JP2001505424A - マウス・グアニンヌクレオチド交換因子(mngef)及びそのヒト相同体 - Google Patents

マウス・グアニンヌクレオチド交換因子(mngef)及びそのヒト相同体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、MNGEFと称するマウスのグアニンヌクレオチド交換因子及びそのヒト相同体のクローニングに関する。MNGEFのヌクレオチド配列から得たポリヌクレオチドプローブ及びMNGEFを認識する抗体も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 マウス・グアニンヌクレオチド交換因子(MNGEF)及びそのヒト相同体発明の分野 本発明は、小型のGTP結合タンパク質のレギュレーターのファミリーのメンバ ーであるMNGEF、及びMNGEFの相同体に関する。発明の背景 低分子量GTP-結合タンパク質(Gタンパク質としても知られる)のスーパーファ ミリー(rasタンパク質がその原型である)は、多様な生物活性の調節に関連し ている。増殖及び分化の多数の局面の調節におけるそれらの関与に加え、このス ーパーファミリーのメンバーは、細胞骨格の調節及び細胞中の種々の膜結合コン パートメント間のタンパク質の輸送の調節に重要な役割を果している。 これらのタンパク質は、GTP-結合状態の「オン」状態と、GDP-結合状態の「オ フ」状態のバイナリースイッチとして機能する。これらの2つの形態間の循環は 種々のアクセサリータンパク質により調節されている。グアニンヌクレオチド交 換因子(GEF)はGDPのGTPによる交換を促進し、これによりタンパク質を活性化し 、一方GTPアーゼ活性化タンパク質(GAPS)及びGDP-解離阻害因子(GDI)はネガティ ブなモジュレーターである。Ras様タンパク質はその配列に基づいて6種の主要 なファミリー、Rab、Arf、Sar、Ran、Rho及びRasに分類されている。 最近まで、Rho GTPアーゼ(例えばRac、Rho、Cdc42)は、主としてアクチン細 胞骨格の組織化に関与しているものと考えられていた。しかし、それらが細胞増 殖の調節において重要な役割を果していることが明らかになり、Rhoファミリー のメンバーが関与するシグナル伝達カスケードの同定において進展が見られた。 細胞増殖調節タンパク質のファミリー、及びDb1癌タンパク質がその原型であ る癌遺伝子産物が発見されている(Eva及びAaronson(1985)Nature 316,273-27 5)。これらのタンパク質は、Rho GTPアーゼについての推定グアニンヌクレオチ ド交換因子である。これらはいずれもプレクストリン(pleckstrin)相同ドメイン (PH)とタンデムにDb1相同ドメイン(DH)を含み、Rhoファミリーの特異的なメンバ ーを活性化して細胞中で種々の生物学的な機能を引き出しているようである。DH ドメインはGタンパク質と結合しそれを活性化して下流のシグナル伝達事象を媒 介することに関与しており、一方PHドメインはこれらのグアニンヌクレオチド交 換因子を特定の細胞位置に向かわせ、シグナル伝達機能を発揮させることにおい て役割を果たすと考えられている。 Rho GTPアーゼのGEFとしてのDb1が最初に同定されて以来、数多くの腫瘍遺伝 子産物及び増殖調節分子が、これらの2つのドメインをタンデムに含むことが示 されてきている。例えば慢性骨髄性白血病において染色体再配列に関係している Bcr、Cdc24、Rasグアニンヌクレオチド遊離因子及びVav等のそれらの多くのもの は細胞増殖の調節に関係しているとことが示されている。Ect-2、Tim、Ost及びL bc等のその他のものがそれらの形質転換能力に基づいて遺伝子導入法により発見 されている。発明の開示 本明細書においては、我々は3種のオーバーラップするマウスcDNA(MNGEF1、M NGEF2及びMNGEF3と称する)の単離及び予備的な特性決定を報告する。これらは 小GTP結合タンパク質のレギュレーターのファミリーのTIM遺伝子(Transforming Immortalized Mammary,Chanら、(1994)Oncogene 9,1057-1063)に相同性を 示す。この相同性は、アミノ酸及びヌクレオチドレベルの両方で観察される。し かし、ノーザン分析によって観察される転写産物のサイズ及びMNGEF2の発現パタ ーンはTIMのものとは著しく異なり、これが上記遺伝子のファミリーの新規なニ ューロン特異的なメンバーであることを示唆している。さらに、MNGEF1及びMNGE F2はトリヌクレオチド反複配列を含む。三重反複配列の存在及びTIMに対する相 同性は、脳におけるMNGEF2の高い発現パターンと併せて、これらのcDNAが疾患関 連遺伝子の有力な候補物質であることを示している。 また我々は、MNGEFのヒト相同体の断片のクローン化及び配列決定を報告する 。マウスMNGEF及びそのヒト相同体NGEFの間には、アミノ酸及びヌクレオチドレ ベルの両方で実質的な相同性が観察される。 MNGEF3クローンは、1.35kbで、2.3kbであるMNGEF1 cDNAの範囲内に完全に含ま れる。MNGEF2は最も長いクローン(2.8kb)であるが、その中にスプライシングさ れない92bpイントロン(配列番号3のヌクレオチド1816から1907)を含み、未熟終 止コドンを生じる。MNGEF1はこのイントロンを含まず、従ってそのORFはMNGEF2 の終止コドンを越えて伸びている。MNGEF1及びMNGEF2の配列から、我々は、MNGE Fと称するcDNAが2741bp(2833bpマイナス92bp)からなり、554アミノ酸のORFを生 じると結論する。 マウスのMNGEF cDNA配列を配列番号1として記載する。ヌクレオチド343から20 04のORFのアミノ酸配列を配列番号2として記載する。92bpイントロンを含むマウ スMNGEF2 cDNA配列を配列番号3として記載する。ヌクレオチド343から1860のORF のアミノ酸配列を配列番号4として記載する。マウスのMNGEF1 cDNA配列を配列番 号5として記載する。ヌクレオチド2から1609のORFのアミノ酸配列を配列番号6と して記載する。部分ヒトNGEF cDNA配列を配列番号7として記載する。ヌクレオチ ド3から803のORFのアミノ酸配列を配列番号8として記載する。 このように本発明は、MNGEFと称するマウス・グアニンヌクレオチド交換因子 、ヒトNGEFと称するそのヒト相同体、あるいはその他の哺乳動物相同体を提供し 、そのようなグアニンヌクレオチド交換因子は哺乳動物脳cDNAライブラリーから 得られるcDNA配列によりコードされ、そのようなDNA配列は配列番号1、3または5 において示すマウスDNA配列、あるいは配列番号7に示すヒトDNA配列により選択 的に検出することができる。 前記タンパク質は、好ましくは1以上の以下の特徴をさらに有する。 (1)それは、配列番号2のアミノ酸124〜306に対して実質的な相同性を有するDb 1相同ドメインを含む; (2)それは、配列番号2のアミノ酸333〜445に対して実質的な相同性を有するプ レクストリン相同ドメインを含む; (3)それは、配列番号2のアミノ酸456〜517に対して実質的な相同性を有するSH 3ドメイン(Src相同3ドメイン)を含む; (4)それは、ニューロン細胞型で優勢に見られる; (5)それは、約2.7kbのmRNAによってコードされる; (6)それは、低分子量GTP-結合タンパク質によりGDPのGTPによる交換を促進す る;及び (7)それは、ポリグルタミン領域を含む。 用語「選択的に検出することができる」は、プローブとして使用されるcDNAが 、本発明のターゲットcDNAがバックグラウンドより有意に高いレベルでプローブ にハイブリダイズするのが見られる条件下で使用されることを意味する。脳cDNA ライブラリーに存在するその他のcDNAのためにバックグラウンドハイブリダイゼ ーションが起こり得る。この場合、バックグラウンドはプローブとライブラリー の非特異的cDNAメンバーとの間の相互作用によって生成されるシグナルのレベル を意味し、ターゲットcDNAで観察される特異的相互作用の10分の1未満、好まし くは100分の1未満の強度である。相互作用の強度は、例えば放射性標識、例えば32 Pによりプローブを標識して測定することができる。適する条件は実施例に記 載した。 従って、第1の形態においては、本発明は、配列番号2、4、6のMNGEFタンパク 質及びその相同体、そのポリペプチド断片、MNGEFタンパク質もしくはそのポリ ペプチド断片と結合することができる抗体を提供する。また本発明は、配列番号 8のヒトNGEFタンパク質及びその相同体、そのポリペプチド断片、ならびにヒトN GEFタンパク質もしくはそのポリペプチド断片と結合することができる抗体を提 供する。ヒトNGEFタンパク質、相同体及びその断片も、以下に記載するように本 発明のポリペプチドに含まれる。 別の形態においては、本発明は、配列番号1、3、5もしくは7またはその相補体 (すなわち相対する鎖)のいずれかに選択的にハイブリダイズすることができる実 質的に単離された形態のポリヌクレオチドを提供する。本発明はまた、配列番号 1、3、5もしくは7のいずれかまたはその相補体(すなわち相対する鎖)のいずれか に選択的にハイブリダイズすることができる実質的に単離された形態のポリヌク レオチドを提供する。また、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチ ドも提供される。そのようなポリヌクレオチドを、本発明のポリヌクレオチドと 称する。本発明のポリヌクレオチドは、配列番号1、3、5のDNA及びMNGEFをコー ドする遺伝子に選択的にハイブリダイズすることができるその断片を含む。また 本発明のポリヌクレオチドは、配列番号7のDNA及びヒトNGEFをコードしている 遺伝子に選択的にハイブリダイズすることができるその断片を含む。 さらに別の形態においては、本発明は、発現ベクターをはじめとして本発明の ポリヌクレオチドを含有する組換えベクター、及び、例えば、本発明の配列によ ってコードされるタンパク質またはポリペプチドの発現が起こる条件下で、適し た宿主細胞中でそのようなベクターを増殖させる方法を提供する。 また別の形態においては、本発明は、本発明のポリヌクレオチド、ポリペプチ ドまたは抗体を含むキット、及びMNGEF、ヒトNGEF及びそれらの相同体、あるい は有害なMNGEF及びヒトNGEF突然変異体を含むそれらの変異体の存在または不存 在を診断する際の前記キットの使用方法を提供する。発明の詳細な説明 A. ポリヌクレオチド 以下の記載において、MNGEFと記載する場合は、さらにMNGEF1、MNGEF2、MNGEF 3及びヒトNGEFにも言及しているものと解さなければならない。本発明のポリヌ クレオチドは、DNAまたはRNAを含むことができる。それらは、一本鎖または二本 鎖であるこどができる。それらはまた、合成または修飾されたヌクレオチドを含 むポリヌクレオチドであってもよい。多くの異なる種類のオリゴヌクレオチドの 修飾が当分野で知られている。そのようなものとしてはメチルホスホネート及び ホスホロチオエートバックボーン、分子の3'及び/または5'末端へのアクリジン あるいはポリリシン鎖の付加等が挙げられる。本発明の目的のためには、本明細 書で記載するポリヌクレオチドは当分野で利用できる任意の方法によって修飾す ることができると理解されるべきである。そのような修飾は、本発明のポリヌク レオチドのin vivo活性または寿命を増加するために行うことができる。 配列番号1のDNAに選択的にハイブリダイズすることができる本発明のポリヌク レオチドは、配列番号1の対応するDNAに対し、少なくとも20、好ましくは少なく とも25または30、例えば少なくとも少なくとも40、60あるいは100以上の連続し たヌクレオチドの領域にわたって一般に少なくとも70%、好ましくは少なくとも8 0、または90%、より好ましくは少なくとも95%相同であるものである。本発明の 好ましいポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド712から1260のMNGEFのD Hドメインに相同な領域を含み、これは好ましくはMNGEFのDHドメインに少なくと も80または90%、より好ましくは少なくとも95%相同である。本発明の好ましいポ リヌクレオチドはまた、配列番号1のヌクレオチド1339から1677のMNGEFのPHドメ インに相同な領域を含み、これは好ましくはMNGEFのPHドメインに少なくとも80 または90%、より好ましくは少なくとも95%相同である。本発明の好ましいポリヌ クレオチドはさらに、配列番号1のヌクレオチド1708から1893のMNGEFのSH3ドメ インに相同な領域を含み、これは好ましくはMNGEFのSH3ドメインに少なくとも80 または90%、より好ましくは少なくとも95%相同である。 当業者であれば、本発明のポリペプチドを発現させる任意の特定の宿主生物の コドン利用能を反映するために、日常的な技術を使用して本発明のポリヌクレオ チドによってコードされるポリペプチド配列に影響を及ぼさないヌクレオチド置 換を行うことができることは理解されるであろう。 本発明のポリヌクレオチドを定義するために上記に挙げた相同性の程度及び最 小サイズの任意の組み合を使用することができ、よりストリンジェントな組み合 わせ(すなわちより長い鎖長にわたるより高い相同性)が好ましい。従って例えば 25、好ましくは30ヌクレオチドにわたって少なくとも80%以上相同であるポリヌ クレオチドは本発明の1つの形態を構成し、40ヌクレオチドにわたって少なくと も90%相同であるポリヌクレオチドも同様である。 本発明のポリヌクレオチドを使用して、プライマー、例えばPCRプライマー、 代替増幅反応のためのプライマー、例えば放射性あるいは非放射性標識を使用す る慣用の手段により顕在化標識で標識したプローブを製造することができ、ある いはポリヌクレオチドをベクター中にクローン化することができる。そのような プライマー、プローブ及びその他の断片は少なくとも15、好ましくは少なくとも 20、例えば少なくとも25、30あるいは40ヌクレオチド長であって、本明細書で使 用する用語本発明のポリヌクレオチドに包含されるものである。 本発明のDNAポリヌクレオチド及びプライマーのようなポリヌクレオチドは、 組換えにより、合成により、あるいは当業者に利用可能な任意の手段により製造 することができる。またそれらは標準的な方法によりクローン化することができ る。 一般に、プライマーは合成的手段により製造され、1回に1個のヌクレオチドの 所望のヌクレオチド配列の段階的製造を含む。自動化された方法を用いてこれを 行う技術は当分野において容易に利用できる。 より長いポリヌクレオチドは一般に組換えによる手段を使用して製造し、例え ばPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)クローニング法を使用する。これはクローン化す ることを所望するMNGEF遺伝子の領域に対する一対のプライマー(例えば約15〜30 ヌクレオチドのもの)を製造し、動物またはヒト細胞(例えば脳細胞)から得たmRN AまたはcDNAにプライマーを接触させ、所望の領域の増幅をもたらす条件下でポ リメラーゼ連鎖反応を行い、増幅された断片を単離し(例えばアガロースゲル上 で反応混合物を精製することによる)、増幅されたDNAを回収することを含む。プ ライマーは適当な制限酵素認識部位を含むように設計し、増幅されたDNAを適当 なクローニングベクター中にクローン化することができるようにする。 そのような技術は、本明細書で記載するMNGEF配列の全部または一部を得るた めに使用することができる。また、MNGEF遺伝子及びそのイントロン及びプロモ ーター領域を含むゲノムクローンも、動物またはヒト細胞、例えば脳細胞から得 られるゲノムDNAから出発して、類似の方法で得ることができる。 本明細書で挙げた方法は一般に当分野で周知であるが、Sambrookら、Molecula r Cloning,A Laboratory Manual(1989)及びAusubelら、Current Protlocols in Molecular Biology(1995),John Wiley & Sons,Incを特に参照することができ る。 本発明の配列に100%相同ではないが本発明の範囲内にあるポリヌクレオチドは 、種々の方法により得ることができる。本明細書に記載するMNGEF配列のその他 のマウスの対立遺伝子変異体は、例えば、個体、例えば異なる集団からの個体の 範囲から作製されるゲノムDNAライブラリーをプローブにより探査することによ り得ることができる。さらに、他の動物、特に哺乳動物(例えばラットまたはウ サギ、特に霊長類)のMNGEFの相同体を得ることができ、そのような相同体及びそ の断片は一般に配列番号1に選択的にハイブリダイズすることができる。そのよ うな配列は、その他の動物種からの分裂細胞または組織から作られるcDNAライブ ラ リー、あるいはゲノムDNAライブラリーをプローブで探索し、そのようなライブ ラリーを中程度から高度のストリンジェンシー(例えば約50℃〜約60℃で0.03M塩 化ナトリウム及び0.03Mクエン酸ナトリウム)の条件下で配列番号1の全部または 一部を含むプローブで探索することにより得ることができる。配列番号7の全部 または一部を含む核酸プローブを使用して、霊長類の種、好ましくはヒトからの cDNAライブラリーを探索し、MNGEFの相同体を得ることができる。特に、配列番 号7の全部または一部を含む核酸プローブを使用して、ヒトからのcDNAライブラ リーを探索してヒトNGEFまたはその相同体をコードする完全長cDNAを得ることが できる。 また、対立遺伝子変異体及び種相同体は、保存アミノ酸配列をコードする変異 体及び相同体の範囲内で標的配列に対して設計したプライマーを使用する縮退PC Rを使用して得ることができる。保存された配列は、MNGEFアミノ酸配列をTIMの ものとアライメントすることにより予測することができる。そのようなプライマ ーは、1以上の縮重位置を含み、公知の配列に対する単一配列プライマーで配列 をクローン化するために使用するものより低いストリンジェンシー条件で使用す る。特に、上記のDH、PH及びSH3ドメインを標的とするようにプライマーを設計 することができる。 あるいは、そのようなポリヌクレオチドは、MNGEF配列またはその対立遺伝子 変異体の部位特異的突然変異誘発によって得ることができる。これは例えば、ポ リヌクレオチド配列が発現される特定の宿主細胞のコドンの選択性を最適化する ために配列にサイレントコドン変化が必要となる場合に有用であり得る。制限酵 素認識部位を導入するため、あるいはポリヌクレオチドによってコードされたポ リペプチドの性質あるいは機能を変化させるためにその他の配列変更が必要とな り得る。別の変更としては、その調節機能を失った突然変異体MNGEF遺伝子を生 じるMNGEF中で見られる特定のコード変化を得るために所望されるものがある。 そのような変更に基づくプローブは、診断用プローブとして使用してそのような MNGEF突然変異体を検出することができる。 本発明はさらに、本発明のポリヌクレオチド及びその相補体を含む二本鎖ポリ ヌクレオチドを提供する。 本発明のポリヌクレオチドまたはプライマーは、顕在化標識を有することがで きる。適する標識としては、32Pまたは35Sのような放射性同位体、酵素標識また はビオチンのようなその他のタンパク質標識が挙げられる。そのような標識は、 本発明のポリヌクレオチドまたはプライマーに付加することができ、それ自体公 知の方法を使用して検出することができる。 標識されているか標識されていない本発明のポリヌクレオチドもしくはプライ マーまたはその断片は、ヒトあるいは動物体内でMNGEF及びその相同体を検出あ るいは配列決定するための核酸に基づく試験において当業者により使用され得る 。 そのような検出のための試験は一般に、DNAまたはRNAを含む生体サンプルを本 発明のポリヌクレオチドまたはプライマーを含むプローブにハイブリダイゼーシ ョン条件下で接触させ、サンプル中の核酸とプローブの間で形成された二本鎖を 検出することを含む。そのような検出は、PCRのような技術を使用して、あるい は固体支持体にプローブを固定し、プローブにハイブリダイズしなかったサンプ ル中の核酸を除去し、その後プローブにハイブリダイズした核酸を検出すること により行うごとができる。あるいは、サンプル核酸を固体支持体上に固定し、そ のような支持体に結合したプローブの量を検出することができる。このような形 式あるいはその他の形式に適するアッセイ法は、例えばWO89/03891及びWO90/136 67に見られる。 MNGEF及びその相同体を配列決定するための試験は、ハイブリダイゼーション 条件下で標的DNAまたはRNAを含む生体サンプルを本発明のポリヌクレオチドまた はプライマーを含むプローブと接触させ、例えばSangerジデオキシ鎖停止反応法 で配列決定することを含む(Sambrookらを参照)。 そのような方法は一般に、適当な試薬の存在下に、標的DNAまたはRNAに対する 相補鎖の合成によりプライマーを伸長し、A、C、GまたはT/U残基の1以上におい て選択的に伸長反応を終了させて鎖伸長及び停止反応が起こり得るようにし、伸 長産物をサイズに従って分離して選択的な停止が起こったヌクレオチドの配列を 決定することを含む。適する試薬には、DNAポリメラーゼ酵素、デオキジヌクレ オチド、dATP、dCTP、dGTP及びdTTP、バッファー及びATPが含まれる。ジデオキ シヌクレオチドが選択的な停止反応に使用される。 生体サンプル中のMNGEFまたはその相同体を検出あるいは配列決定するための 試験は、例えば白血病細胞及び乳房、卵巣、肺、結腸、膵臓、精巣、肝臓、脳、 筋及び骨腫瘍等の固形腫瘍を含む癌細胞内、あるいは神経疾患を罹患する個体の 神経系からの細胞内でのような、変化したMNGEF遺伝子配列を有するか有してい ることが疑われる個体の細胞内でMNGEF配列を決定するために使用することがで きる。 それに加えて、MNGEFの発見は、研究されるべき遺伝疾患におけるこの遺伝子 の役割を解明することを可能とする。一般にこれは、例えば、神経疾患または新 生物を有する動物またはヒトから得た細胞におけるMNGEFまたはその相同体の状 態を確立する(例えばPCR配列分析を使用して)ことを含む。 本発明のプローブは、適当な容器中の試験キットの形態に包装するのが便利で ある。そのようなキットにおいては、プローブを固体支持体に結合させることが でき、そのキットが設計されたアッセイフォーマットはかかる結合を必要とする ものである。また、キットはプローブで探索されるサンプルを処理し、サンプル 中の核酸にプローブをハイブリダイズするための適当な試薬、対照試薬、説明書 等を含むことができる。 本発明はまた、以下に記載する本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレ オチドを提供する。そのようなポリヌクレオチドは本発明のポリペプチドの組換 え生産のための配列として有用であるので、それらは配列番号1、3、5または7の いずれかの配列に選択的にハイブリダイズできることは必要でないが、一般には それが望ましい。あるいはそのようなポリヌクレオチドは、所望により上記した ように標識し、使用し、製造することができる。本発明のポリペプチドを以下に 記載する。B. ポリペプチド 本発明のポリペプチドは、配列番号2、4、6または8に記載した配列を含む実質 的に単離された形態のポリペプチドを含む。ポリペプチドはさらにそのような配 列の変異体を含み、前記ポリペプチドに実質的に相同である天然の対立遺伝子変 異体及び合成変異体を含む。この記載において、実質的な相同性とは、30以上の アミノ酸にわたって配列番号2の配列と少なくとも70%、例えば80%あるいは90% のアミノ酸相同性(同一性)を有する配列とする。 またポリペプチドは、哺乳動物(例えばマウス、ラットまたはウサギ)、特に霊 長類、中でもヒトのような動物を含む他の種からのMNGEF相同体、及び上記した ような変異体をコードするその他のものを含む。MNGEF相同体は、ヒトNGEFを含 む。 また本発明のポリペプチドは、上記の完全長ポリペプチド及びその変異体の断 片を含み、配列番号2、4、6または8に記載する配列の断片を含む。好ましい断片 としては、エピトープを含むものが挙げられる。適当な断片は少なくとも約5、 例えば10、12、15または20アミノ酸のサイズである。MNGEF及びヒトNGEFタンパ ク質のポリペプチド断片及びその対立遺伝子及びその種変異体は、1以上(例えば 2、3、5または10)の置換、欠失または挿入を含むことができ、このようなものに は同類アミノ酸置換が含まれる。 同類アミノ酸置換は、同類置換を示す以下の表に従って行うことができ、この 表においては2列目の同じブロック中のアミノ酸、及び好ましくは3列目の同じ行 中のアミノ酸は互いに置換することができる。 エピトープは、例えばGeysenら、1986によって記載されたペプチドスキャニン グ法のような方法によって決定することができる。 本発明のポリペプチドは、実質的に単離された形態にあることができる。ポリ ペプチドは、ポリペプチドの意図された目的を阻害しないキャリアーあるいは希 釈剤と混合され得るが、そのようなものは依然として実質的に単離された形態に あるとみなされることは理解されるであろう。また、本発明のポリペプチドは実 質的に精製された形態にあることができ、その場合は、一般に製剤中にポリペプ チドが含まれ、その製剤中のポリペプチドの90%を越える部分、例えば95%、98% 、あるいは99%が本発明のポリペプチドである。本発明のポリペプチドは修飾す ることができ、例えばヒスチジン残基を付加してその精製を容易にしたり、ある いはシグナル配列を付加して細胞からのそれらの分泌を促進することができる。 本発明のポリペプチドは、顕在化標識で標識することができる。顕在化標識は 、ポリペプチドの検出を可能とする任意の適当な標識とすることができる。適当 な標識としては、放射性同位体、例えば125I、酵素、抗体、ポリヌクレオチド、 及び例えばビオチンのようなリンカーが挙げられる。本発明の標識されたポリペ プチドは、サンプル中の本発明のポリペプチドの量を測定するために、イムノア ッ セイのような診断法において使用することができる。また本発明のポリペプチド あるいは標識されたポリペプチドは、標準的なプロトコルを使用した動物または ヒトにおける前記ポリペプチドに対する免疫反応性の検出のための血清学的ある いは細胞により媒介される免疫アッセイにおいて使用することができる。 また本発明のポリペプチドもしくは標識されたポリペプチドまたはその断片は 、固相、例えばイムノアッセイウェルまたは計量棒の表面に固定することができ る。そのような標識され及び/または固定されたポリペプチドは、適当な試薬、 対照物質、説明書等とともに適当な容器中のキットに包装することができる。そ のようなポリペプチド及びキットは、イムノアッセイによってMNGEFまたはヒトN GEFタンパク質またはそれらの対立遺伝子もしくは種変異体に対する抗体を検出 する方法においで使用することができる。 イムノアッセイ法は当分野において周知であり、一般に、 (a)前記タンパク質に対する抗体が結合可能なエピトープを含むポリペプチド を用意し、 (b)抗体-抗原複合体の形成を可能とする条件下で生体サンプルを前記ポリペプ チドとインキュベートし、 (c)前記ポリペプチドを含む抗体-抗原複合体が形成されるかどうかを判定する ことを含む。 本発明のポリペプチドは合成的手段(例えばGeysenら、1996により記載される ように)によるもの、あるいは下記のように組換えによるものであることができ る。 本発明の特に好ましいポリペプチドとしては、DH、PHあるいはDH3相同ドメイ ンあるいはそれらに実質的に相同な配列を含むかその一部を含むものが挙げられ る。好ましいポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸124〜306として示されるMNG EFのDHドメインに実質的な相同性を示す領域を含む。好ましいポリペプチドはま た、配列番号2のアミノ酸333〜445として示されるMNGEFのPHドメインに実質的な 相同性を示す領域を含む。好ましいポリペプチドはさらに、配列番号2のアミノ 酸456〜517として示されるMNGEFのSH3ドメインに実質的な相同性を示す領域を含 む。この領域からの上記に定義された断片は特に好ましい。ポリペプチド及びそ の断片は上記で定義したアミノ酸変更を含むことができる。 本発明のポリペプチドは、疾患におけるMNGEF、ヒトNGEF及びそれらの相同体 の役割を研究するためにin vitroまたはin vivo細胞培養系中で使用することが できる。例えば、切断されているか修飾されたMNGEFを細胞中に導入し、細胞中 で生じる正常な機能を破壊することができる。本発明のポリペプチドは、組換え 発現ベクター(下記参照)からのポリペプチドのin situ発現により細胞に導入す ることができる。発現ベクターは、ポリペプチドの発現を調節する誘導性のプロ モーターを任意に有する。 本発明の組換え発現産物に最適な生物学的活性を与えるために必要となり得る ような、翻訳後修飾(例えばミリストイル化、グリコシル化、トランケーション 、ラピデーション、及びチロシン、セリンまたはスレオニンのリン酸化)を与え るために、哺乳動物宿主細胞を使用することが考えられる。本発明のポリペプチ ドを発現するそのような細胞培養系をアッセイ系中で使用して、細胞中での本発 明のポリペプチドの機能を阻害あるいは増強する候補物質を同定することができ る。C .ベクター 本発明のポリヌクレオチドは、複製可能な組換えベクター中に導入することが できる。ベクターは、適合する宿主細胞中で核酸を複製するために使用すること ができる。従って別の実施態様においては、本発明は、複製可能なベクター中に 本発明のポリヌクレオチドを導入し、ベクターを適合する宿主細胞中に導入し、 ベクターの複製が得られる条件下で宿主細胞を増殖させることを含む本発明のポ リヌクレオチドを製造する方法を提供する。ベクターは宿主細胞から回収するこ とができる。適当な宿主細胞は、発現ベクターとともに以下に記載する。発現ベクター 好ましくは、ベクター中の本発明のポリヌクレオチドは、宿主細胞によるコー ド配列の発現を与えることができる調節配列に機能可能なように結合される。す なわち、上記ベクターは発現ベクターである。「機能可能なように結合した」と いう用語は、記載した要素がそれらに意図される形態で機能することを可能とす る関係にある隣接状態(juxtaposition)をいう。コード配列に「機能可能なよ うに結合された」調節配列は、調節配列と適合する条件下でコード配列の発現が 得られるような形態で結合される。 「調節配列」という用語はプロモーター及びエンハンサー、並びにその他の発 現調節シグナルを含む。これらは、発現ベクターを設計する際の対象となる宿主 細胞と適合するように選択することができる。例えば酵母調節配列としては、S .cerevisiae GAL4及びADHプロモーター、S.pombe nmtl及びadhプロモーターが 挙げられる。哺乳動物プロモーター、例えばα-アクチンプロモーターを使用す ることができる。哺乳動物プロモーターとしては、カドミウムのような重金属に 応答して発現をアップレギュレート(upregulate)することができ、従って誘導 性のプロモーターであるメタロチオネインプロモーターも挙げられる。組織特異 的プロモーター、例えばニューロン細胞特異的なものを使用することができる。 ウイルスプロモーター、例えばモロニーネズミ白血病ウイルス末端反復配列(MML V LTR)、プロモーターラウス肉腫ウイルス(RSV)LTRプ ロモーター、SV40プロモーター、ヒトサイトメガロウイルス(CMV)IEプロモータ ー、単純ヘルペスウイルスプロモーターまたはアデノウイルスプロモーター等も 使用することができる。これらのプロモーターはいずれも当分野において容易に 利用できるものである。 このようなベクターは、上記したように適当な宿主細胞に形質転換して本発明 のポリペプチドの発現を与えることができる。従って、別の形態においては、本 発明は、上記のように発現ベクターで形質転換あるいはトランスフェクトされた 宿主細胞を、本発明のポリペプチドをコードしているコード配列のベクターによ る発現を与える条件下で培養し、発現されたポリペプチドを回収することを含む 、本発明のポリペプチドの製造方法を提供する。 ベクターは、例えば、複製開始点、必要により上記ポリヌクレオチドの発現の ためのプロモーター及び必要によりプロモーターのレギュレーターを含むプラス ミド、ウイルスまたはフアージベクターとすることができる。ベクターは、1以 上の選択可能なマーカー遺伝子、例えば細菌プラスミドの場合はアンピシリン耐 性遺伝子、哺乳動物ベクターについてはネオマイシン耐性遺伝子等を含むことが できる。ベクターは、例えばRNAの生産、あるいは宿主細胞を形質転換もしくは トランスフェクトするためにin vitroで使用することができる。ベクターはまた 、例えば遺伝子治療の方法においてin vivoで使用するのに適合させることがで きる。 本発明の別の実施態様は、本発明のポリヌクレオチドの複製及び発現のための ベクターによりに形質転換またはトランスフェクトされた宿主細胞を提供する。 細胞は上記ベクターと適合するように選択され、例えば細菌、酵母、昆虫または 哺乳動物のものとすることができる。 また本発明のポリヌクレオチドは、アンチセンスRNAの生産のためにアンチセ ンス方向で上記のベクターに挿入することができる。またアンチセンスRNAある いはその他のアンチセンスポリヌクレオチドは、合成的手段により製造できる。 そのようなアンチセンスポリヌクレオチドは、MNGEFまたはその変異体または種 相同体のレベルを調節する方法において使用することができる。D .抗体 本発明はまた、本発明のポリペプチドまたはその断片に対するモノクローナル またはポリクローナル抗体を提供する。本発明はさらに、本発明のポリペプチド に対するモノクローナルまたはポリクローナル抗体の製造方法を提供する。モノ クローナル抗体は、本発明のポリペプチドまたはそのペプチド断片を免疫原とし て使用する慣用のハイブリドーマ法により製造することができる。ポリクローナ ル抗体も、宿主動物、例えばラットまたはウサギに本発明のポリペプチドまたは そのペプチド断片を接種し、免疫血清を回収することを含む慣用の手段により製 造することができる。そのような抗体を製造することができるように、本発明は 、動物またはヒトにおいて免疫原として使用できる別のポリペプチドに対してハ プテン化した本発明のポリペプチドまたはそのペプチド断片を提供する。 本発明の目的のためには、異なることを明記しない限り、「抗体」という用語 は腫瘍標的抗原に対する結合活性を保持する抗体全体の断片を含む。,そのよう な断片としては、Fv、F(ab’)及びF(ab’)2フラグメント、並びに単鎖抗体が挙 げられる。さらに、抗体及びその断片は、例えばEP-A-239400に記載されたよう なヒト化抗体であってもよい。 抗体は、 (a)本発明の抗体を用意し、 (b)抗体-抗原複合体の形成を可能とする条件下で生体サンプルを前記抗体とイ ンキュベートし、 (c)前記抗体を含む抗体-抗原複合体が形成されるかどうかを判定することを含 む方法により生体サンプル中に存在する本発明のポリペプチドを検出する方法に おいて使用することができる。 適当なサンプルは、正常及び新生物の両者の脳組織からの抽出物を含む。適当 なサンプルはまた、乳房、卵巣、肺、結腸、膵臓、精巣、肝臓、筋及び骨組織の ような他の組織から、またはそのような組織に由来する新生物増殖物からの抽出 物を含むことができる。 本発明の抗体は、固体支持体に結合することができ、及び/または適当な試 薬、対照物質、説明書等とともに適当な容器中のキットに包装することができる 。E .治療的使用 Gタンパク質媒介シグナル伝達経路は、細胞分裂及び増殖の調節に関係してい ることが示されている。そのような経路に関係している遺伝子産物の多くは癌原 遺伝子、すなわち、変異させられたり、異所的に発現された場合、例えば過剰発 現された場合、細胞形質転換を引き起こすことができるものである。従って、MN GEFまたはその相同体における突然変異は、特にニューロンの組織、より特定的 には脳組織と関連する腫瘍の場合、細胞形質転換の原因となり得る。結果として 生じた腫瘍は、正常なMNGEF/NGEF機能を回復させることより治療し得る。これは 遺伝子治療によって行うことができる。あるいは、MNGEFタンパク質またはその ヒト相同体、NGEFの変異領域を特異的に認識する抗体を生成することができる。 そのような抗体は治療薬に結合することができ、そうすることにより治療剤をMN GEF/NGEFの変異形態を含む癌細胞に特異的に向かわせることができる。 このように、本発明のポリペプチド、ポリヌクレオチド及び抗体は、動物また はヒトにおいて新生物を治療するための化合物として使用することができる。典 型的には、前記化合物は製剤学上許容できるキャリアーまたは希釈剤と混合する ことにより臨床的投与のために製剤化される。例えば、それらは、局所、非経口 、静脈内、筋肉内、皮下、眼球内、あるいは経皮投与のために製剤化することが できる。好ましくは、化合物は注射可能な形態で使用する。罹患組織のレベルに 治療効果を集中することが可能になることから、患者の腫瘍に直接注射すること が有利である。従って、注射可能な製剤、好ましくは治療される部位での直接の 注射において製剤学上許容される任意のビヒクルと混合することが可能である。 製剤上のキャリアーまたは希釈剤は、例えば、滅菌あるいは等張溶液とすること ができる。 使用する化合物の投与量は、種々のパラメーター、特に使用する化合物、治療 する患者の年齢、体重、及び症状、使用する投与の形態、腫瘍の病理学及び 要請される臨床的管理に従って調節することができる。指標としては、注射によ って投与する化合物の量は0.01mg/kgから30mg/kgが適当であり、0.1mg/kgから10 mg/kgが好ましい。 記載した投与経路及び投与量は単に指標であり、熟練した実務医で.あれば特 定の患者及び症状について最適な投与経路及び投与量を容易に決定することがで きる。 投与する化合物は、ポリペプチド、核酸または抗体を含むことができる。核酸 はポリペプチドをコードすることができ、あるいは細胞遺伝子の発現を阻害する アンチセンス構築物をコードすることができる。例えば、核酸はリポフェクショ ンあるいはウイルスベクターによって投与することができる。例えば、核酸はア デノウイルスのようなウイルスベクターの部分を形成することができる。ウイル スベクターを使用する場合、一般に投与する投与量は好ましくは104〜1014pfu/m l、好ましくは106〜1010pfu/mlの間である。pfu(プラーク形成単位)という用語 はウイルス溶液の感染性に対応し、適当な細胞培養物を感染させ、一般に48時間 後に感染細胞のプラークの数を測定することにより決定される。ウイルス溶液の pfu力価を決定するための方法は文献中に十分に記載されている。 これらの方法によれば任意の種類の癌を治療することができ、例えば白血病及 び例えば乳房、卵巣、肺、結腸、膵臓、精巣、肝臓、脳、筋及び骨腫瘍のような 固体腫瘍を治療することができる。好ましくは、腫瘍は神経系、特に中枢神経系 、例えば脳の腫瘍である。 MNGEFが主として脳組織中で発現され、発現レベルが胎児期の脳発生の間に変 化するという観察(実施例2を参照)は、MNGEFが神経学的機能、特に神経学的発生 において役割を果していることを示唆している。従って、MNGEF及びそのヒト相 同体が関与する神経学的症状を、上記の検出法を使用して診断することができ、 特に出生前に診断することが可能である。そのような疾患を特に遺伝子治療によ り治療することも可能である。 マッピングデータは、MNGEFがヒト染色体2qに相同な(syntenic)領域内でマ ウス染色体1に存在することを示している。単一染色体体細胞ハイブリッド のパネルに対するハイブリダイゼーションによりNGEFはヒト染色体2に位置する ものとされている。神経疾患ジストニーの形態もヒト染色体2のロングアームに 位置するものとされている。従って、ヒトNGEFはこの疾患に関与している可能性 がある。従って、上記のプローブ及びDNA配列は、例えば、上記したように変異 体ピトNGEF配列の存在を判定することにより、ヒトにおいてジストニーを検出及 び診断するために使用することができる。あるいは、ヒトNGEFをコードする遺伝 子は、ヒト染色体2のロングアームに位置するジストニーの形態に関係する遺伝 子に近接して存在し得る。従って、上記のプローブ及びDNA配列は、例えば、ヒ トNGEF遺伝子座と関連する制限断片長多形の分析のような当分野で周知の方法を 使用した遺伝子連鎖分析により、ヒトにおいてジストニーを検出及び診断するた めに使用することができる。上記で概説した両方の場合における検出及び診断は 、胎児組織またはその抽出物を使用して出生前に、あるいは出生後に行うことが できる。また、検出及び診断は生殖細胞系組織またはその抽出物について行うこ とができる。 以下の実施例により本発明を説明する。 実施例1−MNGEF2及びオーバーラップクローンの単離 MNGEF2及びオーバーラップクローンを、ベクターpBluescript KSのEcoRI及びX hoI部位にクローン化した成体マウス脳cDNAライブラリー(lzap Stratagene)から 単離した。 約106のプラークを、M3/6遺伝子由来のオリゴヌクレオチド(5’GCAGGAAAGCTGG GCAGCT 3’−配列番号9)(M3/6T7 Forwardと称する)を使用してスクリーニングし た。プローブは、Promegaキナーゼを使用してγ−32P dCTP(3000 Ci/mmol)によ り末端標識した。MNGEF1、MNGEF2及びMNGEF3 cDNAクローンは、標準的なin vivo 切断プロトコルを使用して宿主バクテリオファージから単離した。この3種のイ ンサートを制限酵素EcoRI及びXhoIでの消化によりベクターから放出させた。MNG EF1、MNGEF2及びMNGEF3クローンのサイズは、それぞれ約2.3、2.8及び1.35kbで あった。 クローンは、USB(Amersham)からの標準的な配列決定プロトコルを使用して配 列決定した。完全長cDNAをTaqI制限酵素を使用して消化し、得られた断片をベク ターpBluescript KSのClaI部位にサブクローン化して配列決定を容易にした。1 つの方向における完全長の配列決定は、インサート特異的オリゴヌクレオチドを 使用した連続的なウォーキングを行うことにより得た。配列分析は、GCG Wiscon sinパッケージバージョン8を使用して行った。結果 成体マウス脳cDNAライブラリーからの約100万のプラークを、M3/6 cDNA配列由 来のオリゴヌクレオチド(M3/6T7 Forward)でスクリーニングした。5個の陽性の クローンが確認され、そのうちの3個は異なる長さの同じ転写産物のようであっ た。これらのcDNAクローンの配列を決定することにより、それらの配列が小GTP 結合タンパク質のレギュレーターに関連している形質転換遺伝子であるTIMに有 意な相同性を示すことが明らかになった。MNGEF2及びTIMの間でヌクレオチドレ ベルで60%の相同性が観察された。この相同性は、細胞形質転換を媒介すること において重要な役割を演ずるDHドメインとして知られている領域上に広がってい た。また配列決定により、これらのcDNAクローンの2種(MNGEFI及びMNGEF2)が以 下のトリヌクレオチド反複(AGG)8GAG(AGG)3(配列番号10)を含むことが明らかに なった。さらに、これらのcDNAのうち長い方、すなわちMNGEF2は余分な92bp配列 を含んでおり、この配列はMNGEF1及びMNGEF3においては存在しないが、この領域 の隣接配列は同一であることが明らかになった。この92bp断片は、配列番号3に 示すように未成熟終止コドンを生じるスプライシングされないイントロンを含む 。 実施例2−マウス及びヒト組織におけるMNGEF2の発現 MNGEFの発現のパターンを調べるために、cDNAクローンMNGEF2を成体マウス組 織及びヒト胎児脳組織の選択物から誘導されたポリ(A)+RNAのノーザンブロット にハイブリダイズさせた。ノーザン分析 マウス組織からRNAを抽出し、Dynabeads mRNA精製キット(Dynal)を使用して10 0μgの全RNAからポリ(A)+RNAを調製した。2μgのポリ(A)+RNAを含む各レーン でCurrent Protocols in Molecular Biologyに従ってノーザンブロットを調製し た。ヒト胎児脳ノーザンブロット及びマウス胎児発生ノーザンブロットはClonte chから得た。ブロットは標準的なホルムアミドバッファー中で42℃でハイブリダ イズさせ、65℃で0.1xSSC、0.1%SDSのストリンジェンシーで洗浄した。ブロット を-70℃で1または2日間露出してオートラジオグラフィーにより可視化した。結果 MNGEF2 cDNAクローンは、主としてマウス脳における約3kbの転写物とマウス眼 中の同じサイズの弱いものを検出した。さらに、より強度の低いより短い転写物 (約2.2kb)が脳において見られた。また、弱いがわずかに大きい転写産物(約3.5k b)が小腸及び肝臓において観察された。 ヒト脳組織のノーザンブロット(Clontech)に対するMNGEF2 cDNAクローンのハ イブリダイゼーションにより、主として尾状核において、また小脳扁桃及び海馬 においでも発現される3kbの転写物が検出される。ずっと弱いが同じサイズの転 写物が残りの全ての組織で観察された。 MNGEF2 cDNAクローンを全マウス胚発生ノーザン(Clontech)上でプローブとし て使用すると、同様な3kbの転写物が見られた。最も強いシグナルは、胚発生の7 日目において観察された。同じサイズのより弱いシグナルは、11日、15日及び17 日目において見られた。 実施例3−ヒトNGEFの部分的クローニング MNGEFのヒト相同体を単離するために、プライマーm32bt7f及びm32bt3fを使用 してヒト胎児脳からcDNAを増幅した。使用したプライマーの配列を示す。 803bpの生成物を増幅し、pGEMTベクター(Promega)中にクローン化した。クロ ーンHFB32を配列決定した。配列を配列番号7として示す。翻訳されたタンパク質 配列を配列番号8として示す。マウス及びヒトヌクレオチド配列の比較により87. 8%の相同性が示された。2つの種のタンパク質配列の比較により97%の相同性が示 された。 MNGEFのDH領域によるYeast Genomeデータベースの検索により、染色体XII由来 のオープンリーディングフレーム(ORF)に対する相同性が示された(図6)。このOR Fは、DHドメイン及びプレクストリンドメインを含むRholpのGDP-GTP交換タンパ ク質であるROM2と称される酵母タンパク質に対応する。RH01遺伝子は、酵母中で 哺乳動物RhoA小GTP結合タンパク質の相同体をコードする。Rholpは、増殖部位に 局在し、芽形成に必要であった。ROM2の破壊は温度感受性増殖表現型をもたらし た。これらの突然変異体はRhoの活性化の研究に魅力的な系を提供するものであ る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 48/00 A61P 25/00 A61P 25/00 C07K 14/47 C07K 14/47 16/18 16/18 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 G01N 33/53 D G01N 33/53 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 セオドシオウ,アスパシア イギリス国 オーエックス1 3キューユ ー オクスフォード,サウス パークス ロード,デパートメント オブ バイオケ ミストリー,ジェネティックス ラボラト リー,ユニバーシティー オブ オクスフ ォード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. マウスのグアニンヌクレオチド交換因子(MNGEF)またはその相同体をコード するポリヌクレオチド。 2. 相同体がヒトグアニンヌクレオチド交換因子(NGEF)である請求項1に記載の ポリヌクレオチド。 3.(a)配列番号1、3、5もしくは7に記載のヌクレオチド配列またはその相補体 を含むポリヌクレオチド、 (b)配列番号1、3、5もしくは7に記載のヌクレオチド配列にハイブリダイズ することができるヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドまたはその断片、 (c)配列番号1、3、5もしくは7に記載のヌクレオチド配列の相補体にハイブ リダイズすることができるヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドまたはそ の断片、 (d)遺伝子コードの結果として(a)、(b)または(c)において定義されたポリヌ クレオチドに縮重しているポリヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド、か ら選択されるポリヌクレオチド。 4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドの少なくとも15ヌクレ オチドの断片を含むポリヌクレオチドプローブ。 5. 配列番号2、4、6もしくは8に記載の配列、またはそれに実質的に相同なポリ ペプチド、または配列番号2、4、6もしくは8のポリペプチドの断片を含む実質 的に単離された形態のポリペプチド。 6. 請求項5に記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。 7. 請求項1〜3のいずれか1項または請求項6に記載のポリヌクレオチドを含む ベクター。 8. 請求項1〜3のいずれか1項または請求項6に記載のポリヌクレオチドを含み 、 該ポリヌクレオチドが、宿主細胞中で該ポリヌクレオチドの発現を起こすこと ができる調節配列に機能可能なように結合されている発現ベクター。 9. 配列番号2、4、6もしくは8のポリペプチドまたはその断片と結合することが できる抗体。 10.生体サンプル中の請求項1〜3のいずれか1項または請求項6に記載のポリヌ クレオチドの存在または不存在を検出するための方法であって、 (a)DNAまたはRNAを含む生体サンプルを、ハイブリダイゼーション条件下で 請求項4に記載のプローブに接触させ、 (b)サンプル中の核酸とプローブの間に形成された二本鎖を検出する、 ことを含む前記方法。 11.生体サンプル中に存在する請求項5に記載のポリペプチドを検出する方法で あって、 (a)請求項9に記載の抗体を用意し、 (b)抗体-抗原複合体の形成を可能とする条件下に生体サンプルを前記抗体 とインキュベートし、 (c)前記抗体を含む抗体-抗原複合体が形成されたかどうかを判定する、 ことを含む前記方法。 12.ヒトまたは動物の身体の治療方法に使用するための請求項1〜3のいずれか1 項または請求項6に記載のポリヌクレオチド。 13.ヒトまたは動物の身体の治療方法に使用するための請求項5に記載のポリペ プチド。 14.ヒトまたは動物の身体の治療方法に使用するための請求項10に記載の抗体。 15.請求項1〜3のいずれか1項または請求項6に記載のポリヌクレオチドの有効 な量を患者に投与することを含む神経系の疾患または障害を治療する方法。 16.請求項5に記載のポリペプチドの有効な量を患者に投与することを含む神経 系の疾患または障害を治療する方法。 17.請求項10に記載の抗体の有効な量を患者に投与することを含む神経系の疾患 または障害を治療する方法。 18.前記疾患または障害が悪性腫瘍である請求項15、16または17に記載の方法。
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