JPH0720440A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0720440A
JPH0720440A JP18874793A JP18874793A JPH0720440A JP H0720440 A JPH0720440 A JP H0720440A JP 18874793 A JP18874793 A JP 18874793A JP 18874793 A JP18874793 A JP 18874793A JP H0720440 A JPH0720440 A JP H0720440A
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JP
Japan
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voltage
liquid crystal
absolute value
potential
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP18874793A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Domoto
千秋 堂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液晶層8を挟んで相対向する電極16、17
を介し画素に印加される電圧信号を、フィールド毎に正
負反転することで液晶を交流駆動する。各フレームにお
ける前記電圧信号は、その対向電極16、17間の高電
位時における電圧の絶対値と低電位時における電圧の絶
対値との差を打ち消す直流オフセット電圧を付加されて
いる。 【効果】 フリッカーの発生を低減できると共に画面の
焼きつき現象の発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶を交流駆動するこ
とで表示を行う液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶層を挟んで相対向する電極を介し画
素に印加される電圧信号により液晶を駆動する液晶表示
装置にあっては、その電圧信号が直流であると、液晶中
のイオンが液晶層の片側に偏在するため液晶の早期劣化
や表示画面の焼き付き等の問題を生じる。そのため、そ
の電圧信号をフィールド毎に正負反転して液晶を交流駆
動し、複数のフィールドで一つのフレームを構成するこ
とが行われている。
【0003】そのような交流駆動を行う場合、画素に印
加される電圧信号の正負反転時に液晶分子が揺らぐとフ
リッカーが発生するため、画素に印加される電圧信号の
絶対値を高電位時と低電位時とで等しくしていた。
【0004】例えば、TFT型液晶表示装置にあって
は、TFTのゲート電極とソース電極との間の寄生容量
等によりTFTから画素電極に出力される信号波形に歪
みが生じる。そこで、そのような歪みを打ち消すように
ソース電極への入力信号を補正したり共通電極から電圧
を印加することが行われ、画素電極と共通電極とを介し
画素に印加される電圧信号の絶対値を高電位時と低電位
時とで等しくすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画素に印加さ
れる電圧信号の絶対値を高電位時と低電位時とで等しく
しても、実際にはフリッカーを充分に低減することはで
きなかった。
【0006】本発明は、フリッカーを充分に低減するこ
とのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶層を挟ん
で相対向する電極を介し画素に印加される電圧信号を、
フィールド毎に正負反転することで液晶を交流駆動する
液晶表示装置において、各フレームにおける前記電圧信
号は、その対向電極間の高電位時における電圧の絶対値
と低電位時における電圧の絶対値との差を打ち消す直流
オフセット電圧を付加されている液晶表示装置。
【0008】
【作用】本発明は、新たなフリッカーの発生原因を究明
したことに基づくものである。すなわち、液晶表示装置
において液晶層を封入するセルは、シール材を介し相対
向する基板を接合することで形成される。この液晶セル
を形成する際、その相対向する基板の一方側と他方側と
は完全に同一の処理を施されるものではない。例えば、
そのシール材は対向基板の何れか一方において仮硬化さ
れた後に対向基板の他方に接着されるものであり、ま
た、各基板に形成した配向層のラビング処理を対向基板
の一方側と他方側とで完全に同一に行うことは困難であ
る。そのため、液晶セルの内面におけるイオン不純物の
吸着性に対向基板の一方側と他方側とで差が生じる。そ
うすると、図1に示すように、対向基板の一方側Aと他
方側Bとでイオン不純物1のトラップ量に差が生じ、液
晶層は電気二重層となり、そのイオン不純物1のトラッ
プ量の差に対応する強さの電界が液晶セルの内部に発生
し、この内部電界の強さに応じた電位差が液晶層を挟ん
で対向する電極間に生じる。そうすると、その対向電極
を介し画素に印加される電圧信号の絶対値を高電位時と
低電位時とで等しくしても、その対向電極間の電圧の絶
対値は高電位時と低電位時とで差が生じる。これによ
り、液晶分子2に作用する電界の強さが電圧信号の正負
反転時に変化し、その反転周期に対応して図1において
実線と破線で示すように液晶分子2が揺らいでフリッカ
ーが発生する。
【0009】本件発明の構成によれば、対向電極を介し
画素に印加される電圧信号は、各フレームにおいてその
対向電極間の高電位時における電圧の絶対値と低電位時
における電圧の絶対値との差を打ち消す直流オフセット
電圧を付加されている。よって、その直流オフセット電
圧により、上記内部電界の強さに応じて対向電極間に生
じる電位差を打ち消すことができ、液晶分子に作用する
電界が電圧信号の正負反転時に変化するのが防止され、
液晶分子の揺らぎによるフリッカーを低減できる。
【0010】また、その直流オフセット電流により対向
基板の一方側と他方側とでイオン不純物のトラップ量に
差が生じるのが防止されることになるので、画面の焼き
つき現象の発生を抑制できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図2に示す実験装置は、液晶セル10を光
源装置11に載置して交流駆動した場合のフリッカーを
測定するもので、そのセル10の透過光を光ファイバー
12によってフォトダイオード13に導いてアナログ電
気信号に変換し、そのアナログ電気信号におけるフリッ
カーに対応する周波数成分(本実施例では30Hz)の
レベルを高速フーリエ変換器14によって測定する。
【0013】その液晶セル10は、図3に示すように、
液晶層8の厚さが5μmで画素部の面積が10cm2
あり、シール材9を介し接合される相対向するガラス基
板11、12と、各基板11、12の外側の偏光層1
3、14とを備え、一方の基板11に画素電極16が形
成され、この画素電極16に対向する共通電極17が他
方の基板12に形成され、両基板11、12の間に封入
されるネマティック液晶は各基板11、12の内側の配
向層18、19により90°ねじって配向される。
【0014】その画素電極16は外付けの電界効果トラ
ンジスタ(図示省略)のドレイン電極に接続される。図
4に示すように、その電界効果トランジスタのソース電
極に30Hzの交流パルス信号(S)が印加され、ゲー
ト電極にパルス幅30μsecのパルス信号(G)が6
0Hzで印加される。これにより、ゲート信号(G)が
オンの時に、ソース信号(S)の電圧値に対応する交流
電圧信号が液晶セル10の対向電極16、17を介し画
素に印加される。本実施例では、そのゲート信号(G)
の電圧値はオフ時に−8Vでオン時にプラス5Vであ
る。そのソース信号(S)の電圧値は±2Vとし、この
ソース信号に正負の直流オフセット電圧を電圧値を変化
させつつ順次付加した。その直流オフセット電圧の値
は、0、+0・005V、−0・005V、+0・01
V、−0・01V、…、+0・05V、−0・05V
と、その絶対値を順次大きくしていった。すなわち、そ
の液晶セル10の対向電極16、17を介し画素に印加
される電圧信号は、オフセット電圧の値が0の場合は±
2Vであり、この場合は画素に印加される電圧信号の絶
対値は高電位時と低電位時とで等しくなる。そのオフセ
ット電圧の値が、例えばプラス0.03Vの場合は、画
素に印加される電圧信号は高電位時に+2.3V、低電
位時に−1、7Vとなる。この電圧信号の印加により画
素部に電荷が蓄積され、対向電極16、17間の電位差
が保持される。なお、オフセット電圧の値が0の場合、
画素に印加される電圧の絶対値はゲートとソースとの間
の寄生容量の影響により高電位時と低電位時とで差を生
じるが、本実験では画素容量が非常に大きいため、その
差は非常に小さく本実験では表れない。
【0015】上記電圧信号を液晶セル10の画素に印加
した場合において、その画素部に蓄積された電荷はバッ
ファを介してADコンバータによりデジタル信号に変換
されてコンピュータに取り込まれ、そのデジタル信号値
から画素の電圧保持率を求めた。その電圧保持率は、各
フィールド当初における対向電極16、17間の電圧値
に対する各フィールド終期における対向電極16、17
間の電圧値の比により求められる。例えば、図5に示す
波形の電圧信号が対向電極16、17を介し画素に印加
される場合、その電圧信号値が±2Vであって直流オフ
セット電圧は印加されず、対向電極16、17間の電圧
値は図5において実線で示すように蓄積電荷の減少によ
り各フィールド終期において高電位時は−eV、低電位
時はeV変化し、液晶セルの内部電界の強さに応じて両
電極間に図5において破線で示す−δVの電位差が生じ
るとする。すると、高電位時における電圧保持率は(2
−δ−e)/(2−δ)により求められ、低電位時にお
ける電圧保持率は(−2−δ+e)/(−2−δ)によ
り求められる。すなわち、液晶セルの内部電界により両
電極間に生じる−δVの電位差に基づき、その対向電極
16、17間の高電位時における電圧の絶対値と低電位
時における電圧の絶対値とに差が生じ、その差に対応し
て高電位時における電圧保持率と低電位時における電圧
保持率とに差が生じる。よって、その対向電極16、1
7間の高電位時における電圧の絶対値と低電位時におけ
る電圧の絶対値との差を打ち消すδVの直流オフセット
電圧が電圧信号に付加されることで、電圧保持率は高電
位時と低電位時とで等しくなる。
【0016】図6は、直流オフセット電圧値と電圧保持
率との関係を示すもので、図中□は高電位時の関係を、
図中+は低電位時の関係を示す。これより、直流オフセ
ット電圧が0.005Vの場合に電圧保持率は高電位時
と低電位時とで等しくなることが確認できる。図7は、
直流オフセット電圧値とフリッカーレベルとの関係を示
すもので、直流オフセット電圧が0.005Vの場合に
フリッカーレベルが極小になることを確認できる。
【0017】以上ことから、対向電極16、17を介し
画素に印加される電圧信号が、その対向電極16、17
間の高電位時における電圧の絶対値と低電位時における
電圧の絶対値との差を打ち消す直流オフセット電圧を付
加されることにより、フリッカーを低減できることが確
認された。これは、その直流オフセット電圧により、液
晶セルの内部電界に基づく対向電極16、17間の電位
差が打ち消され、液晶分子に作用する電界が電圧信号の
正負反転時に変化するのが防止され、液晶分子の揺らぎ
によるフリッカーを低減できることによる。また、その
直流オフセット電圧により、液晶セルの対向基板11、
12の一方側と他方側とでイオン不純物のトラップ量に
差が生じるのが防止されるので、画面の焼きつき現象の
発生を抑制できる。
【0018】なお、直流オフセット電圧はトランジスタ
のソース電極を介し印加するものに限定されず、例えば
共通電極から印加するようにしてもよい。また、本発明
はアクティブマトリクス型液晶表示装置に限らず、単純
マトリクス型液晶表示装置にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置によれば、フリッ
カーの発生を低減できると共に画面の焼きつき現象の発
生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の作用説明図
【図2】本発明の液晶表示装置の効果確認実験のための
構成説明図
【図3】液晶表示パネルの断面図
【図4】ソース信号波形とゲート信号波形とを示す図
【図5】画素に印加される電圧信号の波形を示す図
【図6】直流オフセット電圧値と電圧保持率との関係を
示す図
【図7】直流オフセット電圧値とフリッカーレベルとの
関係を示す図
【符号の説明】
8 液晶層 16、17 対向電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を挟んで相対向する電極を介し画
    素に印加される電圧信号を、フィールド毎に正負反転す
    ることで液晶を交流駆動する液晶表示装置において、各
    フレームにおける前記電圧信号は、その対向電極間の高
    電位時における電圧の絶対値と低電位時における電圧の
    絶対値との差を打ち消す直流オフセット電圧を付加され
    ている液晶表示装置。
JP18874793A 1993-06-30 1993-06-30 液晶表示装置 Pending JPH0720440A (ja)

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JP18874793A JPH0720440A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 液晶表示装置

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JP18874793A JPH0720440A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 液晶表示装置

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ID=16229071

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JP18874793A Pending JPH0720440A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 液晶表示装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8174474B2 (en) 2006-04-28 2012-05-08 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display apparatus and method for driving the same
US8692966B2 (en) 2009-06-05 2014-04-08 Japan Display Inc. Liquid crystal display device

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JP5020944B2 (ja) * 2006-04-28 2012-09-05 シャープ株式会社 液晶表示装置及びその駆動方法
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