JPH0720481B2 - 体液吸収用の吸収構造体 - Google Patents

体液吸収用の吸収構造体

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JPH0720481B2
JPH0720481B2 JP60079141A JP7914185A JPH0720481B2 JP H0720481 B2 JPH0720481 B2 JP H0720481B2 JP 60079141 A JP60079141 A JP 60079141A JP 7914185 A JP7914185 A JP 7914185A JP H0720481 B2 JPH0720481 B2 JP H0720481B2
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ジエイ バーナーデイン レオ
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キンバリ− クラ−ク コ−ポレ−シヨン
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、使い捨ておむつ等に用いられる吸収構造体に
関するものである。
(従来の技術) 一般に使い捨ておむつにおいては、着用者の膚に最も近
い内側に液体透過性ライナーがあり、着用者から最も遠
いおむつの外側に液体不透過性カバーが位置している。
そして、これらライナーとカバーの間に、液体吸収性の
繊維材料であるバットがある。
一般に、使い捨ておむつに用いる最も経済的な液体吸収
材料は、粉砕した木材パルプのようなセルロース系繊維
であり、これは当該技術分野では“毛羽パルプ”あるい
は単に“毛羽”として一般に知られている。このような
繊維から成るバットは、低密度で高い液体吸収能力を有
しているが、吸い上げ能力は非常に低い。従って、着用
されたおむつの下方に位置する股下中央部は、体液が排
泄されたときに大変濡れやすい傾向を有し、これに対し
て、(着用されたときに)おむつの高い位置の部分に含
まれている毛羽は、その吸収能力が使用されないで乾い
た状態のままとなる。
このことから、幾つかの問題点が持ち上がる。まず第1
に、おむつに毛羽で裏打ちすることは、そのほとんどが
利用されずに無駄となるので不経済である。次に、液体
がしみ込んだおむつの中央部分から濡れが発生するおそ
れがある。更には、このようにおむつの一部分に液体が
集中することによって、おむつ着用者は不快感を覚える
ことになる。
これらの問題の幾つかを回避するために、米国特許第4,
213,459号の明細書に記載されている従来の解決策は、
気孔の大きさを小さくして、その気孔の毛管作用が重力
に打ち勝って、排泄液をおむつ内において上方へ移動さ
せるのに十分となるようにしていることである。しかし
ながら、気孔の平均径を小さくすることが全吸収可能量
の減少をもたらすことは、従来から留意されている。そ
れにもかかわらず、液体をおむつにおける液体吸収に有
効な範囲全体により良く分散させるために、この解決策
は、液体吸収可能量の損失が生ずるにも拘わらず、従来
から一般に選択されていた方法である。
このような問題を解決するための他の方法が、米国特許
第4,213,459号明細書において採られている。すなわ
ち、バット内に高密度の毛羽から成る局部を設けて、お
むつのより高い位置にある部分に排泄液を吸い上げるよ
うにしている。この方法は技術的には進歩したものでは
あるが、欠点が全くないわけではない。まず第1に、着
用者の膚に最も近い裏地の直接下にあるおむつ表面がび
しょぬれになってしまう。更に、液体が低密度材料から
高密度材料へ移動可能な場所は、その低密度材料が高密
度材料に隣接した境界部分のみである。そこで、上記の
特許においては、バットの高密度領域の周りの部分を高
密度にしないままにしておくべきであると述べている。
特公昭56−85401号公報には、液体吸収層を、人体側の
第1吸収パッドと外側の第2吸収パッドとにより構成
し、該第2吸収パッドを第1吸収パッドより密で、平均
繊維間隔が第1吸収パッドの平均繊維間隔よりも小さく
した吸収物品が開示されている。この構成の狙いは、第
1吸収パッドに到達した人体流出液を第2吸収パッドに
吸収して、該第2吸収パッド内の遠い位置に素早く送る
ことである。
特開昭57−10334号公報には、第1吸収層と第2吸収層
からなり、第1吸収層が軽量に形成され、第2吸収層に
高吸収性高分子を含ませた吸収性物品が開示されてい
る。この吸収性物品の狙いとするところも、第1吸収層
に到達した液体を素早く第2吸収層に伝達し、該第2吸
収層に保持することである。
(発明が解決しようとする課題) 上記特公昭56−85401号公報及び特開昭57−10334号公報
に開示された構造は、いずれも第1吸収層から第2吸収
層に液体を素早く伝達して、人体に触れないようにする
ものである。しかし、この構成では、第1吸収層の吸収
材の吸収能力のほとんどが使用されずに捨てられること
になり、吸収材が無駄になる、という欠点がある。
本発明は、このような点に着目して得られたもので、使
用される吸収材の吸収能力を大幅に活用することがで
き、しかも人体からの液体が体に触れることを極力抑制
できる使い捨て衣類を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) この課題を解決するために、本発明による使い捨て衣類
は、吸収パッド、すなわちバッドは、密度あるいは平均
気孔径が異なるセルロース系繊維より成る層を少なくと
も2つ有している。人体に面する液体透過性のライナー
と、外側の液体不透過性のカバーと、それらの間に液体
吸収材料を有する使い捨ておむつにおいて、本発明によ
り提供される吸収材料は、第1の密度あるいは第1の気
孔径を有するセルロース系繊維より成る第1の層が透過
性のライニングの下に配置され、この第1の層よりも高
い密度あるいは小さな平均気孔径を有するセルロース系
繊維より成る第2の層が第1の層とは別の層として形成
され、しかもこの第2の層は少なくとも第1の層が形成
された部分の下に位置している。
本発明の特徴は、第2の層の平均気孔サイズ、すなわち
第2平均気孔サイズが第1の層の平均気孔サイズ、すな
わち第1平均気孔サイズより小さく、第1の層の気孔サ
イズの分布と第2の層の気孔サイズの分布とが重なり合
って、第2の層の気孔サイズの最大が第1の層の気孔サ
イズの最小より大きいことにある。
(作用) 本発明によれば、第2の層の平均気孔サイズが第1の層
の平均気孔サイズより小さいため、第1の層に到達した
液体は迅速に第2の層に吸収され、該第2の層に沿って
周囲に拡がる。そして、第1の層の気孔サイズの分布と
第2の層の気孔サイズの分布とが重なり合って、第2の
層の気孔サイズの最大が第1の層の気孔サイズの最小よ
り大きいため、第2の層に沿って拡がった液体は、該液
体が第1の層に最初に到達する目標領域から離れた位置
において、少なくとも一部が再び第1の層に戻されるよ
うになる。このため、本発明においては、第1の層の吸
収能力が従来の吸収物品におけるよりも大幅に活用され
ることになる。
本発明の目的および利点は、図面と共に読まれる次の詳
細な説明を参照することによって、十分に理解すること
ができる。
(実施例) 図面を参照するに、本発明を具現化した使い捨ておむつ
1は一般に、人体に面した液体透過性のライナー2と、
外側に液体不透過性のカバー3と、それらの間において
全体を符号4で示す液体吸収材料を有している。この液
体吸収材料4は、粉砕木材パルプ(毛羽)のようなセル
ロース系繊維から成る第1の低密度層5を有し、この層
は内側のライナー2の下に位置している。毛羽から成る
第2の高密度層6は少なくとも第1の低密度層5の部分
の下に位置し、排泄液が低密度層5から高密度層6へ移
動し得るようになっている。従って、低密度層5の下側
表面15は、高密度層6の上側表面の少なくとも一部に接
触させるべきである。しかしながら、薄葉紙の層をこれ
らの層5、6の間に配置することは、本発明の範囲を逸
脱するもではない。
大部分が軟材パルプである毛羽を、層5、6の双方に用
いることができる。この代りに、大部分が軟材パルプで
ある毛羽の層を層5に用い、過半部分が硬木からなる毛
羽の層を層6に用いることができ、この場合には、簡単
に後述するように、層5と6の間において平均気孔径お
よび必ずしも必要ではないが密度が変化している。本件
明細書において、“大部分”(predominantly)という
語は少なくとも約80%を意味し、また“過半部分”(pr
eponderantly)という語は少なくとも約50%を意味して
いる。
第1図および第2図に示す第1の好適実施例において、
高密度層6は細片形状をしており、排泄液がはじめに集
められる目標部分7からおむつの後側の上端縁8まで延
びている。この高密度層6によって、排泄液は低密度層
5の目標部分7から、おむつ1の後側の端縁8へ向けて
上方に吸い上げられる。更に、上端縁8へ向かう高密度
層6の上端領域18に沿って、驚くべきことに、高密度層
6から低密度層5に戻る流体移動が実質的に存在する。
この逆流は高密度層6から低密度層5へ向けて生ずる
が、この低密度層5によって吸引される流体は、高密度
層6に近似した飽和していない毛管力を満足するのに足
る程度の量のみであり、この場合、両層の気孔径が一部
分一致するように、低密度層5の最小気孔は高密度層6
の最大気孔よりも小さくなっている。低密度層5によっ
て、高密度層6から液体が排出されるが、この低密度層
5はびしょぬれの状態になることはなく、着用者の付け
心地の良さは保持されると共に、低密度層5のほとんど
の部分の吸収能力が利用されるという利点を有してい
る。
第3図ないし第5図には、本発明のこの形態による別の
実施例を示す。第3図および第4図の第2の好適実施例
においては、高密度層6は細片形状をなし、おむつの全
長にわたって延びている。第5図に示す第3の好適実施
例においては、高密度層6は低密度層5と同一の広がり
を有している。
上述した各実施例の更に他の変更例としては、密度を必
ずしも変えることなく、気孔径を変えたものがある。一
例として、高密度の軟材毛羽繊維の層6の代りに、低密
度の軟材毛羽繊維の層5とほぼ同一の密度を有する軟木
毛羽繊維を少なくとも約50%、好ましくは約80%から10
0%使用することにより、微小繊維寸法の硬木毛羽を利
用可能なことを本発明者は見い出した。このようにする
ことが可能な理由は、硬木毛羽の気孔径は、軟材毛羽材
料の気孔径よりも小さいからである。この結果、硬木毛
羽繊維を高密度の軟材毛羽繊維の代りに用いたときに
は、両層の密度が同一であっても、2種類の異なった気
孔径の分布がやはり得られる。この構成は本発明の範囲
を逸脱するものではない。従って、例えば、“大部分”
が軟材毛羽パルプであることにより得られた上側の層5
の寸法の大きな気孔構造と、“過半部分”の硬木毛羽パ
ルプから成る下側の層6の微小気孔構造とを有する2つ
の毛羽部分サンドイッチであって、全体に或る密度(好
ましくはほぼ0.1g/cm3)に圧縮されたものは、上述した
実施例と同様な結果を生じ、十分に使用することができ
る。
本発明の第2の形態は、液体吸収材料4として超吸収性
材料(SAM)9の部分を備えたものである。この“超吸
収性材料”という用語は、ここにおいて、自重の何倍も
の水や水性流体を吸収可能な1以上のハイドロコロイド
材料をさしている。これらの材料は、一般的には1つ以
上のモノマーを重合して製造されるが、慣用の方法によ
ってホモ重合した場合には水可溶性のポリマーとなる。
それらを水不溶性にし、しかも本発明に適したものとす
るために、典型的には、これらのポリマーあるいはポリ
マー混合物を反応させて(この反応には架橋剤が良く用
いられる)、架橋重合体を形成し、これによって、水不
溶性とすると共に、水および含水流体中での膨潤性をも
たせている。高分子量のポリマーの鎖のからみ合いによ
っても疑似架橋を形成することができ、これにより水不
溶性が生ずる(例えば、米国特許第4,340,706号を参
照)。典型的には、これらのハイドロコロイドは、ポリ
アクリル酸およびその変型の塩類であり、例えばメタク
リル酸が挙げられる。商業上利用できるそれらの製品に
は、WATER LOCK J−500(商標名、グレイン・プロセッ
シング(Grain Processing)社製、ABASORB720(商標
名、アラカワ・ケミカル(Arakawa Chemical(U.S.A)
社製、およびAqualic−CA(商標名、三井製)がある。
他の超吸収体としては、スターチあるいはセルロースを
主鎖とし、架橋したカルボキシル化セルロースに親水性
ポリマーをグラフトしたものも含まれる。
第6図および第7図は第4の好適実施例を示し、本例で
は超吸収性材料9は、第1の高密度部10と第2の高密度
部11によりサンドイッチされている。これらの第1およ
び第2の高密度部10、11は、上述した三実施例における
高密度層6と同一の場所に配置されている。しかし、一
般的には、この超吸収性材料9の位置を、目標部分7と
上端縁8との中間位置よりも僅かに上方の領域17内にす
ることが好ましい。これによって、高密度層6によって
吸い上げた排泄液の別の溜めが、この超吸収性材料9に
よって形成される。
本発明のかかる形態による重要な利点は、超吸収性材料
の長さに沿って、流体の分散が促進されることである。
一般には、繊維母材内に位置した超吸収体9により、液
体吸収材料4の厚さ方向における流体分散が改善され
る。しかしながら、超吸収性材料9の膨潤特性のため
に、この超吸収性材料9を支持する繊維母材における平
面の吸上作用が相当に妨げられる。本発明のかかる形態
によれば、超吸収性材料9の全体の長さに沿った吸上作
用は、この超吸収性材料9を第1の高密度部10および第
2の高密度部11でサンドイッチすることによって生ず
る。この結果、排泄液は、超吸収性材料9の下端14では
なくその上側および下側表面12、13上に接するようにな
る。このことは、第1図ないし第5図に関して述べた本
発明の第1の形態におけるのと同じく、排泄液が境界か
ら境界へと移動することに対する改良であり、低密度層
5および高密度層6の間における表面と表面との接触と
いう改善が実現される。
第8図および第9図は別の実施例を示し、この例におい
ては、超吸収性材料9は外側の液体不透過性カバーに隣
接配置され、更に単一の高密度層6で覆われており、一
方、この高密度層6は低密度層5で覆われている。
ここで、(第8図、第9図では)層5に軟材毛羽パル
プ、層6に硬木毛羽パルプ(第6図、第7図では層10に
軟材毛羽パルプ、層11に硬木毛羽パルプ)を使用し、全
層を約0.1g/cm3の均一密度となし、あるいは約0.1g/cm3
から約0.15g/cm3までの範囲の均一密度となすことによ
り、更に他の実施例を実現できることは勿論である。本
発明の範囲に含まれる他の変形としては、第1の密度の
軟質毛羽パルプを第2の密度の硬木毛羽パルプと組み合
わせて使用したものであり、この場合においては、第2
の密度を第1の密度よりも高くすることが好ましい。
本明細書で用いるこの“密度”という用語は、低密度層
5あるいは高密度層6の複合構造における密度を表わす
ものであり、実際の繊維密度を表わすものではない。
(実際の繊維密度は約1.5g/cm3である。)低密度層5の
密度は、約0.03から約0.14g/cm3の範囲にすべきであ
り、保全性および大きさを考慮した場合には、約0.07か
ら約0.11g/cm3の範囲が好適である。高密度層6は約0.1
4から約0.3g/cm3の密度にすべきであり、所望の毛管作
用を余分な硬直を伴うことなく発生させるためには、約
0.16から0.22g/cm3の範囲が好適である。このような好
適な範囲の密度は、荷重0.2psiの下に測定した密度であ
る。高密度および低密度毛羽における密度の適切な範囲
を選択するにあたり考慮しなければならない重要なこと
は、気孔分布は2種類の異なったものとすべきであり、
その一方を各毛羽の層のそれぞれに形成し、気孔の分布
に重なりをもたせるべきであるということである。この
理由は、この重なりによって、高密度層から低密度層へ
の逆流が可能となるからである。
圧縮された層6は、単一の層構造ではなく多層構造の層
としても良く、この層6の各層は特定した範囲内におい
て層6の幅あるいは長さ方向に沿って密度を増加しても
良く、あるいは均一の密度にすることもできる。底密度
層5の坪量は、おむつを美的な形状にすると共に心地よ
いものとするために、約150から500g/m2の範囲内にすべ
きである。高密度層6の坪量は、約150から1250g/m2
範囲内にすべきである。
高密度層6は、低密度層5と一体に形成するよりも、実
質的に分離させた方が好適であり、これによって層全体
にわたってより良好な水分の分散を行なわせることがで
きる。しかしながら、たとえ同一の機械内において一方
の層が他方の層の上に形成され、それらの境界面におい
てある程度の混合が生じていたとしても、層5と6とは
“実質的に分離した”状態に形成されたという。この
“実質的に分離した”という術語の意味は、米国特許第
2,952,260号、第2,955,641号、第3,017,304号、第3,06
0,936号および第3,694,362号明細書に開示されたような
表皮(“skinned"surface)を有する実質的に単一な層
ではなく、実質的に別個の2つの層が単に形成されてい
るということである。従って、圧縮は高密度層6を通じ
て均一に行なうべきであり、実質的にスキンニング(sk
inning)が生じないように注意すべきである。この場合
において、そのようなスキンニングとは上記の特許ある
いは米国特許第4,103,062号に記載されたものである。
スキンニングにより、毛羽には不当な剛度が生じ、その
結果接合(表皮が形成された)層の吸収能力が低下す
る。スキンニングを回避するには、余分な水分を除去
し、両プラテンをほぼ同一の温度に保持して、材料の厚
さに凝縮が生じないようにすればよい。本発明は、表皮
層が形成されるほどの毛羽の圧縮を回避するものであ
り、これによって圧縮毛羽層6には少なくとも約80%の
空げき率が保持され、この結果非常に大きな吸収能力が
生ずる。
層6の圧縮は、熱プレス内で行なわれる。このようなプ
レスは、例えば、ミシガン州Grand HavenのDakeによる
“Dake Laboratoryプレス(型番号44−148)を用いるこ
とができ、このプレスは適切な温度および圧力状態の下
で作動する熱プラテンを有し、所望の圧縮を達成する。
この他に、当該技術分野で知られているように、圧縮工
程には、熱カレンダのニップを用いるのが好適である。
粉砕木材パルプ(毛羽)は、本発明には好適であるが、
他のセルロース系繊維として、例えばコットンリンター
を用いることができる。好適な毛羽は、南方松のクラフ
ト木材パルプ(当該分野で一般的に知られている硫酸塩
処理によって作られたもの)であり、漂白されており、
例えばITTレイオネル(ITT Rayoneer)またはインター
ナショナル・ペーパー・カンパニー(International Pa
per Company)から購入することができる。好適な硬木
毛羽パルプは、“New Bern309"としてウエイヤーハウザ
ー(Weyerhauser)から入手可能な南方硬木クラフトが
ある。
超吸収性材料として入手できるものは、アイオワ州マス
カテンのグレイン・プロセッシング・カンパニー(Grai
n Processing Company)の製品であるWater Lock(商標
名)J−500あるいはA−100がある。好適な内側ライナ
ー2および外側カバー3は容易に入手することができ、
これらは当該技術において周知のものである。
勿論、ここに記載した好適な実施例に対して、本発明を
逸脱しない範囲で、多くの変更および修正を行うことが
できる。例えば、圧縮毛羽層6として、より低密度で他
の吸収体を用いることも可能であり、そのようなものと
しては、(溶融吹込みポリマー繊維を、木材パルプおよ
び/またはステープルファイバに混合した)共同成形
(coformed)ウェブ、カードによるウェブ、空気成形
(ステーブル木材パルプ混合物)ウェブ等がある。更に
は、ここに述べた吸収構造体は、おむつ以外の物への用
途を有し、例えば生理用ナプキンや他の衛生用の材料と
して用いることができる。従って、本明細書に記載の好
適実施例は、例示であって何ら制限を加えるものではな
く、あらゆる均等物を包含する特許請求の範囲によって
本発明の範囲が限定される。
本発明から得られる利点は、以下の実施例およびテスト
データから十分に理解することができる。
実施例I 高密度毛羽の作成は、毛羽を、温度250゜Fで、速度30
4.80cm/分(10フィート/分)で高温カレンダーニップ
(硬質ゴム上にスチールを積層)に通することによって
行なった。ニップ圧は、一晩中放置した測定密度が0.15
g/cm3となるのに十分な値とした。この代りに、毛羽の
圧縮を、約5秒間の間約250゜Fまで加熱したブロック
を並べたプラテンプレス内で、所望の毛羽密度を得るの
に十分な圧力で行なうこともできる。
低密度毛羽の作成は、温度250゜Fで、速度304.80cm/分
(10フィート/分)で高温カレンダーニップに毛羽を通
すことにより行なった。ニップ圧は、一晩中放置した測
定密度が0.1g/cm3となるのに十分な値とした。
上記の両方の場合において、毛羽は、南方松を漂白した
クラフト木材パルプにより作成し、以下に掲げる表Iに
記載の重量状態に適合するような寸法に切断した。低密
度および高密度毛羽の混合重量は、表Iの第1列に挙げ
てある。吸収体の全重量は、超吸収体を有するおむつを
除き、各おむつ共に、約37グラムに維持されている。超
吸収体が第8図に示すように位置するおむつは、更に7
グラムの超吸収体の複合部分を有しており、この部分
は、約3グラムの微粒子超吸収体(商標名:Water Lock
A−100、グレイン・プロセッシング・カンパニー製)
と;約3グラムのポリオレフィンと;約1グラムの多孔
質の不織布ラップから成っている。この複合部分は、米
国特許第4,381,782号の明細書の記載に従って作成した
ものである。おむつの構造は、吸収体複合部分を、多孔
質の不織布ポリプロピレンライナ(23g/yd2)とポリエ
チレンフィルムの外側カバーとの間にはさみ、おむつ外
周部を接着剤によって一体にシールすることにより形成
される。表Iの記載に対応する5種類のおむつを、この
方法により構成した。次に、各おむつは、合成尿による
15分の垂直方向の吸上試験に供された。すなわち、合成
尿の槽に接触された後、15分間の平衡状態の後に行なわ
れた。この試験結果を、表Iおよび第10図ないし第14図
に示す。
この試験では、表面に隣接した多重の不透過性バッキン
グを備えたルーサイト・プレート(0.9525cm×33.02cm
×35.56cm)(3/8″×13″×14″)上に、予め重量を測
定したおむつを載置した。おむつは、左右対称にプレー
トの端を包むようにし、おむつの縦方向の寸法をプレー
トの長手方向の寸法に平行となるようにした。おむつの
ウエストラインの縁端をマスキング・テープを用いてプ
レート上に載置し、この載置を容易に行うために、弾性
脚バンドを2、3個所で切断した。
このプレートを、ガラストレイ内の流体槽上に垂直に吊
り下げた。このガラストレイは流体表面に垂直なおむつ
と同一の縦方向寸法を有している。次に、流体をおむつ
の下端に接触させて、おむつの下端をわずかに浸し、こ
の状態を15分間保持した。次いで、おむつを流体に接触
しないように取り出し、同一の垂直方向に吊り下げて、
15分間平衡状態となした。表Iに挙げるおむつに用いた
流体は、合成尿であり、重量1%の尿素と、表面張力を
約56ダイン/cmとなす重量0.01%のプルロニック10R8界
面活性剤と、重量0.04%のアジ化ナトリウム防腐剤から
成っている。
平衡状態の後、おむつをプレートから取り外して、重量
を測り、流体の吸い上げ量を記録した。表Iはこれらの
測定結果の概要であり、各おむつにおける7個の測定値
の平均を表示してある。
重量を測定した後、おむつを水平にして7.62cm×38.1cm
(3″×5″)り抜型上に置いた。この抜型は、その外
側端縁と共にその幅方向に刃先を有し、9個の部分、す
なわち4.318cm(1.7インチ)に区画されている。木製マ
レットにより数回急激な打撃を加えて、7.62cm(3イン
チ)幅の吸収体片を、そのおむつ縦軸に沿って9個の部
分に分割した。区画した部分の各吸収体を、その重さを
測定し、オープンで乾燥させた後、再び重さを測定し、
これによって、(流体から堆積した固形物を修正した)
繊維坪量1グラム当りの流体吸収量(グラム)を求め
た。
超吸収体パウチを有するおむつの場合には、合成尿の組
成は、乳児の尿の電解液組成に更に似たものとなるよう
に調整した。すなわち、この合成尿の組成は:1リットル
当り、0.31グラムのCaH4(PO42H2O、0.68グラムのKH2
PO4、0.48グラムのMgSO47H2O、1.33グラムのK2SO4、1.2
4グラムのNa3PO412H2O、4.4グラムのNaCl、3.16グラム
のKCl、0.4グラムのNaH3、8.56尿素および0.1グラムの
プルロニック10R8であり、溶媒として蒸留水を使用し
た。これらの成分は、この順序で900ミリリットルの蒸
留水に加え、その際、各成分は次の成分を加える前に溶
解させ、最後に1リットルに希釈した。
第10図の破線によって示す曲線は、毛管張力セル内で測
定した静水学的指示引張力における低密度毛羽の平衡状
態での容量を表わしている。この図から、短かい吸上距
離(4.5cm)においてのみ、毛羽はその極限容量に達し
ていることが明らかであり、大きな吸上高さ(9−18c
m)ではその容量よりもはるかに低くなっている。
第11図ないし第13図は、指示静水圧頭に対する圧縮毛羽
層の流体吸上げ能力を示す。おむつの後側の低密度毛羽
における流体量と、同一の静水圧頭における前側の同一
材料の流体量との比較は、低密度材料の利用を改善する
ための高密度毛羽の有効性を示す尺度になる(例えば、
第13図において、静水頭18cmにおける後側2.8g/gと前側
0.1g/gとを比較のこと)。
第14図は、流体を超吸収体へ移動させる圧縮層の有効性
を示す。超吸収体における流体吸上量は、静水圧頭9cm
および13.5cmにおいてそれぞれ12g/gおよび22g/gであ
る。この結果を第12図と比較すると、最高水圧頭での毛
羽部分から流体の流れをそらす超吸収体の有効性が分
る。
これらの結果から明らかとなることは、流体の分散は圧
縮毛羽層を有する構成のおむつ後側で非常に改善されて
いるということである。圧縮毛羽層の存在しないおむつ
前側の流体分散との対比は、各図を見れば極めて明白で
ある。勿論、第2および第3の好適実施例に従がえば、
おむつの後側と共に前側において更に良い流体分散を得
ることができる。しかるに、これらの試験を行うために
第1の好適実施例に従ったのた次の理由による。すなわ
ち、例えば睡眠中のように子供がおむつを当てて腹ばい
の状態で横になっているときに、排泄液が放出される
と、おむつの前側は完全に湿った状態になり易いからで
ある。
更に、これらの結果は、低密度毛羽部分の流体分散が重
要であることを表示している。これは、このようなおむ
つの構成において、予期せぬ協同効果を得ることが可能
なことを示している。
上述した第4の実施例によって製造した超吸収体おむつ
の場合には、超吸収性材料によって、多量の流体がおむ
つの上方部分から流れた。しかるに、おむつの上端縁8
側のこれらの部分は、必要になったときには、余分の吸
収能力を備えている。
実施例II 本発明者は、高密度毛羽と同様な機能が、通常の密度
(0.1g/cm3)の微小繊維である硬木パルプ毛羽によって
得られることを見い出した。この発見は、密度0.1g/cm3
の硬木パルプ毛羽と密度0.2g/cm3の軟材毛羽との気孔率
の分布が注目すべきほどに近似していることを観察する
ことによって、なされた。次の各表は、軟材および硬木
毛羽における垂直吸上げ特性を比較するものである。
垂直吸上げ試験は、上述した全おむつについて行なった
試験と多少類似したものであった。この試験は、おむつ
について述べたのと同一の方向および方法で、0.9525cm
×12.7cm×35.56cm(3/8″×5″×14″)のルーサイト
・プレート上に載置した7.62cm×35.56cm(3″×1
5″)の吸収体材料片に対して行なった。ナイロン製の
メッシュ・スクリーンを用いて、毛羽片をルーサイト
(アクリル樹脂)プレート上に支持した。次に、プレー
トと毛羽片を、インストロン引張試験機のロードセルの
ような重量検知手段から吊り下げた。次に、(これらの
場合には第2のあるいは塩分を含む配合の)合成尿を吸
収体片の下端に接触させて、時間の関数としての流体吸
収量を、15分間の継続試験に対して数回の間隔で記録し
た。吸収量は、単位幅(2.54cm(1インチ))について
の単位坪量1g/cm2当たりのグラム数として算出した。垂
直吸上げ能力は、15分間の試験の終りの時における規定
単位の吸収量として定義した。記載した率は、7−21秒
の時間隔に対して、単位幅当たりの単位坪量における吸
収量と時間1/2とのプロットから測定したものである。
試験は6回繰り返し、記載した結果は、これら6回の測
定値の平均値である。
この試験における流体分散の測定は、試験終了後直にダ
イによってサンプルを切断することにより行ない、その
方法は全おむつについて述べたのと同一である。この場
合は、同一の高さ位置に対応する部分は一緒にしてその
結果を表IIIに示した。
表IIの結果から推定されるように、密度0.1g/cm3の硬木
毛羽の垂直吸上げ能力は、密度0.2g/cm3の軟材毛羽の能
力に密接に対応している。硬木毛羽の初期吸上げ率は、
2つの軟材毛羽の間の値となっている。表IIIにおける
流体分散パターンも、硬木毛羽と密度0.2g/cm3の軟材毛
羽との間の類似性を示している。これらの結果は、前者
の方が後者よりも平均気孔径が僅かに大きいことを意味
している。
従って、密度0.1g/cm3の軟材および硬木毛羽の組み合せ
は、先に述べた軟材毛羽の2層の圧縮したサンドイッチ
構造に対して、類似した流体分散特性を有する。
実施例III 本例は、軟材毛羽から成る二重の毛羽層で硬木毛羽を覆
うようにしたものである。硬木毛羽は、粉砕クラフトの
南米ユーカリ硬木パルプである。2層の毛羽には、同一
の重さの軟材および硬木パルプの層を含ませた。層を0.
1g/cm3の密度に圧縮した後には、垂直吸上げ特性は次の
ようになった。
表IVにおける2層構成の毛羽の液体分散の結果を、軟材
クラフト(表III)のものと比較してみると、ユーカリ
層の存在によって、上側の2つの静水圧頭(すなわち、
13.5cmおよび18cmの範囲における)に対する流体の吸い
上げが極めて改善されていることが明らかとなる。これ
は、ユーカリが2層構造の50%しか示さないことからす
ると、非常に特徴的なことである。
実施例IV 40重量%の超吸収体(Waterlock J−500、グイレイン・
プロセッシング・カンパニー製)を含む溶融吹込みした
ポリプロピレンから成る40g/m2のウエブを調製した。超
吸収体を、充分な表面活性剤(例えば、約0.3−0.5パー
セントTriton X−102、ローム・アンド・ハス・カンパ
ニー(Rohm & Haas Company)製)を含む微小溶融吹込
み繊維(表面積約1m2/g)に混合して、繊維母材の湿潤
性を確保し、この複合材料を製造工程の間に0.1g/cm3
で圧縮した。
このウエブを用いて、実施例IIにおいて述べた垂直吸上
げ試験を行って、表Vの示す結果を得た。これらの結果
から、流体の垂直方向への上昇は4.5cmになるが、そこ
で実質的にとまることは明らかである。この理由は、膨
張する粒子が気孔内にはまり、これによりウエブ内の流
体の流れが制限されたものと思われる。
この同一のウエブを、おむつにおいて、密度0.2g/cm3
軟材毛羽の下側に配置して、おむつ全体に対して(実施
例Iにおいて述べた)垂直吸上げ試験を行なったとこ
ろ、超吸収体の流体分散部材としての毛羽層の効果が明
らかになった。表VIには、吸収複合体全体、毛羽層自体
および溶融吹込み/超吸収体ウエブについての流体分散
を示す。
おむつからとった溶融吹込み/超吸収体ウエブの垂直分
散(表VI)を、表Vのデータと比較すると、毛羽の作用
により流体はより高く吸い上げられ、超吸収体に対する
分散が改善される(9cm高さにおける値11.6g/gと1.1g/g
を比較のこと;また13.5cm高さにおける値2.7g/gと0.1g
/gを比較のこと)。ここで、双方の試験は、15分間の間
同様に行なわれたものである。更に、これらの試験を更
に継続すると、おむつの吸い上げ高さは増加しつづける
が、超吸収体ウエブのみの吸い上げは事実上止まること
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は超吸収性材料を備えていない本発明の第1の好
適実施例の斜視図である。 第2図は第1図の2−2線で切断した横断面図である。 第3図は超吸収性材料を備えていない本発明の第2の好
適実施例の斜視図である。 第4図は第3図の4−4線に沿った縦断面図である。 第5図は超吸収性材料を有しない本発明の第3の好適実
施例を、部分的に切断して示す斜視図である。 第6図は超吸収性材料の部分を備えた本発明の第4の好
適実施例の斜視図である。 第7図は第6図の7−7線で切断した縦断面図である。 第8図は超吸収性材料の部分を備えた本発明の第5の好
適実施例の斜視図である。 第9図は第8図の9−9線に沿った縦断面図である。 第10図は実施例1で試験した調製おむつの吸収度分布を
示す図である。 第11図は実施例1に述べた標準毛羽部に加えて一層の圧
縮毛羽を有するおむつの吸収度分布を示す図である。 第12図は実施例1に述べた標準毛羽部に加えて2層の圧
縮毛羽を有するおむつの吸収度分布を示す図である。 第13図は実施例1に述べた標準毛羽部に加えて3層の圧
縮毛羽を有するおむつの吸収度分布を示す図である。 第14図は実施例1に述べた2層の圧縮毛羽と超吸収性材
料の部分を有するおむつの吸収度分布を示す図である。 1……おむつ、2……ライナー、3……カバー、4……
液体吸収材料、5……第1の層、6……第2の層、7…
…目標部分、8……上端縁、9……超吸収材料、10、11
……高密度部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者の身体に面する液体透過性のライナ
    ーと、液体不透過性の外側カバーと、前記ライナーと前
    記カバーとの間に配置された液体吸収性材料とを備え、
    前記液体吸収性材料が、第1の平均気孔サイズの第1の
    セルロース繊維の層と第2の平均気孔サイズの第2のセ
    ルロース繊維の層とからなり、前記第2の平均気孔サイ
    ズが前記第1の平均気孔サイズより小さく、前記第1の
    層が前記第2の層と前記流体透過性ライナーとの間に配
    置され、前記第1の層の気孔サイズの分布と前記第2の
    層の気孔サイズの分布とが重なり合って、前記第2の層
    の気孔サイズの最大が前記第1の層の気孔サイズの最小
    より大きい、ことを特徴とする使い捨て衣類。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載した衣類であ
    って、前記第1層が0.03ないし0.14g/ccの範囲の密度を
    有し、前記第2の層が0.14ないし0.3g/ccの範囲の密度
    を有することを特徴とする衣類。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載した衣類であ
    って、前記第1の層の密度が0.07ないし0.11g/ccの範囲
    であることを特徴とする衣類。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項又は第3項に記載し
    た衣類であって、前記第2の層の密度が0.16ないし0.22
    g/ccの範囲であることを特徴とする衣類。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    か1項に記載した衣類であって、前記各層が大部分軟木
    材毛羽により構成されたことを特徴とする衣類。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項に記載した衣類であ
    って、前記第1及び第2の層がほぼ同一の密度を有する
    ことを特徴とする衣類。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項に記載した衣類であ
    って、前記第1の層及び第2の層が0.1ないし0.15g/cc
    の密度を有することを特徴とする衣類。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第7項に記載した衣類であ
    って、前記第1の層及び第2の層が0.1g/ccの密度であ
    ることを特徴とする衣類。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第6項ないし第8項のいず
    れか1項に記載した衣類であって、前記第1の層が過半
    部分を軟木材毛羽により構成され、前記第2の層が過半
    部分を硬木毛羽により構成されたことを特徴とする衣
    類。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項に記載した衣類で
    あって、前記第1の層が大部分を軟木材毛羽により構成
    され、前記第2の層が過半部分を硬木毛羽により構成さ
    れたことを特徴とする衣類。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項に記載した衣類で
    あって、前記第1の層が大部分を軟木材毛羽により構成
    され、前記第2の層が大部分を硬木毛羽により構成され
    たことを特徴とする衣類。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第1項ないし第11項に記
    載した衣類であって、前記第2の層に対して流体伝達が
    可能なように接触している超吸収性材料の部分を有する
    ことを特徴とする衣類。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第12項に記載した衣類で
    あって、前記超吸収材料は長手方向端部に向かって延び
    るように配置されたことを特徴とする衣類。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第12項又は第13項に記載
    した衣類であって、前記超吸収性材料は繊維ウエブ内に
    分散されたことを特徴とする衣類。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第14項に記載した衣類で
    あって、前記ウエブは親水性繊維からなることを特徴と
    する衣類。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第14項又は第15項に記載
    した衣類であって、前記ウエブは袋の形態であることを
    特徴とする衣類。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第14項ないし第16項のい
    ずれか1項に記載した衣類であって、前記ウエブは前記
    超吸収性材料に混合した溶融吹き出し繊維からなること
    を特徴とする衣類。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第12項ないし第16項のい
    ずれか1項に記載した衣類であって、前記第2の層とほ
    ぼ同じ密度を有し、前記超吸収性材料の層の下方に配置
    された第3の層を備えることを特徴とする衣類。
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