JPH07204390A - 物干し器 - Google Patents

物干し器

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JPH07204390A
JPH07204390A JP3280194A JP3280194A JPH07204390A JP H07204390 A JPH07204390 A JP H07204390A JP 3280194 A JP3280194 A JP 3280194A JP 3280194 A JP3280194 A JP 3280194A JP H07204390 A JPH07204390 A JP H07204390A
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clothes
rods
support shaft
central support
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JP3280194A
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Inventor
Taichi Sugiyama
太一 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭などで洗濯物などを干すための物干し器
において、片手で且つ、ワンタッチで物干し竿の開閉を
行なうと同時に洗濯物などの取り込みもワンタッチで行
なえるようにし、干していない時は物干し竿を閉じてお
くことにより、場所を取らない物干し器を提供する。 【構成】 中央支持軸(7)に横付けされ、放射状方向
に開閉する複数の物干し竿を持ち、各物干し竿は物干し
竿固定部(6)と物干し竿可動部(3)に分離され、物
干し竿固定部(6),物干し竿可動部(3)は、紐(1
4)により貫通接続されており、物干し竿固定部(6)
と物干し竿可動部(3)の物干し竿連結部(4)には押
しバネ(16)が装着されており、また紐(14)を緊
張,弛緩する手段を持ち、本手段の緊張,弛緩の作用に
より、物干し竿固定部(6)と、物干し竿可動部(3)
との嵌合挿抜が行なえるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭などで洗濯物など
を干すための物干し器に関わるもので、中央に上下方向
に中央支持軸を持ち、本中央支持軸に複数の物干し竿を
横方向に取り付け、本複数の物干し竿が放射状方向に開
閉する物干し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の放射状に開閉する物干し器
の一例を示している。図9(a)は、洗濯物などを干す
ために、物干し棒(93)を開いている状態、図9
(b)は、洗濯物などを干していないので、物干し棒
(93)を閉じている状態を示している。洗濯物を干す
時は、支持棒(92)を持ち、吊り金具A(91)を上
方向にして軒下にぶら下げると、物干し棒(93)が自
身の重みにより、放射状の方向に開くようになってい
る。洗濯物を取り込んだ後、再び支持棒(92)を持
ち、本物干し器の上下を反対にして、吊り金具B(9
4)を軒下にぶら下げると、物干し棒(93)が自身の
重みにより、中心の方向に閉じるようになっている。本
物干し器では、本体の上下を反対にすることにより物干
し棒(93)の止め位置が変わり、物干し棒(93)が
開閉するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の物干し器では、
以下に示す問題点があった。 (1) 干す度に、上下をひっくり返す作業が発生す
る。本作業は、片手に洗濯物を持って、もう一方の手で
行なうには、物干し棒(93)などが体に引っかかるな
ど結構煩わしい作業である。その為、一旦洗濯物を置い
て、両手で本作業を行なうことになるが、毎日の作業の
為煩わしく、事実上洗濯物を干していない時でも、物干
し棒(93)を開き放しにしていることが多い。 (2) 上記開き放しにしていることにより、特に狭い
ベランダなどでは、通行の妨げになったり、顔などの体
に引っかかったり、うっとうしいことが多い。 また、本例以外の別のタイプの吊り下げ型物干し器で
は、吊り下げている間は開き放しの物が多く、上記
(2)の問題点はやはり解消されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】中央に上下方向に中央支
持軸を持ち、本中央支持軸に複数の物干し竿を横方向に
取り付け、本複数の物干し竿が放射状方向に開閉する物
干し器において、 (1) 各物干し竿を複数の部分竿に分離する。中央支
持軸と部分竿との間,各部分竿間とは一本の糸,紐など
で貫通的に連結する。本紐を緊張したり、弛緩したりす
るバネ,ゴムなど弾性体による緊縮手段を持つ。 (2) 中央支持軸と部分竿との間,各部分竿間の連結
部分に、押し出し方向に弾力を持つバネ,ゴムなどの弾
性手段または、押し出し方向に反発力を持つ磁石手段を
装着する。 (3) 紐に板バネのように折り曲げ方向に対する弾力
を持つ弾性体を用いる。 (4) 中央支持軸と部分竿との間,各部分竿間の連結
部分に、凹部と凸部を設け嵌合させる。 (5) 上記(4)において、嵌合しやすくするため、
凹部の入り口部分に丸みをつけるか、凸部の先端部分に
丸みまたはテーパをつける。 (6) 凹部の入り口部分と凸部の先端部分に、お互い
吸着又は反発するように磁石と磁性体又は同極の磁石同
志の組み合わせを用いる。 (7) 中央支持軸と部分竿との間,各部分竿間の連結
部分を、見栄え,安全を考慮して、伸縮性のあるカバー
で被う。 (8) 中央支持軸に片端を固定し、且つ、各物干し竿
の上部に板バネのごとき弾性体からなる干し物押え具を
取り付ける。 (9) 中央支持軸の下端にカゴなどの干し物収納手段
を取り付ける。 (10) 各物干し竿を折曲加工する。 (11) 連結された物干し竿の開放側の先端に、干し
物の落下止め用止め具を設ける。 (12) 連結された物干し竿の開放側の先端と干し物
止め具の間に押し出し方向に弾力のあるゴム,バネなど
の弾性体又は同極同志の磁石又は錘を設ける。
【0005】
【作用】本発明は、以上のような構成にしたことによ
り、下記作用がなされる。 (1) バネ,ゴムなど弾性体による緊縮手段により、
紐を緊張させると、本張力により本中央支持軸と部分竿
との間,各部分竿間の各連結部分が嵌合する。それによ
り、各物干し竿が一体となって中央支持軸に固定され
る。紐を弛緩させると嵌合部分が外れ、中央支持軸と各
物干し竿との固定が解除され、各物干し竿は、垂れ下が
ることになる。 (2) 上記(1)において、各連結部分に、バネ,ゴ
ムなどの弾性体または、同極同志の磁石を装着すること
により、紐を弛緩させる時、押し出し方向の弾力また
は、磁石の反発力により、嵌合部分を外れ易くする。 (3) 上記(1)において、紐として板バネのように
折り曲げ方向に対する弾力を持つ弾性体を用いることに
より、凸部の先端部分が凹部の入り口部分への嵌合挿入
時、紐の弾力により、凸部の先端部分が持ち上げられ、
凹部の入り口部分に対して入りやすい角度を持たせるこ
とが出来る。 (4) 上記(1)において、連結部分に、それぞれ嵌
合するための凹部と凸部を設ける。 (5) 上記(4)において、凹部の入り口部分に丸み
をつけるか、凸部の先端部分に丸みまたはテーパをつけ
ることにより、紐を緊張させる時、その張力により嵌合
しやすくする。 (6) 上記(4)において、凹部の入り口部分と凸部
の先端部分に、磁石と磁性体の組み合わせ又は同極の磁
石同志の組み合わせを用いることにより、磁気吸着力又
は磁気反発力が、凸部の先端部分が凹部の入り口部分へ
の嵌合挿入時、吸着又は反発による入口誘導と、磁気吸
着力又は磁気反発力が嵌合時の補助力として働く。 (7) 上記(1)において、連結部分を伸縮性のある
カバーで被うことにより、紐が切れた場合の物干し竿の
飛びだし防護や、紐がむきだしで見えないためのデザイ
ン上の考慮を図る。 (8) 上記(1)において、中央支持軸に板バネのご
とき弾性体からなる干し物押え具を取り付けることによ
り、各物干し竿が一体となって中央支持軸に固定されて
いる時は、干し物を本干し物押え具と物干し竿との間に
挟むように作用し、固定が解除される時は、本干し物押
え具が干し物を払い落とすように作用する。 (9) 上記(1)において、中央支持軸の下端にカゴ
のような干し物収納手段を取り付けることにより、中央
支持軸と各物干し竿との間の固定が解除される時に落下
する干し物を、本干し物収納手段に受け取る。 (10) 上記(1)において、各物干し竿を折曲加工
するにより、中央支持軸と各物干し竿との間の固定が解
除される時、連結された物干し竿の開放側の先端が所定
の落下場所を指示するようになる。その為、落下する干
し物を、上記(8)の干し物収納手段で受け取り易くな
るか、比較的ちいさめの収納手段ですむ。 (11) 上記(1)において、連結された物干し竿の
開放側の先端に、干し物の落下止め用止め具を設け、紐
を緊張させると、本張力により干し物止め具が中央方向
に折り込むようになることにより、干し物の落下止めと
して作用する。次に紐を弛緩させ、各物干し竿の固定が
解除され落下する時、本張力が解除されることと止め具
自身の重力により、干し物止め具が開放側の先端に向か
って開き、押えが解除される。 (12) 上記(11)において、物干し竿の開放側の
先端と干し物止め具の間にゴム,バネなどの弾性体又は
同極同志の磁石又は錘を設けることにより、紐を弛緩さ
せ各物干し竿の固定が解除され落下する時、本張力が解
除されると同時に本弾性体の押し出し方向の弾力又は磁
石の反発力又は錘の重力により、干し物止め具が開放側
の先端に向かって開き、押えが解除されるように作用す
る。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の物干し器で、物干し竿を放
射状方向に展開した斜視図を示している。図2は、本発
明の物干し器で、物干し竿を閉じた場合の斜視図を示し
ている。本例では、本物干し器は物干し吊り具(1)に
より軒下などに吊り下げられるようになっている。ま
た、本例では、物干し竿が二つに分離された場合を示し
ているが、三つ以上にする場合の適用に関しても何ら支
障はない。更に本発明では、吊り下げ型にこだわるもの
ではなく、支え型でも同様に適用されることを予め注記
しておく。本物干し器は、中央に上下方向に中央支持軸
(7)を持ち、本中央支持軸(7)に複数の物干し竿を
横方向に取り付けている。各物干し竿は、物干し竿可動
部(3),物干し竿固定部(6)の二つに分かれてお
り、双方は、物干し竿連結部(4)で紐(14)を通じ
て接合している。中央支持軸(7)には、摺動軸(1
0)が取り付けられており、摺動用ガイドスリット
(8),摺動用ガイドピン(9)に従って、上下方向に
摺動するようになっている。本例では、摺動軸(10)
にあけられた摺動止め穴(12)が、中央支持軸(7)
に取り付けられている摺動止め具(11)に引っ掛かる
まで、摺動軸(10)を手で下に引き下げる。それによ
り、紐(14)が緊張することにより物干し竿可動部
(3)と物干し竿固定部(6)が物干し竿連結部(4)
にて連結固定され、図1のように物干し竿が放射状に展
開した状態になる。次に、洗濯物などの干し物を物干し
竿に引っ掛け、ここで干し物押え具(2)にて干し物を
押え、干し物止め具(5)により、干し物のずり落ち防
止を計っている。次に、中央支持軸(7)に取り付けら
れた操作片(13)を手で押すと、摺動止め具(11)
が摺動止め穴(12)から外れる。摺動軸(10)は中
央支持軸(7)内に装着された引きバネ(17)により
上方向に摺動する。それにより紐(14)が弛んで、物
干し竿可動部(3)と物干し竿固定部(6)の連結固定
が解除され、図2のように物干し竿可動部(3)が、折
りたたむように落下する。ここで、摺動軸(10),摺
動止め具(11),摺動止め穴(12),操作片(1
3)の関係は、一般の傘などに見られる周知の技術を利
用している。図3は、物干し竿可動部(3)を物干し竿
固定部(6)に固定した場合の発明の断面図を示してい
る。図4は、物干し竿可動部(3)が物干し竿固定部
(6)から固定解除された場合の発明の断面図を示して
いる。物干し竿固定部(6)と物干し竿可動部(3)の
物干し竿連結部(4)の断面形状は、それぞれ凹型,凸
型になっており、お互いに嵌合が可能となっている。凹
部入口(19)には丸みをつけており、凸部先端(2
0)にはテーパ加工を施し、嵌合時の挿入をしやすくし
ている。嵌合部分には、押し出し方向に弾力を持つ押し
バネ(16)が挟み込まれるように装着されている。中
央支持軸(7)内部には、引っ張り方向に弾力を持つ引
きバネ(17)が引きバネ止めピン(15)と摺動用ガ
イドピン(9)の双方に引っ掛けられており、上端は引
きバネ止めピン(15)で固定され、下端の摺動用ガイ
ドピン(9)が、摺動用ガイドスリット(8)に沿って
上下に摺動するようになっている。次に、引きバネ(1
7)を囲む形で、中空円筒(18)が収容され、中空円
筒(18)の上端には紐(14)の片端が接続されてい
る。同じく下端は、摺動用ガイドピン(9)で止められ
ており、引きバネ(17)と共に摺動するようになって
いる。図4において、摺動軸(10)を下方向に引き下
げると、図3のように、連動して、摺動用ガイドピン
(9),中空円筒(18)が下方向に摺動し、それに伴
い引きバネ(17)が下方向に伸張されることになる。
ここで、摺動軸(10)を本軸の摺動止め穴(12)が
摺動止め具(11)にて止められるまで引き下げる。ま
た同時に、中空円筒(18)に接続されている紐(1
4)が緊張し本張力により、物干し竿可動部(3)の凸
部先端(20)が物干し竿固定部(6)の中に挿入され
嵌合する。尚、紐(14)のもう一方の片端は、図5の
ように物干し竿可動部(3)の干し物止め具(5)が取
り付けられている先端の紐止めピン(55)にて固定さ
れている。これで干し物が干せる状態になる。干し物は
物干し竿可動部(3)に引っ掛け、板バネなどの弾性体
で出来た干し物押え具(2)で飛ばないように押える。
次に、干し物を取り込む場合、操作片(13)を押さえ
ることにより、摺動止め具(11)が押し下げられ、摺
動軸(10)の固定を解除し、引きバネ(17)の引っ
張り力にて中空円筒(18)を引き上げる。それによ
り、図4のように紐(14)の緊張が弛められ、それに
より、収縮した押しバネ(16)の押し出し力により、
物干し竿可動部(3)を押し出し、物干し竿固定部
(6)との嵌合を外す。ここで、干し物は落下する物干
し竿可動部(3)に沿って共に落下する。この時、干し
物押え具(2)が補助的に下方向に払い落とす作用を行
なう。図5(a),(b)は、物干し竿可動部(3)の
先端に取り付けられた干し物止め具(5)の詳細な断面
図と右側面図を示している。物干し竿可動部(3)と干
し物止め具B(53),干し物止め具B(53)と干し
物止め具A(51)は、それぞれ止めピンB(54),
止めピンA(52)によって、回動自在となる程度の緩
さで片止めされている。図5(a)は、紐(14)を緊
張し、それに連動して、干し物止め具(5)を干し物の
落下を止めるベく内側に折り畳んだ状態を示している。
紐(14)が緊張することにより、紐止めピン(55)
を引っ張り、そのモーメント力により、止めピンB(5
4)を支点にして干し物止め具B(53)を折り立て、
更に錘(56)によるモーメント力により、止めピンA
(52)を支点にして干し物止め具A(51)が折り込
むように倒れる。図5(b)は、紐(14)が弛んで、
物干し竿可動部(3)と共に落下し、下方向に向かって
開いた状態を横向きに図示している。更に、干し物止め
具B(53)の開く動作をよくするため、取付片(5
7)として同極の磁石同志を向かい合わせるようにして
取り付け、その反発力を利用している。また、錘(5
6)の重さにより、干し物止め具A(51)の開く動作
を助長している。ここで、磁石、錘を利用した例を示し
たが、バネを利用する方法に容易に置き換えることが出
来る。図6(a),(b)は、中央支持軸(7)の下部
に干し物収納カゴ(21)を取り付けた場合を示してい
る。物干し竿可動部(3)には折り曲げ加工を施してい
る。図6(a)の物干し竿可動部(3)が固定されてい
る状態では、干し物収納カゴ(21)に干し物をいれ
て、そこから順次干し物を取り出し、物干し竿可動部
(3)に干していく。ここで、その都度腰をかがめて干
し物をとる作業が軽減されていることが分かる。干され
た干し物は、物干し竿可動部(3)の折り曲げ状態によ
り、適度に外れにくくなっている。干し終わって、干し
物を取り込む場合は物干し竿可動部(3)の固定が外
れ、垂れ下がり、干し物が干し物収納カゴ(21)の中
に落ち込むことになる。物干し竿可動部(3)の折り曲
げにより、干し物がなるべく中央に誘導されるようにな
っている。このことにより、干し物の取り込み作業を軽
減していることが分かる。本例で、干し物収納カゴ(2
1)は固定的に取り付けられていることにしたが、本カ
ゴそのものを脱着可能とすることにより、更に作業性が
向上する。また脱着可能とするための実現性に関して
も、傘などに利用する摺動止め具(11),操作片(1
3)の使用により、何ら困難でないことは分かる。本発
明の重要なポイントとして、嵌合挿入と押し出しが全て
の複数の物干し竿に関して、円滑に作動する必要があ
る。その為、更に図7のような改善を加えることによ
り、嵌合挿入と押し出し動作をより確実にするものであ
る。図7(a),(b),(c),(d)は物干し竿連
結部(4)の別の発明例を示している。図3,図4で
は、押しバネ(16)により、連結固定を解除するよう
にしたが、バネの特性として、バネを押さえている力が
瞬発的に解除される場合はバネの伸張力が発揮される
が、干し物の重みなどで徐々に解除されるときはバネの
伸張力が発揮されなくなる。図7(a)では、凹部入口
(19),凸部接触面(22)に、同極の磁石を装着し
ている。それにより、紐(14)が弛められたとき、本
磁石間の反発力により、物干し竿可動部(3)を押し出
すことが出来る。更に、押しバネ(16)と本磁石の併
用により、更に押し出し動作を確実にすることが出来
る。図7(b)では、凹部入口(19)に磁石を取り付
けると同時に、凸部先端(20)を磁性体で仕上げた例
を示す。これにより、紐(14)の緊張により、物干し
竿可動部(3)を物干し竿固定部(6)への嵌合挿入
時、凸部先端(20)が凹部入口(19)に吸着され、
入口への誘導および引き込み力の補助の役目を果たす。
図7(c)では、凹部入口(19)と凸部先端(20)
にそれぞれ同極の磁石で仕上げた例を示す。この場合
は、同様の嵌合挿入時、反発力により凸部先端(20)
が凹部入口(19)に浮き上がるように誘導されてい
く。また、凹部入口(19)の丸みを大きくすることに
より、嵌合挿入がより円滑に行なわれる。紐(14)が
一般の弾力のない物を使用した場合、物干し竿可動部
(3)が物干し竿固定部(6)に対して直角に垂れ下が
ることが、嵌合挿入時に比較的大きな引っ張り力を必要
とする原因ともなっている。図7(d)では、紐(1
4)に板バネのような弾性体を用いることにより、嵌合
挿入時、弾力により凸部先端(20)を持ち上げ、物干
し竿固定部(6)に対して入りやすい斜めの角度にな
り、嵌合挿入がより円滑に行なわれることを示してい
る。更に図7(b),(c),(d)の併用により、嵌
合挿入をより一層円滑なものにすることが出来る。図8
(a),(b)は、物干し竿可動部(3)と物干し竿固
定部(6)とを、伸縮可能な連結カバー(23)で接続
し取り付けた場合を示す。図8(a)は、固定連結され
た場合、図8(b)は、固定連結が解除され、垂れ下が
った状態を示している。これにより、紐(14)を見せ
なくするなど外観上の見栄えに対する考慮、紐(14)
が切れた場合の物干し竿可動部(3)の飛びだしに対す
る防護などを図っている。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成にしたこと
により、下記効果がなされる。 (1) 物干し竿の開閉,干し物の取り込みが、両手で
なく片手でしかも、ワンタッチで行なうことが出来る。 (2) 干していない時は物干し竿を閉じておくことに
より、場所をとらないため、狭い場所でも邪魔にならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の斜視図である。
【図3】 本発明の断面図である。
【図4】 本発明の断面図である。
【図5】(a),(b) 本発明の断面図と右側面図で
ある。
【図6】(a),(b) 本発明の斜視図である。
【図7】(a),(b),(c),(d) 本発明の断
面図である。
【図8】(a),(b) 本発明の外観図である。
【図9】(a),(b) 従来技術の斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥‥‥物干し吊り具 2‥‥‥‥干し物押え具 3‥‥‥‥物干し竿可動部 4‥‥‥‥物干し竿連結部 5‥‥‥‥干し物止め具 6‥‥‥‥物干し竿固定部 7‥‥‥‥中央支持軸 8‥‥‥‥摺動用ガイドスリット 9‥‥‥‥摺動用ガイドピン 10‥‥‥摺動軸 11‥‥‥摺動止め具 12‥‥‥摺動止め穴 13‥‥‥操作片 14‥‥‥紐 15‥‥‥引きバネ止めピン 16‥‥‥押しバネ 17‥‥‥引きバネ 18‥‥‥中空円筒 19‥‥‥凹部入口 20‥‥‥凸部先端 21‥‥‥干し物収納カゴ 22‥‥‥凸部接触面 23‥‥‥連結カバー 51‥‥‥干し物止め具A 52‥‥‥止めピンA 53‥‥‥干し物止め具B 54‥‥‥止めピンB 55‥‥‥紐止めピン 56‥‥‥錘 57‥‥‥取付片 91‥‥‥吊り金具A 92‥‥‥支持棒 93‥‥‥物干し棒 94‥‥‥吊り金具B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】 中央に上下方向に中央支持軸を持ち、本中央支持軸に複
    数の物干し竿を横方向に取り付け、本複数の物干し竿が
    放射状方向に開閉する物干し器において、
  1. 【請求項1】 各物干し竿は複数の部分竿で分離構成さ
    れ、中央支持軸と部分竿との間,各部分竿間とは紐状手
    段で連結され、本紐状手段を緊張したり、弛緩したりす
    る緊縮手段を持ち、本緊縮手段により本紐状手段を緊張
    させると、本張力により本中央支持軸と部分竿との間,
    各部分竿間が嵌合することにより、各物干し竿が一体と
    なって中央支持軸に固定され、本紐状手段を弛緩させる
    と嵌合部分が外れることにより、中央支持軸と各物干し
    竿との固定が解除されることを特徴とする物干し器。
  2. 【請求項2】 請求項1の物干し器において、中央支持
    軸と部分竿との間,各部分竿間の連結部分に、押し出し
    方向に弾力を持つ弾性体又は押し出し方向に反発力を持
    つ同極同志の磁石手段を装着したことを特徴とする物干
    し器。
  3. 【請求項3】 請求項1の物干し器において、本紐状手
    段に、紐の折り曲げ方向に対して弾力を持つ弾性手段を
    用いたことを特徴とする物干し器。
  4. 【請求項4】 請求項1の物干し器において、中央支持
    軸と部分竿との間,各部分竿間の連結部分に、凹部と凸
    部を設け嵌合するようにしたことを特徴とする物干し
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4の物干し器において、凹部の入
    り口部分に丸みをつける加工および凸部の先端部分に丸
    みまたはテーパをつける加工の少なくともどちらか一方
    を、施していることを特徴とする物干し器。
  6. 【請求項6】 請求項4の物干し器において、凹部の入
    り口部分と凸部の先端部分に、お互い吸着するように磁
    石と磁性体の組み合わせ又はお互い反発するように同極
    の磁石同志の組み合わせを用いたことを特徴とする物干
    し器。
  7. 【請求項7】 請求項1の物干し器において、中央支持
    軸と部分竿との間,各部分竿間の連結部分を、伸縮性の
    あるカバーで被ったことを特徴とする物干し器。
  8. 【請求項8】 請求項1の物干し器において、中央支持
    軸に片端を固定し且つ、各物干し竿の上部に弾性体から
    なる干し物押え具を取り付け、各物干し竿が一体となっ
    て中央支持軸に固定されている時は、干し物を本干し物
    押え具と物干し竿との間に挟むように作用し、固定が解
    除される時は、本干し物押え具が干し物を払い落とすよ
    うに作用することを特徴とする物干し器。
  9. 【請求項9】 請求項1の物干し器において、中央支持
    軸の下端に干し物収納手段を取り付け、中央支持軸と各
    物干し竿との間の固定が解除される時に落下する干し物
    を、本干し物収納手段に受け取るようにしたことを特徴
    とする物干し器。
  10. 【請求項10】 請求項1の物干し器において、各物干
    し竿を折曲加工し、中央支持軸と各物干し竿との間の固
    定が解除される時は、連結された物干し竿の開放側の先
    端が所定の落下場所を指示するようにしたことを特徴と
    する物干し器。
  11. 【請求項11】 請求項1の物干し器において、連結さ
    れた物干し竿の開放側の先端に干し物止め具を設け、本
    紐状手段を緊張させると、本張力により干し物止め具が
    中央方向に折り込むようになることにより、干し物の落
    下止めとして作用し、本紐状手段を弛緩させ、各物干し
    竿の固定が解除され落下する時、本張力が解除されるこ
    とと本止め具自身の重力により干し物止め具が開放側の
    先端に向かって開き、止めが解除されるようにしたこと
    を特徴とする物干し器。
  12. 【請求項12】 請求項11の物干し器において、連結
    された物干し竿の開放側の先端と干し物止め具の間に押
    し出し方向に弾力のある弾性体又は同極同志の磁石又は
    錘を設け、本紐状手段を弛緩させ各物干し竿の固定が解
    除され落下する時、本張力が解除されると同時に本弾性
    体の弾力又は磁石の反発力又は錘の重力により、干し物
    止め具が開放側の先端に向かって開き、押えが解除され
    るようにしたことを特徴とする物干し器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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