JPH07203665A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH07203665A
JPH07203665A JP35289793A JP35289793A JPH07203665A JP H07203665 A JPH07203665 A JP H07203665A JP 35289793 A JP35289793 A JP 35289793A JP 35289793 A JP35289793 A JP 35289793A JP H07203665 A JPH07203665 A JP H07203665A
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JP
Japan
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anisotropic
magnet
orientation
motor
magnets
Prior art date
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Application number
JP35289793A
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English (en)
Inventor
Youji Hino
陽至 日野
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを上げずに最大トルクの低下や減
磁の発生を防止するとともに、コギングトルクの大幅な
低減により振動や騒音を低減することが可能な回転電機
を提供すること。 【構成】 円弧状の2つの異方性磁石10,12と、コ
ア16およびマグネットワイヤ18を含む回転子14
と、コーク20とを含んで直流モータを構成する。異方
性磁石10,12の配向中心b,cは、回転中心aから
異方性磁石10,12自身側へ所定量Sだけずれてお
り、ラジアル方向に対して傾斜した配向方向を有してい
る。異方性磁石10,12は端部になればなるほどラジ
アル方向とはずれた配向方向を有しており、コギングト
ルクや騒音あるいは振動の発生が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石を用いた直流
モータ等の回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の回転電機、例えば直流モータ等
は、固定子側に界磁用の磁石を設け、界磁用磁石により
生じる磁束中に置かれた電機子導体(マグネットワイ
ヤ)に通電することにより、回転子を回転させている。
【0003】ところで、直流モータの界磁用磁石と回転
子のコアとの間に作用する吸引力は、回転角度によって
磁束の粗密差に起因して急激に変化するため、いわゆる
コギングトルクが発生する。
【0004】このコギングトルクは、直流モータの運転
時に振動および騒音の発生要因となっており、そのため
このコギングトルクによる振動等を低減するために従来
は以下の(1)〜(4)に示す対策が施されている。
【0005】(1)磁石の端部を薄くして磁束密度を下げ
て、なめらかな磁束密度変化を実現する、いわゆる偏心
磁石を用いる。
【0006】(2)回転子の回転軸方向より磁束密度分布
を回転方向に漸次ずらす、いわゆるスキュー磁石を用い
る。
【0007】上述した(1)および(2)の方法によれば、
磁束密度分布の変化がなめらかになるので、トルクの急
激な変化を防止することができる。
【0008】(3)特開昭63−260118号公報に開
示された着磁装置を用いてラジアル異方性円筒磁石の着
磁を行う。この方法によれば、正弦波形状のなめらかな
磁束分布が得られる。
【0009】(4)特開平5−135937(あるいは特
開平5−144630)号公報に開示された異方性セグ
メント型磁石を用いる。この方式によれば、セグメント
磁石(あるいは円筒状磁石)について配向分布の改善に
より、なめらかな磁束分布が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
(1)および(2)の方法においては、回転力に対して有効
な磁束を犠牲にしているため、最大トルクおよび出力の
低下は避けられないという問題がある。特に(1)の方式
では、磁石の端部を薄くするため、電機子反作用による
減磁が起こるという問題がある。
【0011】(3)の方式においては、着磁制御が難しい
うえに、着磁が不十分な部分ではトルクが減少して最大
トルクの低下は避けられず、出力が低下するという問題
がある。また、充分に磁化されないため、減磁も避ける
ことができなかった。
【0012】(4)の方式においては、磁石の横断面にお
ける両端部の配向分布が非作用面側に集束しているた
め、磁気回路を構成しているバックヨークに磁気が漏れ
る、いわゆる漏れ磁束が発生し、最大トルクの低下に伴
う出力低下が生じるという問題がある。
【0013】したがって、実際にはモータ振動等を低減
しようとすると、ブラケット部に防振ゴムを用いた防振
対策等が必要であり、モータの価格上昇の要因となって
いた。
【0014】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、製造コストを上げずに最大トルクの低下
や減磁の発生を防止するとともに、コギングトルクの大
幅な低減により振動や騒音を低減することが可能な回転
電機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の回転電機は、固定子側に複数個の異
方性磁石が設けられた回転電機であって、前記異方性磁
石のそれぞれは、配向の中心を回転中心から前記異方性
磁石側に所定量ずらすことを特徴とする。
【0016】請求項2の回転電機は、固定子側に複数個
の異方性磁石が設けられた回転電機であって、前記異方
性磁石のそれぞれは、回転子の回転方向下流側の所定範
囲については配向の中心を回転中心から前記異方性磁石
側に所定量ずらして配向を行い、それ以外の範囲につい
てはラジアル方向に配向を行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の回転電機においては、異方性磁石の
配向中心を回転中心から異方性磁石側に所定量ずらして
おり、異方性磁石の端部に近づくほど配向方向がラジア
ル方向から大きくずれて傾斜した方向となっている。し
たがって、異方性磁石端部における磁力の変化がなだら
かになってコギングトルクが低減され、騒音や振動を低
減することができる。
【0018】また、異方性磁石端部では、配向方向を傾
斜させることにより漏れ磁束の発生を抑えることができ
るとともに、異方性磁石端部では等価マグネット厚さが
大きくなっており減磁が起こりにくく、最大トルクの低
下すなわち出力低下を防止することができる。また異方
性磁石全体の配向方向を変えるだけであり体格が大きく
なることがなく、磁石の厚さや部品点数にも変わりがな
く、製造コストの上昇を抑えることもできる。
【0019】また、請求項2の回転電機においては、異
方性磁石の上述した配向方向の変更を回転子の回転方向
下流側の所定範囲について行っている。一般に、電機子
反作用により回転子の回転方向に磁束分布が歪むため、
異方性磁石の回転方向下流側の所定量についてのみ配向
方向の変更を行い、これにより請求項1と同様にコギン
グトルクの低減による騒音および振動の低減が可能にな
り、出力の低下や製造コストの上昇も抑えることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の回転電機を適用した一実
施例における直流モータの構成を示す図である。
【0022】同図に示す直流モータは、回転中心とずれ
た位置に配向方向の中心を有する2つの異方性磁石1
0,12と、これら2つの異方性磁石10,12に挟ま
れて図示しない回転軸を中心に回転駆動される回転子1
4と、直流モータの筐体であると同時に磁路の一部とし
て使用されるヨーク20とを含んで構成される。
【0023】異方性磁石10,12は、円弧状(瓦状)
の永久磁石で構成されており、一般にはネオジウム等の
希土類磁石やフェライト磁石が用いられる。本実施例の
直流モータは、これらの異方性磁石10,12の配向方
法を工夫した点に特徴がある。
【0024】回転子14は、コア16を含む一般的な構
成を有している。すなわち、このコア16には電機子導
体であるマグネットワイヤ18が巻き回され、このマグ
ネットワイヤの端部がコンミュテータ(図示せず)に結
線されている。
【0025】ヨーク20は、上述したように異方性磁石
10,12等とともに磁路を形成しており、例えば軟鉄
等により形成される。したがって、ヨーク20,異方性
磁石10,12および回転子14のコア16によって磁
路が形成され、マグネットワイヤ18に例えば図1に示
すよう通電を行うことにより、回転子14が矢印eの方
向に回転駆動されることになる。
【0026】次に、2つの異方性磁石10,12の具体
的な配向構造について説明する。
【0027】図1において、aは異方性磁石10および
異方性磁石12の内径(あるいは外形)中心であり、回
転子14の回転中心に一致している。また、bは一方の
異方性磁石10の配向方向の中心であり、cは他方の異
方性磁石12の配向方向の中心である。同図に示すよう
に、一方の異方性磁石10の配向中心bは、内径中心a
から異方性磁石10自身側へ所定量Sだけずれた位置に
設定されている。同様に、他方の異方性磁石12の配向
中心cは、内径中心aから異方性磁石12自身側へ所定
量Sだけずれた位置に設定されている。なお、この範囲
に配向中心を限定した場合には、異方性磁石の配向装置
を異方性磁石の円弧内部に設置することなく、容易に異
方性磁石の端部まで配向可能になるという利点がある。
【0028】また、同図に示すように、異方性磁石1
0,12のそれぞれの端部と内径中心aとの距離をPと
すると、上述した配向中心cは、P≧S>0となるよう
な範囲で設定する。
【0029】このような配向方向を有する異方性磁石1
0,12を、直流モータに組み込んだ状態で、あるいは
磁石単体で着磁を行う。また、この着磁は、異方性磁石
10,12の各部が飽和磁束密度となるように行う。
【0030】次に、本実施例の直流モータの作用を説明
する。
【0031】図2は、本実施例で使用した異方性磁石1
0,12の配向方向と漏れ磁束との関係を示す図であ
り、同図(A)は本実施例の直流モータの場合が、同図
(B)は比較のために従来の直流モータの場合がそれぞ
れ示されている。
【0032】同図(A)に示すように、本実施例の直流
モータにおいて異方性磁石10(異方性磁石12も同
様)の端部からヨーク20に対する漏れ磁束に着目する
と、配向中心bを回転中心aからずらすことにより、異
方性磁石10,12の配向方向fはコア16の作用面
(磁束が通過する端面)に沿う方向に傾斜するように設
定されているため、非作用面であるヨーク20に対して
は磁気抵抗が大きくなる。したがって、ヨーク20側へ
磁束が漏れにくくなり、異方性磁石10,12の磁力を
充分に活用することができる。
【0033】ところが、同図(B)に示すように、ラジ
アル配向の異方性磁石を有する従来の直流モータの場合
には、本実施例の場合に比べると配向方向がヨーク20
側(異方性磁石10の端部と異方性磁石12の端部との
間の間隙部)に向いているため磁気抵抗が減少し、この
間隙部を介した漏れ磁束、すなわち無効磁束が増加す
る。
【0034】図3は、本実施例の直流モータの異方性磁
石10,12の端部近傍に発生するラジアル成分の磁力
を説明するための図であり、同図(A)には概略が、同
図(B)にはその一部(h部)を部分的に拡大した詳細
がそれぞれ示されている。これらの図に示すように、本
実施例の異方性磁石10,12の配向方向f、すなわち
磁力線の方向は端部になればなるほどラジアル方向から
ずれている。配向方向とラジアル方向とのなす角をθ、
異方性磁石10,12の端部近傍の配向方向の厚さをL
とすると、コギングトルクに関係している配向方向のラ
ジアル成分はL cosθとなる。ここで、角度θすなわち
cosθは異方性磁石10,12の円周方向の全域にわた
って逐次変化するため、ラジアル成分L cosθは滑らか
な曲線(サイン曲線に近い曲線)状の変化を有すること
になり、コギングトルクを大幅に低減することができ
る。
【0035】図4は、本実施例の直流モータの異方性磁
石10,12の端部近傍における電機子反作用による磁
力を説明するための図である。
【0036】本実施例の異方性磁石10,12の端部に
おける配向方向のマグネット厚さはLであり、ラジアル
配向を有する従来の異方性磁石と比較すると、同一形状
であっても配向方向が傾斜した分だけマグネット厚さが
厚くなっている。また、電機子反作用は、反力の配向方
向成分のみを考慮すればよいことから、ラジアル方向の
反力をmとすればm cosθとなる。このように、配向方
向をラジアル方向からずらすことにより、マグネット厚
さが厚くなるとともに配向方向の電機子反作用成分が減
少することにより減磁が低減され、耐減磁性能が向上す
る。これにともない、磁束歪み量が小さくなってロスト
ルクが減少するため、モータ出力を増加させることがで
きる。
【0037】図5は、本実施例の直流モータと従来の直
流モータのコギングトルクの比較結果を示す図である。
同一形状の異方性磁石を使用してコングングトルクを測
定して比較したものである。同図に示すように、本実施
例の直流モータのコギングトルクは、従来のラジアル配
向を有する異方性磁石を使用した直流モータのコギング
トルクに比べて大幅に低減されていることがわかる。
【0038】図6は、本実施例の直流モータと従来の直
流モータの騒音レベルの比較結果を示す図である。図4
の場合と同様に同一形状の異方性磁石を使用して騒音レ
ベルを測定して比較したものである。同図に示すよう
に、本実施例の直流モータの騒音レベルは、従来のラジ
アル配向を有する異方性磁石を使用した直流モータの騒
音レベルに比べて低減されていることがわかる。
【0039】実際に本実施例の異方性磁石10,12を
試作して直流モータの騒音レベルの測定を行った結果で
は、特定された振動レベルは、0〜5kHzの周波数域の
オーバーオール値で8dBの低減となった。また、騒音
レベルが問題となる周波数である特定の周波数(24
次)部分では15dBの低減となった。
【0040】図7は、本実施例の直流モータと従来の直
流モータの最大トルクの比較結果を示す図である。図4
等の場合と同様に同一形状の異方性磁石を使用して最大
トルクを測定して比較したものである。試作結果による
と、同図に示すように本実施例の直流モータの最大トル
クは従来品より約10%増加した。
【0041】このように、本実施例においては、2つの
異方性磁石10,12の配向中心を直流モータの内径中
心(回転中心)から各異方性磁石10,12自身側に所
定量ずらすことにより、異方性磁石10,12の端部に
おける配向をラジアル方向からずらしている。このた
め、異方性磁石10,12の端部における漏れ磁束が減
って有効磁束が増すため、最大トルクを増加させること
ができる。
【0042】また、異方性磁石10,12の端部におけ
る配向方向をラジアル方向からずらすことにより、コギ
ングトルクおよび騒音レベルを低減することができる。
【0043】また、耐減磁特性を向上させており、コギ
ングトルクや騒音等の対策を行った際のモータ出力の低
減を防止することができる。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0045】例えば、上述した実施例は、異方性磁石1
0,12の全体の配向中心を内径中心からずらすように
したが、減磁界側のみ配向を改善するようにしてもよ
い。図7は、異方性磁石10,12のそれぞれについ
て、ロータ回転方向eの下流側半分の配向中心のみを上
述した実施例と同様に異方性磁石10,12自身側にず
らすようにした変形例であり、ロータ回転方向eの上流
側半分はラジアル配向となっている。電機子反作用によ
る各異方性磁石10,12のロータ回転方向下流側端部
における急激なトルク変動等が振動や騒音が発生原因と
なっているため、同図に示すように、異方性磁石10,
12の半分のみについて配向方向の改善を行った場合で
あっても振動や騒音を低減することができる。
【0046】また、上述した実施例は、直流モータの振
動や騒音対策を行う場合を例にとり説明したが、直流発
電機についても適用することができる。また、使用する
異方性磁石の極性は2極以上であってもよく、形状も円
弧状の以外の例えばリング形状であってもよい。さら
に、内転型モータ(所謂(ブラシレス)インナーロータ
タイプ)でも同様な効果が得られることを明らかであ
る。
【0047】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、異方性磁石の配向中心を回転中心から異方性磁石側
に所定量ずらしており、異方性磁石の端部に近づくほど
配向方向がラジアル方向から大きくずれて傾斜した方向
となっており、異方性磁石端部における磁力の変化がな
だらかになるため、コギングトルクを低減することがで
きるとともに騒音や振動を低減することができる。ま
た、異方性磁石端部では、配向方向を傾斜させることに
より漏れ磁束の発生を抑えることができるとともに、異
方性磁石端部では等価マグネット厚さが大きくなってお
り減磁が起こりにくく、最大トルクの低下すなわち出力
低下を防止することができる。また、異方性磁石全体の
配向方向を変えるだけであり体格が大きくなることがな
く、磁石の厚さや部品点数に変わりがなく、製造コスト
の上昇を抑えることもできる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、異方性磁
石の上述した配向方向の変更を回転子の回転方向下流側
の所定範囲について行っており、請求項1と同様に、コ
ギングトルクの低減による騒音および振動の低減が可能
になり、出力の低下や製造コストの上昇を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機を適用した一実施例における
直流モータの構成を示す図である。
【図2】本実施例で使用した異方性磁石の配向方向と漏
れ磁束との関係を示す図である。
【図3】異方性磁石の端部近傍に発生するラジアル成分
の磁力を説明するための図である。
【図4】異方性磁石の端部近傍における電機子反作用に
よる磁力を説明するための図である。
【図5】本実施例の直流モータと従来の直流モータのコ
ギングトルクの比較結果を示す図である。
【図6】本実施例の直流モータと従来の直流モータの騒
音レベルの比較結果を示す図である。
【図7】異方性磁石のロータ回転方向下流側半分の配向
中心のみをずらすようにした変形例を示す図である。
【符号の説明】
10,12 異方性磁石 14 回転子 16 コア 18 マグネットワイヤ 20 ヨーク
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】例えば、上述した実施例は、異方性磁石1
0,12の全体の配向中心を内径中心からずらすように
したが、減磁界側のみ配向を改善するようにしてもよ
い。図は、異方性磁石10,12のそれぞれについ
て、ロータ回転方向eの下流側半分の配向中心のみを上
述した実施例と同様に異方性磁石10,12自身側にず
らすようにした変形例であり、ロータ回転方向eの上流
側半分はラジアル配向となっている。電機子反作用によ
る各異方性磁石10,12のロータ回転方向下流側端部
における急激なトルク変動等が振動や騒音が発生原因と
なっているため、同図に示すように、異方性磁石10,
12の半分のみについて配向方向の改善を行った場合で
あっても振動や騒音を低減することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機を適用した一実施例における
直流モータの構成を示す図である。
【図2】本実施例で使用した異方性磁石の配向方向と漏
れ磁束との関係を示す図である。
【図3】異方性磁石の端部近傍に発生するラジアル成分
の磁力を説明するための図である。
【図4】異方性磁石の端部近傍における電機子反作用に
よる磁力を説明するための図である。
【図5】本実施例の直流モータと従来の直流モータのコ
ギングトルクの比較結果を示す図である。
【図6】本実施例の直流モータと従来の直流モータの騒
音レベルの比較結果を示す図である。
【図7】本実施例の直流モータと従来の直流モータの最
大トルクの比較結果を示す図である。
【図】異方性磁石のロータ回転方向下流側半分の配向
中心のみをずらすようにした変形例を示す図である。
【符号の説明】 10,12 異方性磁石 14 回転子 16 コア 18 マグネットワイヤ 20 ヨーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子側に複数個の異方性磁石が設けら
    れた回転電機であって、 前記異方性磁石のそれぞれは、配向の中心を回転中心か
    ら前記異方性磁石側に所定量ずらすことを特徴とする回
    転電機。
  2. 【請求項2】 固定子側に複数個の異方性磁石が設けら
    れた回転電機であって、 前記異方性磁石のそれぞれは、回転子の回転方向下流側
    の所定範囲については配向の中心を回転中心から前記異
    方性磁石側に所定量ずらして配向を行い、それ以外の範
    囲についてはラジアル方向に配向を行うことを特徴とす
    る回転電機。
JP35289793A 1993-12-28 1993-12-28 回転電機 Pending JPH07203665A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35289793A JPH07203665A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転電機

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JP35289793A JPH07203665A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転電機

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JP35289793A Pending JPH07203665A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転電機

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JP (1) JPH07203665A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710493B2 (en) 2001-06-29 2004-03-23 Asmo Co., Ltd. Dynamo-electric machine having tapered magnets secured to yoke

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710493B2 (en) 2001-06-29 2004-03-23 Asmo Co., Ltd. Dynamo-electric machine having tapered magnets secured to yoke

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