JPH07204598A - 高圧水噴射装置 - Google Patents

高圧水噴射装置

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JPH07204598A
JPH07204598A JP6002264A JP226494A JPH07204598A JP H07204598 A JPH07204598 A JP H07204598A JP 6002264 A JP6002264 A JP 6002264A JP 226494 A JP226494 A JP 226494A JP H07204598 A JPH07204598 A JP H07204598A
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Japan
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nozzle
pressure water
hose
gun
rotary drum
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Shigeru Kuratani
茂 蔵谷
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NISSHIN KIKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • B08B3/026Cleaning by making use of hand-held spray guns; Fluid preparations therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B2203/00Details of cleaning machines or methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B2203/02Details of machines or methods for cleaning by the force of jets or sprays
    • B08B2203/0276Hose reels specific for high pressure cleaners

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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換用管の内面の洗浄を安全確実に行なう
こと。 【構成】 装置本体1に正逆回転駆動可能に配設した回
転ドラム2にホース3が巻回され、該ホース3の基端部
に高圧水供給ポンプが接続されると共に、該ホース3の
先端部に高圧水噴射ノズル5が連結され、該ノズル5は
ノズル発射ガン6内に挿入され、前記回転ドラム2を正
転駆動してホース3を繰り出すことにより前記ガン6か
ら高圧水噴射ノズル5が熱交換用管7a内に発射され、
前記回転ドラム2を逆転駆動してホース3を巻き取るこ
とにより高圧水噴射ノズル5が前記ガン6内に引き戻さ
れるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばボイラーなどの
多管式熱交換器の熱交換用管の内面を洗浄するための高
圧水噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばボイラーなどの多管式熱交
換器の熱交換用管の内面を洗浄する高圧水噴射装置の一
例として、回転ドラムにホースが巻回され、該ホースの
基端部に高圧水供給ポンプが接続されると共に、該ホー
スの先端部に高圧水噴射ノズルが連結されたものがあ
り、回転ドラムからホースを繰り出すことにより、ノズ
ルを熱交換用管内に挿入して、そのノズルから噴射する
高圧水により管内面に堆積する堆積物を粉砕して洗浄
し、その洗浄終了後、回転ドラムにホースを巻き取っ
て、上記ノズルを管から引き抜き、以後、同様の手順で
各熱交換用管の内面を順次洗浄するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の高圧水噴射
装置では、高圧水噴射ノズルの挿入及び引き抜き作業を
手作業で行っているため、作業員が高圧水に接触して怪
我をする虞れがあり、極めて危険であった。
【0004】本発明は、上記欠点に鑑み、熱交換用管の
内面の洗浄などを安全に行なうことができるようにした
高圧水噴射装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、請求項1記載の発明は、装置本体1に正逆回転
駆動可能に配設した回転ドラム2にホース3が巻回さ
れ、該ホース3の基端部に高圧水供給ポンプ4が接続さ
れると共に、該ホース3の先端部に高圧水噴射ノズル5
が連結され、該ノズル5はノズル発射ガン6内に挿入さ
れ、前記回転ドラム2を正転駆動してホース3を繰り出
すことにより前記ガン6から高圧水噴射ノズル5が目的
物7に向かって発射され、前記回転ドラム2を逆転駆動
してホース3を巻き取ることにより高圧水噴射ノズル5
が前記ガン6内に引き戻されるように構成してなる。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明のおいて、前記回転ドラム2が、エアーモーター21
により正逆回転駆動され、該エアーモーター21の正転
用切換弁31と逆転用切換弁32とがノズル発射ガン6
に設けられてなる構成を採用するものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記装置本体1に回転ドラム2の正逆回転
に連動して往復移動する移動体41が設けられ、該移動
体41の移動経路の両端に設けられて移動体41に当接
することによりエアーモーター21を停止させる正転終
了用スイッチ手段48と逆転終了用スイッチ手段49と
が設けられてなる構成を採用するものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、前記エアーモーター21の駆動停
止作動に連動して該エアーモーター21に制動力を加え
るエアーブレーキ22が設けられてなる構成を採用する
ものである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記正転終了用スイッチ手段48と逆転終
了用スイッチ手段49との間の間隔Lを調整可能に構成
してなる。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記ノズル発射ガン6
に高圧水噴射ノズル5及びホース3を洗浄するための洗
浄ノズル36が設けられてなる構成を採用するものであ
る。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
いずれかに記載の発明において、前記ノズル発射ガン6
に排水ホース35が接続されてなる構成を採用するもの
である。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれかに記載の発明において、前記高圧水噴射ノズル
5のノズル口5aが斜め後方に向かって開口されてなる
構成を採用するものである。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8記
載の発明において、前記ノズル発射ガン6の先端部に、
目的物7に嵌合するアダプター38が着脱自在に取り付
けられてなる構成を採用するものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明において、例えば多管式熱
交換器7の熱交換用管7aの内面を洗浄する場合には、
ノズル発射ガン6の先端部を熱交換用管7aの一端開口
部に嵌合させ、回転ドラム2を正転駆動すればよい。こ
れによって、該回転ドラム2からホース3が繰り出され
て、該ホース3の先端部に連結した高圧水噴射ノズル5
が上記ガン6から管7a内に発射され、そのノズル5か
ら噴射される高圧水により管内面に堆積する堆積物を粉
砕して洗浄することができる。その洗浄終了後、回転ド
ラム2を逆転駆動するだけで、ホース3が回転ドラム2
に巻き取られ、前記ノズル5をガン6内に引き戻すこと
ができ、以後、同様の手順で各熱交換用管7aの内面を
順次洗浄することができるものであって、ノズル5から
噴射される危険な高圧水に作業員が直接接触する虞れが
ないので、安全に洗浄作業を行なうことができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、回転ドラム
2を正逆回転させるエアーモーター21の正転用切換弁
31と逆転用切換弁32とがノズル発射ガン6に設けら
れているので、作業員がノズル発射ガン6を操作しなが
らノズル5の発射及びその引き戻しの作業も手元操作で
簡単に行なうことができる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記装置本
体1に回転ドラム2の正逆回転に連動して往復移動する
移動体41が設けられ、該移動体41の移動経路の両端
に設けられて移動体41に当接することによりエアーモ
ーター21を停止させる正転終了用スイッチ手段48と
逆転終了用スイッチ手段49とが設けられているから、
ノズル5を所定距離分だけ移動させた位置で確実に停止
させることができると共に、その位置からノズル5をガ
ン6内に確実に引き戻すことができる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、前記エアー
モーター21の駆動停止作動に連動して該エアーモータ
ー21に制動力を加えるエアーブレーキ22が設けられ
ており、ノズル5が発射及び引き戻しの慣性で所定距離
以上に移動することがないから、そのノズルを高速で発
射することができると共に、それを高速で引き戻すこと
ができる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、前記正転終
了用スイッチ手段48と逆転終了用スイッチ手段49と
の間の間隔Lを調整可能に構成しているから、例えば熱
交換用管7aの長さに応じてノズル5の移動距離を自在
に調整することができる。
【0019】請求項6記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガン6に高圧水噴射ノズル5及びホース3を洗浄す
るための洗浄ノズル36が設けられているから、ノズル
5及びホース3の汚れを洗い流すことができる。
【0020】請求項7記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガン6に排水ホース35が接続されているから、ガ
ン6内に排出された排水を確実に回収して、その排水に
より周辺が汚されないようにできる。
【0021】請求項8記載の発明によれば、前記高圧水
噴射ノズル5のノズル口5aが斜め後方に向かって開口
されているから、ノズル口5aから噴射される高圧水の
推進力によってノズル5を高速で発射することができ
る。
【0022】請求項9記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガン6の先端部にアダプター38が着脱自在に取り
付けられているから、目的物7の口径に合ったアダプタ
ー38をガン6に取り付けることにより、そのガン6を
アダプター38を介して目的物7の一端開口部に確実に
嵌合させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0024】図1は、本発明の一実施例である高圧水噴
射装置を示すものであって、装置本体1に正逆回転駆動
可能に配設した回転ドラム2にホース3が巻回され、該
ホース3の基端部に高圧水供給ポンプ4(図6参照)が
接続されると共に、該ホース3の先端部に高圧水噴射ノ
ズル5が連結され、該ノズル5はノズル発射ガン6内に
挿入され、前記回転ドラム2を正転駆動してホース3を
繰り出すことにより前記ガン6から高圧水噴射ノズル5
が多管式熱交換器(目的物)7の熱交換用管7a内に発
射され、前記回転ドラム2を逆転駆動してホース3を巻
き取ることにより高圧水噴射ノズル5が前記ガン6内に
引き戻されるようになっている。
【0025】装置本体1は、図2〜図4に示すように、
キャスター8及び把手9付きの台車10にケーシング1
1を配設したものであって、該ケーシング11は上下に
2分割され、そのケーシング下部11aは台車10に固
定され、そのケーシング上部11bはケーシング下部1
1aに係止具12(図1参照)によって着脱自在に係止
されている。
【0026】回転ドラム2は、図3に示すように、ケー
シング下部11aに軸受15を介して回転自在に支持さ
れた中空状回転軸16に固着されており、その外周面に
形成した螺旋溝17に前記ホース3が巻回されている。
該ホース3の基端部は、中空状回転軸16に設けた枝管
18に接続され、中空状回転軸16の一端に設けたスイ
ベルジョイント19及び高圧水供給パイプ20を介して
前記高圧水供給ポンプ4に連通されている。
【0027】図2及び図3に示すように、ケーシング下
部11aに支持枠11cを介して設けたエアーモーター
21及びエアーブレーキ22と前記回転軸16とがスプ
ロケットホイール23,24,25及びチェーン26に
より連動連結されており、エアーモーター21を駆動す
ることにより、回転ドラム2を正逆回転させることがで
きると共に、エアーモーター21の駆動停止作動に連動
してエアーブレーキ22を作動させることにより、回転
ドラム2が慣性で必要以上回転するのを阻止できる。こ
の場合、回転ドラム2の駆動源としてエアーを使用し、
電気を使用していないので、感電事故などが起こる虞れ
がなく、安全である。
【0028】図2中、27は、ケーシング11に回転自
在に支持されると共に、回転ドラム2の外周面に接する
ホース支持ローラであって、回転ドラム2に巻回された
ホース3の緩みを防止するものである。28はケーシン
グ下部11a及びケーシング上部11bの両側壁部間に
配設した補強ロッドである。
【0029】ノズル発射ガン6は、図5に示すように、
筒状であって、その前側小径部6a内に高圧水噴射ノズ
ル5が格納され、その後側大径部6b内にホース3を弾
性的に支持するホース支持装置30が設けられ、後側大
径部6bから下方に延びるグリップ部6cにエアーモー
ター21の正転用切換弁31と逆転用切換弁32とが設
けられており、正転用切換弁31の操作レバー31aを
押すと、エアーポンプ33(図6参照)とエアーモータ
ー21とが連通されて該エアーモーター21が正転駆動
され、これによって、ホース3が繰り出されてノズル5
がガン6から熱交換用管7a内に発射される。また、逆
転用切換弁32の操作レバー32aを押すと、エアーポ
ンプ33とエアーモーター21とが連通されて該エアー
モーター21が逆転駆動され、これによって、ホース3
が巻き取られてノズル5がガン6内に引き戻される。
【0030】ノズル5のノズル口5aは斜め後方に向か
って開口しており、該ノズル口5aから噴射される高圧
水の推進力によってノズル5を高速で発射することがで
きると共に、熱交換用管7aの内面に堆積した堆積物を
後方に押し出して排出することができる。
【0031】図5中、35は、ガン6の中央部に設けた
排水口6dに接続した排水ホースであって、熱交換用管
7aからガン6内に排出された排水を確実に回収して、
その排水により周辺が汚されないようにできる。また、
36は、排水口6dの付け根に設けた洗浄ノズルであっ
て、洗浄ホース37を介して高圧水供給ポンプ4に接続
されており、熱交換用管7aの内面から剥離してノズル
5及びホース3に付着した堆積物を洗い流すことができ
る。38は、ガン6の先端部に着脱自在に螺着れ、その
貫通孔39の先端テーパー面39aが熱交換用管7aの
一端開口部に嵌合されるアダプターであって、貫通孔3
9の口径が異なる複数のアダプター38を予め用意して
おき、熱交換用管7aの管径に合わせて適当なアダプタ
ー38をガン6に取り付けることにより、管径が異なる
各種の熱交換用管7aにガン6を確実に嵌合させること
ができる。
【0032】図2及び図3において、41は、ケーシン
グ下部11aの両側壁部間に架設した一対のガイドロッ
ド42に移動自在に嵌合する一対の移動ブロック43に
固着した筒状移動体であって、その上端に設けたガイド
ローラ44が回転ドラム2の螺旋溝17に嵌入すると共
に、該移動体41の先端部に可撓管45を介してノズル
発射ガン6が接続され、ホース3が回転ドラム2から移
動体41の貫通孔46及び可撓管45を通ってガン6内
に延びており、回転ドラム2を正逆回転させると、それ
に連動して、移動体41がガイドロッド42に沿って往
復移動されて、ホース3の繰り出し及び巻き取りを円滑
に行なうことができる。
【0033】図4において、48,49は、移動体41
の移動経路の両端に設けられた3ポート2位置のエアー
バルブからなる正転終了用スイッチ弁(正転終了用スイ
ッチ手段)と逆転終了用スイッチ弁(逆転終了用スイッ
チ手段)であって、逆転終了用スイッチ弁49はケーシ
ング下部11aの一方側壁部に固定され、正転終了用ス
イッチ弁48は、ガイドロッド42に移動自在に嵌合す
ると共に、上端に形成したねじ孔50がケーシング下部
11aの両側壁部間に回転自在に架設したねじ軸51に
螺合する移動枠52に固定されており、図4実線状態か
ら回転ドラム2が正転して移動体41が右側に移動さ
れ、該移動体41が正転終了用スイッチ弁48の検知レ
バー48aに当たると(同図仮想線状態)、該正転終了
用スイッチ弁48がエアーモーター21側からエアーブ
レーキ22側に切り換えられて、ホース3の繰り出しを
直ちに停止させることができ、また、図4仮想線状態か
ら回転ドラム2が逆転して移動体41が左側に移動さ
れ、該移動体41が逆転終了用スイッチ弁49の検知レ
バー49aに当たると(同図実線状態)、該逆転終了用
スイッチ弁49がエアーモーター21側からエアーブレ
ーキ22側に切り換えられて、ホース3の巻き取りを直
ちに停止させることができる(図6参照)。
【0034】また、ねじ軸51の一端部に固定した手動
ハンドル54を正逆回転させて、正転終了用スイッチ弁
48を移動させ、両スイッチ弁48,49間の間隔Lを
調整することにより、熱交換用管7aの長さに応じてノ
ズル5の移動距離を自在に調整することができる。な
お、図4中、55は正転終了用スイッチ弁48に接続し
たエアー配管56が絡まないように支持する支持杆であ
る。
【0035】図6中、58は高圧水供給ポンプ4の切換
弁、59はエアーポンプ33用のリリーフ弁、60は可
変式流量制御弁である。
【0036】上記構成に基づいて、熱交換用管7aの内
面を洗浄する場合の要領を説明すると、まず、手動ハン
ドル54を正逆回転させて、正転終了用スイッチ弁48
を移動させ、熱交換用管7aの長さに合わせて、両スイ
ッチ弁48,49間の間隔Lを調整すると共に、高圧水
供給ポンプ4及びエアーポンプ33を作動させ、切換弁
58を切り換えてホース3及びノズル5を介してノズル
口5aから高圧水を噴射させた状態で、図1に示すよう
に、作業員がノズル発射ガン6を把持して、アダプター
38を熱交換用管7aの一端開口部に嵌合させ、ガン6
に設けた正転用切換弁31の操作レバー31aを押せば
よい。これによって、エアーポンプ33から高圧エアー
が正転用切換弁31及び正転終了用スイッチ弁48を介
してエアーモーター21に供給され、該エアーモーター
21の駆動により回転ドラム2が正転されると共に、移
動体41が往動することにより、回転ドラム2からホー
ス3が繰り出され、ノズル発射ガン6からノズル5が熱
交換用管7a内に発射される。この場合、ノズル口5a
が斜め後方に向かって開口しているため、該ノズル口5
aから噴射される高圧水の推進力によって、ノズル5が
熱交換用管7a内を高速移動されると共に、その高圧水
により熱交換用管7aの内面に堆積する堆積物が剥離さ
れる。
【0037】ノズル5が熱交換用管7aの他端開口部に
達し、移動体41が正転終了用スイッチ弁48の検知レ
バー48aに当たると(図4仮想線状態)、該正転終了
用スイッチ弁48がエアーポンプ33側からエアーブレ
ーキ22側に切り換わり、回転ドラム2の回転が直ちに
停止され、ホース3が慣性で繰り出されるのを阻止す
る。
【0038】次に、ガン6に設けた逆転用切換弁32の
操作レバー32aを押せばよい。これによって、エアー
ポンプ33から高圧エアーが逆転用切換弁32お及び逆
転終了用スイッチ弁49を介してエアーモーター21に
供給され、該エアーモーター21の駆動により回転ドラ
ム2が逆転されると共に、移動体41が復動することに
より、回転ドラム2にホース3が巻き取られ、ノズル5
がガン6内に引き戻される。そして、そのノズル5が引
き戻される際に、ノズル口5aから噴射される高圧水に
より、熱交換用管7aの内面から剥離した堆積物がガン
6内に押し出され、また、洗浄ノズル36から噴射され
る高圧水によりホース3及びノズル5に付着する堆積物
が洗浄除去され、その除去された堆積物は排水ホース3
5を介して回収される。
【0039】ノズル5がガン6内に戻り、移動体41が
逆転終了用スイッチ弁49の検知レバー49aに当たる
と(図4実線状態)、該逆転終了用スイッチ弁49がエ
アーポンプ33側からエアーブレーキ22側に切り換わ
り、回転ドラム2の回転が直ちに停止され、ホース3が
慣性で巻き取られるのを阻止する。
【0040】以後、同様の手順で各熱交換用管7aの内
面を洗浄すればよい。
【0041】上記実施例では、熱交換用管7aの内面を
洗浄する場合を例にあげて説明したが、これ以外に、各
種機器の洗浄などに適用することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ノズル発
射ガンを目的物に嵌合させた状態で回転ドラムを正転駆
動するだけで、その回転ドラムに巻回されているホース
を繰り出して、該ホースの先端部に連結した高圧水噴射
ノズルを前記ガン内から目的物に向けて発射し、該ノズ
ルから目的物に向けて高圧水を噴射することができると
共に、上記回転ドラムを逆転駆動するだけで、その回転
ドラムにホースを巻き取って、前記ノズルをガン内に引
き戻すことができ、その作業中に、ノズルから噴射され
る危険な高圧水に作業員が直接接触する虞れがないの
で、安全に作業を行なうことができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、回転ドラム
を正逆回転させるエアーモーターの正転用切換弁と逆転
用切換弁とがノズル発射ガンに設けられているので、作
業員がノズル発射ガンを操作しながらノズルの発射及び
その引き戻しの作業も手元操作で簡単に行なうことがで
きる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、前記装置本
体に回転ドラムの正逆回転に連動して往復移動する移動
体が設けられ、該移動体の移動経路の両端に設けられて
移動体に当接することによりエアーモーターを停止させ
る正転終了用スイッチ手段と逆転終了用スイッチ手段と
が設けられているから、ノズルを所定距離分だけ移動さ
せた位置で確実に停止させることができると共に、その
位置からノズルをガン内に確実に引き戻すことができ
る。
【0045】請求項4記載の発明によれば、前記エアー
モーターの駆動停止作動に連動して該エアーモーターに
制動力を加えるエアーブレーキが設けられており、ノズ
ルが発射及び引き戻しの慣性で所定距離以上に移動する
ことがないから、そのノズルを高速で発射することがで
きると共に、それを高速で引き戻すことができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、前記正転終
了用スイッチ手段と逆転終了用スイッチ手段との間の間
隔を調整可能に構成しているから、目的物の長さに応じ
てノズルの移動距離を自在に調整することができる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガンに高圧水噴射ノズル及びホースを洗浄するため
の洗浄ノズルが設けられているから、目的物から除去さ
れてノズル及びホースに付着した除去物を簡単に洗い流
すことができる。
【0048】請求項7記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガンに排水ホースが接続されているから、目的物か
らガン内に排出された排水を確実に回収して、その排水
により周辺が汚されないようにできる。
【0049】請求項8記載の発明によれば、前記高圧水
噴射ノズルのノズル口が斜め後方に向かって開口されて
いるから、ノズル口から噴射される高圧水の推進力によ
ってノズルを高速で発射することができると共に、目的
物から除去した除去物を後方に押し出して確実に排出す
ることができる。
【0050】請求項9記載の発明によれば、前記ノズル
発射ガンの先端部に、目的物に嵌合するアダプターが着
脱自在に取り付けられているから、目的物の口径に合っ
たアダプターを上記ガンの先端部に取り付けるだけで、
そのガンをアダプターを介して上記目的物に確実に嵌合
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である高圧水噴射装置により
熱交換用管の内面を洗浄している状態を示す側面図であ
る。
【図2】同装置本体の縦断面図である。
【図3】同装置本体の横断面図である。
【図4】同装置本体の正面図である。
【図5】同ノズル発射ガンの縦断面図である。
【図6】同装置の作動原理を説明する回路図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 回転ドラム 3 ホース 4 高圧水供給ポンプ 5 高圧水噴射ノズル 5a ノズル口 6 ノズル発射ガン 7 多管式熱交換器(目的物) 7a 熱交換用管 21 エアーモーター 22 エアーブレーキ 31 正転用切換弁 32 逆転用切換弁 35 排水ホース 36 洗浄ノズル 38 アダプター 41 移動体 48 正転終了用スイッチ弁(正転終了用スイッチ手
段) 49 逆転終了用スイッチ弁(逆転終了用スイッチ手
段) L 正転終了用スイッチ弁と逆転終了用スイッチ弁と
の間の間隔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に正逆回転駆動可能に配設した
    回転ドラムにホースが巻回され、該ホースの基端部に高
    圧水供給ポンプが接続されると共に、該ホースの先端部
    に高圧水噴射ノズルが連結され、該ノズルはノズル発射
    ガン内に挿入され、前記回転ドラムを正転駆動してホー
    スを繰り出すことにより前記ガンから高圧水噴射ノズル
    が目的物に向かって発射され、前記回転ドラムを逆転駆
    動してホースを巻き取ることにより高圧水噴射ノズルが
    前記ガン内に引き戻されるように構成してなる高圧水噴
    射装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラムは、エアーモーターによ
    り正逆回転駆動され、該エアーモーターの正転用切換弁
    と逆転用切換弁とがノズル発射ガンに設けられてなる請
    求項1記載の高圧水噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体に回転ドラムの正逆回転に
    連動して往復移動する移動体が設けられ、該移動体の移
    動経路の両端に設けられて移動体に当接することにより
    エアーモーターを停止させる正転終了用スイッチ手段と
    逆転終了用スイッチ手段とが設けられてなる請求項2記
    載の高圧水噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記エアーモーターの駆動停止作動に連
    動して該エアーモーターに制動力を加えるエアーブレー
    キが設けられてなる請求項2または3記載の高圧水噴射
    装置。
  5. 【請求項5】 前記正転終了用スイッチ手段と逆転終了
    用スイッチ手段との間の間隔を調整可能に構成してなる
    請求項3記載の高圧水噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル発射ガンに高圧水噴射ノズル
    及びホースを洗浄するための洗浄ノズルが設けられてな
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧水噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル発射ガンに排水ホースが接続
    されてなる請求項1乃至6のいずれかに記載の高圧水噴
    射装置。
  8. 【請求項8】 前記高圧水噴射ノズルのノズル口は斜め
    後方に向かって開口されてなる請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の高圧水噴射装置。
  9. 【請求項9】 前記ノズル発射ガンの先端部に、目的物
    に嵌合するアダプターが着脱自在に取り付けられてなる
    請求項1乃至8のいずれかに記載の高圧水噴射装置。
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