JPH07204918A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH07204918A
JPH07204918A JP1400394A JP1400394A JPH07204918A JP H07204918 A JPH07204918 A JP H07204918A JP 1400394 A JP1400394 A JP 1400394A JP 1400394 A JP1400394 A JP 1400394A JP H07204918 A JPH07204918 A JP H07204918A
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JP
Japan
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tool
work
spindle
plane
cam
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JP1400394A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nezu
正宏 根津
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SHIYOUUN KOSAKUSHO KK
Original Assignee
SHIYOUUN KOSAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機のスクロール溝の加工を容
易にし、正確なスクロール溝を切削でき、熱変形にも対
応できる工作機械を提供する。 【構成】 機台3上に互いに相手を望む傾斜面側に摺動
面を構成する。摺動台8には紙面に直角方向の案内7上
にサドル9を案内させ、サドル9上には案内11でもっ
て工具台5を案内する。工具台5上にはフライスユニッ
ト48,49を設けた、案内11にくい違い直交する方
向の案内2に加工物主軸台1を案内した。加工物主軸台
1がフライスユニット48,49の芯高方向に移動でき
るのでスクロール溝加工における工具径補正等が容易で
機械剛性が大きく熱変形を加工物主軸台1の変位により
修正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロールコンプレッサ
のロータ端面の溝加工等に適する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロールコンプレッサでは端面にイン
ボリュート曲面を備えた互いに鏡面関係の一対の渦巻壁
を備えたロータを有する。
【0003】このようなインボリュート曲面を加工する
方法としては特開昭62−88507号公報に工具をイ
ンボリュート曲線の基礎円に接する接線上を移動すると
共にロータを基礎円の中心と同心で工具と関連させて加
工することが記載されている。又特開平2−41845
号公報には加工物主軸に平行なZ方向とZ方向に直角な
X方向に移動する工具台を備え、数値制御装置により、
加工物主軸の回転と工具の加工物主軸を通る線上でのX
方向移動を関連づけて行わせてインボリュート曲面を形
成している。
【0004】従来、旋削機械では加工物主軸台に芯高が
熱変位により大きくなるので、加工物主軸台を空冷、液
冷したり、或は加工物主軸台軸受への給油方法をオイル
ミスト潤滑にして、該軸受での発熱を減少させると共に
該軸受の冷却を行ったりしている。同様にフライス盤、
研削盤、マシュングセンタ等では工具台側において工具
主軸台の熱変位を抑制するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62−88
507号公報に示す加工方法では工具軌跡は加工物の回
転中心を通らないため、ダウンカット、アプカット共に
切削力の背分力は加工物に回転力として加わるので加工
物を強固に支持し且つ大きな回転送り力を与える必要が
生ずる。又特開平2−41845号公報に示される発明
によればインボリュート曲線の基礎円より離れる程工具
径補正は小さくなるが、基礎円近くのインボリュート曲
線の溝加工は困難である。
【0006】そして上記何れのインボリュート曲線溝を
形成する際、工具中心がインボリュート曲線上を移動を
しても、インボリュート溝の側壁は工具径により誤差を
生ずるので工具径補正を行う必要がある。この補正は特
開昭62−88507号公報に示す発明では加工物を取
りつけた回転テーブルに対して工具の直線移動を関連さ
せてインボリュート曲線溝を加工物に形成するため、補
正方法が簡単であるが特開平2−41845号の発明で
は補正方法が示されているものの補正は工具台の運動の
補正となるため補正方法が複雑である。
【0007】又、一般に工具は高速回転するので工具主
軸台は芯高が大きくなる熱変位を生ずる。このような熱
変位を少なくするため、主軸台の空冷又は液冷を行う冷
却装置、給油の冷却装置等も行われているが複雑とな
る。このような工具主軸台の芯高の熱変位は、インボリ
ュート曲面のスクロール溝を加工する場合に、加工精度
に悪影響を与える。又、特開平2−4185号公報に示
されている横主軸の加工物主軸台が竪方向に熱変位する
のに対して工具台は竪方向に移動しないので加工物主軸
台の熱変位に対する補正はきわめて複雑となってしま
う。
【0008】本発明はスクロール溝の中心部の加工が容
易で工具径補正及び加工物主軸台の熱変形に対する補正
が容易な工作機械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は一
平面上において加工物主軸と平行な方向及びこの方向に
直角方向に運動する工具台と、前記平面に直角で前記平
面に望む平面上において加工物主軸と直角方向に運動す
る工具台に対して直角方向に運動可能な加工物主軸台
と、前記工具台を担持する工具台用摺動台と、前記工具
台用摺動台とは加工物主軸の軸方向に関し異なる位置に
設けた加工物主軸台用摺動台と、前記工具台の加工物主
軸に直角な運動と、加工物主軸台の運動を連動する連動
手段と、を備えたことを特徴とする工作機械である。
【0010】本発明の第2の発明は加工物主軸は水平方
向を向き、工具台が運動する平面と、加工物主軸台が運
動する平面は夫々傾斜し、これら平面は上方に向って開
放されていることを特徴とする第1の発明に記載の工作
機械である。
【0011】本発明の第3の発明は一平面上において加
工物主軸と平行な方向及びこの方向に直角方向に運動す
る工具台と、前記平面に直角で前記平面に望む平面上に
おいて加工物主軸と直角方向に運動する工具台に対して
直角方向に運動可能な加工物主軸台と、前記工具台を担
持する工具台用摺動台と、前記工具台用摺動台とは加工
物主軸の軸方向に関し異なる位置に設けた加工物主軸台
用摺動台と、前記加工物主軸台を加工物主軸と直角方向
から加工物主軸台の運動方向へ加圧する加圧手段と、前
記加圧手段に抗してカム従動子を介してカムにより加工
物主軸に運動を与えるカムと、前記カムを駆動する駆動
原動機と、前記駆動電動機と工具台の運動を連動する連
動手段と、を備えたことを特徴とする工作機械である。
【0012】本発明の第4の発明は前記カムのカム面は
ほぼアルキメデス曲線により形成されていることを特徴
とする第3の発明に記載の工作機械である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0014】図1は正面図、図2は図1の右側面図、図
3は図1の左側面図、図4は図2のA矢視図である。
【0015】加工物主軸台1は図3において左下りに斜
設した平面上に設けた図3の紙面に平行なY方向案内2
に案内されている。このY方向案内2は機台3上に固定
された摺動台4上にある。前記Y方向案内2を設けた平
面を望む側で前記平面に直交する平面上には図2におい
て図の紙面に直交する方向にZ方向案内7が設けてあ
る。この案内7は加工物主軸台1に回転自在に装架され
駆動力を受ける加工物主軸6と平行である。該Z方向案
内7は機台3上に固定した摺動台8上に設けてある。Z
方向案内7に移動自在にサドル9が設けられ、サドル9
上には左下りに図2の紙面に平行なX方向案内11が設
けられ、この案内11に工具台5が移動自在に案内され
るようになっている。前記X方向案内とY方向案内2は
加工物主軸6の軸方向に関し異なる位置に存在し、X方
向案内は図2に示すように加工物主軸台1を担持してい
る摺動台4の側方にまで存在する。Y方向案内2は図3
に示すように工具台5を担持する摺動台8の側方へは入
り込まない。
【0016】加工物主軸台1をY方向案内2に沿って運
動させる駆動装置12(図1〜4には図示されない後述
する)が設けてある。サドル9をZ方向案内7に沿って
運動させる駆動装置13が設けてある。又サドル9には
工具台5をX方向案内に沿って運動させる駆動装置14
が設けてある。加工物主軸6は加工物主軸台1に設けた
駆動装置15によって回転駆動される(詳細は図示され
ない)。上記駆動装置13,14はサーボモータとねじ
送り装置であり、上記駆動装置15は可変速モータから
直接又は歯車を介して加工物主軸6に回転力を与えるも
のである。
【0017】図5は加工物主軸台1の運動を行う駆動装
置12を含む側面図であって工具台5側から見ている。
加工物主軸台1の移動を行う送り駆動装置12はカム装
置16と加圧装置17を備え、カム装置16と加圧装置
17で加工物主軸台1をY方向(Y方向案内2に沿う方
向)で挟圧している。
【0018】図6は図5の紙面に平行な平面で切ったカ
ム装置16の断面図、図7は図6のB−B断面図であ
る。摺動台4にボルト18で固定された軸受ハウス19
には軸受21が嵌合している。軸受ハウス19は円環状
であり、その外周にはカムケーシング22が嵌合し、図
示されないボルトがカムケーシング22を挿通して摺動
台4へねじ込まれることによりカムケーシング22が固
定されている。カムケーシング22には軸受ハウス23
が嵌合し、ボルト24でカムケーシング22に固定され
ている。
【0019】軸受ハウス23の段付穴に嵌合した軸受2
5は該段付穴の段部23aに当接し、該段付穴の口部に
嵌合してボルト27で軸受ハウス23に固定された軸受
押え26によって軸受25は前記段部23aとの間に挟
み込まれて軸方向に移動しないようになっている。カム
ケーシング22中で前記軸受21,25にはカム軸28
が嵌合し、夫々該カム軸28にねじ込んだナット29,
30でもって該軸受21,25を夫々カム軸28の段部
へ押圧して軸方向に移動しないようになっている。カム
軸28は板カム31を一体に設けてある。板カム31の
周面にはカム従動子としてローラ従動子32が接触して
いる。
【0020】ローラ従動子32は板カム31の周面に接
するローラ33と、ローラ33を回転自在にニードル軸
受34を介して支持するローラ軸35と、ローラ軸35
を二又状先端部で支持し、根本側が加工物主軸台1に固
定されたローラ軸支持部材36を備えている。該支持部
材36は板カム31の幅の中心をとおり、カム軸28の
中心と交叉する中心を有する胴部36aが円筒形であっ
て胴部36aはカムケーシング22に固定された軸封ハ
ウス37に設けたオイルシール38で密封されて外部へ
出た部分が加工物主軸台1にボルト40(図7参照)で
もって固定されている。
【0021】カムケーシング22に固定した円筒形中間
ケーシング39には減速機41を介してサーボモータ4
2が固定されている。中間ケーシング39中にはカム軸
28と減速機41の出力軸41aを連結する軸継手43
が設けてある。
【0022】図5に示すように、加工物主軸台1を間に
して、ローラ軸支持部材36の胴部36aと同軸上にカ
ム装置16に対向して加圧装置17が配されている。加
圧装置17は油圧シリンダ53のピストンロッド先端に
固定した高硬度の押し金44でもって加工物主軸台1に
固定した高硬度の受け板45を加圧するようになってい
る。押し金44、受け板45は例えば焼入鋼である。油
圧シリンダ53は摺動台4にボルト46aで固定された
ブラケット46にボルト53aでもって固定されてい
る。送り駆動装置13,14は夫々サーボモータとこの
サーボモータに連結されたねじ送り装置でもってサドル
9、工具台5を駆動する。サドル9には工具台5の重力
に対抗するバランスシリンダ47が固定され、該シリン
ダ47のピストンロッドは工具台5に固定され、工具台
5を引上げる方向に付勢するようになっている。
【0023】工具台5上には加工ユニット或は工具が取
り付けられる。本例ではフライスユニット48,49及
びタレットヘッド51が設けられている。
【0024】図1に示すようにフライスユニット48,
49は夫々加工物主軸台1の主軸頭側と対向して主軸頭
が配されている。フライスユニット48,49のフライ
スを取り付ける主軸48a,49aは加工物主軸6と平
行しており、夫々エンドミル48b,49bが取り付け
てある。図2に示すようにタレットヘッド51の割出し
軸の旋回中心51cはフライスユニットの主軸48a,
49aの中心48c,49cをとおる平面上に有り、該
主軸48a,49aの中心に直交している。タレットヘ
ッド51は割出し台51bの割出し軸に8角形のタレッ
ト51aを設けたもので、タレット51bはその周面の
放射方向に工具51d(図4参照)を備えている。工具
51dはバイト、ドリル等である。
【0025】加工物主軸台1、工具台5の運動を連動す
るため連動装置が設けてある。本例では数値制御装置5
2であり、加工物主軸6の回転角を検出するエンコーダ
53で得られる回転角信号に応じて各サーボモータを備
えた送り駆動装置13,14、加工物主軸台1の運動を
行うサーボモータ42を運動させることができるように
なっている。
【0026】上記構成における作用を説明する。
【0027】例えばインボリュート螺旋(スクロール)
溝を円板面に削成する場合についてのべると、加工物主
軸6に図示されない取付具、例えば面板を介して円板の
中心を加工物主軸6の中心と一致させて加工物を取りつ
ける。
【0028】インボリュート曲線の基礎円に接してX方
向案内に平行に引いた接線上でエンドミル48bを移動
させる場合は、該接線上にエンドミル48bの中心48
cを一致させるようにサーボモータ42を駆動する。サ
ーボモータ42が回転すると減速機41で減速され、そ
の出力軸42aから軸継手43を介してカム軸28に回
転が伝わり、板カム31が回転する。板カム31はアル
キメデス曲線をローラ33の径に対して補正してカム軸
28の回転角と胴部36aの変位を比例するようにして
あり、これによって加工物主軸台1はX方向案内2に導
かれて移動する。円板の加工物の外周側の位置におい
て、フライスユニット48を付勢してエンドミル48b
を回転し、Z方向送り駆動装置13を付勢してサドル9
を送り、エンドミル48bを加工物に切込み、所定溝深
さとなるとZ方向送り駆動装置13を停止し、X方向駆
動装置14を付勢して工具台5をインボリュート曲線の
基礎円の接線上においてエンドミル48bを移動するよ
うにX方向に移動し、同方向にフライスユニット48、
エンドミル48bが移動を始めると同時に加工物主軸6
の駆動装置15を付勢し加工物主軸6を回転する。エン
コーダ53がとらえた加工物主軸6の回転角は数値制御
装置52に送られ、数値制御装置52はこれによってX
方向送り駆動装置14を制御し、加工物主軸6の回転角
に対してエンドミル48b中心が比例して移動する割合
にエンドミル48bの工具径補正を加えた値で工具台5
を移動させる。インボリュート曲線の基礎円まで加工す
る。数値制御装置52はカム装置のサーボモータ42を
付勢して加工物主軸台1を移動して加工物を移動し乍
ら、同時にエンドミル48bを送る。上記において、数
値制御装置52はインボリュート曲線に沿う方向のエン
ドミル48bの送り速度を一定とするように、X方向駆
動装置14の制御に従って加工物主軸6の回転駆動装置
15を制御する。
【0029】インボリュート曲線の基礎円に接してY方
向案内に平行に引いた接線上で加工する場合はエンドミ
ル48bは位置を固定して行う。この場合、該接線に平
行に移動するように加工物主軸台1を移動する。板カム
31がほぼアルキメデス曲線のカム曲線を持ち、サーボ
モータ42の回転角と加工物主軸台1の変位量は比例す
るので数値制御装置52はエンコーダ53からの加工物
主軸6の回転角の入力信号に比例させてサーボモータ4
2を駆動すればよい。インボリュート曲線の基礎円内の
加工はX方向駆動装置14を付勢して加工物主軸6の回
転とエンドミル48bの送りを関連させて行う。
【0030】エンドミル48b中心を加工物主軸6の中
心をとおる線上を移動する加工方法場合は加工物の回転
角と工具送りの割合は比例しないが、インボリュート曲
線を角座標の動径の変化に従って工具を送り、工具径補
正を加える。この方法によりエンドミル48bを送ると
エンドミル48bの刃先における背分力が加工物を回転
させようとする力を生じないので、加工物の回転力はエ
ンドミル48bの刃先における主分力により生ずるトル
クに対抗すればよいので加工物に加わるトルクの変動は
少ない。
【0031】上記において加工物主軸台1の熱導伝が生
じて、芯高が変化した場合はX方向駆動装置14により
補正を行う。又、工具台5上のフライスユニット48,
49の芯高が変化した場合はサーボモータ42を駆動
し、加工物主軸台1をY方向へ移動して補正する。
【0032】上記の補正量は図3に示す加工物主軸用芯
高変位検出手段54、図2に示すフライスユニット芯高
変位検出手段55でもって行う。両者は夫々において同
構成であり、加工物主軸6又はフライスユニット48の
主軸48a中心をとおり、夫々の基部59に平行な線芯
高上に支持部材56を固定し、支持部材56から基部へ
向かってスケール57を配設して、スケール57を支持
部材56に固定し、スケール57先端部を読み取り装置
58で読み取り、読み取り装置58で読み取った信号を
数値制御部52へ送るようになっている。スケール57
は光学的読み取り可能なスケール或は磁気スケールであ
り、読み取り装置58はデジタル読み取り装置或はアナ
ログ読み取り装置にA/D変換器を付加したものであ
る。
【0033】フライスユニット49は複合したフライス
加工に用いられる。従ってフライスユニットの数に制限
はなく、或はフライスユニットでなくドリルユニットを
備えるようにしてもよい。
【0034】旋削加工時は加工物主軸6に加工物をを取
り付けタレットヘッド51をもって旋削加工或は穴明け
加工を行う。
【0035】
【発明の効果】本発明の第1の発明は一平面上において
加工物主軸と平行な方向及びこの方向に直角方向に運動
する工具台と、前記平面に直角で前記平面に望む平面上
において加工物主軸と直角方向に運動する工具台に対し
て直角方向に運動可能な加工物主軸台と、前記工具台を
担持する工具台用摺動台と、前記工具台用摺動台とは加
工物主軸の軸方向に関し異なる位置に設けた加工物主軸
台用摺動台と、前記工具台の加工物主軸に直角な運動
と、加工物主軸台の運動を連動する連動手段と、を備え
たことを特徴とする工作機械としたから、スパイラル
溝、特にインボリュートのスパイラル溝を円板端面に削
成する場合に中心部の加工が容易となる。そして、工具
台の運動方向に対して加工物主軸台を直交して運動でき
るようにしてあるので、工具台、加工物主軸台の何れか
を直線運動させてスパイラル溝の加工が出来、加工物主
軸を運動してスパイラル溝加工を行う場合は工具台側で
上記運動を行う場合に比較して機械剛性が大きく、高精
度の加工が可能であり、工具台上の加工ユニットの熱変
形による芯高の変位に対して容易に補正ができる。
【0036】本発明の第2の発明は第1発明において加
工物主軸は水平方向を向き、工具台が運動する平面と、
加工物主軸台が運動する平面は夫々傾斜し、これら平面
は上方に向って開放されていることを特徴とする第1の
発明に記載の工作機械としたから、加工物主軸が水平で
横型の機械とした場合において、切屑の排出が良好であ
る。
【0037】本発明の第3の発明は一平面上において加
工物主軸と平行な方向及びこの方向に直角方向に運動す
る工具台と、前記平面に直角で前記平面に望む平面上に
おいて加工物主軸と直角方向に運動する工具台に対して
直角方向に運動可能な加工物主軸台と、前記工具台を担
持する工具台用摺動台と、前記工具台用摺動台とは加工
物主軸の軸方向に関し異なる位置に設けた加工物主軸台
用摺動台と、前記加工物主軸台を加工物主軸と直角方向
から加工物主軸台の運動方向へ加圧する加圧手段と、前
記加圧手段に抗してカム従動子を介してカムにより加工
物主軸に運動を与えるカムと、前記カムを駆動する駆動
原動機と、前記駆動電動機と工具台の運動を連動する連
動手段と、を備えたことを特徴とする工作機械としたか
ら、前記第1の発明と同効を奏する他、加工物主軸台を
カム装置で運動させるため、加工物主軸台の運動方向の
寸法が小さく、加圧手段があるため背隙が生じないので
正確に加工物主軸が移動する。
【0038】本発明の第4の発明は前記カムのカム面は
ほぼアルキメデス曲線により形成されていることを特徴
とする第3の発明に記載の工作機械としたから、第3の
発明においてカム装置のカム曲線をほぼアルキメデス曲
線としたのでカムの回転角と加工物主軸台の変位とが比
例し、カムの回転を行う駆動装置の制御が楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図2のA矢視図である
【図5】加工物主軸台の送り駆動装置の詳細を示す側面
図である。
【図6】図5の紙面に平行な送り駆動装置の拡大断面図
である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 加工物主軸台 2 Y方向案内 3 機台 4 摺動台 5 工具台 6 加工物主軸 7 Z方向案内 8 摺動台 9 サドル 11 X方向案内 12,13,14,15 駆動装置 16 カム装置 17 加圧装置 42 サーボモータ 52 数値制御装置 53 エンコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一平面上において加工物主軸と平行な方
    向及びこの方向に直角方向に運動する工具台と、前記平
    面に直角で前記平面に望む平面上において加工物主軸と
    直角方向に運動する工具台に対して直角方向に運動可能
    な加工物主軸台と、前記工具台を担持する工具台用摺動
    台と、前記工具台用摺動台とは加工物主軸の軸方向に関
    し異なる位置に設けた加工物主軸台用摺動台と、前記工
    具台の加工物主軸に直角な運動と、加工物主軸台の運動
    を連動する連動手段と、を備えたことを特徴とする工作
    機械。
  2. 【請求項2】 加工物主軸は水平方向を向き、工具台が
    運動する平面と、加工物主軸台が運動する平面は夫々傾
    斜し、これら平面は上方に向って開放されていることを
    特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 一平面上において加工物主軸と平行な方
    向及びこの方向に直角方向に運動する工具台と、前記平
    面に直角で前記平面に望む平面上において加工物主軸と
    直角方向に運動する工具台に対して直角方向に運動可能
    な加工物主軸台と、前記工具台を担持する工具台用摺動
    台と、前記工具台用摺動台とは加工物主軸の軸方向に関
    し異なる位置に設けた加工物主軸台用摺動台と、前記加
    工物主軸台を加工物主軸と直角方向から加工物主軸台の
    運動方向へ加圧する加圧手段と、前記加圧手段に抗して
    カム従動子を介してカムにより加工物主軸に運動を与え
    るカムと、前記カムを駆動する駆動原動機と、前記駆動
    電動機と工具台の運動を連動する連動手段と、を備えた
    ことを特徴とする工作機械。
  4. 【請求項4】 前記カムのカム面はほぼアルキメデス曲
    線により形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載の工作機械。
JP1400394A 1994-01-12 1994-01-12 工作機械 Pending JPH07204918A (ja)

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JP1400394A JPH07204918A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 工作機械

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