JPH07203109A - 画像形成装置の遠隔管理装置 - Google Patents

画像形成装置の遠隔管理装置

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JPH07203109A
JPH07203109A JP5353433A JP35343393A JPH07203109A JP H07203109 A JPH07203109 A JP H07203109A JP 5353433 A JP5353433 A JP 5353433A JP 35343393 A JP35343393 A JP 35343393A JP H07203109 A JPH07203109 A JP H07203109A
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data
image forming
semiconductor memory
forming apparatus
battery
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JP5353433A
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Ikunori Yamaguchi
郁準 山口
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機4 の状態に関するデ−タを収集して半
導体メモリに保持しておき、通信回線を介して中央管理
装置90へ送信する装置1 に於いて、上記半導体メモリの
バックアップ用バッテリの消耗による上記デ−タの消滅
を防止する。 【構成】 半導体メモリのバックアップ用のバッテリの
電源電圧が所定値以下になったことが検出されると、上
記半導体メモリのデ−タを中央管理装置90へ送信する制
御手段を備えた遠隔管理装置1 。及び、上記半導体メモ
リの初期設定状態で複写機4 の識別コ−ドを中央管理装
置90に送信し、該識別コ−ドに対応する複写機4 の状態
デ−タを中央管理装置90から受信し、該受信デ−タを上
記半導体メモリに記憶する制御手段を備えた遠隔管理装
置1 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置を、遠隔地の中央管理装置
で管理できるようにするための遠隔管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置では、常に良好な画像を形成するために、感
光体やトナ−等の交換、及び、各部の調整等の保守点検
が必要である。これらの管理は、定期的にサ−ビスマン
を派遣して行われているとともに、画像形成装置にトラ
ブルが発生してユ−ザ−からの依頼に応じてサ−ビスマ
ンを派遣する際にも行われている。
【0003】しかしながら、画像形成装置の台数の増加
に伴い、サ−ビスマンの手による管理は限界に近づいて
いる。このため、通信回線を利用することで、遠隔地の
中央管理装置により多数の画像形成装置を管理する方式
が開発されている。例えば、特開平2−34864号公
報、特開平3−292046号公報、特開平3−226
768号公報等には、多数のユ−ザ−の複写機等の状態
を、各々通信回線を介して中央管理装置に送信すること
により、各複写機を管理する方式が開示されている。
【0004】ここで、特開平2−34864号公報に
は、所定時間間隔や所定枚数(プリント枚数)間隔で、
プリント装置の状態を中央ステ−ションへ送信するシス
テムが示されている。また、特開平3−292046号
公報には、所定の設定時刻になると複写機等の状態を集
中管理装置へ送信する装置であって、該設定時刻に電源
がオフの場合は送信用のデ−タを保存しておき、次に電
源がオンされた時に上記デ−タを送信する装置が示され
ている。また、特開平3−226768号公報には、画
像形成装置の動作制御用のプログラムを、通信回線を介
して中央管理装置から送信されて来るプログラムで書き
換える装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平2−348
64号公報、特開平3−292046号公報、特開平3
−226768号公報等に示される装置では、画像形成
装置から収集した当該画像形成装置の状態に関するデ−
タを、半導体メモリによって保持している。半導体メモ
リには、フラッシュメモリに代表される不揮発性のメモ
リと、SRAMに代表される揮発性のメモリとがある
が、前者はデ−タの読み書き速度やコストの点で適しな
いため、上記公報の各装置では、後者が用いられてい
る。しかし、揮発性の半導体メモリは、常時、バッテリ
でバックアップする必要があり、バッテリが消耗する
と、保持していたデ−タが消滅して、当該画像形成装置
の管理に支障をきたすという不具合がある。
【0006】本発明は、バックアップ用のバッテリが消
耗する直前に、半導体メモリのデ−タ(画像形成装置の
状態に関するデ−タ)を、中央管理装置に退避させるこ
とを目的とする。また、中央管理装置に退避させておい
たデ−タを、バッテリの交換後に、半導体メモリに書き
込んで復元することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
形成装置の状態を検出する第1の検出手段と、検出され
た状態を記憶するバッテリでバックアップされた半導体
メモリと、所定の条件になると上記半導体メモリの内容
を中央管理装置に送信する第1の制御手段とを設けた画
像形成装置の遠隔管理装置に於いて;上記バッテリの電
源電圧を検出する第2の検出手段と、上記第2の検出手
段の内容が所定値以下に変化したときには上記半導体メ
モリの内容を中央管理装置に送信する第2の制御手段と
を設けたことを特徴とする画像形成装置の遠隔管理装置
である。
【0008】請求項2の発明は、画像形成装置の状態を
検出する第1の検出手段と、検出された状態を記憶する
バッテリでバックアップされた半導体メモリと、所定の
条件になると上記半導体メモリの出力を中央管理装置に
送信する第1の制御手段とを設けた画像形成装置の遠隔
管理装置に於いて;上記半導体メモリの初期設定を指示
する指示手段と、上記指示手段の状態に応じて画像形成
装置の識別コ−ドを中央管理装置に送信する送信手段
と、上記識別コ−ドに対応する画像形成装置の状態デ−
タを中央管理装置から受信する受信手段と、上記受信手
段の出力を上記半導体メモリに記憶させる第2の制御手
段とを設けたことを特徴とする画像形成装置の遠隔管理
装置である。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、第2の検出手段で検出さ
れるバッテリの電源電圧が所定値以下になると、半導体
メモリに記憶されているデ−タ(画像形成装置の状態に
関するデ−タ)が、第2の制御手段によって中央管理装
置に送信される。
【0010】請求項2の発明では、指示手段により初期
設定が指示され、さらに、初期設定時に於いて当該画像
形成装置の識別コ−ドが送信手段により中央管理装置に
送信されると、中央管理装置側から上記識別コ−ドに対
応するデ−タ(当該画像形成装置の状態に関するデ−
タ)が送られて来る。このデ−タが受信手段により受信
されて、第2の制御手段により半導体メモリに書き込ま
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 〔1〕システムの構成 まず、『複写機・デ−タタ−ミナル(DT=遠隔管理装
置)・通信回線網・センタ−(中央管理装置)』から成
るシステムの構成を説明する。
【0012】[1-1] 全体構成 図1はシステムの構成の説明図であり、図2及び図3は
システムの回路構成のブロック図である。このシステム
は、ユ−ザ−側の装置(多数のユ−ザ−の中の1つのユ
−ザ−が例示されている)と、管理者であるセンタ−側
の装置と、これらを接続する通信回線網とから構成され
る。
【0013】ユ−ザ側には、複写機4 と、該複写機4 の
状態に関するデ−タを収集するデ−タタ−ミナル1 と、
該デ−タタ−ミナル1 からの指示に応じて中央管理装置
側のモデム72を呼び出す通信端末装置としての機能を備
えたモデム52と、該モデム52に併設された通常の通話装
置である電話機53とが設けられている。
【0014】管理者であるセンタ−側には、CPU91の
搭載されたコンピュ−タ90と、該コンピュ−タ90からの
指示に応じて指定されたユ−ザ−側のモデム52を呼び出
す通信端末装置としての機能を備えたモデム72と、該モ
デム72に併設された通常の通話装置である電話機73とが
設けられている。また、CPU91には、ハ−ドディスク
97が接続されているとともに、ディスプレィ92、キ−ボ
−ド93、及びプリンタ94が接続されている。
【0015】前記デ−タタ−ミナル1 は、接続されてい
る複写機4 の状態に関する各種のデ−タ(図12のカウ
ントデ−タ及びエレメントデ−タ)を随時取入れて所定
の処理を施してSRAM15に記憶するとともに、該デ−
タをセンタ−側のコンピュ−タ90へ送信する装置であ
る。このセンタ−側への送信は、定期的(所定時間間隔
毎、及び/又は、所定複写枚数毎)に行われている他、
バッテリ電圧の低下等のトラブルが発生した時等にも臨
時に行われる。
【0016】前記センタ−側のコンピュ−タ90では、各
ユ−ザ−のデ−タタ−ミナル1 から各々送られて来るデ
−タがハ−ドディスク97に格納されるとともに、該デ−
タに基づいて、各デ−タタ−ミナル1 に対応する複写機
4 を管理するための処理(コピ−カウント値に基づく料
金計算等)が行われる。また、トラブルに関するデ−タ
が送られて来たときは、サ−ビスマンの派遣予定時刻等
が当該ユ−ザ−宛に返信され、さらに、サ−ビスマンに
対する指示が出力される。
【0017】[1-2] 複写機4 原稿画像を走査して、複写画像を用紙上に形成する装置
である。複写機4 では、画像形成プロセスに影響する各
種のエレメントデ−タ(用紙搬送所要時間,感光体ドラ
ムの表面電位,現像剤中のトナ−濃度,現像バイアス電
圧,感光体上のトナ−付着量,帯電チャ−ジャのグリッ
ド電圧)、及び、各種のトラブルデ−タ(露光ランプ切
れ,定着不良,ヒ−タ切れ,チャ−ジワイヤの異常放
電,その他の保守点検を必要とする異常)が、複写機4
内の各所に配設されている各種のセンサ群46によって検
出され、複写機4 のCPU41に取り入れられて処理され
た後、シリアルI/F43・シリアルI/F13を介して、
デ−タタ−ミナル1 のCPU11へ送信される。
【0018】複写機4 のCPU41では、また、センタ−
側で計算される請求金額の基礎となるカウンタ(用紙排
出回数を示すト−タルカウンタ,用紙サイズ別の使用枚
数を示す用紙サイズ別カウンタ)や、メインテナンス上
の目安となるカウンタ(各箇所毎のJAM回数を示す箇
所別JAMカウンタ,各箇所毎のトラブル回数を示す箇
所別トラブルカウンタ,各部品毎の使用回数を示す部品
別PMカウンタ)の各カウント値が各々計数されて、シ
リアルI/F42・シリアルI/F12を介してデ−タタ−
ミナル1 のCPU11へ送信される。
【0019】また、複写機4 のCPU41には、図4に示
す操作パネル40上に配設されている各種のキ−スイッチ
(複写動作の開始を指令するためのプリントキ−40a ,
数値入力用のテンキ−40b ,入力のクリアやコピ−動作
の停止を指令するためのクリアストップキ−40c ,複数
のファンクションキ−40d 等)や、操作パネル40以外に
配設されている各種のスイッチ(トラブルのリセットを
指令するためのトラブルリセットスイッチ45等)からの
信号が入力され、該入力信号に基づいて、各々対応する
動作/モ−ドの設定が行われる。
【0020】また、CPU41からは、操作パネル40上の
LCD製のグラフィック表示パネル400 を駆動するため
の信号が出力される。グラフィック表示パネル400 に
は、コピ−不可,ペ−パ−やトナ−のエンプティ等の複
写機のコンディションを表示するメッセ−ジブロック40
0xと、複写枚数, 用紙サイズ, 複写濃度, 複写倍率, ク
リエイトの設定状態等の複写時の条件を表示する複写モ
−ドブロック400yと、対話型の操作によって、オ−ト用
紙選択, オ−ト倍率選択, ズ−ム倍率, クリエイト, 複
写濃度等をファンクションキ−群40d との組み合わせ操
作で設定させるためのマルチファンクションブロック40
0zとが設けられている。また、上記メッセ−ジブロック
400xには、複写機4 の状態に応じて各種のメッセ−ジが
表示されるとともに、トラブルが発生すると、デ−タタ
−ミナル1 によって起動されるモデム52の通信状況に応
じたメッセ−ジが、順次、表示される。
【0021】また、CPU41に接続されているRAM44
には、工場出荷時に於いて、複写機4 の機種(モデル)
名やシリアルナンバ−が記憶されており、これらはデ−
タタ−ミナル1 の設置時に、該デ−タタ−ミナル1 のC
PU11からの送信要求に応じて、シリアルI/F42・シ
リアルI/F12を介してCPU11側へ送信される。ま
た、RAM44には、上記の表示用メッセ−ジも格納され
ている。
【0022】[1-3] デ−タタ−ミナル1 接続されている複写機4 のデ−タを取り入れて処理し、
所定の発信条件(定時刻,定枚数,トラブル発生等)が
満たされると、モデム52を起動してセンタ−側との通信
回線を接続させ、上記複写機4 に関する管理用のデ−タ
(エレメントデ−タ,カウントデ−タ, トラブルコ−ド
デ−タ等)を、センタ−のCPU91へ送信等する装置で
ある。
【0023】このため、デ−タタ−ミナル1 のCPU11
は、通信I/F(RS232CI/F)18とモデム52の
通信I/F(RS232CI/F)51を介して、通信端
末装置であるモデム52に接続されており、該モデム52
は、公衆電話回線を介してセンタ−側のモデム72に接続
可能とされている。
【0024】CPU11から通信回線を介してセンタ−側
のCPU91へ送信されるデ−タ(複写機4 の管理用のデ
−タ)の内容は、満たされた発信条件によって定まる。
例えば、トラブル発信の場合は、トラブルの種別等を示
すデ−タ(トラブルデ−タ;SRAM15と時計IC17を
バックアップしているバッテリ電圧の異常低下もトラブ
ルの一種) が送信される。また、設置時の初期設定発信
の場合は、複写機4 の識別デ−タ(機種名,シリアル番
号)や、デ−タタ−ミナル1 の識別デ−タ(DTID)
等が送信される。また、バッテリ交換後のデ−タリスト
ア時には、センタ−のIDと当該デ−タタ−ミナル1 の
IDが送信され、これに応じてセンタ−側から送られて
来るデ−タが受信される。また、定期的に実行される定
時発信や、所定の複写枚数毎に実行される定枚数発信の
場合は、管理用のデ−タが送受信される。
【0025】また、CPU11には、制御プログラムの格
納されたROM14と、識別デ−タやトラブルコ−ドデ−
タ,複写機4 から収集したエレメントデ−タやカウント
デ−タの格納される電池バックアップされたSRAM15
と、電池バックアップされた時計IC17が接続されてい
る。ここで、SRAM15と時計IC17のバッテリ電圧
は、電圧低下検出回路16によって監視されており、検出
電圧値がV1(図10参照)以下になると、その旨の信
号がCPU11に入力される。また、CPU11は、シリア
ルI/F12とシリアルI/F42、シリアルI/F13とシ
リアルI/F43を介して複写機4のCPU41にも接続さ
れており、CPU41側から送信されて来るデ−タを取り
入れ得るようにされている。
【0026】また、CPU11はプッシュスイッチ21と4
個のディップスイッチ(DIP.SW1,DIP.SW
2,DIP.SW3,DIP.SW4)を備えている。
これらについては、後述する。
【0027】[1-4] コンピュ−タ90 CPU91を中心に構成される装置であり、該CPU91に
は、通信端末装置としての機能を備えたモデム72が、モ
デム72の通信I/F(RS232CI/F)71とCPU
91の通信I/F(RS232CI/F)98を介して接続
されている。このセンタ−のコンピュ−タ90により、多
数のユ−ザの複写機4 が各々装着されているデ−タタ−
ミナル1 を介して管理される。
【0028】即ち、各ユ−ザのデ−タタ−ミナル1 から
は、各種のデ−タ(エレメントデ−タ,カウントデ−
タ, トラブルデ−タ等)が、通信回線網を介してモデム
72へ送信されて、モデム72側の通信I/F(RS232
CI/F)71・CPU91側の通信I/F(RS232C
I/F)98を介して、CPU91へ入力される。
【0029】入力されたデ−タは、CPU91で処理され
る。即ち、当該複写機の管理用デ−タが作成されて、ハ
−ドディスク97の当該複写機用のエリアに図13の如く
記録される。また、月末には、受信されたデ−タに基づ
いて請求金額が計算され、請求書がプリントアウトされ
る。また、定時の通信時には、次回の定時発信時刻デ−
タ及び更新パスワ−ドが当該デ−タタ−ミナルへ送信さ
れる。また、トラブル発信による通信時には、サ−ビス
マンの訪問予定時刻が決定されて当該デ−タタ−ミナル
へ返信されるとともに、サ−ビスマンに対する指示(訪
問日時刻,携帯すべき部品等)が出力される。
【0030】〔2〕システムの制御 次に、本システムの制御を、CPU41での処理とCPU
11での処理に即して説明する。なお、以下の説明中で
『オンエッジ』とは、スイッチ・センサ・信号等の状態
がオフ状態からオン状態へ変化したときの状態変化をい
うと定義し、『オフエッジ』とは、スイッチ・センサ・
信号等の状態がオン状態からオフ状態へ変化したときの
状態変化をいうと定義する。
【0031】[2-1] 複写機4 のCPU41での処理 複写機4 のCPU41では、図5のフロ−チャ−トに示す
処理が実行される。CPU41では、例えば、電源の投入
によって処理がスタ−トされ、まず、メモリのクリア、
標準モ−ドの設定等の初期設定が行われる(S41) 。次
に、ステップS42 以降のル−プ処理が繰り返して実行さ
れる。
【0032】ステップS42 は、各種の入力信号の受付け
処理を、一括して示すステップである。入力信号とは、
例えば、操作パネル40上のキ−スイッチ、複写機内の各
所のトラブルセンサ等のセンサからの入力信号、或い
は、CPU11側からの入力信号である。また、ステップ
S43 は、図4の操作パネル40上のグラフィック表示パネ
ル400 への表示処理を一括して示すステップである。
【0033】また、複写機4 がコピ−動作中であれば(S
44;YES) 、コピ−動作に必要な各種の処理が順に実行さ
れる(S45) 。このステップS45は、コピ−動作に必要な
処理を一括して示すステップであり、これには、給紙制
御,走査制御,感光体ドラム制御,現像器制御等の各種
作動部の制御が含まれる。また、1枚の用紙の排出が完
了する毎に、前記各エレメントデ−タと前記各カウント
値がデ−タタ−ミナル1 のCPU11へ送信される。
【0034】一方、JAM、その他のトラブル(露光ラ
ンプ切れ,定着不良,ヒ−タ切れ,チャ−ジワイヤの異
常放電等)が発生した場合には(S46;YES) 、デ−タタ−
ミナル1 のCPU11に対して、上記トラブル等に対応す
るトラブルコ−ドが送信される(S47) 。これにより、C
PU11では、トラブル発信が行われる。また、トラブル
に対応する表示が行われる(S48) 。
【0035】まず、『トラブルが発生しました』という
メッセ−ジが表示される。次に、デ−タタ−ミナル1 に
よってモデム52が起動されると『サ−ビスセンタ−へ自
動発信します』というメッセ−ジが表示される。また、
センタ−のモデム72との通信回線が接続されて、デ−タ
タ−ミナル1 のCPU11とセンタ−のCPU91とが接続
されると『只今、サ−ビスセンタ−とオンライン中で
す』というメッセ−ジが表示される。次にセンタ−のC
PU91との通信によってサ−ビスマンの到着予定時刻等
のサ−ビスデ−タが受信されると、受信されたデ−タに
対応する表示、例えば『サ−ビスマンは**時**分
頃、到着予定です。お待ち下さい』というメッセ−ジが
表示される。
【0036】また、修理等が行われて、サ−ビスマン等
によりトラブルリセットスイッチ45が操作されると(S4
9;YES) 、トラブルリセット信号がCPU11側へ送信さ
れる(S50) 。これに対応して、CPU11では、トラブル
回復発信が行われて、センタ−に対して、トラブルが回
復した旨の送信が行われる。また、トラブルリセット後
には、メッセ−ジブロック400xの表示は通常の表示に戻
される。
【0037】[2-2] デ−タタ−ミナル1 のCPU11での
処理 デ−タタ−ミナル1 のCPU11では、図6〜図9のフロ
−チャ−トに示す処理が実行される。
【0038】[2-2-1] 初期設定処理 電源がオンされた時に、ディップスイッチDIP.SW
4がオンされている場合は初期設定モ−ドであるため(S
11;YES) 、初期設定が行われる(S12) 。この初期設定処
理(S12) では、図11のように、3個のディップスイッ
チDIP.SW1,DIP.SW2,DIP.SW3の
オン/オフ状態に応じて、各々異なる処理モ−ドが設定
される。
【0039】まず、DIP.SW1,DIP.SW2,
DIP.SW3が、順に、オン・オフ・オフであれば、
メモリ初期化モ−ドになり、SRAM15の全てに「1」
が書き込まれる。この状態で、一旦、電源をオフする。
なお、SRAM15はバッテリでバックアップされている
ため、バッテリが正常であれば、電源オフ後も上記デ−
タ「1」は保持される。
【0040】また、DIP.SW1,DIP.SW2,
DIP.SW3を、順に、オフ・オフ・オンに切り換え
て電源を立ち上げると、デ−タタ−ミナルのIDの入力
モ−ドになる。このモ−ドで、テンキ−40b により数値
を入力して(S81) 、その後にプリントキ−40a をオンす
ると(S82;YES) 、テンキ−40b により入力されて一時的
に保持されていた数値がデ−タタ−ミナルのIDとして
確定されて、SRAM15に格納される(S84) 。この状態
で、一旦、電源をオフする。なお、SRAM15はバッテ
リでバックアップされているため、バッテリが正常であ
れば、電源オフ後も上記デ−タタ−ミナルのIDは保持
される。
【0041】また、DIP.SW1,DIP.SW2,
DIP.SW3を、順に、オフ・オン・オフに切り換え
て電源を立ち上げると、センタ−のIDの入力モ−ドに
なる。このモ−ドで、テンキ−40b により数値を入力し
て(S81) 、その後にプリントキ−40a をオンすると(S8
2;YES) 、テンキ−40b により入力されて一時的に保持
されていた数値がセンタ−のIDとして確定されて、S
RAM15に格納される(S85) 。この状態で、一旦、電源
をオフする。なお、SRAM15はバッテリでバックアッ
プされているため、バッテリが正常であれば、電源オフ
後も上記センタ−のIDは保持される。
【0042】また、DIP.SW1,DIP.SW2,
DIP.SW3を、順に、オフ・オン・オンに切り換え
て電源を立ち上げると、センタ−の電話番号の入力モ−
ドになる。このモ−ドで、テンキ−40b により数値を入
力して(S81) 、その後にプリントキ−40a をオンすると
(S82;YES) 、テンキ−40b により入力されて一時的に保
持されていた数値がセンタ−の電話番号として確定され
て、SRAM15に格納される(S86) 。この状態で、一
旦、電源をオフする。なお、SRAM15はバッテリでバ
ックアップされているため、バッテリが正常であれば、
電源オフ後も上記センタ−の電話番号は保持される。こ
うして、デ−タタ−ミナルのID、センタ−のID、セ
ンタ−の電話番号がSRAM15に格納される。
【0043】次に、DIP.SW1,DIP.SW2,
DIP.SW3を、順に、オン・オン・オフに切り換え
て電源を立ち上げると、SRAM15へのデ−タのリスト
アモ−ドになる。このモ−ドは、バッテリの交換後に於
いてSRAM15のデ−タを復元する際に使用されるモ−
ドであり、センタ−側からデ−タ(当該複写機の状態に
関するデ−タ等)が送信されて来て、SRAM15に格納
される。
【0044】即ち、SRAM15へのデ−タのリストアモ
−ドでは、まず、モデム52が起動されてセンタ−が呼び
出され(S71) 、次に、センタ−側との通信回線が接続さ
れると(S72;YES) 、センタ−のIDが送信される(S73)
。このセンタ−のIDが正しい場合は(S74;NO)、当該
デ−タタ−ミナルのID(DTID)が送信される(S7
5) 。このDTIDに基づいて、センタ−のCPU91
は、ハ−ドディスク97内の当該DTIDに対応するエリ
アのデ−タ(当該複写機の各カウントデ−タ, 各エレメ
ントデ−タ, 発信間隔や発信日時のデ−タ, 何枚目毎に
エレメントデ−タを送信するかを規定するデ−タ, 各エ
レメントデ−タの警告発信用の閾値/ハ−ドディスク97
内には、各デ−タタ−ミナルから送信されて来るデ−タ
が各々図13のフォ−マットで格納されており、DTI
Dに基づいて読み出し/書き込みできるようにされてい
る)を読み出し、当該デ−タタ−ミナルに対して送信す
る。
【0045】デ−タタ−ミナル1 のCPU11は、センタ
−側からの上記デ−タが受信されると(S76;YES) 、該デ
−タをSRAM15に格納する(S77) 。こうして、センタ
−からの送信デ−タにより、SRAM15のデ−タが復元
される。なお、上記の回線接続処理に於いて、所定時間
内にセンタ−側との通信回線が接続されない場合(S72;N
O,and,S72a;yes) 、又は、送信したセンタ−IDが正し
くない場合(S74;YES) 、又は、所定時間内にセンタ−側
からのデ−タが受信されない場合(S76;NO,and,S76a;ye
s) は、操作パネル40の表示部400xに、エラ−メッセ−
ジが表示される(S78) 。
【0046】[2-2-2] 通常の処理 一方、電源がオンされた時に、ディップスイッチDI
P.SW4がオフであれば、初期設定モ−ドではないた
め(S11;NO)、ステップS13 〜S22 の各処理が実行され
る。
【0047】カウントデ−タ受信処理(S13) では、複写
機4 での用紙の排出毎に送信されて来るカウントデ−タ
が受信されて、SRAM15に格納される。また、エレメ
ントデ−タについても同様に受信される(S14) 。エレメ
ントデ−タの場合には、エレメントデ−タ処理(S15) に
より、各エレメントデ−タの平均値と分散が演算され
て、SRAM15に格納される。なお、所定時間内に複写
機4 側からデ−タが送信されて来ないときは、ステップ
S16 のトラブル発信判定処理により、CPU41からトラ
ブルコ−ドが送られて来たか否か判定される。
【0048】ステップS16 のトラブル発信判定では、複
写機4 でトラブルが発生したか否か判定されるととも
に、SRAM15と時計IC17のバッテリ電圧を監視して
いる電圧低下検出回路16から、電圧が異常低下した旨の
信号が入力されたか否か判定される。異常低下した場合
にはトラブルフラグが立てられる。また、トラブル発信
が行われる。なお、バッテリ電圧の異常低下は、図10
のV1で検出され、同図のV2以下に低下した場合に
は、SRAM15内のデ−タが不定となって誤デ−タが送
信される恐れがあるため、トラブル発信は行われない。
【0049】ステップS17 の定時発信判定では、時計I
C17の現在時刻デ−タと、SRAM15に格納されている
発信時刻デ−タが比較され、定時発信を行うべきか否か
判定される。ステップS18 の定枚数発信判定では、ステ
ップS13 で受信したト−タルカウント値と、SRAM15
に格納されている発信枚数デ−タが比較され、定枚数発
信を行うべきか否か判定される。ステップS19 の警告発
信判定では、ステップS15 で処理された各エレメントデ
−タの平均値と分散の和が所定の閾値を越えたか否か、
即ち、警告発信が必要であるか否か判定される。ステッ
プS20 のマニュアル発信判定では、プッシュスイッチ21
が押されたか否か、即ち、マニュアル発信要求の有無が
判定される。ステップS21 のPM発信判定では、部品交
換の後、PMカウンタがリセットされたか否か判定され
る。
【0050】また、ステップS22 のデ−タ送受信では、
モデム52が起動されてセンタ−側モデム72との通信回線
が接続された後に、図9の如くセンタ−側との通信が行
われて、デ−タが送受信される。なお、センタ−側との
通信回線の接続は、前記初期設定処理中のステップS71
〜S75 と同様にして行われる。
【0051】図9のデ−タ送受信は、次のように行われ
る。例えば、トラブル発信の場合であれば(S101;YES)、
トラブルの種別を示すトラブルコ−ド(例えば、バッテ
リ電圧の異常低下に対応するコ−ド)、各カウントデ−
タ、及び、各エレメントデ−タがセンタ−へ送信される
(S101a) 。センタ−のコンピュ−タ90は、これらのデ−
タをハ−ドディスク97の当該IDで示されるエリアに図
13の如く格納する。その後、センタ−からのサ−ビス
デ−タ(サ−ビスマンの到着予定時刻等のデ−タ)が受
信される(S101a) 。
【0052】また、警告発信の場合は(S102;YES)、警告
デ−タが送信され(S102a) 、PM発信の場合は(S103;YE
S)、PMデ−タが送信される(S103a) 。また、定時発信
の場合であれば(S104;YES)、各カウントデ−タと各エレ
メントデ−タがセンタ−へ送信される(S104a) 。また、
次回の発信日時と警告発信用の閾値とが受信されて(S10
4b) 、SRAM15に書き込まれる。また、定枚数発信の
場合であれば(S105;YES)、各カウントデ−タと各エレメ
ントデ−タがセンタ−へ送信される(S105a) 。また、次
回の発信枚数と警告発信用の閾値とが受信されて(S105
b) 、SRAM15に書き込まれる。また、マニュアル発
信の場合であれば(S106;YES)、SRAM15内の全てのデ
−タが、センタ−へ送信される(S106a) 。
【0053】このようにして、SRAM15内には、図1
2に示すデ−タ(ト−タルカウント値,用紙サイズ別カ
ウント値,箇所別ジャムカウント値,箇所別トラブルカ
ウント値,部品別PMカウント値,用紙搬送所要時間,
感光体の表面電位,現像剤中のトナ−濃度,現像バイア
ス電圧,感光体上のトナ−付着量,帯電チャ−ジャのグ
リッド電圧)の他、センタ−から指定されたデ−タ(定
期的にカウントデ−タとエレメントデ−タを発信するた
めの発信間隔に関するデ−タ,発信日時,何枚目毎にエ
レメントデ−タを発信するかを規定するデ−タ,警告発
信の閾値デ−タ等)が格納され、また、前述の如く、セ
ンタ−のIDと電話番号、及び、当該デ−タタ−ミナル
のIDも格納される。
【0054】
【発明の効果】以上、請求項1の発明では、メモリをバ
ックアップしているバッテリの電源電圧が所定値以下に
なると、メモリ内のデ−タ(画像形成装置の状態に関す
るデ−タ)が中央管理装置に送信されて退避されるた
め、デ−タが消滅しない。また、請求項2の発明では、
識別コ−ドを中央管理装置に送信することで、該中央管
理装置に退避されているデ−タを受信して、メモリに書
き込むことができるため、バックアップ用のバッテリの
消耗によりメモリのデ−タが消えた場合でも、該デ−タ
を復元できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置が使用されるシステムの構成図。
【図2】実施例装置が使用されるシステムのブロック図
の一部。
【図3】実施例装置が使用されるシステムのブロック図
の残部。
【図4】実施例装置が接続される複写機の操作パネルを
示す説明図。
【図5】上記複写機のCPUでの処理を示すフロ−チャ
−ト。
【図6】実施例装置のCPUでの処理を示すフロ−チャ
−ト。
【図7】図6のフロ−チャ−ト中の初期設定処理で実行
される処理の一部を説明するフロ−チャ−ト。
【図8】図6のフロ−チャ−ト中の初期設定処理で実行
される処理の残部を説明するフロ−チャ−ト。
【図9】図6のフロ−チャ−ト中のデ−タ送受信処理で
実行される処理を説明するフロ−チャ−ト。
【図10】バッテリ−電圧の低下を検出する値を示す説
明図。
【図11】各ディップスイッチの状態と処理の対応を示
す説明図。
【図12】カウントデ−タ及びエレメントデ−タの種類
を示す説明図。
【図13】センタ−側のハ−ドディスクに保存されるデ
−タを示す説明図。
【符号の説明】
1 デ−タタ−ミナル 4 複写機 11 デ−タタ−ミナルのCPU 16 バッテリ電圧低下検出部 41 複写機のCPU 52 モデム(ユ−ザ−側) 72 モデム(センタ−側) 90 コンピュ−タ(センタ−側) 91 センタ−のCPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の状態を検出する第1の検
    出手段と、検出された状態を記憶するバッテリでバック
    アップされた半導体メモリと、所定の条件になると上記
    半導体メモリの内容を中央管理装置に送信する第1の制
    御手段と、を設けた画像形成装置の遠隔管理装置に於い
    て、 上記バッテリの電源電圧を検出する第2の検出手段と、 上記第2の検出手段の内容が所定値以下に変化したとき
    には、上記半導体メモリの内容を中央管理装置に送信す
    る第2の制御手段と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置の遠隔管理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置の状態を検出する第1の検
    出手段と、検出された状態を記憶するバッテリでバック
    アップされた半導体メモリと、所定の条件になると上記
    半導体メモリの出力を中央管理装置に送信する第1の制
    御手段と、を設けた画像形成装置の遠隔管理装置に於い
    て、 上記半導体メモリの初期設定を指示する指示手段と、 上記指示手段の状態に応じて画像形成装置の識別コ−ド
    を中央管理装置に送信する送信手段と、 上記識別コ−ドに対応する画像形成装置の状態デ−タを
    中央管理装置から受信する受信手段と、 上記受信手段の出力を上記半導体メモリに記憶させる第
    2の制御手段と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置の遠隔管理装
    置。
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