JPH0720258Y2 - 屋根化粧構造 - Google Patents

屋根化粧構造

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JPH0720258Y2
JPH0720258Y2 JP1987117686U JP11768687U JPH0720258Y2 JP H0720258 Y2 JPH0720258 Y2 JP H0720258Y2 JP 1987117686 U JP1987117686 U JP 1987117686U JP 11768687 U JP11768687 U JP 11768687U JP H0720258 Y2 JPH0720258 Y2 JP H0720258Y2
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JP
Japan
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roof
decorative sheet
decorative
sheet
makeup
Prior art date
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JP1987117686U
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JPS6424222U (ja
Inventor
隆 佛田
光 加納
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Mitsuboshi Belting Ltd
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Takiron Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄筋コンクリート等で建築されたマンション
等の屋根化粧構造に関する。
〔従来の技術〕
近頃の鉄筋コンクリート製マンション等は、美観を高め
るために、その屋根を勾配の緩やかな寄棟風の勾配屋根
にしたり、屋根回りに軒を設けたりすることが多い。こ
のような勾配屋根等を設ける場合は、第6図のように、
コンクリート地101の表面に防水シート102を接着し、そ
の上に化粧シート103を接着して防水化粧仕上げするの
が普通である。しかしながら、これまでは化粧シート10
3として表面に砂粒104を埋設したアスファルトシート
(アスファルトシングル)を使用していたため、次のよ
うな問題があった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
即ち、上記の化粧シート103は熱伸縮が激しいため、日
中の輻射熱と夜間の冷却の繰り返しによって界面剥離を
おこし、第6図に示すように大きな膨らみを生じて美観
を損なうという問題があった。しかも、太陽光線や風雨
にさらされてアスファルトが劣化すると、表面の砂粒10
4がこぼれ落ち、そのマンションの室内や付近の住宅に
吹き込むという問題があった。また、上記の化粧シート
103は比較的剛性が高く曲げにくい上、熱融着もできな
いため、どうしても化粧シート103相互の重合接続部分
に隙間105を生じ易く、そこから雨水が侵入したり、め
くれたりするという問題もあった。更に上記化粧シート
103は、砂粒を埋設した表面に塵埃が付着しやすく、付
着した塵埃が雨水と共に流去しにくいため、汚れやすい
という問題もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、本考案の屋根化粧構造
は、屋根の化粧を施すべき箇所に防水シートを介して軟
質のガラス繊維入り合成樹脂化粧シートを貼り付けたも
のであって、前記の化粧シートが軟質熱可塑性樹脂のペ
レットを焼結一体としてプレスにより凹凸模様群を形成
した表面層を備え、該凹凸模様群の凸部の表面が粒状起
伏面となっていることを特徴としている。
〔考案の作用〕
本考案の屋根化粧構造によれば、貼り合わせる化粧シー
トがガラス繊維の入った合成樹脂シートであるから、温
度変化に対する寸法安定性に優れており、従って化粧シ
ートの熱膨張による界面剥離や膨れを生じる心配は殆ど
ない。しかも、この化粧シートには砂粒等が一切埋設さ
れていないので、従来のように砂粒がこぼれ落ちること
もない。また、軟質の合成樹脂シートであるから、取り
扱いや貼り付け作業が良好で重合接続部分を隙間なく接
着することができ、必要に応じて重合接続部分を熱融着
することもできる。更に、この化粧シートは、軟質熱可
塑性樹脂のペレットを焼結一体としてプレスにより凹凸
模様群を形成した表面層を備え、該凹凸模様群の凸部の
表面が粒状起伏面となっているシートであるから、粒状
起伏面の窪み部分が丸みを持った比較的なだらかな凹曲
面で、そこに付着する塵埃が雨水と共に流去しやすく、
汚れを生じにくいものであり、美麗で深みと落ち着きの
ある外観を呈する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の屋根化粧構造の一実施例を示す概略外
観図、第2図はその一部拡大部分断面図である。即ち、
この実施例は、鉄筋コンクリートの高層マンション等の
寄棟風の勾配屋根に化粧を施す場合を例示したもので、
勾配屋根のコンクリート地1の表面に合成樹脂の防水シ
ート2を接着し、その上に多数枚の軟質のガラス繊維入
り合成樹脂化粧シート3を端縁で重合接続して接着した
構造となっている。
この化粧シート3は、第4図に示すように、表面層31と
ガラス繊維層(ガラス不織布)32と裏打層33を有する三
層構造のガラス繊維入り合成樹脂シートで、表面層31に
は雨水の流れを考慮して第4図に示すような縦縞凹凸模
様群34を上列に3群、下列に半ピッチずらせて3群、合
計6群形成し、立体感と意匠性を付与している。この表
面層31は、例えば軟質ポリ塩化ビニル等の軟質熱可塑性
樹脂のペレットを焼結一体としてプレスにより縦縞凹凸
模様群34を成形したもので、第4図に示すように、縦縞
凹凸模様群34の各凸部34aの表面が粒状起伏面34bとなっ
ているため、深みと落ち着きのある外観を呈する。しか
も、この粒状起伏面34bの窪み部分は丸みを持った比較
的なだらかな凹曲面で、そこに付着する塵埃が雨水と共
に流去し易いため、汚れを生じにくい。一方、ガラス繊
維層32はガラス不織布を15〜120g/m2程度の量的割合で
使用でき、好ましくは30〜70g/m2である。120g/m2より
多い場合は、化粧シート3の柔軟性が低下することと、
このガラス繊維層で剥離するおそれがあり、15g/m2より
少ない場合は化粧シート3の熱伸縮に対する寸法安定性
が低下するといった弊害を生じる。また、裏打層33は表
面層31と同様の軟質熱可塑性合成樹脂、又は表面層31と
の親和性や接着性が良好な軟質熱可塑性合成樹脂で形成
される。この裏打層33及び前記表面層33には、難燃性を
向上させるために難燃剤を適量配合することが好まし
く、また前記表面層31の表面には、耐候性を高めるため
にアクリル系樹脂コーティング剤等でコーティング層を
形成するのが好ましい。
この化粧シート3は、第3図に示すように隣接する二
辺、即ち上辺と左辺に重ね代35,36を有し、上辺の重ね
代35には、化粧シートの重合接続を容易且つ正確に行う
ためのL形目印線37と三本の横一文字形目印線38を、ま
た左辺の重ね代36には縦一文字形目印線39をそれぞれ形
成してある。従って、前記防水シート2の上に化粧シー
ト3を貼り付ける作業は、この目印線37,38,39を利用し
て次の要領で行われる。
即ち、左右に隣接する化粧シート3,3aについては、右隣
の化粧シート3の左辺の重ね代36の上に、左隣の化粧シ
ート3aの右辺を目印線39のところまで重ね合わせた状態
で貼り付ける。一方、上下に隣接する化粧シート3,3bに
ついては、下側の化粧シート3のL形目印線37に基づい
て上側の化粧シート3bを右方向に1/3ピッチずらせた状
態で、下側の化粧シート3の上辺の重ね代35に上側の化
粧シート3bの下辺を目印線37,38のところまで重ね合わ
せて貼り付ける。
このようにして化粧シート3を上下左右に重合接続した
状態でコンクリート地1表面の防水シート2の上に貼り
付けると、縦縞凹凸模様群34が貼付け面全体にわたって
千鳥状に配列した美麗な立体感のある化粧面が形成され
る。しかも、各化粧シート3の重合接続部分は、第2図
に拡大示するように軟質化粧シート3の良好な撓み性に
よって隙間なく接着することができるため、重合接続部
分からの雨水の吹き込み等の心配がなくなり、また必要
とあらばこの重合接続部分を熱融着してシート剥離の恐
れを完全になくすこともできる。その上、この化粧シー
ト3はガラス繊維層32を含む熱伸縮の小さなシートであ
るため、昼夜の温度変化や四季の温度変化により界面剥
離して大きな膨れを生じることがなく、また、この化粧
シートには砂粒等が一切埋設されていないので、従来の
ように砂粒がこぼれ落ちることもない。
尚、上記化粧シート3の寸法については特に制限はない
が、取扱い性や施工性の観点からすれば、縦寸法Hを90
0mm前後、横寸法Wを1800mm前後、全体を厚み寸法Tを
2.7mm前後、縦縞凹凸模様群の凸部の厚み寸法tを1.4mm
前後に設定するのが好ましく、また着色についてはモス
グリーンやダークグリーンのような落ち着きのある色に
着色するのが好ましい。
以上、寄棟風の勾配屋根に化粧を施す場合を例によって
本考案の屋根化粧構造を説明したが、その他、第5図に
示すように鉄筋コンクリート製マンションの屋上周囲に
形成された軒部4を化粧する場合等にも勿論適用される
ものである。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の屋根化粧構造
によれば、施工が簡単で化粧シートの重合接続部分を雨
水が吹き込まないよう隙間なく接着することができ、熱
膨張による化粧シートの膨れを防止することもできるよ
うになり、また、従来みられた砂粒落下の被害を受ける
こともなくなり、塵埃付着による汚れも殆どないため美
麗で立体感のある屋根化粧を施すことができるといった
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の屋根化粧構造の一実施例を示す概略外
観図、第2図はその一部拡大部分断面図、第3図は本考
案に使用する化粧シートの平面図、第4図は同シートの
端部拡大部分断面図、第5図は本考案屋根化粧構造の部
分断面図、第6図は従来の屋根化粧構造の一部拡大部分
断面図である。 1……コンクリート地、2……防水シート、3……軟質
のガラス繊維入り合成樹脂化粧シート、4……軒部、31
……表面層、32……ガラス繊維層、33……裏打層、34…
…縦縞凹凸模様群、35,36……重ね代、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−61333(JP,U) 実開 昭59−106934(JP,U) 実開 昭63−34220(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根の化粧を施すべき箇所に防水シートを
    介して軟質のガラス繊維入り合成樹脂化粧シートを貼り
    付けた屋根化粧構造であって、前記化粧シートは軟質熱
    可塑性樹脂のペレットを焼結一体としてプレスにより凹
    凸模様群を形成した表面層を備え、該凹凸模様群の凸部
    の表面が粒状起伏面となっていることを特徴とする屋根
    化粧構造。
JP1987117686U 1987-07-30 1987-07-30 屋根化粧構造 Expired - Lifetime JPH0720258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987117686U JPH0720258Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 屋根化粧構造

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JP1987117686U JPH0720258Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 屋根化粧構造

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Publication Number Publication Date
JPS6424222U JPS6424222U (ja) 1989-02-09
JPH0720258Y2 true JPH0720258Y2 (ja) 1995-05-15

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JP2006193998A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Uesuto:Kk 積層屋根瓦
JP2014034835A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Kawakami Sangyo Co Ltd コンクリート用養生シート

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JPS58526Y2 (ja) * 1979-10-18 1983-01-06 ロンシール工業株式会社 鉄道車輛用屋根仕上材
JPS59106934U (ja) * 1983-01-08 1984-07-18 佐藤 新太郎 パネル敷屋根葺き構造

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