JPH07203662A - 直流モータにおけるブラシ保持部の構造 - Google Patents
直流モータにおけるブラシ保持部の構造Info
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- JPH07203662A JPH07203662A JP1205294A JP1205294A JPH07203662A JP H07203662 A JPH07203662 A JP H07203662A JP 1205294 A JP1205294 A JP 1205294A JP 1205294 A JP1205294 A JP 1205294A JP H07203662 A JPH07203662 A JP H07203662A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数の削減および組立性の向上を図る。
【構成】 3は配線プレート部、4はコネクター部、
5、6はブラシ保持部であり、これらが樹脂で一体形成
されてブラシ保持部材2を構成している。13は給電タ
ーミナルで、一端15が電源端子部を、他端16は給電
端子部を構成している。20は給電ターミナルで、一端
21が給電端子部を、他端22が中継端子部を構成して
いる。給電ターミナル13、20は、これら電源端子
部、給電端子部および中継端子部が露呈するようにし
て、ブラシ保持部材2に埋設されている。ブラシ保持部
5、6のブラシを取付ける取付面5a、6aには、めく
ら穴23とダボ24が設けられている。給電ブラシをダ
ボ24に位置決めして、取付面5a、6aに取付ける
と、ブラシの被給電端子部が給電端子部16、21に当
接して電気的接続がなされる。
5、6はブラシ保持部であり、これらが樹脂で一体形成
されてブラシ保持部材2を構成している。13は給電タ
ーミナルで、一端15が電源端子部を、他端16は給電
端子部を構成している。20は給電ターミナルで、一端
21が給電端子部を、他端22が中継端子部を構成して
いる。給電ターミナル13、20は、これら電源端子
部、給電端子部および中継端子部が露呈するようにし
て、ブラシ保持部材2に埋設されている。ブラシ保持部
5、6のブラシを取付ける取付面5a、6aには、めく
ら穴23とダボ24が設けられている。給電ブラシをダ
ボ24に位置決めして、取付面5a、6aに取付ける
と、ブラシの被給電端子部が給電端子部16、21に当
接して電気的接続がなされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流モータにおけるブ
ラシ保持部の構造に関する。
ラシ保持部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は従来の直流モータにお
けるブラシ保持部の構造を示すもので、図4は全体の組
立図、図5は外部端子部としてのコネクター部の組立図
である。これらの図において、41は平板状の配線プレ
ートで、中央に図示を省略したロータが嵌挿される大径
の穴42が穿設されるとともに、穴42の周りに矩形状
の穴43、長穴44、小径の穴45が、それぞれ穿設さ
れている。47は断面コ字状のブラシボックスで、穴4
2を挟んで対向するようにして配線プレート41の表面
にかしめ固定されている。ブラシボックス47内には、
図示を省略しているが、先端部分が穴42内に臨んでロ
ータの周面に摺接する給電ブラシが圧縮スプリングで弾
持されている。
けるブラシ保持部の構造を示すもので、図4は全体の組
立図、図5は外部端子部としてのコネクター部の組立図
である。これらの図において、41は平板状の配線プレ
ートで、中央に図示を省略したロータが嵌挿される大径
の穴42が穿設されるとともに、穴42の周りに矩形状
の穴43、長穴44、小径の穴45が、それぞれ穿設さ
れている。47は断面コ字状のブラシボックスで、穴4
2を挟んで対向するようにして配線プレート41の表面
にかしめ固定されている。ブラシボックス47内には、
図示を省略しているが、先端部分が穴42内に臨んでロ
ータの周面に摺接する給電ブラシが圧縮スプリングで弾
持されている。
【0003】48は図5に示すように、全体が樹脂で形
成された側面視略逆L字状のコネクター部で、給電側の
ソケット(図示を省略)が嵌合する凹嵌部49が形成さ
れている。50、51は給電ターミナルで、一端が凹嵌
部49から露呈し、他端がそれぞれコネクター部48の
上面部および側面部から露呈して給電端子部52および
中継端子部53を構成するようにして、コネクター部4
8内にインサート成形されている。55は焼損防止素子
で、給電側とロータとの間に介在して、ロータ側に誤っ
て過大な電流が流れた場合に自動的に電流を止めてロー
タ等の焼損を防止するためのものである。この焼損防止
素子55の端子56、57は、前記給電ターミナル51
の中継端子部53および給電ターミナル58にはんだ付
け固定されている。
成された側面視略逆L字状のコネクター部で、給電側の
ソケット(図示を省略)が嵌合する凹嵌部49が形成さ
れている。50、51は給電ターミナルで、一端が凹嵌
部49から露呈し、他端がそれぞれコネクター部48の
上面部および側面部から露呈して給電端子部52および
中継端子部53を構成するようにして、コネクター部4
8内にインサート成形されている。55は焼損防止素子
で、給電側とロータとの間に介在して、ロータ側に誤っ
て過大な電流が流れた場合に自動的に電流を止めてロー
タ等の焼損を防止するためのものである。この焼損防止
素子55の端子56、57は、前記給電ターミナル51
の中継端子部53および給電ターミナル58にはんだ付
け固定されている。
【0004】このように組み立てられたコネクター部
は、給電端子部52が穴45から、焼損防止用保護素子
55が穴43から、また給電ターミナル58が穴44か
らそれぞれ突出するようにして、図4に示すように、配
線プレート41の底面にかしめ固定される。そして、給
電端子部52と給電ターミナル58とのそれぞれに、リ
ード線を介して前記給電ブラシに結線されることによ
り、給電ブラシに給電される。
は、給電端子部52が穴45から、焼損防止用保護素子
55が穴43から、また給電ターミナル58が穴44か
らそれぞれ突出するようにして、図4に示すように、配
線プレート41の底面にかしめ固定される。そして、給
電端子部52と給電ターミナル58とのそれぞれに、リ
ード線を介して前記給電ブラシに結線されることによ
り、給電ブラシに給電される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の直流モ
ータにおけるブラシ保持部の構造では、配線プレート4
1、ブラシボックス47およびコネクター部48が、そ
れぞれ別部品で構成されているため、部品点数が多くな
り、かしめ工程も必要となる。また、給電ターミナル5
1、58と焼損防止素子55との接続および給電ターミ
ナル50、58と給電ブラシとの接続をはんだ付けで行
わなければならず、組立性が悪いといった問題があっ
た。
ータにおけるブラシ保持部の構造では、配線プレート4
1、ブラシボックス47およびコネクター部48が、そ
れぞれ別部品で構成されているため、部品点数が多くな
り、かしめ工程も必要となる。また、給電ターミナル5
1、58と焼損防止素子55との接続および給電ターミ
ナル50、58と給電ブラシとの接続をはんだ付けで行
わなければならず、組立性が悪いといった問題があっ
た。
【0006】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、部品点数を削減し、かつ組立性を向上させた直流モ
ータにおけるブラシ保持部の構造を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、部品点数を削減し、かつ組立性を向上させた直流モ
ータにおけるブラシ保持部の構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る直流モータにおけるブラシ保持部の構
造は、ロータに摺接する給電ブラシを保持する一対のブ
ラシ保持部と、一端が電源端子部を構成し、他端が前記
給電ブラシに給電する給電端子部を構成する少なくとも
一対の給電ターミナルと、この給電ターミナルの電源端
子部を保持する外部端子部とを備え、前記ブラシ保持部
と外部端子部とを樹脂で一体形成するとともに、前記給
電ターミナルを電源端子部と給電端子部とが露呈するよ
うにして樹脂に埋設し、前記ブラシ保持部に、給電ター
ミナルの給電端子部に給電ブラシが直接接触するような
給電ブラシ位置決め手段を設ける。また、本発明に係る
直流モータにおけるブラシ保持部の構造は、一方の給電
ターミナルの給電端子部の途中を樹脂から露呈させ中継
端子部を構成するとともに、一端が前記中継端子部と対
向する中継端子部を、また、他端が給電端子部をそれぞ
れ構成し、これら両端子部が露呈するように樹脂に埋設
した第3の給電ターミナルを備え、これら両給電ターミ
ナルの中継端子部に焼損防止素子の端子が直接接触する
ような焼損防止素子固定用保持部を樹脂に一体形成す
る。また、本発明によれば、給電ブラシを全体がばね性
を有する部材で形成するとともに、ロータ挿入方向に湾
曲させる。
に、本発明に係る直流モータにおけるブラシ保持部の構
造は、ロータに摺接する給電ブラシを保持する一対のブ
ラシ保持部と、一端が電源端子部を構成し、他端が前記
給電ブラシに給電する給電端子部を構成する少なくとも
一対の給電ターミナルと、この給電ターミナルの電源端
子部を保持する外部端子部とを備え、前記ブラシ保持部
と外部端子部とを樹脂で一体形成するとともに、前記給
電ターミナルを電源端子部と給電端子部とが露呈するよ
うにして樹脂に埋設し、前記ブラシ保持部に、給電ター
ミナルの給電端子部に給電ブラシが直接接触するような
給電ブラシ位置決め手段を設ける。また、本発明に係る
直流モータにおけるブラシ保持部の構造は、一方の給電
ターミナルの給電端子部の途中を樹脂から露呈させ中継
端子部を構成するとともに、一端が前記中継端子部と対
向する中継端子部を、また、他端が給電端子部をそれぞ
れ構成し、これら両端子部が露呈するように樹脂に埋設
した第3の給電ターミナルを備え、これら両給電ターミ
ナルの中継端子部に焼損防止素子の端子が直接接触する
ような焼損防止素子固定用保持部を樹脂に一体形成す
る。また、本発明によれば、給電ブラシを全体がばね性
を有する部材で形成するとともに、ロータ挿入方向に湾
曲させる。
【0008】
【作用】本発明によれば、ブラシ保持部と外部端子部と
を樹脂で一体形成することにより、部品点数が削減され
るとともに、これらを配線プレートにかしめる工程が不
要となり、また、ブラシ保持部に、給電ターミナルの給
電端子部に給電ブラシが直接接触するような給電ブラシ
位置決め手段を設けられているので、給電ブラシをブラ
シ保持部に固定することにより、給電ブラシの給電ター
ミナルの給電端子部への電気的接続がなされる。また、
本発明によれば、焼損防止素子を焼損防止素子固定用保
持部に嵌合させることにより、焼損防止素子の固定と給
電ターミナルの中継端子部への電気的接続がなされる。
また、本発明によれば、ロータの組立時にロータが給電
ブラシに引っかかることがない。
を樹脂で一体形成することにより、部品点数が削減され
るとともに、これらを配線プレートにかしめる工程が不
要となり、また、ブラシ保持部に、給電ターミナルの給
電端子部に給電ブラシが直接接触するような給電ブラシ
位置決め手段を設けられているので、給電ブラシをブラ
シ保持部に固定することにより、給電ブラシの給電ター
ミナルの給電端子部への電気的接続がなされる。また、
本発明によれば、焼損防止素子を焼損防止素子固定用保
持部に嵌合させることにより、焼損防止素子の固定と給
電ターミナルの中継端子部への電気的接続がなされる。
また、本発明によれば、ロータの組立時にロータが給電
ブラシに引っかかることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る直流モータにおけるブラシ保
持部の組み立てた状態の構造を示し、図2は同じくブラ
シ保持部の構造を示し、図3は同じくブラシの構造を示
したものである。これらの図において、全体を符号2で
示すものは、ブラシ保持部材で、平板状の配線プレート
部3、コネクター部4および一対のブラシ保持部5、6
から構成され、これら部材が樹脂により一体形成されて
いる。
する。図1は本発明に係る直流モータにおけるブラシ保
持部の組み立てた状態の構造を示し、図2は同じくブラ
シ保持部の構造を示し、図3は同じくブラシの構造を示
したものである。これらの図において、全体を符号2で
示すものは、ブラシ保持部材で、平板状の配線プレート
部3、コネクター部4および一対のブラシ保持部5、6
から構成され、これら部材が樹脂により一体形成されて
いる。
【0010】図2に示すように、前記配線プレート部3
の中央に、一部が円弧状の略方形状の穴8が穿設されて
いるとともに、穴8の一辺には、溝10が形成された断
面コ字状の焼損防止素子固定用保持部9が一体形成され
ている。コネクター部4には、給電側のソケット(図示
を省略)が嵌合する凹嵌部12が形成されている。1
3、14は給電ターミナルで、それぞれの一端15、1
7が凹嵌部12から露呈して電源端子部を構成し、ま
た、給電ターミナル13の他端16はブラシ保持部5か
ら上方に露呈して給電端子部を構成し、給電ターミナル
14の他端18は配線プレート部3から焼損防止素子固
定用保持部9に向かって露呈して中継端子部を構成する
ようにして、ブラシ保持部材2内にインサート成形によ
り埋設されている。
の中央に、一部が円弧状の略方形状の穴8が穿設されて
いるとともに、穴8の一辺には、溝10が形成された断
面コ字状の焼損防止素子固定用保持部9が一体形成され
ている。コネクター部4には、給電側のソケット(図示
を省略)が嵌合する凹嵌部12が形成されている。1
3、14は給電ターミナルで、それぞれの一端15、1
7が凹嵌部12から露呈して電源端子部を構成し、ま
た、給電ターミナル13の他端16はブラシ保持部5か
ら上方に露呈して給電端子部を構成し、給電ターミナル
14の他端18は配線プレート部3から焼損防止素子固
定用保持部9に向かって露呈して中継端子部を構成する
ようにして、ブラシ保持部材2内にインサート成形によ
り埋設されている。
【0011】20は第3の給電ターミナルで、一端21
がブラシ保持部6から上方に露呈して給電端子部を構成
し、他端22が配線プレート部3から前記中継端子部1
8と対向するようにして、この中継端子部18とともに
焼損防止素子固定用保持部9を挟むようにして、露呈し
て中継端子部を構成して、ブラシ保持部材2内にインサ
ート成形により埋設されている。前記ブラシ保持部5、
6のそれぞれの上面5a、6aは、同じ高さに形成さ
れ、後述する板ばねブラシ30の取付面を形成してい
る。この取付面5a、6aの中央部には、めくら穴2
3、25が、凹設され、上面の両側部には、一対のダボ
24、26が突設されており、
がブラシ保持部6から上方に露呈して給電端子部を構成
し、他端22が配線プレート部3から前記中継端子部1
8と対向するようにして、この中継端子部18とともに
焼損防止素子固定用保持部9を挟むようにして、露呈し
て中継端子部を構成して、ブラシ保持部材2内にインサ
ート成形により埋設されている。前記ブラシ保持部5、
6のそれぞれの上面5a、6aは、同じ高さに形成さ
れ、後述する板ばねブラシ30の取付面を形成してい
る。この取付面5a、6aの中央部には、めくら穴2
3、25が、凹設され、上面の両側部には、一対のダボ
24、26が突設されており、
【0012】図3における30は全体が薄板状のばね性
部材で形成された板ばね状の給電ブラシで、基部の略中
央には、穴31が穿設され、両側縁には、一対の半円状
の切欠き32が設けられており、一方の側縁には、被給
電端子部33が立設されている。給電ブラシ30の先端
側は、舌片34が突出形成され、この舌片34は湾曲状
に折曲げられて、垂直線に対して角度α立ち上げられて
いる。また、舌片34の先端側両側縁は、舌片34の裏
面側で互いに向き合うように折り返され、平面視くの字
状の押え片35が形成されている。
部材で形成された板ばね状の給電ブラシで、基部の略中
央には、穴31が穿設され、両側縁には、一対の半円状
の切欠き32が設けられており、一方の側縁には、被給
電端子部33が立設されている。給電ブラシ30の先端
側は、舌片34が突出形成され、この舌片34は湾曲状
に折曲げられて、垂直線に対して角度α立ち上げられて
いる。また、舌片34の先端側両側縁は、舌片34の裏
面側で互いに向き合うように折り返され、平面視くの字
状の押え片35が形成されている。
【0013】36はカーボンブラシで、ブロック状に形
成され、表面には、舌片34の立ち上がりと同じ方向に
傾斜したテーパ面36aが設けられており、裏面には、
凸部36bが突出形成されている。このカーボンブラシ
36は、凸部36bが舌片34の先端に穿設した穴(図
示を省略)に圧入され、押え片35で挟持されることに
より、舌片34の先端に固定される。図1において、3
8は偏平状に形成された焼損防止素子で、下端両側部に
下方に突出した一対の端子39が設けられている。40
は略円筒状に形成されたロータで、前記ブラシ保持部
5、6の取付面5a、6a側から配線プレート部3の穴
8内に矢印e方向に挿入され、図示を省略した軸受部に
より回転自在に軸支されている。
成され、表面には、舌片34の立ち上がりと同じ方向に
傾斜したテーパ面36aが設けられており、裏面には、
凸部36bが突出形成されている。このカーボンブラシ
36は、凸部36bが舌片34の先端に穿設した穴(図
示を省略)に圧入され、押え片35で挟持されることに
より、舌片34の先端に固定される。図1において、3
8は偏平状に形成された焼損防止素子で、下端両側部に
下方に突出した一対の端子39が設けられている。40
は略円筒状に形成されたロータで、前記ブラシ保持部
5、6の取付面5a、6a側から配線プレート部3の穴
8内に矢印e方向に挿入され、図示を省略した軸受部に
より回転自在に軸支されている。
【0014】次に、このように構成された直流モータに
おけるブラシ保持部の組立方法を説明する。一対の給電
ブラシ30を、舌片34の湾曲方向がロータ40の挿入
方向eに合致するようにして、それぞれの切欠き32を
ブラシ保持部5、6のダボ24、26に位置決めさせ
て、ねじ37を給電ブラシ30の穴31に挿通させてめ
くら穴23、25にねじ込むことにより、給電ブラシ3
0をブラシ保持部5、6の取付面5a、6aに取り付け
る。このように取り付けられた給電ブラシ30は、ダボ
24、26に位置決めされて、それぞれの被給電端子部
33、33が、給電ターミナル13、20の給電端子部
16、21に当接して電気的接続がなされる。(図1
中、便宜上、格子縞で表示)
おけるブラシ保持部の組立方法を説明する。一対の給電
ブラシ30を、舌片34の湾曲方向がロータ40の挿入
方向eに合致するようにして、それぞれの切欠き32を
ブラシ保持部5、6のダボ24、26に位置決めさせ
て、ねじ37を給電ブラシ30の穴31に挿通させてめ
くら穴23、25にねじ込むことにより、給電ブラシ3
0をブラシ保持部5、6の取付面5a、6aに取り付け
る。このように取り付けられた給電ブラシ30は、ダボ
24、26に位置決めされて、それぞれの被給電端子部
33、33が、給電ターミナル13、20の給電端子部
16、21に当接して電気的接続がなされる。(図1
中、便宜上、格子縞で表示)
【0015】次に、焼損防止素子38を、その端子39
側から矢印e方向に焼損防止素子固定保持部9の溝10
内に挿入して、嵌合固定する。このように固定された焼
損防止素子38の端子39は、焼損防止素子固定保持部
9を挟むように対向配置された給電ターミナル14、2
0の中継端子部18、22に当接して電気的接続がなさ
れ、溶接で接合される。(図1中、便宜上、格子縞で表
示)このように、給電ブラシ30と給電ターミナル1
3、20および焼損防止素子38と給電ターミナル1
4、20との電気的接続が、給電ブラシ30と焼損防止
素子38のブラシ保持部材2への固定と同時に行われる
ようにしたので、従来のようにリード線等を介してのは
んだ付け等による結線が不要となり、このため、組立作
業が容易となる。
側から矢印e方向に焼損防止素子固定保持部9の溝10
内に挿入して、嵌合固定する。このように固定された焼
損防止素子38の端子39は、焼損防止素子固定保持部
9を挟むように対向配置された給電ターミナル14、2
0の中継端子部18、22に当接して電気的接続がなさ
れ、溶接で接合される。(図1中、便宜上、格子縞で表
示)このように、給電ブラシ30と給電ターミナル1
3、20および焼損防止素子38と給電ターミナル1
4、20との電気的接続が、給電ブラシ30と焼損防止
素子38のブラシ保持部材2への固定と同時に行われる
ようにしたので、従来のようにリード線等を介してのは
んだ付け等による結線が不要となり、このため、組立作
業が容易となる。
【0016】最後に、ロータ40を矢印e方向に沿って
配線プレート3の穴8内に挿入する。このとき、ブラシ
保持部5、6の取付面5a、6aがロータ40の挿入す
る側に位置し、ブラシ30の舌片34の湾曲方向がロー
タ40の挿入する方向eに合致しているので、ロータ4
0は、舌片34に引っかかることがなく、舌片34を撓
ませながら、カーボンブラシ36のテーパ面36aに沿
って、円滑に挿入される。また、舌片34がばね性を有
する部材で形成され、湾曲状に形成されているので、カ
ーボンブラシ36のロータ40周面への押圧力が一定に
保持され、良好な接触圧が得られて、接触不良の発生が
防止される。
配線プレート3の穴8内に挿入する。このとき、ブラシ
保持部5、6の取付面5a、6aがロータ40の挿入す
る側に位置し、ブラシ30の舌片34の湾曲方向がロー
タ40の挿入する方向eに合致しているので、ロータ4
0は、舌片34に引っかかることがなく、舌片34を撓
ませながら、カーボンブラシ36のテーパ面36aに沿
って、円滑に挿入される。また、舌片34がばね性を有
する部材で形成され、湾曲状に形成されているので、カ
ーボンブラシ36のロータ40周面への押圧力が一定に
保持され、良好な接触圧が得られて、接触不良の発生が
防止される。
【0017】なお、本実施例では、焼損防止素子38を
用いて、第3の給電ターミナル20を用いた例を示した
が、焼損防止素子38が不要であれば、第3の給電ター
ミナル20を用いずに、給電ターミナル14の中継端子
部18を配線プレート3内を延設して、第3の給電ター
ミナル20の給電端子部21の替わりとしてもよいこと
は勿論である。
用いて、第3の給電ターミナル20を用いた例を示した
が、焼損防止素子38が不要であれば、第3の給電ター
ミナル20を用いずに、給電ターミナル14の中継端子
部18を配線プレート3内を延設して、第3の給電ター
ミナル20の給電端子部21の替わりとしてもよいこと
は勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラシ保持部と外部端子部とを樹脂で一体形成したので、
部品点数が削減されてコストが低減され、また一体化し
てユニット化したことにより小型化が可能となるととも
に、かしめ等の組立工数が不要となり、組立も容易とな
る。また、給電ターミナルを電源端子部と給電端子部と
が露呈するようにして樹脂に埋設し、ブラシ保持部に、
給電ターミナルの給電端子部に給電ブラシが直接接触す
るような給電ブラシ位置決め手段を設けたので、給電ブ
ラシをブラシ保持部に固定すると同時に、給電ブラシと
給電ターミナルとの電気的接続がなされ、このため、リ
ード線等による結線作業が不要となり、組立性が向上す
る。
ラシ保持部と外部端子部とを樹脂で一体形成したので、
部品点数が削減されてコストが低減され、また一体化し
てユニット化したことにより小型化が可能となるととも
に、かしめ等の組立工数が不要となり、組立も容易とな
る。また、給電ターミナルを電源端子部と給電端子部と
が露呈するようにして樹脂に埋設し、ブラシ保持部に、
給電ターミナルの給電端子部に給電ブラシが直接接触す
るような給電ブラシ位置決め手段を設けたので、給電ブ
ラシをブラシ保持部に固定すると同時に、給電ブラシと
給電ターミナルとの電気的接続がなされ、このため、リ
ード線等による結線作業が不要となり、組立性が向上す
る。
【0019】また、本発明によれば、一方の給電ターミ
ナルの給電端子部の途中を樹脂から露呈させ中継端子部
を構成するとともに、一端が前記中継端子部と対向する
中継端子部を、また、他端が給電端子部をそれぞれ構成
し、これら両端子部が露呈するように樹脂に埋設した第
3の給電ターミナルを備え、これら両給電ターミナルの
中継端子部に焼損防止素子の端子が直接接触するような
焼損防止素子固定用保持部を樹脂に一体形成したので、
焼損防止素子を焼損防止素子固定用保持部に固定する
と、焼損防止素子と給電ターミナルとの電気的接続がな
され、このため、リード線等による結線作業が不要とな
り、組立性が向上する。
ナルの給電端子部の途中を樹脂から露呈させ中継端子部
を構成するとともに、一端が前記中継端子部と対向する
中継端子部を、また、他端が給電端子部をそれぞれ構成
し、これら両端子部が露呈するように樹脂に埋設した第
3の給電ターミナルを備え、これら両給電ターミナルの
中継端子部に焼損防止素子の端子が直接接触するような
焼損防止素子固定用保持部を樹脂に一体形成したので、
焼損防止素子を焼損防止素子固定用保持部に固定する
と、焼損防止素子と給電ターミナルとの電気的接続がな
され、このため、リード線等による結線作業が不要とな
り、組立性が向上する。
【0020】また、本発明によれば、給電ブラシを全体
がばね性を有する部材で形成するとともに、ロータ挿入
方向に湾曲させたので、ロータの挿入時に給電ブラシに
引っかかることがなく、円滑に挿入されるとともに、給
電ブラシのロータ周面への押圧力が一定に保持され、良
好な接触圧が得られて、接触不良の発生が防止される。
がばね性を有する部材で形成するとともに、ロータ挿入
方向に湾曲させたので、ロータの挿入時に給電ブラシに
引っかかることがなく、円滑に挿入されるとともに、給
電ブラシのロータ周面への押圧力が一定に保持され、良
好な接触圧が得られて、接触不良の発生が防止される。
【図1】本発明に係る直流モータにおけるブラシ保持部
の組み立てた状態の構造を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は背面図、(D)は(A)にお
けるID−ID線断面図である。
の組み立てた状態の構造を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は背面図、(D)は(A)にお
けるID−ID線断面図である。
【図2】本発明に係る直流モータにおけるブラシ保持部
の構造を示し、(A)は正面図、(B)は(A)におけ
るIIB−IIB線断面図、(C)はIIC−IIC線
断面図である。
の構造を示し、(A)は正面図、(B)は(A)におけ
るIIB−IIB線断面図、(C)はIIC−IIC線
断面図である。
【図3】本発明に係る直流モータの給電ブラシの構造を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(B)におけるIIIC−IIIC線断面図である。
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(B)におけるIIIC−IIIC線断面図である。
【図4】従来の直流モータにおけるブラシ保持部の構造
を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(A)におけるIVC−IVC線断面図である。
を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(A)におけるIVC−IVC線断面図である。
【図5】従来の直流モータにおけるコネクター部の組立
状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
2 ブラシ保持部材 3 配線プレート部 4 コネクター部 5、6 ブラシ保持部 5a、6a 取付面 9 焼損防止素子固定用保持部 13、14 給電ターミナル 15、17 電源端子部 16、21 給電端子部 18、22 中継端子部 20 第3の給電ターミナル 23、25 めくら穴 24、26 ダボ 30 給電ブラシ 31 穴 32 切欠き 33 被給電端子部 34 舌片 36 カーボンブラシ 38 焼損防止素子 39 端子 40 ロータ
Claims (3)
- 【請求項1】 ロータに摺接する給電ブラシを保持する
一対のブラシ保持部と、一端が電源端子部を構成し、他
端が前記給電ブラシに給電する給電端子部を構成する少
なくとも一対の給電ターミナルと、この給電ターミナル
の電源端子部を保持する外部端子部とを備え、前記ブラ
シ保持部と外部端子部とを樹脂で一体形成するととも
に、前記給電ターミナルを電源端子部と給電端子部とが
露呈するようにして樹脂に埋設し、前記ブラシ保持部
に、給電ターミナルの給電端子部に給電ブラシが直接接
触するような給電ブラシ位置決め手段を設けたことを特
徴とする直流モータにおけるブラシ保持部の構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の直流モータにおいて、前
記一方の給電ターミナルの給電端子部の途中を樹脂から
露呈させ中継端子部を構成するとともに、一端が前記中
継端子部と対向する中継端子部を、また、他端が給電端
子部をそれぞれ構成し、これら両端子部が露呈するよう
に樹脂に埋設した第3の給電ターミナルを備え、これら
両給電ターミナルの中継端子部に焼損防止素子の端子が
直接接触するような焼損防止素子固定用保持部を樹脂に
一体形成したことを特徴とする直流モータにおけるブラ
シ保持部の構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の直流モータにおいて、前
記給電ブラシを全体がばね性を有する部材で形成すると
ともに、ロータ挿入方向に湾曲させたことを特徴とする
直流モータにおけるブラシ保持部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012052A JP2613845B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 直流モータにおけるブラシ保持部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012052A JP2613845B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 直流モータにおけるブラシ保持部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203662A true JPH07203662A (ja) | 1995-08-04 |
JP2613845B2 JP2613845B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=11794837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012052A Expired - Fee Related JP2613845B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 直流モータにおけるブラシ保持部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613845B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008219984A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Asmo Co Ltd | ブラシホルダ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638553U (ja) * | 1979-08-29 | 1981-04-11 | ||
JPH0182650U (ja) * | 1987-11-20 | 1989-06-01 | ||
JP3060869U (ja) * | 1999-01-18 | 1999-09-07 | 宏 大高 | 新聞受け箱 |
-
1994
- 1994-01-10 JP JP6012052A patent/JP2613845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638553U (ja) * | 1979-08-29 | 1981-04-11 | ||
JPH0182650U (ja) * | 1987-11-20 | 1989-06-01 | ||
JP3060869U (ja) * | 1999-01-18 | 1999-09-07 | 宏 大高 | 新聞受け箱 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008219984A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Asmo Co Ltd | ブラシホルダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2613845B2 (ja) | 1997-05-28 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |