は、下方に所定
移動量だけ移動し、所定間隔で固着されている円形裁断
刃2同志の間に砥石車22AのCBN砥石22Dが入り
込む。次に、砥石機22は丸刃用軸3の軸方向に所定移
動量だけ移動し、砥石車22AのCBN砥石22Dを円
形裁断刃2の刃先斜面2Aに当接させて刃先斜面2Aを
所定時間研磨する。研磨が終了すると、砥石機22は、
刃先斜面2Aから離れるように所定移動量だけ丸刃用軸
3の軸方向に移動し、続いて上方に移動して砥石車22
Aを隣接する円形裁断刃2との間から退避させる。これ
により、一枚の円形裁断刃2の研磨が終了し、次に砥石
機22は上方位置のまま次の隣接する円形裁断刃2の所
定位置まで軸方向に移動し、次の円形裁断刃2の研磨工
程に入る。
御され、次の動作を行うことにより円形裁断刃2の刃先
斜面を順次研磨する。先ず、砥石機22は、下方に所定
移動量だけ移動し、所定間隔で固着されている円形裁断
刃2同志の間に砥石車22AのCBN砥石22Dが入り
込む。次に、砥石機22は丸刃用軸3の軸方向に所定移
動量だけ移動し、砥石車22AのCBN砥石22Dを円
形裁断刃2の刃先斜面2Aに当接させて刃先斜面2Aを
所定時間研磨する。研磨が終了すると、砥石機22は、
刃先斜面2Aから離れるように所定移動量だけ丸刃用軸
3の軸方向に移動し、続いて上方に移動して砥石車22
Aを隣接する円形裁断刃2との間から退避させる。これ
により、一枚の円形裁断刃2の研磨が終了し、次に砥石
機22は上方位置のまま次の隣接する円形裁断刃2の所
定位置まで軸方向に移動し、次の円形裁断刃2の研磨工
程に入る。
【0046】つまり、本工程は、前記研磨手段を水平方
向及び上下方向に間欠的な移動を操り返しながら逐次研
磨するのであり、前記研磨手段を水平方向及び上下方向
に間欠的に移動するのをNC制御機構により制御する丸
刃列設型裁断刃1の研磨方法である。
向及び上下方向に間欠的な移動を操り返しながら逐次研
磨するのであり、前記研磨手段を水平方向及び上下方向
に間欠的に移動するのをNC制御機構により制御する丸
刃列設型裁断刃1の研磨方法である。
【0047】尚、このように丸刃列設型裁断刃1を構成
する各円形裁断刃2,2,…の刃先斜面を研磨する際
は、図7に示すように、円形の砥石車22Aを円形裁断
刃2のリング状刃先斜面2Aの前にある間隙に、刃先斜
面2A角度より大きい所定の傾き角度αをもって円形の
砥石車22Aにおける砥石の外周縁が刃先斜面2Aの下
方に入り込むように差し込み、円形砥石車22Aの外周
縁がリング状刃先斜面2Aと交叉するように接触させ
て、その交叉箇所で研磨することにより、逃げ角度θを
有する刃先斜面2Aを形成して刃付けをすると良い。
する各円形裁断刃2,2,…の刃先斜面を研磨する際
は、図7に示すように、円形の砥石車22Aを円形裁断
刃2のリング状刃先斜面2Aの前にある間隙に、刃先斜
面2A角度より大きい所定の傾き角度αをもって円形の
砥石車22Aにおける砥石の外周縁が刃先斜面2Aの下
方に入り込むように差し込み、円形砥石車22Aの外周
縁がリング状刃先斜面2Aと交叉するように接触させ
て、その交叉箇所で研磨することにより、逃げ角度θを
有する刃先斜面2Aを形成して刃付けをすると良い。
【0048】第5工程:次に研磨精度を上げるために仕
上げ研磨工程を行う。砥石機22には、図4に示すよう
に仕上げ砥石として、例えばGC砥石22Gを装着し、
丸刃列設型裁断刃1の外周面を仕上げ研磨する。これに
より、構成する各円形裁断刃2,2,…の外周刃先面2
Bを順次仕上げ研磨する。
上げ研磨工程を行う。砥石機22には、図4に示すよう
に仕上げ砥石として、例えばGC砥石22Gを装着し、
丸刃列設型裁断刃1の外周面を仕上げ研磨する。これに
より、構成する各円形裁断刃2,2,…の外周刃先面2
Bを順次仕上げ研磨する。
【0049】第6工程:最後に砥石機22には、仕上げ
砥石としてCBN砥石22Fを装着し、図6に示すよう
にして丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃先斜面2Aを一つずつ順次仕上げ研磨する。
これにより、構成する各円形裁断刃2,2,…の刃付け
を仕上げするのである。
砥石としてCBN砥石22Fを装着し、図6に示すよう
にして丸刃列設型裁断刃1を構成する各円形裁断刃2,
2,…の刃先斜面2Aを一つずつ順次仕上げ研磨する。
これにより、構成する各円形裁断刃2,2,…の刃付け
を仕上げするのである。
【0050】このように、本発明の刃軸一体研磨法は複
数の円形裁断刃2を丸刃用軸3に組付けた丸刃列設型裁
断刃1のまま、研磨装置に取り付け砥石機22を移動さ
せながら円形裁断刃2を順次研磨するもので、従来の研
磨方法のように、円形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外
し、取り外した円形裁断刃2,2,…を個々に研磨し、
再び丸刃用軸3への組み付ける複数の工程の流れを必要
としない一括研磨法である。
数の円形裁断刃2を丸刃用軸3に組付けた丸刃列設型裁
断刃1のまま、研磨装置に取り付け砥石機22を移動さ
せながら円形裁断刃2を順次研磨するもので、従来の研
磨方法のように、円形裁断刃2を丸刃用軸3から取り外
し、取り外した円形裁断刃2,2,…を個々に研磨し、
再び丸刃用軸3への組み付ける複数の工程の流れを必要
としない一括研磨法である。
【0051】円形裁断刃2,2…を丸刃用軸に締着した
まま接着剤でその組み付け状態を固着したうえ、そのま
ま研磨装置に取り付けて研磨するので、研磨精度を向上
させることができる。
まま接着剤でその組み付け状態を固着したうえ、そのま
ま研磨装置に取り付けて研磨するので、研磨精度を向上
させることができる。
【0052】しかも、研磨のたびに円形裁断刃2を丸刃
用軸3から取り外したり、丸刃用軸3に組み付けたりす
る必要がなく、一度、精度よく組み付けておけば、研磨
ごとに組み付け精度のブレを生じることがないので、良
好な組付精度を維持することができる。その結果、研磨
精度が改善され、良好な組付け精度が維持されるので、
素材シートを小幅のテープ状または帯状体に裁断する時
の裁断精度を向上させることができる。
用軸3から取り外したり、丸刃用軸3に組み付けたりす
る必要がなく、一度、精度よく組み付けておけば、研磨
ごとに組み付け精度のブレを生じることがないので、良
好な組付精度を維持することができる。その結果、研磨
精度が改善され、良好な組付け精度が維持されるので、
素材シートを小幅のテープ状または帯状体に裁断する時
の裁断精度を向上させることができる。
【0053】また、円形裁断刃2の取り外し及び組み付
が必要なくなるので、作業時間を短縮することができる
と共に作業労力を低減できる。
が必要なくなるので、作業時間を短縮することができる
と共に作業労力を低減できる。
【0054】次に、上記した本発明の丸刃列設型裁断刃
1の研磨方法で円形裁断刃2を研磨した時の研磨精度、
組付け精度(スラスト精度を測定)、裁断精度を、丸刃
用軸3から取外して研磨する従来の研磨方法と比較した
結果を以下に説明する。
1の研磨方法で円形裁断刃2を研磨した時の研磨精度、
組付け精度(スラスト精度を測定)、裁断精度を、丸刃
用軸3から取外して研磨する従来の研磨方法と比較した
結果を以下に説明する。
【0055】まず、各研磨面の粗さを測定して研磨精度
をみたところ、従来の研磨方法で研磨した場合には、刃
先斜面2Aにダレが生じているのに対し、本発明の研磨
方法では外周刃先面2B及び刃先斜面2Aがシャ−プな
形状に研磨されており、研磨精度は従来方法より良好で
ある。尚、本発明の研磨方法では刃先斜面2Aの研磨面
の粗さは最大0.6μmの範囲におさまっているのに対
し、従来の研磨方法では最大6μmの範囲でバラツキが
生じていることが確認された。
をみたところ、従来の研磨方法で研磨した場合には、刃
先斜面2Aにダレが生じているのに対し、本発明の研磨
方法では外周刃先面2B及び刃先斜面2Aがシャ−プな
形状に研磨されており、研磨精度は従来方法より良好で
ある。尚、本発明の研磨方法では刃先斜面2Aの研磨面
の粗さは最大0.6μmの範囲におさまっているのに対
し、従来の研磨方法では最大6μmの範囲でバラツキが
生じていることが確認された。
【0056】次にスラスト精度を測定してみたところ、
本発明の研磨方法でのスラスト精度(丸刃用軸3の軸方
向への揺れ)は最大2μmの範囲であるのに対し、従来
の研磨方法では10μmの範囲でバラツキが生じた。
本発明の研磨方法でのスラスト精度(丸刃用軸3の軸方
向への揺れ)は最大2μmの範囲であるのに対し、従来
の研磨方法では10μmの範囲でバラツキが生じた。
【0057】次に、裁断精度を測定したところ、本発明
の研磨方法での裁断精度(小幅に切断された帯状体幅精
度)は、帯状体幅精度のバラツキが最大5μmの範囲に
おさまったのに対し、従来の研磨方法では最大12μm
のバラツキを生じた。
の研磨方法での裁断精度(小幅に切断された帯状体幅精
度)は、帯状体幅精度のバラツキが最大5μmの範囲に
おさまったのに対し、従来の研磨方法では最大12μm
のバラツキを生じた。
【0058】以上のように、本実施例の丸刃列設型裁断
刃1の研磨方法は、従来の研磨方法に比較して研磨精度
が改善されると共に、一度組付けた良好な組付け精度が
維持されるので、当初の目標以上に裁断精度を向上させ
ることがでた。
刃1の研磨方法は、従来の研磨方法に比較して研磨精度
が改善されると共に、一度組付けた良好な組付け精度が
維持されるので、当初の目標以上に裁断精度を向上させ
ることがでた。
【0059】尚、本実施例では、裁断機を構成する上刃
と下刃(丸刃列設型裁断刃1)のうち、下刃の研磨につ
いて説明したが、本発明の丸刃列設型裁断刃1の研磨方
法は、上刃が丸刃列設型裁断刃1である場合についても
適用させることができる。また、本実施例では、砥石機
22に砥石車22A等を一つ取付けて複数の円形裁断刃
2,2,…を順次研磨するようにしたが、砥石機22の
砥石軸22Cに砥石車22A等を複数設けて同時に複数
の円形裁断刃を研磨できるようにすることもできる。ま
た、本実施例では、砥石機22の移動をNC制御機構に
より制御するようにしたが、送りハンドル等による手送
りでもよい。
と下刃(丸刃列設型裁断刃1)のうち、下刃の研磨につ
いて説明したが、本発明の丸刃列設型裁断刃1の研磨方
法は、上刃が丸刃列設型裁断刃1である場合についても
適用させることができる。また、本実施例では、砥石機
22に砥石車22A等を一つ取付けて複数の円形裁断刃
2,2,…を順次研磨するようにしたが、砥石機22の
砥石軸22Cに砥石車22A等を複数設けて同時に複数
の円形裁断刃を研磨できるようにすることもできる。ま
た、本実施例では、砥石機22の移動をNC制御機構に
より制御するようにしたが、送りハンドル等による手送
りでもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように第1発明から第4発
明に係る研磨方法は、裁断機に取り付けられている丸刃
列設型裁断刃を構成する複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸
に組み付け締着しただけでなく、更に接着剤で接着固定
したうえ、そのままはずして丸刃列設型裁断刃のままの
状態で研磨装置に取り付け、逐次又は同時に前記円形裁
断刃を研磨手段で研磨するようにしたので、ガタやズレ
の出やすい組み付け構造であっても研磨精度を可及的に
改善することが出来るし、一度組付けた良好な組付け精
度が維持されるので、常に高精度な裁断をすることがで
きる。
明に係る研磨方法は、裁断機に取り付けられている丸刃
列設型裁断刃を構成する複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸
に組み付け締着しただけでなく、更に接着剤で接着固定
したうえ、そのままはずして丸刃列設型裁断刃のままの
状態で研磨装置に取り付け、逐次又は同時に前記円形裁
断刃を研磨手段で研磨するようにしたので、ガタやズレ
の出やすい組み付け構造であっても研磨精度を可及的に
改善することが出来るし、一度組付けた良好な組付け精
度が維持されるので、常に高精度な裁断をすることがで
きる。
【0061】また、第1発明から第4発明に係る丸刃列
設型裁断刃の研磨方法は、円形裁断刃の丸刃用軸からの
取り外し及び丸刃用軸への組み付が必要なくなるので、
作業時間を短縮することができると共に、作業労力を低
減できる。
設型裁断刃の研磨方法は、円形裁断刃の丸刃用軸からの
取り外し及び丸刃用軸への組み付が必要なくなるので、
作業時間を短縮することができると共に、作業労力を低
減できる。
【0062】第3発明は、円形裁断刃と丸刃用軸との固
定度を強化し、粗研磨工程と仕上げ研磨工程とを二重に
行うなどして、特に完成度の高い研磨方法を提供するも
のであり、従来に比較して研磨精度を高め、同時に作業
労力を低減し、作業時間を短縮できるようにしたもので
ある。
定度を強化し、粗研磨工程と仕上げ研磨工程とを二重に
行うなどして、特に完成度の高い研磨方法を提供するも
のであり、従来に比較して研磨精度を高め、同時に作業
労力を低減し、作業時間を短縮できるようにしたもので
ある。
【0063】第4発明は、円形裁断刃と丸刃用軸への固
定度を強化するために、接着剤を注入固着するが、それ
が容易に出来るように接着剤注入用溝孔を形成した円形
裁断刃を提供するものである。
定度を強化するために、接着剤を注入固着するが、それ
が容易に出来るように接着剤注入用溝孔を形成した円形
裁断刃を提供するものである。
【図1】本発明に用いる研磨装置に丸刃列設型裁断刃を
装着し、本願発明を実施している状態を示す概略図であ
る。
装着し、本願発明を実施している状態を示す概略図であ
る。
【図2】本発明に係わる丸刃列設型裁断刃の一例と、組
み込まれた円形裁断刃と丸刃用軸とが接着剤により固着
されている状態を示す一部切欠きした側面説明図であ
る。
み込まれた円形裁断刃と丸刃用軸とが接着剤により固着
されている状態を示す一部切欠きした側面説明図であ
る。
【図3】本発明に用いる研磨装置の砥石機の角度制御の
概略説明図である。
概略説明図である。
【図4】第2発明の第2工程および第5工程である円形
裁断刃の外周面の研磨の状態を示す部分断面図である。
裁断刃の外周面の研磨の状態を示す部分断面図である。
【図5】第2発明の第3工程である形砥石によるR仕上
げ研磨の状態を示す部分断面図である。
げ研磨の状態を示す部分断面図である。
【図6】第2発明の第4工程及び第6工程である円形裁
断刃の刃先斜面の研磨の状態を示す部分断面図である。
断刃の刃先斜面の研磨の状態を示す部分断面図である。
【図7】第3発明の研磨方法を示す原理説明図である。
【図8】第4発明の円形裁断刃の概略を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】従来の丸刃列設型裁断刃の研磨方法による研磨
の概略を示す部分断面図である。
の概略を示す部分断面図である。
【図10】従来の丸刃列設型裁断刃の研磨方法による刃
付け研磨の概略を示す部分断面図である。
付け研磨の概略を示す部分断面図である。
【図11】従来の裁断機の上刃、下刃の構成を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図12】スラスト精度が悪い場合の帯状体の裁断状態
を示した状態図である。
を示した状態図である。
1:丸刃列設型裁断刃 2:円形裁断刃 2A:刃先斜面 2B:外周刃先面 3:丸刃用軸 3A:ストッパ 4:締着装置 5:上刃 10:研磨装置 11:基台 12:シャフト駆動部 14:シャフトセンター押し部 22:砥石機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 征典 宮城県仙台市青葉区双葉ケ丘1丁目19番39 ー103号
Claims (4)
- 【請求項1】複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装する
よう組み込み、締着装置により複数枚の円形裁断刃を挟
圧支持して丸刃列設型裁断刃を構成し、これを下刃とし
て被切断体を所定のピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設
型裁断刃の研磨において、複数枚の円形裁断刃を丸刃用
軸に軸装するよう組み込み、締着装置により複数枚の円
形裁断刃を挟圧支持して丸刃列設型裁断刃を構成した
後、当該丸刃用軸と円形裁断刃とを接着剤にて固着し、
そのうえで研磨手段にて、逐次または同時に前記複数枚
の円形裁断刃を研磨するようにしたことを特徴とする丸
刃列設型裁断刃の研磨方法。 - 【請求項2】複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装する
よう組み込み、締着装置により複数枚の円形裁断刃を挟
圧支持して丸刃列設型裁断刃を構成し、これを下刃とし
て被切断体を所定のピッチ幅の帯状に切断する丸刃列設
型裁断刃を下記の第1工程〜第6工程をもって研磨する
ようにしたことを特徴とする丸刃列設型裁断刃の研磨方
法。 第1工程:複数枚の円形裁断刃を丸刃用軸に軸装するよ
う組み込み、締着装置により複数枚の円形裁断刃を挟圧
支持して丸刃列設型裁断刃を構成した後、当該丸刃用軸
と円形裁断刃とを接着剤にて固着する。 第2工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃を円筒研磨盤
に回転自在に装着し、当該丸刃列設型裁断刃の外周面を
粗砥石で粗研磨することにより、構成する各円形裁断刃
の外周刃先面を粗形成する。 第3工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃を構成する各
円形裁断刃の背側外周端縁に形成した角落としR面を形
砥石をもって一つずつ順次R仕上げ研磨する。 第4工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃を構成する各
円形裁断刃の刃先斜面を粗砥石をもって一つずつ順次粗
研磨することにより、構成する各円形裁断刃の刃付けを
粗形成する。 第5工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃の外周面を仕
上げ砥石で仕上げ研磨することにより、構成する各円形
裁断刃の外周刃先面を仕上げする。 第6工程:前記固着した丸刃列設型裁断刃を構成する各
円形裁断刃の刃先斜面を仕上げ砥石をもって一つずつ順
次仕上げ研磨することにより、構成する各円形裁断刃の
刃付けを仕上げする。 - 【請求項3】請求項2における第4工程および第6工程
の丸刃列設型裁断刃を構成する各円形裁断刃の刃先斜面
の研磨は、円形砥石を円形裁断刃のリング状刃先斜面の
前にある間隙に、刃先斜面角度より大きい所定の傾き角
度αをもって円形砥石の外周縁が刃先斜面の下方に入り
込むように差し込み、円形砥石の外周縁がリング状刃先
斜面と交叉するように接触させて、その交叉箇所で研磨
することにより、逃げ角度θを有する刃先斜面を形成し
て刃付けをするようにしたことを特徴とする丸刃列設型
裁断刃の研磨方法。 - 【請求項4】軸長方向に丸刃用軸孔を有し、所定の幅厚
をもった円筒体の左右一方の端部を所定のスリット幅だ
けその径方向に切削して外側リング段部と内側リング段
部とを形成し、外側リング段部を構成する外周面と径方
向側面との交叉部分に外周刃先面と刃先斜面を形成して
刃付けをなし、内側リング段部の側面はボス部となし、
必要に応じて刃付けをなした径方向側面の内側リング段
部寄り部分には軸長方向にリング状の逃げ溝を形成する
とともに、前記円筒体の他方の端部における外周端縁に
は、角落としR面を形成してなる円形裁断刃において、
前記ボス部側面に円筒体の丸刃用軸孔の内周面まで連通
する接着剤注入用溝孔を少なくとも1箇所形成したこと
を特徴とする丸刃列設型裁断刃の円形裁断刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35118493A JPH07204997A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 丸刃列設型裁断刃の研磨方法とそのための円形裁断刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35118493A JPH07204997A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 丸刃列設型裁断刃の研磨方法とそのための円形裁断刃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204997A true JPH07204997A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=18415626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35118493A Pending JPH07204997A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 丸刃列設型裁断刃の研磨方法とそのための円形裁断刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07204997A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002144221A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Kyoei Denko Kk | 刃先の精密仕上げ方法 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP35118493A patent/JPH07204997A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002144221A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Kyoei Denko Kk | 刃先の精密仕上げ方法 |
JP4695731B2 (ja) * | 2000-11-13 | 2011-06-08 | 共栄電工株式会社 | 刃先の精密仕上げ方法 |
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