JPH0720371A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JPH0720371A
JPH0720371A JP16720893A JP16720893A JPH0720371A JP H0720371 A JPH0720371 A JP H0720371A JP 16720893 A JP16720893 A JP 16720893A JP 16720893 A JP16720893 A JP 16720893A JP H0720371 A JPH0720371 A JP H0720371A
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cam
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光浩 佐藤
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Shinya Takahashi
真也 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】径方向の寸法を小さくしたズームレンズ鏡筒を
提供することを目的とする。 【構成】光軸方向の端面に円周方向に沿って変位を有す
る端面カム55cが形成され、第3レンズ群143を保
持する第3レンズ群枠55と、上記端面カム55cに当
接するカムフォロワ54bを有し、第2レンズ群142
を保持する第2レンズ群枠54と、上記第3レンズ群枠
に向けて上記第2レンズ群枠を付勢する第2レンズ群ば
ね61と、上記第3レンズ群枠及び第2レンズ群枠の
内、一方の光軸周りの回転を規制する回転規制手段と、
上記第3レンズ群枠及び第2レンズ群枠の内、他方をズ
ーム動作を行う際に光軸周りに回転させる回転手段とを
具備しており、上記第3レンズ群枠及び第2レンズ群枠
の、ズーム動作を行う際における相対的な光軸周りの回
動により、上記端面カム55cとカムフォロワ54bを
作動させ、両者の光軸方向の間隔を変更することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズ鏡筒、詳
しくは、ズーム動作を行う際には互いの光軸方向の間隔
を変更し、フォーカス動作を行う際には該互いの光軸方
向の間隔を固定したまま光軸方向に一体的に移動する複
数のレンズ群を有するズームレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ズーム動作時及びフォーカス動作
時に複数のレンズ群を移動させるズームレンズ鏡筒は種
々提案されており、たとえば、特開平2−162251
号公報には、レンズ鏡筒内の回動筒を2体化して内回動
筒,外回動筒として配置し、ズーム動作時は該内回動筒
と外回動筒を一体的に回動し、フォーカス動作時には該
一方の回動筒を前後方向に移動させる技術手段が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術手段では、回動筒を内、外筒的に配置するため、レン
ズ鏡筒の径方向の寸法が増大し、近年、小型化が嘱望さ
れているカメラとっては好ましくない。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、径方向の寸法を小さくしたズームレンズ鏡筒
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるズームレンズ鏡筒は、ズーム動作を行
う際には互いの光軸方向の間隔を変更し、フォーカス動
作を行う際には該互いの光軸方向の間隔を固定したまま
光軸方向に一体的に移動する複数のレンズ群を有するズ
ームレンズ鏡筒において、光軸方向の端面に円周方向に
沿って変位を有する端面カムを設け、上記複数のレンズ
群の内の一つを保持する第1の鏡枠と、上記端面カムに
当接するカムフォロワを有し、上記複数のレンズ群の内
の上記第1の鏡枠に保持されているレンズ群とは異なる
レンズ群を保持する第2の鏡枠と、上記第1の鏡枠に向
けて上記第2の鏡枠を付勢する付勢手段と、上記第1の
鏡枠及び第2の鏡枠の内、一方の光軸周りの回転を規制
する回転規制手段と、上記第1の鏡枠及び第2の鏡枠の
内、他方をズーム動作を行う際に光軸周りに回転させる
回転手段とを具備しており、上記第1の鏡枠及び第2の
鏡枠の、ズーム動作を行う際における相対的な光軸周り
の回動により、上記端面カムとカムフォロワを作動さ
せ、両者の光軸方向の間隔を変更することを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明によるズームレンズ鏡筒は、ズーム動作
を行う際に、上記第1の鏡枠及び第2の鏡枠の相対的な
光軸周りの回動により、上記端面カムとカムフォロワを
作動させ、両者の光軸方向の間隔を変更する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1ないし図3は、本発明の第1実施例で
あるズームレンズ鏡筒の構成を示す中央断面図であり、
また、図5ないし図8は、該ズームレンズ鏡筒の詳細な
構成を示す分解斜視図である。なお、図1は、広角端時
のフォーカス群初期位置(無限側)の状態を、また、図
2は、広角端時のフォーカス群繰出し位置(至近側)の
状態を、さらに、図3は、望遠端時のフォーカス群初期
位置(無限側)の状態をそれぞれ示している。
【0009】図1ないし図3に示すように、本ズームレ
ンズ鏡筒は前方より第1レンズ群141、第2レンズ群
142、第3レンズ群143、第4レンズ群144が配
設されている。図4は、ズーム動作時における上記各レ
ンズ群の動きの概略を示した図であるが、同図に示すよ
うに上記各レンズ群の内、第1レンズ群141ないし第
3レンズ群143は広角端より望遠端に至る間、レンズ
鏡筒内を一体的に移動するようになっている。
【0010】以下、図1ないし図3および図5ないし図
8を参照して各部の詳細な説明を行う。なお、図5ない
し図8は、何れも光軸方向に各部材を分解して示したも
のである。
【0011】図1,図5に示すように、レンズ鏡筒の固
定枠52は、後端部で図示せぬカメラ本体に固定され、
第1レンズ群枠53(図6参照)の後端部に配設された
3ヶ所の直進キー53bが嵌入する直進キー溝52a
と、FPCガイド78(図8参照)が嵌入する直進キー
溝52dが形成されている。また、該固定枠52の外周
には回転枠51が回動自在に嵌合しており、さらに、該
固定枠52の先端部外周には円周方向に沿って溝52c
が形成されていて、上記回転枠51を光軸方向に係止す
るためのCリング64が装着されている。
【0012】一方、該固定枠52の内周には、中枠59
(図8参照)のカムフォロワ59aと嵌合するカム溝5
2bが形成されている(図19に該固定枠52の展開図
を示す)。また、該固定枠52の先端部内周には、該固
定枠52と第1レンズ群枠53との隙間から不要光が鏡
枠内に進入するのを防止するための植毛布等で作られた
遮光部材145が固着されている。
【0013】上記回転枠51は、上述したようにその内
周面で上記固定枠52の外周と径方向に嵌合し、該固定
枠52先端部に装着されたCリング64によって光軸方
向の動きが係止されるようになっている。これにより、
回転枠51は固定枠52に対して回動方向には可動する
が光軸方向の移動は規制されている。
【0014】また、上記回転枠51の内周には第1レン
ズ群枠53を光軸方向に移動させるための有底のカム溝
51bとFPCガイド78を光軸方向に移動させるため
の有底カム溝51cとが形成され(図20に展開図を示
す)、外周上にはギヤー51aが形成され、ズーム駆動
ユニットの出力ギヤーであるズームギヤー227がこれ
に噛み合い回転駆動を行うようになっている。さらに、
回転枠51の外周にはズームレンズのズーミング位置を
検知するズームフォトリフレクタ139のためのズーム
エンコーダのパターンシート76が固着されている。
【0015】図6に示すように、上記第1レンズ群14
1のレンズ枠(鏡枠)である第1レンズ群枠53は、そ
の後端部外周に等間隔に、上記固定枠52の直進キー溝
52aに嵌合する直進キー53bが形成され、該固定枠
52に対して光軸方向に移動可能になっている。さらに
上記直進キー53b上面には、上記回転枠51のカム溝
51bに嵌合するカムフォロワ53aが形成されてい
る。また、該第1レンズ群枠53の内周には、シャッタ
地板81(図7参照)が径方向および回転方向の位置が
規制され、間にシャッタ蓋82(図7参照)を挟み込ん
だ状態でビス65によって締結されている。
【0016】さらに、上記第1レンズ群53の内周には
前枠60(図7参照)と中枠59(図8参照)が周方向
で回動自由に嵌合し、第4レンズ群枠57(図8参照)
に取り付けられたローラ77が入り込み、該第4レンズ
群枠57を回転方向に規制する直進キー溝53e(図1
参照)が内周3ヶ所に形成されている。また、上記中枠
59を光軸方向に規制するためのピン75を圧入するた
めの貫通孔53cが穿設されている。
【0017】また、上記第1レンズ群枠53の光軸方向
先端部には、バリアを開閉するバリア駆動リング69が
径方向で回動可能に嵌合し、先端部の孔より突出してく
るバリア駆動ギヤー100b(図7参照)と連結されて
いる。
【0018】図8に示すように、第4レンズ群枠57は
上記第4レンズ群144を保持する第4レンズ群保持枠
56が一体となるようにネジにより締結されており、そ
の外周には3個のピン57aが植設され、このピンにロ
ーラ77が回転可能に嵌合している。該ローラ77は、
上記第1レンズ群枠53の内周に設けられた直進キー溝
53e(図1参照)に嵌合しており、これにより該第4
レンズ群枠57は第1レンズ群枠53に対し光軸方向に
のみ移動可能であり、回動方向には可動しないようにな
っている。
【0019】また、該第4レンズ群枠57とシャッタ地
板81(図7参照)との間には第4レンズ群ばね62
が、ばね受け63を間に介して配設され、常にローラ7
7が中枠59の端面カム59bに当て付くように付勢さ
れている。
【0020】上記中枠59は、その外周と第1レンズ群
枠53(図6参照)の内周が径方向に嵌合しており、外
周上に形成された溝59cに該第1レンズ群枠53の外
周から圧入されたピン75の先端部が嵌合することによ
って第1レンズ群枠53に対し、光軸方向には一体で進
退し、回転は自在に保持されている。また、該中枠59
の外周には上記固定枠52のカム溝52bに嵌合するカ
ムフォロワ59aが形成されている。また、該中枠59
の外周には連動板66が固定されている。さらに、中枠
59の一端には、端面カム59bが形成されている。
【0021】図7に示すように、上記前枠60は、その
外周で上記第1レンズ群枠53の内周と回転自在に径嵌
合し、内周には第2レンズ群枠54の複数の直進キー5
4aが嵌合する複数の直進キー溝60b(図10参照)
が形成され、該第2レンズ群枠54との間に圧縮バネで
ある第2レンズ群ばね61が配設されている。また、該
前枠60の外周には上記連動板66の先端部の間隙66
aに挟み込まれる突起60aが形成され、上記中枠59
の回転と一体的に回転するように接続されている(図
9、図10参照)。
【0022】これにより、上記前枠60は第1レンズ群
枠53の内周と径方向で嵌合しているため、連動板66
で直接第2レンズ群枠54を回転させることに比べ、該
第2レンズ群枠54の回転に対する偏心を極小さく抑
え、高い光学性能を維持することが可能となる。
【0023】また、上記前枠60の内周面には、焦点駆
動ギヤー列146とバリア駆動ギヤー列147とを連結
させるバリア駆動切換レバー101が配設されていると
共に、沈胴状態以外の状態では上記連結が行われないよ
うに該バリア駆動切換レバー101の位置を規制し、沈
胴時には上記連動板66が該バリア駆動切換レバー10
1を連結する妨げにならぬように同バリア駆動切換レバ
ー101の位置を規制するバリア駆動切換レバー位置規
制カム部が設けられている。
【0024】上記第2レンズ群枠54は、上記第2レン
ズ群142を保持し、上記前枠60の複数の直進キー溝
60bと嵌合する複数の直進キー54aが形成されてい
ると共に、後端部には、上記第3レンズ群枠55の内周
面に形成された端面カム55cに当て付くカムフォロワ
54bが形成されている。また、該第2レンズ群枠54
前端と前枠60後端との間には第2レンズ群ばね61が
挟設されている。さらに、該第2レンズ群枠54の直進
キーは前枠60のキー溝60bに嵌入している。これに
より、第2レンズ群枠54と前枠60とは回転方向には
一体的に回転するが、光軸方向には互いに自由に進退す
ることができる。なお、上記第2レンズ群ばね61の付
勢力は、上記カムフォロワ54bを第3レンズ群枠55
に形成された上記端面カム55cに当接するように働い
ている。
【0025】上記第3レンズ群枠55は、第3レンズ群
143を保持し、内周部には光軸方向の端面に円周方向
に沿って変位を有する端面カム55cが形成されている
と共に、フォーカスカムリング58のカム部58aに当
て付くカムフォロワ55dが形成されている。
【0026】図11は、上記第2レンズ群枠54、第3
レンズ群枠55、フォーカスカムリング58を示した側
面図であり、上記カムフォロワ54b,端面カム55
c,カムフォロワ55d,カム部58aの位置関係を示
している。
【0027】上記第2レンズ群ばね61の付勢力によっ
て上記第3レンズ群枠55の端面カム55cに第2レン
ズ群枠54のカムフォロワ54bが当接し、さらに第3
レンズ群枠55のカムフォロワ55dがフォーカスカム
リング58のカム部58aに当て付く。
【0028】また、図7に示すように第3レンズ群枠5
5の外周面には、光軸方向に孔55aが穿設された突出
部が形成され、さらに、該外周面には、光軸に対し該突
出部とほぼ対する位置に直進キー55bが形成されてい
る。上記孔55aにはシャッタユニットのシャッタ地板
81とシャッタ蓋82との間で保持されるロッド89が
嵌入し、直進キー55bはシャッタ地板81上に形成さ
れた図示しない溝に嵌入している。これにより、上記第
3レンズ群55は、シャッタ地板81に対して回転不能
で光転方向にのみ移動可能となっている。
【0029】上記連動板66は、図9に示すように、上
記中枠59の外周部に固定され、その先端部の間隙66
aに前枠60の外周部突起60aを挟み込むことによっ
て、中枠59と前枠60とを一体で回動するように連結
している。また、短焦点端から沈胴状態に移動する際
に、その端面66bで焦点駆動ギヤー列146とバリア
駆動ギヤー列147とを連結するバリア駆動切換レバー
101を連結状態にするようになっている。
【0030】上記バリア駆動リング69は、図6に示す
ように第1レンズ群枠53の先端部53fに内径部分6
9eで回動可能に嵌合している。また、図16,図17
に示すようにインターナルギヤー69aによってバリア
駆動ギヤー100bと連結され、連結部分の周囲は、袋
状の概略密閉状態となっている。該インターナルギヤー
69aと反対側の面(カメラ前面側)とには、図示形状
の板状のバリアばね70が対向する位置に2ヶ配設され
ており、バリア羽根71を付勢し、バリア羽根71、バ
リア羽根73の開閉を行うようになっている(図16,
図17参照)。
【0031】上記バリアばね70は、中程に折曲部が形
成された板状ばねであり、図16,図17に示すように
上記バリア駆動リング69の円周上に配設されている。
そして、その両端が上記バリア駆動リング69の突部6
9bに当接し、また、折曲部に穿設されたガイド溝69
cに、突起部69dが嵌挿しており、光軸方向と回転方
向の移動を規制された状態で該バリア駆動リング69に
配設されている。
【0032】上記バリア羽根71は、図6に示すよう
に、上記第1レンズ群枠53の先端に突設したボス53
gを中心に回動自在にされたアームであり、同形状のも
のが2枚、該第1レンズ群枠53に配設されている。そ
して、図16に示すように、上記バリアばね70によっ
て付勢される突起部71cと、閉状態のときにバリア羽
根73を駆動する突起部71aと、開状態のときにバリ
ア羽根73の突起部73bを付勢するための凹部71b
とが形成されている。
【0033】上記バリア羽根73は、上記バリア羽根7
1と同様に第1レンズ群枠53の先端のボス53gを中
心に回動自在にされたアームであり、同形状のものが2
枚、該第1レンズ群枠53に配設されている。そして、
図16に示すように、閉状態のときにはバリア羽根71
の突起部71aによって付勢され、開状態のときには突
起部73bがバリア羽根71によって付勢され、開閉動
作を行う。
【0034】カバー環74は、第1レンズ群枠53の先
端部に取り付けられてバリア駆動リング69、バリア羽
根71、バリア羽根73の光軸方向の位置を規制するよ
うになっている。
【0035】また、FPCガイド(フレキシブルプリン
ト基板ガイド)78は、図21,図22に示すように、
上記固定枠52の直進キー52dに嵌入する係合部78
bと、回転枠51のカム溝51cと係合するカムフォロ
ワ78cと、鏡枠内部に配設される鏡枠フレキシブル基
板302を押圧する腕部78aとが形成されている。上
記腕部78aで鏡枠フレキシブルプリント基板302が
U字型となるように組み立てられ、回転枠51のカムに
よって、第1レンズ群枠53の繰出し量の約半分の移動
量だけ光軸方向に駆動され、さらに、該腕部78aによ
って鏡枠フレキシブルプリント基板302の作動ガイド
と光軸方向への広がりを規制するようになっている。ま
た、FPCガイド78が無い場合は、上記フレキシブル
プリント基板302は、図26に示すように広がること
となる。
【0036】図24は、本第1実施例のズームレンズ鏡
筒における駆動回路の主要部構成を示したブロック図で
ある。また、図23は、上記駆動回路の主要部を接続す
るフレキシブルプリント基板の概念図である。
【0037】該ズームレンズ鏡筒内には、シャッタユニ
ット3が配設されていて、また、該シャッタユニット3
内にはフォーカスモータ108,シャッタプランジャ1
11,シャッタトリガ用フォトリフレクタ110,フォ
ーカス用フォトインタラプタ109等が配設されてい
る。上記アクチュエータ,センサー等およびズームモー
タ201,表示装置307,レリーズスイッチ318と
カメラ本体内のメイン基板301に実装された制御回路
12とは、上記鏡枠フレキシブルプリント基板302に
よって接続されている。なお、これらアクチュエータ,
センサー等は後に詳述する。
【0038】図1に戻って、シャッタ地板81の後方に
は、2枚のシャッター羽根92A,92Bが配設されて
いる。このシャッター羽根92A,92Bは通常は上記
各レンズ群を通過する光束を遮蔽するように閉じてお
り、レリーズ動作によって所定時間開き、その後閉じる
ようになっている。また、上記シャッタ羽根92A,9
2Bは、上記シャッタ地板81に固着された羽根押え9
3,94の間に移動自在に挟設されており、該羽根押え
93,94は、シャッタ羽根92A,92Bの開閉動作
時のガイド機能を果たすようになっている。
【0039】上記フォーカスモータ108は、上記シャ
ッタ地板81に固定されており、その出力軸にはピニオ
ンギヤー105が固着されている。該フォーカスモータ
108の回動を焦点駆動ギヤー列146(図7参照)で
伝達してフォーカスカムリング58を回動させてフォー
カシング動作を行うようになっている。
【0040】固定枠52先端に配設されたシーリング部
材68は、カメラ内部に水滴が入ることを防止する部材
で、弾性材料でできている。カメラ後方側は固定枠52
に固着しており、外周側は前側カバー21に固着されて
いる。内径側には第1レンズ群枠53に押圧しており、
第1レンズ群枠の直進繰出し動作は可能で水滴がカメラ
内部に進入しないように前後2ヶ所で第1レンズ群枠5
3とリング状の線接触しているリップ部68aが設けら
れている。
【0041】次に、本第1実施例のズームレンズ鏡筒の
ズーム動作について説明する。
【0042】まず、図1に示す鏡枠短焦点端の状態から
図3に示す長焦点側へのズーム動作を説明する。
【0043】カメラ本体の所定箇所に配設されたズーム
モータ201(図24参照)に駆動電源が供給されると
ギヤー227(図5参照)が駆動され回転枠51が回動
される。該回転枠51を被写体側から見て時計方向に回
転すると第1レンズ群枠53のカムフォロワ53aが回
転枠51のカム溝51bに嵌合し、且つ固定枠52の直
進キー溝52aによって回転方向の動きを規制されてい
るため、第1レンズ群枠53は図中、光軸左方向(被写
体方向)に直進する。
【0044】このとき、中枠59も第1レンズ群枠53
と一体的に光軸左方向に移動すると同時に、固定枠52
の内周のカムによって時計方向にも回転する。上記中枠
59が回転することにより第4レンズ群枠57のローラ
77に当たる中枠59のカム59bの位置が変わり、こ
れによって第1レンズ群枠53に対する第4レンズ群枠
57の相対的な位置が変化する。
【0045】上記中枠59の外周上に固定された連動板
66は、該中枠59と一体的に回動し、これにともなっ
て前枠60と、該前枠60と直進キーによって係合され
ている第2レンズ群枠54も、上記中枠59と同じ回転
角だけ回転する。この回転によって第2レンズ群枠54
のカムフォロワ54bの、第3レンズ群枠55の端面カ
ム55cに対する接触位置が変わり、結果として第2レ
ンズ群142と第3レンズ群143との相対間隔が変化
する。
【0046】この回転枠51の回動により上記FPCガ
イド78も第1レンズ群枠53の約半分の量だけ光軸左
方向に移動し、シャッタ地板81に取り付けられた鏡枠
フレキシブル基板302が鏡枠内部で光軸中心方向に広
がろうとするのを押さえる。
【0047】上記説明は、本実施例のズームレンズ鏡筒
における短焦点側から長焦点側への駆動を説明したが、
その逆の長焦点側から短焦点側への駆動は上記回転枠5
1を反時計回りに回転させることで実現できる。
【0048】次に、本実施例のズームレンズ鏡筒におけ
るフォーカス駆動機構について説明する。
【0049】図12,図13は、本実施例のフォーカス
駆動機構の構成を示した分解斜視図である。
【0050】この図に示すように、フォーカスモータ1
08は、シャッタ地板81に固定されている。該フォー
カスモータ108の出力軸108aには、ピニオンギヤ
ー105が固着されている。該ピニオンギヤー105に
は、シャッタ地板81に回動可能に軸支されたアイドル
ギヤー106が噛合している。さらに、該ピニオンギヤ
ー105には、シャッタ地板81に回動可能に軸支され
たアイドルギヤー107が噛合している。
【0051】また、ギヤー83、ギヤー84、ギヤー8
5、ギヤー86は減速用2段ギヤーで、それぞれシャッ
タ地板81に回動可能に軸支されている。さらに、ギヤ
ー87はアイドルギヤーであり、該ギヤー87の小径ギ
ヤー部87bと、フォーカスカム58a、ギヤー部58
bと噛合している。
【0052】フォーカシングをする場合は、カメラ本体
側よりフォーカスモータ108に駆動電源を供給する。
それによってフォーカスカムリング58が回動し、第3
レンズ群枠55がロッド89と直進キー55bによって
回動を規制され、光軸左方向に直進移動される。このと
き、第2レンズ群枠54も前枠60の直進キー溝に係合
しているため、回動することなく第3レンズ群枠55と
同じだけの移動量分ほど光軸左方向に直進移動する。
【0053】これにより、上記第2レンズ群枠54と第
3レンズ群枠55とは、ズーム動作で決定された、互い
の間隔を変えることなく焦点調節分だけ光軸方向へ一体
となって移動し、図1に示す状態から図3に示す状態へ
変化する。
【0054】ギヤー88は、シャッタ地板81に回動可
能に軸支されており、スリット羽根部88bが設けられ
ている。このスリット羽根部88bをフォーカスフォト
インタラプタ109でカウントすることによりモータの
回転数を検出するようになっている。すなわち、該フォ
ーカスフォトインタラプタ109のパルスをカウントす
ることにより、フォーカスカムリング58の回転角、す
なわち第2レンズ群枠54、第3レンズ群枠55の繰出
し量を知ることができる。
【0055】ギヤー98および2段ギヤー99は、とも
に上記バリア駆動切換レバー101に回動可能に軸支さ
れており、また、バリア駆動ギヤー100は、シャッタ
地板81に回動可能に軸支されている。該バリア駆動ギ
ヤー100一端部のギヤー部100aは上記2段ギヤー
99の大径ギヤー部99bと噛合しており、他端部のバ
リア駆動ギヤー部100bは、上記バリア駆動リング6
9のインターナルギヤー69aと噛合している。
【0056】上記バリア駆動切換レバー101は、シャ
ッタ地板81に揺動可能に軸支されており、その一端部
101aを上記連動板66に押され、ギヤー98がフォ
ーカスカムリング58のギヤー部58bと噛合する位置
と、ピン101bが前枠60のカム部60Bに押されて
ギヤー98がフォーカスカムリング58のギヤー部58
bと噛合しない位置との間を移動するようになってい
る。
【0057】次に、上述したフォーカス駆動機構の動作
について説明する。
【0058】図25は、本実施例のズームレンズ鏡筒に
おけるフォーカス駆動機構の動作を示すフローチャート
である。以下、該フローチャートと図12,図13を参
照して該機構の動作を説明する。
【0059】まず、レリーズSW318(図24参照)
がONされると(ステップS0)、図示しないオートフ
ォーカスセンサーによって、測距が行われる(ステップ
S1)。このとき、フォーカス動作時における第2レン
ズ群142,第3レンズ群143の繰出し量が演算によ
って求められる。そして該算出された繰出し量から、繰
出し目標パルス数NAFが求められる。
【0060】次に、フォーカスモータ108を逆転させ
てレンズリセット動作を行う(ステップS2)。すなわ
ち、フォーカスモータ108を逆転させると、フォーカ
スカムリング58が、図12中、矢印Aの方向に回転す
る。これにより、フォーカスカムリング58のストッパ
58cが、シャッタ地板81のストッパ81dに当接し
て停止する。
【0061】このフォーカスモータ108逆転と同時
に、第1タイマをスタートさせ(ステップS3)、フォ
トインタラプタ(PI)109からパルス入力信号を受
ける毎に(ステップS4)、該第1タイマをリセットす
る。そして、該第1タイマのカウントの終了によって
(ステップS5)、リセット動作終了と判断して、フォ
ーカスモータ108を停止させる(ステップS6)。
【0062】次に、フォーカスモータ108を正転させ
(ステップS7)、同時に第2タイマをスタートさせる
(ステップS8)。これにより、上記フォーカスカムリ
ング58が図12中、矢印Bの方向に回転する。このと
き、フォトインタラプタ109からのパルス信号をモニ
ターしておく。そして、該パルス数が、上記繰出し目標
パルス数NAF−50 に達した時点からフォーカスモ
ータ108を減速させる(ステップS9,ステップS1
0)。そして、上記フォトインタラプタ109からのパ
ルス数が上記目標パルス数NAFに達したところで、フ
ォーカスモータ108を停止させる(ステップS11,
ステップS12)。
【0063】この結果、被写体からの距離に応じて、第
2レンズ群142,第3レンズ群143が繰り出され、
フォーカス動作が終了する。その後、シャッタが作動し
て、露出が行われる(ステップS13)。
【0064】一方、上述したように、フォーカスモータ
108を正転させた際に、フォーカス動作より長い時間
の第2タイマをスタートさせ(ステップS8)、目標パ
ルス数NAFのカウントが終了する前に、該第2タイマ
のカウントが終了した場合には(ステップS14,ステ
ップS16)、カメラが故障したと判定して、カメラの
表示装置307に故障の表示を行う(ステップS15,
ステップS17)。
【0065】次に、本実施例のズームレンズ鏡筒におけ
るレンズバリア駆動切換機構について図12ないし図1
5を参照して説明する。
【0066】図14は、該レンズバリア駆動切換機構の
バリア駆動系への伝達状態を示した説明図であり、ま
た。図15は、該レンズバリア駆動切換機構のバリア駆
動系への非伝達状態を示した説明図である。
【0067】バリア駆動切換レバー101はシャッタ地
板81に揺動自在に軸支されている。また、ギヤー98
および2段ギヤー99は、上記バリア駆動切換レバー1
01の固植された軸にそれぞれ回動可能に軸支されてい
る。一方、バリア駆動ギヤー100は、シャッタ地板8
1に回動可能に軸支されており、該バリア駆動ギヤー1
00の一端に形成されたギヤー100aと上記2段ギヤ
ー99のギヤー99bとは噛合している。さらに、上記
2段ギヤー99のギヤー99aは、上記ギヤー98と噛
合している。
【0068】上記バリア駆動切換レバー101は、一端
部101aが、レンズ沈胴時に上記連動板66(図1参
照)の端面に押されて、ギヤー98と、フォーカスカム
リング58のギヤー部58bと噛合する位置(図14参
照)と、ピン部101bが、前枠60のカム部60cに
押されて、ギヤー108とギヤー58bが、噛合しない
位置(図15参照)の間で揺動するようになっている。
【0069】また、図16,図17,図18において、
バリア駆動リング69は、第1レンズ群枠53の先端部
53fに回動可能に嵌合している。該バリア駆動リング
69の内径部にはインターナルギヤー69aが設けら
れ、バリア駆動ギヤー100の他端に形成されたギヤー
部100bと噛合している。
【0070】また、上記バリア駆動リング69にはバリ
アバネ70が固着されている。これにより、上記バリア
羽根71が付勢されるようになっている。このバリア羽
根71は、上記第1レンズ群枠53先端に配設されたボ
ス53dを揺動中心として、揺動自在に該第1レンズ群
枠53に取付けられている。そして、バリアばね70に
よって付勢される突起部71cと、閉状態のときにバリ
ア羽根73を駆動するための突起部71aと、開状態の
ときに該バリア羽根73の突起部73bを付勢するため
の凹部71bとが形成されている。
【0071】上記バリア羽根73は、上記バリア羽根7
1と同様に、第1レンズ群枠53先端部のボス53dを
揺動中心として、該第1レンズ群枠53に揺動自在に取
付けられている。そして、バリア閉鎖状態のときには上
記バリア羽根71の突起部71aによって付勢され、開
状態のときには、突起部73bが上記バリア羽根71に
よって駆動され、開閉動作を行うようになっている。ま
た、第1レンズ群枠53の先端部にはカバー環74が取
付けられており、上記バリア駆動リング69,バリア羽
根71,バリア羽根73の光軸方向の位置を規制してい
る。
【0072】次に、上記レンズバリア駆動機構の動作に
ついて説明する。
【0073】まず、パワーSWをOFFすると、図示し
ないズーム駆動ユニットに電源が供給されズームモータ
201(図24参照)が回転する。これにより上記回転
枠51が反時計方向に回転され、さらに上記第1レンズ
群枠53が沈胴位置まで移動する。このとき、中枠59
も、第1レンズ群枠53の移動により沈胴位置まで移動
する。さらに、該中枠59と一体的に回転する連動板6
6により、上記バリア駆動切換レバー101の一端部1
01aが押圧され、バリア駆動切換レバー101が揺動
させられて(図12中、矢印cの方向)、ギヤー98と
ギヤー58bとが噛合する(図14参照)。すなわち、
フォーカスモータ108の動力がバリア駆動ギヤー10
0に伝達されるようになる。
【0074】次に、フォーカスモータ108に電源を供
給する。このフォーカスモータ108が反時計方向に回
転することにより、ギヤー列を介してバリア駆動ギヤー
100に動力が伝達され、該バリア駆動ギヤー100が
反時計方向に回転する。これにより、該バリア駆動ギヤ
ー100の一端に配設されたギヤー100bとインター
ナルギヤー69aとが噛合していることより、上記バリ
ア駆動リング69は反時計方向に回転する。このとき、
バリアバネ70により上記バリア羽根71が押圧され、
該バリア羽根71がバリア閉鎖方向に揺動する。一方、
上記バリア羽根73は、上記バリア羽根71の突起部7
1aに押され、やはり、バリア閉鎖方向に揺動する。こ
のとき、フォトインタラプタ109からのパルス信号を
カウントして、バリア閉鎖に必要な所定パルス数だけ、
フォーカスモータ108が回転したことが検知された時
点で該モータを停止させる。
【0075】次に、バリア開放動作について説明する。
【0076】パワーSWがONされると、まず、フォー
カスモータ108に電源を供給して、該フォーカスモー
タ108を時計方向に回転させる。これにより、該フォ
ーカスモータ108の動力が伝達されバリア駆動リング
69が時計方向に回転する。また、バリア羽根71は、
バリアバネ70に、該バリア羽根71の突起部71cが
押されて開放方向に移動する。一方、バリア羽根73
は、突起部73bがバリア羽根71に押され、やはり開
放方向に移動する。このとき、上述した閉鎖時と同様に
上記フォトインタラプタ109からのパルス信号をカウ
ントして、所定パルス数だけ、フォーカスモータ108
が回転したことが検知された時点で該モータを停止させ
る。
【0077】次に、図示しないズーム駆動ユニットに電
源が供給されズームモータ201が回転する。これによ
り回転枠51が時計方向に回転させられ、この結果第1
レンズ群枠53が撮影可能な位置へ移動する。また、該
第1レンズ群枠53の移動に伴って中枠59が回転す
る。すなわち、上記連動板66を介して前枠60が回転
する。
【0078】このとき、上記前枠60のカム部60c
が、バリア駆動切換レバー101のピン101bを押す
ので、該バリア駆動切換レバー101は、ギヤー98と
ギヤー58bとが噛み合わない位置へ揺動する(図15
参照)。この結果、バリア駆動ギヤー100とフォーカ
スモータ108との伝達が断たれ、通常の撮影が可能と
なる。
【0079】上述した実施例によると、ズーム動作時に
は、お互いの間隔を変え、フォーカス動作時には一体的
に繰り出される複数のレンズ群を有するズームレンズの
光学系において、フォーカス動作時に繰り出されるレン
ズ群の位置を高精度に保つとともに、径方向の寸法を極
小さく抑える構造のズームレンズ鏡筒を提供することが
できる。すなわち、フォーカシング光学系のズーミング
による群間隔の変化を、ズーム動作時に回動する鏡枠と
光軸方向に直進可能に保持した鏡枠とのいずれか一方に
端面カムを、他方にカムフォロワを設けることで実現す
ることにより、径方向の寸法の増大を抑え、ズーム動作
時の駆動力を薄い板状の連結部材でフォーカシング群に
伝達するために、非常に少ないスペースで実装でき、結
果的に他の部材当を空いたスペースに効率的に配置でき
全体としてコンパクトなズームレンズ鏡筒を実現でき
る。
【0080】また、ズーミング駆動力を複数の鏡筒に伝
達するカム枠を、簡単な部材をごく小数だけ用いること
によって鏡筒同士を容易でかつ高精度に保持でき、小型
のレンズ鏡筒を低コストで提供できる。
【0081】次に、本発明の第2実施例のズームレンズ
鏡筒について説明する。
【0082】この第2実施例は、上記第1実施例に対し
てFPCガイドの駆動機構のみが異なっており、その他
の構成・作用は同様であるので、ここでは差異のみを説
明する。
【0083】図27,図28は、上記第2実施例のズー
ムレンズ鏡筒におけるFPCガイドの駆動機構および第
1レンズ群枠を示した要部斜視図である。
【0084】図27に示すように、本第2実施例は、第
1レンズ群枠53’とFPCガイド78’を逆位相で同
一リードのリードネジ351,352を用いて駆動して
いる。そして、ギヤー353,354の減速比を約2:
1とすることで送り機構を実現している。また、図28
に示すように、ギヤー357,358の減速比は1:1
として逆位相のリードネジ355,356のリードを約
2:1にすることでも実現できる。
【0085】このような構成をなす本第2実施例におい
ても上記第1実施例と同様な効果が期待できる。
【0086】次に、本発明の第3実施例のズームレンズ
鏡筒について説明する。
【0087】この第3実施例は、上記第1実施例に対し
てレンズバリア駆動切換機構のみが異なっており、その
他の構成・作用は同様であるので、ここでは差異のみを
説明する。
【0088】図29は、本第3実施例のズームレンズ鏡
筒におけるレンズバリア駆動切換機構を示した図であ
る。
【0089】上記第1実施例では、連動板66でギヤー
98とギヤー58bとが噛合する方向にバリア駆動切換
レバー101を押すようにしたが、本第3実施例では、
図29に示すように、前枠60のカム部60cより突出
形成されたリブ60aでバリア駆動切換レバー101の
ピン101cを押すようにしている。
【0090】このような構成をなす本第3実施例におい
ても上記第1実施例と同様な効果が期待できる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、径
方向の寸法を小さくしたズームレンズ鏡筒を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるズームレンズ鏡筒に
おける、広角端時のフォーカス群初期位置(無限側)の
状態を示した中央断面図である。
【図2】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における、
広角端時のフォーカス群繰出し位置(至近側)の状態を
示した中央断面図である。
【図3】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における、
望遠端時のフォーカス群初期位置(無限側)の状態を示
した中央断面図である。
【図4】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における、
ズーミング時の各レンズ群の動きを示す概念図
【図5】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒の分解斜視
図である。
【図6】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒の分解斜視
図である。
【図7】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒の分解斜視
図である。
【図8】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒の分解斜視
図である。
【図9】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における、
中枠,連動板,前枠の結合状態示した説明図である。
【図10】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、前枠,第2レンズ群枠,連動板の結合状態を示した
要部断面図である。
【図11】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、第2レンズ群枠、第3レンズ群枠、フォーカスカム
リングを示した側面図である。
【図12】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、焦点駆動ユニットおよびバリア駆動ギヤーの連結部
を示した要部分解斜視図である。
【図13】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、焦点駆動ユニットおよびバリア駆動ギヤーの連結部
の主要部を別の角度から見た要部分解斜視図である。
【図14】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、レンズバリア駆動切換機構のバリア駆動系への伝達
状態を示す説明図である。
【図15】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、レンズバリア駆動切換機構のバリア駆動系への非伝
達状態を示す説明図である。
【図16】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
バリアの開放状態を示す図である。
【図17】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
バリアの閉鎖状態を示す図である。
【図18】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
バリア駆動リングとバリア駆動ギヤーを示した縦断面図
および横断面図である。
【図19】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
固定枠の内面部を示した展開図である。
【図20】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
回転枠の内周部を示した展開図である。
【図21】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒の、ワイ
ド,スタンダード,テレ状態における鏡枠フレキシブル
プリント基板,FPCガイドおよびその周辺部の断面図
である。
【図22】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
鏡枠フレキシブルプリント基板およびFPCガイドを示
した要部斜視図である。
【図23】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
駆動回路の主要部を接続するフレキシブルプリント基板
の概念図である。
【図24】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒における
駆動回路の主要部構成を示したブロック図である。
【図25】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におけ
る、フォーカス駆動機構の動作を示すフローチャートで
ある。
【図26】上記第1実施例のズームレンズ鏡筒におい
て、FPCガイドが無い場合の、ワイド,スタンダー
ド,テレ状態における鏡枠フレキシブルプリント基板お
よびその周辺部の断面図である。
【図27】本発明の第2実施例のズームレンズ鏡筒にお
ける第1レンズ群枠およびFPCガイド駆動機構を示し
た要部斜視図である。
【図28】上記第2実施例の変形例のズームレンズ鏡筒
における第1レンズ群枠およびFPCガイド駆動機構を
示した要部斜視図である。
【図29】本発明の第3実施例のズームレンズ鏡筒にお
けるレンズバリア駆動切換機構を示した説明図である。
【符号の説明】
51…回転枠 52…固定枠 53…第1レンズ群枠 54…第2レンズ群枠 55…第3レンズ群枠 57…第4レンズ群枠 59…中枠 60…前枠 61…第2レンズ群ばね 62…第4レンズ群ばね 66…連動板 69…バリア駆動リング 71,73…バリア羽根 78…FPCガイド 81…シャッタ地板 100…バリア駆動ギヤー 101…バリア駆動切換レバー 108…フォーカスモータ 141…第1レンズ群 142…第2レンズ群 143…第3レンズ群 144…第4レンズ群 302…鏡枠フレキシブルプリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 真也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーム動作を行う際には互いの光軸方向の
    間隔を変更し、フォーカス動作を行う際には該互いの光
    軸方向の間隔を固定したまま光軸方向に一体的に移動す
    る複数のレンズ群を有するズームレンズ鏡筒において、 光軸方向の端面に円周方向に沿って変位を有する端面カ
    ムを設け、上記複数のレンズ群の内の一つを保持する第
    1の鏡枠と、 上記端面カムに当接するカムフォロワを有し、上記複数
    のレンズ群の内の上記第1の鏡枠に保持されているレン
    ズ群とは異なるレンズ群を保持する第2の鏡枠と、 上記第1の鏡枠に向けて上記第2の鏡枠を付勢する付勢
    手段と、 上記第1の鏡枠及び第2の鏡枠の内、一方の光軸周りの
    回転を規制する回転規制手段と、 上記第1の鏡枠及び第2の鏡枠の内、他方をズーム動作
    を行う際に光軸周りに回転させる回転手段と、 を具備しており、ズーム動作を行う際に、上記第1の鏡
    枠及び第2の鏡枠の相対的な光軸周りの回動により、上
    記端面カムとカムフォロワを作動させ、該第1の鏡枠と
    第2の鏡枠との光軸方向の間隔を変更することを特徴と
    するズームレンズ鏡筒。
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