JPH07203694A - 超音波駆動装置 - Google Patents
超音波駆動装置Info
- Publication number
- JPH07203694A JPH07203694A JP6013129A JP1312994A JPH07203694A JP H07203694 A JPH07203694 A JP H07203694A JP 6013129 A JP6013129 A JP 6013129A JP 1312994 A JP1312994 A JP 1312994A JP H07203694 A JPH07203694 A JP H07203694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- resonance rod
- stator
- piezoelectric vibrator
- resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、リング状圧電振動子の側面に共振
棒を固着して進行波を拡大伝達するようにした超音波駆
動装置を提供するものである。 【構成】 ケース４の突出部４ａに超音波振動子１を装
着し、この超音波振動子１に共振棒１１を接着し、円形
に構成してステータ１２が構成される。又、ロータ８の
中心に回転軸７が固着され、この回転軸７はケース４に
装着された軸受け５、６で回転可能に装着され、又、ロ
ータ８の摺動部８ａがステータ１２の共振棒１１に圧接
されるようにするようにスラスト軸受け１０との間にバ
ネ９が設けられている。このように構成した超音波駆動
装置では、共振棒１１によって超音波振動子１に発生し
た進行波が拡大伝達され、共振棒１１の側面に接触され
たロータ１２を効率よく駆動することができる。
棒を固着して進行波を拡大伝達するようにした超音波駆
動装置を提供するものである。 【構成】 ケース４の突出部４ａに超音波振動子１を装
着し、この超音波振動子１に共振棒１１を接着し、円形
に構成してステータ１２が構成される。又、ロータ８の
中心に回転軸７が固着され、この回転軸７はケース４に
装着された軸受け５、６で回転可能に装着され、又、ロ
ータ８の摺動部８ａがステータ１２の共振棒１１に圧接
されるようにするようにスラスト軸受け１０との間にバ
ネ９が設けられている。このように構成した超音波駆動
装置では、共振棒１１によって超音波振動子１に発生し
た進行波が拡大伝達され、共振棒１１の側面に接触され
たロータ１２を効率よく駆動することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型のリング状圧電振
動子の側面に共振棒を固着して進行波を拡大する超音波
駆動装置に関するものである。
動子の側面に共振棒を固着して進行波を拡大する超音波
駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、図６及び図７に示すよう
に、圧電振動子１の側面に扇形状の多数の共振板２を、
その内端２ａを圧電振動子１の孔１ａにほぼ一致するよ
うに合わせてリング状に接着し、共振板２の外端２ｂを
圧電振動子１の径より突出してほぼ円形に形成したステ
ータ３を構成し、図８に示すように、このステータ３の
圧電振動子１の孔１ａをケース４の突出部４ａに装着
し、ケース４に設けたベアリング５、６で回転軸７が支
持されたロータ８の端部８ａを共振板２ａにケース４に
装着したベアリング１０を介して設けたバネ９で圧接し
た超音波モータを提案した（特願平５−１２８１６４号
参照）。
に、圧電振動子１の側面に扇形状の多数の共振板２を、
その内端２ａを圧電振動子１の孔１ａにほぼ一致するよ
うに合わせてリング状に接着し、共振板２の外端２ｂを
圧電振動子１の径より突出してほぼ円形に形成したステ
ータ３を構成し、図８に示すように、このステータ３の
圧電振動子１の孔１ａをケース４の突出部４ａに装着
し、ケース４に設けたベアリング５、６で回転軸７が支
持されたロータ８の端部８ａを共振板２ａにケース４に
装着したベアリング１０を介して設けたバネ９で圧接し
た超音波モータを提案した（特願平５−１２８１６４号
参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
超音波モータでは、共振板２の断面が矩形状であるた
め、薄型リング状圧電振動子１の振動によって共振板２
に捩れが生じ、楕円運動にばらつきが発生し易く、従っ
て、ロータ８に滑らかに振動が伝達されず、均一な回転
運動が得られず、効率も悪いという問題があった。
超音波モータでは、共振板２の断面が矩形状であるた
め、薄型リング状圧電振動子１の振動によって共振板２
に捩れが生じ、楕円運動にばらつきが発生し易く、従っ
て、ロータ８に滑らかに振動が伝達されず、均一な回転
運動が得られず、効率も悪いという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄型リング状
圧電振動子の両面に電極を設け、該電極に交流電圧を印
加して進行波を発生する薄型リング状圧電振動子を設け
た超音波駆動装置において、前記リング状圧電振動子の
片面に、複数の丸棒状の共振棒の一部を平らに切削した
面を円形に固着してステータを構成し、前記共振棒の側
面にロータを圧接するものである。
圧電振動子の両面に電極を設け、該電極に交流電圧を印
加して進行波を発生する薄型リング状圧電振動子を設け
た超音波駆動装置において、前記リング状圧電振動子の
片面に、複数の丸棒状の共振棒の一部を平らに切削した
面を円形に固着してステータを構成し、前記共振棒の側
面にロータを圧接するものである。
【０００５】
【作用】本発明では、薄型リング状圧電振動子の側面に
４分割された電極を設け、これらの４分割された電極の
それぞれ２つずつに９０度位相の異なる交流電力を供給
すると、圧電振動子の端面又は側面に進行波が生じる。
４分割された電極を設け、これらの４分割された電極の
それぞれ２つずつに９０度位相の異なる交流電力を供給
すると、圧電振動子の端面又は側面に進行波が生じる。
【０００６】この進行波は圧電振動子の側面に固着され
た丸棒状の共振棒に伝達されるが、この共振棒は薄型リ
ング状圧電振動子の径より突出しているため、それぞれ
の共振棒が進行波の共振部材となり、振幅が拡大され
る。
た丸棒状の共振棒に伝達されるが、この共振棒は薄型リ
ング状圧電振動子の径より突出しているため、それぞれ
の共振棒が進行波の共振部材となり、振幅が拡大され
る。
【０００７】従って、この共振板にロータを圧接する
と、駆動体は増幅された進行波により駆動され、又、共
振棒は丸棒であるため、捩れが発生せず、均一な進行波
が発生し、効率もアップする。
と、駆動体は増幅された進行波により駆動され、又、共
振棒は丸棒であるため、捩れが発生せず、均一な進行波
が発生し、効率もアップする。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の実施例の超音波駆動装置のス
テータの平面図、図２は図１の側面図、図３は図１のス
テータの斜視図、図４は共振棒の斜視図で、複数の共振
棒１１の一部がそれぞれ平らに切削された部分１１ａが
薄型リング状圧電振動子１の片面に接着されて円形に構
成されることによりステータ１２が構成される。
テータの平面図、図２は図１の側面図、図３は図１のス
テータの斜視図、図４は共振棒の斜視図で、複数の共振
棒１１の一部がそれぞれ平らに切削された部分１１ａが
薄型リング状圧電振動子１の片面に接着されて円形に構
成されることによりステータ１２が構成される。
【０００９】このように構成したステータ１２は、薄型
リング状圧電振動子１の電極に図示しない発振器より電
力を供給すると、薄型リング状圧電振動子１の振動が共
振棒１１によって拡大されるが、この共振棒１１の薄型
リング状圧電振動子１から突出している部分は丸棒であ
るので、共振棒１１に捩れが発生せず、従って、薄型リ
ング状圧電振動子１で発生した振動をそのまま拡大する
ことができる。
リング状圧電振動子１の電極に図示しない発振器より電
力を供給すると、薄型リング状圧電振動子１の振動が共
振棒１１によって拡大されるが、この共振棒１１の薄型
リング状圧電振動子１から突出している部分は丸棒であ
るので、共振棒１１に捩れが発生せず、従って、薄型リ
ング状圧電振動子１で発生した振動をそのまま拡大する
ことができる。
【００１０】そして、図５に示すように、ステータ１２
の薄型リング状圧電振動子１の孔１ａがケース４の突出
部４ａに装着され、ケース４に設けたベアリング５、６
で回転軸７が支持されたロータ８の端部８ａを共振棒１
１にベアリング１０を介してバネ９で圧接し、ステータ
１２の薄型圧リング状電振動子１の電極に電力を供給す
ると、薄型リング状圧電振動子１の振動が共振棒１１で
そのまま拡大されるので、ロータ８はスムーズに回転
し、効率よく回転させることができる。
の薄型リング状圧電振動子１の孔１ａがケース４の突出
部４ａに装着され、ケース４に設けたベアリング５、６
で回転軸７が支持されたロータ８の端部８ａを共振棒１
１にベアリング１０を介してバネ９で圧接し、ステータ
１２の薄型圧リング状電振動子１の電極に電力を供給す
ると、薄型リング状圧電振動子１の振動が共振棒１１で
そのまま拡大されるので、ロータ８はスムーズに回転
し、効率よく回転させることができる。
【００１１】なお、共振棒１１の構成としては、薄型リ
ング状圧電振動子１の共振周波数と共振棒１０の屈曲振
動の周波数が一致するように、共振棒の長さを設定する
ことにより、その回転トルクが大きく、効率良く駆動す
ることができる。
ング状圧電振動子１の共振周波数と共振棒１０の屈曲振
動の周波数が一致するように、共振棒の長さを設定する
ことにより、その回転トルクが大きく、効率良く駆動す
ることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波駆
動装置では、薄型のリング状圧電振動子に共振棒を接着
することにより、圧電振動子に発生した進行波を共振棒
の端面で拡大されることができるので、効率が改善さ
れ、又、捩れがないために、ロータがスムーズに回転
し、さらに、薄型リング状圧電振動子への電力の供給を
停止すると、ロータが薄型リング状圧電振動子へ圧接さ
れているので、ロータを即座に停止させることができ、
従って、位置決め制御やボリューム等の回転用に使用す
ることがてきるという利点がある。
動装置では、薄型のリング状圧電振動子に共振棒を接着
することにより、圧電振動子に発生した進行波を共振棒
の端面で拡大されることができるので、効率が改善さ
れ、又、捩れがないために、ロータがスムーズに回転
し、さらに、薄型リング状圧電振動子への電力の供給を
停止すると、ロータが薄型リング状圧電振動子へ圧接さ
れているので、ロータを即座に停止させることができ、
従って、位置決め制御やボリューム等の回転用に使用す
ることがてきるという利点がある。
【図１】本発明の１実施例の超音波駆動装置のステータ
の平面図である。
の平面図である。
【図２】図１の超音波モータのステータの側面図であ
る。
る。
【図３】図１の超音波駆動装置のステータの斜視図であ
る。
る。
【図４】図３の超音波駆動装置のステータの共振棒の斜
視図である。
視図である。
【図５】本発明の１実施例の超音波駆動装置の側面断面
図である。
図である。
【図６】本出願人が提案した超音波駆動装置のステータ
の平面図である。
の平面図である。
【図７】図６の超音波駆動装置のステータの側面図であ
る。
る。
【図８】図６のステータを持つ超音波駆動装置の側面断
面図である。
面図である。
１ リング状圧電振動子 ４ ケース ５、６ ベアリング ７ 回転軸 ８ ロータ ９ バネ １０ ベアリング １１ 共振棒 １２ ステータ
Claims (1)
- 【請求項１】 リング状圧電振動子の両面に電極を設
け、該電極に交流電圧を印加して進行波を発生するリン
グ状圧電振動子を設けた超音波駆動装置において、前記
リング状圧電振動子の片面に、複数の丸棒状の共振棒の
一部を平らに切削した面を円形に固着してステータを構
成し、前記共振棒の側面にロータを圧接することを特徴
とする超音波駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01312994A JP3302156B2 (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 超音波駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01312994A JP3302156B2 (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 超音波駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07203694A true JPH07203694A (ja) | 1995-08-04 |
| JP3302156B2 JP3302156B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=11824551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01312994A Expired - Fee Related JP3302156B2 (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 超音波駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3302156B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107105374A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-08-29 | 河南大学 | 一种能够减弱分振现象的电声换能器 |
| CN108001626A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 浙江大学 | 一种基于压电效应的波浪能发电供能浮标及方法 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP01312994A patent/JP3302156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107105374A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-08-29 | 河南大学 | 一种能够减弱分振现象的电声换能器 |
| CN108001626A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 浙江大学 | 一种基于压电效应的波浪能发电供能浮标及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3302156B2 (ja) | 2002-07-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2000028652A1 (en) | Ultrasonic motor | |
| JP4119903B2 (ja) | 平板型圧電超音波モーター | |
| JPH0217877A (ja) | 振動子及び該振動子を用いた超音波モータ | |
| JPH07203694A (ja) | 超音波駆動装置 | |
| JPH07107756A (ja) | 超音波モータ | |
| JP3297211B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JP2632158B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JPH0270277A (ja) | 超音波モータ | |
| JP2605121B2 (ja) | 超音波振動子及びそれを用いた超音波モータ | |
| JPH0217871A (ja) | 超音波駆動装置 | |
| JPH06319271A (ja) | 超音波駆動装置 | |
| JP2779417B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JP2724729B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JP2724730B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JP2925492B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
| JP2779415B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JPH03118780A (ja) | 超音波モータ | |
| JPH01308172A (ja) | 超音波駆動装置 | |
| JPH01278270A (ja) | 振動子及び該振動子を用いた超音波モータ | |
| JP2975065B2 (ja) | 超音波モータ | |
| JPS61262091A (ja) | 振動波モ−タ | |
| JPH0467785A (ja) | 超音波アクチュエータ | |
| JPH0422740Y2 (ja) | ||
| JPH0428584Y2 (ja) | ||
| JPH06101944B2 (ja) | 圧電モ−タ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |