JPH07203973A - ヒト神経栄養因子の変異遺伝子 - Google Patents

ヒト神経栄養因子の変異遺伝子

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JPH07203973A
JPH07203973A JP6001265A JP126594A JPH07203973A JP H07203973 A JPH07203973 A JP H07203973A JP 6001265 A JP6001265 A JP 6001265A JP 126594 A JP126594 A JP 126594A JP H07203973 A JPH07203973 A JP H07203973A
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Japan
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cntf
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human
mutant
sequence
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JP6001265A
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Takekuni Ko
建国 胡
Masahiro Niwa
正弘 丹羽
Hiroko Ofu
裕子 大附
Ryosuke Takahashi
良輔 高橋
Takeo Deguchi
武夫 出口
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B M L KK
TOKYO MET GOV SHINKEI KAGAKU SOGO KENKYUSHO
Tokyo Metropolitan Government
Original Assignee
B M L KK
TOKYO MET GOV SHINKEI KAGAKU SOGO KENKYUSHO
Tokyo Metropolitan Government
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒト毛様体神経節細胞栄養因子(CNTF)
の変異遺伝子、その変異蛋白質、CNTFの遺伝子型の
判定法及びCNTFの免疫測定法。 【効果】 このCNTF変異遺伝子は、老人性痴呆、筋
萎縮性側索硬化症、運動神経変性症、末梢神経障害など
種々の神経系疾患に深く関与している可能性が高く、こ
の存在を判別し、また変異CNTF量を測定することは
これらの疾患の経過と予後の観察に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトの毛様体神経節細胞
栄養因子(Ciliary neurotrophic
factor,以下CNTFという)の変異遺伝子、
当該遺伝子がコードする変異蛋白質、CNTF遺伝子型
の判定法、及びCNTF量の測定法に関する。
【0002】
【従来の技術】CNTFは1984年にその存在が確認
され〔Science 204,1434−1436
(1979)、J.Neurochem.43,146
8−1478(1984)〕、その後1989年になっ
て欧米の研究者によりラットとウサギからCNTFのc
DNAがクローニングされ、その構造が決定された〔N
ature 342,920−923(1989)、S
cience 246,1023−1025(198
9)〕。CNTFは末梢では主としてシュワン細胞で発
現、生産されているが、中枢神経でも星状細胞膠細胞な
どで発現していることがわかった〔Glia 5,25
−32(1992)、Dev.Brain Res.6
6,209−219(1992)、Neuron 9,
295−305(1992)、J.Cell Bio
l.115,447−459(1991)〕。
【0003】CNTFの生理的意義について研究がなさ
れており、CNTFは運動神経だけでなく記憶などに関
係する神経の生存に不可欠であることが、数多くの研究
から明らかになりつつある。すなわち、ラットの座骨神
経を切断するとその神経細胞の多くは死滅するが、CN
TFを神経断端に投与しておくと神経細胞死は防止でき
る〔Nature 345,440−441(199
0)、Science251,1616−1618(1
991)、Proc.Nat.Acad.Sci.U.
S.A.,90,2222−2226(1993)〕。
また遺伝性ミュータントマウスであるprogress
ive motor neuropathyにおける運
動神経細胞の変性死もCNTFによって防ぐことができ
ることも報告された〔Nature 358,502−
504(1992)〕。さらに培養神経細胞においても
CNTFはその生存を著しく高めることができる〔Ne
urosci.lett.105,316−320(1
989)、J.Neuroscience 10,35
07−3515(1990)〕。さらに、CNTFは、
記憶などの高次の精神機能に関与し痴呆に際して脱落す
ることが知られている脳の海馬のコリン作働性神経の生
存についても不可欠と考えられている〔J.Neuro
science 11,3124−3134(199
1)、Neuron 8,145−158(199
2)〕。さらに、CNTFは、その他の神経細胞につい
てその生存を高めたり、分化を促進することが明らかに
なりつつある〔Neuron 8,737−744(1
992)、J.Cell Biol.108,1807
−1816(1989)、Nature 335,70
−73(1988)〕。
【0004】また、これらCNTFの生理作用に関する
実験結果から、正常のCNTF蛋白質を各種神経疾患の
治療に用いる試みも行われている〔J.Neuroch
em.57,1003−1012(1991)、Gen
e 102,271−276(1991)、Eur.
J.Biochem.201,289−294(199
1)、Biochim.Biophys.Acta 1
090,70−80(1991)〕。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
CNTFについてはその遺伝子変異の存在はもちろん、
遺伝子変異の生理的意義については何の報告もされてい
ない。従って、本発明の目的はCNTFの変異遺伝子、
その変異遺伝子がコードする変異蛋白質、CNTF遺伝
子型の判定法及びCNTF量の測定法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはヒト
の座骨神経のcDNAライブラリーをスクリーニング
し、今まで報告された遺伝子とは異なるcDNAを見出
し、クローニングするとともにその構造と発現のメカニ
ズムを明らかにし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は配列番号3で示される
塩基配列を有するヒトCNTFの変異遺伝子を提供する
ものである。
【0008】また、本発明は配列番号4で示されるアミ
ノ酸配列を有するヒトCNTFの変異蛋白質を提供する
ものである。
【0009】また、本発明は、オリゴヌクレオチドをプ
ライマーとして遺伝子増幅反応を行い、当該遺伝子増幅
反応生成物より塩基配列GGCCを有する遺伝子及び/又は
塩基配列AGCCを有する変異遺伝子の有無を検出すること
を特徴とするヒトCNTFの遺伝子型の判定法を提供す
るものである。
【0010】さらに、本発明は上記のヒトCNTF変異
蛋白質に対する抗体及び/又は正常ヒトCNTFに対す
る抗体を用いることを特徴とするヒトCNTFの免疫測
定法を提供するものである。
【0011】本発明のCNTF変異遺伝子は、ヒト神経
細胞のcDNAライブラリーより、次の如くして製造す
ることができる。まず、ヒトCNTFが含有されている
と考えられるヒト組織、例えばヒト座骨神経より全RN
Aを分離し、これよりmRNAを精製し、常法によりc
DNAライブラリーを構築する。次いでこのcDNAラ
イブラリーより、ヒトのCNTFのcDNAを分離し
た。この際プローブとしてはヒトのCNTFの遺伝子断
片を用いたが、これはヒトの遺伝子DNAをテンプレー
トとし、ラットのCNTFの配列から予測される共通配
列のオリゴヌクレオチドをプライマーとして、PCR反
応によって増幅した断片である。この方法によって正常
及び変異CNTFのcDNAをクローニングすることが
できる。
【0012】得られたヒトの変異CNTF遺伝子及びc
DNAの塩基配列の決定はSangerらのダイデオキ
シ法によって行った。(Sanger,F.Nickl
en,S.,and Coulson,A.R.,Pr
oc.Nat.Acad.Sci.,74,5463−
5467,1977)。
【0013】かくして決定されたCNTF変異遺伝子の
全塩基配列及びCNTFの変異蛋白質のアミノ酸配列を
配列番号1に示す。CNTF変異遺伝子と正常CNTF
遺伝子の塩基配列(配列番号2)とを対比すると、イン
トロン部のG→Aの点変異(1322番)があるのみで
ある。しかしながら、この点変異によって新たにスプラ
イシングサイトが出現し、mRNAの配列が変わるた
め、正常CNTFとは全く異なる変異蛋白質ができる。
本発明CNTF変異遺伝子の翻訳領域の塩基配列を配列
番号3に、本発明CNTF変異蛋白質のアミノ酸配列を
配列番号4に示す。このように、正常CNTF遺伝子
は、200個のアミノ酸をコードしているのに対し、本
発明変異遺伝子は62個のアミノ酸をコードしており、
そのうちN−末端側の36個のアミノ酸は正常CNTF
と共通であるがC−末端側のアミノ酸は全く異なってい
る。
【0014】本発明のCNTF変異蛋白質を大量に生産
するには、遺伝子組換え技術を用いて行うことができ
る。すなわち、配列番号1又は3で示されるDNA断片
を公知の発現ベクターに結合して適当な宿主細胞に導入
し、当該形質転換細胞を培養することにより生産するこ
とができる。宿主としては、大腸菌、枯草菌、酵母等が
好ましく、大腸菌が特に好ましい。発現ベクターとして
は、pTrc99A、pGEX−2T等のほか、バキュ
ロウィルスの発現ベクターpBlueBacなどが挙げ
られる。培養後、培養物から本発明変異蛋白質を採取す
るには、例えば尿素を含む低張バッファーで可溶化した
後液体クロマトグラフィー、抗体カラムなどによって精
製するのが好ましい。また、本発明CNTF変異蛋白質
はペプチド合成機により化学合成することもできる。
【0015】前記のように正常CNTF遺伝子とCNT
F変異遺伝子とは、異なる塩基配列を有するので、この
塩基配列の差異を検出すれば、その検体が正常CNTF
遺伝子のみを有する(正常遺伝子のホモ接合体)ヒトの
ものか、正常CNTF遺伝子と変異遺伝子の両者を有す
る(ヘテロ接合体)ヒトのものか、あるいは変異遺伝子
のみを有する(変異遺伝子のホモ接合体)ヒトのものか
が判定できる。当該判定はPCR法によるのが簡便であ
る。PCR法に用いるプライマーは、変異点の上流の配
列を正方向のプライマーとし、変異点の下流の配列を逆
方向のプライマーとするのが好ましいが、この際翻訳領
域中にあるGGCCに対応する配列をGGCAに変換することに
より制限酵素のHaeIII 消化部位をなくすことができ
る。PCR反応は常法に従って行われる。
【0016】このPCR産物は134塩基であるが、正
常CNTF遺伝子をプライマーとして用いた場合の産物
は制限酵素HaeIII 切断部位GGCC配列を有しているの
で、HaeIII を作用させると94塩基と40塩基に分
解される。これに対し、本発明変異遺伝子をプライマー
として用いた場合の産物はこのGGCC配列を有していない
のでHaeIII を作用させても分解しない。従って、そ
の検体のCNTF遺伝子の型を判別することができる。
【0017】現在までの検索結果によれば、日本人にお
ける遺伝子型の分布は正常遺伝子のホモ接合体が65
%、ヘテロ接合体が32%、変異遺伝子のホモ接合体が
3%であった。この変異遺伝子のホモ接合体を有する患
者は、いずれも末梢神経の変性や炎症性の末梢神経炎の
患者であった。従って、CNTFの遺伝子の型を判別す
ることは、老人症痴呆、筋萎縮性側索硬化症(AL
S)、運動神経変性症、末梢神経障害などの神経系疾患
の発症素因、経過及び予後を予測する上で重要な検査方
法となる。
【0018】次に、正常CNTFに対する抗体及び/又
は変異CNTF蛋白に対する抗体を利用するCNTFの
免疫測定法について説明する。まず、これらの抗体とし
てはモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体のいずれ
も使用することができる。ポリクローナル抗体は、これ
らの蛋白自体、正常CNTFに特異的なアミノ酸配列を
有するポリペプチド又は変異CNTFに特異的なアミノ
酸配列を有するポリペプチドを抗原として用い、マウ
ス、ウサギ、ウマ等に免疫後抗血清を採取することによ
り調製することができる。一方、モノクローナル抗体
は、同様のポリペプチドを抗原として用い、通常の細胞
融合法により調製することができる。
【0019】免疫測定法としては、サンドイッチ法、競
合法のいずれも採用でき、さらにEIA、RIAのいず
れの系にも適用できる。このうち、EIA、特にELI
SAが簡便性、精度の面から特に好ましい。
【0020】従来、CNTFの定量は専らバイオアッセ
イ法によっていた。しかし、バイオアッセイは不正確で
あるとともに多くの時間と労力を要するものであった。
これに対し、本発明の免疫測定法によれば簡便な操作で
かつ精度よく、正常CNTF又は変異CNTFを同時に
又は区別して定量することができる。
【0021】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は何らこれに限定されるものではな
い。
【0022】実施例1(CNTF変異遺伝子の解析) (1)cDNAライブラリーの構築 ヒトの座骨神経をグアニジンチオシアネート溶液中で破
砕した後に塩化セシウムによる密度勾配遠心法によりR
NAを分離した。ついでオリゴdTセルローズカラムク
ロマトグラフィーによってpoly(A)RNAを精製
した。これを20マイクログラム用いて逆転写酵素によ
りcDNAを合成し、ついでRNaseH、DNAポリ
メラーゼ、DNAリガーゼを作用させることにより二重
鎖を合成した。このcDNAをλgt10ベクターに結
合したのちファージにパッケージングしたうえで大腸菌
に感染させた。この場合約2百万個のファージからなる
cDNAライブラリーを得ることができた。
【0023】(2)CNTF変異遺伝子のクローニング (1)で得たcDNAライブラリーをプレートに播種
し、ニトロセルローズ膜に移したのちヒトのCNTF断
片をプローブとしてスクリーニングした。プローブのラ
ベルにはマルチプライムラベリングキットを用いた。こ
のようにして得られたcDNAクローンの制限酵素地図
を作製したところ2種類の構造の異なるcDNAがとれ
た。
【0024】(3)CNTF変異遺伝子の塩基配列の決
定 CNTFのcDNAの塩基配列の決定はSangerら
によって開発されたダイデオキシ法によって行った。そ
の結果、一種のcDNAは正常のCNTFをコードした
ものであるのに対し、他のcDNAは変異したCNTF
のcDNAであることが判った。かくして決定されたC
NTF変異遺伝子の全塩基配列及びCNTF変異蛋白の
アミノ酸配列は配列番号1に示す。配列番号1の塩基配
列のうち、1〜48は非翻訳領域であり、163〜13
23はイントロンであり、1395〜3020は非翻訳
領域である。
【0025】実施例2(ヒトCNTF遺伝子型の判定) ヒトの血液から白血球を分離したのち、この白血球から
細胞核を分離したのち、これをSDS(ドデシル硫酸ナ
トリウム)と蛋白質分解酵素Kで処理することにより遺
伝子DNAを抽出した。このDNA 1μg を用い、実
施例1で得られたヌクレオチド及び当該ヌクレオチドの
翻訳領域にあるGGCC配列を全てAGCCに置換したヌクレオ
チドをプライマーとして用いてPCR反応を行った。P
CR産物をHaeIII で処理した後アガロースゲル電気
泳動に付した。その結果を図1に示す。図1中、Aレー
ンの検体は134塩基のPCR産物はなく、94塩基と
40塩基のバンドのみが検出された。これは、PCR産
物のすべてがGGCCのHaeIII 切断部位を有しており、
正常CNTF遺伝子のホモ接合体である。Bレーンの検
体は134塩基の一部が94塩基と40塩基に分解し、
三つのバンドが検出された。これはPCR産物の一部が
GGCCのHaeIII 切断部位を有しており、正常CNTF
遺伝子とCNTF変異遺伝子のヘテロ接合体である。ま
た、Cレーンの検体は134塩基のPCR産物のみが検
出された。これはPCR産物のすべてがGGCCのHaeII
I 切断部位を有さず、CNTF変異遺伝子のホモ接合体
である。
【0026】現在までに検索した限りでは日本人におけ
る遺伝子型の分布は正常遺伝子のホモ接合体が65%、
ヘテロ接合体が32%、変異遺伝子のホモ接合体が3%
であることが判った。変異遺伝子のホモ接合体は2例し
か見つかっていないが、1例はCharcot−Mar
ie−Tooth症候群という末梢神経の変性を起こす
遺伝性疾患であり、もう1例はGuillain−Ba
rre症候群の患者であった。後者は炎症性の末梢神経
炎であり数カ月で治癒する疾患であるが、この患者の場
合発症後一年以上経過してもなお症状が軽快しないとい
う異常な経過をたどっている症例であった。
【0027】実施例3(生体試料中のCNTF量の測
定) (1)正常CNTFの調製 正常CNTFの調製は幾つかの方法により行うことがで
きる。ヒト剖検例から得られた座骨神経を破砕したのち
ゲル濾過、イオン交換樹脂、アフィニティークロマトグ
ラフィーで精製した。さらに、これをアクリルアミドゲ
ル電気泳動により分離して分子量23kDaの蛋白質バ
ンドを抽出することによって精製することができる。あ
るいはCNTFのcDNAを発現ベクターに結合したの
ち培養動物細胞に導入してCNTF蛋白質を発現させ、
その細胞抽出液から上記の方法により正常CNTF蛋白
質を精製することができる。又はCNTFのcDNAを
大腸菌の発現ベクターに結合したのち大腸菌に導入しI
PTG(isopropyl−beta−D−thio
−galactopyranoside)で誘導するこ
とによりCNTF蛋白質を発現させることができる。こ
の際ベクターとしてpGEX−2Tを用いればGST
(glutathioneS−transferas
e)との融合蛋白質として効率よく発現させることがで
きる。この融合蛋白質はglutathione−se
pharseカラムにより一段階で精製することができ
る。これをthrombinで切断したのちに再びgl
utathione−sepharoseカラムを通せ
ばGST部分はカラムに結合するのに対しCNTFはカ
ラムを通過するので純品のCNTF蛋白質を得ることが
できる。
【0028】(2)正常CNTFに対するモノクローナ
ル抗体の調製 上述した方法により精製したCNTF蛋白質をフロイン
ドのアジュバンドとともにマウスに注射して免疫を繰り
返したのち血清中の抗体価を測定する。抗体価の高いマ
ウスの脾臓細胞をミエローマ−SP6細胞と融合したの
ちに増殖してきた細胞について抗CNTF抗体を検出す
る。選択したCNTF抗体産生細胞をマウスの腹腔内に
注射したのちその腹水を回収してこれより抗体を精製す
る。
【0029】(3)変異CNTF抗原の調製 変異CNTFに特異的なC−末端領域のペプチド、すな
わちglu−ala−ser−gly−pro−glu
−gln−glu−his−gln−pro−gly−
leu−cys−gly−try−asp−ala−s
er−gly−lys−hisの22個のアミノ酸から
なるペプチドを化学的に合成し、これをKLHに結合さ
せた後マウスを免疫して抗血清を採取することにより、
変異CNTFに対する特異的抗体を作製した。
【0030】(4)ELISAによる生体試料中のCN
TF量の測定 (2)で得られた抗正常CNTFモノクローナル抗体を
エライザプレートにコートし、これに検体100μl を
添加し、室温で一夜放置した後生理食塩水−0.05%
tween20で5回洗浄した。これにビオチンで標識
した抗正常CNTFモノクローナル抗体(先の抗体とは
異なるエピトープを認識するもの)(1μg /ml)を1
00μl 添加し、室温で2時間放置した後生理食塩水−
0.05%tween20で5回洗浄した。これに西洋
ワサビペルオキシダーゼで標識したストレプトアビジン
(0.2μg /ml)を100μl 加え、室温で1時間放
置した後生理食塩水−0.05%tween20で5回
洗浄した。これにオルオフェニレンジアミン(OPD)
(1.5mg/ml)及び0.015%過酸化水素の混液を
100μl 添加し、室温で30分間放置した後2N硫酸
50μl を加え、492nmの吸光度を測定した。得られ
た標準曲線を図2に示す。
【0031】
【発明の効果】本発明のCNTF変異遺伝子は、老人性
痴呆、筋萎縮性側索硬化症、運動神経変性症、末梢神経
障害など種々の神経系疾患に深く関与している可能性が
高く、この存在を判別し、また変異CNTF量を測定す
ることはこれらの疾患の経過と予後の観察に有用であ
る。
【0032】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:3020 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源:ホモサピエンス 配列: CAGAAGTAAA CCCAGCTGAC TTGTTTCCTG GGACAGTTGA GTTAAGGG ATG GCT TTC 57 Met Ala Phe ACA GAG CAT TCA CCG CTG ACC CCT CAC CGT CGG GAC CTC TGT AGC CGC 105 Thr Glu His Ser Pro Leu Thr Pro His Arg Arg Asp Leu Cys Ser Arg 5 10 15 TCT ATC TGG CTA GCA AGG AAG ATT CGT TCA GAC CTG ACT GCT CTT ACG 153 Ser Ile Trp Leu Ala Arg Lys Ile Arg Ser Asp Leu Thr Ala Leu Thr 20 25 30 35 GAA TCC TAT GTAAGTTGCC TATTTTGCTG TTATCTGTTT TCCCTTCATC TTTTTTGAT 211 Glu Ser Tyr CCAGCAACTT ACCATCACGC ATCAGCTCCA TTACCAATTG TGAAAGCTCT AATCATATAG 271 TCATTCATAT AGGTTATTTG ACATGGGCCC TTCCCTTGAG GAAACCCATG TGACTTTATT 331 TTCTTCCTCT GGGCTGTTTA GGAGATGGAG TTACTTGAAT GAGAAAATAT ATATGGAGTT 391 CTAGAAAGGA TTGGTTTATA TGTCTTGGAG GCTATTCCAA ATTTATTGGC ATATATTCTG 451 AATACTACTA GAACAGATTA GCCATGGGCC CTCTGGTTCT TCATAGCCAT TGTTCTGAAT 511 TTTTTAGCTA TGTAAATGAA AGGTTTATGG GATAGGAAGA GTACTATGAA CGTGGGAGGA 571 ATTTGTAAAT CCTACCAATT TCTCCTATAT AGCATTAGCC ACCCACCTTT TAGTATTCTG 631 CATCAAAAGT AGATTGTGTC TAAAGAGAAA GGTAAGCTAT CAAAAGGATC TCCTAGAAGA 691 TTCATTGGAA ACTTGTGGAA GTGTCAAATT CTTGAGCTAA TTCTGGAGTT CCAGATTTGT 751 CTTCTAACAG TAAGGGGATC CCCATCAATT TCCACCTGAG ATATGCTGTG GAAATACTCC 811 AACCCCTGTG GAGAGTTTTG AATTTAGGCT GAGAACTGAT TTATCTTTGT ACAGCCTCAC 871 CAGACAGAAA TCAGACTCTT TGGGAGTGCT CAATGGGGAG AGGGAAGTTA GAGAAATTCT 931 ACAATGGCTA TATTCCAAGT TTTCCTAGTT GTGGCCAGTG TCTTTTACAA GTAGTTTTAA 991 AAATACTTTA ATATGATTAA AATATTCCAG TTAATGAGAG AGTTTGAAGT GAGAAGGAAA 1051 ATTCTTCTAA ATCAGTTTTC AACCTTTAGA ACTCAATAAA ATCTGAACAT TCTTCTAAGA 1111 AAAATCCATA GGTAGTCAAT TTCAGGCAGT ATTGGGTCTT TCTAAAGTCC AGTCATAGAG 1171 CCCAAATTAA GAGTTCCTAC TGTAGACATA TTATTTACTT TACAACTTGG ATCCTTGGCC 1231 AGAGAGATGA GTGAGATTTT GTATGAAATT TAGGGGTGAT TTAAGGACAC TGGGGTGATG 1291 ACAGAAGATG TGGTGTTTTC CTGTATCCT CAG CCA GGT GAA GCA TCA GGG CCT 1344 Pro Gly Glu Ala Ser Gly Pro 40 45 GAA CAA GAA CAT CAA CCT GGA CTC TGC GGA TGG GAT GCC AGT GGC AAG 1392 Glu Gln Glu His Gln Pro Gly Leu Cys Gly Trp Asp Ala Ser Gly Lys 50 55 60 CAC TGATCAGTGG AGTGAGCTGA CCGAGGCAGA GCGACTCCAA GAGAACCTTC AAGCTT 1451 His ATCGTACCTT CCATGTTTTG TTGGCCAGGC TCTTAGAAGA CCAGCAGGTG CATTTTACCC 1511 CAACCGAAGG TGACTTCCAT CAAGCTATAC ATACCCTTCT TCTCCAAGTC GCTGCCTTTG 1571 CATACCAGAT AGAGGAGTTA ATGATACTCC TGGAATACAA GATCCCCCGC AATGAGGCTG 1631 ATGGGATGCC TATTAATGTT GGAGATGGTG GTCTCTTTGA GAAGAAGCTG TGGGGCCTAA 1691 AGGTGCTGCA GGAGCTTTCA CAGTGGACAG TAAGGTCCAT CCATGACCTT CGTTTCATTT 1751 CTTCTCATCA GACTGGGATC CCAGCACGTG GGAGCCATTA TATTGCTAAC AACAAGAAAA 1811 TGTAGCAGTT AGTCCCTTCT CTCTTCCTTG CTTTCTCTTC TAATGGAATA TGCGCAGTTC 1871 CCTGGGGCCT CGCTTTCCCA TCTTAAATTT CTAAAAACAG TTAAGACAAC AGGCATTTTC 1931 TTTCTTTTTT CTCTGACCAC CTGCAGCCTG TTGAAGGACT ACAGGTATTT TCATCAAGTA 1991 GCGTTGGAGA CATACACAAA TGGGCATACA AGTTTAGCCT GGGGGGTGTG ATTTGTGTGC 2051 GTGCTTGCAT GTGCTGCAGG TGTAAGAGAG TGGGAGCAGG CACAACGTCC TTCCACTTCA 2111 GGGTTCTAAC CTTTCTAACC CACTAAGTAA CCTCTACAGG CATTTAACTG CCTTACAGAC 2171 AGAATATACA TATGTTAATT CTAGTCCTGG ATGACTCGGT CTGAGAAGAT TCAATTTAAA 2231 ATCAGACTCT TTAGTTGATT TAAACTCTTA GAGAATAAGA ATAATAATGG CTAACTTTTA 2291 TTATCTTCTA TATTAAGGCA GTATGCAAGG GTCTTTATGT ATATTATGTA CAGCGTTTAC 2351 AACCTTGTGA GCAAGGTGGT GTTACTCCCA TTAGGTAGAT GAGAAAACAG GCTCACAGAG 2411 ATTTGGTTAA GCTCACACAG CTAACAAGTA GCACACTGAG TTTGAACACA GATCATTCTC 2471 CTTGTAAAAG CCTATGTGCC TTTCACTTTA GAGGCTTGAT CATGAATCAC TGCACCTCTT 2531 TGTCACAGGG TGTTGGAAGA TGCATCCATG TAATCTATTC CCATCGCTGG AAAACAGCTG 2591 CTGTTAGATG TCCTCAGAAG TCAGTTGCAA ATTTTAGCGT TAAAGTCAGG ATTTATTGTT 2651 CATACTTGGC GGTGAGGAGG GCAGCTGGAG ATCTTAAGAT TCCATTTTGG AAAATGATTA 2711 GGCCCGCCAA ACTTCTGAAC TTTGGAAGCT GGGGATGTTT AGTAATACAG CCTGGTTTTC 2771 AAGTACTCAC TAAAAGTTCT CAAATATTGG GTTGGGCACG GCTTATACCA GGTTACCTCA 2831 CTTTTAATTA GTGATGCAGG CAGTGTAACC CAAGCATTTG TGGACAATGA GTGGAATACT 2891 AAAGTTAAAA AGTCAAACTT TCACCTCAGA TTTTCTGGAC TTAGTCATGA GGAGAGGGTG 2951 AGGCCCACTC TGTTCCTACT GGAGATACCA GAGACTCTGA AACTATAGAA TAAAGCCTCT 3011 GTGCTGCAC 3020
【0033】
【配列表】配列番号:2 配列の長さ:3020 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源:ホモサピエンス 配列: CAGAAGTAAA CCCAGCTGAC TTGTTTCCTG GGACAGTTGA GTTAAGGG ATG GCT TTC 57 Met Ala Phe ACA GAG CAT TCA CCG CTG ACC CCT CAC CGT CGG GAC CTC TGT AGC CGC 105 Thr Glu His Ser Pro Leu Thr Pro His Arg Arg Asp Leu Cys Ser Arg 5 10 15 TCT ATC TGG CTA GCA AGG AAG ATT CGT TCA GAC CTG ACT GCT CTT ACG 153 Ser Ile Trp Leu Ala Arg Lys Ile Arg Ser Asp Leu Thr Ala Leu Thr 20 25 30 35 GAA TCC TAT GTAAGTTGCC TATTTTGCTG TTATCTGTTT TCCCTTCATC TTTTTTGATC 212 Glu Ser Tyr CAGCAACTTA CCATCACGCA TCAGCTCCAT TACCAATTGT GAAAGCTCTA ATCATATAGT 272 CATTCATATA GGTTATTTGA CATGGGCCCT TCCCTTGAGG AAACCCATGT GACTTTATTT 332 TCTTCCTCTG GGCTGTTTAG GAGATGAAGT TACTTGAATG AGAAAATATA TATGGAGTTC 392 TAGAAAGGAT TGGTTTATAT GTCTTGGAGG CTATTCCAAA TTTATTGGCA TATATTCTGA 452 ATACTACTAG AACAGATTAG CCATGGGCCC TCTGGTTCTT CATAGCCATT GTTCTGAATT 512 TTTTAGCTAT GTAAATGAAA GGTTTATGGG ATAGGAAGAG TACTATGAAC GTGGGAGGAA 572 TTTGTAAATC CTACCAATTT CTCCTATATA GCATTAGCCA CCCACCTTTT AGTATTCTGC 632 ATCAAAAGTA GATTGTGTCT AAAGAGAAAG GTAAGCTATC AAAAGGATCT CCTAGAAGAT 692 TCATTGGAAA CTTGTGGAAG TGTCAAATTC TTGAGCTAAT TCTGGAGTTC CAGATTTGTC 752 TTCTAACAGT AAGGGGATCC CCATCAATTT CCACCTGAGA TATGCTGTGG AAATACTCCA 812 ACCCCTGTGG AGAGTTTTGA ATTTAGGCTG AGAACTGATT TATCTTTGTA CAGCCTCACC 872 AGACAGAAAT CAGACTCTTT GGGAGTGCTC AATGGGGAGA GGGAAGTTAG AGAAATTCTA 932 CAATGGCTAT ATTCCAAGTT TTCCTAGTTG TGGCCAGTGT CTTTTACAAG TATGTTTAAA 992 AATACTTTAA TATGATTAAA ATATTCCAGT TAATGAGAGA GTTTGAAGTG AGAAGGAAAA 1052 TTCTTCTAAA TCAGTTTTCA ACCTTTAGAA CTCAATAAAA TCTGAACATT CTTCTAAGA 1112 AAATCCATAG GTAGTCAATT TCAGGCAGTA TTGGGTCTTT CTAAAGTCCA GTCATAGAGC 1172 CCAAATTAAG AGTTCCTACT GTAGACATAT TATTTACTTT ACAACTTGGA TCCTTGGCCA 1232 GAGAGATGAG TGAGATTTTG TATGAAATTT AGGGGTGATT TAAGGACACT GGGGTGATGA 1285 CAGAAGATGT GGTGTTTTCC TGTATCCTCG GCCAG GTG AAG CAT CAG GGC CTG 1333 Val Lys His Gln Gly Leu 40 AAC AAG AAC ATC AAC CTG GAC TCT GCG GAT GGG ATG CCA GTG GCA AGC 1381 Asn Lys Asn Ile Asn Leu Asp Ser Ala Asp Gly Met Pro Val Ala Ser 45 50 55 60 ACT GAT CAG TGG AGT GAG CTG ACC GAG GCA GAG CGA CTC CAA GAG AAC 1429 Thr Asp Gln Trp Ser Trp Leu Thr Glu Ala Glu Arg Leu Gln Glu Asn 65 70 75 CTT CAA GCT TAT CGT ACC TTC CAT GTT TTG TTG GCC AGG CTC TTA GAA 1477 Leu Gln Ala Tyr Arg Thr Phe His Val Leu Leu Ala Arg Leu Leu Glu 80 85 90 GAC CAG CAG GTG CAT TTT ACC CCA ACC GAA GGT GAC TTC CAT CAA GCT 1525 Asp Gln Gln Val His Phe Thr Pro Thr Glu Gly Asp Phe His Gln Ala 95 100 105 ATA CAT ACC CTT CTT CTC CAA GTC GCT GCC TTT GCA TAC CAG ATA GAG 1573 Ile His Thr Leu Leu Leu Gln Val Ala Ala Phe Ala Tyr Gln Ile Glu 110 115 120 GAG TTA ATG ATA CTC CTG GAA TAC AAG ATC CCC CGC AAT GAG GCT GAT 1621 Glu Leu Met Ile Leu Leu Glu Tyr Lys Ile Pro Arg Asn Glu Ala Asp 125 130 135 140 GGG ATG CCT ATT AAT GTT GGA GAT GGT GGT CTC TTT GAG AAG AAG CTG 1669 Gly Met Pro Ile Asn Val Gly Asp Gly Gly Leu Phe Glu Lys Lys Leu 145 150 155 TGG GGC CTA AAG GTG CTG CAG GAG CTT TCA CAG TGG ACA GTA AGG TCC 1717 Trp Gly Leu Lys Val Leu Gln Glu Leu Ser Gln Trp Thr Val Arg Ser 160 165 170 ATC CAT GAC CTT CGT TTC ATT TCT TCT CAT CAG ACT GGG ATC CCA GCA 1769 Ile His Asp Leu Arg Phe Ile Ser Ser His Gln Thr Gly Ile Pro Ala 175 180 185 CGT GGG AGC CAT TAT ATT GCT AAC AAC AAG AAA ATG TAGCAGTTAG TCCCTT 1829 Arg Gly Ser His Tyr Ile Ala Asn Asn Lys Lys Met 190 195 200 CTCTCTTCCT TGCTTTCTCT TCTAATGGAA TATGCGTAGT TCCCTGGGGC CTCGCTTTCC 1889 CATCTTAAAT TTCTAAAAAC AGTTAAGACA ACAGGCATTT TCTTTCTTTT TTCTCTGACC 1949 ACCTGCAGCC TGTTGAAGGA CTACAGGTAT TTTCATCAAG TAGCGTTGGA GACATACACA 2009 AATGGGCATA CAAGTTTAGC CTGGGGGGTG TGATTTGTGT GCGTGCTTGC ATGTGCTGCA 2069 GGTGTAAGAG AGTGGGAGCA GGGACAACGT CCTTCCACTT CAGGGTTCTA ACCTTTCTAA 2129 CCCACTAAGT AACCTCTACA GGCATTTAAC TGCCTTACAG ACAGAATATA CATATGTTAA 2189 TTCTAGTCCT GGATGACTCG GTCTGAGAAG ATTCAATTTA AAATCAGACT CTTTAGTTGA 2249 TTTAAACTCT TAGAGAATAA GAATAATAAT GGCTAACTTT TATTATCTTC TATATTAAGG 2309 CAGTATGCAA GGGTCTTTAT GTATATTATG TACAGCGTTT ACAACCTTGT GAGCAAGGTG 2369 GTGTTACTCC CATTAGGTAG ATGAGAAAAC AGGCTCACAG AGATTTGGTT AAGCTCACAC 2429 AGCTAACAAG TAGCACACTG AGTTTGAACA CAGATCATTC TCCTTGTAAA AGCCTATGTG 2489 CCTTTCACTT TAGAGGCTTG ATCATGAATC ACTGCACCTC TTTGTCACAG GGTGTTGGAA 2549 GATGCATCCA TGTAATCTAT TCCCATCGCT GGAAAACAGC TGCTGTTAGA TGTCCTCAGA 2609 GATCAGTTGC AAATTTTAGC GTTAAAGTCA GGATTTATTG TTCATACTTG GCGGTGAGGA 2669 GGGCAGCTGG AGATCTTAAG ATTCCATTTT GGAAAATGAT TAGGCCCGCC AAACTTCTGA 2729 ACTTTGGAAG CTGGGGATGT TTAGTAATAC AGCCTGGTTT TCAAGTACTC ACTAAAAGTT 2789 CTCAAATATT GGGTTGGGCA CGGCTTATAC CAGGTTACCT CACTTTTAAT TAGTGATGCA 2849 GGCAGTGTAA CCCAAGCATT TGTGGACAAT GAGTGGAATA CTAAAGTTAA AAAGTCAAAC 2909 TTTCACCTCA GATTTTCTGG ACTTAGTCAT GAGGAGAGGG TGAGGCCCAC TCTGTTCCTA 2969 CTGGAGATAC CAGAGACTCT GAAACTATAG AATAAAGCCT CTGTGCTGCA C 3020
【0034】
【配列表】配列番号:3 配列の長さ:186 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源:ホモサピエンス 配列: ATGGCTTTCA CAGAGCATTC ACCGCTGACC CCTCACCGTC GGGACCTCTG TAGCCGCTCT 60 ATCTGGCTAG CAAGGAAGAT TCGTTCAGAC CTGACTGCTC TTACGGAATC CTATCCAGGT 120 GAAGCATCAG GGCCTGAACA AGAACATCAA CCTGGACTCT GCGGATGGGA TGCCAGTGGC 180 AAGCAC 186
【0035】
【配列表】配列番号:4 配列の長さ:62 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Met Ala Pha Thr Glu His Ser Pro Leu Thr Pro His Arg Arg Asp Leu 5 10 15 Cys Ser Arg Ser Ile Trp Leu Ala Arg Lys Ile Arg Ser Asp Leu Thr 20 25 30 Ala Leu Thr Glu Ser Tyr Pro Gly Glu Ala Ser Gly Pro Glu Gun Glu 35 40 45 His Gln Pro Gly Leu Cys Gly Trp Asp Ala Ser Gly Lys His 50 55 60
【図面の簡単な説明】
【図1】白血球由来DNAのPCR産物をHaeIII処
理した生成物のアガロースゲル電気泳動結果を示す図で
ある。
【図2】正常CNTF量と吸光度との関係を示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 39/395 D (72)発明者 大附 裕子 東京都渋谷区千駄ヶ谷5−21−3 株式会 社ビー・エム・エル内 (72)発明者 高橋 良輔 東京都府中市武蔵台2−6 財団法人東京 都神経科学総合研究所内 (72)発明者 出口 武夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷5−21−3 株式会 社ビー・エム・エル内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号3で示される塩基配列を有する
    ヒト毛様体神経節細胞栄養因子の変異遺伝子。
  2. 【請求項2】 配列番号4で示されるアミノ酸配列を有
    するヒト毛様体神経節細胞栄養因子の変異蛋白質。
  3. 【請求項3】 オリゴヌクレオチドをプライマーとして
    遺伝子増幅反応を行い、当該遺伝子増幅反応生成物より
    塩基配列GGCCを有する遺伝子及び/又は塩基配列AGCCを
    有する変異遺伝子の有無を検出することを特徴とするヒ
    ト毛様体神経節細胞栄養因子の遺伝子型の判定法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の変異蛋白質に対する抗体
    及び/又は正常ヒト毛様体神経節細胞栄養因子に対する
    抗体を用いることを特徴とするヒト毛様体神経節細胞栄
    養因子の免疫測定法。
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